JPH10109953A - 光学活性トランス−ジフルオロエチレン化合物およびそれを含有する液晶組成物 - Google Patents

光学活性トランス−ジフルオロエチレン化合物およびそれを含有する液晶組成物

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JPH10109953A
JPH10109953A JP8264688A JP26468896A JPH10109953A JP H10109953 A JPH10109953 A JP H10109953A JP 8264688 A JP8264688 A JP 8264688A JP 26468896 A JP26468896 A JP 26468896A JP H10109953 A JPH10109953 A JP H10109953A
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JP
Japan
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formula
chf
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compound
liquid crystal
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Application number
JP8264688A
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English (en)
Inventor
Seiichi Inoue
誠一 井上
Osamu Yokokoji
修 横小路
Katsura Isono
桂 磯野
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Seimi Chemical Co Ltd
Original Assignee
Seimi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶組成物の粘度増加を低く抑え、少量の添加
で優れたツイスト配向性能を付与しうる光学活性な液晶
化合物の提供。 【解決手段】R1 −(A1m −A2 −CF=CF−A
3 −(A4n −B−(CH2p −C* HX−R2
1 、R2 はC数1〜10のアルキル基等、A1〜A4
は1,4−フェニレン基またはトランス−1,4−シク
ロヘキシレン基等、Bはカルボニルオキシ基等、m、n
は0または1、pは0〜5の整数。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子とし
て有用な光学活性トランス−ジフルオロエチレン化合
物、該化合物を含む液晶組成物、および該液晶組成物を
用いた液晶電気表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ツイストネマティック(TN)型
およびスーパーツイストネマティック(STN)型液晶
表示素子には、均一なツイスト配向を達成するために、
少量の光学活性化合物(カイラル剤)が添加された液晶
組成物が用いられている。
【0003】これら光学活性化合物としては、光学活性
分枝アルキル基や分枝アルコキシ基を有するカイラルネ
マティック化合物またはコレステリック環を有する化合
物が知られている。また、ジフルオロエチレン構造を有
する液晶化合物も知られている(本出願人らによる特開
平3−41037、特開平6−40967等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカイラ
ル剤は、いずれも分子量が大きく粘性が高いため、ネマ
ティック液晶に添加した場合には、少量添加の場合でも
その母体液晶の粘性を大きく増加させてしまう問題があ
った。特に、STN型液晶組成物の場合には添加量を多
くする必要があり、粘性の増加は特に顕著となる問題が
あった。また、ジフルオロエチレン構造を有する従来の
液晶化合物は、粘性は低いものの、ツイスト配向を誘起
する性能を有するものではなかった。
【0005】光学活性物質は、一般にそのピッチ長が長
いほど、すなわちカイラルパワーが小さいほど、添加量
を多くしなければならない。一方、液晶組成物の粘性と
液晶表示素子の応答性には、正の相関があるので、ST
N型液晶表示素子の高速応答化のためには、粘性が小さ
く、ピッチ長が短い(ショートピッチ)光学活性物質が
要求されていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ジフルオ
ロエチレン構造を有する化合物が著しく低粘性であるこ
とに着目し、この構造中に特定の部分構造、すなわち、
不斉炭素と酸素原子を含有する連結基の組み合わせから
なる部分構造を含ませた化合物について検討した。その
結果、得られた化合物が、ピッチ長が短い(ショートピ
ッチ)光学活性物質であり、低粘度を低く保持したま
ま、液晶組成物として著しく優れた性能を発揮すること
を見いだし、本発明に至った。
【0007】すなわち本発明は、下式1で表される光学
活性トランス−ジフルオロエチレン化合物、該化合物を
含む液晶組成物、および該液晶組成物を用いた液晶電気
光学素子を提供する。
【0008】
【化2】
【0009】ただし、式1中の記号は、以下の意味を示
す。 −CF=CF−:トランス−ジフルオロエチレン基を意
味する。 C* :該炭素原子が不斉炭素であることを意味する。 A1 、A2 、A3 、A4 :それぞれ、相互に独立して、
1,4−フェニレン基およびトランス−1,4−シクロ
ヘキシレン基から選ばれる環基を示し、これらの環基を
形成する水素原子の1個以上はハロゲン原子に置換され
ていてもよい。また、1,4−フェニレン基の環を構成
する1個以上の=CH−基は窒素原子に置換されていて
もよく、またトランス−1,4−シクロヘキシレン基の
環を構成する1個以上の−CH2 −基は酸素原子または
硫黄原子に置換されていてもよい。 B:カルボニルオキシ基、オキシカルボニル基、また
は、エーテル性の酸素原子を示す。 R1 、R2 :それぞれ、相互に独立して、炭素数1〜1
0のアルキル基、炭素数2〜10のトランス−アルケニ
ル基、炭素数2〜10のアルキニル基、ハロゲン原子、
またはシアノ基を示す。アルキル基、トランス−アルケ
ニル基、またはアルキニル基である場合には、基中の炭
素−炭素単結合間またはこれらの基と環基との炭素−炭
素単結合間には、酸素原子が挿入されていてもよく、ま
た、基中の−CH2 −部分がカルボニル基に置換されて
いてもよく、また、基中の水素原子の一部または全部が
フッ素原子で置換されていてもよい。 X:R2 とは異なる基であり、メチル基、トリフルオロ
メチル基、またはハロゲン原子を示す。 m:0または1を示す。 n:0または1を示す。 p:0〜5の整数を示す。
【0010】
【発明の実施の形態】以下の記載における「-Ph-」は、
非置換の1,4−フェニレン基を示す。「Ph(F) 」は
1,4−フェニレン基の水素原子の1個がフッ素原子に
置換されたモノフルオロ−1,4−フェニレン基を示
す。「Ph(FF)」は1,4−フェニレン基の水素原子の2
個がフッ素原子に置換されたジフルオロ−1,4−フェ
ニレン基を示す。「-Cy-」は非置換のトランス−1,4
−シクロヘキシレン基を示す。
【0011】また、置換または非置換の1,4−フェニ
レン基、および、置換または非置換のトランス−1,4
−シクロヘキシレン基とを総称して「環基」と記載す
る。また、アルキル基、トランス−アルケニル基、また
はアルキニル基を総称して「炭化水素基」と記載するこ
とがある。
【0012】[式1の説明]式1で表される化合物は、
その構造中に不斉炭素(C* )を含むことから光学活性
な化合物である。不斉炭素に結合する基の絶対配置はR
またはSのいずれであってもよい。
【0013】また、式1におけるA1 〜A4 は、同一で
あっても異なっていてもよく、非置換の1,4−フェニ
レン基、または、非置換のトランス−1,4−シクロヘ
キシレン基が好ましく、A1 〜A4 のいずれか一つは、
非置換の1,4−フェニレン基であるのが好ましい。
【0014】A1 〜A4 が置換された環基である場合に
は、環基を形成する水素原子の1個以上がハロゲン原子
に置換された基であるのが好ましく、ハロゲン原子とし
てはフッ素原子が好ましい。また、ハロゲン原子に置換
される環基としては1,4−フェニレン基が好ましく、
特にモノフルオロ−1,4−フェニレン基、または、ジ
フルオロ−1,4−フェニレン基が好ましい。ハロゲン
原子の置換位置は、特に限定されない。
【0015】1,4−フェニレン基の環を構成する1個
以上の=CH−基が窒素原子に置換された基、または、
トランス−1,4−シクロヘキシレン基の環を構成する
1個以上の−CH2 −基が酸素原子または硫黄原子に置
換された基としては、後述する具体例に示す基が好まし
い。
【0016】Bは、カルボニルオキシ基[−C(O)O
−]、オキシカルボニル基[−OC(O)−]、また
は、エーテル性の酸素原子を示し、カルボニルオキシ基
[−C(O)O−]またはオキシカルボニル基[−OC
(O)−]が好ましい。
【0017】R1 、R2 は、それぞれ、相互に独立し
て、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のト
ランス−アルケニル基、炭素数2〜10のアルキニル基
が好ましく、特にアルキル基が好ましい。アルキル基の
炭素数は2〜8が好ましく、特にR1 は炭素数2〜5の
アルキル基が好ましく、R2 は炭素数6〜8のアルキル
基が好ましい。R1 がアルキル基である場合には、直鎖
構造が好ましい。
【0018】R1 およびR2 が、それぞれ、アルキル基
である場合の具体例としては、以下の具体例中の基が挙
げられる。アルキル基の具体例中には、それらの構造異
性の基も含まれるものとする。たとえば、「C49
−」の具体例としては、CH3(CH23 −、(CH3
2 CHCH2 −、(CH33 C−、CH3 CH
(CH3 )CH2 −、およびCH3 CH2 CH(CH
3 )−等の構造異性の基を含むものとする。
【0019】また、R2 が、分岐構造のアルキル基であ
る場合には、該基中に不斉炭素原子を含んでいてもよ
い。R2 が、不斉炭素原子を含むアルキル基である場合
の具体例としては、−C* H(CH3 )−(CH25
CH3 、−CH2 −C* H(CH3 )−(CH24
3 等が挙げられる。該不斉炭素に結合する基の絶対配
置は特に限定されない。
【0020】また、R1 およびR2 が、それぞれ、トラ
ンス−アルケニル基である場合には、トランス−3−ペ
ンテニル基またはトランス−4−ブテニル基が好まし
い。
【0021】炭化水素基である場合のR1 またはR2
おいて、基中の炭素−炭素単結合間またはこれらの基と
環基との炭素−炭素単結合間に酸素原子が挿入された
基、基中の−CH2 −部分がカルボニル基に置換された
基、または、基中の水素原子の一部または全部がフッ素
原子で置換された基としては、以下の具体例中に示され
る基が挙げられる。
【0022】また、R1 またはR2 がハロゲン原子であ
る場合には、フッ素原子、または、塩素原子が好まし
く、特にフッ素原子が好ましい。R1 およびR2 の具体
例としては、後述の具体例中に示す基が挙げられる。
【0023】Xは、R2 とは異なる基である。すなわ
ち、XおよびR2 が結合するC* で表される炭素原子
は、不斉炭素であり、該炭素原子の存在により、本発明
の化合物は光学活性を示す化合物となる。Xがハロゲン
原子である場合には、フッ素原子が好ましい。
【0024】mは、0または1を示す。nは、0または
1を示す。すなわち、本発明の化合物は、環基を2〜4
個有する化合物である。環基の数は、2または3個が好
ましく(すなわち、mおよびnは0、またはmとnのい
ずれか一方は0であり他方は1である。)が好ましく、
特にmおよびnが0であるのが好ましい。mが0である
場合には、R1 とA2 は直接結合しており、nが0であ
る場合にはA3 とBは直接結合している。pは、0〜5
の整数を示し、0または1が好ましい。pが0である場
合、BとC* HXとは直接結合していることを意味す
る。
【0025】以下に本発明の式1で表される化合物を、
環基の数により分類し、順に説明する。ただし、以下に
記載する式中の記号は、式1と同じ意味を示し、好まし
い態様も同じである。また、「−C* HX−」に該当す
る部分は、単に「−CHX−」等と記載することもあ
り、不斉炭素原子に結合する基の絶対配置は、特に記載
しない限り限定されない。
【0026】[環基を2個有する化合物の説明]式1で
表される化合物のうち、分子中に環基を2個有する化合
物としては、下式2または下式3で表される化合物が好
ましい。
【0027】
【化3】R1-A2-CF=CF-A3-B-C*HX-R2 ・・・式2、 R1-A2-CF=CF-A3-B-CH2-C*HX-R2・・・式3。
【0028】[式2の説明]式2で表される化合物とし
ては、下式2Aまたは下式2Bで表される化合物が好ま
しく、特に式2Bで表される化合物が好ましい。
【0029】
【化4】R1-Ph-CF=CF-Ph-B-C*HX-R2・・・式2A、 R1-Cy-CF=CF-Ph-B-C*HX-R2・・・式2B。
【0030】
【化5】
【0031】式2Aで表される化合物としては、下式2
A−1〜式2A−3で表される化合物、式2Bで表され
る化合物としては、下式2B−1〜式2B−3で表され
る化合物が好ましい。
【0032】
【化6】 R1-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式2A−1、 R1-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式2A−2、 R1-Ph-CF=CF-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式2A−3、 R1-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式2B−1、 R1-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式2B−2、 R1-Cy-CF=CF-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式2B−3。
【0033】式2Aまたは式2Bで表される化合物とし
ては、下記化合物が好ましい。 式2A−1の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13
【0034】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13
【0035】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13
【0036】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C(O)C2H5
【0037】下式2A−2の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13
【0038】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13
【0039】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13
【0040】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C(O)C2H5
【0041】式2A−3の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13
