JPH10108812A - 延長管および電気掃除機 - Google Patents

延長管および電気掃除機

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JPH10108812A
JPH10108812A JP26895996A JP26895996A JPH10108812A JP H10108812 A JPH10108812 A JP H10108812A JP 26895996 A JP26895996 A JP 26895996A JP 26895996 A JP26895996 A JP 26895996A JP H10108812 A JPH10108812 A JP H10108812A
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stopper
tube
pipe
outer tube
peripheral surface
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JP26895996A
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Yoji Oikawa
洋二 及川
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で内管の抜け落ちを防止する延長
管を提供する。 【解決手段】 略管状の外管21の内周面に軸方向に沿っ
て凹溝状のレール部35を設ける。外管21の略管状の内管
22の進退側の端部にねじ39にて抜止部65を取り付け、外
管21の内周面に設けた位置決め段部34と抜止部65との間
に固定部66を挟持する。固定部66と抜止部65との間にパ
ッキング67を挟持して抜止手段68を外管21に一体的に構
成する。内管22の嵌挿側の端部に外周面に径方向に突出
しレール部35内に摺動自在の回り止めとなるストッパ部
86を突設する。固定部66のストッパ部86と対向する端部
に傾斜面81,81を有した拡開する凹状の切欠部82を切欠
形成する。延長管20を最長に内管22を外管21から引き出
す際に、ストッパ部86が切欠部82内に挿入して傾斜面8
1,81に当接し、固定部66が拡径して外管21に圧接す
る。固定部66が外管21に強い摩擦力で圧接し、抜止部65
のねじ38に掛かる負荷が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外管内に内管が進
退可能に嵌挿された伸縮可能な延長管およびこの延長管
が接続される電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動送風機を収容した掃除機本体
にホースを介して着脱自在に接続されかつ吸込口体を着
脱自在に接続する延長管として、外管内に管状の内管が
進退可能に嵌挿された伸縮可能な構成が知られている。
【0003】そして、この伸縮可能な延長管は、内管の
外周面に内管の進退方向に沿って複数設けられた凹部を
設けるとともに、外管の内管側の端部に内管の凹部に係
脱自在に係合するクランプを設けて、このクランプを覆
ってカバー体がねじなどの取付手段にて外管の端部に取
り付けられている。また、内管が抜け落ちないように、
外管の内管側の端部に、外管内に嵌挿する内管の端部の
外周面に突設した径大部分のストッパ部に当接する抜止
部を取り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伸縮可
能な延長管において、内管のストッパ部が外管の抜止部
に当接して抜止部が外管から取れて内管とともに抜け落
ちるおそれがあるため、抜止部を外管から取れてしまわ
ないように強固に取り付ける必要があり、例えば複数の
ねじにて取り付けるなど、抜止部を強固に取り付ける構
造が複雑大型化し、重量の増大および組立製造性の低下
を生じる問題がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、簡単な構成で内管の抜け落ちを防止する延長
管および電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の延長管
は、外管と、この外管内に略同軸状に進退自在に嵌挿さ
れた内管と、この内管に設けられたストッパ部と、前記
外管に設けられ前記ストッパ部が当接することにより拡
径して前記外管の内周面に密着し前記内管の抜け止めを
行う抜止手段とを具備したもので、外管内に略同軸状に
進退自在に嵌挿される内管にストッパ部を設け、ストッ
パ部が当接することにより拡径して外管の内周面に密着
し内管の抜け止めを行う抜止手段を外管に設けたため、
ストッパ部が当接して拡径する抜止手段が外管の内周面
に圧接することにより、ストッパ部の当接力となる内管
の抜け落ちる力が抜止手段と外管との摩擦力により低減
して抜止手段を外管に取り付ける構成に掛かる負荷が低
減するので、抜止手段を外管に取り付けるための構成が
簡略化し、小型化および組立製造性が向上する。
【0007】請求項2記載の延長管は、請求項1記載の
延長管において、ストッパ部は、内管の外周面に径方向
に突出形成し、抜止手段は、前記ストッパ部と対向する
端部縁にこのストッパ部が挿入可能に軸方向に凹状に切
欠形成された切欠部を有したもので、内管の外周面に径
方向に突設したストッパ部が、抜止手段のストッパ部と
