JPH10110749A - 一方向性クラッチ - Google Patents

一方向性クラッチ

Info

Publication number
JPH10110749A
JPH10110749A JP8283137A JP28313796A JPH10110749A JP H10110749 A JPH10110749 A JP H10110749A JP 8283137 A JP8283137 A JP 8283137A JP 28313796 A JP28313796 A JP 28313796A JP H10110749 A JPH10110749 A JP H10110749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring member
inner ring
peripheral surface
outer ring
way clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8283137A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Iiyama
俊男 飯山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Origin Electric Co Ltd filed Critical Origin Electric Co Ltd
Priority to JP8283137A priority Critical patent/JPH10110749A/ja
Publication of JPH10110749A publication Critical patent/JPH10110749A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】内輪側と外輪側の二つの部品に分けて取り扱う
ことが可能で、ラジアル荷重に対して滑り軸受機能をも
行うことができ、また量産に適し、コストの低減を図れ
る一方向性クラッチを提供すること。 【構成】内輪部材1と外輪部材2の双方がある方向に対
しては相対的に回転し、逆方向に対しては連結されて一
緒に回転する一方向性クラッチにおいて、内輪部材1は
円筒ころ部材又は玉部材3及びバネ部材5を収納するポ
ケット1aをその外周面に沿ってほぼ一定間隔毎に複数
個備え、前記ポケットは内輪部材1の外周面に沿ったポ
ケット開口の幅が前記円筒ころ部材又は玉部材の直径よ
りも小さいことを特徴とする一方向性クラッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は,外輪部材と内輪部材
の双方がある方向に対しては相対的に回転し、逆方向に
対しては連結されて一緒に回転する一方向性クラッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に複写機、プリンタ、あるいはフ
ァクシミリ装置などの電子情報機器においては、紙の送
り機構などに一方向性クラッチを備えて、所望の方向の
みに紙送りを行う機構になっている。
【0003】 比較的簡単な構成のこのような従来の一
方向性クラッチとして、図5に開示されたものがある。
その一方向性クラッチは、ほぼ90度の間隔で形成され
た4個の切り欠き部1a’をもつ一般的な内輪部材1
と、外輪部材2と、内輪部材1の前記4個の切り欠き部
1a’それぞれに配設された円筒ころ部材3と、内輪部
材1の両側面のそれぞれに溶接などで固定されたシール
ド板4と、それぞれの円筒ころ部材3の即応性を高める
ためのバネ部材5とから構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、このような
構造をもつ一般的な一方向性クラッチは、内輪部材と外
輪部材を分離すると円筒ころ部材やバネ部材がばらばら
になってしまうので、組み立て時又はその後に内輪側と
外輪側の二つの部品に分けて取り扱うことが難しく、ま
たシールド板の溶接などの固定工数がかかるばかりでな
く、部品点数が多いために組み立て工数、部品代などで
コストが高くなってしまうという欠点があった。
【0005】 さらに、従来の構造ではラジアル方向の
負荷、つまりラジアル荷重に対して正常な動作を維持す
るのは難しいという問題があった。例えば、あるレベル
以上のラジアル荷重がかかった場合、内輪部材1の外周
面と外輪部材2の内周面とが接触を生じ、摩擦力が大き
くなって正常な動作ができなくなってしまうという欠点
がある。
【0006】 本発明はこのような従来の問題点を解決
し,リテーナ部材及びシールド板を除去する構造なが
ら、内輪部材又は外輪部材のポケット内に円筒ころ部材
又は玉部材を保持することができ、内輪側と外輪側の二