【0042】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C3H7 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C4H9 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C5H11、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-OC2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C(O)C2H5 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13
【0043】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C3H7 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C4H9 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C5H11、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-OC2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C(O)C2H5 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13
【0044】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C3H7 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C4H9 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C5H11、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-OC2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C(O)C2H5
【0045】式2B−1の具体例。 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C(O)C2H5
【0046】 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C(O)C2H5
【0047】C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C(O)C2H5
【0048】式2B−2の具体例。 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C(O)C2H5
【0049】 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C(O)C2H5
【0050】C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C(O)C2H5
【0051】式2B−3の具体例。 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C3H7 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C4H9 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C5H11、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-OC2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C(O)C2H5
【0052】C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C3H7 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C4H9 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C5H11、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-OC2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C(O)C2H5
【0053】C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C3H7 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C4H9 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C5H11、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-OC2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C(O)C2H5
【0054】[式3の説明]また、式3で表される化合
物としては、下式3Aまたは下式3Bで表される化合物
が好ましく、特に式3Bで表される化合物が好ましい。
【0055】
【化7】R1-Ph-CF=CF-Ph-B-CH2-C*HX-R2・・・式3A、 R1-Cy-CF=CF-Ph-B-CH2-C*HX-R2・・・式3B。
【0056】
【化8】
【0057】式3Aで表される化合物としては、下式3
A−1〜式3A−3で表される化合物、式3Bで表され
る化合物としては、下式3B−1〜式3B−3で表され
る化合物が好ましい。
【0058】
【化9】 R1-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式3A−1、 R1-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2 ・・・式3A−2、 R1-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式3A−3、 R1-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式3B−1、 R1-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2 ・・・式3B−2、 R1-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式3B−3。
【0059】式3Aで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式3A−1の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C
2H5、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5
【0060】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C
2H5、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5
【0061】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13
【0062】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C(O)C2H5
【0063】式3A−2の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C
2H5、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5
【0064】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C
2H5、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5
【0065】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C(O)C2H5、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13
【0066】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C3H7、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C4H9、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C5H11 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-OC2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C(O)C2H5
【0067】式3A−3の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5
【0068】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C3H7 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C4H9 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C5H11、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-OC2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C(O)C2H5 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5
【0069】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C3H7 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C4H9 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C5H11、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-OC2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C(O)C2H5 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 N ≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0070】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C2H5 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C3H7 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C4H9 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C5H11、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-OC2H5、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C(O)C2H5
【0071】式3Bで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。
【0072】式3B−1の具体例。 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C
2H5、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5
【0073】 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C(O)C2H5、 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C
2H5、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5
【0074】 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C(O)C2H5、 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13
【0075】C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C(O)C2H5
【0076】式3B−2の具体例。 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C
2H5、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C(O)C2H5
【0077】 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C
2H5、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5
【0078】 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C(O)C2H5、 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C3H7、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C4H9、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C5H11 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-OC2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C(O)C2H5
【0079】式3B−3の具体例。 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5
【0080】C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C3H7 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C4H9 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C5H11、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-OC2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C(O)C2H5 、 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C2H5
