JPH10109661A - 乗用管理作業車 - Google Patents

乗用管理作業車

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Publication number
JPH10109661A
JPH10109661A JP26422296A JP26422296A JPH10109661A JP H10109661 A JPH10109661 A JP H10109661A JP 26422296 A JP26422296 A JP 26422296A JP 26422296 A JP26422296 A JP 26422296A JP H10109661 A JPH10109661 A JP H10109661A
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JP
Japan
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wheel steering
case
steering
switch
wheel
Prior art date
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Application number
JP26422296A
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English (en)
Inventor
Seijiro Morikuri
清次郎 森栗
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】二輪操向または四輪操向の手動切換スイッチを
四輪操向位置としたままであっても、自動的に四輪操向
から二輪操向に切り換わるようにする。 【解決手段】二輪操向または四輪操向を行う前後走行輪
を設けた乗用管理作業車において、二輪操向位置または
四輪操向位置に切り換え可能な手動切換スイッチ96と、
主変速レバー22が走行位置にあるとき二輪操向位置とな
る作業機応動スイッチと、アクセル25の一定以上の踏み
込み時に二輪操向位置となるアクセル応動スイッチとを
設け、上記3つのスイッチが四輪操向位置となっている
ときのみ四輪操向となる。四輪操向表示ランプ99を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用管理作業車に関
し、詳しくは前後走行輪の二輪操向または四輪操向の自
動切換えが可能な乗用管理作業車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、農業用の管理作
業車において、水田等で管理作業を行う場合は前後走行
輪の四輪操向とし、路上での高速走行時には前輪のみの
二輪操向を行うようにした手動切換え方式の技術は既に
提案されている。しかしながら、この従来技術は作業者
が四輪操向(以下、「4WS」という)と二輪操向(以
下、「2WS」という)との切換え操作を行わない限
り、4WSまたは2WSを継続することとなる。この管
理作業車を道路上で高速走行する場合に、作業者が4W
Sであることに気が付かずにハンドル操作をすると、小
廻りが効きすぎるという不具合があった。本発明はこの
ような不具合を解決することを課題とするものであり、
管理作業車において、例え作業者が2WSまたは4WS
の手動切換スイッチを4WS位置としたままであって
も、4WSであることが望ましくない状況においては、
自動的に4WSから2WSに切換わるようにすることに
ある。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する手段
として、請求項1記載の乗用管理作業車は、二輪操向ま
たは四輪操向を行う前後走行輪を設けた乗用管理作業車
において、二輪操向位置または四輪操向位置に切換え可
能な手動切換スイッチと、主変速レバーが走行位置にあ
るときに二輪操向位置となる主変速レバー応動スイッチ
と、アクセルの一定量以上の設定時に二輪操向位置とな
るアクセル応動スイッチとを設け、上記3つのスイッチ
が四輪操向位置となっているときのみ四輪操向となる手
段を採用することで、小廻りの利きすぎを回避すること
を特徴とする。
【0004】請求項2記載の乗用管理作業車は、上記手
段に加えて二輪操向または四輪操向のいずれかを表示す
