JP2002002523A - 作業車両の旋回制御装置 - Google Patents

作業車両の旋回制御装置

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JP2002002523A
JP2002002523A JP2000189662A JP2000189662A JP2002002523A JP 2002002523 A JP2002002523 A JP 2002002523A JP 2000189662 A JP2000189662 A JP 2000189662A JP 2000189662 A JP2000189662 A JP 2000189662A JP 2002002523 A JP2002002523 A JP 2002002523A
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Koji Furukawa
浩二 古川
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、トラクタ等のステアリングハンドルの
操作量に応じてクローラにブレーキをかけ、更に旋回内
側のクローラを逆転させる旋回制御装置では、ハンドル
切角センサの操作角に応じて前記ブレーキをかけ、逆転
に切替えていたので、センサやアクチュエータに個体差
(加工誤差等)や組付差があると、前記クローラの逆転
切替時にショックが生じ円滑な旋回が妨げられるという
課題が有った。 【解決手段】 前記旋回制御装置を有するトラクタ10
では、前記左右夫れ夫れのクローラ4の駆動軸に回転数
を検出するクローラ回転センサを設け、前記旋回時には
旋回内側のクローラ回転数が所定回転数以下となったと
きにスピン用アクチュエータ53を作動させてクローラ
4の回転を逆転させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クローラ式走行
装置を備えた農業用作業車両や運搬、建築用作業車両の
旋回制御装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来、ス
テアリングハンドルの操作量を検出する操舵量検出手段
と、左右一対のクローラ式走行装置と、このクローラ式
走行装置の左右夫れ夫れのクローラの回転を制動するブ
レーキ用アクチュエータ及びクローラの回転を逆転させ
るスピン用アクチュエータとを備えると共に、前記ステ
アリングハンドルの操作量に応じてクローラの回転を制
動し、その後回転を逆転するコンバイン等の農業用作業
車両の旋回制御装置が知られている。
【0003】そして、前記従来の旋回制御装置では、例
えば操向操作部となる操舵用レバーの操作角度を検出
し、この角度に応じてクローラへの制動力を調整した
後、前記レバー角度が所定角となるとクローラの回転を
逆転させる構成としていた。しかしながら、前記アクチ
ュエータやステアリングハンドルの操作量検出手段(ハ
ンドル切角センサ等)には、個々の個体差(ばらつき)
や組付差があり、センサの検出角やアクチュエータの作
動量が異なって、例えばクローラが高速で正転している
うちに逆転に切替えてショックを生じたり、旋回半径に
差が生じるといった課題が有った。特に前記アクチュエ
ータを油圧で作動させる場合は、油温の差により作動量
が変化したり応答性が悪くなり、旋回差が生じるという
課題が有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上のよう
な課題を解消するために、次のような技術手段を講じ
た。即ち、ステアリングハンドル1の操作量を検出する
操舵量検出手段2と、左右一対のクローラ式走行装置3
と、このクローラ式走行装置3の左右夫れ夫れのクロー
ラ4の回転を制動するブレーキ用アクチュエータ5及び
クローラ4の回転を逆転させるスピン用アクチュエータ
53とを備えると共に、前記ステアリングハンドル1の
操作量に応じてクローラ4の回転を制動し、その後旋回
内側のクローラ4の回転を逆転する作業車両の旋回制御
装置において、前記左右夫れ夫れのクローラ4の駆動軸
7bに回転数を検出するクローラ回転数検出手段8を設