つの部品に分けて取り扱うことが可能な一方向性クラッ
チ、及び含油焼結金属材料からなる内輪部材と外輪部材
とが僅かな間隙を介して対向する内輪外周面と外輪内周
面をもつことにより、ラジアル荷重に対して滑り軸受機
能をも同時に行える一方向性クラッチを提供することを
目的としている。
【0007】
【問題を解決するための手段】 前述のような問題を解
決するため,第1の発明は、外輪部材と内輪部材の双方
がある方向に対しては相対的に回転し、逆方向に対して
は連結されて一緒に回転する一方向性クラッチにおい
て、前記内輪部材は円筒ころ部材又は玉部材及びバネ部
材を収納するポケットをその外周面に沿ってほぼ一定間
隔毎に複数個備え、前記ポケットは前記内輪部材の外周
面に沿ったポケット開口の幅Wが前記円筒ころ部材又は
玉部材の直径Dよりも小さいことを特徴とする一方向性
クラッチを提供するものである。
【0008】 前述のような問題を解決するため,第2
の発明は、請求項1において、前記内輪部材の一方の側
面側が壁になっており、該壁の外周面は円筒状であって
僅かな間隙と介して前記外輪部材の内周面に対面し、あ
る放射方向加重に対しては前記外輪部材の内周面と前記
内輪部材の前記壁の外周面とが滑りを行うことを特徴と
する一方向性クラッチを提供するものである。
【0009】 前述のような問題を解決するため,第3
の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかにおいて、
前記内輪部材の前記ポケットは一方の側面側が開いてお
り、前記内輪部材の円筒状内面に外面が嵌合される第1
のスリーブ部分と、該第1のスリーブ部分と一体的でそ
れよりも外径が大きくかつ前記ポケットの開いた側面部
分に適合して前記円筒ころ部材又は玉部材の脱落を防ぐ
第2のスリーブ部分とからなるスリーブを前記内輪部材
に固着組み合わせたことを特徴とする一方向性クラッチ
を提供するものである。
【0010】 前述のような問題を解決するため,第4
の発明は、請求項3において、前記スリーブの前記第2
のスリーブ部分の外周周面は円筒状であって僅かな間隙
と介して前記外輪部材の内周面に対面し、ある放射方向
加重に対しては前記外輪部材の内周面と前記第2のスリ
ーブ部分の外周面とが滑りを行うことを特徴とする一方
向性クラッチを提供するものである。
【0011】 前述のような問題を解決するため,第5
の発明は、外輪部材と内輪部材の双方がある方向に対し
ては相対的に回転し、逆方向に対しては連結されて一緒
に回転する一方向性クラッチにおいて、前記外輪部材は
円筒ころ部材又は玉部材及びバネ部材を収納するポケッ
トをその内周面に沿ってほぼ一定間隔毎に複数個備え、
前記ポケットは前記外輪部材の内周面に沿ったポケット
入口の幅が前記円筒ころ部材又は玉部材の直径よりも小
さいことを特徴とする一方向性クラッチを提供するもの
である。
【0012】 前述のような問題を解決するため,第6
の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかにおい
て、前記外輪部材と内径が同一で外径が異なる他の外輪
部材をそれぞれの内径中心が同軸上にあるよう前記外輪
部材と僅かな間隙を介して並置し、必要に応じて前記内
輪部材を前記外輪部材と前記他の外輪部材との間で移行
させることにより、外輪部材の外径を変更することを特
徴とする一方向性クラッチを提供するものである。
【0013】 前述のような問題を解決するため,第7
の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかにおい
て、前記内輪部材と外径が同一で内径が異なる他の内輪
部材をそれぞれの内径中心が同軸上にあるよう前記内輪
部材と僅かな間隙を介して並置し、必要に応じて前記外
輪部材を前記内輪部材と前記他の内輪部材との間で移行
させることにより、内輪部材の内径を変更することを特
徴とする一方向性クラッチを提供するものである。
【0014】 前述のような問題を解決するため,第8
の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかにおい
て、前記内輪部材と外輪部材と前記スリーブの全部又は
いずれかが含油焼結金属材料により形成されることを特
徴とする一方向性クラッチを提供するものである。
【0015】 前述のような問題を解決するため,第9
の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかにおい
て、前記内輪部材と外輪部材と前記スリーブの全部又は
いずれかが金属材料をインジェクションモールドするこ
とにより形成されたことを特徴とする一方向性クラッチ
を提供するものである。
【0016】
