JPH1011027A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH1011027A
JPH1011027A JP16175596A JP16175596A JPH1011027A JP H1011027 A JPH1011027 A JP H1011027A JP 16175596 A JP16175596 A JP 16175596A JP 16175596 A JP16175596 A JP 16175596A JP H1011027 A JPH1011027 A JP H1011027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正に映像信号の水平移動位置の調整が可能
な液晶表示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の走査ラインと複数の信号ラインと
がマトリックス状に配列されて成る液晶表示パネル9
を、走査ドライバ7及び信号ドライバ8により駆動し
て、映像信号を表示させる液晶表示装置1において、コ
ントローラ5は、液晶パネル9における映像信号の水平
表示位置を調整し、また、映像信号との位相差が略一定
のバーストゲートパルスを出力し、RGBデコーダ3及
び反転アンプ4は、夫々バーストゲートパルスに基づい
て、映像信号のバースト信号の抽出及び映像信号のペデ
スタルクランプを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特には、水平表示位置調整機能を備えた液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、液晶表示装置は、薄型軽量、低電
圧駆動、及び低消費電力等の利点があるため、TVや、
パーソナルコンピュータ等のディスプレイとして広く利
用されている。
【0003】ところで、液晶表示装置、特に液晶テレビ
にあっては、図1の概念図に示すように、その表示画面
に映像信号を表示するに際し、表示画面に対して、映像
信号の水平表示位置の中心を正確に設定する必要があ
る。そして、この水平表示位置の調整は、液晶テレビの
内部に備えられたコントローラにより行っており、具体
的には、信号側ドライバに供給する信号ラインの駆動の
開始を指示するスタートパルスSRTのタイミングを調
整することにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示装置にあっては、映像信号のバースト信号の抽
出やペデスタルクランプの際に基準となる上記バースト
ゲートパルスと上記スタート信号とを同一の水平カウン
タに基づいて生成していたため、水平表示位置をずらす
べくスタートパルスをずらすと、それに伴って、バース
トゲートパルスと映像信号との位相がずれ、ビデオ信号
のバースト信号及びクランプ位置からはずれてしまいバ
ースト信号の抽出やペデスタルクランプが適正に行えな
いという問題がある。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、映像信号の水平表示位置の調整を行っても適正
に映像信号のバースト信号の抽出やペデスタルクランプ
をおこなうことが可能な液晶表示装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の走査ラインと複数の信号ラインの各交点に表示素
子がマトリックス状に配置されて成る液晶表示パネル
を、走査側駆動手段及び信号側駆動手段により駆動し
て、映像信号を表示する液晶表示装置において、前記液
晶表示パネルにおける映像信号の水平表示位置を調整す
る表示位置制御手段と、前記映像信号との位相差が略一
定のバーストゲートパルスを出力するバーストゲートパ
ルス発生手段と、前記バーストゲートパルスに基づいて
前記映像信号のバースト信号の抽出若しくは前記映像信
号のペデスタルクランプを行う信号処理手段と、を備え
たことにより上記課題を解決する。
【0007】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
複数の走査電極と複数の信号電極とがマトリックス状に
配列されて成る液晶表示パネルを、走査側駆動手段及び
信号側駆動手段により駆動して、映像信号を表示させる
液晶表示装置において、表示位置制御手段は前記液晶表
示パネルにおける映像信号の水平表示位置を調整し、バ
ーストゲートパルス発生手段は映像信号との位相差が略