け、前記旋回時には旋回内側のクローラ回転数が所定回
転数以下となったときに前記スピン用アクチュエータ5
3を作動させて前記クローラ4の回転を逆転させる制御
手段6を備えたことを特徴とする作業車両の旋回制御装
置とした。
【0005】
【発明の効果】以上のように構成した作業車両の旋回制
御装置では、クローラ回転数検出手段8によって旋回内
側のクローラ回転数の検出回転数が所定回転数以下とな
ったときに前記逆転用アクチュエータ53を作動させる
ものであるから、ショックの無いスムーズな旋回が可能
となる。また前記センサやアクチュエータの固体差、ま
たは前記ブレーキ用アクチュエータを油圧で作動させる
場合は、油温の影響による旋回差を極力防止することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の課題、及び解決手段は
以上の如くであり、以下作業車両の一例として農用トラ
クタ(以下、トラクタ10)に設けた旋回制御装置につ
いて説明する。
【0007】トラクタ10は、車両前部のボンネット1
1内部にエンジン13を内装し、このエンジン13から
クラッチハウジング、ミッションケース13等を一体的
に連結する構成となっている。そして前記ミッションケ
ース13の後部左右側部には、後述するクローラ駆動軸
7a,7b…を内装するリヤアクスルハウジングを設
け、同ハウジング側方にクローラ式走行装置3を設ける
構成となっている。
【0008】クローラ式走行装置3は、前記スプロケッ
ト軸15a先端に取り付けたスプロケット15と、前記
エンジン13の取付フレーム20とミッションケース1
3下部間に取り付けるフレーム部材16と、このフレー
ム部材16下部に取り付ける前後従動輪17,18及び
転輪19A,19B…、そして前記スプロケット15、
前後従動輪17,18、転輪19A,19B…に亘って
架け渡すクローラ4等から構成されている。尚、前記フ
レーム部材16の前部取付位置は、同トラクタ10を前
後ホイール車輪を設けた場合のフロントアクスルケース
のセンターピボットの取付穴を利用する構成となってい
る。
【0009】またトラクタ10の操縦席25前方には、
操舵部となるステアリングハンドル1を設け、このハン
ドル基部に操作量、即ち車体の操舵量検出手段としてハ
ンドル切角センサ2を設けると共に、同操縦席25側方
には、後述する主及び副変速装置を切替える変速レバー
26や、リフトアーム29の回動位置を操作する作業機
昇降用ポジションレバー27等を設け、更にこれらレバ
ー26の近傍には、この発明の旋回制御装置の作動を入
切する旋回制御入切スイッチ30、手動でデフロックを
かけるデフロック入切スイッチ34等を設けている。ま
た前記変速レバー26の回動基部にはこの変速位置を検
出する変速位置センサ22を設けている。
【0010】また前記ステアリングハンドル下方のフロ
アには、クラッチペダル33や左右ブレーキペダル3
2,32等を配置している。トラクタ10の車体後部に
は、作業機昇降用油圧シリンダ31を備え、前記シリン
ダ31のピストン伸縮によりリフトアーム29,29を
上下回動する構成となっている。更に、車体後部には、
二点リンク機構によって各種作業機を連結する構成とな
っている。
【0011】次に、図2に基づいてトラクタ10の動力
伝達構成について説明する。前記トラクタ10のエンジ
ン12から取り出された回転動力は、出力軸35を介し
てミッションケース13内の主クラッチ36、主変速装
置37、副変速装置38と順に伝達され、更にデフ装置
39を介して左右のブレーキ装置40、クローラスピン
装置41を介して前記スプロケット軸15a、クローラ
4と伝達する構成となっている。
【0012】詳細に説明すると、前記主クラッチ36
は、クラッチペダル33の踏込み操作により動力伝達が
入切される湿式多板形態のクラッチであり、同クラッチ
36で入切された回転動力は車体後方の減速ギヤ組42
を介して主変速装置37へ伝達する構成となっている。
尚、図2中、主クラッチ36の左側の符号43は前記作
業機昇降用油圧シリンダ31等の各種油圧アクチュエー
タへ作動油を送る油圧ポンプを示す。
【0013】主変速装置37は、3組の前進用正転ギヤ
組と1組の後進用ギヤ組を有する所謂キーシフト式の変