る表示器を車体に設けたことで、操向状態の把握を容易
にすることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図3は全体の側面図、図4は同平面
図、図5は車体フレーム部の側面図、図6は同平面図を
示す。図中、1は作業者が搭乗する走行車であり、エン
ジン2を車体フレーム3前部上方に搭載させ、ギヤ減速
ケース4前方に前アクスルケース5を介して前走行輪6
を支持させると共に、前記ギヤ減速ケース4の後部に後
アクスルケース7を連設し、前記後アクスルケース7に
後走行輪8を支持させる。そして前記エンジン2等を覆
うボンネット9後部に操向ハンドル10を取付けると共
に、ステップ11を介して作業者が搭乗する車体カバー
12によって前記ギヤ減速ケース4等を覆い、前記車体
カバー12上部に運転席13を取付ける。
【0006】図中14は薬剤タンク、15は散布口ブー
ム16などを具備する散布作業機であり、トップリンク
17及ロワーリンク18を含むリンク機構19を介して
走行車1後側にヒッチフレーム20を連結させ、前記リ
ンク機構19を介して散布作業機15を昇降させる油圧
昇降シリンダ21をロワーリンク18に連結させ、前後
走行輪6、8を走行駆動して水田内で稲の間を走行移動
し乍ら連続的に散布作業を行うように構成する。図中2
2は主変速レバー、23は昇降兼作業走行変速用副変速
レバー、24は主クラッチペダル、25はアクセル、2
5aはブレーキペダルである。
【0007】さらに、図5、図6に示す如く、左右一対
の四角筒形の前記車体フレーム3、3前部にエンジン2
を搭載し、前車軸26、26を介して左右の前走行輪
6、6を軸支させる前アクスルケース5をエンジン2後
方の車体フレーム3、3下面にローリンク自在に取付
け、前アクスルケース5後方の左右車体フレーム3、3
間に無断ベルト走行変速ケース27を設け、走行変速ケ
ース27後方の左右車体フレーム3、3間にギヤ減速ケ
ース4を設けると共に、後車軸28、28を介して左右
の後走行輪8、8を軸支させる後アクスルケース7を左
右車体フレーム3、3後端下面に固設させ、エンジン2
出力を各ケース27、4を介して各アクスルケース5、
7に走行駆動力として伝達させ、前後走行輪6、8を駆
動するように構成している。
【0008】また、左右車体フレーム3、3後端部上面
に左右支柱29、29を立設させ、左右支柱29、29
の上端を水平フレーム30によって連結させ、支柱29
と水平フレーム30を一体固定させて正面視門形に形成
する。そして、車体フレーム3中間のブレーキペダル受
軸31と、前記水平フレーム30中間の間に、前低後高
に傾斜させるサブフレーム32、32を架設させると共
に、車体フレーム3、3間に油圧昇降シリンダ21を取
付け、またトップリンク17及びロワーリンク18で形
成するリンク機構19を車体フレーム3及びアクスルフ
レーム33に支軸34、35を介して取付け、油圧昇降
シリンダ21によってリンク機構19を揺動させて散布
作業機を昇降させるように構成している。
【0009】さらに、前記エンジン2下方に設けるカウ
ンタ軸36前端側にカウンタプーリ37を取付けるもの
で、左右車体フレーム3、3間の略中央上方にエンジン
2の出力プーリ38を取付け、該出力プーリ38を前記
カウンタプーリ37に連結させている。また、前記ギヤ
減速ケース4の右側前面にクラッチケース39を一体形
成し、クラッチケース39前面に無段ベルト走行変速ケ
ース27右側後面を連結固定させ、また昇降シリンダ2
1を作動させる油圧ポンプ40を走行変速ケース27の
左側後面に固定させるもので、ユニバーサルジョイント
付き伝動軸41を前記カウンタ軸36後端と走行変速ケ
ース27間に設け、エンジン2出力を走行変速ケース2
7に伝えると共に、各アクスルケース5、7とギヤ変速
ケース4間に走行出力軸42を設け、ギヤ減速ケース4
の変速出力を各アクスルケース5、7を介して前後走行
輪に伝えるように構成している。
【0010】さらに、前記走行変速ケース27前側にP
TO分岐ケース43を固定させると共に、車体フレーム
3の後部左側にPTO出力ケース44を固定させ、PT
O出力ケース44にPTO軸45を設ける。また、前記
各ケース43、44間にユニバーサルジョイント付きP
TO伝動軸46を設け、前記伝動軸41の駆動力を走行
変速ケース27に入力する直前でPTO分岐ケース43
により分岐してPTO伝動軸46に伝え、該軸46及び