【0081】C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C3H7 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C4H9 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C5H11、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-OC2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C(O)C2H5 、 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C2H5 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C3H7 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C4H9 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C5H11、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-OC2H5、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C(O)C2H5
【0082】[分子中に環基を3個有する化合物の説
明]また、式1で表される化合物のうち、分子中に環基
を3個有する化合物としては、下式4〜式7で表される
化合物が好ましく、特に式4で表される化合物が好まし
い。
【0083】
【化10】 R1-A1-A2-CF=CF-A3-B-C*HX-R2 ・・・式4、 R1-A2-CF=CF-A3-A4-B-C*HX-R2 ・・・式5、 R1-A1-A2-CF=CF-A3-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式6、 R1-A2-CF=CF-A3-A4-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式7。
【0084】[式4の説明]式4で表される化合物とし
ては、下式4A〜式4Dで表される化合物が好ましい。
特に式4Dで表される化合物が好ましい。
【0085】
【化11】 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-B-C*HX-R2 ・・・式4A、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-B-C*HX-R2 ・・・式4B、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-B-C*HX-R2 ・・・式4C、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-B-C*HX-R2 ・・・式4D。
【0086】
【化12】
【0087】式4Aで表される化合物としては、式4A
−1〜式4A−3で表される化合物が、式4Bで表され
る化合物としては、式4B−1〜式4B−3で表される
化合物が、式4Cで表される化合物としては、式4C−
1〜式4C−3で表される化合物が、式4Dで表される
化合物としては、式4D−1〜式4D−3で表される化
合物が好ましい。
【0088】
【化13】 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-C*HX-R2・・・式4A−1、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-C*HX-R2・・・式4A−2、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式4A−3、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-C*HX-R2・・・式4B−1、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-C*HX-R2・・・式4B−2、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式4B−3、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-C*HX-R2・・・式4C−1、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-C*HX-R2・・・式4C−2、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式4C−3、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-C*HX-R2・・・式4D−1、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-C*HX-R2・・・式4D−2、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式4D−3。
【0089】式4Aで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式4A−1の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13。 式4A−2の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13。 式4A−3の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13
【0090】式4Bで表される化合物としては下記化合
物が好ましい。 式4B−1の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13。 式4B−2の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13。 式4B−3の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13
【0091】式4Cで表される化合物としては下記化合
物が好ましい。 式4C−1の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13。 式4C−2の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13。 式4C−3の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13
【0092】式4Dで表される化合物としては下記化合
物が好ましい。 式4D−1の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13。 式4D−2の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13。 式4D−3の化合物の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13
【0093】[式5の説明]式5で表される化合物とし
ては、下式5A〜式5Dで表される化合物が好ましく、
特に式5Cで表される化合物が好ましい。
【0094】
【化14】 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-B-C*HX-R2 ・・・式5A、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-B-C*HX-R2 ・・・式5B、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-B-C*HX-R2 ・・・式5C、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-B-C*HX-R2 ・・・式5D。
【0095】
【化15】
【0096】式5Aで表される化合物としては、式5A
−1〜式5A−3で表される化合物が、式5Bで表され
る化合物としては、式5B−1〜式5B−3で表される
化合物が、式5Cで表される化合物としては、式5C−
1〜式5C−3で表される化合物が、式5Dで表される
化合物としては、式5D−1〜式5D−3で表される化
合物が好ましい。
【0097】
【化16】 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-C*HX-R2・・・式5A−1、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-C*HX-R2・・・式5A−2、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式5A−3、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-C*HX-R2・・・式5B−1、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-C*HX-R2・・・式5B−2、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C*HX-R2 ・・・式5B−3、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-C*HX-R2・・・式5C−1、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-C*HX-R2・・・式5C−2、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式5C−3、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-C*HX-R2・・・式5D−1、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-C*HX-R2・・・式5D−2、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C*HX-R2 ・・・式5D−3。
【0098】式5Aで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式5A−1の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13。 式5A−2の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13。 式5A−3の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CHF-C6H13
【0099】式5Bで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式5B−1の具体例。 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CHF-C6H13。 式5B−2の具体例。 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CHF-C6H13。 式5B−3の具体例。 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CHF-C6H13
【0100】式5Cで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式5C−1の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13。 式5C−2の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13。 式5C−3の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CHF-C6H13
【0101】式5Dで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式5D−1の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CHF-C6H13。 式5D−2の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CHF-C6H13。 式5D−3の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CHF-C6H13
【0102】[式6の説明]式6で表される化合物とし
ては、下式6A〜式6Dで表される化合物が好ましく、
特に式6Dで表される化合物が好ましい。
【0103】
【化17】 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式6A、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式6B、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式6C、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式6D。
【0104】
【化18】
【0105】式6Aで表される化合物としては、式6A
−1〜式6A−3で表される化合物が、式6Bで表され
る化合物としては、式6B−1〜式6B−3で表される
化合物が、式6Cで表される化合物としては、式6C−
1〜式6C−3で表される化合物が、式6Dで表される
化合物としては、式6D−1〜式6D−3で表される化
合物が好ましい。
【0106】
【化19】 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式6A−1、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式6A−2、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式6A−3、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式6B−1、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式6B−2、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式6B−3、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式6C−1、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式6C−2、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式6C−3、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式6D−1、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式6D−2、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式6D−3。
