JPH10109432A - インク吸引手段 - Google Patents

インク吸引手段

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JPH10109432A
JPH10109432A JP8263234A JP26323496A JPH10109432A JP H10109432 A JPH10109432 A JP H10109432A JP 8263234 A JP8263234 A JP 8263234A JP 26323496 A JP26323496 A JP 26323496A JP H10109432 A JPH10109432 A JP H10109432A
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air chamber
ink
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ink suction
suction means
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慎二 磯部
Koichi Tanaka
浩一 田中
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    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01—Ink jet
    • B41J2/135—Nozzles
    • B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505—Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508—Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタの吸引ポンプの機構
単純化とコストダウンを図る。 【解決手段】 インク吸引手段は、容積を増減可能な気
室を有し、気室は一部を弾性材によって形成され、気室
の容積を変化させる容積変化手段と、気室の容積の増大
時に気室を密閉し、気室の容積の減少時に該気室の密閉
を解放する弁手段を有し、弁手段は弾性材と容積変化手
段によって構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインク吸引手段に関
し、特にインクジェット記録装置のインク吐出回復を行
うインク吸引手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のインク吸引手段は、イン
クジェット記録装置の記録品位低下防止のために用いら
れている。
【０００３】インクジェット記録装置においては、記録
用のインクが充填されているインクカートリッジから記
録ヘッドへインクを供給して、記録ヘッドに設けられた
吐出口からインク滴を記録媒体に吐出して記録を行って
いる。
【０００４】ところが、このようなインクジェット記録
装置においてはインクタンク、または記録ヘッドのイン
ク供給系に気泡が混入し、インクの吐出の妨げとなり記
録品位の低下を引き起こすおそれがある。
【０００５】また、インクジェット記録装置にインクを
充填したままで長時間インク吐出を行わなかった場合に
もインクの増粘等による吐出異常を生じる。
【０００６】これらを防止するため定期的に、あるいは
必要な場合には記録ヘッドの吐出口よりインク供給系内
のインクの吸引を行い気泡、増粘インクを除去する必要
がある。
【０００７】図７は、従来のインク吸引手段の構成図で
ある。図７を参照すると、吸引手段７３の記録ヘッド側
とインク排出側にそれぞれ弁７２、７４を配置する構成
となっている。インク吸引動作は、記録ヘッド７１に接
続された吸引手段７３の吸入側の弁７２を閉鎖し、排出
側の弁７４を開放しポンプ７３内部の空気を圧縮し排出
する。次に吸入側の弁７２を開放し、排出側の弁７４を
閉鎖してポンプ７３により記録ヘッド７１よりインクの
吸引を行うものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
吸引手段は、弁手段をインク吸引手段と別に設けている
ためインク吸引手段の部品点数の増加による機構の複雑
化とコストアップという問題点がある。
【０００９】本発明の目的は、機構を簡素化してコスト
ダウンを図ったインク吸引手段を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明のインク吸引手段
は、容積が増減可能な気室と、気室の容積を変化させる
容積変化手段と、気室の容積の増大時に気室を密閉し、
気室の容積の減少時に前記気室の密閉を解放し外気圧と
する弁手段とから構成されるようにしている。
【００１１】本発明のインク吸引手段は、弁手段の近傍
にインク吸収体を設けるようにしてもよい。
【００１２】本発明のインク吸引手段は、気室が一部を
弾性材で構成されるようにしてもよい。
【００１３】本発明のインク吸引手段は、弁手段が、気
室と容積変化手段とで構成されるようにしてもよい。