【発明を実施するための形態】 以下図面により本発明
の第1の実施形態について説明する。図5に示した記号
と同一の記号は相当する部材を示すものとする。図1に
おいて、潤滑油をしみ込ませた含油焼結合金からなる円
筒状内輪部材1の円筒状外周面の一部分にはほぼ90度
間隔で4個のポケット1aが形成されている。各ポケッ
ト1aは、内輪部材1の外周面に形成された開口から放
射内方向に延びる凹所とその底部から一方の回転方向に
延びる一体成形バネ部材5配置用空所とからなり、一方
の側壁側は開いている。したがって、内輪部材1の各ポ
ケット1aの開口が形成されていない側壁部分、つまり
円板状部1bは完全に連続した薄い幅の円筒状外周面1
cを有し、その円筒状外周面1cは僅かな間隙を介して
外輪部材2の円筒状内周面に対向している。
【0017】 ここで重要なのは、図2にも示すように
内輪部材1の各ポケット1aの開口の回転方向の寸法、
つまり幅Wが円筒ころ部材3の直径Dよりも小さいこと
である。したがって、各ポケット1a内への円筒ころ部
材3の挿入は、開いた部分(図1(A)の表面側)から
行われ、同様に一体成形により形成された連続するバネ
部材5の挿入も同様に行われる。このように内輪部材1
の側面側から各ポケット1a内への円筒ころ部材3及び
バネ部材5の設置は機械化による自動挿入の面からも非
常に合理的である。
【0018】 また、各ポケット1aの底面1dは、バ
ネ部材5が設けられた側と反対の側(図1(A)で各ポ
ケット1aの右側)が浅くなる方向に傾斜しており、し
たがって、円筒ころ部材3がポケット1a内を僅かに時
計方向に移動することにより、円筒ころ部材3はポケッ
ト1aの底面1dと外輪部材2の円筒状内周面との間に
食い込み、内輪部材1と外輪部材2とを連結する。
【0019】 前述のように内輪部材1の各ポケット1
a内へ円筒ころ部材3及びバネ部材5を設けた後、スリ
ーブ部材6を内輪部材1に固定する。スリーブ部材6は
通常の金属材料、あるいはプラスチック材料、又は潤滑
油をしみ込ませた含油焼結合金で形成され、内輪部材1
の内径面1eに嵌合される円筒状外周面をもつ第1のス
リーブ部6aと、第1のスリーブ部6aの円筒状外周面
から放射外方向に延びる環状板の形をした第2のスリー
ブ部6bとからなる。第2のスリーブ部6bは各ポケッ
ト1aの開いた側を閉じ、各ポケット1aに配置された
円筒ころ部材3及びバネ部材5が側面側から脱落するの
を防止すると共に、シールド板の役割も果たす。
【0020】 第2のスリーブ部6bの外径は、内輪部
材1の円板状部1bの円筒状外周面1cの径と等しい
か、あるいは幾分小さい。スリーブ部材6が含油焼結金
属材料からなる場合には、第2のスリーブ部6bの外径
は、内輪部材1の円板状部1bの円筒状外周面1cの径
と等しく形成され、その外周面は含油焼結合金で形成さ
れた外輪部材2の内周面と僅かな間隙を介して対向す
る。したがって、あるラジアル方向荷重が印加された場
合、第2のスリーブ部6bの外周面と内輪部材1の円板
状部1bの円筒状外周面1cは外輪部材2の内周面と共
働して滑り軸受作用を行い、ラジアル荷重に強い一方向
性クラッチを提供する。
【0021】 このように内輪部材1にスリーブ部材6
を組み合わせた状態では、前述のように各ポケット1a
の開口の幅Wは円筒ころ部材3の直径よりも小さいの
で、リテーナ部材が無くとも各ポケット1a内の円筒こ
ろ部材3及びバネ部材5がポケット1aから脱落するこ
とはなく、したがって、これらを内輪側アセンブリとし
て単独で取り扱うことができる。このことは、図示して
いないシャフトにあらかじめ内輪側アセンブリをセット
しておき、シャフトと一緒に内輪側アセンブリを、図示
していない機器側のハウジング又はプーリー部材に取り
付けられた外輪側アセンブリに組み込むこともできる。
また、後述するように、外輪側と内輪側をアセンブリし
て一方向性クラッチを構成した後にも、分離して扱うこ
ともできる。
【0022】 次に図3に示すこの発明の第2の実施形
態は、スリーブ部材6の代わりに含油焼結金属材料から
なる円板状部材7を、内輪部材1の側面にスポット抵抗
溶接で固定、あるいは圧入などにより固定したところに
特徴がある。円板状部材7の外径は内輪部材1の円板状
部1bの円筒状外周面1cの径とほぼ等しく形成されて
いる。したがって、あるラジアル荷重がかけられた場合
に、円板状部材7の外周面と内輪部材1の円板状部1b
の円筒状外周面1cは外輪部材2の内周面と共働して滑
り軸受作用を行い、ラジアル荷重に強い一方向性クラッ
チを提供することになる。なお、この円板状部材7は従
来のシールド板の作用も行うことができる。
【0023】 次に図4によりこのような一方向性クラ
ッチの応用例について説明する。図1又は図3で示した
