JPH10109430A - 液体検出方法、及び液体吐出装置 - Google Patents

液体検出方法、及び液体吐出装置

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JPH10109430A
JPH10109430A JP8264385A JP26438596A JPH10109430A JP H10109430 A JPH10109430 A JP H10109430A JP 8264385 A JP8264385 A JP 8264385A JP 26438596 A JP26438596 A JP 26438596A JP H10109430 A JPH10109430 A JP H10109430A
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ink
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tank
recording head
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体を収容する容器であるタンクから記録ヘ
ッドの吐出口までの液体の流路が気泡で断たれることな
く液体が供給可能な状態であるか否かを正確に検出可能
な液体検出方法、ならびに液体吐出装置を提供する。 【解決手段】 液体と接触する位置に検出信号入力端子
18、液体とは電気的に非接触であり、絶縁性のプラス
チック材のタンクの下面の壁とさらには空気を介してタ
ンク内の液体とは絶縁された位置に検出端子19を設
け、接続端子8を介して記録装置から検出信号入力端子
18に電気信号が入力し、入力された電気信号は記録ヘ
ッド内のインク、ジョイント内部の液体流路、タンク内
の液体を伝わる。タンクの下面全体に対応した位置にあ
る導電性の金属板からなる検出端子19で検出される電
圧波形を検出することで、検出された電圧を所定の閾値
と比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液滴を噴射
して文字や画像を記録(プリント)する液体噴射装置に
用いられるインクジェット記録ヘッドにおいて、噴射す
るインクを供給するインクタンク内のインクの残量や、
インクタンクから吐出口付近までのインクの連続性の可
否すなわち「インク切れ」を判断する機構を有する、液
体検出方法、及び、液体吐出装置、に関するものであ
る。
【0002】ここで、記録(プリント)とは、紙に限る
ものではなく、布、糸、フイルム材、皮革、金属、ガラ
ス等の被記録媒体へのインクの付与を含むものである。
【0003】詳細には、本発明は、記録に用いるインク
を収納するインクタンクやインクを記録ヘッドに供給す
るインク流路あるいはインクを吐出させる吐出部付近の
インクの状態を検出する機構に関するものである。
【0004】
【従来の技術】インクを被記録材に吐出させて記録を行
うインクジェット方式を採用した記録装置がその使い良
さから広く用いられている。
【0005】インクジェット記録装置は、インク液滴を
噴射するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッ
ドに供給するインクを溜めたインクタンクとを有してい
る。インクジェットヘッドは、インクを吐出するための
吐出口を有している。また、吐出口付近にはインクを吐
出するための吐出エネルギー発生素子が設けられてい
る。このエネルギー発生素子としては、インクに熱エネ
ルギーを印加する発熱素子や、インクに機械的圧力を付
与して吐出させるための圧電素子などがある。インクタ
ンクと吐出口とは、インク流路を介して液体が流れるよ
う連通している。
【0006】インクジェット記録装置は、インクタンク
内のインクが不足するとインクジェットヘッドへのイン
クの供給が行えなくなり、正常な吐出が妨げられて記録
を行うことができなくなる。そのため、インクジェット
記録方式においてはインクの残量やインクが無くなった
状態を検出する機構を設けることが有効となる。
【0007】このようなインクの残量や残量が低下した
状態を検出する方法として、 1.インクタンク内に2個の電極を有し電極間の電気抵
抗や導通状態を検出する方法 2.インクタンクを透光性の部材で形成し、インクタン
ク近傍に光学センサを配してインクタンクを通る光の透
過量や、照射した部分での反射光量を検出してタンク内
のインクの有無を検出する方法などが知られている。
【0008】また、インクの残量や残量が低下した状態
を検出するために吐出口付近のインクの有無を検出する
方法も提案されている。その方式としては、米国特許第
4853718号に示されるような、 3.吐出口付近に2個の電極を備え、電極間の電気抵抗
を検出する方法や、静電容量を検出する方法がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1に示
した方式は、インクタンクをヘッドと分離して交換する
方式の記録装置では、インクタンクのインクの残量が無
くなって新たなインクタンクと交換された場合には、イ
ンクタンクに付加した電極等の検出手段にかかわる部分
をも同時に交換されてしまうことになり、インクタンク
の製造コストの上昇、ランニングコストの低下を招いて
しまう。また、2に示した方式は、インクタンク表面の
汚れや内側の壁にインク滴が付着した状態では誤動作を
発生しやすいという欠点があった。また、イエローのよ
うな淡い色のインクでは誤検出が発生しやすいという欠
点があった。
【0010】また、3に示した方式では、吐出口付近の
インクを検出するだけであり、インクタンクから吐出口
までインクが途切れることなく供給されている状態であ
るか否かや、インクタンク内のインク量までは検出する
ことができなかった。
【0011】さらに、インクタンクからインクジェット
ヘッドの吐出口までインクを供給する際に、流路に気泡
が発生し成長する場合がある。その気泡がインクの流れ
とともに移動して吐出口付近に到達するとインクタンク
内にはインクがあるにもかかわらず吐出口は気泡で充満
して吐出口へのインクの供給の妨げとなって、インクジ
ェットヘッドからはインクの吐出が行われない状態(以
下、この状態を「不吐出」とも称する)を招いてしま
う。プリントとしては、不吐出が発生した吐出口に対応
する記録ドットが記録されていない状態(以下この状態
を「ドット落ち」とも称する)ととなり、記録不良とな
る。この記録不良は、画像品質の低下を招くと共に、再
度プリントを行う必要があると時間のロスや被記録媒体
の無駄な消費を招くこととなる。また、インクジェット
ヘッドの吐出エネルギーを発生させるための素子はイン
クが無い状態で吐出エネルギーを発生し続けることとな
り、素子の破損を招く場合もある。このようなインクタ
ンクから吐出口までのインクの連通が気泡等により切れ
てしまう現象は「インク切れ」と呼ばれている。
【0012】この「インク切れ」の検出は、上述した
1、2、3のいずれの方式でも行うことができなかっ
た。
【0013】「インク切れ」の発生を防止する方法とし
て、吐出口からインクの吸引を行う回復動作を記録前や
定期的なタイミングで自動的に行う方法が挙げられる。
しかしながら、この場合、インク切れが発生していない
状態でもインクの吸引動作を行うため、インク切れ防止
のために頻繁にインクを吸引してしまうと記録に寄与し
ないインクの消費量が増加し、1枚当りのランニングコ
ストが高くなり、また、吸引したインクをストックする
場所も増大することとなって装置の小型計量化を妨げて
しまう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
に鑑みてなされたもので、液体を収容する容器であるタ
ンクから記録ヘッドの吐出口までの液体の流路が気泡で
断たれることなく液体が供給可能な状態であるか否かを
正確に検出可能な液体検出方法、ならびに液体吐出装置
を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、液体を収容す
るタンク内の液体の残量や、残量が低下した状態、を検
出可能な液体検出方法、ならびに液体吐出装置を提供す
ることにある。
【0016】上記課題を解決するために、本発明は以下
の態様を含む。
【0017】すなわち、本発明の態様は、液体を収納す
るタンクと、前記タンクから流路を介して供給される液
体を吐出口から記録媒体上に吐出する記録ヘッドとを有
する構成においける液体検知方法であって、前記吐出口
近傍に設けられた第1の電極に所定の電圧波形を入力
し、前記タンク近傍に設けられた第2の電極に発生する
電圧波形を検出し、検出された電圧波形に基づいて、タ
ンクの有無、又は、タンク内の液体の残留容量、又は、
タンクから吐出口付近までの液体の連続性の可否を判断
することを特徴とする。
【0018】また、前記液体は、記録媒体に対する着色
成分を有するインク、もしくは該インクと反応する成分
を有する液状の流体であって、電気伝導性があることを
特徴とする。
【0019】また、前記第1の電極は、前記液体に対し
て電気的に絶縁するための保護膜を介して前記液体に対
して接触する位置に設けられる構成や、前記液体に対し
て直接接触する位置に設けられる構成なども本発明の態
様に含まれる。
【0020】また、前記第2の電極は、前記液体に対し
て電気的に絶縁するための保護膜を介して前記液体に対
して接触する位置に設けられる構成や、前記液体と前記
第2の電極の間に電気的に絶縁するための絶縁体を設
け、前記第2の電極は前記液体に対して非接触である構
成も本発明の態様に含まれる。
【0021】また、本発明の態様は、前記第2の電極と
前記インクとが対向する距離と面積は、前記入力される
所定の電圧波形によって前記第2の電極からインクに対
し静電誘導可能な範囲であることを特徴とする。
【0022】また、本発明の態様は、前記第1の電極と
前記インクとが対向する距離と面積は、前記入力される
所定の電圧波形によって前記第1の電極からインクに対
し静電誘導可能な範囲であることを特徴とする。
【0023】また、本発明の態様は、前記第1の電極は
前記液体に接触し、前記第2の電極は前記液体との間に
前記液体と電気的に絶縁するための絶縁体を介して前記
