JPH11128129A - 延長管および電気掃除機 - Google Patents

延長管および電気掃除機

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JPH11128129A
JPH11128129A JP9299070A JP29907097A JPH11128129A JP H11128129 A JPH11128129 A JP H11128129A JP 9299070 A JP9299070 A JP 9299070A JP 29907097 A JP29907097 A JP 29907097A JP H11128129 A JPH11128129 A JP H11128129A
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slit
tube
adjusting ring
locking projection
diameter
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Hiroshi Iwase
浩 岩瀬
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
    • F16L27/127Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position
    • F16L27/1274Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position by means of a swivel nut

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でリークを容易に防止できる延長
管を提供する。 【解決手段】 内管の進退移動を規制する調整手段に、
外管の前端部に螺合し調整リング41を嵌挿保持する締付
部材を設ける。締付部材の内周面の他端側に外管の雄ね
じ部に螺合する一端側の雌ねじ部側に拡径する傾斜面を
有した突出部を設ける。軸方向に沿ってスリット47を有
する調整リング41の外周面に締付部材の締め付けにより
傾斜面が当接する当接面を設ける。スリット47の一縁側
に周方向に舌片状の係止突部51を設け、他縁側に係止突
部51が挿入する周方向に凹状の係止凹部52を設け、スリ
ット47を略コ字状にする。係止凹部52の係止突部51に軸
方向に沿って対向する縁に係止突部51に向けて先端が当
接しスリット47の間隙を閉塞する規制爪部53を突設す
る。調整リング41の縮径方向と交差する方向に突出する
規制爪部53により、リークを防止でき、掃除効率を向上
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外管内に内管が進
退可能に嵌挿された伸縮可能な延長管および電気掃除機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動送風機を収容した掃除機本体
にホースを介して着脱自在に接続されかつ吸込口体を着
脱自在に接続する延長管として、例えば図6に示すよう
な管状の外管61内に管状の内管62が進退可能に嵌挿され
た伸縮可能な構成が知られている。
【0003】そして、この図6に示す伸縮可能な延長管
63は、内管62が進退する側の外周面に雄ねじ部64が設け
られた外管61の端部に、内周面の一端側に外管61の雄ね
じ部64に螺合する雌ねじ部65が設けられ内周面の他端に
雌ねじ部65側が径大となるように傾斜した傾斜面66を設
けた略円筒状の締付部材67が取り付けられている。ま
た、締付部材67の内周側には、内管62に嵌合し外周面に
締付部材67の傾斜面66が当接する傾斜面66に対応して傾
斜するテーパ面68を設けた軸方向に沿ってスリットを有
する縮径可能な略円筒状の調整リング69が配設されてい
る。そして、締付部材67を外管61側に締め付けるように
螺合させることにより、締付部材67の傾斜面66が調整リ
ング69のテーパ面68に当接して調整リング69を縮径させ
て締め付け、調整リング69の内周面と内管62の外周面と
の摩擦力により内管62の外管61に対する進出状態が保持
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示す従来の延長管63において、内管に圧接するため
に調整リングを弾性縮径変形させるためのスリットを設
けているため、このスリットを介して内管と外管との間
から外気がリークしてしまい、掃除効率の向上が図れな
いとともに、リーク音を生じるおそれがある問題があ
る。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、簡単な構造でリークを容易に防止できる延長管およ