ような構造の外輪部材2と僅かに離れた位置で、かつ同
一中心軸線を共有する位置に外輪部材2’を並置する。
これら外輪部材2と2’はそれぞれ転がり軸受8、9を
介してハウジング部材10に固定されている。ここで、
外輪部材2’の内径は外輪部材2の内径と同じである
が、外径は異なり、大きい。外輪部材2の外周面には第
1のギヤ11が固定されており、そのギヤは図示してい
ないギヤを介して機器に結合される。また、外輪部材
2’の外周面にも第1のギヤ11との径との比率で歯数
の多い第2のギヤ12が固定されており、そのギヤは図
示していないギヤを介して機器に結合される。
【0024】 内輪部材1が固定されたシャフト13が
空転方向に回転、好ましくは低速回転している状態でシ
ャフト13の中心軸線に沿った機械的力を与えることに
より、図1又は図3で示したような構造の内輪部材1は
シャフト13が左右に移動するのに伴い、容易に外輪部
材2から外輪部材2’へ、又は外輪部材2’から外輪部
材2へ移行する。したがって、内輪部材1は外輪部材2
と一方向性クラッチを形成したり、あるいは外輪部材
2’と別の一方向性クラッチを形成する。これら一方向
性クラッチの外径は大きさが異なり、その外径の比率に
比例する歯数を有するギヤ11、12を備えるから、そ
のような回転転伝達装置を介して機器の回転を切替え、
逆方向に対しては空転させる。このようなことが可能に
なったのは、外輪側と分離して内輪アセンブリだけを独
立して取り扱っても、内輪側アセンブリが決してバラバ
ラになることがないからである。
【0025】 以上の各実施例は内輪部材にポケットを
設けたが、外輪部材の内周面に沿ってほぼ一定間隔で任
意の個数のポケットを備えても勿論良い。この場合、各
ポケットは前記実施例と同様に円筒ころ部材の直径より
も小さい幅の開口を持たなければならないのは勿論であ
る。この場合、外輪部材の一方の側面を覆う浅いカップ
状のハウジング又はギヤ、プーリーなどが、各ポケット
の開いた側面からポケット内の円筒ころ部材又はバネ部
材が脱落防止を行うと共に、前述のような滑り軸受作用
を行う。
【0026】 また、以上の実施例では内輪側アセンブ
リをシャフトと一緒に動かしたが、左右に延びる径の異
なるシャフト及びそれらシャフトの径に比例する歯数を
持つギヤまたはプーリーをそれぞれ備え、外径の等しい
内輪部材を2個前述と同様に配置し、外輪部材を左右に
移行させて別々の一方向性クラッチを構成しても良い。
この場合には内輪部材に固定されたシャフトの径の違い
を利用して回転速度を切り換えることができる。
【0027】 さらにまた、以上の実施例では内輪部
材、外輪部材を含油焼結金属から形成されたものとして
説明したが、必ずしも含油焼結金属でなくても良く、通
常の金属材料でも良い。また、以上の実施例では円筒こ
ろ部材で説明したが、玉部材でも同様に実施でき、同じ
効果が得られる。なお、内輪部材又は外輪部材に形成さ
れるポケットは3個以上なら幾つでも良く、またポケッ
トを有する内輪部材、又は外輪部材はポケットの形状が
従来の切り欠きよりも複雑であるので、金属材料をイン
ジェクションモールドして製作するのが経済的である。
【0028】
【発明の効果】 以上述べたように本発明の請求項1に
よれば、リテーナ部材及びシールド板を除去する構造な
がら、内輪部材又は外輪部材のポケット内に円筒ころ部
材又は玉部材を保持することができるから、内輪側と外
輪側の二つの部品に分けて取り扱うことが可能な一方向
性クラッチを提供できる。
【0029】 また、請求項1ないし請求項4と請求項
8の発明によれば、含油焼結金属材料からなる内輪部材
又はスリーブ部材と外輪部材とが僅かな間隙を介して対
向する外周面と内周面をもつことにより、ラジアル荷重
に対して滑り軸受機能をも同時に行える一方向性クラッ
チを提供できる。また、含油焼結金属材料からにじみ出
る油により、円筒ころ部材又は玉部材と内輪部材又は外
輪部材との摩擦力だけでなく、バネ部材と円筒ころ部材
又は玉部材との接触摩擦も小さくできる。
【0030】 さらにまた、この構造によれば自動組み
立てが容易であるので、量産に適し、コストの低減が図
れるなど実用上の効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一方向性クラッチの第1の実施
形態を示す図である。
【図2】 本発明に係る一方向性クラッチを説明するた
めの図である。
【図3】 本発明に係る一方向性クラッチの第2の実施
形態を示す図である。
【図4】 本発明に係る一方向性クラッチの応用例を示
す図である。
【図5】 従来の一方向性クラッチを説明するための図
である。
【符号の説明】
1・・・・内輪部材 1a・・・・内輪部材1に形成された複数のポケット 1b・・・・内輪部材1の円板状部 3・・・