一定のバーストゲートパルスを出力し、信号処理手段は
バーストゲートパルスに基づいて映像信号のバースト信
号の抽出若しくは映像信号のペデスタルクランプを行
う。
【0008】従って、液晶表示パネルに対する映像信号
の水平表示位置を移動しても、適正に映像信号のバース
ト信号の抽出やペデスタルクランプをおこなうことが可
能となる。
【0009】また、この場合、請求項2記載の発明の如
く、前記バーストゲートパルス発生手段は、前記信号側
駆動手段に前記液晶表示パネルにおける映像信号の表示
開始を指示するスタートパルスを出力する水平カウンタ
及び水平デコーダとは別に設けられた専用の水平カウン
タ及び水平デコーダからなることが有効である。
【0010】即ち、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明において、バーストゲートパルスを専用
の水平カウンタ及び水平デコーダにより出力する。
【0011】従って、バーストゲートパルスを専用の水
平カウンタ及び水平デコーダによって発生する構成であ
る故、液晶表示パネルに対する映像信号の水平表示位置
を移動しても、適正に映像信号のバースト信号の抽出や
ペデスタルクランプをおこなうことが可能となる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、複数の走査
ラインと複数の信号ラインの各交点に表示素子がマトリ
ックス状に配置されて成る液晶表示パネルを、走査側駆
動手段及び信号側駆動手段により駆動して、映像信号を
表示する液晶表示装置において、発振制御信号に応じて
基本クロックを生成するVCO回路と、前記基本クロッ
クをカウントする第1カウンタ手段と、前記第1カウン
タ手段のカウンタ値に基づいて、前記液晶表示パネルに
おける映像信号の表示開始を指示するスタートパルスを
前記信号側駆動手段に出力し、かつ、走査クロックを出
力する第1デコード手段と、映像信号の遅延情報に基づ
いて、前記走査クロックを遅延させて得られる遅延信号
を出力する遅延手段と、前記遅延信号を水平同期信号と
位相同期させるべく発振制御信号を出力するPLL回路
と、前記基本クロックをカウントし、かつ、前記遅延信
号によってカウンタ値がリセットされる第2カウンタ手
段と、前記第2カウンタ手段のカウンタ値に基づいて、
バーストゲートパルスを出力するバーストゲートパルス
発生手段と、前記バーストゲートパルスに基づいて、前
記映像信号のバースト信号の抽出若しくは前記映像信号
のペデスタルクランプを行う信号処理手段と、を備えた
ことにより上記課題を解決する。
【0013】即ち、請求項3記載の発明によれば、複数
の走査ラインと複数の信号ラインの各交点に表示素子が
マトリックス状に配置されて成る液晶表示パネルを、走
査側駆動手段及び信号側駆動手段により駆動して、映像
信号を表示する液晶表示装置において、VCO回路は、
発振制御信号に応じて基本クロックを生成し、第1カウ
ンタ手段は、基本クロックをカウントし、第デコード手
段は、第1カウンタ手段のカウンタ値に基づいて、液晶
表示パネルにおける映像信号の表示開始を指示するスタ
ートパルスを信号側駆動手段に出力すると共に走査クロ
ックを出力し、遅延手段は遅延情報に基づいて、走査ク
ロックを遅延させて得られる遅延信号を出力し、PLL
回路は遅延信号を映像信号の水平同期信号と位相同期さ
せるべく発振制御信号を出力し、第2カウンタは基本ク
ロックをカウントし、かつ前記遅延信号によってカウン
タ値がリセットされ、バースゲートパルス発生手段は第
2カウンタ手段のカウンタ値に基づいて、バーストゲー
トパルスを出力し、そして、信号処理手段はバーストゲ
ートパルスに基づいて、映像信号のバースト信号の抽出
若しくは前記映像信号のペデスタルクランプを行う。
【0014】従って、簡単な回路構成により、液晶表示
パネルに対する映像信号の水平表示位置を移動した場合
でも、適正に映像信号のバースト信号の抽出やペデスタ
ルクランプをおこなうことが可能となる。
【0015】また、この場合、請求項4記載の発明の如
く、液晶表示パネルは、アクテイブマトリックス型とす
ることが有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した好適な実施の形態を説明する。図1〜図4は、
本実施の形態に係る液晶表示装置を説明するための図で
ある。
【0017】図1は、本発明を適用した液晶表示装置1
の回路構成を示すブロック図である。図2は、図1のコ
ントローラの具体的回路構成例を示す図である。図3
