JP3057764B2 - トラクタのアクスルハウジング - Google Patents

トラクタのアクスルハウジング

Info

Publication number
JP3057764B2
JP3057764B2 JP2403214A JP40321490A JP3057764B2 JP 3057764 B2 JP3057764 B2 JP 3057764B2 JP 2403214 A JP2403214 A JP 2403214A JP 40321490 A JP40321490 A JP 40321490A JP 3057764 B2 JP3057764 B2 JP 3057764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle housing
case
shaft
brake
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2403214A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04218402A (ja
Inventor
川口  弘道
二三男 黒岩
憲二 岩永
征典 今井
康弘 宮内
実 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2403214A priority Critical patent/JP3057764B2/ja
Publication of JPH04218402A publication Critical patent/JPH04218402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3057764B2 publication Critical patent/JP3057764B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタのアクスル
ハウジングに関するもので、左右の車輪間隔を変更可能
にするものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】トラ
クタのブレーキは、アクスルハウジング内に設けて、差
動装置から左右の車輪軸に連動する差動軸を制動する形
態がとられているが、ブレーキが、アクスルハウジング
内に設けられているために、このアクスルハウジングの
長さを変更して左右の車輪間隔を変更調節しようとする
ときは、このブレーキをも移動させることとなって操作
が面倒であり、構成も煩雑となる。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、アクスルハ
ウジング1の左右両側端部に、取付座8を設けると共
に、該取付座8部に摩擦ブレーキ盤11を収納し、左右
の車輪間隔を狭い状態とする時は取付座8外側にファイ
ナルケース10の取付部16を取り付け、左右の車輪間
隔を広くする時には、該取付座8にスペーサケース9を
介在させて外側に着脱可能のファイナルケース10を連
結し、該摩擦ブレーキ盤11が接当するスペーサケース
9またはファイナルケース10の取付部16対応面に、
夫々ブレーキ盤接当面9aまたは16aを設けてなるト
ラクタのアクスルハウジングの構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】トラクタ車輪は、アクスルハ
ウジング1内の作動装置や作動軸等を経てファイナルケ
ース内の伝動機構へ連動し、車輪軸を駆動する。ブレー
キを効かせるときは、ブレーキペタル等によって取付座
8内の摩擦ブレーキ盤11を取付座8外側に取り付けた
スペーサケース9のブレーキ盤接当面9a、または、フ
ァイナルケース10の取付部16のブレーキ盤接当面1
6a方向に移動させ接当面に加圧押圧すると、該作動軸
がアクスルハウジング1側との間に摩擦制動されて、車
輪の回転が制動される。この時、制動装置がアクスルハ
ウジングの左右両側端部に設けられているから、アクス
ルハウジング端部近傍に取り付けられた車輪も追従性よ
く制動することができる。
【0005】スペーサケース9を介在させてファイナル
ケース10を取付けている場合は、アクスルハウジング
1の端部の取付座8の内側に収容して取り付けられる摩
擦ブレーキ盤11は、外側端部がこのスペーサケース9
内端面に設けたブレーキ盤接当面9aによって受けられ
ており、又、このスペーサケース9を外して、ファイナ
ルケース10を直接該取付座8の外側に接合して取付け
るときは、該摩擦ブレーキ盤11の外側端がこのファイ
ナルケース10の取付部16接合部に設けたブレーキ盤
接当面16aによって受けられる。
【0006】このように左右の車輪間隔は、スペーサケ
ース9の着脱によって変更されるが、このようなスペー
サケース9の着脱ゃ、ファイナルケース10の着脱時に
は、同時にアクスルハウジング1の左右両側端部の取付
座8の内周部に収容せる摩擦ブレーキ盤11が露出する
がブレーキ操作系を取り外したり調節する必要もないの
、アクスルハウジング1に対する摩擦ブレーキ盤11
の位置は変えないで、ファイナルケース10側の位置の
みを変更するだけでよく車幅変更調節の構成、及び操作
を簡単化することができ、しかもファイナルケース10
やスペーサケース9を取り外した状態でブレーキ操作系
の軽微な作動確認が行なえるから該摩擦ブレーキ盤11
の点検、交換等をも簡単に行なうことができる。」
【0007】
【実施例】この発明は、図例ではトラクタのリヤアクス
ルハウジング1に利用された場合を示す。リヤアクスル
ハウジング1は左右両端部にV字状のブラケット12を
一体的に成形し、車体7を構成する左右縦フレーム13
後部において外側面に一体に突出させるアクスルブラケ
ット14の下側にボルト等の締付具15で取付ける。こ
のアクスルハウジング1の外側に取付座8を形成し、筒
状のスペーサケース9を介在させて、又は介在させない
で直接に、ファイナルケース10の取付部16を重合さ
せて、ボルト等の締付具17で締付けて取付ける。