PTO出力ケース44を介してPTO軸45を駆動さ
せ、前記散布作業機15の送風機にPTO軸45を介し
て駆動力を伝達させるように構成している。
【0011】さらに、図7に示す如く、水平ケース47
両側に左右垂直ケース48、48を固定させて門形の前
アクスルケース5を形成し、左右垂直ケース48、48
を平面視ハの字形に傾斜させ、左右垂直各ケース48、
48下端外側に前車軸26、26を介して前走行輪6、
6を軸支させると共に、水平ケース47の略中央にデフ
ギヤケース49を内設させ、走行出力軸42からの駆動
力を左右の前走行輪6、6に差動出力させる。また、前
記垂直ケース48下端部に車軸ケース50を垂直軸芯回
りに回転自在に連結させ、車軸ケース50に前車軸26
を軸支させ、ナックルアーム51の下端側を車軸ケース
50に固定させると共に、ナックルアーム51の上端側
を垂直ケース48上端部に回転自在に連結させ、垂直ケ
ース48と略平行に延設させるナックルアーム51中間
に前タイロッド52を連結させる。
【0012】さらに、図8に示す如く、水平ケース55
両側に左右垂直ケース56、56を固定させて門形の後
アクスルケース7を形成し、左右垂直ケース56、56
を正面ハの字形に傾斜させ、左右垂直ケース56、56
下端外側に後車軸28、28を介して後走行輪8、8を
軸支させると共に、水平ケース55の略中央にデフギヤ
ケース57を内設させ、走行出力軸42からの駆動力を
左右の後走行輪8、8に差動出力させる。また、前記垂
直ケース56下端部に車軸ケース58を垂直軸芯回りに
回転自在に連結させ、車軸ケース58に後車軸28を軸
支させ、ナックルアーム59の下端側を車軸ケース58
に固定させると共に、ナックルアーム59の上端側を垂
直ケース56上端部に回転自在に連結させ、垂直ケース
56と略平行に延設させるナックルアーム59中間に後
タイロッド60を連結させる。
【0013】また、左右の後走行輪8、8の差動駆動を
中止させるデフロッククラッチ61をデフギヤケース5
7に設け、デフロックレバー62を取付けると共に、左
右の後走行輪8、8を各別に制動する左右走行ブレーキ
63、63をデフギヤケース57両側に設け、ブレーキ
ペダル25aに連結させるブレーキレバー64、64を
取付けている。
【0014】さらに、図9、図10に示す如く、前記操
向ハンドル10によって切換える油圧操向バルブ65
と、前記昇降兼作業走行変速用副変速レバー23によっ
て切換える油圧昇降バルブ66と、右車体フレーム3下
面に取付ける油圧操向シリンダ67を設け、後アクスル
ケース7の水平ケース55を作動油タンクとして使用
し、油圧ポンプ40に高圧油パイプ68、69を介して
各バルブ65、66を直列に設け、昇降バルブ66を下
流側に配置させ、油圧操向バルブ65の切換によって油
パイプ70、71を介して操向シリンダ67を作動させ
ると共に、操向バルブ65が中立のとき、昇降バルブ6
6の切換によって油パイプ72を介して昇降シリンダ2
1を作動させるように構成している。
【0015】さらに、図11、図12、図13、図14
に示す如く、前走行輪6を操向動作させる前操向板73
と、後走行輪8を操向動作させる後操向板74と、前後
操向板73、74を係脱自在に連結させる係合板75
と、前後操向板73、74を取付ける台板76を設け、
前後操向板73、74及び係合板75及び台板76を4
層に重合せて配設させたもので、台板76に支点軸77
を固定させ、支点軸77に前後操向板73、74を回転
自在に軸支させ、台板76の上下に各操向板73、74
を重ねると共に、後操向板74に支軸78を介して係合
板75を回転自在に連結させ、後操向板74上面に重ね
る係合板75を前操向板73と台板76の間に出入自在
に取付けている。
【0016】また、操向ハンドル10操作によって制御
する油圧操向シリンダ67を前操向板73に連結させ、
前操向板73に前ドラッグロッド79を介して前アクス
ルケース5のナックルアーム51を連結させ、後操向板
74に後ドラッグロッド80を介して後アクスルケース
7のナックルアーム59を連結させる。一方、2WSま
たは4WSに切換える電動切換シリンダ81を係合板7
5に連結させると共に、係合板75を案内する円弧形の
長孔ガイド82を台板76に設けている。なお、前記シ
リンダ81は油圧シリンダでもよい。
【0017】また、電動切換シリンダ81は電動切換モ
ータ83を内装して取付けており、右車体フレーム3に