【００１４】本発明のインク吸引手段は、弁手段の一部
に摩擦負荷発生手段を設けるようにしてもよい。
【００１５】本発明のインク吸引手段は、容積変化手段
を用紙送り手段の駆動源によって動作させるようにして
もよい。
【００１６】本発明のインク吸引手段は、用紙送り手段
のある一定の駆動量に対する容積変化手段の動作量の変
更手段を設けるようにしてもよい。
【００１７】本発明のインク吸引手段は、用紙送り手段
のある一定の動作量に対する容積変化手段の動作量の変
更を記録ヘッドの移動手段により行うようにしてもよ
い。
【００１８】本発明のインク吸引手段は、記録ヘッドが
少なくとも印字領域にある状態の時は、記録ヘッドが非
印字領域の特定の領域にある状態の時よりも、用紙送り
手段のある一定の動作量に対する容積変更手段の動作量
を少なくするようにしてもよい。
【００１９】本発明のインク吸引手段は、記録ヘッドの
吐出駆動源が圧電素子であるようにしてもよい。
【００２０】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【００２１】図１は本発明の実施の形態を示すインクジ
ェット記録装置の構成図である。図１を参照すると、記
録ヘッド１は圧電素子あるいは電気熱変換素子により駆
動される。インクタンク２はインクを充填される。キャ
リッジ３は記録ヘッド１とインクタンク２を用紙送り方
向と垂直な方向に走査する。スペーシングモータ４はキ
ャリッジ３の走査の駆動源である。
【００２２】用紙９は被記録媒体である。用紙送り手段
６は用紙を搬送する。ラインフィードモータ５は用紙送
り手段６を駆動する。
【００２３】キャップ７は記録ヘッド１の吐出面と対向
し吐出面と当接、離脱し、インク吸引手段８と連通し、
吐出面に密着させインク吸引手段８を動作させることに
より記録ヘッド内のインクの吸引をおこなう。
【００２４】図２は、インク吸引手段８の正面図であ
る。図２を参照すると、フレーム２１と、耐インク性を
持った弾性材料などによってなるラバー２２と、バルブ
２４とによって気室を形成し、バルブ２４はラバー２２
に対し摺動可能に支持され、ラバー２２のＢ部に密着あ
るいは密着解放する位置に移動する。また、ラバー２２
とバルブ２４の摺動部は気体と液体が通過可能に隙間を
設けてあり、ラバー２２とバルブ２４が密着解放状態に
あるときには気室内と気室外が連通する。ラバー２２と
バルブ２４が密着状態では気室内と気室外は遮断され
る。
【００２５】スライダ２３はバルブ２４とホルダ２５と
に対し摺動可能に支持され、Ｏリング２６はスライダ２
３に固定され、ホルダ２５とスライダ２３の摺動時に摩
擦負荷を発生している。
【００２６】この摩擦負荷はラバー２２を上死点まで圧
縮した時の復帰力よりも大きくしている。また、摩擦負
荷を発生する部材として、Ｏリングの代わりにゴム材あ
るいはモールド（樹脂）材で形成しても良い。
【００２７】ラバー２２をシリコンゴムで形成し、気室
容積を２０００ｍｍ3程度にした場合にラバー２２の復
帰力は５０ｇ程度であるため摩擦負荷は１００〜２００
ｇが適当である。
【００２８】アーム２８は支点２９に回動可能に支持さ
れ、カム２７の回動に従って上下動し、ピン３０を介し
てバルブ２４を上下に移動し、さらにアーム２８のＡ部
でスライダ２３を上に押し上げる。
【００２９】次に動作について図２〜５を参照して説明
する。
【００３０】図３〜５はインク吸引手段８の動作を示す
図である。図２はバルブ２４が下死点の位置にある状態
である。この状態ではラバー２２とバルブ２４が密着さ
れており、気室は密閉されている。
【００３１】図３の位置へカム２７が回動すると、アー
ム２８がカム２７に従動し、ピン３０を介してバルブ２
４を上方に移動させる。この状態でバルブ２４とラバー
２２との間は密着が解放され気室内は外気圧となる。
【００３２】図３から図４の位置へカム２７が回動する
と、アーム２８がカム２７に従動し、ピン３０を介して
バルブ２４を上方に移動させ、さらにアーム２８のＡ部
によりスライダ２３を介してラバー２２を押し上げ、気
室内の容積を減少させる。この時気室内は外気圧のまま
である。この時にポンプ内の空気、インクなどがバルブ
２４とラバー２２の間からポンプの外へ排出され、イン
クはインク吸収体３２に吸収される。
【００３３】図４から図５の位置へカム２７が回動する
と、アーム２８がカム２７に従動し、ピン３０を介して
バルブ２４を下方へ移動させる。このとき、ラバー２２
の下方への復帰力＜Ｏリング２６の摩擦負荷となってい
るため、ラバー２２は移動せず、バルブ２４とラバー２
２は密着し、気室は密閉される。
【００３４】図５から図２の位置へカム２７が回動する
と、アーム２８がカム２７に従動し、ピン３０を介して
バルブ２４を下方へ移動する。このとき、バルブ２４に
よってラバー２２、スライダ２３も下方へ移動され、気
室は密閉されたまま気室内容積が増加し、気室内の圧力
が下がり、通気口３１からヘッドの吸引を行う。
【００３５】図６は駆動伝達機構を示す図である。図６
を参照すると、アイドルギヤ６３はカム２７に駆動を伝
達し、スタッドＡ６４に回動自在に支持されている。ス
ライドギヤ６１はシャフト６５とラジアル方向には固定
