JPH10109716A - 物品のピッキング方法 - Google Patents

物品のピッキング方法

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JPH10109716A
JPH10109716A JP27896896A JP27896896A JPH10109716A JP H10109716 A JPH10109716 A JP H10109716A JP 27896896 A JP27896896 A JP 27896896A JP 27896896 A JP27896896 A JP 27896896A JP H10109716 A JPH10109716 A JP H10109716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッキングユニットからの物品のピッキング
を連続して行なうとともに、コンテナ搬送ラインに対す
る物品投入部でのコンテナの停止時間を短くして生産性
を向上し、且つコンテナへの集荷品質の向上を図るこ
と。 【解決手段】 物品のピッキング方法において、ピッキ
ングユニット10Aとコンテナ搬送ライン30との間
に、仮取箱ストレージライン20Aを設け、ストレージ
ライン20Aにストレージされた同一店分の仮取箱11
を店合せ部41で店合せし、同一店のコンテナ12と仮
取箱11とを照合し、該仮取箱11内の物品を該仮取箱
11とともに、もしくは該仮取箱11から取り出して該
コンテナ12に投入するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流センター等で
用いられて好適な物品のピッキング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品のピッキング方法として、複
数品種の物品を収納したピッキングユニットから各店
(配送先)の注文内容に合致する必要品種の物品を必要
数づつピッキングし、ピッキングした物品をコンテナ搬
送ライン上の当該店のコンテナに投入して集荷するもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 ピッキングユニットからピッキングされた物品をコン
テナの搬送ライン上のコンテナに直接投入することとし
ている。このため、ピッキングユニットの投入予定間口
前に一時停止せしめて物品投入のために待機する投入予
定コンテナは、手間のかかるピッキングが終了するまで
の長い時間その投入予定間口前に待機するものとなり、
生産性が悪い。
【0004】搬送ライン上のすべてのコンテナがピッ
キングユニットの各間口前を通過することとしている。
このため、オペレータは、ピッキングユニットからの投
入予定のないコンテナが各間口前を素通りし、次投入予
定のコンテナが次投入予定間口前に来て停止するまでの
間、ピッキングユニットからのピッキングを中断するも
のとなり、生産性が悪い。
【0005】尚、物品のピッキング方法では、各店のコ
ンテナに集荷された物品が、当該店の注文内容に合致し
ていることの品質保証を行なうことが望まれる。
【0006】本発明の課題は、ピッキングユニットから
の物品のピッキングを連続して行なうとともに、コンテ
ナ搬送ラインに対する物品投入部でのコンテナの停止時
間を短くして生産性を向上し、且つコンテナへの集荷品
質の向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数品種の物品を収納したピッキングユニットか
ら、予め定められた店順で、各店に必要品種の物品を必
要数づつピッキングする物品のピッキング方法におい
て、コードが付された仮取箱を同一店について必要数用
い、各店のためにピッキングした物品を仮取箱に投入す
るピッキング工程と、同一店分の仮取箱のコードをまと
めて認識するコードエントリー工程と、物品をピッキン
グされた仮取箱を店順で仮取箱ストレージラインに前送
りするストレージ工程と、ストレージされた同一店分の
仮取箱のコンテナへの投入前段階で、それら同一店分の
仮取箱のコードを再認識し、同一店分の仮取箱の店合せ
の確認を行なう店合せ工程と、同一店のコンテナと仮取
箱とを照合し、該仮取箱内の物品を該仮取箱とともに、
もしくは該仮取箱から取り出して該コンテナに投入する
コンテナ投入工程とを有してなるようにしたものであ
る。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、複数のピッキングユニット
と、各ピッキングユニット毎に独立の仮取箱ストレージ