軸84を介してシリンダ81を連結させると共に、車体
フレーム3に軸85を介して切換リンク86中間を回転
自在に軸支させ、リンク86一端にシリンダ81のピス
トン87を連結させ、リンク86他端と係合板75を、
圧縮バネ88によって伸長する伸縮自在なロッド89、
90によって連結させる。電動切換シリンダ81は、電
動切換モータ83の右回転で伸びて4WSとなり、モー
タ83の左回転で上記シリンダ81は縮んで2WSとな
る。最大に伸びた時又は縮んだ時にリミットスイッチが
各々作動する。
【0018】前記ガイド82は支点軸77を中心とする
円周上に形成されており、前記ガイド82内に移動自在
に挿通させるロックピン91を係合板75に固定させ、
ロックピン91を係入させる連動ノッチ92を前操向板
73に形成し、係合板75とピン91を介して前後操向
板73、74を一体固定させ、各操向板73、74を支
点軸77回りに一体回転させる。ロックピン91を係入
させるロックノッチ93をガイド82に形成し、ロック
ノッチ93にピン91を係入させ、台板76に後操向板
74を固定させ、左右の後走行輪8、8を直進姿勢に維
持させるもので、シリンダ81のピストン87の出入に
よって連動ノッチ92またはロックノッチ93にピン9
1を択一的に係入させ、前走行輪6、6の2WSと、前
後走行輪6、6、8、8の4WSとに切換えるように構
成している。
【0019】また、前後走行輪6、8を装設させる右車
体フレーム3右側面に台板76を固定させ、台板76を
略水平に取付け、右車体フレーム3右側方の不使用スペ
ースを利用して台板を取付けると共に、係合板75の切
換を検出する2WS及び4WSの感知スイッチ94、9
5を設ける。また、係合板75を2WSまたは4WSに
切換える二位置切換スイッチを操向ハンドル10近くの
ボンネット10に手動スイッチレバー96として取付け
る。そして、運転席13に座乗する作業者の手元操作に
より手動切換スイッチレバー96を4WS側に切換えた
とき、接点97(4WS位置)を介して電源98を電動
切換モータ83に正回転方向に印加させるように作用
し、電動切換シリンダ81のピストン87を進出させ、
ピン91をノッチ92に係入させ、各操向板73、74
を連結させ、4WS表示ランプ99の点灯を行わせる。
手動切換スイッチレバー96を2WS側に切換えたと
き、接点100を介して電源98をモータ83に逆回転
方向に印加させ、切換シリンダ81のピストン87を退
入させ、ピン91をノッチ93に係入させ、後操向板7
4を台板76に固定させ、スイッチ94をピン91によ
って切換え、2WS表示ランプ(図外)を付加した場合
の点灯を行わせる。
【0020】上記手段だけであると、作業者の手動切換
スイッチレバー96の手元操作により2WSまたは4W
Sが一義的に規定されてしまう。そこで、本実施例は例
え手動切換スイッチレバー96が4WS側端子位置97
にあっても、主変速レバー22の位置及びアクセルペタ
ル25の設定位置、即ち踏み込み程度に応じて2WSへ
の自動切換えがなされ、且つ、主変速レバー22の位置
及びアクセル25の踏み込み程度が変更されたときは、
自動的に2WSに戻るようにするものである。
【0021】そこで、上記手段に加えて、手動切換スイ
ッチレバー96とモータ83との間に図1のフロー図に
示すような自動切換え制御を行わせる。即ち、手動操作
の切換スイッチレバー96が4WS位置(YES)にあ
り、主変速レバー22が走行位置以外(YES)にあり、
且つ、アクセル25の踏み込み位置(またはアクセル高
さ)が一定位置以内(YES)にあるとき、換言すれば、
上記3つの条件がすべてYESのときのみ4WSとなる
ように構成する。そして、上記条件の内の1つでもNO
となるときは、2WSを行わせるように構成する。
【0022】上記制御フローを実現するための最も簡単
な電気回路を図2に示す。直流電源98の−側を電動切
換モータ83に繋ぎ、+側にコンビネーションパネル等
に取り付けた手動切換スイッチレバー96を連結する。
手動切換スイッチレバー96は4WS位置の端子97と
2WS位置の端子100とを切り換えるように構成され
ており、この手動切換スイッチレバー96により、作業
者が選択的に切り換えるようになっている。なお、一定
期間の走行車の不使用によって、手動切換レバー96を
4WS位置側に自動的に切り替わるようにすることによ
り、使用者が認識しない状態において常に4WS位置の
設定となるようにすることも可能である。