は、液晶表示装置1のタイミングチャートである。
【0018】図1に示す液晶表示装置1は、RGBデコ
ーダ3、反転アンプ4、コントローラ5、アンプ6、走
査ドライバ7、信号側ドライバ8、及び液晶表示パネル
(LCD)9等から構成されている。
【0019】先ず、図1及び図2に示される液晶表示装
置1の各部から出力される信号の機能を説明する。FR
PはRGBの原色信号やVCOMの極性を反転させるため
の反転信号であり、DCKは信号側ドライバ8内のシフ
トレジスタをシフトさせるためのドットクロック(シフ
トクロック)であり、SRTは信号側ドライバ8内のシ
フトレジスタのスタートパルスであり、CLR信号は信
号側ドライバ8内のシフトレジスタのクリア及びドライ
バ出力のプリチャージ(若しくはディスチャージ)のタ
イミング信号であり、OE信号は信号側ドライバ8内の
サンプルホールド回路のS/H出力のアウトイネーブル
信号であり、GRES信号は走査ドライバ7内のゲート
出力をリセットするゲート出力リセット信号であり、G
PCK信号は走査ドライバ7内のゲートパルス及びシフ
トレジスタのシフトクロックであり、遅延制御信号TC
は映像信号の遅延量を可変する制御信号であり、並び
に、BGPはRGBデコーダ3によるコンポジット映像
信号Csyからのバースト信号の抽出及び反転アンプ4に
よるペデスタルクランプのためのタイミング信号であ
る。
【0020】次に、液晶表示装置1の各部の構成を説明
する。先ず、映像入力端子2から入力したNTSC方式
のコンポジット映像信号はRGBデコーダ3に送られ
る。
【0021】RGBデコーダ3は、入力されたコンポジ
ット映像信号に対して同期分離検出や、コントローラ5
から出力されるバーストゲートパルスBGPに応じてバ
ースト信号を抽出してクロマ処理等の処理を施すことに
よりR,G,Bの原色信号と水平同期信号H及び垂直同
期信号Vよりなる同期信号とをデコード出力するもので
あり、得られた各同期信号H,Vをコントローラ5へ、
原色信号R,G,Bを反転アンプ4へ夫々出力する。
【0022】反転アンプ4は、RGBデコーダ3から供
給される原色信号R,G,Bをコントローラ5からのB
GP信号に応じてペデスタルクランプすると共に、コン
トローラ5から出力される反転信号FRPに応じて走査
ライン単位及びフィールド単位で適宣極性を反転させて
得られる反転信号R,G,Bを上記信号側ドライバ8へ
出力する。
【0023】コントローラ5は、その詳細な構成は後述
するが、液晶表示装置1の各部の制御を司り、具体的に
は、RGBデコーダ3から供給される同期信号H,Vに
基づいて、液晶表示パネル(LCD)9の信号ラインを
駆動する信号側ドライバ8に水平制御信号(STR,O
E,CLR,DCK)を、同走査ラインを駆動する走査
側ドライバ7に垂直制御信号(GRST,GRES,G
PCK)を夫々出力する。また、コントローラ5は、反
転信号FRP生成して、反転アンプ4及びアンプ6に夫
々出力すると共に、水平タイミング信号BGPを生成し
て、RGBデコーダ3及び反転アンプ4に夫々出力す
る。そして、コントローラ5は、映像信号の遅延量を可
変する情報入力である遅延制御信号TCに基づいて、映
像信号の水平表示位置を調整すべく、上記スタートパル
スSRTの出力タイミングを制御する。
【0024】アンプ6は、コントローラ5から入力する
反転信号FRPによって走査ライン単位及びフィールド
単位で適宣極性を反転させたコモン(共通)電圧VCOM
を生成して液晶表示パネル(LCD)9の共通電極に供
給する。
【0025】走査ドライバ7は、シフトレジスタ及びゲ
ート回路等からなり、コントローラ5から供給される垂
直制御信号に基づいて、ゲート電圧(走査電圧)VGを
生成し、液晶表示パネル9内の所定の走査ラインXn
(n=1〜234)に印加して選択駆動する。
【0026】信号側ドライバ8は、シフトレジスタ、サ
ンプルホールド回路、レベルシフタ回路、及びゲート回
路等からなり、反転アンプ4から供給される反転信号
R,G,B及びコントローラ5から供給される水平制御
信号に基づいて、ドレイン電圧(信号電圧)VDを生成
して、液晶表示パネル9の信号ラインYm(m=1〜2
80)に順次印加する。
【0027】液晶表示パネル9は、アクティブマトリッ
クス型が採用されており、図示しない基板上に234本
の走査ライン(ゲートライン)Xnと280本の信号ラ
イン(ドレインライン)Ymがマトリックス状に配置さ
れて成り、そして、走査ラインXnと信号ラインYmの
各交点にはnチャンネルMOS型のTFT(thin film