ラインとを有し、各仮取箱ストレージラインを前送りさ
れて来た同一店分の仮取箱のコンテナへの投入前段階
で、それら同一店分の仮取箱のコードを再認識し、同一
店分の仮取箱の店合せの確認を行なうとともに、それら
同一店分の仮取箱を一まとめに合流せしめるようにした
ものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記店合せの確認の結果に基
づき、(a) 次予定順位の店の仮取箱を認識した場合に
は、次予定順位の店の仮取箱がその前の予定順位の仮取
箱と一緒にくっついて合流された可能性があることをガ
イド表示し、まちがっていた次予定順位の店の仮取箱を
元の仮取箱ストレージラインの先頭に戻し、(b) 予定順
位にない仮取箱を認識した場合には、前記コードエント
リー工程で、当該仮取箱のコードが認識されなかった可
能性があることをガイド表示し、まちがっていた仮取箱
を取り除くようにしたものである。
【0010】本発明によれば下記〜の作用がある。 ピッキングユニットとコンテナ搬送ラインとの間に、
仮取箱ストレージラインを設けた。これにより、投入予
定コンテナの到来を待つことのない先取りピッキングを
行ない、この先取りピッキングした物品をストレージし
ておくことができ、ピッキング作業を中断することなく
連続して行なうことができる。また、投入予定コンテナ
がコンテナ搬送ラインの投入部に到来したら、当該店の
仮取箱内の物品をストレージライン側から直ちに当該コ
ンテナに投入でき、コンテナの停止時間も短くできる。
【0011】上記の先取りピッキングについて、2
つ以上のピッキングユニット(1ピッキングユニットに
1ストレージラインを設ける)に品種を分割してそれぞ
れ並行して先取りピッキングをすることで、各ピッキン
グユニットでの負担を軽くし、ピッキング能力を上げる
ことができる。
【0012】そして、複数のピッキングユニットで先取
りし、ストレージしたものをコンテナへの投入前段階で
同一店単位で合致せしめ、一か所にまとめてコンテナに
投入する。これにより、コンテナへの投入部をまとめら
れるので、オペレータ人数は少なくてすむ。即ち、手間
のかかるピッキングは各ピッキングユニットで分担して
行ない、且つ手間がかからないコンテナへの投入はまと
めて行なうことで、高能力且つ少人数で作業できる。
【0013】物品は、大小様々な仮取箱(段ボール箱
等)に入れてストレージできる。また、ストレージした
物品の店合せ、合流店合せをまちがいなく行なうため
に、仮取箱の個別No. バーコード等のコードを利用し、
店合せ結果の確認を行ない、コンテナへの集荷品質の向
上を図っている。通常は、各ストレージラインの先端か
ら仮取箱を切り出すときに箱数を数えて合流させるが、
この場合、箱サイズ等によっては、 2個の仮取箱がくっ
ついて流れてしまうことがある。そうすると、その後ず
っと 1箱分ずれたままでコンテナに投入されることにな
り、コンテナへの集荷物品の品質保証ができない。
【0014】尚、請求項2に記載の本発明にあっては、
同一店分の仮取箱のコードのコンテナ取入前段階での再
認識を、それら同一店分の仮取箱の合流の前又は後のい
ずれにて行なうものであっても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1はピッキング設備のレイアウ
トを示す模式図、図2は店合せ/投入ステーションを示
す模式図、図3は回転棚ピッキング手順を示す流れ図、
図4は流動棚ピッキング手順を示す流れ図、図5は店合
せ/投入手順を示す流れ図、図6は店合せ予定データ等
仮取箱エントリーデータを示す模式図、図7は仮取箱を
示す模式図、図8はコンテナのバーコードラベルを示す
模式図である。
【0016】ピッキング設備10は、例えば、ピッキン
グユニット10A、10Bを有し、各ピッキングユニッ
ト10A、10Bから、オーダー加工CPUが各店から
の注文データに基づいて予め定めた店順(配送先順)
で、各店に必要品種の物品を必要数づつ仮取箱11にピ
ッキングする。そして、各ピッキングユニット10A、
10Bでピッキングされた物品を収納した仮取箱11
は、各ピッキングユニット10A、10B毎に設けられ
ている仮取箱ストレージライン20A、20Bを前送り
されて、店合せ/投入ステーション40に送られる。他
方、各店に割当たられたコンテナ12は、コンテナ搬送
ライン30により、複数の店合せ/投入ステーション4
0を順次通過可能とされている。そして、店合せ/投入
ステーション40に送られた各仮取箱11の物品は、店
合せ部41にて店合せされた後、待機部42、投入部4