【0023】図2に示すように、4WS位置側の端子9
7には、主変速レバー応動スイッチ101を配置する。
この主変速レバー応動スイッチ101にも4WS位置の
端子102と2WS位置の端子103とが設けられてお
り、通常は4WS位置が閉となる電気回路用語でいうと
ころのc接点を構成しており、このスイッチ101を主
変速レバー22の当接位置、即ち「走行」位置に設ける
ことによって、2WS位置側の端子になるように配置さ
れる。しかしながら、このような位置に主変速レバー応
動スイッチ101を配置することが望ましくない場合に
は、主変速レバー応動スイッチ101をリレースイッチ
とし、主変速レバー22の位置を感知して上記リレース
イッチを二つの位置102、103に選択的に開閉させ
るようにしてもよい。
【0024】図2に示すように、上記主変速レバー応動
スイッチ101の4WS位置側の端子102には、アク
セル位置応動スイッチ104を配置する。このアクセル
位置応動スイッチ104にも4WS位置の端子105と
2WS位置の端子106とが設けられており、通常は4
WS位置105が閉となるc接点を構成しており、この
スイッチ104を図4に示すようにアクセル25の一定
高さに配置したアクセル高さ感知レバー107の当接位
置、すなわち4WS状態での安定的な走行速度に対応す
る限度位置に設けることによって、2WS位置106に
切り替わるように配置される。しかしながら、このよう
な位置に上記感知レバー107を配置することが望まし
くないときは主変速レバー応動スイッチ101と同様に
リレースイッチとしてもよい。上記アクセル応動スイッ
チ104の4WS位置の端子105は4WS表示ランプ
99を介在させた上、電動切換モータ83に連結し該モ
ータを正方向に回転させるように構成する。一方、上記
3つのスイッチ96、101、104の2WS位置側の
端子100、103、106はそれぞれ電動切換モータ
83に連結し該モータ83を逆回転させるように構成さ
せる。
【0025】以上説明した3つのスイッチ96、10
1、104の配置順序は互いにその位置(順序)を入替
えてもよい。上記構成により走行車1を路上走行する場
合において、例え作業者が4WS位置に手動切換スイッ
チ96を設定したままであっても、状況に応じて自動的
に2WSに切り替り、小回りが利きすぎるという不都合
はなくなる。
【0026】ところで上記実施例の走行車は、前後走行
輪6、8の取付において門形アクスルを構成しており、
水田作業等で湿田用補助車輪を取付ける場合、主たる走
行輪6、8の外側にしか取付けられないことから、トレ
ッドが大きくなり狭いところが通れないばかりでなく、
田植作業をする場合外側に取り付けた補助車輪によって
既に植付けられている苗条を荒す、あるいは次の行程で
植付ける苗条を荒すという不具合がある。そこで、別実
施例として図15に示すように、車軸ケース58に、機
体に対して内側と外側に各々窓を設け、前記外側窓から
は、メインの車軸108を突出させて通常乾田での作業
を行う。このとき、内側の窓は簡単な蓋でキャップして
おく。次に、沈下量の大きい湿田での作業では、内側の
窓の蓋を取外し、メインの車軸108に補助車輪53を
設けた補助車輪軸53aをスプライン継手111により
連結し、且つ車軸ケース50、58に補助車軸用ケース
54を取付ける。このダブル走行輪6、8、53により
走行車の沈下量を少なくすることができるばかりでな
く、車体内側に補助車輪53の取付が可能となり機体の
大きさもコンパクトとなり、上記の不具合が解消され
る。
【0027】また、補助車輪53の不要な時は取外しが
出来て車軸ケース50、58はコンパクトとなる。な
お、このような補助車輪53の取付は通常は前後走行輪
6、8の両方に取り付けるが、どちらか一方、例えば後
走行輪8のみであってもよい。
【0028】ところで、本実施例の作業管理において、
散布作業機15等の送風機113は送風機駆動用のPT
O軸45(図5、6参照)に連結した場合にクラッチの
ONと同時に高速回転する(6000〜7000pp
m)。その結果、急激に送風が開始されることから、回
転当初は突風となり、撒布ムラが発生するばかりでなく
送風機113や撒布口ブーム16の損傷を早めるという
不具合がある。そこで、図16に示すように、本実施例
では、高速回転する送風機113の駆動部にクラッチを
設けた場合において、送風機出口114付近に出口を横
断する仕切板115を開閉自在に設ける。そして、送風