transistor)素子からなるスイッチング素子と、そのス
イッチング素子のソース側に画素電極が接続されて液晶
容量が構成された画素を有している。各TFT素子(図
示せず)は、そのゲートがそれぞれ対応する走査ライン
(ゲートライン)Xnに接続されており、そのドレイン
がそれぞれ対応する信号ライン(ドレインライン)Ym
に接続されている。また、各TFT素子は、そのソース
に液晶容量がそれぞれ接続されており、液晶容量を構成
する他方の電極には、共通電圧(コモン電圧)VCOMの
供給されるコモンライン(図示せず)が接続されてい
る。
【0028】そして、液晶表示パネル9では、上述の走
査ドライバ7及び信号ドライバ8によって順次走査ライ
ンXn及び信号ラインYmが選択駆動されて、順次選択
された各画素毎の液晶容量等に映像信号に対応するドレ
イン電圧(信号電圧)VDが印加され、電荷が保持され
ることにより、映像信号が表示される。
【0029】ところで、図2は上記コントローラ5の詳
細な回路構成を例示するもので、コントローラ5は、P
LL回路51、VCO(発振回路)回路52、BGPデ
コーダ53、水平カウンタ2回路54、遅延制御回路5
5、水平デコーダ56、水平カウンタ57、ドットCK
発生回路58、同期制御回路59、垂直デコーダ60、
垂直カウンタ61、及びFPR発生回路62等から構成
されている。先ず、RGBデコーダ3からの水平同期信
号HはPLL回路51に、垂直同期信号Vは同期制御回
路57に夫々入力される。
【0030】上記水平カウンタ57は、VCO回路52
から出力される基本CKをカウントして、入力される映
像信号の1水平走査期間内におけるドット位置をカウン
トする。
【0031】上記水平デコーダ56は、入力される映像
信号の1水平走査期間内におけるドット位置をカウント
する水平カウンタ57のカウント値に基づいて、スター
トパルスSRT、出力イネーブル信号OE及びクリア信
号CLRを水平制御信号の一部として信号側ドライバ8
に出力し、また、ゲートリセット信号GRES信号及び
ゲートパルスクロックGPCKを垂直制御信号の一部と
して走査側ドライバ7に出力する。また、水平デコーダ
56は、走査線クロックとなる内部水平同期信号(内部
H)を垂直カウンタ61及びFRP発生回路62に出力
すると共に、当該内部水平同期信号をリセット信号Rと
して上記水平カウンタ57へ夫々出力する。そして、水
平デコーダ56は、水平カウンタ57のカウント値に基
づいて、走査クロックPHを生成して遅延制御回路55
に出力する。
【0032】遅延制御回路55は、水平デコーダ56か
ら出力される走査クロックPHを、入力する遅延量制御
信号TCに応じて遅延させた遅延パルスPH1を生成し
て、PLL回路51に出力すると共に、当該遅延パルス
PH1をリセット信号として水平カウンタ57に出力す
る。
【0033】PLL回路51は、遅延制御回路55から
供給される遅延パルスPH1とRGBデコーダ3から供
給される水平同期信号Hとの位相が一致するように、V
CO(電圧発振制御回路)52の発振制御信号の電圧を
制御する。
【0034】VCO回路52は、発振制御信号の電圧に
対応する周波数で発振して、基本クロックCKを出力す
る。
【0035】水平カウンタ2回路54は、入力される映
像信号の1水平走査期間内におけるドット位置(基本ク
ロックCK)をカウントする。尚、このカウント値は遅
延パルスPH1信号の立ち上がりエッジでリセットされ
る。
【0036】BGPデコーダ53は、水平カウンタ2回
路54から出力されるカウント値に基づいて、バースト
ゲートパルスBGPを生成して、RGBデコーダ3及び
反転アンプ4に出力する。
【0037】上記ドットクロック発生回路58は、VC
O52から出力される基本クロックCKを適宜分周して
ドットクロックDCKを生成して、水平制御信号の一部
として信号側ドライバ8に出力する。
【0038】上記同期制御回路59は、上記RGBデコ
ーダ3から供給される垂直同期信号Vと垂直デコーダ6
0からの検出信号により内部垂直同期信号(内部V)を
発生し、これをリセット信号として上記垂直カウンタ6
1、FRP発生回路62へ夫々出力する。
【0039】垂直デコーダ60は、上記水平デコーダ5
6の出力する内部水平同期信号(内部H)により映像信
号中の1フィールド内における走査線位置をカウントす
る垂直カウンタ61のカウント値に基づいて、ゲートス
タート信号GSRTを上記垂直制御信号の一部として走
査側ドライバ7へ出力する一方、カウンタ値が262.