び電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の延長管
は、外管と、この外管内に略同軸上に進退自在に嵌挿さ
れた内管と、内周面に内方に向けて突出する突出部を有
し前記外管に螺合する略筒状の締付部材と、外周面に前
記突出部に当接する当接部を有し前記内管を進退可能に
嵌合するとともに前記締付部材内に嵌挿され、復元性を
有し前記突出部が前記当接部に当接することにより弾性
変形可能な軸方向に沿ってスリットを設けた略筒状の調
整リングとを備え、前記調整リングは、前記スリットの
対向する一縁に周方向に舌片状に突出して設けられた係
止突部と、前記スリットの対向する他縁に前記係止突部
が挿入する周方向に凹状に設けられた係止凹部と、前記
係止突部および前記係止凹部の軸方向に沿って対向する
縁の少なくともいずれか一方に他方の縁に向けて突出す
る爪部とを備えたものである。
【0007】そして、締付部材の締め付けにより、突出
部が調整リングの当接部に当接してスリット間が狭めら
れて調整リングが弾性縮径変形して内管に密着し、内管
の外管に対する進退が規制されて内管の進出状態が保持
される。また、スリットは、スリットの対向する一縁に
周方向に舌片状に突出して設けられた係止突部が挿入可
能にスリットの対向する他縁に凹状の係止凹部を設けて
略コ字状となり、リークする際の空気の流れ方向が複数
回に渡って変更されるので流通抵抗が増大してリークし
にくくなる。さらに、係止突部および係止凹部の軸方向
に沿って対向する縁の少なくともいずれか一方に調整リ
ングの縮径方向と交差する方向となる他方の縁に向けて
突出する爪部を設けたため、調整リングの弾性縮径変形
を阻害することなくスリット間が閉塞可能で、爪部を突
設する簡単な構成でリークが容易に防止可能となる。
【0008】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の延長管と、この延長管が接続される掃除機本体とを
具備したものである。
【0009】そして、簡単な構成で容易にリークが防止
される請求項1記載の延長管を備えているため、リーク
による掃除効率の低下が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の延長管を備えた電
気掃除機の実施の一形態を図面を参照して説明する。
【0011】図2において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1は、上面を開口した下部ケース2a、
および、この下部ケース2aの後部上面を閉塞する上部ケ
ース2bが、前面を含む周縁にバンパ3を挟持して接合さ
れて前側上面部を開口したケース体としての本体ケース
2を有し、この本体ケース2に前側上面部の開口を開閉
自在に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支して形成されて
いる。
【0012】そして、本体ケース2は、進行方向の前側
下面に図示しない旋回自在の旋回輪が取り付けられ、本
体ケース2の後側側面に大径の従動輪6,6が回転自在
に設けられ、電気掃除機本体1は旋回輪と従動輪6,6
とにて床面上を走行可能となっている。また、本体ケー
ス2の上部には、上下方向に回動自在のハンドル7が設
けられている。
【0013】さらに、電気掃除機本体1内には、図示し
ない電動送風機が後側に配設されているとともに、この
電動送風機の吸込側に連通しかつ集塵フィルタを内蔵し
た上方が開放し蓋体4にて開閉される集塵室が前側に形
成されている。そして、電気掃除機本体1の前側には、
集塵室に臨んで接続口8が開口形成されている。また、
電気掃除機本体1の接続口8の近傍には、電源が供給さ
れる一対の電気接点である端子を有したコネクタ部9が
設けられている。
【0014】一方、10はホースで、このホース10は、可
撓なホース本体11と、このホース本体11の一端部に設け
られ、電気掃除機本体1の接続口8に着脱自在に差し込
み接続される接続管12と、ホース本体11の他端部に設け
られた握り管13とにて構成されている。そして、接続管
12には、電気掃除機本体1のコネクタ部9に着脱自在に
接続される図示しない一対の電気接点であるピン端子を
有したコネクタ部が設けられている。このコネクタ部
は、ホース10に内蔵された図示しない電線に電気的に接
続されている。さらに、この電線は、握り管13に設けら
れた例えばスライドスイッチ14を備えた操作手段15を介
して、この握り管13の先端部に設けられた図示しない一
対の電気接点である端子に電気的に接続されている。
【0015】また、18は吸込口体で、この吸込口体18内
には、下面に開口した図示しない吸込口に臨んで回転清