の停止時は仕切板115に補助杆115aを介して接続
されたエアーシリンダ116内部のバネ力117によっ
て出口を塞ぐように構成する。
【0029】このように構成することにより、クラッチ
をONした瞬時には、送風機出口114は仕切板115
により塞がれたままで、送風機113からの送風量は少
ない。そして、その後、徐々に風圧により仕切板115
が開いて送風量が多くなるように構成することによっ
て、送風機113からの突風を防止することができる。
なお、本実施例の送風機は、管理作業車ばかりでなく背
負い式の小型の防除機等にも適用できることは言うまで
もない。
【0030】また、上記のような送風機を駆動する場
合、図5、6に示すPTO軸45のPTO伝動軸46に
より駆動される送風機の羽根軸は5500〜6500r
pmと高速になる為、クラッチON時の瞬時トルクが過
大となり、ベルト寿命が大幅に短くなるという不具合が
あった。そこで、図17の(A)、(B)に示すよう
に、本実施例では、高速回転する軽負荷の作業機を駆動
するベルトテンションクラッチ118において、駆動側
Vプーリ119を軸120方向スライド可能とし(この
プーリ径は一定であって割プーリではない)、被駆動側
Vプーリ121を割プーリとし、一方のVプーリ片12
1aはバネ125により他方のVプーリ片121b側に
押圧するように構成させる。そして、このような構成に
おいて、テンションプーリ122を操作して、クラッチ
118の入・切を行う。
【0031】上記構成において、テンションプーリ12
2の動くストロークに応じて被駆動側のVプーリ121
の径が変化する。即ち、クラッチ118のつながり初め
はプーリ径が大で低速伝動となり、クラッチ118が完
全につながった状態では、割プーリはストッパー123
まで外に押し出された状態になりプーリ径は小さく、高
速回転となる。クラッチを切ると割プーリ121は送風
機側から慣性でしばらく回り、バネ125によりプーリ
径は大きくなる。上記構成により、クラッチ118のO
N時の瞬間的なショックトルクを和らげることができ、
ベルト124の寿命を長くし、クラッチON時の機体の
振動、騒音を無くすることが可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、下記の効果を奏する。1.請求項1記載の発明によ
れば、作業者が四輪操向と二輪操向の手動切換操作を行
わなくても、自動的に四輪操向と二輪操向との切換えが
行われる。そして、この管理作業車を道路上で高速走行
した場合、作業者が四輪操向であること気付かずにハン
ドル操作をしても、小廻りの効きすぎをなくすることが
できる。さらに、作業者が手動切換スイッチを四輪操向
位置としたままであっても、主変速レバーが走行位置の
とき、あるいはアクセルの一定量以上の設定のときのよ
うな四輪操向であることが望ましくない状況において
は、自動的に四輪操向から二輪操向に切り換えることが
できるという優れた効果を奏する。
【0033】2.請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて、作業者にとって管理作業
車が四輪操向状態であることが容易に視認でき、高速走
行時の安全性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の電動切換モータの駆動フロー
図。
【図2】同電動切換モータの駆動の電気回路図。
【図3】同実施例の全体側面図。
【図4】同実施例の平面図。
【図5】同実施例の車体フレーム部の側面図。
【図6】同平面図。
【図7】同実施例の前アクスルケース部の正面図。
【図8】同実施例の後アクスルケース部の背面図。
【図9】同実施例の油圧配管側面図。
【図10】同実施例の平面図。
【図11】同実施例の操向機構の平面図。
【図12】同実施例の分解説明図。
【図13】同実施例の前後操向板部の平面図。
【図14】同実施例の前後操向板部の背面図。
【図15】別実施例の補助車輪を示す部分背面図。
【図16】同実施例の散布作業機の送風機の一部断面の
概略側面図(A)及び水平断面図(B)。
【図17】同実施例のベルトテンションクラッチの概略
側面図(A)及びエアーシリンダの断面図(B)。
【符号の説明】