【0107】式6Aで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式6A−1の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式6A−2の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式6A−3の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0108】式6Bで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式6B−1の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式6B−2の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式6B−3の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0109】式6Cで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式6C−1の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式6C−2の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式6C−3の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0110】式6Dで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式6D−1の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式6D−2の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式6D−3の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0111】[式7の説明]式7で表される化合物とし
ては、下式7A〜式7Dで表される化合物が好ましく、
特に式7Cで表される化合物が好ましい。
【0112】
【化20】 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式7A、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式7B、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式7C、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-B-CH2-C*HX-R2 ・・・式7D。
【0113】
【化21】
【0114】式7Aで表される化合物としては、下式7
A−1〜式7A−3で表される化合物が、式7Bで表さ
れる化合物としては、下式7B−1〜式7B−3で表さ
れる化合物が、式7Cで表される化合物としては、下式
7C−1〜式7C−3で表される化合物が、式7Dで表
される化合物としては、下式7D−1〜式7D−3で表
される化合物が好ましい。
【0115】
【化22】 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式7A−1、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式7A−2、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式7A−3、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式7B−1、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式7B−2、 R1-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式7B−3、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式7C−1、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式7C−2、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式7C−3、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-C*HX-R2・・・式7D−1、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-C*HX-R2・・・式7D−2、 R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-C*HX-R2 ・・・式7D−3。
【0116】式7Aで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式7A−1の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式7A−2の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式7A−3の具体例。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0117】式7Bで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式7B−1の具体例。 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式7B−2の具体例。 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式7B−3の具体例。 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-CHF-C6H13
【0118】式7Cで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式7C−1の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式7C−2の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式7C−3の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0119】式7Dで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式7D−1の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13。 式7D−2の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13。 式7D−3の具体例。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH2-CHF-C6H13
【0120】[環基の数が4である化合物の説明]分子
中に環基を4個有する化合物としては、下式8または下
式9で表される化合物が好ましく、特に式8で表される
化合物が好ましい。
【0121】
【化23】 R1-A1-A2-CF=CF-A3-A4-B-C*HX-R2 ・・・式8、 R1-A1-A2-CF=CF-A3-A4-B-CH2-C*HX-R2・・・式9。
【0122】[式8の説明]式8で表される化合物とし
ては、下式8A〜式8Hで表される化合物が好ましい。
【0123】
【化24】 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-B-C*HX-R2・・・式8A、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-B-C*HX-R2・・・式8B、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-B-C*HX-R2・・・式8C、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-B-C*HX-R2・・・式8D、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-B-C*HX-R2・・・式8E、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-B-C*HX-R2・・・式8F、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-B-C*HX-R2・・・式8G、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-B-C*HX-R2・・・式8H。
【0124】
【化25】
【0125】式8Aで表される化合物としては、下式8
A−1〜式8A−3で表される化合物が、式8Bで表さ
れる化合物としては、下式8B−1〜式8B−3で表さ
れる化合物が、下式8C−1〜式8C−3で表される化
合物が、式8Dで表される化合物としては、下式8D−
1〜式8D−3で表される化合物が、式8Eで表される
化合物としては、下式8E−1〜式8E−3で表される
化合物が、式8Fで表される化合物としては、下式8F
−1〜式8F−3で表される化合物が、式8Gで表され
る化合物としては、下式8G−1〜式8G−3で表され
る化合物が、式8Hで表される化合物としては、下式8
H−1〜式8H−3で表される化合物が好ましい。
【0126】
【化26】 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8A−1、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8A−2、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式8A−3、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8B−1、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8B−2、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式8B−3、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8C−1、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8C−2、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式8C−3、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8D−1、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8D−2、 R1-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C*HX-R2 ・・・式8D−3。
【0127】
【化27】 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8E−1、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8E−2、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C*HX-R2 ・・・式8E−3、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8F−1、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8F−2、 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C*HX-R2 ・・・式8F−3、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8G−1、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8G−2、 R1-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C*HX-R2 ・・・式8G−3、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-C*HX-R2 ・・・式8H−1、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-C*HX-R2 ・・・式8H−2、 R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C*HX-R2 ・・・式8H−3。
【0128】式8Aで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8A−1の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8A−2の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8A−3の具体例。 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CHF-C6H13
【0129】式8Bで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8B−1の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8B−2の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8B−3の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Ph-O-CHF-C6H13
【0130】式8Cで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8C−1の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8C−2の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8C−3の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CHF-C6H13
【0131】式8Dで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8D−1の具体例。 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8D−2の具体例。 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8D−3の具体例。 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CHF-C6H13
【0132】式8Eで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8E−1の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8E−2の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8E−3の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ph-O-CHF-C6H13
【0133】式8Fで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8F−1の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8F−2の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8F−3の具体例。 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CHF-C6H13