5の際に、上記同期制御回路59へ検出信号を送出す
る。
【0040】FRP発生回路62は、水平デコーダ56
から出力される内部水平同期信号(内部H)及び同期制
御回路59からの内部垂直同期信号(内部V)により、
液晶表示パネル9の走査ライン単位及びフィールド単位
で電極にかかる電圧の極性を反転させるための反転信号
FRPを発生し、反転アンプ4及びアンプ6に出力す
る。
【0041】続いて、上記構成の液晶表示装置1の動作
を図3のタイミングチャートを参照して説明する。先
ず、映像入力端子2から入力する図3(A)の如きNT
SC方式のコンポジット映像信号CsyはRGBデコーダ
3へ送られる。
【0042】RGBデコーダ3では、入力されたコンポ
ジット映像信号Csyに対して同期分離検出や、BGPデ
コーダ53から出力される図3(E)の如きバーストゲ
ートパルスBGPに応じてバースト信号を抽出してクロ
マ処理等の処理を施すことによりR,G,Bの原色信号
と水平同期信号H及び垂直同期信号Vよりなる同期信号
とをデコード出力するもので、得られた図3(B)の如
き水平同期信号Hをコントローラ5内のPLL回路51
に、垂直同期信号Vをコントローラ5内の同期制御回路
59に、原色信号R,G,Bを反転アンプ4に夫々出力
する。
【0043】反転アンプ4は、RGBデコーダ3から供
給される原色信号R,G,BをBGPデコーダ53から
出力されるバーストゲートパルスBGPに応じてペデス
タルクランプすると共に、水平デコーダ56から出力さ
れる反転信号FRPに応じて、走査ライン単位及びフィ
ールド単位で適宣極性を反転させて得られる反転信号
R,G,Bを上記信号側ドライバ8へ供給する。
【0044】アンプ6は、コントローラ5内のFPR発
生回路62からの反転信号FRPにより走査ライン単位
及びフィールド単位で適宣極性を反転させたコモン(共
通)電圧VCOMを生成して液晶表示パネル9の共通電極
へ供給する。
【0045】コントローラ5では、映像信号を液晶表示
パネル9の中央位置に表示すべく、映像信号の水平表示
位置の制御を行う。即ち、遅延制御信号TCに基づい
て、映像信号の水平位置を調整すべく、信号側ドライバ
8に信号ラインの駆動の開始を指示する上記スタートパ
ルスSRTの出力タイミングを調整する。そして、コン
トローラ5は、専用に設けられたBGPデコーダ53及
び水平カウンタ54により図3(E)の如きバーストゲ
ートパルスBGPを生成して、RGBデコーダ3及び反
転アンプ4にそれぞれ出力する。
【0046】以下、コントローラ内の動作を具体的に説
明する。水平デコーダ56は、入力される映像信号の1
水平走査期間内におけるドット位置をカウントする水平
カウンタ57のカウント値に基づいて、ゲートリセット
信号GRES信号及びゲートパルスクロックGPCKを
垂直制御信号の一部として走査ドライバ7に出力し、ま
た、各水平走査期間が開始すると、図3(G)の如きス
タート信号STR及びクリア信号CRLを、また、所定
期間経過後出力イネーブル信号OEを信号側ドライバ8
に出力する。また、水平デコーダ56は、走査線クロッ
クとなる図3(F)の如き内部水平同期信号(内部H)
を垂直カウンタ61及びFRP発生回路62へ出力し、
また、当該内部水平同期信号(内部H)をリセット信号
Rとして上記水平カウンタ57へ夫々出力する。また、
水平デコーダ56は、水平カウンタ57のカウンタ値に
基づいて、図3(C)の如き、1周期が1HのDUTY
50%の走査クロックPHを遅延制御回路55に出力す
る。ここで、内部水平同期信号(内部H),走査クロッ
クPH,及びスタートパルスSRTは同一カウンタ(上
記水平カウンタ57)により生成されるため、これら信
号の位相関係は不変である。
【0047】遅延制御回路55は、水平デコーダから出
力される走査クロックPHを遅延量制御信号TCに応じ
て遅延させた遅延パルスPH1をPLL回路51に出力
すると共に、リセット信号として水平カウンタ2に出力
する。
【0048】PLL回路51は、遅延制御回路55から
供給される遅延パルスPH1とRGBデコーダ3から供
給される図3(B)の如き水平同期信号Hとの位相が一
致するように、VCO(電圧発振制御回路)52の発振
制御信号の電圧を制御する。即ち、PLL回路51によ
り、遅延パルスPH1は、図3(D)に示す如く、水平
同期信号Hに位相同期(ロック)される。
【0049】VCO回路52は、発振制御信号の電圧に
対応する周波数で発振して、基本クロックCKを生成し
て、水平カウンタ57、水平カウンタ2回路54及びド
ットクロック発生回路58へ出力する。
【0050】また、水平カウンタ2回路54は、入力さ