液体と非接触な位置に設けられることを特徴とする。
【0024】このような構成によって、タンクやタンク
から吐出部に至る液体流路間の液体の有無や流路間に気
泡が存在することによる流路が途切れた状態を的確に検
出できる。さらには検出用の端子の配置によってタンク
内の液体の残量や、タンクが記録ヘッドと分離可能な構
成におけるタンクの着脱までも検出することができる。
【0025】また、本発明の液体吐出装置の態様は、液
体を収納するタンクと、前記タンクから流路を介して供
給される液体を吐出口から記録媒体上に吐出する記録ヘ
ッドとを有する液体吐出装置において、前記吐出口近傍
に設けられた第1の電極と、前記タンク近傍に設けられ
た第2の電極と、第1の電極に所定の電圧波形を入力
し、第2の電極に発生する電圧波形を検出する検出手段
と、前記検出手段によって検出された電圧波形に基づい
て、タンクの有無、又は、タンク内の液体の残留容量、
又は、タンクから吐出口付近までの液体の連続性の可否
を判断する制御手段とを有することを特徴とする。
【0026】また、前記液体は、記録媒体に対する着色
成分を有するインク、もしくは該インクと反応する成分
を有する液状の流体であって、電気伝導性があることを
特徴とする。
【0027】また、本発明の態様には、前記第1の電極
が前記液体に対して電気的に絶縁するための保護膜を介
して前記液体に対して接触する位置に設けられる構成
や、前記第1の電極が前記液体に対して直接接触する位
置に設けられる構成、さらには前記第2の電極が前記液
体に対して電気的に絶縁するための保護膜を介して前記
液体に対して接触する位置に設けられる構成、前記液体
と前記第2の電極の間に電気的に絶縁するための絶縁体
を設けて前記第2の電極を前記液体に対して非接触とす
る構成のいずれも含まれるものである。
【0028】また、本発明の態様は、前記第2の電極と
前記インクとが対向する距離と面積は、前記入力される
所定の電圧波形によって前記第2の電極からインクに対
し静電誘導可能な範囲であることを特徴とする。
【0029】また、本発明の態様は、前記第1の電極と
前記インクとが対向する距離と面積は、前記入力される
所定の電圧波形によって前記第1の電極からインクに対
し静電誘導可能な範囲であることを特徴とする。
【0030】また、本発明の態様は、前記第1の電極は
前記液体に接触し、前記第2の電極は前記液体との間に
前記液体と電気的に絶縁するための絶縁体を介して前記
液体と非接触な位置に設けられることを特徴とする。
【0031】また、本発明の態様には、前記第1の電極
が吐出手段を駆動するために接地される電極である構成
や、前記第1の電極が吐出手段を駆動するための電極で
ある構成も含まれる。
【0032】また、本発明の態様は、前記記録ヘッドが
前記吐出口から液体を吐出するための吐出手段として前
記液体に熱エネルギーを印加する複数の電気熱変換素子
を有し、前記第1の電極は前記電気熱変換素子を保護す
る保護部材であることを特徴とする。また、前記保護部
材としてはタンタルあるいはタンタル酸化物などが本発
明の態様に含まれる。
【0033】また、本発明の態様は、前記記録ヘッドは
記録ヘッドを特定するたの識別用信号が入力される識別
端子を備え、前記第1の電極は前記識別端子を兼用する
ことを特徴とする。
【0034】また、本発明の液体吐出装置において、前
記第2の電極の構成としては、前記タンクに隣接する位
置であってタンクの下部に水平に設けられる構成や、前
記タンクに隣接する位置であってタンクを形成する壁部
に鉛直方向に設けられる構成、前記タンクと記録ヘッド
の間の設けられる構成、さらには前記タンクから供給さ
れる液体をろ過するためのフィルタ部を第2の電極とす
る構成や、前記タンクと前記記録ヘッドのジョイント部
を第2の電極とする構成などが本発明の態様に含まれ
る。
【0035】また、記録ヘッドとタンクとをキャリッジ
に搭載して記録を行うシリアルタイプの絵北尾吐出装置
においては、前記第2の電極を、キャリッジ上の前記記
録ヘッドを支えるヘッドホルダ部とする構成や、第2の
電極を前記キャリッジにて走査されない位置に設ける構
成なども、本発明の態様に含まれる。
【0036】また、タンクと記録ヘッドは、複数の液体
に対応してそれぞれ複数設けられる構成であってもよ
く、また、タンクと記録ヘッドとは分離可能でそれぞれ
独立に交換可能な構成や、タンクとヘッドとが一体に形
成されるカートリッジ形態の構成であってもよい。
【0037】また、判断された結果を装置の表示手段に
表示する表示手段を有するものや。接続されるホスト装
置に転送し、表示手段やホスト装置によって、結果を使
用者に知らせる構成をさらに有するものであっても本発
明の態様に含まれるものである。
【0038】また、本発明は、液体を吐出する吐出手段
として、液体に熱エネルギーを印加して吐出させる方式
において好適に採用可能なものである。
【0039】以上のような構成により、タンクやタンク
から吐出部に至る液体の流路間の液体の有無や流路間に
気泡が存在することによる流路が途切れた状態を的確に
検出できる。さらには検出用の端子の配置によってタン
ク内の液体の残量や、タンクが記録ヘッドと分離可能な
構成におけるタンクの着脱までも検出することができ
る。
【0040】また、本発明の構成によれば、安価に液体
を検出ででき、同一手段で種々の液体構成をもつタンク
や、複数の記録ヘッドに対する液体の検出を行うことが
できる。
【0041】また、本発明の構成では液体の組成、色に
制限されることなく、きわめて淡い色の液体や、透明の
液体でも検出でき、検出の時間を極めて少なくてすみ、
さらには液体を消費することなく検出を行うことができ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態例を詳細に説明する。
【0043】〈実施形態例1〉図1は、本発明の適用が
可能なインクジェットプリンタにおける記録ヘッドの構
成を示す図である。記録ヘッドとインクタンクは紙面を
直行する方向に走査されて文字や画像を形成する。
【0044】インクタンク20内のインクは、フイルタ
6と内部が流路であるジョイント10を介して記録ヘッ
ド1にインクを供給する。供給されたインクは記録信号
に応じて記録ヘッドにより、記録媒体106に記録され
る。記録信号は、記録装置との電気的接点である接続端
子:8により記録装置から記録ヘッドに送られる。
【0045】インク検出は、概略以下のように行われ
る。接続端子8を介して記録装置から記録ヘッドの吐出
口付近に配置された検出信号入力端子18に電気信号が
入力される。入力された電気信号は、記録ヘッド内のイ
ンク、ジョイント内部のインク流路、インクタンク内の
インクを伝わり、インクタンクとは電気的に非接触でイ
ンクタンクの下面全体に対応した位置にある導電性の金
属板からなる検出端子19で検出することによって行わ
れる。
【0046】検出信号入力端子18は、インクと直接接
触している。また、検出端子19はインクタンクとは電
気的に非接触であり、絶縁性のプラスチック材のインク
タンクの下面の壁とさらには空気を介してインクタンク
内のインクとは絶縁されている。
【0047】インクは複数色であり、本実施形態例で示
すインクジェットプリンタは、イエロー(以下、Yと示
す),マゼンタ(以下、Mと示す)、シアン(以下、C
と示す),ブラック(以下、Kと示す)の4色のインク
による画像の形成が可能である。各色に対応したインク
タンクの下面の壁と検出端子19との対抗面積は約10
x40mmで、インク下面と検出端子19との距離は約
10mmである。検出端子は各色に対し共通で一体構成
であるので、約49x40mmである。
【0048】インクタンク下部の壁や空気の隙間は狭い
ほどインク検出には有利である。これは、後述のインク
と第2の電極との静電結合の結合係数が変わるからであ
る。
【0049】このように、吐出口近傍に第1の電極を有
し、タンク近傍に第2の電極を有し、第1の電極に電圧
波形を入力し、第2の電極の電圧波形を検出して、タン
ク内の液体がタンクから吐出口付近まで連続しているか
否かを判断する機構を有する構成となっている。
【0050】なお、以下で、インクとは、記録に用いら
れる有色のインクはもちろんのこと、直接記録に使用さ
れなくとも、記録媒体上でインクと作用または反応する
液体のことを言う。例えば、無色あるいは淡い色で有色
のインク染料やインクの成分と反応することによって耐
水性を向上させる液体でもよい。
【0051】液体は電気伝導性が必要である。ただし、
検出端子は入力信号に対して電気的に非接触で高いイン
ピーダンスで分離されているため、ほんの少しの電気伝
導性があれば良い。例えば水を含んだほとんどの液体は
電気伝導性がある。
【0052】図2は、記録ヘッド1の拡大断面図であ
る。図2(A)は断面図、図2(B)は図2(Aに示す
A−A’のライン上における断面図である。この図2で
は1色に対応する記録ヘッドについて、その構成を詳細
に示している。
【0053】記録ヘッド1は、アルミニウムを主材料と
した基板からなる支持体2をベ−スとして、シリコンか
ら成るインク噴射制御基板部である素子基板3とプリン
トサ−キトボ−ドPCB15が支持体2に接着剤で固定
されている。素子基板3には、インク噴射時に発熱によ
りインクを噴射するための発熱素子4があり、発熱素子
4は酸化シリコンからなる保護膜5で被われておりイン
クとは直接接触しない構造となっている。
【0054】このように、本実施実施形態例1における
記録方式は、吐出口に対応した圧力室12に発熱素子4
を配置し、記録情報に対応する駆動信号を発熱素子4に
印加して吐出口16からインク滴21を記録媒体106
に向かって吐出させ、文字や画像を記録する。
【0055】図3は、本実施形態例を適用可能な一実施
例としてのインクジェットプリンタの斜視図を示す。図
3に示す記録装置100の給紙位置に挿入された記録媒
体106は、送りローラ109によって記録ヘッドユニ
ット103の記録可能領域へ搬送される。記録可能領域
における記録媒体の下部には、プラテン108がある。
キャリッジ101は、2つのガイド軸104と105に
よって定められた方向に移動可能な構成となっており、
記録領域を往復走査する。キャリッジ101には、4色