速装置であり、変速軸44内のスライドキー45をシフ
タにより前後操作することで前記ギヤ組の内の一つの噛
合いを通じて回転動力を副変速装置38に伝達する構成
となっている。また前記夫れ夫れのギヤ組の駆動側ギヤ
を支持する駆動軸47後端部には、PTO入切用のスラ
イドギヤを介してPTO伝動軸48を回転可能に設けて
いる。
【0014】副変速装置38は、副変速用スライドギヤ
46を前後に操作することで回転動力を高低二段に切り
替えるコンスタントメッシュギヤ式変速装置であり、前
記回転動力をデフ装置39へ伝達する。またデフ装置3
9には、このデフ作用を消す所謂デフロック装置を設
け、デフロック用油圧シリンダ49のピストン伸縮によ
りデフロックをかける構成となっている。
【0015】ブレーキ装置40は、デフ装置39から左
右夫れ夫れ突出するデフ出力軸50の先端部にブレーキ
ディスク51…を設け、このブレーキディスク51を圧
着することで前記デフ出力軸50の回転を制動、即ち後
述するクローラ4にブレーキをかける構成となってい
る。
【0016】そして前記ブレーキディスク51…には、
ディスク圧着用のピストンを設け、このピストンを前記
左右夫れ夫れのブレーキペダル32の踏込み操作または
後述するこの発明のブレーキ用アクチュエータとなるブ
レーキ用油圧シリンダ33のピストン伸縮の内作動量の
大きい方の操作を優先して作動させる構成となってい
る。
【0017】尚、図中では、左側ブレーキ装置の構成、
符号を一部省略しているが右側ブレーキ装置と同様であ
る。またブレーキ用アクチュエータの別形態としては、
ブレーキディスク51…を直接油圧で操作する構成とし
ても良いし、電動モータを用いる構成としても良い。
【0018】また前記デフ出力軸50の中間部には減速
ギヤ組を設け、この減速ギヤ組を介して第一クローラ駆
動軸7aへ回転動力を伝達し前記クローラスピン装置4
1へ入力する構成となっている。クローラスピン装置4
1は、前記2つの湿式多板クラッチ(正転用クラッチ5
2、スピン用アクチュエータとなる逆転用クラッチ5
3)と、この後部に設ける遊星ギヤ機構54とから構成
されている。そして前記両クラッチ52,53を収納す
るハウジング内には、常時正転用クラッチ52が圧着さ
れるようスプリングを設け、通常時は時回転動力を順
に、第一クローラ駆動軸7a−(正転用クラッチ52−
リングギヤ55と第一遊星ギヤ56とキャリア58と第
二遊星ギヤ57の一体部品)−サンギヤ59−第二クロ
ーラ駆動軸7bと伝達され、更に減速ギヤ組、スプロケ
ット軸15aと伝達させる。
【0019】また後述する旋回制御では、制御手段とな
るコントローラ6の通電指令により切替制御弁60の油
室が切り替えられ、圧油が前記スプリングの付勢力に抗
し逆転用クラッチ53が圧着されて、回転動力を順に、
第一クローラ駆動軸7a−逆転用クラッチ53−リング
ギヤ55−第一遊星ギヤ56−第二遊星ギヤ57−サン
ギヤ59−第二クローラ駆動軸7bと伝達し、更に減速
ギヤ、スプロケット軸15aと伝達させる。
【0020】これにより、前記両クラッチ52,53の
どちらか一方が圧着することで、クローラ4を正転若し
くは逆転(スピン)することができる。また前記クラッ
チ52,53は、ブレーキ装置40より動力下手側に配
置されているので、常にどちらか一方のクラッチが圧着
する状態とてニュートラル位置が無い構成となっている
の。よって、例えば坂道での車両の駐車時またはクラッ
チに関する油路や電気系統の故障時に、車両を確実に停
止することができる。またここでは前記左右の逆転用ク
ラッチ53,53は、切替制御弁60により択一的に作
動する構成としているので、例えば両クラッチに夫れ夫
れの制御弁を設ける構成と比較して電気トラブル時など
に両クラッチが圧着して車両が不本意に後進することを
防止することができる。
【0021】そして夫れ夫れ左右の第二クローラ駆動軸
7bに設けた減速ギヤには、同軸の回転、即ちクローラ
の回転数検出手段であるクローラ回転センサ8を設けて
いる。次に前記コントローラ6とこの発明の旋回制御装
置の作用について説明する。
【0022】コントローラ6は、通信回線で接続された
制御用コントローラ6aとメータパネル用コントローラ