【0134】式8Gで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8G−1の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8G−2の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8G−3の具体例。 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Ph-CF=CF-Ph-Cy-O-CHF-C6H13
【0135】式8Hで表される化合物としては、下記化
合物が好ましい。 式8H−1の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C(O)-O-CHF-C6H13 。 式8H−2の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-C(O)-CHF-C6H13 。 式8H−3の具体例。 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CH3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CH(CF3)-C6H13、 C3H7-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-O-CHF-C6H13
【0136】[環基が置換された化合物の説明]また、
式1で表される化合物の環基を形成する水素原子の1個
以上はハロゲン原子に置換されていてもよく、これらの
環基中の環を構成する1個以上の=CH−基は窒素原子
に置換されていてもよく、また環基を構成する1個以上
の−CH2 −基は酸素原子または硫黄原子に置換されて
いてもよい。
【0137】環基が置換された化合物としては、下記化
合物が挙げられる。なお、「Ph(F)」は、2−フルオロ
−1,4−フェニレン基または3−フルオロ−1,4−
フェニレン基である。また「Ph(FF)」の例としては、
2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン基または3,
5−ジフルオロ−1,4−フェニレン基が好ましい。
【0138】 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CHF-C6H13、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-CHF-C6H13
【0139】 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-C(O)-O-CHF-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-C(O)-O-CHF-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-O-C(O)-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-O-C(O)-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-O-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-O-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-O-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-O-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph(F)-O-CHF-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph(FF)-O-CHF-C6H13
【0140】 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CH(CF3)-C2H5 、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH2-CHF-C6H13、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5 、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-CH2-CH(CH3)-C2H5、 F-Ph(F)-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 F-Ph(FF)-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0141】また、−Ph−の環を形成する=CH−が
窒素原子に置換された化合物、または、−Cy−の環を
形成する−CH2 −が酸素原子または硫黄原子に置換さ
れた化合物としては、下記化合物が挙げられる。
【0142】
【化28】
【0143】さらにその具体例としては、下記化合物が
好ましい。
【0144】
【化29】
【0145】[製造方法の説明]本発明の式1で表され
る化合物は、下記の方法により合成できる。なお、以下
の式中の記号は、式1における意味と同じ意味を示し、
好ましい態様も同じである。
【0146】〈製造方法1〉Bが−C(O)O−の場合 該製造方法1の反応経路としては、必ずしも正確ではな
いが、下式で表すことができる。
【0147】すなわち、式(F)で表される化合物をn
−ブチルリチウム(n−BuLi)等によりリチオ化し
た化合物と、式(A)のトリフルオロエチレン誘導体と
反応させて、式(B)で表される化合物を得る。これ
を、グリニャール試薬とした後、炭酸ガスを吹き込み、
塩酸等の酸で処理することによって、式(C)で表され
る化合物を得る。式(C)で表される化合物を塩化チオ
ニル等により酸クロリド化合物(C−2)とした後、式
(G)で表される光学活性なアルコール化合物とトリエ
チルアミン等の塩基の存在下に反応させ、目的化合物
(式1)を得る。
【0148】なお、式(C−2)で表される酸クロリド
化合物と、式(G)で表される光学活性なアルコール化
合物の反応において、式(G)中の不斉炭素原子の絶対
配置は保持される。
【0149】
【化30】
【0150】〈製造方法2〉Bが−OC(O)−の場合 該製造方法2の反応経路としては、必ずしも正確ではな
いが、下式で表すことができる。
【0151】すなわち、水酸基をメトキシメチル基(−
CH2 OCH3 )で保護した式(H)で表される化合物
をn−BuLi等にてリチオ化し、これと式(A)のト
リフルオロエチレン誘導体と反応させて、式(D)の化
合物を得る。式(I)で表される光学活性なカルボン酸
化合物を塩化チオニル等により酸クロリド化合物とした
ものと、式(D)の化合物を塩酸等の酸で脱保護した化
合物とを、トリエチルアミン等の塩基の存在下反応させ
目的化合物(式1)を得る。
【0152】製造方法2においても、式(I)で表され
る光学活性なカルボン酸化合物の絶対配置は保持されう
る。
【0153】
【化31】
【0154】〈製造方法3〉Bが−O−の場合 該製造方法3の反応経路としては、必ずしも正確ではな
いが、下式で表すことができる。
【0155】光学活性アルコール(G)をトシル化試薬
によりトシル化した後、ナトリウムエトキシド等の塩基
の存在下に、式(J)で表される化合物と反応させて、
式(E)で表される光学活性ブロモ化合物とする。該反
応において、不斉炭素の絶対配置は、保持されうる。
【0156】次いで、n−BuLi等によってリチオ化
し、式(A)のトリフルオロエチレン誘導体と反応させ
て目的化合物(式1)を得る。なお、式(E)の絶対配
置は、保持されたまま反応は進行しうる。
【0157】
【化32】
【0158】上記の製造方法における式(A)で表され
る化合物は、いずれも公知の方法により入手できる。す
なわち、A2 が1,4−フェニレン基の場合は、D.J.Bu
rtonらの方法(J.Org.Chem.,53,2714(1988) )によっ
て、またトランス−1,4−シクロヘキシレン基の場合
は、特開平6−40982記載の方法で合成できる。
【0159】[液晶組成物の説明]本発明の式1で表さ
れる化合物は、その少なくとも1種を他の液晶材料およ
び/または非液晶材料と混合して液晶組成物にして使用
される。それにより、その液晶組成物を低粘性とするこ
とができ、また、TN型およびSTN型液晶表示素子と
した場合には、均一なツイスト配向を達成できる。
【0160】液晶組成物中に式1で表される化合物の量
は、母体液晶となる液晶組成物の100重量部に対して
0.1〜10重量部が好ましく、特に0.5〜3重量部
が好ましい。液晶組成物中の式1で表される化合物は1
種以上を用いてもよい。2種以上を用いる場合には、不
斉炭素の絶対配置は同じものでも、異なるものでもよ
い。
【0161】液晶組成物とする場合に本発明の化合物と
併用する物質としては、例えば以下のようなものがあ
る。なお、以下の式でのRC 、RD はアルキル基、アル
コキシ基、ハロゲン原子、シアノ基等を表す。
【0162】RC-Cy-Cy-RD 、 RC-Cy-Ph-RD 、 RC-Ph-Ph-RD 、 RC-Cy-C(O)-O-Ph-RD、 RC-Ph-C(O)-O-Ph-RD、 RC-Ph-C ≡C-Ph-RD 、 RC-Cy-CH2CH2-Ph-C ≡C-Ph-RD 、 RC-Cy-CH2CH2-Ph-RD、 RC-Ph-CH2CH2-Ph-RD、 RC-Cy-Cy-Ph-RD、 RC-Cy-Ph-Ph-RD、 RC-Cy-Ph-Ph-Cy-RD 、 RC-Ph-Ph-Ph-RD、 RC-Cy-C(O)-O-Ph-Ph-RD 、 RC-Cy-Ph-C(O)-O-Ph-RD 、 RC-Cy-C(O)-O-Ph-C(O)-O-Ph-RD、 RC-Ph-C(O)-O-Ph-C(O)-O-Ph-RD、 RC-Ph-C(O)-O-Ph-O-C(O)-Ph-RD
【0163】なお、これらの化合物は単なる例示であ
り、環構造または末端基の水素原子をハロゲン原子、シ
アノ基、メチル基等に置換してもよく、シクロヘキサン
環、ベンゼン環の他の六員環、五員環、たとえば、ピリ
ジン環、ジオキサン環等に置換してもよく、さらに環と
環の間の結合基を変更することもでき、所望の性能に合
わせて種々の材料が選択使用されればよい。
【0164】本発明の化合物を含む液晶組成物は、液晶
セルに注入するなどして、電極付の基板間に挟持され、
液晶電気光学素子を構成する。代表的な液晶セルとして
は、TN型液晶電気光学素子がある。なお、ここで液晶
電気光学素子と表現しているのは、表示用途以外、たと
えば、調光窓、光シャッタ、偏光交換素子等にも使用で
きることを明らかにしているためである。
【0165】上記液晶電気光学素子は、TN方式、ST
N方式、ゲスト・ホスト(GH)方式、動的散乱方式、
フェーズチェンジ方式、DAP(Deformation of Align
ed Phases )方式、二周波駆動方式、強誘電性液晶表示
方式など種々のモードで使用できる。
【0166】以下に、液晶電気光学素子の構成および製
法の具体例を示す。プラスチック、ガラス等の基板上
に、必要に応じてSiO2 、Al23 等のアンダーコ
ート層やカラーフィルタ層を形成し、In23 −Sn
2 (ITO)、SnO2 等の電極を設け、パターニン
グした後、必要に応じてポリイミド、ポリアミド、Si
2 、Al23 等のオーバーコート層を形成し、配向
処理し、これにシール材を印刷し、電極面が相対向する
ように配して周辺をシールし、シール材を硬化して空セ
ルを形成する。
【0167】この空セルに、本発明の化合物を含む組成
物を注入し、注入口を封止剤で封止して液晶セルを構成
する。この液晶セルに必要に応じて偏光板、カラー偏光
板、光源、カラーフィルタ、半透過反射板、反射板、導
光板、紫外線カットフィルタ等を積層する、文字、図形
等を印刷する、ノングレア加工するなどして液晶電気光
学素子とする。
【0168】なお、上述の説明は、液晶電気光学素子の
基本的な構成および製法を示したにすぎず、たとえば2
層電極を用いた基板、2層の液晶層を形成した2層液晶
セル、TFT、MIM等の能動素子を形成したアクティ
ブマトリクス基板を用いたアクティブマトリクス素子
等、種々の構成のものが使用できる。
【0169】本発明の化合物を液晶組成物に用いること
により、少量の添加で粘性を大きく増大させることな
く、液晶に大きなねじれ配向を誘起させることができ
る。このため、近年注目されている高ツイスト角のST
N型液晶電気光学素子に好適である。その他、多色性色
素を用いたGH型液晶表示素子、強誘電性液晶電気光学
素子等にも使用できる。
【0170】
【実施例】以下において、例1〜16、19、20、お
よび23は、本発明の実施例、例17、18、21、2
2、および24は、比較例である。また、実施例中に記
載する化合物の具体例におけるアルキル基部分は直鎖構
造である。
【0171】[例1]式2A−1で表される化合物の合
成例 (第1ステップ)1000mlの4つ口フラスコに1−
ブロモ−4−ヨードベンゼンを24.9g(0.13m
ol)およびジエチルエーテル(Et2 O)を250m
l入れ、−75℃に冷却した。ここにn−BuLiのヘ
キサン溶液(1.6mol/1)89.4ml(0.1
4mol)を、撹拌しながら−70℃以下にて1時間か
けて滴下した。さらに同温度で1時間撹拌後、1,1,
2−トリフルオロ−2−(4−エチルフェニル)エチレ
ン18.6g(0.1mol)をEt2 Oに溶解した溶
液を−70℃以下にて1時間かけて滴下した。さらに同
温度で1時間撹拌後、0℃まで昇温した。ついで、1N
のHCl水溶液を200ml加え、n−ヘキサンで抽出
し、水洗、乾燥後、溶媒を留去し、得られた粗油を2−
プロパノールより再結晶することによって、1,2−ジ
フルオロ−1−(4−ブロモフェニル)−2−(4−エ
チルフェニル)エチレンを22.6g(収率70%)得
た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-Br 。
【0172】(第2ステップ)500mlの4つ口フラ
スコにMgの2gおよびテトラヒドロフラン(THF)
20mlを仕込み、ヨウ素0.01gとEtBr 0.
07gを添加した。さらに氷冷下、15〜25℃に保ち
ながら、第1ステップで得た1,2−ジフルオロ−1−
(4−ブロモフェニル)−2−(4−エチルフェニル)
エチレン20gをTHFの200mlに溶解した溶液を
40分かけて滴下した。25℃にて1時間撹拌後、−2
0℃まで冷却し、同温度にて炭酸ガスを20分かけて吹
き込んだ。−20℃にて30分撹拌後、氷水中に注ぎ、
6NのHClを100ml添加した。
【0173】酢酸エチルを100ml加え、分液後、水
層を酢酸エチルで抽出し、油層とあわせて水洗、乾燥
後、溶媒を留去し、1,2−ジフルオロ−1−(4−カ
ルボキシフェニル)−2−(4−エチルフェニル)エチ
レンの結晶を14.2g(収率80%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-CO2H 。
【0174】(第3ステップ)100mlの4つ口フラ
スコに、得られた1,2−ジフルオロ−1−(4−カル
ボキシルフェニル)−2−(4−エチルフェニル)エチ
レンを2.9g(0.01mol)、塩化チオニルを
1.8g(0.015mol)およびテトラクロロエチ
レンを15ml仕込み、80℃にて2.5時間撹拌し
た。溶媒および過剰の塩化チオニルを減圧留去後、トル
エン15ml、(S)−(+)−2−オクタノール1.