のインクを供給するインクタンク20とそれらのインク
を吐出する記録ヘッド1とを含む記録ヘッドユニット1
03が搭載されている。107はスイッチと表示パネル
であり、各種記録モードの設定や記録装置の状態を表示
する。
【0056】図4は、記録ヘッド部全体の斜視図であ
る。黒(K)インクを収容するブラックインクタンク2
0Kと、CMY各インクを収容するタンク20C,20
M,20Yがそれぞれ独立に記録ヘッドユニット103
から交換可能な構成となっている。記録ヘッドは4色の
インクに対応して一体構成となっているが、本発明の実
施の形態例はこれに限られるものではなく、インクタン
ク20と記録ヘッド1とが別体の構成であってもよい。
【0057】記録ヘッドは、各色ごとに約1/2インチ
の距離をおいて配置され、各記録ヘッドには、K、C、
M、Yの各色ごとに300個の吐出口16が、各吐出口
に対応する記録ドットが600dpi(dots pe
r inch)の密度記録されるようにほぼ直線状に配
置されている。
【0058】図5は、本発明を適用可能なインクジェッ
ト記録装置のブロック図である。ホストコンピュータか
ら、記録すべき文字や画像のデータ(以下記録データと
いう)が記録装置の受信バッファー401に入力され
る。また、正しくデータが転送されているかを確認する
データや、記録装置の動作状態を知らせるデータが記録
装置からホストコンピュータに帰される。受信バッファ
ー401のデータはCPU402の管理のもとで、メモ
リ部403に転送されRAM(ランダムアクセスメモ
リ)に一次的に記憶される。メカコントロール部404
は、CPU402からの指令によりキャリッジモータや
ラインフィードモータ等のメカ部405を駆動する。セ
ンサ/SWコントロール部406は、各種センサやSW
(スイッチ)からなるセンサ/SW部407からの信号
をCPU402に送る。表示素子コントロール部408
は、CPUからの指令により表示パネル群のLED等の
表示素子を制御する。記録ヘッドコントロール部410
はCPUからの指令により記録ヘッド411を制御す
る。また、記録ヘッド411の状態を示す温度情報等を
センスしCPU402に伝える。
【0059】インク検出の信号の流れは次のようであ
る。まず、矢印Aの信号でヘッドコントロール部:41
0から記録ヘッドにインク検出用の信号が入力される。
この信号は矢印Bによりインク検出部420に伝わり、
デジタル化されて制御部402に伝わる。
【0060】図6は、インク検出部420における、イ
ンク検出の入力信号と検出信号を示す図である。図6
(a)は入力信号、図6(b)は検出信号である。
【0061】正常な状態においては、インクタンクから
記録ヘッドの吐出口までがインクを介して電気的につな
がっている。そこで、検出信号入力端子18に例えば、
5V、10kHzの矩系波を入力すると、検出端子19
には入力波形とほぼ同様の波形の信号が検出される。検
出端子に入力波形とほぼ同様の波形の信号が検出される
のは、インクを介して入力端子の電荷がインクを電荷が
伝わる流路とし、非接触で接近した位置にある比較的大
きい面積の検出端子に電荷を誘導するためである。ただ
し、検出される信号の電圧レベルは入力波信号に比べて
小さい。これは、誘導された電荷量は、電気抵抗がゼロ
の状態で伝わる電荷量より小さいからである。
【0062】また、検出信号は、回路構成や回路定数に
も依存するが、信号の波形に若干のなまりが発生する。
これは入力端子から検出端子までの等価回路中に、イン
クの抵抗成分と検出部の容量成分以外に、若干の誘導成
分、容量成分、抵抗成分があるためである。
【0063】図6(c)は、インクタンク内のインクが
なくなり、インクタンク、ジョイント部、記録ヘッド内
部の圧力室、間のいずれかでインクが途切れた(不連続
になった)場合、つまり前述のインク切れが発生した状
態における検出信号を示している。この図6(c)が示
す信号は、図6(b)の信号に比べて検出レベルが小さ
い。図6(c)に示す信号が検出されている状態で記録
動作を行うと、インクタンクからのインクの供給が遮断
されているため、実質的な記録ができない。さらには、
インクが供給されない状態で記録ヘッド部が加熱するこ
とにより、記録ヘッドが劣化してしまう。インクの供給
は、インクがインクタンクから吐出口まで連続している
場合には吐出口から吐出した分のインクはインクタンク
から正常に供給されるが、供給経路中のどこかに不連続
部があると、その不連続部の空気がいずれ吐出口にたど
り付き、不吐出、すなわち、記録不調の状態となる。
【0064】このように、入力信号(a)に対し、検出
信号が、(b)であるか、(c)であるかを判断するこ
とにより、インク切れが発生しているか否か、つまりそ
の後の記録が可能か否かを判断する。上述のように図6
(b)に示した検出信号が検出された場合は可能、図6
(c)に示した検出信号が検出された場合は可能でない
状態を示していることになる。
【0065】このインク検出系は、入力信号がインクを
介して記録ヘッドの吐出口付近から、インク流路を介し
てインクタンクに伝わり、インクタンクと検出端子との
静電結合により検出信号を得るものである。検出端子が
インクと非接触のため、インクにはほとんど電流を流さ
ない。このため、たとえ入力端子がインクと直接接触し
たとしても、インクの電気による化学反応はごく微量で
あり、この化学反応によってインクの成分が記録に影響
を与える程変化することはない。
【0066】また、図6中の(d)、(e)は、検出回
路が上述した系と異なる図7に示す回路を用いた場合の
検出信号である。
【0067】図7は検出回路系を説明する図である。図
7(a)は、インクとタンクの最も簡単な等価回路、図
7(b)は、検出回路として静電対策、増幅機能、を施
した回路の一例を示す図である。以下、図7に示す検出
回路におけるインクの検出を説明する。
【0068】図7に示す回路を用いた場合の、図6
(a)の入力信号に対する検出信号Voutは(d)、
(e)である。図6(d)は「インク切れ」がなく正常
な状態の検出信号、図6(e)は、「インク切れ」が発
生した状態の検出信号を示している。
【0069】図7(a)で、入力された信号はインクを
伝わりインクタンクの壁に伝わる。検出部とは非接触で
あるが電気的には静電結合され、コンデンサと等価にな
り、入力信号の電位の変化はAC結合され検出端子に伝
わる。
【0070】図7(b)の抵抗R1、R2は静電対策と
して、また、検出信号の基準を安定させるために設けら
れている。また、2個の演算増幅器が設けられ、検出信
号が増幅される。コンデンサC1は次段に交流結合させ
る働きをする。こうして得られた検出信号Voutは、
記録可能な場合は図6(d)に示す波形となり、記録が
可能でない場合には図6(e)に示す波形となる。この
検出信号Voutは、入力信号の微分波形に近い信号が
得られる。「インク切れ」が生じた場合、インクの抵抗
Riが無限大になるため信号が検出端子に伝わらず、検
出信号Voutは図6(d)に示す波形となる。実際に
は小さい信号が得られるが、これはリーク信号により生
じたものである。
【0071】検出信号Voutは、入力信号と同期した
タイミングで次段のA/Dコンバータによりデジタル信
号に変換される。同期したタイミングとは、入力信号に
対し、デイレイ時間Tdの後とする。Tdは、インクの
電気伝導率、インクタンクから吐出口付近までの流路の
形状、検出回路系から定まる定数で、入力信号を入力し
てからVoutの波形がピークになる付近の時間として
測定される。
【0072】さらに、インク検出の測定は、A/D変換
を複数回繰り返した値を測定値とし、ノイズ等の影響に
よる測定誤差を小さくする。具体的には、ここでは3周
期の信号を測定をする。測定タイミングは図6に示され
るS1、S2、S3、S4、S5、S6とし、S2とS
4とS6のタイミングにおける測定値の合計からS1と
S3とS5のタイミングでの測定値の合計を減算し、3
周期の繰り返しの平均値として3で割った値を演算結果
とし、制御部が読み込むべき検出信号Vout1とす
る。測定回数や処理の方法は、上述した例に限られるこ
となく、これ以外の方法であってもよい。
【0073】インク検出の判断は、この検出信号Vou
t1が予め設定された値Vthより大きいか小さいか比
較することによって、記録可能な状態か否かを判断す
る。予め設定された値Vthより大きい場合は記録可で
OK、Vthより小さい場合は記録不可としてNGの判
断とする。
【0074】以上説明した例において、検出信号を複数
回測定するのは、測定の際のノイズを除去するためであ
る。測定時間は記録動作時間に比べ短いため複数回の測
定でも合計の記録時間を長くしてしまう欠点にはつなが
らない。
【0075】さらに、状況に応じて、複数色に対応した
予め設定された値Vthが必要になる場合がある。これ
は、インクの導電性や測定の等価回路及び検出回路構成
によっては、色ごとにVthの最適値が異なる場合があ
る。この場合には、Y、M、C、Kのそれぞれの色に対
応したVthとして、VthY,VthM,VthC,V
thKを設定することが好ましい。このように各色のイ
ンクに適した閾値を独立に設定することで、各色のイン
クジェットヘッドが記録可能であるか否かを適切に判断
することができる。
【0076】ここで、インク検出時に入力端子に信号を
入力する以外のタイミングでは、インク中に電流を流す
ことによる電気化学反応を抑えるため、入力端子のレベ
ルは0レベル(GNDレベル)にすることが望ましい。
【0077】インク検出を行うインクが複数色の場合に
は、非測定の入力端子は0レベルにすることが望まし
い。これは、非測定の入力端子をオープンにすると隣接
したインクタンクを介して電荷が誘導されてしまい検出
精度が低下するからである。
【0078】図8はインク検出のフローを示す図であ
る。本実施の形態例では、インクの検出は1頁ごとの記
録動作の直前に行う。
【0079】記録動作が始まるとステップS11でイン
ク検出を行う。検出はY,M,C,K全色に対して順次行
う。インクタンクから吐出口付近までの「インク切れ」
が無ければOKでステップS12に処理を進め、通常の
記録動作を1頁行う。ここで、ステップS11にて「イ
ンク切れ」が検出されればNGとしてステップS13に