対向する端部縁に軸方向に凹状に切欠形成した切欠部に
挿入して抜止手段を拡径させるため、拡径する抜止手段
と外管の内周面との圧接する摩擦力により、抜止手段を
外管に取り付ける構成に掛かる負荷が低減するので、簡
単な構成で容易に内管を抜け止めするとともに、内管の
進退方向である軸方向に切欠形成された切欠部にストッ
パ部が挿入されることにより内管の外管に対する最大突
出量が増大する。
【0008】請求項3記載の延長管は、請求項1記載の
延長管において、抜止手段は、ストッパ部と対向する端
部内周縁にストッパ部の端部が外管の内周面との間に挿
入する切欠部を有したもので、ストッパ部の端部が、抜
止手段のストッパ部と対向する端部内周縁に設けた切欠
部と、外管の内周面との間に挿入して抜止手段を拡径さ
せるため、拡径する抜止手段と外管の内周面との圧接す
る摩擦力により、抜止手段を外管に取り付ける構成に掛
かる負荷が低減するので、簡単な構成で容易に内管を抜
け止めする。
【0009】請求項4記載の延長管は、請求項2または
3記載の延長管において、切欠部は、ストッパ部が当接
する縁に軸方向に対して交差する傾斜面を有したもの
で、切欠部のストッパ部が当接する縁に軸方向に対して
交差する傾斜面を設けたため、ストッパ部が傾斜面に当
接して切欠部内に案内されて挿入しつつ、抜止手段が次
第に拡径するので、ストッパ部の当接力が効率よく容易
に抜止手段の拡径力に変換され、内管を外管に対して突
出させる力の大きさに対応して抜止手段が外管の内周面
に圧接する強さが可変するので、ストッパ部が抜止手段
に少ない衝撃で当接し、円滑に抜け止めされる。
【0010】請求項5記載の延長管は、請求項2ないし
4いずれか一記載の延長管において、切欠部は、ストッ
パ部の対向する端部に当接して挿入を規制する段部を有
したもので、切欠部のストッパ部の対向する端部に設け
た段部にストッパ部が当接してストッパ部の挿入が規制
されるので、切欠部にストッパ部が必要以上に噛み込む
ことがなく、外管に対して内管が円滑に伸縮可能とな
る。
【0011】請求項6記載の延長管は、請求項2ないし
5いずれか一記載の延長管において、抜止手段は、切欠
部に連続して軸方向に沿って切り欠かれたスリット部を
有したもので、抜止手段に切欠部に連続して軸方向に沿
ってスリット部が切り欠かれたため、ストッパ部が当接
することによる外管の内周面との圧接による摩擦力を生
じさせて抜止手段を外管に取り付ける構成への負荷を低
減させる抜止手段の拡径が容易で、内管の抜け止めが容
易となる。
【0012】請求項7記載の電気掃除機は、請求項1な
いし6いずれか一記載の延長管と、この延長管が接続さ
れる掃除機本体とを具備したもので、簡単な構成で内管
の抜け落ちが容易な組立製造性が向上した請求項1ない
し6いずれか一記載の延長管を備えているため、掃除の
際の延長管の伸縮や取り回しが容易となり掃除作業性が
向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の延長管を備えた電
気掃除機の実施の一形態を図面を参照して説明する。
【0014】図5において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1は、上面を開口した下部ケース2a、
および、この下部ケース2aの後部上面を閉塞する上部ケ
ース2bが、前面を含む周縁にバンパ3を挟持して接合さ
れて前側上面部を開口したケース体としての本体ケース
2を有し、この本体ケース2に前側上面部の開口を開閉
自在に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支して形成されて
いる。
【0015】そして、本体ケース2は、進行方向の前側
下面に図示しない旋回自在の旋回輪が取り付けられ、本
体ケース2の後側側面に大径の従動輪6,6が回転自在
に設けられ、電気掃除機本体1は旋回輪と従動輪6,6
とにて床面上を走行可能となっている。また、本体ケー
ス2の上部には、上下方向に摺動自在のハンドル7が設
けられている。
【0016】さらに、電気掃除機本体1内には、図示し
ない電動送風機が後側に配設されているとともに、この
電動送風機の吸込側に連通しかつ集塵フィルタを内蔵し
た上方が開放し蓋体4にて開閉される集塵室が前側に形
成されている。そして、電気掃除機本体1の前側には、
集塵室に臨んで接続口8が開口形成されている。また、
電気掃除機本体1の接続口8の近傍には、電源が供給さ
れる一対の電気接点である端子を有した図示しないコネ
クタ部が設けられている。
【0017】一方、10はホースで、このホース10は、可
撓なホース本体11と、このホース本体11の一端部に設け
られ、電気掃除機本体1の接続口8に着脱自在に差し込
み接続される接続管12と、ホース本体11の他端部に設け
られた握り管13とにて構成されている。そして、接続管
12には、電気掃除機本体1のコネクタ部に着脱自在に接
続される図示しない一対の電気接点であるピン端子を有
したコネクタ部が設けられている。このコネクタ部は、
ホース10に内蔵された図示しない電線に電気的に接続さ
れている。さらに、この電線は、握り管13に設けられた
複数のスイッチ14,14を備えた操作手段15を介して、こ
の握り管13の先端部に設けられた図示しない一対の電気
接点である端子に電気的に接続されている。さらに、握
り管13の先端部には、クランプ16が設けられている。
【0018】また、18は吸込口体で、この吸込口体18内