れる映像信号の1水平走査期間内におけるドット位置
(基本クロックCK)をカウントし、図3(D)の如き
遅延パルスPH1信号の立ち上がりエッジでリセットさ
れる。
【0051】BGPデコーダ53は、水平カウンタ2回
路54から出力されるカウント値に基づいて、図3
(E)の如きバーストゲートパルスを生成して、RGB
デコーダ3及び反転アンプ4に出力する。
【0052】即ち、水平カウンタ2回路54にリセット
信号として出力される遅延パルスPH1は、水平同期信
号Hと位相同期(ロック)しているため、このカウンタ
のカウンタ値のデコードにより生成されるバーストゲー
トパルスBGPは、映像信号との位相差が不変となる。
【0053】ドットクロック発生回路58は、VCO回
路52から出力される基本クロックCKを適宜分周して
得られるドットクロックDCKを水平制御信号の一部と
して信号側ドライバ8に出力する。
【0054】垂直カウンタ61は、水平デコーダ56の
出力する図3(F)の如き内部水平同期信号H(ライン
CK)により映像信号中の1フィールド内における走査
線位置をカウントして、カウント値を垂直デコーダ60
に出力する。
【0055】垂直デコーダ60は、垂直カウンタ59の
カウント値に従って、例えば、ゲートスタート信号GS
RTを走査側ドライバ7に出力する。また、FRP発生
回路60は、水平デコーダ56から出力される内部水平
同期信号及び同期制御回路59からの内部垂直同期信号
(内部V)に基づいて、反転信号FRPを反転アンプ4
及びアンプ6に出力する。
【0056】走査ドライバ7は、入力するゲートスター
ト信号GSRT、ゲートパルスクロックGPCK及びゲ
ートリセット信号GRESに基づいて、走査ラインX1
〜X234に、水平走査期間毎に、ゲート電圧(走査電
圧)VDを印加する。そして、ゲート電圧VDが印加され
た走査ラインX1〜X234に接続されたTFTはオン
し、導通状態となる。
【0057】信号側ドライバ8は、反転アンプ4から供
給される反転信号R,G,B、並びに及びコントローラ
5から供給されるタイミング調整された図3(G)の如
きスタートパルスSRT、クリア信号CRL、及び出力
イネーブル信号OEに基づいて、ドレイン電圧(信号電
圧)VDを生成して、液晶表示パネル9の信号ラインY
m(m=1〜280)に順次印加する。
【0058】その結果、液晶表示パネル9には、水平位
置調整された映像信号が、図3(H)に示す如く、表示
されることになる。尚、1垂直走査期間が経過すると、
垂直カウンタ61のカウント値が262.5となり、こ
れに応じて、垂直デコーダ60は検出信号を同期制御回
路59に出力する。この信号は、同期制御回路57によ
り垂直同期信号Vに同期化され、FRP回路62及び垂
直カウンタ61のリセット端子Rに供給される。この結
果、垂直カウンタ61は新たにカウント動作を開始し、
FRP発生回路62は前のフィールドとは逆相のFPR
信号を出力する。
【0059】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、専用に設けらたBGPデコーダ53及び水平カウ
ンタ2回路54によりバーストゲートパルスBGPを出
力し、また、水平カウンタ2回路は、水平同期信号Hと
位相同期した遅延パルスPH1の立ち上がりエッジにて
リセットされ、BGPデコーダ53は、水平カウンタ2
回路のカウント値のデコードにより当該バーストゲート
パルスBGPを発生させる構成である故、バーストゲー
トパルスBGPと映像信号との位相差が不変となり、R
GBデコーダ3及び反転アンプ4は、安定した映像信号
のバースト抽出及びペデスタルクランプ動作が可能とな
る。
【0060】上記した実施の形態において示したタイミ
ングチャートは一例にすぎず、液晶表示パネルに対する
映像信号の水平表示位置を移動しても、映像信号とバー
ストゲートパルスBGPとの位相差を常に略一定とする
構成であれば、如何なる手法を用いても良い。
【0061】また、上記した実施の形態においては、T
FTアクティブマトリックス駆動方式を用いているが、
これに限定されるものではなく、例えばMIM(Metal
Insulator Metal)ダイオードを用いたアクティブマト
リックス駆動方式や単純マトリックス駆動方式を用いて
も良い。
【0062】
【発明の効果】以上に述べた如く、請求項1記載の発明
によれば、液晶表示パネルに対する映像信号の水平表示
位置を移動しても、適正に映像信号のバースト信号の抽
出やペデスタルクランプをおこなうことが可能となる。
【0063】また、請求項2記載の発明によれば、バー
ストゲートパルスを専用の水平カウンタ及び水平デコー