処理を進める。ステップS13では、「インク切れ」が
検出された色に対して、吐出口からインクを吸引する吸
引動作が行われる。その後再びインク検出を行い、OK
であればステップS11へ進み、通常の記録動作に戻
る。ステップS14においてもNGであると判断されれ
ばステップS15へ処理を進める。ステップS15は、
再びNGと判断された場合であり、インク切れであるこ
とを記録装置本体の表示機構や記録装置の制御装置(ホ
ストコンピュータ)への通信によって、ユーザにインク
がないので交換を促す処理等の適切なリカバー処理を行
う。ここで、「インク切れ」を発生したインクがどの色
であるかも含めて処理を行うことで、ユーザは適切な処
理を行うことができる。
【0080】図9は、特定のパターンを記録した場合の
検出信号の基礎データを示す図である。縦軸は検出信号
Vout1のレベル、横軸は記録枚数を示す。検出レベ
ルはA/D変換され演算処理された後の数値である。
【0081】図9は、それぞれの色が、Cが120頁、
Bkが150頁、Mが170頁、Yが180頁まで記録
し、インクが切れたあるいは無くなったケースである。
図9において、Vthが「インク切れ」の状態か否かを
判断する際の閾値(スレショルド)レベルであり、これ
より大きいとOK、小さいとNGとして判断する。Vt
hはここでは127で全色に共通の値とした。測定系に
よっては、色ごとにVthを最適化する必要がある。そ
れは、入力端子や検出端子の形状や配置によっては必ず
しも1つのVthでは共通にできないからである。例え
ば、Yのみセンサ位置がインクタンクから遠い位置にな
った場合Y用のVthはより小さくする必要がある。V
thはまた検出回路の構成や回路定数にも依存して最適
化される。
【0082】初めの1色が「インク切れ」すると他の検
出レベルがやや大きくなるのは、並べて配置したインク
タンク間の静電誘導によるものと推測される。
【0083】この基礎データはY、M、C、Kのすべて
のインクが「インク切れ」をするのを確かめるため実験
的に得たデータであり、実際には「インク切れ」した色
のインクタンクは交換する等の処置がユーザによって施
される。
【0084】図10は、Y、M、C、Kの4色の複数色
のインク切れを検出する機構の説明図である。図10
(a)は記録ヘッドの模式図、図10(b)は簡単な等
価回路の模式図である。
【0085】記録ヘッド部の吐出口付近から入力された
信号は、記録ヘッド、インク流路を介してインクタンク
に伝わる。インクタンクと検出端子19とは静電誘導作
用により静電結合されている。このような構成のため、
複数色に対応した検出時には、入力端子18は各色ごと
に独立に必要であるが、検出端子は図10に示すように
検出端子19を複数のインクタンクに共通に1個設ける
構成でよい。検出端子19を各色ごとに有する構成であ
ってもよいが、共通の検出端子1個とすることで、検出
機構の簡略化が可能となる。
【0086】本実施例では、「インク切れ」とインクタ
ンクなしとが区別されることなく「インク切れ」として
処理される。これは実用上ユーザにとっては区別の必然
性がないことのため、問題とはならない。
【0087】〈実施形態例2〉以下、本発明の実施形態
例2を詳細に説明する。
【0088】上述した実施形態例1では、複数色のイン
クタンクがそれぞれ別体で独立に交換可能な場合の例を
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0089】図11は、複数色が一体構造のインクタン
クの例を示す模式図である。インクタンクはさらに記録
ヘッドとも一体構造になっている。記録ヘッドの素子基
板は、Y、M、C、Kの4色が一体の素子基板で構成さ
れる。記録ヘッドとインクタンクとはインク流路でつな
がっている。検出端子は、4色が一体のインクタンクと
対向した位置にある。この場合にも、各色ごとに入力信
号が独立に入力されることで、1つの検出端子で検出で
きる。
【0090】実施形態例1で説明したインクタンクが独
立に交換可能な構成の場合と、本実施形態例に示す一体
構造の場合とで、検出信号に多少の異なりはある。しか
しながら、検出回路の定数やVth等の検出パラメータ
系を最適化することでいずれの場合も精度の高いインク
検出が可能である。したがって、もし一体構造と別体構
造が混在したとしても、予めそれらの最適パラメータを
準備することで、インク検出系の対応は可能となる。
【0091】〈実施形態例3〉前述の実施形態例1にお
いては、インクとして有色のインクを使用した場合を説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0092】インクジェット記録の分野において、イン
ク中の染料を不溶化させる液体を用いる技術がしられて
いる。この染料を不溶化させる液体を用いる技術につい
ては、例えば特開昭64−63185号公報に、染料を
不溶化させる無色のインクをインクジェットプリントヘ
ッドによって記録紙上に付着させる技術が開示されてい
る。このような染料を不溶化させる液体を用いること
で、優れた耐水性、高濃度の画像を得ることができ、さ
らにはカラー記録において色間のにじみを抑えて発色性
に優れた高画質の画像を得ることができるため、インク
ジェットプリント方式において有効な技術であるとして
注目されている。また、この種の液体としては、通常の
インクによる画像の品質を低下させないために、無色あ
るいは淡い色の液体が用いられる。
【0093】本実施形態例においては、この染料を不溶
化させる液体を用いる構成において、この液体について
も同様に、供給経路において途切れた状態や残量を検出
可能とする実施の形態を説明する。
【0094】図12は、色インク以外に、透明もしくは
淡い色のS液体を使用した場合の例である。図12
(a)は図4で示した構成に、S液体用のインクタンク
20Sを付加したもので、記録ヘッドについてもS液体
を吐出可能な構成としている。図12(b)は記録ヘッ
ドを吐出口面側から見た図であり、S液体用のヘッド1
02には他のヘッド同様に吐出口16が複数設けられて
いる。
【0095】S液体は、色インクに対し、記録媒体上で
反応もしくは混合により記録画像に新たな効果を得られ
る場合に使用するものである。ここでは、普通紙にその
液体を噴射することにより、インクと反応し、通常では
耐水性が得られなかった場合でも高い耐水性が得られる
ようになる液体を使用した。
【0096】本発明は、S液体を使用した場合でも前述
の実施形態例と同様の効果が得られる。ただし、前述し
た実施形態例1の構成に加えて最小件限の付加であるS
液検出用回路と処理ルーチンの追加が必要である。
【0097】〈実施形態例4〉次に、本発明の実施形態
例4を説明する。
【0098】前述した実施形態例1においては、第2の
電極はインクタンクの下部に隣接して水平に設けたが、
垂直方向に設けてもよく、本実施形態例では、検出端子
としての第2の電極垂直方向に設けたもので、以下その
構成を詳細に説明する。また、本実施形態例において
は、第2の電極以外の構成については実施形態例1と同
様であり、その点の詳細な説明は省略する。
【0099】第2の電極を垂直方向に設けることによ
り、「インク切れ」のみ成らずインクタンク内のインク
レベルをも検出することが可能となる。
【0100】図14は、第2の電極としてインクタンク
の垂直方向に設けた場合を示す図である。第2の電極は
インクタンク20の図中手前側に設けた。インクは第2
の電極に対し、手前側がインクレベルに応じて対向す
る。
【0101】この構成により、インクレベルに応じてイ
ンクタンク内のインクと第2の電極とが形成する静電容
量が変化し、レベルに応じた信号を検出可能となる。
【0102】結果としてインクレベルが多いほど検出信
号のレベルも大きくなる。また、本実施形態例におい
て、インクレベルを測定する場合には、インクタンクの
移動中にはインクタンクの揺れによってインクの液面レ
ベルが変化してしまうため、記録ヘッドが静止している
状態で測定することが望ましい。
【0103】図15は、特定の画像を記録し続け、マゼ
ンタインクについてインク検出を行った場合の検出信号
Vout1を示す図である。図から、記録枚数が進むに
つれて検出信号Vout1のレベルが小さくなっている
のが分かる。このレベルから逆にインクタンク内にどれ
だけのインクが残っているか、すなわち、インク残量が
わかる。本実施形態例においては、インクがなくなった
と判断する場合のVoutのレベルを設定し、Vout
がそのレベルに達した場合にインクが無くなった状態、
もしくはインクタンクが装着されていない状態であると
判断することができる。
【0104】ここでは、第2の電極をインクタンクの図
で手前側に配置したが、インクタンクの前方側である、
インクタンクと記録ヘッドの間に配置してもよく、この
ように構成することでインクタンクの交換が容易にな
る。
【0105】〈実施形態例5〉図10(b)に示した等
価回路からわかるように、先の実施形態例で説明した検
出端子側を入力端子とし、入力端子側を検出端子として
も、インクの検出を行うことが可能である。この場合、
複数色について検出する場合は、入力端子が共通の端子
となり、検出端子がそれぞれの色のインクで独立した端
子となる。
【0106】本実施形態例では、吐出口近傍に第1の電
極、タンク近傍に第2の電極を設け、第2の電極に電圧
波形を入力し、第1の電極の電圧波形を検出して、イン
クタンクから吐出口付近までの液体の連続性の可否すな
わち「インク切れ」を判断する。また、このような構成
であっても先の実施形態例4と同様に、インクタンクの
インク残量についても検出することができる。
【0107】本実施形態例においては、複数色のインク
について測定を行う時には、非測定色の検出端子は接地
する(GNDにする)ことが望ましい。この構成によ
り、複数色のインクタンク間の静電誘導による測定誤差
を最小限にすることができる。
【0108】〈実施形態例6〉次に、本発明の実施形態
例6について説明する。
【0109】先に説明した実施形態例1では、インクを
検出するタイミングを1頁ごとの記録開始直前とした
が、本発明はこれに限られるものではない。
【0110】例えば、記録動作中の常時検出する構成で
あってもよい。記録動作と独立に検出可能な回路構成、
ノイズの影響を受けにくい回路構成とすることによっ
て、記録動作中において常時インクの検出を行うことが
できる。
【0111】また、シリアルスキャン方式の記録装置に
おいて、数スキャンごとに検出する構成としてもよい。
この数スキャンごととは、例えば、記録ヘッドが主走査
方向に10回スキャンされる度に1回の検出を行うこと
である。先に示した実施形態のごとく1頁ごとに検出す
る構成に比較して、「インク切れ」が発生した状態を早
急に検出することができる。
【0112】また、記録したドット数をカウントし、一
定ドット数記録が行われるごとにインクの検出を行う構
成としてもよい。この場合、複数の色のインクを用いる
構成においては、複数色のそれぞれの色ごとに記録ドッ
ト数をカウントすることで、各色毎に適切なタイミング
で検出を行うことができる。また、インクの検出は、一
定ドット記録が行われた直後ではなく、一定ドット数の
記録が行われた時のスキャンが終了した後とすることが
好ましい。これは、記録時のノイズやキャリッジ駆動系
のノイズの影響を最小限にできるメリットがあるからで
ある。
【0113】また、検出のタイミングとしては、特定の
タイミングで行われる、印字に寄与しないドットをあえ
て吐出させ良好な吐出を保つための予備吐出のタイミン
グ前後に同期して検出してもよい。
【0114】さらには、記録ヘッドやインクタンクの交
換時の直後や、回復動作の直後に検出することにより、
良好な記録が可能であるかどうかを判断できる。
【0115】このように、検出タイミングは必要に応じ
ていつでも可能である。これは、本検出機構が、きわめ
て短い時間で可能であることと、インクを消費しないた
めインクや被記録材の損失が無いことが寄与している。
【0116】〈実施形態例7〉次に、本発明の実施形態
例7を説明する。
【0117】先に説明した実施形態例1では、インク検
出は通常の記録動作の1つのルーチンであったが、記録
不良や、長時間記録装置を使用しなかった状態で放置し
た後の使用における、回復動作時にも、本検出は有効で
ある。回復動作とは、記録ヘッドの吐出口のインクを排
出させたり吐出口面を清掃することにより、吐出口内で
粘度が増加したインクや吐出口面に付着した塵などを除
去するために行われる動作として知られている。回復動
作としては、記録を行わない位置に記録ヘッドを移動さ
せてインクを吐出させる吐出回復動作、ポンプ等により
吸引して吐出口からインクを排出させる吸引回復動作な
どが知られている。
【0118】図13は、回復動作ルーチンにおいてイン
ク検出の動作を含めたフローである。本動作に入るとま
ず、ステップS21でカウンターをリセットし、次にス
テップS22においてフラグ(Flag)をリセットす
る。もし複数の色があれば、独立のフラグをもっている
ことが望ましく、その場合はステップS22で全てのフ
ラグをリセットする。続くステップS23で、従来から
知られる吸引動作を行ってインクを排出する。この吸引
動作は先に説明したように、吐出口の先端側をポンプ等
によって負の圧力にしてインクを吸引する動作である。
次に、ステップS24にて、先の実施形態例で説明した
インク検出を行う。検出後にNGと判断された色があれ
ば、その色のフラグを1にする。続くステップS25で
は、まず、Flag=1の色があったかどうかを判断す
る。なければOKとして処理を終え、回復動作ルーチン
からリターンする。OK以外はNGと判断されてステッ
プS26へ処理を進める。ステップS26では、インク
エラー示す表示を行う。次にステップS27でインクタ
ンクの交換をユーザに促す。もし、記録ヘッドとインク
タンクが一体の構成であれば、ヘッドを交換するようユ
ーザに促す。続くステップS28では、カウンターをカ
ウントアップし、次のステップS29でカウンターの値
が2であるか判断する。2でなければステップS22へ
処理を戻す。ステップS29にてカウンタが2であると
判定された場合、この回復動作ルーチンで吸引動作を2
回行ったことになり、インクタンクのインクが無い場合
以外のエラーであると判断してステップS30にてヘッ
ドエラーとする。
【0119】このように、回復動作にインク検出を行う
ことにより、処理シーケンスが明確になる。ユーザにも
状況がわかりやすい。
【0120】〈実施形態例8〉次に、本発明の実施形態
例8を説明する。
【0121】先に説明した実施形態例1では、第1の電
極として専用の電極を設けたが、本発名医はこれに限定
されるものではない。
【0122】図16は、本実施形態例に関する第1の電
極(入力電極)を記録ヘッドの他の入力あるいは構造体
と兼用した場合を示す電気回路図である。
【0123】図16において、発熱素子501は、一方
をコモンライン502、他方を発熱素子501を4個毎
にトランジスタ503に接続しており、発熱素子50
1、コモンライン502、トランジスタ503はシリコ
ン基板上に形成された素子基板504上に配設されてい
る。
【0124】切換スイッチ505はコモンライン502
を発熱素子駆動電力ライン506およびインク検出のた
めの検出信号入力ライン507のいづれかに切り換える
ためのスイッチである。
【0125】通常の記録時には、切換スイッチ505に
よって、コモンライン502を発熱素子駆動電力ライン
506に接続し、記録データに応じてトランジスタ50
3をオン/オフすることにより所望の発熱素子501に
電力を印加し記録を行う。
【0126】一方、インク検出時には、切換スイッチ5
05によってコモンライン502を検出信号入力端子5
07に接続し、検出信号入力端子507に入力信号を印
加する。コモンライン502は記録ヘッド内のインク流
路を介して検出端子と静電結合されており、検出端子の
出力信号によってインクタンクから吐出口までのインク
の連続性の可否を判別することができる。
【0127】さらに、第1の電極(インク検出信号入力
電極)として、本実施例のように、記録ヘッドの発熱素
子駆動電力ライン506を兼用する以外に、素子基板上
のグランドライン508や、記録ヘッドの温度検出のた
めに使用される素子を接続する温度検出ライン509、
あるいは発熱素子の抵抗値を換算するために設けられた
抵抗値検出用パターン、素子基板の保護膜、記録ヘッド
の種類を区別するID端子、その他、吐出口付近のイン
クと電気的結合がされている電極(端子)であればイン
ク検出信号入力との兼用が可能である。
【0128】ここで、吐出口付近のインクと電気的結合
する電極とは、電極が記録ヘッド内の吐出口付近のイン
クに直接接触している、あるいは、直接には接触しなく
とも、静電結合により結合されている場合をいう。静電
結合は、インク検出回路の検出信号の入力/検出周波数
のも依存する。
【0129】電極が記録ヘッド内の吐出口付近のインク
に直接接触している場合にはインクと電極間のインピー
ダンスが小さく、検出信号が伝わりやすいため、検出し
やすい、あるいは、検出のS/N比が向上するメリット
がある。
【0130】本実施形態例で示すように、第一の電極
(インク検出信号入力端子)として、記録ヘッドの他の
信号ラインと兼用することが可能である。
【0131】これは、記録ヘッドの素子基板504上に
専用のインク検出信号入力端子を設けるスペースがない
場合においても、インク検出が簡単に行える効果があ
る。
【0132】図17、18、19は、本発明の実施例に
関する第1の電極(入力電極)を記録ヘッドの他の入力
あるいは構造体と兼用した場合を示す記録ヘッドの具体
例を詳細に説明する図である。インクは、Y,M,C,K
の4色の場合を示す。
【0133】図17は全体断面図、図18は正面図、図
19は1色当りの素子基板の拡大断面図である。
【0134】図17、18、19において、記録ヘッド
511は、インク収納部513とインク吐出部とが一体
の構成で、そのほとんどをインク収納部513で占めて
いる。記録ヘッド511はシリコン基板上に形成された
素子基板504とインクを収納するインク収納部513
およびインク収納部513のインクを素子基板504に
供給するためのインク流路514から構成されている。
素子基板504には発熱によりインクを噴射するための
発熱素子515、発熱素子515に対応したインク室5
16、インクを吐出する吐出口517、インク室516
とインク流路514をつなぐためにシリコン基板上にあ
けられたインク供給口518、発熱素子515とインク
室516内のインクとの直接の接触を防ぐ保護膜が2層
構造で、第1保護膜519、第2保護膜520で構成さ
れている。記録時にはインク滴522が、吐出口517
から吐出される。吐出するインクは、インク収納部51
3から矢印Pの方向で吐出口に供給される。
【0135】発熱素子、インク室、吐出口、保護膜はイ
ンクの複数色に対応した色毎に独立に構成されている。
【0136】ここで、第1保護膜519はシリコン酸化
物で、電気的には絶縁体である。一方、第2保護膜52
0は酸化タンタルあるいは窒化タンタル等の導電性材料
で構成されている。この第2保護膜520は発熱素子の
保護の役割の他に、第1の電極として、インク検出用の
検出信号入力端子と兼用となっている。また、第2保護
膜520はインク室516内のインクと直接接触してい
るため保護膜と検出端子間のインク有り時のインピーダ
ンスは小さくなり保護膜に印加した検出信号は直接イン
クに伝わる利点があり、インク検出時の検出信号のレベ
ルは高くなり、インクの検出に対するS/Nが向上す
る。
【0137】Y,M,C,K各色ごとに独立に第2保護膜
520を設けてあり、それぞれが電気的には絶縁されて
いる。Yは520(Y)、Mは520(M)、Cは52
0(C)、Kは520(K)である。このため、各色ご
とに、独立にインク検出が可能で、独立に「インク切
れ」を検出できる。
【0138】〈実施形態例9〉次に、本発明の実施形態
例9を説明する。
【0139】先に説明した実施形態例1においては、イ
ンク検出用の検出信号入力端子に入力する信号が矩形波
の場合を示したが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0140】インク検出用の検出信号としては、正弦波
あるいは三角波、等の波形でもよく、入力の振幅に対す
る出力の振幅の差あるいは比率を検出して、検出信号入
力端子と検出端子間のインピーダンスの変化を検出する
ことにより、インクタンクから吐出口付近までのインク
の連続性の可否やインクタンク内のインク量の検出が可
能となる。したがって、入力の対する出力の信号が判定
可能な波形であればどのような波形でもよい。
【0141】また、この測定系の内、少なくとも、第1
あるいは第2の電極がインクと非接触である系において
は、対応した少なくとも1つの静電結合があるため、測
定回路系のインピーダンスはリアクタンス成分をもつ。
このため、入力信号の周波数を適正な値にとることによ
って入出力の振幅比の変化を大きくとることができ、安
定した検出が可能となる。さらに、入力周波数を変化さ
せて入出力の振幅比を検出し、検出信号入力端子と検出
端子間のインピーダンスの周波数特性を測定することに
よってもインクタンクから吐出口までのインクの連続性
の可否やインクタンク内のインク量の検出が可能とな
る。
【0142】〈実施形態例10〉次に本発明の実施形態
例10を説明する。
【0143】図20、21は、本発明の検出端子の位置
に関する他の実施例を示す図である。
【0144】図20(a)は、記録ヘッドの吐出部52
1を設けたヘッドホルダ522とインク収納部523と
が分離・接続可能に構成された場合を示す。また、この
図20(a)に示す例では第2の電極として、検出端子
524をヘッドホルダ522と一体構造でインク収納部
523に対向する位置に設けた場合を示す。検出端子5
24は図示しないキャリッジ上に設けられた接続端子5
25によって電気的に接続されており、記録ヘッドの吐
出部521付近に設けられた検出信号入力端子に入力さ
れた信号に対して、検出端子524における出力信号を
検出することが可能である。
【0145】この例では、第1の電極は入力電極で、記
録ヘッドの吐出口付近でインクと直接接触し、第2の電
極は検出電極で、インクタンク内のインクとは非接触で
ある。
【0146】ヘッドホルダ522と一体で検出端子52
4を設けることにより、インク収納部523と検出端
子:524間の静電結合の結合係数を大きく、すなわ
ち、静電容量を大きくすることにより、S/Nが向上
し、かつ消耗品であるインク収納部523は新たな構造
の付加が無いことから、結果としてランニングコストを
高くせず本インク検出が可能となる。
【0147】図20(b)に示す構成は、インク収納部
526の外壁の一部に検出端子527を設けた場合を示
す。この例では、検出端子527は金属板や樹脂フィル
ムにアルミ等の金属材料を塗布・蒸着等の処理により形
成した物、等の電気的に導伝性の部材である。また、検
出端子527はキャリッジ上に設けられた接続端子52
8を介して電気的に検出回路部と接続されている。イン
クタンク内のインクと検出端子527とは電気的には非
接触であり、インクタンク内のインクと検出端子の電極
部とは静電結合されている。また、インク収納部526
に検出端子527を設けることにより、インク収納部と
検出端子との間の静電容量を最大にすることが可能とな
り、測定系のS/Nが向上する。
【0148】図20(c)に示す構成は、インク収納部
529の蓋部530の両面にまたがる検出端子531を
設けた場合を示す。この例では、インク収納部529内
にはスポンジ状の発泡性部材がありそのすき間にインク
が充満している。また、検出端子531がインク収納部
529内のインクに接することによりさらにS/Nが向
上する。この例では、第1の電極は入力電極で、記録ヘ
ッドの吐出口付近でインクと直接接触し、第2の電極は
検出電極で、インクタンク内のインクと接触している。
この系では、記録ヘッドの吐出口部521付近から、イ
ンク収納部529内までのインクの連続性が検出可能で
ある。
【0149】図20(d)に示す構成は、インク収納部
532の一部を導電性の材料で形成する、または導電性
の材料で表面を被覆した場合を示す。それ以外は先に説
明した図20(c)と同様の構成である。この図20
(d)の構成は、図20(c)に比べ電極部が安価にで
きる利点がある。
【0150】図20(e)は、記録ヘッドの吐出部53
3を設けたヘッドホルダ534とインク収納部535が
分離・接続可能に構成された場合を示す。この例では、
記録ヘッドの吐出部533とインク収納部535とを結
合するインク流路のヘッドホルダ側端部には、フィルタ
536が設けられている。このフィルタ536は、本来
はインク収納部535から吐出部533に供給されるイ
ンクのゴミや気泡を除去する目的で設けられている部材
である。この例においては、フィルタ536を導電性材
料で形成して接続端子537を介してキャリッジと電気
的に接続されている。フィルタ536をインク検出用の
検出端子とすることにより記録ヘッドの吐出部533か
らフィルタ536までのインクの連続性の可否を検出す
ることが可能となる。この例では、インク収納部535
のインク収納形態や方式によらず記録ヘッドの吐出部5
33近傍のインクを検出することができる。
【0151】図20(f)に示す構成は、複数のインク
タンクが一体に構成された例を示している。この図20
(f)はインク収納部538を記録媒体表面垂直方向か
らみた図であり、インク収納部538は図示の様に、一
体構造で縦横に異なる6色のインク収納室より形成され
ている。この例では、検出端子539および540はそ
れぞれインク収納室に対向して配置されている。インク
収納部538は紙面垂直方向に着脱可能に構成されてお
り、インクの交換を妨げることなくインクの検出が可能
となっている。
【0152】次に図21に示した各構成について説明す
る。
【0153】図21(a)は、第2の電極として、検出
端子541を記録装置の固定部に設けた場合を示す。こ
の例では、記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動する
ことによりインク収納部542と検出端子541を対向
する位置に設定できインクの検出を行うことができる。
検出端子541とインク収納部542との間隔はできる
だけ狭い方がS/Nが向上する。この構成によって、検
出端子541を固定部に設けたため配置や配線等の自由
度が向上し、さらに、可動部であるキャリッジ部からの
電気信号の引き回しが不要になるというメリットがあ
る。
【0154】図21(b)は、検出端子544を記録装
置の固定部に設けた場合で、複数の色のインクを使用し
た場合の例を示す。この例では、Y、M、C、Kの4種
類のインクを収納したインク収納部543Y、543
M、543C、543Kの全幅に対応した検出端子54
4を設けた場合を示している。インク収納部はキャリッ
ジに搭載されて図示する矢印方向に移動されることによ
りインク収納部543と検出端子544を対向する位置
に設定できインクの検出を行うことができる。この例で
は検出端子544の幅がインク収納部543よりも大き
いため正確な位置決めが必要でなく、簡単な構成でイン
クの検出を行うことができる。
【0155】次に示す図21(c)の構成は、検出端子
544を記録装置の固定部に設けた場合で、複数の色の
インクを使用し、1つの検出端子で複数の色を検出する
例を示している。第1の電極は入力電極で、記録ヘッド
の吐出口付近でインクと直接接触し、第2の電極は検出
電極で、インクタンク内のインクとは非接触とした。
Y、M、C、Kの4種類のインクを収納したインク収納
部545Y、545M、545C、545Kは、インク
収納部を搭載する不図示のキャリッジの走査方向に対し
1色の幅はほぼ等しいか、あるいはKのみ他の色よりや
や大きい構成とされる。検出端子546のキャリッジの
走査方向に対する幅は各色のインク収納部の幅よりやや
小さい。各色のインク収納部の幅が異なる場合には、最
小の幅よりやや小さい幅とする。キャリッジは図中の矢
印で示す方向に移動されることによりインク収納部54
5の中の1種類のインク収納部と検出端子546を対向
する位置に設定でき、対向した色のインクの検出を行う
ことができる。検出時にはキャリッジは検出したい色の
インク収納部と検出端子546とを対向させ静止させる
ことが望ましい。これは、キャリッジを移動させる電気
信号による検出信号の誤動作を防止させること、あるい
は、インク収納部内のインクを静止させ安定な状態で検
出させるためである。また、検出端子546の幅を各色
のインク収納部545Y、M、C、Kよりもやや小さい
幅に設定しため、順次測定する各色に対し、時間をずら
した非検出色のインク収納部からの影響を受けることな
く正確なインクの検出を行うことが可能となる。また、
この図21(c)に示す例は、記録装置に配置する検出
端子546の幅を十分大きくできない場合に特に有効で
ある。また、検出端子546は静電気の影響等の不要な
外部ノイズの影響を受け易いため、検出電極の面積はで
きるだけ小さくすることが好ましい。
【0156】次に図21(d)に示す構成は、複数色の
インク検出を行う例である。第1の電極は、記録ヘッド
の吐出口付近にあり、入力端子である。入力端子は、イ
ンクに接触式で、複数色の入力端子は色ごとに独立でも
また1つで全色に兼用でもよいが、この図に示す構成で
は色ごとに独立とした。第2の電極は、インクタンク
(インク収納部)付近にあり検出端子である。検出端子
は、複数色ごとに独立とした。複数の色は、Y、M、
C、Kの4色で、4種類のインクを収納したインク収納
部547Y、547M、547C、547Kのそれぞれ
に対向した4つの検出端子548Y、548M、548
C、549Kを設けた。本図の構成において、Yインク
の検出を行う場合には、検出端子548Yを出力端子5
49Yと接続し、他の検出端子548M、548C、5
48Kはグラウンド(GND)と接続した状態で行う。
複数色の測定を行う際には、非測定色の端子を接地(G
ND)することより他のインクの影響を減らし、測定色
の検出のS/Nの向上を図ることができる。
【0157】〈その他の実施形態例〉以上説明した本発
明の実施形態例においては、液体を吐出するための構成
として液体に熱エネルギーを印加する電気熱変換体を用
いた吐出方式を例に説明したが、本発明はこれに限ら
ず、従来から知られる吐出方式を採用するものであって
も適用できるものである。他の吐出方式としては、吐出
エネルギーとして機械的圧力を印加する電気機械変換素
子としてのピエゾ素子を用い、発生した圧力によって滴
状の液体を吐出する方式が一般に知られている。
【0158】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0159】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0160】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0161】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0162】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0163】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0164】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクタンクやインクタンクからインク吐出部に至るイ
ンク流路間のインクの有無や流路間に気泡が存在するこ
とによる流路が途切れた状態を的確に検出できる。さら
には検出用の端子の配置によってインクタンク内のイン
クの残量や、インクタンクが記録ヘッドと分離可能な構
成におけるインクタンクの着脱までも検出することがで
きる。
【0166】また、本発明の構成によれば、インクタン
クに検出手段を設けることなく安価にインクを検出でで
き、同一手段で種々のインク(液体)構成をもつインク
タンクや、複数の記録ヘッドに対するインク検出を行う
ことができる。
【0167】また、本発明の構成ではインクの組成、色
に制限されることなく、きわめて淡い色のインクや、透
明の液体でも検出でき、検出の時間を極めて少なくてす
み、さらにはインクを消費することなくインクの検出を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例を説明する記録ヘッドの構
成図である。
【図2】図1で示した記録ヘッドの拡大断面図である。
【図3】本発明が適用可能なインクジェット記録装置の
斜視図である。
【図4】本発明が適用可能なインクジェット記録装置の
記録ヘッド部の詳細を示す斜視図である。
【図5】本発明が適用可能なインクジェット記録装置の
制御ブロック図である。
【図6】本発明におけるインク検出時の入力信号と検出
信号を示す図である。
【図7】本発明の実施形態例におけるインク検出回路の
一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態例におけるインク検出の処理
を示すフローチャートである。
【図9】本発明のインク検出の構成における検出信号の
データを示す図である。
【図10】本発明の実施形態例における、複数のインク
タンクを検出可能な構成を示す図である。
【図11】本発明の実施形態例における、複数のインク
タンクが一体構造となった構成を示す図である。
【図12】本発明の実施形態例における、特定の処理用
液体のインクタンクを搭載した記録部の構成を示す図で
ある。
【図13】本発明の実施形態例における、回復動作時の
インク検出の処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態例における検出電極の他の
構成を示す図である。
【図15】図14に示した本発明の実施形態例における
記録枚数に対する検出信号のレベルの変化の一例を示す
図である。
【図16】本発明の実施形態例における入力電極の他の
構成を示す図である。
【図17】本発明の実施形態例における入力電極の他の
構成の全体断面図である。
【図18】本発明の実施形態例における入力電極の他の
構成の正面図である。
【図19】本発明の実施形態例における入力電極の他の
構成における素子基板の拡大断面図である。
【図20】本発明の実施形態例における検出端子の他の
構成を示す図である。
【図21】本発明の実施形態例における検出端子の他の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 支持体 3 素子基板 4 発熱素子 5 保護膜 6 フイルタ 7 ボンディングワイヤー 8 接続端子 10 ジョイント 12 圧力室 16 吐出口 18 検出信号入力端子 19 検出端子 20 インクタンク 100 記録装置 101 キャリッジ 102 ヘッドホルダ 103 記録ヘッドユニット 104 ガイド軸 105 ガイド軸 106 記録媒体 107 スイッチパネル 108 プラテン 109 送りローラ 501 発熱素子 502 コモンライン 503 トランジスタ 504 素子基板 505 切り替えスイッチ 506 発熱素子駆動ライン 507 検出信号入力ライン 508 グランドライン 509 温度検出ライン 511 記録ヘッド 513 インク収納部 514 インク流路 515 発熱素子 516 インク室 517 吐出口 518 インク供給口 519 保護膜1 520 保護膜2 521 吐出部 522 ヘッドホルダ 523 インク収納部 524 検出端子 525 接続端子 526 インク収納部 527 検出端子 529 インク収納部 530 蓋部 531 検出端子 532 インク収納部 533 吐出部 534 ヘッドホルダ 535 インク収納部 536 フイルタ 537 接続端子 538 インク収納部

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納するタンクと、前記タンクか
    ら流路を介して供給される液体を吐出口から記録媒体上
    に吐出する記録ヘッドとを有する構成において、 前記吐出口近傍に設けられた第1の電極に所定の電圧波
    形を入力し、 前記タンク近傍に設けられた第2の電極に発生する電圧
    波形を検出し、 検出された電圧波形に基づいて、タンクの有無、又は、
    タンク内の液体の残留容量、又は、タンクから吐出口付
    近までの液体の連続性の可否を判断する液体検出方法。
  2. 【請求項2】 前記液体は、記録媒体に対する着色成分
    を有するインク、もしくは該インクと反応する成分を有
    する液状の流体であって、電気伝導性があることを特徴
    とする請求項1記載の液体検出方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極は、前記液体に対して電
    気的に絶縁するための保護膜を介して前記液体に対して
    接触する位置に設けられることを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載の液体検出方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極は、前記液体に対して直
    接接触する位置に設けられることを特徴とする請求項1
    または2のいずれかに記載の液体検出方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の電極は、前記液体に対して電
    気的に絶縁するための保護膜を介して前記液体に対して
    接触する位置に設けられることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の液体検出方法。
  6. 【請求項6】 前記液体と前記第2の電極の間には電気
    的に絶縁するための絶縁体が設けられ、前記第2の電極
    は前記液体に対して非接触であることを特徴とする請求
    項1乃至4に記載の液体検出方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の電極と前記インクとが対向す
    る距離と面積は、前記入力される所定の電圧波形によっ
    て前記第2の電極からインクに対し静電誘導可能な範囲
    であることを特徴とする請求項6記載の液体検出方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の電極と前記インクとが対向す
    る距離と面積は、前記入力される所定の電圧波形によっ
    て前記第1の電極からインクに対し静電誘導可能な範囲
    であることを特徴とする請求項3記載の液体検出方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の電極は前記液体に接触し、前
    記第2の電極は前記液体との間に前記液体と電気的に絶
    縁するための絶縁体を介して前記液体と非接触な位置に
    設けられることを特徴とする請求項2記載の液体検出方
    法。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、前記吐出口から液
    体を吐出するための吐出手段として前記液体に熱エネル
    ギーを印加する複数の電気熱変換素子を有することを特
    徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の液体検知方
    法。
  11. 【請求項11】 液体を収納するタンクと、前記タンク
    から流路を介して供給される液体を吐出口から記録媒体
    上に吐出する記録ヘッドとを有する液体吐出装置におい
    て、 前記吐出口近傍に設けられた第1の電極と、 前記タンク近傍に設けられた第2の電極と、 第1の電極に所定の電圧波形を入力し、第2の電極に発
    生する電圧波形を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された電圧波形に基づいて、
    タンクの有無、又は、タンク内の液体の残留容量、又
    は、タンクから吐出口付近までの液体の連続性の可否を
    判断する制御手段とを有することを特徴とする液体吐出
    装置。
  12. 【請求項12】 前記液体は、記録媒体に対する着色成
    分を有するインク、もしくは該インクと反応する成分を
    有する液状の流体であって、電気伝導性があることを特
    徴とする請求項11記載の液体吐出装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の電極は、前記液体に対して
    電気的に絶縁するための保護膜を介して前記液体に対し
    て接触する位置に設けられることを特徴とする請求項1
    1または12のいずれかに記載の液体吐出装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の電極は、前記液体に対して
    直接接触する位置に設けられることを特徴とする請求項
    11または12のいずれかに記載の液体吐出装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の電極は、前記液体に対して
    電気的に絶縁するための保護膜を介して前記液体に対し
    て接触する位置に設けられることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の液体吐出装置。
  16. 【請求項16】 前記液体と前記第2の電極の間には電
    気的に絶縁するための絶縁体が設けられ、前記第2の電
    極は前記液体に対して非接触であることを特徴とする請
    求項11乃至14に記載の液体吐出装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の電極と前記インクとが対向
    する距離と面積は、前記入力される所定の電圧波形によ
    って前記第2の電極からインクに対し静電誘導可能な範
    囲であることを特徴とする請求項16記載の液体吐出装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第1の電極と前記インクとが対向
    する距離と面積は、前記入力される所定の電圧波形によ
    って前記第1の電極からインクに対し静電誘導可能な範
    囲であることを特徴とする請求項13記載の液体吐出装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第1の電極は前記液体に接触し、
    前記第2の電極は前記液体との間に前記液体と電気的に
    絶縁するための絶縁体を介して前記液体と非接触な位置
    に設けられることを特徴とする請求項11または12に
    記載の液体吐出装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の電極および前記第2の電極
    はインクに直接接触する位置に設けられることを特徴と
    する請求項11または12に記載の液体吐出装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の電極は、前記インクの検出
    を行うとき以外は0レベルの電圧に保たれることを特徴
    とする請求項11乃至20のいずれかに記載の液体吐出
    装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の電極は、前記記録ヘッドの
    駆動もしくは制御に用いられる電極端子と兼用されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の液
    体吐出装置。
  23. 【請求項23】 前記記録ヘッドは、前記吐出口から液
    体を吐出するための複数の吐出手段を有し、 前記第1の電極は、前記複数の吐出手段の所定の吐出手
    段に共通に接続される前記吐出手段を駆動するための電
    極であることを特徴とする請求項11乃至22のいずれ
    かに記載の液体吐出装置。
  24. 【請求項24】 前記記録ヘッドは、前記吐出口から液
    体を吐出するための吐出手段を有し、 前記第1の電極は前記吐出手段を駆動するために接地さ
    れる電極であることを特徴とする請求項11乃至22の
    いずれかに記載の液体吐出装置。
  25. 【請求項25】 前記記録ヘッドは、前記吐出口から液
    体を吐出するための複数の吐出手段を有し、 前記第1の電極は、前記複数の吐出手段の個々の吐出手
    段に接続される前記吐出手段を駆動するための電極であ
    ることを特徴とする請求項11乃至22のいずれかに記
    載の液体吐出装置。
  26. 【請求項26】 前記記録ヘッドは記録ヘッドを特定す
    るたの識別用信号が入力される識別端子を備え、前記第
    1の電極は前記識別端子を兼用することを特徴とする請
    求項11乃至22のいずれかに記載の液体吐出装置。
  27. 【請求項27】 前記記録ヘッドは、前記吐出口から液
    体を吐出するための吐出手段として前記液体に熱エネル
    ギーを印加する複数の電気熱変換素子を有し、 前記第1の電極は、前記電気熱変換素子を保護する保護
    部材であることを特徴とする請求項11乃至22のいず
    れかに記載の液体吐出装置。
  28. 【請求項28】 前記保護部材はタンタルあるいはタン
    タル酸化物からなることを特徴とする請求項27に記載
    の液体吐出装置。
  29. 【請求項29】 前記第2の電極は前記タンクに隣接す
    る位置であって、タンクの下部に水平に設けられること
    を特徴とする請求項11乃至28のいずれかに記載の液
    体吐出装置。
  30. 【請求項30】 前記第2の電極は前記タンクに隣接す
    る位置であって、タンクを形成する壁部に鉛直方向に設
    けられることを特徴とする請求項11乃至28のいずれ
    かに記載の液体吐出装置。
  31. 【請求項31】 前記第2の電極は前記タンクと記録ヘ
    ッドの間の端子に設けられ、前記制御手段は前記端子と
    前記吐出口との間のインクの流路間におけるインクが途
    切れた状態を判断することを特徴とする請求項11乃至
    22のいずれかに記載の液体吐出装置。
  32. 【請求項32】 前記記録ヘッドは、前記タンクから供
    給される液体をろ過するためのフィルタ部を有し、前記
    端子は前記記録ヘッドのフィルタ部、もしくは前記タン
    クと前記記録ヘッドのジョイント部に設けられることを
    特徴とする請求項31に記載の液体吐出装置。
  33. 【請求項33】 前記記録ヘッドおよび前記タンクを搭
    載するキャリッジと、前記キャリッジを記録媒体に対し
    て相対的に往復走査するための走査手段と、をさらに備
    え、 前記第2の電極は前記記録ヘッドを支えるヘッドホルダ
    部あるいは前記キャリッジに設けられることを特徴とす
    る請求項11または12に記載の液体吐出装置。
  34. 【請求項34】 前記記録ヘッドおよび前記タンクを搭
    載するキャリッジと、前記キャリッジを記録媒体に対し
    て相対的に往復走査するための走査手段と、をさらに備
    え、 第2の電極は液体吐出装置の前記キャリッジにて走査さ
    れない位置に設けられることを特徴とする請求項11ま
    たは12に記載の液体吐出装置。
  35. 【請求項35】 前記タンクおよび前記記録ヘッドは複
    数の液体に対応してそれぞれ複数設けられ屡ことを特徴
    とする請求項11または12に記載の液体吐出装置。
  36. 【請求項36】 前記第1の電極および前記第2の電極
    は前記複数の液体に対応して複数設けられることを特徴
    とする請求項35に記載の液体吐出装置。
  37. 【請求項37】 前記第1の電極は前記複数の液体それ
    ぞれに対応して複数設けられ、前記第2の電極は前記複
    数のタンクに隣接する位置に、前記複数のタンクに一体
    に設けられることを特徴とする請求項35に記載の液体
    吐出装置。
  38. 【請求項38】 前記第2の電極の大きさは前記複数の
    タンクの幅とほぼ等しいことを特徴とする請求項37に
    記載の液体吐出装置。
  39. 【請求項39】 前記第1の電極は前記複数の液体に共
    通に設けられ、前記第2の電極は前記複数のタンクそれ
    ぞれに独立に複数設けられることを特徴とする請求項3
    5に記載の液体吐出装置。
  40. 【請求項40】 前記制御手段は、前記複数の液体につ
    いて順次検出を行うことを特徴とする請求項39に記載
    の液体吐出装置。
  41. 【請求項41】 前記タンクは前記記録ヘッドと一体に
    構成されることを特徴とする請求項11乃至40のいず
    れかに記載の液体吐出装置。
  42. 【請求項42】 前記タンクは前記記録ヘッドと分離可
    能に構成され、それぞれ独立して交換可能な構成とする
    ことを特徴とする請求項11乃至40のいずれかに記載
    の液体吐出装置。
  43. 【請求項43】 前記制御手段による判定結果を表示す
    るための表示手段をさらに有することを特徴とする請求
    項11乃至42のいずれかに記載の液体吐出装置。
  44. 【請求項44】 記録に関するデータを転送可能なホス
    ト手段と接続される構成であって、前記制御手段による
    判定結果を前記ホスト手段に送出することを特徴とする
    請求項11乃至42のいずれかに記載の液体吐出装置。
  45. 【請求項45】 前記記録ヘッドの回復動作を行う回復
    手段をさらに備え、前記制御手段は前記タンクから前記
    記録ヘッドの吐出口への流路のインクが連続していない
    と判定した場合、前記回復手段による回復動作を行うこ
    とを特徴とする請求項11乃至44のいずれかに記載の
    液体吐出装置。
  46. 【請求項46】 前記記録ヘッドは、前記吐出口から液
    体を吐出するための吐出手段として前記液体に吐出エネ
    ルギーを印加する複数の電気機械変換素子を有すること
    を特徴とする請求項11乃至45のいずれかに記載の液
    体吐出装置。
  47. 【請求項47】 前記記録ヘッドは、前記吐出口から液
    体を吐出するための吐出手段として前記液体に熱エネル
    ギーを印加する複数の電気熱変換素子を有することを特
    徴とする請求項11乃至45のいずれかに記載の液体吐
    出装置。
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