には、下面に開口した図示しない吸込口に臨んで回転清
掃体が回転自在に支持されているとともに、この回転ブ
ラシを回転駆動するエアタービンが設けられている。そ
して、この吸込口体18の後部には、吸込口に連通する連
結管19が枢着されている。
【0019】一方、20は伸縮型の延長管で、この延長管
20は、絶縁体例えば合成樹脂により略円筒形状に成形さ
れた略管状の外管21と、同様に合成樹脂により略円筒形
状に成形された略管状の内管22とにて構成されている。
なお、内管22は、軽量高強度材料である例えばアルミニ
ウム合金にて形成するなどしてもよい。そして、内管22
が外管21内に一端側である前側から進退可能、すなわち
軸方向へ摺動自在に嵌合されて、これら外管21および内
管22が伸縮自在に接続されている。そして、外管21の後
端部が握り管13の先端部に着脱自在に接続され、この接
続がクランプ16により保持されるようになっている。ま
た、内管22の進退する方向の先端部である前端部が吸込
口体18の連結管19の先端部に着脱自在に接続され、この
接続が内管22の先端部の外周面に設けられたクランプ23
により保持される。
【0020】また、延長管20の内管の先端部近傍には、
電気掃除機本体1の後部に設けた図示しない凹状の引掛
部に係脱自在に係合する引掛爪部25を有したフック部26
が設けられている。そして、このフック部26には、握り
管13の側面に設けた図示しない引掛爪部が係脱自在に係
合する引掛部27を有している。
【0021】次に、延長管20の構成を図1ないし図4を
参照して詳しく説明する。
【0022】外管21の一端部には、ホース10の握り管13
に嵌挿される略管状の接続管部31が同軸上に一体的に設
けられている。そして、この接続管部31には、先端部外
周に握り管13の内周面に密着し気密性が得られるシール
部材32が設けられ、外周面に握り管13のクランプ16が係
脱自在に係合する引掛凹部33が設けられている。さら
に、外管21の接続管部31と反対側である内管22が進退す
る側の端部の内周面は、若干径大に形成されて位置決め
段部34が形成されている。
【0023】また、外管21は、内周面に軸方向に沿って
凹溝状のレール部35が設けられている。さらに、外管21
の内管22が進退する側の端部の外周面には、カバー体36
が取り付けられ、カバー体36内にはクランプ室37が設け
られている。なお、このカバー体36は、クランプ室37に
位置して外管21に設けられたねじ孔38に取付手段として
のねじ39が螺合されて取り付けられる。また、このねじ
39が取り付けられた部分には、目隠部材40が粘着剤など
にて着脱自在に取り付けられている。
【0024】そして、クランプ室37には、内管22の外管
21に対する進退状態を保持する係合手段としてのクラン
プ42が配設されている。このクランプ42は、クランプ室
37の上方に位置してカバー体36に開口形成された窓部43
に臨んで進退可能に配設された操作部44と、この操作部
44の操作により外管21に内周面に連通して略四角形状に
開口形成された挿通窓45を介して外管21の内周面から進
退自在に突出し内管22の外周面に係合する係合ピン部46
とを備えている。
【0025】そして、操作部44は、下面を開口した略箱
状に形成され、上面に球面状の操作凹部48が設けられて
いる。また、操作部44の下面一縁には窓部43の内側縁に
係合する係合リブ部49が鍔状に突出形成され、反対側の
縁には係合ピン部46を挟み込むように円弧状の挟持凹部
50を有した係合片状部51が突出されている。さらに、操
作部44の下面側縁には側方に向けてそれぞれ略円柱状に
突出する図示しない軸部が設けられ、操作部44は、クラ
ンプ室37内に壁状に突設されたリブ53に設けられた凹状
の軸受部54に軸部が軸支され、操作凹部48を押動操作す
ることにより、係合片状部51が回動するようになってい
る。また、操作部44の内面側には、下方に向けて突出
し、外管21の外周面に突設されたボス56にて一端側が保
持されたコイルスプリングなどの操作用付勢手段57の他
端を保持するボスピン部58が突設されている。そして、
操作部44は、操作用付勢手段57の付勢により、常時操作
凹部48が窓部43を介して上方に突出した状態となってい
る。
【0026】また、係合ピン部46は外管21に設けられた
挿通窓45に位置して配設され、有底略円筒状に形成さ
れ、開口側の端部近傍の外周面にはフランジ状に突出し
操作部44の係合片状部51に当接する環状鍔部60が突設さ
れている。そして、係合ピン部46は、カバー体36の下面
に下方に向けて突設された棒状のガイド部61に内周側が
嵌挿され、外管21の径方向に沿って挿通窓45を介してク
ランプ室37からガイド部61にて案内されて進退自在に配
設されている。また、係合ピン部46は、ガイド部61が嵌
挿され一端部がガイド部61の基端部に保持されたコイル
スプリングなどの係合用付勢手段62がカバー体36の下面
および係合ピン部46の環状鍔部60間に介在され、常時先
端部が挿通窓45から突出する状態となっている。
【0027】さらに、外管21の内管22が進退する側の端
部には、抜止部65、固定部66および気密部材であるパッ
キング67を備えた抜止手段68が設けられている。そし
て、抜止部65は、外管21の端部内に嵌挿可能でかつ内周
側に内管22を嵌挿可能な略円筒状に形成され、一端部に
は外管21の端部に当接するとともにクランプ室37の端部
を閉塞するフランジ状の閉塞鍔部70が突設されている。