6bとから構成され、制御用コントローラ6aの内部に
は各種センサ、スイッチ情報を処理し、この発明の補正
手段となるCPUと、旋回制御等の制御プログラム及び
クローラ4の設定回転数を記憶する手段であるEEPR
OM9と、これら情報を一時記憶するRAM等を有する
構成となっている。そして制御用コントローラ6aの入
力側には、ハンドル切角センサ2、左右のクローラ回転
センサ8、変速位置センサ28、エンジン回転センサ等
を接続し、出力側には前記デフロック用油圧シリンダ4
9のピストンを作動させる切替制御弁のソレノイド61
s、左右夫れ夫れの逆転用クラッチ53を作動させる切
替制御弁60のソレノイド60a,60bと、左右夫れ
夫れのブレーキ用油圧シリンダ5を作動させる比例圧力
制御弁62,62のソレノイド62s,62sを接続し
て設けている。
【0023】またメータパネル用コントローラ6bの入
力側には、旋回制御入切スイッチ30、デフロック入切
スイッチ34等を接続し、出力側に液晶モニタ63、各
種ランプ64、ホーン65等を接続して設けている。以
上のように構成したトラクタ10では、図5乃至図7に
示す旋回制御の概要を示すフローチャート及びグラフの
ように旋回制御が実行される。
【0024】最初にトラクタ10の電源系統を入とする
と、前記制御用コントローラ6aはSTEP1で各種セ
ンサやスイッチの接続状態、設定状態を読み込む。そし
てSTEP3で、前記旋回制御入切スイッチ30が
「入」であるかどうかを判定し、これがNOであれば旋
回制御は実行されず他の制御を実行してリータンとな
る。またYESの場合は、STEP4で変速位置が作業
と想定される程度の低速位置に設定されているかどう
か、エンジン回転数も作業と想定される程度の高回転位
置に設定されているかどうか、そしてハンドル切角は旋
回状態と想定される程度の所定角(30度)以上かどう
かを判定し、これらの判定の内1つでもNOがあればデ
フロック装置が作動したままで走行する。またすべてY
ESの場合には前記デフロックが解除され、STEP9
の旋回制御のサブルーチンに入る。
【0025】旋回制御では、まず第一旋回状態としてS
TEP1で、ハンドル位置に応じた左右のクローラ駆動
軸設定車軸回転比(図7)を読み込み実際の回転数を演
算設定する。尚、図7中の車軸回転数の縦軸「1」が直
進時の車軸回転数に対応する。そして、STEP2及び
STEP3でステアリングハンドルの操作位置と、左右
クローラ駆動軸の回転数を読み込み、STEP4で前記
ハンドル位置に応じた左右夫れ夫れのクローラ駆動軸7
bの設定回転数と検出回転数を比較する。
【0026】そして、前記比較が一致または不感帯内で
あればSTEP5へ進み、ブレーキ用比例圧力制御弁6
2,63のソレノイド62s,63sへの通電状態を維
持する。また前記STEP4で設定回転数と検出回転数
が不一致または不感帯を外れていれば、この設定値に近
づくよう前記制御弁62,62のソレノイド62s,6
3sの通電量を補正する。これにより、前記ブレーキ用
油圧シリンダ5,5の作動量が変更され、ブレーキ力が
変更される。
【0027】続けてハンドル切角を検出判定し、これが
所定角度(左右210度)以上であれば、STEP8へ
進み、前記旋回内側のクローラ回転数が所定値以下かど
うかを判定し、これがYESであれば、旋回内側の逆転
用クラッチ53の切替制御弁60のソレノイド60a
(b)へ通電を開始する。尚、ここでは逆転時のクロー
ラ回転数を前進時の約30%に設定し過度な急旋回を防
止している。
【0028】そしてSTEP11でハンドル切角が前記
30度以内かどうかを判定し、これがYESであれば旋
回が終了したと想定して旋回制御はエンドとなる。一
方、STEP11の判定がNOであれば旋回が継続中で
あるとして、前記STEP2へ戻り、前記STEPを繰
り返す。
【0029】以上のように構成したトラクタ10の旋回
制御装置では、前記左右夫れ夫れのクローラ4の駆動軸
7bにクローラ回転センサ8を設け、前記旋回時に旋回
内側のクローラ回転数の検出回転数が所定回転数以下と
なったときに前記逆転用油圧クラッチ53を作動させる
構成としたので、前記センサ2やアクチュエータ5の固