【0008】リヤアクスルハウジング1の中央部内に
は、前側から入力軸5による入力伝動を行う入力軸受1
8を設け、入力軸5のベベルピニオンギヤ6を位置させ
ている。このベベルピニオンギヤ6の左右両側部に差動
ケース3とベベルギヤ4とを位置させて、差動ケース3
内には差動ギヤ2や左右の差動軸20,21等を設け、
この差動ケース3の一端部はベベルピニオンギヤ5の方
向へ延長させて、外周にベベルギヤ4を一体回転するよ
うに設けている。この差動ケース3の左右両側端部をリ
ヤアクスルハウジング1に対してベアリング22,23
によって軸受けし、前記差動軸20,21はリヤアクス
ルハウジング1内を外側方へ延出させている。
【0009】このようなリヤアクスルハウジング1の前
記ベベルピニオンギヤ6と対向する部分の外上周部を円
弧状に窪ませて、この窪み部36の上側に動力取出軸1
9から作業機へ連動する連動軸24を接近させることが
できる構成としている。リヤアクスルハウジング1の左
右両側端部の取付座8内には、摩擦ブレーキ盤11を収
容させることができ、その外側に取り付けたスペーサケ
ース9またはファイナルケース10の取付部16対応面
に、夫々ブレーキ盤接当面9aまたは16aを設けて前
記摩擦ブレーキ盤11を接当している。そして、ブレー
キアーム25によって回動操作されるブレーキカム26
が、摩擦ブレーキ盤11を外側に押し夫々ブレーキ盤接
当面9aまたは16aまで摩擦ブレーキ盤11を圧接
ると、作動軸20又は21が回転されるのをリヤアクス
ルハウジング1に対して制動する。このブレーキアーム
25は、操縦フロア27上の各ブレーキペタル28によ
って操作連動される。
【0010】スペーサケース9は、上記リヤアクスルハ
ウジング1とファイナルケース10の取付部16との間
に介在させるもので、左右の後車輪29の間隔を拡張す
る場合に用いる。この場合差動軸20,21は長さを異
にするもので、長さの異なる差動軸20,21を用意す
るもよいが、図例では、差動軸20,21の先端部と、
ファイナルケース10の取付部16中心に軸受部30に
よって軸承されたベベルギヤ31のギヤ軸32との間を
カップリング33で連結して連動する構成としている。
【0011】又、このギヤ軸32は着脱自在で、スペー
サケース9を外して、取付部16を直接座8に連結する
ときは、これらギヤ軸32をベベルギヤ31から抜き外
し、カップリング33をも外した状態で、このベベルギ
ヤ31の軸穴を差動軸20,21の先端部に対して直接
スプライン嵌合させて連動できる構成とする。又、この
ベベルギヤ31は、ファイナルケース10内のベベルギ
ヤ34と噛合し、連動機構を介して下方の後車輪29の
後輪軸35へ連動する。
【0012】前記リヤアクスルハウジング1の縦フレー
ム13に対する取付において、V字形のブラケット12
をアクスルブラケット14に取付けた状態では、縦フレ
ーム13の下面との間に間隔部37を形成し、この間隔
部37にブレーキカム26のブレーキアーム25が回動
されるように構成とし、縦フレーム13やブラケット1
2等がブレーキアーム25の邪魔にならない構成として
いる。
【0013】前記リヤアクスルハウジング1の入力軸受
18とこの側方のピン受部38との間に亘って、後端に
作業機を連結するヒッチ39を有した連結アーム40の
基部41を連結ピン42で連結する。この連結アーム4
0は基部41を下方へ屈曲した形態として、リヤアクス
ルハウジング1の前側から上側を経て、ヒッチ39部を
後方に向けている。
【0014】この連結アーム40を連結ピン42回りに
上下回動させる左右一対のリフトシリンダー43が、縦
フレーム13の後端部に沿ってコ字状断面形状の内側に
設けられ、リフトシリンダー43の後端部は、ピン44
によって上下回動自在に枢支され、油圧により伸縮自在
のピストン45の先端部が連結アーム40の基部41に
枢着46されている。
【0015】トラクタ車体7は、縦フレーム13の前端
部にフロントアクスルブラケット47を取付け、下側に
はフロントアクスルハウジング48を、左右中央部のセ
ンターピボット49回りにローリング自在に支持し、こ
のフロントアクスルハウジング48の中央部には、後側
のミッションケース50の駆動軸51から連動される差
動装置を内装し、この差動装置から左右の差動軸を経て
両側部の前輪軸52を連動し、前車輪53を走行駆動す
る構成である。又、これら前車輪53は、前記後車輪2
9等と共に、ステアリングハンドル54の操向操作によ
って操向連動する構成である。なお、この操向は前車輪
53のみ操向しうる前輪操向モードに切換えることもで
きる。
【0016】フロントアクスルブラケット47の上方向
には、エンジン55の駆動軸56を下向きにして搭載
し、又、後方の縦フレーム13及び横フレーム57に装
着したミッションケース50の上側に突出する入力軸5
8との間には、ベルト59伝動し、又、駆動軸56とオ
ービットロール用の油圧ポンプ60のポンプ軸61との
間もベルト62伝動している。
【0017】ミッションケース50の後側には、後車輪
29へ連動するリヤアクスルハウジング1の入力軸5へ
連動軸63で連動する走行駆動軸64を設けると共に、
動力取出軸19へ連動するための連動軸65を連結する
動力取出駆動軸66を設けている。この動力取出軸19
を軸受する伝動ケース67は、操縦席68下方の横フレ
ーム57に取付けられ、内部には連動軸65から連動を
変速する変速装置を有する。
【0018】操縦席68は、車体7後部上に立設する支
持枠69上に搭載し、この操縦席68の下側にはエンジ
ン55の燃料タンク70を設けている。又、この操縦席
68の左右両側部から後側に亘って平面視コ字状の薬液
タンク71を嵌合させるようにして搭載することがで
き、消毒作業や、潅水作業等の便利を図っている。な
お、72は連結アーム40に連結する作業機側の入力軸
で、この入力軸72と前記伝動ケース67の動力取出軸
19との間を連結する連動軸24が、前記リヤアクスル
ハウジング1中央部の窪み部36の上側方に対向して前
後方向に亘って設けられ、リフトシリンダー43によっ