また、抜止部65には、閉塞鍔部70のクランプ室37を閉塞
する部分と反対側に軸方向に沿ってクランク状にスリッ
ト71が切欠形成されている。そして、抜止部65は、スリ
ット71を開くように抜止部65を拡径することにより内周
側にスリット71から内管22が嵌挿可能となっている。
【0028】また、この抜止部65の外周面には、外管21
の挿通窓45に対向して係合ピン部46が挿通可能な略円形
で、係合ピン部46の移動を案内する挿通孔73が穿設され
ている。さらに、抜止部65の挿通孔73と反対側の外周面
には先端部が自由端の弾性舌片74が設けられ、この弾性
舌片74の先端部には外管21に挿通窓45と反対側に位置し
て設けられた係合孔75に係脱可能に係合する係合突起部
76が突設されている。
【0029】そして、抜止部65は、外周面にカバー体36
を取り付けるねじ39が外管21に設けられたねじ孔38を嵌
挿して先端部が係合される係合凹部77を有し、カバー体
36とともにねじ39にて外管21に取り付けられている。
【0030】また、固定部66は、環状に形成されて抜止
部65と外管21の位置決め段部34との間に内管22内を外気
から気密に隔離する環状のパッキング67を介在して配設
されている。そして、この固定部66には、抜止部65のス
リット71と同様に軸方向に沿ってスリット状部80が切欠
形成され、このスリット状部80を開くように固定部66を
拡径することにより内周側にスリット状部80から内管22
が嵌挿可能となっている。また、このスリット状部80の
パッキング67を挟持する側と反対側の縁には、軸方向に
向けて拡開するように傾斜面81,81を有した等脚台形状
に切り欠かれた切欠部82が設けられている。
【0031】一方、内管22には、外周面に外管21に設け
たクランプ42の係合ピン部46が係脱自在に係合する略円
形凹状の係止凹部85が軸方向に沿って略等間隔に複数設
けられている。また、内管22には、外管21に嵌挿する側
の端部の外周面に径方向に突出したストッパ部86が一体
的に設けられている。
【0032】そして、ストッパ部86は、固定部66の切欠
部82に対向する位置に外管21のレール部35内に摺動自在
に挿入されて設けられ、外管21に対して内管22が回り止
めされている。また、ストッパ部86は、内管22の周方向
である幅寸法が、固定部66の切欠部82の拡開する側の幅
寸法より狭く、切欠部82の幅狭側の幅寸法より広く形成
され、切欠部82内に挿入した際に、傾斜面81,81に端部
縁が当接して固定部66を拡径するようになっている。そ
して、外管21に一体的に取り付けられた抜止部65、パッ
キング67および固定部66にストッパ部86が当接すること
による外管21に対する内管22の進出規制、および、固定
部66の切欠部82内に挿入して固定部66が拡径して外管21
の内周面に固定部66の外周面が圧接することにより固定
部が外管21に対して位置決めされて内管22の進出規制が
行われ、内管22が抜け止めされる。
【0033】また、内管22の外管21から進退する先端部
の外周面には、連結クランプ室90を区画形成する端部カ
バー体91がねじ92などにて取り付けられている。そし
て、この連結クランプ端子室90内には、内管22の先端部
に嵌挿された吸込口体18の連結管19の外周面に係合して
接続状態を保持するクランプ23が配設されている。な
お、端部カバー体91の端部が、抜止部65のクランプ室37
を閉塞する部分の閉塞鍔部70に対向し、この外管21に一
体的に取り付けられた抜止部65の閉塞鍔部70が端部カバ
ー体91の端面に当接することにより、内管22の外管21へ
の後退が規制される。
【0034】次に、上記実施の形態の延長管の組立動作
について説明する。
【0035】あらかじめクランプ23を配設した内管22お
よびクランプ42を配設した外管21をそれぞれ形成する。
そして、内管22に抜止手段68を取り付ける。すなわち、
抜止手段68を構成する抜止部65および固定部66は、スリ
ット71およびスリット状部80を開いて拡径させスリット
71およびスリット状部80から抜止部65および固定部66の
内周側に内管22を挿入して抜止部65および固定部66を内
管22に嵌着させる。
【0036】また、抜止手段68を構成するパッキング67
は、内管22の一端側から弾性に抗して拡径させて抜止部
65および固定部66間に位置して内管22に嵌着させる。な
お、これら抜止部65、パッキング67および固定部66を取
り付ける際には、内管22の端部カバー体91側に、抜止部
65の挿通孔73側および固定部66の切欠部82側を位置させ
る。
【0037】この後、内管22をストッパ部86側から外管
21のクランプ室37側より嵌挿するとともに、抜止手段68
を外管21内に嵌挿、すなわち、固定部66を外管21内の位
置決め段部34に当接させるとともに、抜止部65の閉塞鍔
部70を外管21の端面に当接させる。なお、この抜止部65
の嵌挿の際、抜止部65に設けた弾性舌片74の係合突起部
76を外管21に設けた係合孔75に係合させる。この係合突
起部76の係合孔75への係合により、外管21の挿通窓45と
抜止部65の挿通孔73と、および、外管21のねじ孔38と抜
止部65の係合凹部77とが位置合わせされる。
【0038】そして、外管21のクランプ室37にクランプ
42を配設しつつカバー体36を外管21にねじ39にて固定す
る。このねじ39による固定の際、クランプ室37側に取り