掃体が回転自在に支持されているとともに、この回転ブ
ラシを回転駆動するエアタービンが設けられている。そ
して、この吸込口体18の後部には、吸込口に連通する連
結管19が枢着されている。
【0016】一方、20は伸縮型の延長管で、この延長管
20は、図1ないし図4に示すように、絶縁体、例えば合
成樹脂により略円筒形状に成形された略管状の外管21
と、同様に合成樹脂により略円筒形状に成形された略管
状の内管22と、外管21の前端部である内管22が進退する
側の端部に設けられ内管22の外管21に対する移動を規制
する調整手段23とにて構成されている。そして、内管22
が外管21内に一端側である前側から進退可能、すなわち
軸方向へ摺動自在に嵌合されて、外管21および内管22が
同軸上に伸縮自在に接続されている。
【0017】そして、外管21の後端部には、握り管13の
先端部に着脱自在に嵌挿されて接続される若干径小で先
端に向けて次第に径小となる接続嵌挿部25が同軸上に一
体に設けられている。また、外管21の前端部の外周面に
は雄ねじ部26が設けられ、外管21の先端縁は、内方に向
けてフランジ状に屈曲し先端縁が外管21の先端方向に拡
径するように傾斜した押え面27となっている。
【0018】また、内管22の先端部には、吸込口体18の
連結管19が着脱自在に嵌挿して接続する若干径大で先端
に向けて次第に拡径となる接続嵌合部30が同軸上に一体
に設けられている。さらに、内管22の後端部である外管
21に嵌挿される側は、外径が外管21の内径より若干径小
あるいは略同寸法に径大の抜止部31が形成され、この抜
止部31の先端側に抜止段部32が形成されている。また、
内管22の抜止段部32と接続嵌合部30と間の外周面には、
周方向に沿って帯状で外径が外管21の内径より若干径小
あるいは略同寸法に形成されて内管22の外径より径大の
径大部33が内管22の軸方向に沿って複数設けられ、この
径大部33の抜止部31側の縁が段差部34となり接続嵌合部
側はテーパ状のテーパ部35となっている。
【0019】一方、調整手段23は、外管21の前端部に螺
合される略円筒状の締付部材40とこの締付部材40に嵌挿
保持される調整リング41とにて構成されている。そし
て、締付部材40には、一端側内周面に外管21の雄ねじ部
26に螺合する雌ねじ部42が設けられ、他端側内周面に
は、内方に向けて突出する突出部43が設けられ、この突
出部43には雌ねじ部42側に向けて径大となるように傾斜
面44が設けられている。さらに、締付部材40の外周面に
は、軸方向に沿って細長リブ状に複数突出する滑止部45
が設けられている。
【0020】また、調整リング41は、復元性を有し弾性
変形可能な部材にて内径が内管22の径大部33の位置での
径寸法と略同寸法で、かつ、抜止部31の外径寸法より径
小に形成され、図5に示すように、軸方向の両端縁に連
続するスリット47が設けられ、弾性に抗して縮径可能と
なっている。そして、調整リング41の一端縁は次第に径
小となるテーパ状で外管21の押え面27が当接する規制部
48が設けられている。また、調整リング41の他端側の外
周面には、他端側に次第に径小となり締付部材40の傾斜
面44に対応したテーパ状で傾斜面44が当接する当接部と
しての当接面49が設けられている。
【0021】なお、径大部33は、少なくとも延長管20の
使用頻度が多い状態である最長の状態とした際に調整リ
ング41が位置するように設けられている。すなわち、内
管22の抜止部31の抜止段部32が外管21に螺合する締付部
材40内に嵌合保持される調整リング41の規制部48側の端
面に当接し、内管22が進出を規制された状態とした際
に、調整リング41の内管22が進出する側の内周面が径大
部33の段差部34に乗り上げる状態に位置するように設け
られている。
【0022】さらに、調整リング41のスリット47は、外
形寸法が一番大きくなる肉厚の部分に位置し、スリット
47の対向する一縁側に周方向に舌片状に突出する係止突
部51が設けられるとともに、スリット47の他縁側に係止
突部51が挿入される周方向に凹状の係止凹部52が設けら
れ、スリット47は略コ字状に形成されている。また、ス
リット47間には、一方の縁から対向する他方の縁に向け
て突出し先端が他方の縁に当接してスリット47の間隙を
閉塞する爪部である規制爪部53が、スリット47の周方向
に沿った縁の部分に位置し外形寸法が一番大きくなる肉
厚に形成した肉厚部55と同様に肉厚に突設されている。
【0023】なお、規制爪部53により、規制爪部53が設
けられているスリット47の周方向に沿った部分と反対側
の周方向に沿った部分である係止突部51および係止凹部
52の側辺はせった状態に密着されている。