ダによって発生する構成である故、液晶表示パネルに対
する映像信号の水平表示位置を移動しても、適正に映像
信号のバースト信号の抽出やペデスタルクランプをおこ
なうことが可能となる。
【0064】また、請求項3記載の発明によれば、液晶
表示パネルに対する映像信号の水平表示位置を移動した
場合でも、適正に映像信号のバースト信号の抽出やペデ
スタルクランプを簡単な回路構成によりおこなうことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る回路構成を示
すブロック図。
【図2】図1のコントローラ内の詳細な回路構成を示す
ブロック図。
【図3】同実施の形態に係る動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図4】従来技術を説明するための図。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 映像入力端子 3 RGBデコーダ 4 反転アンプ 5 コントローラ 6 アンプ 7 走査ドライバ 8 信号ドライバ 9 液晶表示パネル(LCD) 51 PLL回路51 52 VCO(発振回路)回路 53 BGPデコーダ 54 水平カウンタ2回路 55 遅延制御回路 56 水平デコーダ 57 水平カウンタ 58 ドットCK発生回路 59 同期制御回路 60 垂直デコーダ 61 垂直カウンタ 62 FPR発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の走査ラインと複数の信号ラインの各
    交点に表示素子がマトリックス状に配置されて成る液晶
    表示パネルを、走査側駆動手段及び信号側駆動手段によ
    り駆動して、映像信号を表示する液晶表示装置におい
    て、 前記液晶表示パネルにおける映像信号の水平表示位置を
    調整する表示位置制御手段と、 前記映像信号との位相差が略一定のバーストゲートパル
    スを出力するバーストゲートパルス発生手段と、 前記バーストゲートパルスに基づいて前記映像信号のバ
    ースト信号の抽出若しくは前記映像信号のペデスタルク
    ランプを行う信号処理手段と、 を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記バーストゲートパルス発生手段は、前
    記信号側駆動手段に前記液晶表示パネルにおける映像信
    号の表示開始を指示するスタートパルスを出力する水平
    カウンタ及び水平デコーダとは別に設けられた専用の水
    平カウント及び水平デコーダからなることを特徴とする
    請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】複数の走査ラインと複数の信号ラインの各
    交点に表示素子がマトリックス状に配置されて成る液晶
    表示パネルを、走査側駆動手段及び信号側駆動手段によ
    り駆動して、映像信号を表示する液晶表示装置におい
    て、 発振制御信号に応じて基本クロックを出力するVCO回
    路と、 前記基本クロックをカウントする第1カウンタ手段と、 前記第1カウンタ手段のカウンタ値に基づいて、前記液
    晶表示パネルにおける映像信号の表示開始を指示するス
    タートパルスを前記信号側駆動手段に出力し、かつ、走
    査クロックを出力する第1デコード手段と、 前記映像信号の遅延情報に基づいて、前記走査クロック
    を遅延させて得られる遅延信号を出力する遅延手段と、 前記遅延信号を水平同期信号と位相同期させるべく前記
    発振制御信号を制御するPLL回路と、 前記基本クロックをカウントし、かつ、前記遅延信号に
    よってカウンタ値がリセットされる第2カウンタ手段
    と、 前記第2カウンタ手段のカウンタ値に基づいて、バース
    トゲートパルスを出力するバーストゲートパルス発生手
    段と、 前記バーストゲートパルスに基づいて、前記映像信号の
    バースト信号の抽出若しくは前記映像信号のペデスタル
    クランプを行う信号処理手段と、 を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記液晶表示パネルは、アクテイブマトリ
    ックス型であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の液晶表示装置。 【0001】
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