付けるねじ39は、外管21のねじ孔38を挿通し、先端部が
抜止部65の係合凹部77に係合することにより、カバー体
36が取り付けられるとともに、抜止部65も合わせて外管
21に取り付けられ、抜止手段68が外管21に固定され、延
長管20が組み立てられる。
【0039】次に、上記実施の形態の作用を説明する。
【0040】掃除時には、電気掃除機本体1とホース10
と延長管20と吸込口体18とを互いに接続する。この状態
で、電気掃除機本体1の図示しないコネクタ部の電気接
点にホース10の接続管12のコネクタ部の電気接点である
ピン端子が接触する。
【0041】そして、使用者は握り管13を持って、吸込
口体18を被掃除物である床面上に載置し、電気掃除機本
体1内の電動送風機を駆動させて吸込口体18を床面上で
走行させる。この電動送風機の駆動により、吸込口体18
の吸込口から吸い込まれた塵埃は、延長管20およびホー
ス10を介して、電気掃除機本体1の集塵室に捕捉され
る。
【0042】なお、掃除作業者の身長、掃除時の姿勢や
掃除場所、すなわち例えば床面用の吸込口体18を用い
ず、延長管20の先端に家具ブラシや鶴口などの吸込口体
を接続して家具の上部やカーテンレールなどの高い場所
を掃除する場合や、床などの低い場所を掃除するときは
延長管20を伸し、机などの手元に近いやや高い場所を掃
除するときは延長管20を縮めるなど、延長管20を適宜伸
縮させて長さを調整する。
【0043】そして、この延長管20の伸縮は、外管21に
設けたクランプ42の操作部44の操作凹部48を、操作用付
勢手段57の付勢に抗してカバー体36の窓部43内に押し込
むように操作する。この操作部44の操作により、操作部
44は軸部を中心に回動し操作部44の係合片状部51が当接
する環状鍔部60を有した係合ピン部46がガイド部61およ
び外管21に一体的に取り付けた抜止部65の挿通孔73に案
内されつつ延長管20の径方向に沿って外方に向けて移動
される。そして、この内管22の係止凹部85に係合する係
合ピン部46の移動により、係止凹部85から係合ピン部46
が外れて内管22が外管21に対して摺動可能となる。
【0044】この後、操作部44を押し操作しつつ所定が
略所定の長さとなるように外管21に対して内管22を摺動
させ、操作部44の操作を解除する。この操作解除によ
り、操作用付勢手段57および係合用付勢手段62の付勢に
より、窓部43から外方に突出するように操作部44が回動
するとともに、係合ピン部46がガイド部61および挿通孔
73に案内されつつ径方向に沿って挿通孔73から外管21の
内方に没入するように移動し、係合ピン部46の突出する
先端部が係止凹部85に再び係合して内管22の移動が規制
され、延長管20は略所定の長さに保持される。なお、係
合ピン部46の先端部が係止凹部85に対応しない場合に
は、操作部44の操作を解除した状態で適宜内管22を外管
21に対して進退させる。この状態では、操作用付勢手段
57および係合用付勢手段62の付勢により、係合ピン部46
の先端部が内管22の外周面に押さえ付けられるように当
接しているため、係合ピン部46の先端部の位置に係止凹
部85が位置したときに、係合ピン部46の先端部が係止凹
部85に係合する。
【0045】なお、延長管20を最短状態に縮めた際に
は、内管22の端部カバー体91の端部が抜止部65の閉塞鍔
部70の端面に当接するとともに、内管22のストッパ部86
が外管21のレール部35の端面に当接して移動規制され、
この状態近傍で係合ピン部46が係止凹部85に係合する状
態となっている。
【0046】また、延長管20を最長状態に延ばす場合に
は、内管のストッパ部86が外管21に一体的に取り付けら
れた抜止手段68の固定部66の切欠部82内に外管21のレー
ル部35に案内されつつ挿入する。そして、切欠部82内に
挿入されたストッパ部86は、切欠部の傾斜面81,81に当
接する。このストッパ部86が固定部66に当接することに
より、内管22の移動が規制されて外管21から抜け落ちる
ことがなく、この状態近傍で係合ピン部46が係止凹部85
に係合する状態となっている。
【0047】ところで、この延長管20を最長状態に延ば
す動作の際、勢いよく内管22を外管21から引き抜くよう
に進出させた場合、固定部66の切欠部82内に挿入するス
トッパ部86は、切欠部82の傾斜面81,81に強い力で当接
することとなる。この強い力での当接により、固定部66
は、傾斜面81,81間が広がるように拡径し、固定部66の
外周面が外管21の内周面に強い力で圧接することとな
り、固定部66が外管21に対して強い摩擦力で移動規制さ
れ、抜止部65に取り付け抜止手段68を外管21に固定する
ねじ39に強い負荷が掛からず、1つのねじ39にて取り付
ける簡単な構成でも固定部66とともに抜止部65が外管21
から抜け落ちることがなく、1つのねじ39の簡単な構成
でも確実に抜止手段68を外管21に取り付けることがで
き、抜止手段68近傍の構成が簡略化して、小型化し、延
長管20の小型軽量化が図れる。
【0048】また、ストッパ部86は、傾斜面81,81に当
接してその位置で停止せず、傾斜面81,81との摩擦によ
り固定部66を拡径しつつ減速しつつ若干外管21から内管
22が進出する方向に移動してスムーズに停止する。この
ため、ストッパ部86と固定部66との勢いよく当接する衝
撃によりストッパ部86および固定部66が損傷することも
防止できる。