3を経て、(該仮取箱11とともに、もしくは仮取箱1
1から取出されて)同一店の投入予定コンテナ12に投
入される。このようにして、物品を投入されたコンテナ
12は、下工程の出荷場へと向けて搬出せしめられる。
これにより、各店からの注文の物品を集荷を完了するも
のとなる。
【0017】以下、ピッキングユニット10A、10
B、仮取箱ストレージライン20A、20B、コンテナ
搬送ライン30、店合せ/投入ステーション40のそれ
ぞれについて説明する。尚、ピッキング設備10のオー
ダー加工CPUは、ピッキングユニット10A、10B
からのピッキングに先立ち、各店からの注文データに基
づいて、各店番号(店コード)毎(各店に対応する配送
号車−店No. )に、ピッキングユニット10Aによるピ
ッキング(マルチピッキング)を行なうか、ピッキング
ユニット10Bによるピッキング(デジピッキング)を
行なうかの、図6に示す如くの店合せ予定データを発行
する。
【0018】また、仮取箱11は、ピッキングユニット
10Bで物品を取出されて不要になった空ダンボール箱
(図7(A))、もしくは買い物かご(図7(B))等
が用いられ、それらの各箱毎に固有のバーコード11A
が付されている。
【0019】また、コンテナ12は、図8に示す如く、
折畳コンテナ等が用いられ、バーコードラベル12Aが
付されている。バーコードラベル12Aのバーコード
は、例えば10桁からなり、第 1〜第 3桁により当該コン
テナ12が立ち寄って停止し物品投入されることとなる
店合せ/投入ステーション40(下 1桁目が 1なら第1
ステーション40で停止、0 なら第1ステーション40
を素通り、 2桁目が 1なら第2ステーション40で停
止、0 なら第2ステーション40は素通り…)、第4、
第 5桁により店No. 、第6 〜第 9桁により配送号車No.
、第10桁により積付けパレット種別(親パレットもし
くは小パレット(親パレットの 1/2 サイズ))を表示
する。
【0020】(ピッキングユニット10A)(図1、図
3) ピンキングユニット10A(マルチユニット)は、水平
回転棚であり、1棚に1品種を2 〜 3ケース保管し、少
量多品種の物品をピッキングを行なうに適する。ピッキ
ングユニット10Aは、オーダー加工CPUからのピッ
キング指令を受けて、当該ピッキングユニット10Aで
行なうピッキング内容(ピッキング間口とピッキング数
量)を案内するマルチユニットCPU13Aを有する。
ピッキングユニット10Aによるピッキングは以下の如
く行なわれる。
【0021】(1) 仮取箱ストレージライン20Aの入側
に、各店毎に自由な個数の仮取箱11が用意される。
【0022】(2) マルチユニットCPU13Aは、その
店のためのピッキング間口を開扉するとともに、当該、
間口にピッキング数量を表示する。オペレータは、その
店のための開扉されたピッキング間口から、その店のた
めのピッキング数量の物品を取出し(その扉を閉じ)、
その店の仮取箱11に取出し物品を投入し、この仮取箱
11を仮取箱ストレージライン20Aに流す。
【0023】(3) 仮取箱ストレージライン20Aに流さ
れた仮取箱11に付されているバーコード11Aを店エ
ントリーバーコードリーダ14Aで読み、この読取デー
タが店合せ制御板に送られる。
【0024】(4) マルチユニットCPU13Aが上記
(2) で開扉した全ての間口の扉閉じを認識して1店分の
ピッキングが終了したことを認識すると、このピッキン
グ終了が店投入完了ボタン15Aに付帯している完了表
示ランプの点灯によりオペレータに知られされる。これ
により、オペレータは、その店の最後の仮取箱11をス
トレージライン20Aに流したことを確認し、店投入完
了ボタン15Aをオンする。
【0025】(5) 上記店投入完了ボタン15Aのオンに
より、マルチユニットCPU13Aはその店の店コード
を店合せ制御盤に送る。これにより、店合せ制御板は、
前の店のピッキングが完了してから、その店のピッキン
グが完了するまでに流れた仮取箱11について上記(3)
で店合せ制御盤に転送された各仮取箱11のバーコード
11Aをその店の店コードに対応する一まとめにして記
憶する。これにより、その店の同一店分のエントリーデ
ータ(図6)が作成されたものとなる。
【0026】(ピッキングユニット10B)(図1、図
4) ピッキングユニット10B(デジユニット)は、流動棚
であり、全5ゾーンからなり、各1ゾーンに4段5列の
20品種分の間口を備えている。各間口には、サプライ装
置により、パレット荷の 1層分のケースが補充可能され