3g(0.01mol)およびピリジン1.6ml
(0.01mol)を加え、40℃にて2時間撹拌し
た。
【0175】ついで、水30mlおよび酢酸エチル20
mlを加え、分液後、水層を酢酸エチルで抽出し、油層
とあわせて水洗、乾燥後、溶媒を留去し、得られた固体
をメタノール:トルエン=2:1の混合溶液から再結晶
して1,2−ジフルオロ−1−(4−エチルフェニル)
−2−[4−[(S)−1−メチルヘプチルオキシ]フ
ェニル]エチレンを2.4g(収率60%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 ・・・式2A−1a19 F-NMR(CDCl3)δ(ppm from CFCl3):-148.4(d,JF-F=12
6.0Hz),-154.3(d,JF-F=126.0Hz) 。 MS m/e:400(M+)。
【0176】
【化33】
【0177】例1と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物中に不斉炭素の絶対配置は、S体
のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアルコー
ルを用いた場合はRである。
【0178】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13
【0179】[例2]式2A−1で表される化合物の合
成例 例1の第3ステップにおける(S)−(+)−2−オク
タノールのかわりに、(R)−1−トリフルオロメチル
ヘプタノールを1.84g(0.01mol)用いる以
外は例1と同様に反応を行い、1,2−ジフルオロ−1
−(4−エチルフェニル)−2−[4−[(R)−1−
(トリフルオロメチル)ヘプチルオキシカルボニル]フ
ェニル]エチレンを2.54g(収率56%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 ・・・式2A−1b19 F-NMR(CDCl3)δ(ppm from CFCl3):-77.5(broad s), -
147.5(d,JF-F=128.0Hz),-154.6(d,JF-F=128.0Hz)。 MS m /e:454(M+)。
【0180】
【化34】
【0181】例2と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物における不斉炭素の絶対配置は、
S体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアル
コールを用いた場合はRである。
【0182】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13
【0183】[例3]式3A−1で表される化合物の合
成例 例1の第3ステップにおける(S)−(+)−2−オク
タノールのかわりに、(S)−2−フルオロオクタノー
ルを1.48g(0.01mol)用いる以外は例1と
同様に反応を行い、1,2−ジフルオロ−1−(4−エ
チルフェニル)−2−[4−[(S)−2−フルオロオ
クチルオキシカルボニル]フェニル]エチレンを2.1
7g(収率52%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 ・・・式3A−1a MS m/e:418(M+) 。
【0184】
【化35】
【0185】例3と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物における不斉炭素の絶対配置は、
S体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアル
コールを用いた場合はRである。
【0186】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 F-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13
【0187】[例4]式2B−1で表される化合物の合
成例 例1の第1ステップにおける1,1,2−トリフルオロ
−2−(4−エチルフェニル)エチレンのかわりに、
1,1,2−トリフルオロ−2−(トランス−4−n−
プロピルシクロヘキシル)エチレンを20.6g(0.
1mol)用いる以外は例1と同様に反応を行い、1,
2−ジフルオロ−1−( 4−n−プロピルシクロヘキシ
ル) −2−[4−[(S)−1−メチルヘプチル]オキ
シカルボニルフェニル]エチレンを2.86g(収率6
8%)得た。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 ・・・式2B−1a MS m/e:420(M+) 。
【0188】
【化36】
【0189】例4と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物における不斉炭素の絶対配置は、
S体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアル
コールを用いた場合はRである。
【0190】 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CH3)-C6H13
【0191】[例5]式2B−1で表される化合物の合
成例 例1の第1ステップにおける1,1,2−トリフルオロ
−2−(4−エチルフェニル)エチレンのかわりに、
1,1,2−トリフルオロ−2−(トランス−4−n−
プロピルシクロヘキシル)エチレンを20.6g(0.
1mol)用い、第3ステップにおける(S)−(+)
−2−オクタノールのかわりに、(R)−1−トリフル
オロメチルヘプタノールを1.84g(0.01mo
l)用いる以外は例1と同様に反応を行い、1,2−ジ
フルオロ−1−( 4−n−プロピルシクロヘキシル) −
2−[4−[(R)−1−(トリフルオロメチル)ヘプ
チルオキシカルボニル]フェニル]エチレンを3.13
g(収率66%)得た。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 ・・・式2B−1b19 F-NMR(CDCl3) δ(ppm from CFCl3):-77.5(d,JF-H=7.
8Hz),-150.3(d,d,JF-H=31.9Hz,JF-F=128.0Hz),-161.7
(d,JF-F=128.0Hz)。 MS m/e:474(M+) 。
【0192】
【化37】
【0193】例5と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物における不斉炭素の絶対配置は、
S体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアル
コールを用いた場合はRである。
【0194】 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH(CF3)-C6H13
【0195】[例6]式3B−1で表される化合物の合
成例 例1の第1ステップにおける1,1,2−トリフルオロ
−2−(4−エチルフェニル)エチレンのかわりに、
1,1,2−トリフルオロ−2−(トランス−4−n−
プロピルシクロヘキシル)エチレンを20.6g(0.
1mol)用い、第3ステップにおける(S)−(+)
−2−オクタノールのかわりに、(S)−2−フルオロ
オクタノールを1.48g(0.01mol)用いる以
外は例1と同様に反応を行い、1,2−ジフルオロ−1
−(4−n−プロピルシクロヘキシル)−2−[4−
[(S)−2−フルオロオクチルオキシカルボニル]フ
ェニル]エチレンを2.67g(収率61%)得た。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 ・・・式3B−1a MS m/e:438(M+) 。
【0196】
【化38】
【0197】例6と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物における不斉炭素の絶対配置は、
S体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアル
コールを用いた場合はRである。
【0198】 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-C(O)-O-CH2-CHF-C6H13
【0199】[例7]式2A−2で表される化合物の合
成例 (第1ステップ)300mlの4つ口フラスコに1−ヨ
ード−4−メトキシメトキシベンゼンを7.92g
(0.03mol)およびEt2 Oを80ml入れ、−
75℃に冷却した。ここにn−BuLiのヘキサン溶液
(1.6mol/1)22.6ml(0.033mo
l)を、撹拌しながら−70℃以下にて滴下した。さら
に同温度で1時間撹拌後、1,1,2−トリフルオロ−
2−( 4−エチルフェニル)エチレン4.65(0.0
25mol)をEt2 Oに溶解した溶液を−70℃以下
にて滴下した。さらに同温度で1時間撹拌後、0℃まで
昇温した。ついで、1NのHCl水溶液を200ml加
え、n−ヘキサンで抽出し、水洗後、溶媒を留去し、得
られた粗油を塩酸−THF溶液にて処理し、得られた固
体をn−ヘキサンより再結晶して、1,2−ジフルオロ
−1−(4−エチルフェニル)−2−(4−ヒドロキシ
フェニル)エチレンを3.44g(収率51%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-OH 。
【0200】(第2ステップ)500mlの4つ口フラ
スコに(S)−(+)−2−メチルデカン酸1.74g
(0.01mol)、塩化チオニルを1.8g(0.0
15mol)およびテトラクロロエチレンを15ml仕
込み、N,N−ジメチルアニリンを数滴添加後、25℃
にて8時間撹拌した。溶媒および過剰の塩化チオニルを
減圧留去後、先に得られた1,2−ジフルオロ−1−
(4−エチルフェニル)−2−( 4−ヒドロキシフェニ
ル)エチレン2.7g(0.01mol)、トルエン1
5mlおよびピリジン1.6ml(0.01mol)を