【0049】そして、掃除後には、電気掃除機本体1と
ホース10と延長管20と吸込口体18とを相互に分離して適
当な場所に収納する。このとき、延長管20は最短状態に
縮めて収納する。この状態では、内管22が外管21の内側
に重なって外管21内に収容された状態となっているの
で、小さいスペースで延長管20を収納できる。
【0050】上記実施の形態によれば、内管22の外管21
に嵌挿する側の端部にストッパ部86を設け、外管21の内
管22が進出する側の端部に抜止手段68を構成する固定部
66にストッパ部86が挿入する切欠部82を設けて、このス
トッパ部86が切欠部82に挿入することにより、固定部66
が拡径して外管21の内周面に圧接するようにしたため、
抜止手段68を外管21に固定する構成が1つのねじ39にて
取り付ける簡単な構成ででき、抜止手段68、この抜止手
段68を外管21に取り付ける取付手段であるねじ39および
取り付けられる外管21の構造が簡略化して軽量小型化で
き、各部材の製造性および組立製造性も向上でき、コス
トを低減できる。
【0051】さらに、内管22を外管21から突出させる際
の勢いである引抜力であるストッパ部68と固定部66の切
欠部82の傾斜面81,81との当接の際の衝突力は、固定部
66の弾性に抗して拡径して外管21の内周面に圧接する力
に変換されて相対的に変化するため、抜止手段68が抜け
落とそうとする力となる引抜力が強くなるにしたがっ
て、固定部66の外管21への圧接力も相対的に強くなり、
確実に抜止手段68の抜け落ちを防止できる。
【0052】また、切欠部82は、傾斜面81,81を有し拡
開するように形成したため、切欠部82が切欠部82内に案
内されて容易に挿入できるとともに、ストッパ部86と傾
斜面81,81との摩擦によりストッパ部86が固定部66に当
接する衝撃を減少でき、ストッパ部86および固定部66の
損傷を防止できる。
【0053】さらに、拡径する固定部66に軸方向に沿っ
て両端部に亘るスリット状部80を設けたため、固定部66
の切欠部82近傍のみが拡径せず、ほぼ全体に亘って拡径
するため、外管21と固定部66との摩擦力が増大してより
抜止手段68の抜け落ちを防止できる。
【0054】そして、ストッパ部86を径方向に突出させ
て外管21の内周面に設けたレール部35に摺動可能に設け
たため、内管22の回り止めとしての作用も有する。
【0055】一方、内管22を進退自在に嵌挿する外管21
に、内管22に係合して内管22の外管21に対する突出状態
を保持するクランプ42を覆うカバー体36と、内管22の抜
け止めを行う抜止手段68とを1つのねじ39で取り付ける
ため、カバー体36と抜止手段68とをそれぞれ取り付ける
ための複数の部材を用いる必要がなく1つの部材で取り
付けでき、部品点数を減少でき組立製造性の向上、軽量
小型化およびコストの低減が図れる。
【0056】また、内管22を嵌挿可能に略筒状に形成し
た抜止手段68のねじ39にて取り付けられる位置に対して
径方向の反対側に外管21に設けた係合孔75に係脱可能な
弾性舌片74の係合突起部76を設けたため、抜止手段68の
外管21に取り付けるためのねじ39が係合する係合凹部77
と外管21のねじ孔38とを容易に位置決めでき、組立製造
性を向上できるとともに、抜止手段68はねじ39と弾性舌
片74とにて径方向においてそれぞれ位置決め固定される
ので、抜止手段68を確実に外管21に取り付けできる。
【0057】そして、部品点数が少なく組立製造性が向
上し軽量化できるとともにコストが低減する延長管20を
電気掃除機本体1に備えたため、安価に電気掃除機を提
供できるとともに、延長管20の重量軽減および小型化に
よる掃除の際の伸縮作業や取り回しが容易にでき、掃除
作業性を向上できる。
【0058】また、抜止部65、パッキング67および固定
部66にて内管22の抜け止めを行う抜止手段68を構成した
ため、簡単な構成で確実に外管21の内周面と内管22の外
周面との間を隙間なく閉塞でき、確実に内管22内が外気
から気密に隔離できることから、吸込効率を向上でき、
効率よく掃除できる。
【0059】一方、内管22の外管21に対する突出状態を
保持するクランプ42として、軸部にて回動自在の操作部
44の一縁に係合片状部51を設けるとともに、この係合片
状部51が係合する環状鍔部60を有した係合ピン部46を延
長管20の径方向に移動可能に設けたため、係合ピン部46
が係脱される内管22に設けた係止凹部85,85の形状が、
係合ピン部46の先端部の形状と略同形状に形成するのみ
で、単に操作部44に一体的に設けた部分を回動操作によ
り係脱させる場合に比して小さく形成でき、すなわち大
きなクリアランスが不要で係合ピン部46と係止凹部85と
の係合状態を強固にできる。このため、係合ピン部46と
係止凹部85とを確実に係合でき、掃除中に握り管13を押
動した際に掛かる加重により縮んでしまうことなどを防
止でき、確実に外管21に対する内管22の突出状態を保持
できる。さらに、係合ピン部46の先端部の形状と略同形
状の係止凹部85でも係止凹部85から係合ピン部46が外れ
にくくなることはなく、円滑な操作が得られるととも
に、簡単な構成で各部位に外れにくくなることによる無
理な力が掛からず、損傷を防止できる。
【0060】さらに、この係合ピン部46は、ガイド部61
および挿通孔73に案内されて移動する構成としたため、
係合ピン部46が円滑に移動でき、円滑な操作が得られる
とともに、各部位に無理な力が掛かることによる損傷を
防止できる。
【0061】なお、上記実施の形態において、抜止手段
69として抜止部65、パッキング67および固定部66にて構
成して説明したが、例えば抜止部65および固定部66を一
体に形成してパッキング67を取り付けてもよい。この構
成によれば、部品点数が少なくなり、組付作業性が向上
する。
【0062】また、内管22の外管21に対する突出状態を
保持する係合手段としては、クランプ42に限らずいずれ
の構成でもできる。
【0063】さらに、吸込口体18に回転清掃体などを回
転駆動させる電動機を設けた場合には、内管21の連結ク
ランプ端子室90の端部に接点を設けるとともにこの接点
とリード線などにより電気的に接続されホース10の握り
管13に設けた接線と接続される接点を外管21の接続管部
31側の端部に設けて延長管を構成するものに用いても同
様の効果が得られる。
【0064】そして、キャニスタ型の電気掃除機につい
て説明したが、アップライト型などいずれの電気掃除機
でも同様の効果が得られる。
【0065】また、図6に示すように、固定部66に切欠
部82に連続して軸方向に沿ってスリット部100 を切り欠
き形成してもよい。この構成によれば、ストッパ部86の
挿入による固定部66の拡径が容易となるとともに、スリ
ット状部80と同様に固定部66の拡径する軸方向の部分が
拡大して外管21の外周面との圧接面積が増大してより内
管22の抜止が確実となる。
【0066】そして、スリット部100 を設けず、切欠部
82を楔状に切欠形成してもよい。なお、スリット部100
を設けた場合には、図6に示すように、切欠部82とスリ
ット部100 との間に段部102 が設けられることとなる。
したがって、非常に強い引抜力で内管22を引き抜いた場
合に、楔状に切欠部82を形成した場合には傾斜面81,81
間にストッパ部86が噛み込むおそれがあるが、図6に示
すスリット部100 を設けて段部102 を形成した構成で
は、ストッパ部100 が切欠部82内に圧入された場合で
も、最終的にはストッパ部86は段部102 に当接して強く
切欠部82内に噛み込むことを防止できる。このため、内
管22の外管21に対する伸縮動作が円滑となり、容易に延
長管20を伸縮できる。
【0067】さらに、図7に示すように、スリット部10
0 の端部に略円形の円弧状部104 を設けてもよい。この
構成によれば、切欠部82内にストッパ部86が挿入して固
定部66が拡径する場合に、円弧状部104 の内周の円弧部
分がスリット部100 の端部に裂けるような応力の集中す
る部分を分散して固定部66が損傷することを防止でき
る。
【0068】一方、ストッパ部86は、例えば内管22の端
部に径大に鍔状にフランジ部を形成し、このフランジ部
の固定部66と対向する端面に対向方向に舌片状に突出し
て切欠部82に挿入する突部を設けるなどいずれの形状で
もできる。なお、この構成によれば、フランジ部の端部
が固定部66の端面に当接する段部102 と同様の作用を有
することとなる。
【0069】そして、抜止手段68は、筒状に限らず、内
管22に係合するいずれの形状でもでき、抜止手段68に当
接して抜け止めするストッパ部86もいずれの形状でもで
きる。
【0070】すなわち、例えば図8および図9に示すよ
うに、スリット状部80を設けた固定部105 のストッパ部
106 と対向する側の端部内周縁に対向方向に向けて拡開
するように傾斜面107 を設けてラッパ状の切欠部108 を
設ける。また、ストッパ部106 を内管22の外管21に嵌挿
する側の端部に径方向に鍔状に形成して内管22より径大
に形成し、このストッパ部106 の固定部105 と対向する
側の外周縁部分を対向方向に向けて縮径するように傾斜
面107 に当接するテーパ面109 を有して傾斜させて切り
欠き縮径部110 を形成する。
【0071】この構成によれば、図1ないし図5に示す
実施の形態、図6に示す実施の形態および図7に示す実
施の形態と同様に、固定部105 が拡径して外管21の内周
面に圧接して内管22を抜け止めできることに加え、スト
ッパ部106 の略全周が固定部105 の前内周に当接するた
め、軸方向に対して偏って応力が生じず全体的に力が作
用して、容易に内管22の抜け止めができ、ストッパ部10
6 が内管22から取り落ちるなども防止できる。
【0072】また、ストッパ部106 にテーパ面109 を有
した縮径部110 を設けたため、設けない場合に比してス
トッパ部106 が円滑に固定部105 の切欠部108 内である
固定部105 の内周面側と内管22の外周面側との間に位置
するように挿入できるとともに、ストッパ部106 の端部
縁が切欠部108 の傾斜面107 に噛み込むようにして挿入
することによる傾斜面107 の損傷のおそれもない。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の延長管によれば、内管の
ストッパ部が当接することにより拡径して外管の内周面
に密着し内管の抜け止めを行う抜止手段を外管に設けた
ため、ストッパ部が当接して拡径する抜止手段と外管の
内周面との圧接による摩擦力により、抜止手段を外管に
取り付ける構成に掛かる負荷を低減でき、抜止手段を外
管に取り付けるための構成を簡略化でき、小型化および
組立製造性を向上できる。
【0074】請求項2記載の延長管によれば、請求項1
記載の延長管の効果に加え、内管の外周面に径方向に突