て連結アーム40が下動したとき、この連動軸24が該
窪み部36に嵌合するように接近することができる。7
3はボンネット、74は操縦フロア27前部のクラッチ
ペタルである。
【0019】なお、この発明は、リヤアクスルハウジン
グ1において利用した場合を例示したが、フロントアク
スルハウジング48にも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】リヤアクスルハウジング部の略平断面図であ
る。
【図2】リヤアクスルハウジング部の平断面図である。
【図3】一部の側面図である。
【図4】一部の拡大側面図である。
【図5】一部の斜面図である。
【図6】縦フレーム後部の後断面図である。
【図7】全体の側面図である。
【図8】一部の平面図である。
【図9】全体の平面図である。
【符号の説明】
1 アクスルハウジング 8 取付座 9 スペーサケース 10 ファイナルケース 11 摩擦ブレーキ盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 康弘 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 松岡 実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 大谷 謙仁 (56)参考文献 実開 平1−117902(JP,U) 実開 昭57−50420(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 35/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクスルハウジング1の左右両側端部
    に、取付座8を設けると共に、該取付座8部に摩擦ブレ
    ーキ盤11を収納し、左右の車輪間隔を狭い状態とする
    時は取付座8外側にファイナルケース10の取付部16
    を取り付け、左右の車輪間隔を広くする時には、該取付
    座8にスペーサケース9を介在させて外側に着脱可能の
    ファイナルケース10を連結し、該摩擦ブレーキ盤11
    が接当するスペーサケース9またはファイナルケース1
    0の取付部16対応面に、夫々ブレーキ盤接当面9aま
    たは16aを設けてなるトラクタのアクスルハウジン
    グ。
JP2403214A 1990-12-18 1990-12-18 トラクタのアクスルハウジング Expired - Fee Related JP3057764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403214A JP3057764B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 トラクタのアクスルハウジング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403214A JP3057764B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 トラクタのアクスルハウジング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04218402A JPH04218402A (ja) 1992-08-10
JP3057764B2 true JP3057764B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=18512970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2403214A Expired - Fee Related JP3057764B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 トラクタのアクスルハウジング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3057764B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04218402A (ja) 1992-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3057764B2 (ja) トラクタのアクスルハウジング
JPH0571005U (ja) 小型牽引車の作業用車両連結構造
JP3564716B2 (ja) トラクタのデフ装置
JPH0735815Y2 (ja) 農用作業車における前後輪操舵装置
JPH04221231A (ja) トラクタのアクスルハウジング
JPS5937429Y2 (ja) 農作業車走行装置
JP3432027B2 (ja) トラクタ
JPH0320193Y2 (ja)
JPS5918946Y2 (ja) 農用索引車
JP2590601Y2 (ja) 操舵輪駆動油圧モータの取付構造
JPH0715786Y2 (ja) 四輪トラクタ
JP2821873B2 (ja) 増速切換機構を具備する前輪舵取り車両
JPS6333687Y2 (ja)
JP2964526B2 (ja) 農作業機
JP2537137B2 (ja) 乗用型農機における車輪操向装置
JPS6015709Y2 (ja) 農用トラクタの4輪駆動切換装置
JP2002037148A (ja) 乗用型作業車のクローラ走行装置
JPH0417379Y2 (ja)
JP3509929B2 (ja) 乗用管理機
JP3198414B2 (ja) サイドクラッチ・ブレーキ
JPS621789Y2 (ja)
JP2964529B2 (ja) 農用走行車体
JPH0810545Y2 (ja) 車両用トランスアクスル
JPH08295144A (ja) 駆動操向車輪の支持部構造
JPH047245Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees