JPH10109057A - 帯状体の連続式乾燥炉 - Google Patents

帯状体の連続式乾燥炉

Info

Publication number
JPH10109057A
JPH10109057A JP26410596A JP26410596A JPH10109057A JP H10109057 A JPH10109057 A JP H10109057A JP 26410596 A JP26410596 A JP 26410596A JP 26410596 A JP26410596 A JP 26410596A JP H10109057 A JPH10109057 A JP H10109057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying furnace
catenary
floating
floater
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26410596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Matsuura
泰夫 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP26410596A priority Critical patent/JPH10109057A/ja
Publication of JPH10109057A publication Critical patent/JPH10109057A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥炉の炉内前段部をカテナリー方式、後段
部をフローティング方式とした帯状体の連続式乾燥炉に
おいて、フローターノズルと帯状体の接触を防止し、安
定した通板を可能にする。 【解決手段】 乾燥炉内の前段部にカテナリー方式を採
用したカテナリーゾーン(A)と、後段部にフローティ
ング方式を採用したフローティングゾーン(B)を有す
る帯状体の連続式乾燥炉において、前記フローティング
ゾーン(B)における複数の上下フローターノズルのう
ち下部フローターノズルの最前列下部フローターノズル
群を昇降式としたことを特徴とする帯状体の連続式乾燥
炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鋼板などの
帯状体の塗装ラインにおいて、乾燥炉の炉内の前段部に
カテナリー方式を後段部にフローティング方式を採用し
た帯状体の連続式乾燥炉に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板などの塗装ラインにおける乾燥炉
は、その搬送方式から「カテナリー方式」、「フローテ
ィング方式」及び「カテナリー+フローティング方式」
に分類される。「カテナリー+フローティング方式」で
は、鋼板表面に塗装された塗膜が乾燥するまでをカテナ
リー方式とし乾燥段階の塗膜表面に衝突する熱風の風速
を制限して、塗膜表面に「風紋」とよばれる塗膜欠陥が
生じるのを防ぐように配慮されており、フローティング
ゾーンでは、乾燥が完了した塗膜をフローター(浮上搬
送装置)で浮上搬送しながら効率よく焼付けを行う方式
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の「カ
テナリー+フローティング方式」乾燥炉においては、通
板張力が変化した場合に、カテナリー最下点の位置及び
カテナリー量が変化するため、鋼板を安定して通板する
ことができないという問題があった。すなわち、通板張
力が急に低下した場合は、カテナリー最下点の位置が炉
内の入側方向に移り、かつ、カテナリー量が大きくなる
ため、フローティング入口部で鋼板と下部フローターノ
ズルが接触し鋼板塗装面に疵が入るという問題が発生し
ていた。さらに、カテナリー部を通過した鋼板には、C
反りと呼ばれる板幅方向の湾曲が生じる傾向があり、フ
ローティング開始部において鋼板が平坦な状態ではない
ために最前列下部フローターノズル群に部分的に接触し
易いという問題があった。
【0004】特に、従来の「カテナリー+フローティン
グ方式」乾燥炉においては、最前列下部フローターノズ
ル群の高さ位置が後面に設けられた下部フローターノズ
ルと同一レベルにあるため、カテナリー最下点から最前
列下部フローターノズル群までの鋼板自重を最前列下部
フローターノズル群だけで負担して浮上支持することに
なることから接触の虞れは非常に高く、成品歩留り悪化
の原因となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、係る課題を解
決するためになされたもので、乾燥炉内の前段部にカテ
ナリー方式を採用したカテナリーゾーン(A)と、後段
部にフローティング方式を採用したフローティングゾー
ン(B)を有する帯状体の連続式乾燥炉において、前記
フローティングゾーン(B)における複数の上下フロー
ターノズルのうち下部フローターノズルの最前列下部フ
ローターノズル群を昇降式としたことを特徴とする帯状
体の連続式乾燥炉である。
【0006】フローティングゾーン(B)の最前列下部
フローターノズル群を昇降式にしているため、カテナリ
ー量及びC反り量に合わせて最前列下部フローターノズ
ル群の高さを調節することができ、最前列下部フロータ
ーノズル群と後面側に配置されている下部フローターノ
ズルにて、カテナリー最下部からフローターまでの鋼板
自重を分担して負担させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による帯状体の連
続式乾燥炉の実施例を示す。鋼帯1は、コーティングロ
ール2で表面に塗装され、乾燥炉3にて乾燥、焼付けさ
れる。乾燥炉3の炉内前段部はカテナリー方式すなわち
カテナリーゾーン(A)であり、炉内後段側はフローテ
ィング方式が採用されているフローティングゾーン
(B)である。フローティングゾーン(B)は、例えば
ノズルプレートに設けた複数のスリット状の吹き出し口
から高圧気体を噴射させるフローターノズルを利用した
最前列下部フローターノズル群4、下部フローターノズ
ル5及び上部フローターノズル6から構成されている。
最前列下部フローターノズル群4は、たとえば二組ない
し五組のスリット状の吹き出し口より構成されている。
また、最前列下部フローターノズル群4は、例えば電動
ジャッキを用いて構成される昇降装置7によって上下方
向に昇降可能になっている。昇降装置7は、通板張力の
検出値により演算器(図示していない)を介して自動的
に操作する方法がとられる。
【0008】図2は、最前列下部フローターノズル群4
の昇降動作と鋼帯1の通板レベルを示す説明図である。
鋼帯1は、コーティングロール2で塗装された後、乾燥
炉3に送られる。コーティングロール2から乾燥炉3の
炉内前段部はカテナリー方式を採用したカテナリーゾー
ン(A)であり、乾燥炉3の後段部はフローティング方
式を採用したフローティングゾーン(B)としている。
フローティングゾーン(B)の最前列には、最前列下部
フローターノズル群4が設けられており、昇降装置7に
よって上下方向に移動が可能な構造になっている。図2
において、鋼帯1が実線で示される通板レベルの場合
は、ノズル前縁部において実線で示される最前列下部フ
ローターノズル群4と接触するが、点線で示す位置に最
前列下部フローターノズル群4を下げると、最前列下部
フローターノズル群4と下部フローターノズル5によっ
て分担して鋼帯1を浮上させることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、通板張力が急激に低下
した場合、図2の点線で示すように、最前列下部フロー
ターノズル群4が降下し、最前列下部フローターノズル
群4と下部フローターノズル5によって分担して鋼帯1
を浮上させるため、最前列下部フローターノズル群4と
鋼帯1の接触を防ぐことができる。また、鋼帯1にC反
りがあっても最前列下部フローターノズル群4を昇降装
置7により最適位置に調整することにより、鋼帯1と最
前列下部フローターノズル群4が部分的に接触するのを
防止でき、成品歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる帯状体の連続式乾燥炉の実施例
を示す図である。
【図2】最前列下部フローターノズル群の昇降動作と鋼
帯の通板レベルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 コーティングロール 3 乾燥炉 4 最前列下部フローターノズル群 5 下部フローターノズル 6 上部フローターノズル 7 昇降装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥炉内の前段部にカテナリー方式を採
    用したカテナリーゾーン(A)と、後段部にフローティ
    ング方式を採用したフローティングゾーン(B)を有す
    る帯状体の連続式乾燥炉において、前記フローティング
    ゾーン(B)における複数の上下フローターノズルのう
    ち下部フローターノズルの最前列下部フローターノズル
    群を昇降式としたことを特徴とする帯状体の連続式乾燥
    炉。
JP26410596A 1996-10-04 1996-10-04 帯状体の連続式乾燥炉 Withdrawn JPH10109057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26410596A JPH10109057A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 帯状体の連続式乾燥炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26410596A JPH10109057A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 帯状体の連続式乾燥炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10109057A true JPH10109057A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17398587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26410596A Withdrawn JPH10109057A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 帯状体の連続式乾燥炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10109057A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187810A (ja) * 2006-03-13 2006-07-20 Fujitsu Ltd 金属薄板の送り装置
JP2011106772A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Hirano Tecseed Co Ltd 熱処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187810A (ja) * 2006-03-13 2006-07-20 Fujitsu Ltd 金属薄板の送り装置
JP4508138B2 (ja) * 2006-03-13 2010-07-21 富士通株式会社 金属薄板の送り装置
JP2011106772A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Hirano Tecseed Co Ltd 熱処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20020093938A (ko) 용융도금 금속스트립의 제조방법 및 그 장치
CN108160726A (zh) 高压水除鳞箱
US3319856A (en) Method and apparatus for supporting members
US3198499A (en) Method and apparatus for supporting and heat treating
JPH10109057A (ja) 帯状体の連続式乾燥炉
JPH10109058A (ja) 帯状体の連続式乾燥方法
JP2953883B2 (ja) フロータによる鋼帯の搬送方法
JP3470215B2 (ja) カテナリー型乾燥炉における帯状体の張力制御方法
JPH0254746A (ja) 帯状物の幅方向反り防止方法およびその装置
JP6930657B2 (ja) 帯状基材の非接触式搬送における蛇行矯正装置
JPS5822232A (ja) 浮遊式搬送装置
JP2735670B2 (ja) 走行帯板の方向変換用の気体支持装置
US11414288B2 (en) Method and device for correcting meandering in non-contact conveying apparatus for strip material
JP2759098B2 (ja) ストリップの浮上支持装置
JP2019122931A (ja) 両面塗工方法および両面塗工装置
JPH07252535A (ja) 金属ストリップの熱処理炉及び熱処理方法
JP2020083625A (ja) 非接触式搬送装置における帯状基材の蛇行制御方法
JPH0532363A (ja) 炉内シール装置
JPS59166685A (ja) 帯鋼板の連続酸洗装置
JPH07233422A (ja) 帯板浮揚支持装置
JPH0213012B2 (ja)
JPS6254378B2 (ja)
JPH0261009A (ja) 鋼帯の連続焼鈍炉
JPH0448033A (ja) ステンレス鋼帯板の堅型光輝焼鈍炉および焼鈍方法
JPH03126890A (ja) 電気めっき方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106