ている。ピッキングユニット10Bは、オーダー加工C
PUからのピッキング指令を受けて、当該ピッキングユ
ニット10Bで行なうピッキング内容(ピッキング間口
とピッキング数量)を案内するデジユニットCPU13
Bを有する。ピッキングユニット10Bによるピッキン
グは以下の如くなされる。
【0027】(1) デジユニットCPU13Bは、1店の
注文データを、1個の仮取箱11以内毎のデータに仮分
割する。
【0028】(2) オペレータは、上記(1) の仮分割デー
タに対応する箱サイズガイド表示を参考に、当該仮分割
データ毎に適合できるサイズの仮取箱11を選び、仮取
箱ストレージライン20Bの入側に用意する。即ち、ピ
ッキングユニット10Bでは、中間ゾーンで物品を投入
するために新規仮取箱11を追加すると同一店分と他の
店分との仮取箱11の区切りを認識できなくなるので、
予め各仮取箱11に何を入れるかをデジユニットCPU
13Bにて、上記仮分割データに基づいて決める。
【0029】ここで、仮取箱ストレージライン20Bに
用意された仮取箱11に付されているバーコード11A
を店エントリーバーコードリーダ14Bで読み、この読
取データが店合せ制御板に転送される。
【0030】(3) デジユニットCPU13Bは、仮取箱
11をストレージライン20Bにより移動し、ピッキン
グユニット10Bにおいて注文品のあるゾーンに停止せ
しめる。ピッキングユニット10Bは、各ゾーンのピッ
キング間口にピッキング数量を表示してある。オペレー
タは、このピッキング表示に従い、各間口から物品を取
出し仮取箱11に入れ、当該ピッキング間口のピッキン
グ取出完了ボタンをオンする。当該ゾーンの全てのピッ
キング表示間口で取出完了ボタンがオンされると、デジ
ユニットCPU13Bは仮取箱11を次ゾーンに送り、
必要なピッキングを行なう。
【0031】(4) デジユニットCPU13Bが仮分割し
たその店のための全ての仮取箱11について上記(2) 、
(3) を行ない、その店についての最後の仮取箱11がピ
ッキングユニット10Bの最後のゾーンを通過したこと
をデジユニットCPU13Bが認識すると、CPU13
Bはその店の店コードを店合せ制御板に送る。これによ
り、店合せ制御板は、前の店のピッキングが完了してか
ら、その店のピッキングが完了するまでに流れた仮取箱
11について上記(2) で店合せ制御板に転送された各仮
取箱11のバーコード11Aをその店の店コードに対応
する一まとめにして記憶する。これにより、その店の同
一店分のエントリーデータ(図6)が作成されたものと
なる。
【0032】(仮取箱ストレージライン20A、20
B)(図1、図2) 仮取箱ストレージライン20Aは、ピッキングユニット
10Aにて店順に用意され、物品をピッキングされた仮
取箱11を店順で店合せ/投入ステーション40に前送
りし、ストレージする。ストレージライン20Aの終端
に達した仮取箱11は、プッシャ21Aの押動により店
合せ/投入ステーション40の店合せ部41に払い出し
可能とされる。
【0033】仮取箱ストレージライン20Bは、ピッキ
ングユニット10Bにて店順に用意され、物品をピッキ
ングされた仮取箱11を店順で店合せ/投入ステーショ
ン40に前送りし、ストレージする。ストレージライン
20Bの終端に達した仮取箱11は、ストッパ21Bの
解放により店合せ/投入ステーション40の店合せ部4
1に払い出し可能とされる。
【0034】各ストレージライン20A、20Bの終端
に達した仮取箱11は、互いに並列待機せしめられる。
【0035】(コンテナ搬送ライン30)(図1、図
2) コンテナ搬送ライン30は、各店のコンテナ12を、オ
ーダー加工CPUが各店からの注文データに基づいて予
め定めた店順(配送先順)で送り、複数の店合せ/投入
ステーション40(第1〜第3ステーション40)を順
次通過せしめる。
【0036】(店合せ/投入ステーション40)(図
1、図2、図5) 店合せ/投入ステーション40は、各仮取箱ストレージ
ライン20A、20Bにストレージした同一店分の仮取
箱11を店合せ部41で店合せして合流するとともに、
コンテナ搬送ライン30を搬送されて来た当該店合せ/
投入ステーション40での投入予定コンテナ12を店合
せ部41で同一店単位にグループ化する。そして、同一
店の仮取箱11に収納した物品を投入部43において、
当該店のコンテナ12に投入する。待機部42は、店合
せ部41と投入部43の間に設けられ、投入部43で仮
取箱11からコンテナ12に投入作業している間、店合
せ部41で次の店の店合せ合流を行ない、店合せ/投入
作業の運転効率の向上を図ることとしている。店合せ/