体差、また油温の変化による旋回差を極力防止すること
ができるまた逆転用クラッチ53は、駆動軸が確実に低
回転となったときに圧着するので第一旋回状態から第二
旋回状態へスムーズに切り替わることができる。
【0030】次に図8に基づいて前記メータパネル用コ
ントローラ6bの制御について説明する。メータパネル
用コントローラ6bは、前述と同じくトラクタ10の電
源系統を「入」とすると、STEP1で各種センサや操
作スイッチ類の検出値、設定値の読み込みを行う。そし
てSTEP2で、これらセンサ値や設定値の異常、例え
ばセンサ値が読み込めない場合、予め設定した既定値を
超えている場合、ノイズ、断続信号を検出している場合
にはSTEP4へ進み、制御用コントローラ6aへ旋回
制御の牽制を割込信号として送信し、STEP5で前記
警告用のランプ64を点灯、ホーン65を作動し、更に
STEP6で前記液晶モニタ63にトラブル対処方法を
表示する。
【0031】また、前記割込信号を受けた制御用コント
ローラ6aでは、前述した旋回制御のサブルーチンをジ
ャンプして牽制する構成とし、油圧系統では別途設けた
油路遮断用の制御弁によりブレーキ用油圧シリンダ3
3,33及び逆転用クラッチ53,53への圧油を遮断
する。
【0032】これにより、前述の通りクローラスピン装
置41においては左右共に正転クラッチ52のディスク
が圧着されてトラクタ10は直進走行が可能となり、前
記主変速装置38のギヤの切り替えにより前後進を切り
替える。またブレーキペダル32,32の踏み込み操作
により車体の操向を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図。
【図2】トラクタの動力伝達線図。
【図3】油圧回路図。
【図4】コントローラの接続状態を示す図。
【図5】旋回制御の概要を示すフローチャート(1)。
【図6】旋回制御の概要を示すフローチャート(2)。
【図7】ステアリングハンドルの操作量と左右クローラ
の駆動軸の設定回転比を示す図。
【図8】メータパネル用コントローラの処理をフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 ステアリングハンドル 2 ハンドル切角センサ 3 クローラ式走行装置 4 クローラ 5 ブレーキ用油圧シリンダ 6 コントローラ 7b 第二クローラ駆動軸 8 クローラ回転センサ 53 逆転用クラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドル1の操作量を検出
    する操舵量検出手段2と、左右一対のクローラ式走行装
    置3と、このクローラ式走行装置3の左右夫れ夫れのク
    ローラ4の回転を制動するブレーキ用アクチュエータ5
    及びクローラ4の回転を逆転させるスピン用アクチュエ
    ータ53とを備えると共に、前記ステアリングハンドル
    1の操作量に応じてクローラ4の回転を制動し、その後
    旋回内側のクローラ4の回転を逆転する作業車両の旋回
    制御装置において、前記左右夫れ夫れのクローラ4の駆
    動軸7bに回転数を検出するクローラ回転数検出手段8
    を設け、前記旋回時には旋回内側のクローラ回転数が所
    定回転数以下となったときに前記スピン用アクチュエー
    タ53を作動させて前記クローラ4の回転を逆転させる
    制御手段6を備えたことを特徴とする作業車両の旋回制
    御装置。
JP2000189662A 2000-06-23 2000-06-23 作業車両の旋回制御装置 Pending JP2002002523A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108934249A (zh) * 2018-01-16 2018-12-07 中国科学院寒区旱区环境与工程研究所 典型草原区放牧退化羊草草原履带式切根装置的刀具系统
CN111045427A (zh) * 2019-12-24 2020-04-21 江苏大学 履带式无人驾驶联合收割机直角转弯方法与系统

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