設したストッパ部が、抜止手段の軸方向に凹状に切欠形
成した切欠部に挿入して抜止手段を拡径させるため、拡
径する抜止手段と外管の内周面との圧接する摩擦力によ
り、抜止手段を外管に取り付ける構成に掛かる負荷を低
減でき、簡単な構成で容易に内管の抜け止めできるとと
もに、内管の進退方向に切欠形成された切欠部にストッ
パ部が挿入することにより内管の外管に対する最大突出
量を増大できる。
【0075】請求項3記載の延長管によれば、請求項1
記載の延長管の効果に加え、ストッパ部の端部が、抜止
手段のストッパ部と対向する端部内周縁に設けた切欠部
と、外管の内周面との間に挿入して抜止手段を拡径させ
るため、拡径する抜止手段と外管の内周面との圧接する
摩擦力により、抜止手段を外管に取り付ける構成に掛か
る負荷を低減でき、簡単な構成で容易に内管の抜け止め
できる。
【0076】請求項4記載の延長管によれば、請求項2
または3記載の延長管の効果に加え、切欠部のストッパ
部が当接する縁に軸方向に対して交差する傾斜面を設け
たため、ストッパ部が傾斜面に当接して切欠部内に案内
されて挿入しつつ、ストッパ部の当接力が効率よく容易
に抜止手段の拡径力に変換され、内管を外管に対して突
出させる力の大きさに対応して抜止手段が外管の内周面
に圧接する強さが可変して抜止手段が次第に拡径して、
ストッパ部が抜止手段に少ない衝撃で当接するので、円
滑に抜け止めできる。
【0077】請求項5記載の延長管によれば、請求項2
ないし4いずれか一記載の延長管の効果に加え、切欠部
のストッパ部の対向する端部に設けた段部にストッパ部
が当接してストッパ部の挿入が規制されるので、切欠部
にストッパ部が必要以上に噛み込むことがなく、外管に
対して内管が円滑に伸縮できる。
【0078】請求項6記載の延長管によれば、請求項2
ないし5いずれか一記載の延長管の効果に加え、抜止手
段に切欠部に連続して軸方向に沿ってスリット部が切り
欠かれたため、ストッパ部が当接することによる外管の
内周面との圧接による摩擦力を生じさせて抜止手段を外
管に取り付ける構成への負荷を低減させる抜止手段の拡
径が容易で、内管を容易に抜け止めできる。
【0079】請求項7記載の電気掃除機によれば、簡単
な構成で内管の抜け落ちが容易な組立製造性が向上した
請求項1ないし6いずれか一記載の延長管を備えている
ため、掃除の際の延長管の伸縮や取り回しが容易で掃除
作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の延長管の実施の一形態を示す一部を切
り欠いた側面断面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上軸方向の断面図である。
【図4】同上ストッパ部が固定部に当接する状況を示す
説明図である。
【図5】本発明の延長管を接続した電気掃除機本体を示
す斜視図である。
【図6】本発明の延長管の他の実施の形態を示すストッ
パ部が固定部に当接する状況を示す説明図である。
【図7】本発明の延長管のさらに他の実施の形態を示す
固定部の切欠部近傍を示す平面図である。
【図8】本発明の延長管のさらに他の実施の形態を示す
ストッパ部が固定部に当接する状況を示す一部を切り欠
いた説明図である。
【図9】同上の説明図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 20 延長管 21 外管 22 内管 68 抜止手段 81,107 傾斜面 82 切欠部 86,106 ストッパ部 100 スリット部 102 段部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、 この外管内に略同軸状に進退自在に嵌挿された内管と、 この内管に設けられたストッパ部と、 前記外管に設けられ前記ストッパ部が当接することによ
    り拡径して前記外管の内周面に密着し前記内管の抜け止
    めを行う抜止手段とを具備したことを特徴とする延長
    管。
  2. 【請求項2】 ストッパ部は、内管の外周面に径方向に
    突出形成し、 抜止手段は、前記ストッパ部と対向する端部縁にこのス
    トッパ部が挿入可能に軸方向に凹状に切欠形成された切
    欠部を有したことを特徴とする請求項1記載の延長管。
  3. 【請求項3】 抜止手段は、ストッパ部と対向する端部
    内周縁にストッパ部の端部が外管の内周面との間に挿入
    する切欠部を有したことを特徴とする請求項1記載の延
    長管。
  4. 【請求項4】 切欠部は、ストッパ部が当接する縁に軸
    方向に対して交差する傾斜面を有したことを特徴とする
    請求項2または3記載の延長管。
  5. 【請求項5】 切欠部は、ストッパ部の対向する端部に
    当接して挿入を規制する段部を有したことを特徴とする
    請求項2ないし4いずれか一記載の延長管。
  6. 【請求項6】 抜止手段は、切欠部に連続して軸方向に
    沿って切り欠かれたスリット部を有したことを特徴とす
    る請求項2ないし5いずれか一記載の延長管。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか一記載の延長
    管と、 この延長管が接続される掃除機本体とを具備したことを
    特徴とする電気掃除機。
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