投入ステーション40による店合せ/投入は以下の如く
なされる。
【0037】(1) 店合せ制御板は、予めオーダー加工C
PUから前述の店合せ予定データ(図6)を受取り、店
合せ部41での仮取箱11の店合せに際し、これを参考
にして、同一店の注文品についてはどのストレージライ
ン20A、20Bから来る仮取箱11の物品を合流させ
るべきかを判断し、各ストレージライン20A、20B
の前述のエントリーデータより、各ストレージライン2
0A、20Bの終端側にストレージされている何箱(何
番目の箱まで)を合流させるべきかを判断する。この店
合せ制御板の判断により、店合せ部41にて店合せ合流
させるべき仮取箱11を、ストレージライン20Aにつ
いてはプッシャ21Aにより、ストレージライン20B
についてはストッパ21Bにより店合せ部41に払い出
して一まとめに合流し、直列待機せしめる。
【0038】このとき、投入部43には、3箱までしか
入らないので、同一店について4箱以上あるときには、
3箱以内毎の小グループに分割する。各グループの仮取
箱11は店合せ部41から待機部42を経て投入部43
に送られる。同一店の先行グループの仮取箱11が投入
部43に送られたとき、後続有無表示ランプ44が点灯
し、後続有りを表示する。先行グループの仮取箱11が
投入部43から取出されると、後続グループの仮取箱1
1が待機部42から投入部43に前送りされる
【0039】(2) ストレージライン20A、20B側の
店合せ部41には各仮取箱11のバーコード11Aを読
み取るバーコードリーダ45が設けられている。店合せ
制御板が各ストレージライン20A、20Bから店合せ
部41に合流せしめられた同一店分の仮取箱11のバー
コード11Aを再認識し、この再認識結果を前述のピッ
キングユニット10A、10Bから当該仮取箱11への
ピッキング時に作成したエントリーデータと照合し、店
合せが確実に行なわれたことを確認する。
【0040】この店合せの確認結果に誤りがあれば、異
常表示し、下記(a) 、(b) を行なう。 (a) 次予定順位の店の仮取箱11がまちがって合流され
た場合には、次予定順位の店の仮取箱11がその前の予
定順位の仮取箱11と一緒にくっついて合流された可能
性があることをガイド表示し、前の予定順位の店のコン
テナ内容を検査するとともに、まちがっていた仮取箱1
1を元の仮取箱ストレージライン20A、20Bの先頭
に戻す。
【0041】(b) 予定順位にない仮取箱11がまちがっ
て合流された場合には、前述のピッキングユニット10
A、10Bにおける店エントリーバーコードリーダ14
A、14Bによるコードエントリー工程で、その前の仮
取箱11とくっついて1箱として認識された可能性のあ
ることをガイド表示し、まちがっていた仮取箱11を取
り除くとともに、その前の仮取箱11と同一店のコンテ
ナ内容を検査する。
【0042】尚、上記(a) 、(b) の検査はこの投入ステ
ーション40で行なっても良いが、下流の別の場所で行
ない、投入ステーション40では、速やかにこの異常を
解除して投入を再開することで、能力の低下を防いでい
る。
【0043】(3) 同一店の投入予定コンテナ12を店合
せ部41にて一まとめにし、これを店合せ部41から待
機部42、投入部43に送る。
【0044】このとき、投入部43には3コンテナ分し
か入らないので、同一店について4コンテナ以上あると
きには、3個コンテナ以内毎の小グループに分割する。
各グループのコンテナ12は、店合せ部41から待機部
42を経て投入部43に送られる。同一店の先行グルー
プのコンテナ12が投入部43に送られたとき、コンテ
ナ前送りボタン46に付帯してある後続有無表示ランプ
を点灯し、後続有りを表示する。コンテナ前送りボタン
46の後続有無表示ランプが後続有りを表示し、且つ先
行グループのコンテナ12が投入部43で満杯のとき、
コンテナ前送りボタン46をオンし、後続グループのコ
ンテナ12を投入部43に前送りする。
【0045】(4) コンテナ搬送ライン30側の店合せ部
41には各コンテナ12のバーコードラベル12Aのバ
ーコードを読み取るバーコードリーダ47が設けられて
いる。店合せ制御板は、同一店のコンテナ12のバーコ
ードと仮取箱11のバーコード11Aとを照合し、同一
店分の仮取箱11、コンテナ12をそれらの待機部42
から投入部43に同時発進させる。このとき、投入要求
表示ランプ48が点灯せしめられ、これによってオペレ
ータは待機部42から投入部43へ移動中の仮取箱11
を対応するコンテナ12へと投入する。コンテナ12へ