されスラスト方向には摺動自在に支持され、バネ６６に
よりレバー６０に押しつけられている。レバー６０は回
動自在にスタッドＢ６７によって支持され、レバー６０
ａ部をキャリッジ３ａ部で押し、スライドギヤ６１をス
ライドさせ、スライドギヤ６１ａ部あるいは６１ｂ部を
選択的にアイドルギヤ６３に噛み合わせる。シャフト６
５は用紙送り手段の一部であり用紙送り手段を駆動する
手段であるラインフィードモータ５により駆動される。
【００３６】以上の構成によりキャリッジ３の位置によ
ってスライドギヤ６１ａ部あるいは６１ｂ部のどちらか
の部分を選択して介して、シャフト６５の駆動力をカム
２７に伝えることが可能となる。
【００３７】ここでスライドギヤ６１ａ部は通常の歯車
で構成され、スライドギヤ６１ｂ部は歯車であるが１歯
のみ歯を形成されたものであるため、６１ｂ部を介して
カム７を駆動した場合は６１ａ部を介して駆動した場合
よりも同じラインフィードモータ５の動作量に対してカ
ム２７の動作量は少なくなる。
【００３８】以上の動作によりポンプの未使用時、すな
わち、記録ヘッド１が印字領域にあるときは、間欠的に
ポンプを動作させることができるため、ポンプ内のイン
ク固化によるポンプの動作不良を防止することができ
る。また、動作量を少なくすることによりポンプの寿命
を延ばすことができる。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、弁手段
をインク吸引手段と一体化しているため、部品点数が削
減され、機構の単純化とコストダウンの効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示すインクジェット記録
装置の構成図である。
【図２】インク吸引手段の正面図である。
【図３】インク吸引手段の動作を示す図である。
【図４】インク吸引手段の動作を示す図である。
【図５】インク吸引手段の動作を示す図である。
【図６】駆動伝達機構を示す図である。
【図７】従来のインク吸引手段の構成図である。
【符号の説明】
１ 記録ヘッド ２ インクタンク ３ キャリッジ ４ スペーシングモータ ５ ラインフィードモータ ６ 用紙送り手段 ７ キャップ ８ インク吸引手段 ９ 用紙 ２１ フレーム ２２ ラバー ２３ スライダ ２４ バルブ ２５ ホルダ ２６ Ｏリング ２７ カム ２８ アーム ２９ 支点 ３０ ピン ３１ 通気口 ３２ インク吸収体 ６０ レバー ６１ スライドギヤ ６３ アイドルギヤ ６４ スタッドＡ ６５ シャフト ６６ バネ ６７ スタッドＢ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 インクジェット記録装置に用いる記録ヘ
    ッドのインク吐出回復を行うインク吸引手段において、
    容積が増減可能な気室と、前記気室の容積を変化させる
    容積変化手段と、前記気室の容積の増大時に前記気室を
    密閉し、前記気室の容積の減少時に前記気室の密閉を解
    放し外気圧とする弁手段とから構成されることを特徴と
    するインク吸引手段。
  2. 【請求項２】 前記弁手段の近傍にインク吸収体を設け
    たことを特徴とする請求項１記載のインク吸引手段。
  3. 【請求項３】 前記気室が一部を弾性材で構成されるこ
    とを特徴とする請求項１または２記載のインク吸引手
    段。
  4. 【請求項４】 前記弁手段が、前記気室と前記容積変化
    手段とで構成されることを特徴とする、請求項１、２ま
    たは３記載のインク吸引手段。
  5. 【請求項５】 前記弁手段の一部に摩擦負荷発生手段を
    設けていることを特徴とする請求項１、２、３または４
    記載のインク吸引手段。
  6. 【請求項６】 前記容積変化手段を用紙送り手段の駆動
    源によって動作させることを特徴とする請求項１、２、
    ３、４または５記載のインク吸引手段。
  7. 【請求項７】 前記用紙送り手段のある一定の駆動量に
    対する前記容積変化手段の動作量の変更手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項６記載のインク吸引手段。
  8. 【請求項８】 前記用紙送り手段のある一定の動作量に
    対する前記容積変化手段の動作量の変更を前記記録ヘッ
    ドの移動手段により行うことを特徴とする請求項７記載
    のインク吸引手段。
  9. 【請求項９】 前記記録ヘッドが少なくとも印字領域に
    ある状態の時は、前記記録ヘッドが非印字領域の特定の
    領域にある状態の時よりも、前記用紙送り手段のある一
    定の動作量に対する前記容積変更手段の動作量を少なく
    することを特徴とする請求項７または８記載のインク吸
    引手段。
  10. 【請求項１０】 前記記録ヘッドの吐出駆動源が圧電素
    子であることを特徴とする請求項１、２、３、４、５、
    ６、７、８または９記載のインク吸引手段。
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