1・・・・走行車 2・・・・エンジン 3・・・・車体フレーム 4・・・・ギヤ減速ケース 5・・・・前アクスルケース 6・・・・前走行輪 7・・・・ギヤ減速ケース(後アクスルケース) 8・・・・後走行輪 9・・・・ボンネット 10・・・操向ハンドル 11・・・ステップ 12・・・車体カバー 13・・・運転席 14・・・薬剤タンク 15・・・散布作業機 16・・・散布口ブーム 17・・・トップリンク 18・・・ロワーリンク 19・・・リンク機構 20・・・ヒッチフレーム 21・・・油圧昇降シリンダ 22・・・主変速レバー 23・・・昇降兼作業走行変速用副変速レバー 24・・・主クラッチペダル 25・・・アクセル(ペタル) 25a・・・ブレーキペダル 26・・・前車軸 27・・・(無断ベルト)走行変速ケース 28・・・後車軸 29・・・(左右)支柱 30・・・水平フレーム 31・・・ブレーキペダル受軸 32・・・サブフレーム 33・・・アクスルフレーム 34、35・・・支軸 36・・・カウンタ軸 37・・・カウンタプーリ 38・・・出力プーリ 39・・・クラッチケース 40・・・油圧ポンプ 41・・・ユニバーサルジョイント付き伝動軸 42・・・走行出力軸 43・・・PTO分岐ケース 44・・・PTO出力ケース 45・・・PTO軸 46・・・PTO伝動軸 47・・・水平ケース 48・・・(左右)垂直ケース 49・・・デフギアケース 50・・・車軸ケース 51・・・ナックルアーム 52・・・前タイロッド 53・・・補助車輪 53a・・・補助車輪軸 54・・・補助車軸用ケース 55・・・水平ケース 56・・・(左右)垂直ケース 57・・・デフギヤケース 58・・・車軸ケース 59・・・ナックルアーム 60・・・後タイロッド 61・・・デフロッククラッチ 62・・・デフロックレバー 63・・・左右走行ブレーキ 64・・・ブレーキレバー 65・・・油圧操向バルブ 66・・・油圧昇降バルブ 67・・・油圧操向シリンダ 68、69・・・高圧油パイプ 70、71、72・・・油パイプ 73・・・前操向板 74・・・後操向板 75・・・係合板 76・・・台板 77・・・支点軸 78・・・支軸 79・・・前ドラッグロッド 80・・・後ドラッグロッド 81・・・電動切換シリンダ 82・・・円弧形長孔ガイド 83・・・電動切換モータ 84、85・・・軸 86・・・リンク 87・・・ピストン 88・・・圧縮バネ 89、90・・・ロッド 91・・・ロックピン 92・・・連動ノッチ 93・・・ロックノッチ 94・・・2WS感知スイッチ 95・・・4WS感知スイッチ 96・・・手動切換スイッチ(レバー) 97・・・(4WS側)端子 98・・・(直流)電源 99・・・4WS表示ランプ 100・・(2WS側)端子 101・・主変速レバー応動スイッチ 102・・(4WS側)端子 103・・(2WS側)端子 104・・アクセル位置応動スイッチ 105・・(4WS側)端子 106・・(2WS側)端子 107・・アクセル高さ感知レバー 108・・(メインの)車軸 111・・スプライン継手 113・・送風機 114・・送風機出口 115・・仕切板 116・・エアーシリンダ 117・・バネ力 118・・ベルトテンションクラッチ 119・・駆動側Vプーリ 120・・軸 121・・被駆動側Vプーリ 121a・・一方のVプーリ片 121b・・他方のVプーリ片 122・・テンションプーリ 123・・ストッパー 124・・ベルト 125・・バネ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二輪操向または四輪操向を行う前後走行輪
    を設けた乗用管理作業車において、二輪操向位置または
    四輪操向位置に切換え可能な手動切換スイッチと、主変
    速レバーが走行位置にあるときに二輪操向位置となる主
    変速レバー応動スイッチと、アクセルの一定量以上の設
    定時に二輪操向位置となるアクセル応動スイッチとを設
    け、上記3つのスイッチが四輪操向位置となっていると
    きのみ四輪操向となることを特徴とする乗用管理作業
    車。
  2. 【請求項2】二輪操向または四輪操向のいずれかを表示
    する表示器を車体に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の乗用管理作業車。
JP26422296A 1996-10-04 1996-10-04 乗用管理作業車 Pending JPH10109661A (ja)

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