の投入完了後、オペレータは投入完了スイッチ49をオ
ンし、当該コンテナ12を下工程へと発進せしめる。
【0046】従って、ピッキング設備10によるピッキ
ング作業は以下の如くなされる。 (1) ピッキング工程 ピッキングユニット10A、10Bのそれぞれにおい
て、バーコード11Aが付された仮取箱11を同一店に
ついて必要数用意し、予め定めた店順で用意されたそれ
らの仮取箱121に対し、各店の注文データに従う必要
品種の物品を必要数づつピッキングする。
【0047】(2) コードエントリー工程 同一店分の仮取箱11のバーコード11Aを、当該店の
店コードに対応させた一まとめのエントリーデータとし
て認識する。
【0048】尚、上記(1) と(2) の先後の順位はいずれ
でも良く、コードエントリー工程がピッキング工程に先
立つものであっても良い。
【0049】(3) ストレージ工程 物品をピッキングされた仮取箱11を店順で仮取箱スト
レージライン20A、20Bに前送りしてストレージす
る。
【0050】(4) 店合せ工程 仮取箱ストレージライン20A、20Bを前送りされて
来た同一店分の仮取箱11を、コンテナ12への投入前
段階で、店合せ部41にて一まとめに合流せしめる。そ
して、合流せしめた同一店分の仮取箱11のバーコード
11Aを前記(2) のエントリーデータに照合して再認識
し、同一店分の仮取箱11の店合せの確認を行なう。
【0051】この店合せの確認結果にまちがいがあれ
ば、前述(a) 、(b) の異常ガイド表示とコンテナ内容の
検査を行なう。
【0052】(5) コンテナ投入工程 同一店のコンテナ12と仮取箱11とを照合し、仮取箱
11内の物品を投入部43でコンテナ12に投入する。
【0053】従って、本実施形態によれば、下記〜
の作用がある。 ピッキングユニット10A、10Bとコンテナ搬送ラ
イン30との間に、仮取箱ストレージライン20A、2
0Bを設けた。これにより、投入予定コンテナ12の到
来を待つことのない先取りピッキングを行ない、この先
取りピッキングした物品をストレージしておくことがで
き、ピッキング作業を中断することなく連続して行なう
ことができる。また、投入予定コンテナ12がコンテナ
搬送ライン30の投入部43に到来したら、当該店の仮
取箱11内の物品をストレージライン20A、20B側
から直ちに当該コンテナに投入でき、コンテナ12の停
止時間も短くできる。
【0054】上記の先取りピッキングについて、2
つ以上のピッキングユニット10A、10B(1ピッキ
ングユニット10A、10Bに1ストレージライン20
A、20Bを設ける)に品種を分割してそれぞれ並行し
て先取りピッキングをすることで、各ピッキングユニッ
ト10A、10Bでの負担を軽くし、ピッキング能力を
上げることができる。
【0055】そして、複数のピッキングユニット10
A、10Bで先取りし、ストレージしたものをコンテナ
への投入前段階で同一店単位で合致せしめ、一か所にま
とめてコンテナ12に投入する。これにより、コンテナ
12への投入部43をまとめられるので、オペレータ人
数は少なくてすむ。即ち、手間のかかるピッキングは各
ピッキングユニット10A、10Bで分担して行ない、
且つ手間がかからないコンテナ12への投入はまとめて
行なうことで、高能力且つ少人数で作業できる。
【0056】物品は、大小様々な仮取箱11(段ボー
ル箱等)に入れてストレージできる。また、ストレージ
した物品の店合せ、合流店合せをまちがいなく行なうた
めに、仮取箱11の個別No. バーコード等のコードを利
用し、店合せ結果の確認を行ない、コンテナ12への集
荷品質の向上を図っている。通常は、各ストレージライ
ン20A、20Bの先端から仮取箱11を切り出すとき
に箱数を数えて合流させるが、この場合、箱サイズ等に
よっては、 2個の仮取箱11がくっついて流れてしまう
ことがある。そうすると、その後ずっと 1箱分ずれたま
までコンテナ12に投入されることになり、コンテナ1
2への集荷物品の品質保証ができない。
【0057】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の物品のピッキング方法は、単一の店合せ/投入ス
テーションに対し、1つのピッキングユニットと1つの
ストレージラインだけをもつものにも適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピッキン
グユニットからの物品のピッキングを連続して行なうと
ともに、コンテナ搬送ラインに対する物品投入部でのコ
ンテナの停止時間を短くして生産性を向上し、且つコン