・円筒ころ部材 1c・・・・円板状部1bの外周面 4・・・
・シールド部材 1d・・・・ポケット1aの底面 5・・・
・バネ部材 1e・・・・内輪部材1の内径面 6・・・
・スリーブ部材 2、2’・・・・外輪部材 7・・・
・円板状部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪部材と内輪部材の双方がある方向に
    対しては相対的に回転し、逆方向に対しては連結されて
    一緒に回転する一方向性クラッチにおいて、 前記内輪部材は円筒ころ部材又は玉部材及びバネ部材を
    収納するポケットをその外周面に沿ってほぼ一定間隔毎
    に複数個備え、前記ポケットは前記内輪部材の外周面に
    沿ったポケット開口の幅Wが前記円筒ころ部材又は玉部
    材の直径Dよりも小さいことを特徴とする一方向性クラ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記内輪部材の一方
    の側面側が壁になっており、該壁の外周面は円筒状であ
    って僅かな間隙と介して前記外輪部材の内周面に対面
    し、ある放射方向加重に対しては前記外輪部材の内周面
    と前記内輪部材の前記壁の外周面とが滑りを行うことを
    特徴とする一方向性クラッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかにおい
    て、前記内輪部材の前記ポケットは一方の側面側が開い
    ており、前記内輪部材の円筒状内面に外面が嵌合される
    第1のスリーブ部分と、該第1のスリーブ部分と一体的
    でそれよりも外径が大きくかつ前記ポケットの開いた側
    面部分に適合して前記円筒ころ部材又は玉部材の脱落を
    防ぐ第2のスリーブ部分とからなるスリーブを前記内輪
    部材に固着組み合わせたことを特徴とする一方向性クラ
    ッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記スリーブの前記
    第2のスリーブ部分の外周周面は円筒状であって僅かな
    間隙と介して前記外輪部材の内周面に対面し、ある放射
    方向加重に対しては前記外輪部材の内周面と前記第2の
    スリーブ部分の外周面とが滑りを行うことを特徴とする
    一方向性クラッチ。
  5. 【請求項5】 外輪部材と内輪部材の双方がある方向に
    対しては相対的に回転し、逆方向に対しては連結されて
    一緒に回転する一方向性クラッチにおいて、 前記外輪部材は円筒ころ部材又は玉部材及びバネ部材を
    収納するポケットをその内周面に沿ってほぼ一定間隔毎
    に複数個備え、前記ポケットは前記外輪部材の内周面に
    沿ったポケット入口の幅が前記円筒ころ部材又は玉部材
    の直径よりも小さいことを特徴とする一方向性クラッ
    チ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかにお
    いて、前記外輪部材と内径が同一で外径が異なる他の外
    輪部材をそれぞれの内径中心が同軸上にあるよう前記外
    輪部材と僅かな間隙を介して並置し、必要に応じて前記
    内輪部材を前記外輪部材と前記他の外輪部材との間で移
    行させることにより、外輪部材の外径を変更することを
    特徴とする一方向性クラッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかにお
    いて、前記内輪部材と外径が同一で内径が異なる他の内
    輪部材をそれぞれの内径中心が同軸上にあるよう前記内
    輪部材と僅かな間隙を介して並置し、必要に応じて前記
    外輪部材を前記内輪部材と前記他の内輪部材との間で移
    行させることにより、内輪部材の内径を変更することを
    特徴とする一方向性クラッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかにお
    いて、前記内輪部材と外輪部材と前記スリーブの全部又
    はいずれかが含油焼結金属により形成されたことを特徴
    とする一方向性クラッチ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかにお
    いて、前記内輪部材と外輪部材と前記スリーブの全部又
    はいずれかが金属材料をインジェクションモールドする
    ことにより形成されたことを特徴とする一方向性クラッ
    チ。