加え、40℃にて2時間撹拌した。
【0201】ついで、水30mlおよび酢酸エチル20
mlを加え、分液後、水層を酢酸エチルで抽出し、油層
とあわせて水洗、乾燥後、溶媒を留去し、得られた固体
をメタノール:トルエン=2:1の混合溶液から再結晶
して1,2−ジフルオロ−1−(4−エチルフェニル)
−2−[4−[(S)−2−メチルデカノイルオキシ]
フェニル]エチレンを3.20g(収率80%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 ・・・式2A−2a MS m/e:400(M+)。
【0202】
【化39】
【0203】例7と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物における不斉炭素の絶対配置は、
S体のカルボン酸を用いた場合はSであり、R体のカル
ボン酸を用いた場合はRである。
【0204】 C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-(O)-CH(CH3)-C8H17、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17
【0205】[例8]式2B−2で表される化合物の合
成例 例7の第1ステップにおける1,1,2−トリフルオロ
−2−(4−エチルフェニル)エチレンのかわりに、
1,1,2−トリフルオロ−2−(トランス−4−プロ
ピルシクロヘキシル)エチレンを5.15g(0.02
5mol)用いる以外は例7と同様に反応を行い、1,
2−ジフルオロ−1−(トランス−4−n−プロピルシ
クロヘキシル) −2−[4−[(S)−2−メチルデカ
ノイルオキシ) フェニル]エチレンを3.19g(収率
76%)得た。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 ・・・式2B−2a MS m/e:420(M+) 。
【0206】
【化40】
【0207】例8と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物中の不斉炭素の絶対配置は、S体
のカルボン酸を用いた場合はSであり、R体のカルボン
酸を用いた場合はRである。
【0208】 C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-(O)-CH(CH3)-C8H17、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-(O)-CH(CH3)-C8H17 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17 、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-C(O)-CH(CH3)-C8H17
【0209】[例9]式2A−3で表される化合物の合
成例 (第1ステップ)100mlの4つ口フラスコにp−ト
ルエンスルホン酸クロリド5.11g(26.8mmo
l)およびピリジン15mlを仕込み、0℃以下を保ち
ながら(S)−(+)−2−オクタノール2.61g
(20mmol)を滴下した。0℃にて6時間撹拌後、
冷蔵庫(3℃以下)で15時間保存した。その後、ピリ
ジン塩酸塩を濾別し、濾液を氷水に注ぎ、Et2 Oで抽
出した。Et2 O層を2N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マ
グネシウムにて乾燥後、溶媒を留去して、(S)−2−
オクチルトシラートを5.86g得た。
【0210】ついで、100mlの4つ口フラスコに4
−ブロモフェノール3.51g(20.2mmol)、
炭酸カリウム9.0g(65mmol)およびシクロヘ
キサノン14mlを仕込み、室温下、先に合成した
(S)−2−オクチルトシラート5.12g(18mm
ol)を滴下した。さらに徐々に100℃まで昇温し、
同温度にて6時間撹拌した。冷却後、氷水に注ぎ、Et
2 Oで抽出し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液、水、
飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム
にて乾燥した。溶媒を留去後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィ(展開溶媒ヘキサン)にて精製して、1−ブ
ロモ−4−[(S)−1−メチルヘプチルオキシ]ベン
ゼンを3.99g得た(収率80%)。 Br-Ph-O-CH(CH3)-C6H13
【0211】(第2ステップ)100mlの4つ口フラ
スコに第1ステップにて得られた1−ブロモ−4−
[(S)−1−メチルヘプチルオキシ]ベンゼンを2.
17g(7.6mol)およびEt2 Oを20ml入
れ、20℃にて、n−BuLiのヘキサン溶液(1.6
mol/1)5.3ml(8.4mol)を滴下した。
さらに同温度で1時間撹拌後、−70℃に冷却し、1,
1,2−トリフルオロ−2−(4−エチルフェニル)エ
チレン1.41g(7.6mmol)をEt2 O 3m
lに溶解した溶液を−70℃以下にて滴下した。さらに
同温度で1時間撹拌後、0℃まで昇温した。ついで、1
NのHCl水溶液を200ml加え、n−ヘキサンで抽
出し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶
媒を留去し、得られた粗油をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ(展開液)にて精製した。さらに得られた固体
をエタノールから再結晶して、1,2−ジフルオロ−1
−(4−エチルフェニル)−2−[4−[(S)−1−
メチルヘプチルオキシ]フェニル]エチレンを1.70
g(収率60%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13・・・式2A−3a MS m/e:372(M+) 。
【0212】
【化41】
【0213】例9と同様の方法で、下記化合物が得られ
る。なお、下記化合物中の不斉炭素の絶対配置は、S体
のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアルコー
ルを用いた場合はRである。
【0214】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13
【0215】[例10]式2A−3で表される化合物の
合成例 例9の第1ステップにおける(S)−(+)−2−オク
タノールのかわりに、(R)−(+)−1−トリフルオ
ロメチルヘプタノールを3.68g(20mmol)用
いる以外は例9と同様に反応を行い、1,2−ジフルオ
ロ−1−(4−エチルフェニル) −2−[4−[(R)
−1−トリフルオロメチルヘプチルオキシ]フェニル]
エチレンを2.0g(収率62%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13・・・式2A−3b MS m/e:426(M+)。
【0216】
【化42】
【0217】例10と同様の方法で、下記化合物が得ら
れる。なお、下記化合物中の不斉炭素の絶対配置は、S
体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアルコ
ールを用いた場合はRである。
【0218】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13
【0219】[例11]式3A−3で表される化合物の
合成例 例9の第1ステップにおける(S)−(+)−2−オク
タノールのかわりに、(S)−2−フルオロオクタノー
ルを2.96g(20mol)用いる以外は例9と同様
に反応を行い、1,2−ジフルオロ−1−(4−エチル
フェニル)−2−[4−[(S)−2−フルオロオクチ
ルオキシ]フェニル]エチレンを1.3g(収率65
%)得た。 C2H5-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13・・・式3A−3a MS m/e:390(M+) 。
【0220】
【化43】
【0221】例11と同様の方法で、下記化合物が得ら
れる。なお、下記化合物中の不斉炭素の絶対配置は、S
体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアルコ
ールを用いた場合はRである。
【0222】C3H7-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C4H9-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C5H11-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5OCH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3C≡C-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 CF3-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 CF3O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CF3CH2O-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 F-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 Cl-Ph-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0223】[例12]式2B−3で表される化合物の
合成例 例9の第2ステップにおける1,1,2−トリフルオロ
−2−(4−エチルフェニル)エチレンのかわりに、
1,1,2−トリフルオロ−2−(トランス−4−n−
プロピルシクロヘキシル)エチレンを1.57g(7.