テナへの集荷品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はピッキング設備のレイアウトを示す模式
図である。
【図2】図2は店合せ/投入ステーションを示す模式図
である。
【図3】図3は回転棚ピッキング手順を示す流れ図であ
る。
【図4】図4は流動棚ピッキング手順を示す流れ図であ
る。
【図5】図5は店合せ/投入手順を示す流れ図である。
【図6】図6は店合せ予定データ等仮取箱エントリーデ
ータを示す模式図である。
【図7】図7は仮取箱を示す模式図である。
【図8】図8はコンテナのバーコードラベルを示す模式
図である。
【符号の説明】
10A、10B ピッキングユニット 11 仮取箱 11A バーコード 12 コンテナ 12A バーコードラベル 14A、14B 店エントリーバーコードリーダ 20A、20B 仮取箱ストレージライン 30 コンテナ搬送ライン 40 店合せ/投入ステーション 41 店合せ部 42 待機部 43 投入部 45 バーコードリーダ 47 バーコードリーダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 物品ピッキング方法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数品種の物品を収納したピッキングユ
    ニットから、予め定められた店順で、各店に必要品種の
    物品を必要数づつピッキングする物品のピッキング方法
    において、 コードが付された仮取箱を同一店について必要数用い、
    各店のためにピッキングした物品を仮取箱に投入するピ
    ッキング工程と、 同一店分の仮取箱のコードをまとめて認識するコードエ
    ントリー工程と、 物品をピッキングされた仮取箱を店順で仮取箱ストレー
    ジラインに前送りするストレージ工程と、 ストレージされた同一店分の仮取箱のコンテナへの投入
    前段階で、それら同一店分の仮取箱のコードを再認識
    し、同一店分の仮取箱の店合せの確認を行なう店合せ工
    程と、 同一店のコンテナと仮取箱とを照合し、該仮取箱内の物
    品を該仮取箱とともに、もしくは該仮取箱から取り出し
    て該コンテナに投入するコンテナ投入工程とを有してな
    ることを特徴とする物品のピッキング方法。
  2. 【請求項2】 複数のピッキングユニットと、各ピッキ
    ングユニット毎に独立の仮取箱ストレージラインとを有
    し、 各仮取箱ストレージラインを前送りされて来た同一店分
    の仮取箱のコンテナへの投入前段階で、それら同一店分
    の仮取箱のコードを再認識し、同一店分の仮取箱の店合
    せの確認を行なうとともに、それら同一店分の仮取箱を
    一まとめに合流せしめる請求項1記載の物品のピッキン
    グ方法。
  3. 【請求項3】 前記店合せの確認の結果に基づき、(a)
    次予定順位の店の仮取箱を認識した場合には、次予定順
    位の店の仮取箱がその前の予定順位の仮取箱と一緒にく
    っついて合流された可能性があることをガイド表示し、
    まちがっていた次予定順位の店の仮取箱を元の仮取箱ス
    トレージラインの先頭に戻し、(b) 予定順位にない仮取
    箱を認識した場合には、前記コードエントリー工程で、
    当該仮取箱のコードが認識されなかった可能性があるこ
    とをガイド表示し、まちがっていた仮取箱を取り除く請
    求項2記載の物品のピッキング方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350232A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Ishida Co Ltd ピッキングシステム
JP2008222329A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Daifuku Co Ltd ピッキング設備
JP2012224408A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Murata Machinery Ltd ピッキングシステム
JP2018090348A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 株式会社ダイフク ピッキング設備及び物品のピッキング方法

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