JP8283137A 1996-10-04 1996-10-04 一方向性クラッチ Withdrawn JPH10110749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8283137A JPH10110749A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 一方向性クラッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8283137A JPH10110749A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 一方向性クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10110749A true JPH10110749A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17661717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8283137A Withdrawn JPH10110749A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 一方向性クラッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10110749A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100390434C (zh) * 2005-05-24 2008-05-28 丁珍华 弧面摩擦式超越离合器
KR101020195B1 (ko) * 2008-05-01 2011-03-23 전창우 자동차 발전기용 오토풀리
KR101415800B1 (ko) * 2013-10-30 2014-07-09 주식회사 지코 오일펌프용 이너 로터부품과 이중 오일펌프 및 변속기오일 공급시스템

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100390434C (zh) * 2005-05-24 2008-05-28 丁珍华 弧面摩擦式超越离合器
KR101020195B1 (ko) * 2008-05-01 2011-03-23 전창우 자동차 발전기용 오토풀리
KR101415800B1 (ko) * 2013-10-30 2014-07-09 주식회사 지코 오일펌프용 이너 로터부품과 이중 오일펌프 및 변속기오일 공급시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2527161Y2 (ja) 遊星歯車装置のキャリア組立体
US5234089A (en) Torque limiter
US5671836A (en) Lubrication system for one-way clutch
US7399253B2 (en) Washer and planetary gear set having the same
JPH10110749A (ja) 一方向性クラッチ
JP2000240661A (ja) 保持器付きころ
KR900001636B1 (ko) 마찰구동식 무단 변속기어를 구성하기 위한 어셈블리
JP2002276672A (ja) 総ころ軸受およびこれを用いた遊星歯車減速装置
EP3859189B1 (en) Power transmission device
JP3722924B2 (ja) クラッチ内蔵形回転部品
JP2010159787A (ja) スラストころ軸受
JP2604564Y2 (ja) 遊星歯車装置
JP2002206551A (ja) 軸受装置およびプーリユニット
JP2006125604A (ja) スラストころ軸受
JP2005214392A (ja) 遊星歯車機構及びギヤ側レース
JPH1163027A (ja) ワンウェイクラッチ
JP2018194099A (ja) 遊星ローラ式動力伝達装置
JP2525012Y2 (ja) ボールベアリング
KR200247094Y1 (ko) 수동 변속기용 베어링 및 베어링 리테이너
JP4662303B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JPH09264342A (ja) 1方向クラッチ
JPH08200375A (ja) ころ軸受用保持器
JP2000046058A (ja) 転がり軸受用保持器
KR100338148B1 (ko) 더블 싱크로 콘
JP2003021172A (ja) 一方向クラッチならびにプーリユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106