6mol)用いる以外は例9と同様に反応を行い、1,
2−ジフルオロ−1−(4−n−プロピルシクロヘキシ
ル)−2−[4−[(S)−1−メチルヘプチルオキ
シ]フェニル]エチレンを2.37g(収率80%)得
た。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13・・・式2B−3a MS m/e:389(M+)。
【0224】
【化44】
【0225】例12と同様の方法で、下記化合物が得ら
れる。なお、下記化合物中の不斉炭素の絶対配置は、S
体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアルコ
ールを用いた場合はRである。
【0226】C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CH3)-C6H13
【0227】[例13]式2B−3で表される化合物の
合成例 例9の第1ステップにおいて、(S)−(+)−2−オ
クタノールのかわりに、(R)−1−トリフルオロメチ
ルヘプタノールを3.68g(20mol)用い、第2
ステップにおいて、1,1,2−トリフルオロ−2−
(4−エチルフェニル)エチレンのかわりに、1,1,
2−トリフルオロ−2−(トランス−4−n−プロピル
シクロヘキシル)エチレンを1.57g(7.6mmo
l)用いる以外は例9と同様に反応を行い、1,2−ジ
フルオロ−1−(4−n−プロピルシクロヘキシル)−
2−[4−[(R)−1−(トリフルオロメチル)ヘキ
シルオキシ]フェニル]エチレンを2.64g(収率7
8%)得た。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13・・・式2B−3b MS m/e:446(M+) 。
【0228】
【化45】
【0229】例13と同様の方法で、下記化合物が得ら
れる。なお、下記化合物中の不斉炭素の絶対配置は、S
体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアルコ
ールを用いた場合はRである。
【0230】C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH(CF3)-C6H13
【0231】[例14]式3B−3で表される化合物の
合成例 例9の第1ステップにおいて、(S)−(+)−2−オ
クタノールのかわりに、(S)−2−フルオロオクタノ
ールを2.96g(20mmol)用い、第2ステップ
において、1,1,2−トリフルオロ−2−(4−エチ
ルフェニル)エチレンのかわりに、1,1,2−トリフ
ルオロ−2−(トランス−4−n-プロピルシクロヘキシ
ル)エチレンを1.57g(7.6mmol)用いる以
外は例9と同様に反応を行い、1,2−ジフルオロ−1
−(4−n−プロピルシクロヘキシル) −2−[4−
[(S)−2−フルオロオクチルオキシ]フェニル]エ
チレンを2.34g(収率75%)得た。 C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13・・・・式3B−3a MS m/e:410(M+)。
【0232】
【化46】
【0233】例14と同様の方法で、下記化合物が得ら
れる。なお、下記化合物中の不斉炭素の絶対配置は、S
体のアルコールを用いた場合はSであり、R体のアルコ
ールを用いた場合はRである。
【0234】C2H5-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C4H9-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 C5H11-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5O-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13 、 C2H5OCH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3CH=CHCH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13、 CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-O-CH2-CHF-C6H13
【0235】[例15、例16]ベース液晶組成物(メ
ルク社製、商品名:ZLI−1565)の95重量部
に、例1で合成した1,2−ジフルオロ−1−(4−エ
チルフェニル) −2−[4−[(S)−(+)−1−メ
チルヘプチルオキシカルボニル]フェニル]エチレン
(式2A−1a)を5重量部加え、液晶組成物(イ)を
得た。また、例4で合成した1,2−ジフルオロ−1−
(4−n−プロピルシクロヘキシル) −2−[4−
[(S)−(+)−1−メチルヘプチルオキシカルボニ
ル]フェニル]エチレン(式2B−1a)を5重量部加
え、液晶組成物(ロ)を得た。
【0236】得られた液晶組成物(イ)および液晶組成
物(ロ)の粘度より、式2A−1aで表される化合物お
よび式2B−1aで表される化合物の25℃または0℃
における粘度(単位:cSt)を100%外挿値として
算出した。結果を表1に示す。
【0237】[例17(比較例)、例18(比較例)]
ZLI−1565の95重量部に、市販のカイラル剤
で、コレステリック環を有する[東京化成社製、商品
名:コレステリルノナノエートCN(以下、CNと略
記)]またはジエステル化合物の[メルク社製 商品
名:S−811]を5重量部ずつ加え、液晶組成物
(ハ)および液晶組成物(ニ)を得た。例15および例
16と同様にカイラル剤の粘度を算出した。結果を表1
に示す。
【0238】
【化47】
【0239】[例19、例20]ZLI−1565の9
9重量部に、例1で合成した式2A−1aで表される化
合物を1重量部加え、液晶組成物(ホ)を得た。またZ
LI−1565の99重量部に、例4で合成した式2B
−1aで表される化合物を1重量部加え、液晶組成物
(ヘ)を得た。
【0240】液晶組成物(ホ)に含まれる式2A−1a
で表される化合物の25℃におけるヘリカルピッチ長
(p)および液晶組成物(ヘ)に含まれる式2B−1a
で表される化合物の25℃におけるヘリカルピッチ長
(p)をカノー(Cano)ウエッジ法(松村ら、応用
物理,43,125,(1974))にて測定した結果、組成物(ホ)
では10.8μm、組成物(ヘ)では9.3μmであっ
た。
【0241】[例21(比較例)、例22(比較例)]
ZLI−1565の99重量部に、CNまたはS−81
1をそれぞれ1重量部加え、液晶組成物(ト)および
(チ)を得た。
【0242】液晶組成物に含まれるCNまたはS−81
1のヘリカルピッチ長(p)を例19および例20と同
様の方法で測定した結果、CNでは21. 6μm、S−
811では10.7μmであった。
【0243】[例23]液晶組成物A[セイミケミカル
社製、商品名:SPM−1576]の100重量部に式
2A−1aで表される化合物を1. 44重量部添加して
液晶組成物(リ) を得た。ラビング処理したポリイミド
被膜に覆われた電極からなる一対の電極基板間に液晶組
成物(リ)を挟持し、液晶層厚を4μmとして応答速度
(τr +τd 、単位:ms)、シャープネス(V80/V
10)、およびしきい値電圧(Vth、単位:V)を測定し
た。測定条件は、1/240デューティ、Δnd=0.
86、d/p=0.57、温度25℃、イエローモード
とした。結果を表2に示す。
【0244】[例24(比較例)]液晶組成物Aの10
0重量部にCNを2. 28重量部添加して液晶組成物
(ヌ) を得た。例23と同様に応答速度およびシャープ
ネスを測定した結果を表2に示す。
【0245】
【表1】
【0246】
【表2】
【0247】
【発明の効果】本発明の新規な光学活性トランス−ジフ
ルオロエチレン化合物は、低粘性であり、かつ、従来の
カイラル剤に比較した場合にヘリカルねじれ能(helica
l twisting power) が大きいために、STN型の液晶組
成物に添加した場合には、粘度の上昇が小さく高速応答
を達成可能な液晶組成物を得ることができる優れた化合
物である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 19/30 C09K 19/30 // C07M 7:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式1で表される光学活性トランス−ジフ
    ルオロエチレン化合物。 【化1】 R1-(A1)m-A2-CF=CF-A3-(A4)n-B-(CH2)p-C*HX-R2 ・・・式1 ただし、式1中の記号は、以下の意味を示す。 −CF=CF−:トランス−ジフルオロエチレン基を意
    味する。 C* :該炭素原子が不斉炭素であることを意味する。 A1 、A2 、A3 、A4 :それぞれ、相互に独立して、
    1,4−フェニレン基およびトランス−1,4−シクロ
    ヘキシレン基から選ばれる環基を示し、これらの環基を
    形成する水素原子の1個以上はハロゲン原子に置換され
    ていてもよい。また、1,4−フェニレン基の環を構成
    する1個以上の=CH−基は窒素原子に置換されていて
    もよく、またトランス−1,4−シクロヘキシレン基の
    環を構成する1個以上の−CH2 −基は酸素原子または
    硫黄原子に置換されていてもよい。 B:カルボニルオキシ基、オキシカルボニル基、また
    は、エーテル性の酸素原子を示す。 R1 、R2 :それぞれ、相互に独立して、炭素数1〜1
    0のアルキル基、炭素数2〜10のトランス−アルケニ
    ル基、炭素数2〜10のアルキニル基、ハロゲン原子、
    またはシアノ基を示す。アルキル基、トランス−アルケ
    ニル基、またはアルキニル基である場合には、基中の炭
    素−炭素単結合間またはこれらの基と環基との炭素−炭
    素単結合間には、酸素原子が挿入されていてもよく、ま
    た、基中の−CH2 −部分がカルボニル基に置換されて
    いてもよく、また、基中の水素原子の一部または全部が
    フッ素原子で置換されていてもよい。 X:R2 とは異なる基であり、メチル基、トリフルオロ
    メチル基、またはハロゲン原子を示す。 m:0または1を示す。 n:0または1を示す。 p:0〜5の整数を示す。
  2. 【請求項2】mおよびnが0である請求項1の光学活性
    トランス−ジフルオロエチレン化合物。
  3. 【請求項3】pが0または1である請求項1または2の
    光学活性トランス−ジフルオロエチレン化合物。
  4. 【請求項4】R1 およびR2 が、それぞれ、相互に独立
    して、炭素数1〜10のアルキル基である請求項1、2
    または3の光学活性トランス−ジフルオロエチレン化合
    物。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4の光学活性トラ
    ンス−ジフルオロエチレン化合物を0.1〜10重量%
    含む液晶組成物。
  6. 【請求項6】請求項5の液晶組成物を用いた液晶電気表
    示素子。
  7. 【請求項7】ツイストネマティック型またはスーパーツ
    イストネマティック型である請求項6の液晶電気表示素
    子。
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