【0024】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0025】掃除時には、電気掃除機本体1とホース10
と延長管20と吸込口体18とを互いに接続する。この状態
で、電気掃除機本体1の図示しないコネクタ部の電気接
点にホース10の接続管12のコネクタ部の電気接点である
ピン端子が接触する。
【0026】そして、使用者は、身長や掃除箇所などに
対応して延長管20を所定の長さに設定する。すなわち、
例えば吸込口体18にて床面を掃除するために最長の長さ
に設定する場合、調整手段23の締付部材40を回転して緩
める。この締付部材40の緩めにより、締付部材40が外管
21から突出する方向に移動して締付部材40の傾斜面44が
調整手段23の調整リング41の当接面から離間し、調整リ
ング41が弾性力により復元して若干拡径し、図4に示す
ように、調整リング41の内管22への締め付けを解除す
る。この後、所定の長さに内管22を外管21に対して進退
させて延長管20の長さ寸法を調整する、すなわち最長と
なるように内管22を引き出す。そして、再び締付部材40
を回転して締め付ける。この締め付けにより、締付部材
40が外管21側に移動する状態となって傾斜面44が調整リ
ング41の当接面49に当接する。さらに、締付部材40を締
め付けると、図1に示すように、調整リング41が内周面
が内管22の外周面に圧接されるように縮径状態に弾性変
形するとともに、径大部33に乗り上がる部分は径大部33
の段差部34が調整リング41の内周面に食い込むように弾
性に抗して軸方向に反った状態となる。なお、調整リン
グ41は、規制部48側の端面が抜止部31の抜止段部32に当
接し、かつ、調整リング41が抜止部31を乗り上げないよ
うに外管21の押え面27が規制部48に当接して内管22側に
押さえ付けるために、調整リング41は締付部材40の外管
21側への移動に伴って移動することはない。このため、
調整リング41が締め付けられ内周面が内管22に圧接して
内管22の外管21に対する進退移動が規制されて長さが保
持される。
【0027】この後、使用者は握り管13を持って、吸込
口体18を被掃除物である床面上に載置し、電気掃除機本
体1内の電動送風機を駆動させて吸込口体18を床面上で
走行させる。この電動送風機の駆動により、吸込口体18
の吸込口から吸い込まれた塵埃は、延長管20およびホー
ス10を介して、電気掃除機本体1の集塵室に捕捉され
る。
【0028】なお、調整リング41は、スリット47の対向
する縁に係止突部51およびこの係止突部が挿入する係止
凹部52を設けて略コ字状のスリット47を備えているた
め、スリット47を介して外管21および内管22の間からリ
ークしようとする空気は、流れ方向が複数回に渡って変
更されるので流通抵抗が増大してリークしにくくなる。
また、スリット47の周方向に沿った対向する一方の縁に
調整リング41の縮径方向と交差する方向となる他方の縁
に向けて突出する規制爪部53を設けたため、調整リング
41の弾性縮径変形を阻害することなくスリット47間が閉
塞され、リークが防止される。
【0029】また、掃除時の姿勢や掃除場所、すなわち
例えば床面用の吸込口体18を用いず、延長管20の先端に
家具ブラシや鶴口などの吸込口体を接続して家具の上部
やカーテンレールなどの高い場所を掃除する場合などに
は、適宜長さを上述した締付部材40の緩めによる内管22
の進退および締め付けによる内管22の移動規制にて調整
する。さらに、掃除終了後に延長管20を収納する場合に
も同様に、調整手段23の操作により内管22への調整リン
グ41の緩めや締め付け動作により内管22を外管21に対し
て後退させて最短として収納する。なお、この延長管20
の最短状態は、調整リング41の先端側に内管22の接続嵌
合部30の端部が当接した状態となる。
【0030】上記実施の形態によれば、調整リング41の
スリット47を、スリット47の対向する縁に係止突部51お
よびこの係止突部51が挿入する係止凹部52を設けて略コ
字状としたため、スリット47を介して外管21および内管
22の間からリークしようとする空気は、流れ方向が複数
回に渡って変更されるので流通抵抗が増大してリークし
にくくなる。また、スリット47の周方向に沿った対向す
る一方の縁に調整リング41の縮径方向と交差する方向と
なる他方の縁に向けて突出する規制爪部53を設けたた
め、調整リング41の弾性縮径変形を阻害することなくス
リット47間が閉塞され、リークが防止される。このた
め、リークによる掃除効率の低下を防止でき、効率よく
掃除できるとともに、リークによる騒音の発生のおそれ
もない。
【0031】また、規制爪部53を調整リング41の外形寸
法が一番大きくなる肉厚の部分と同様に肉厚に形成した
ため、スリット47を閉塞する規制爪部53の部分が締付部
材40の内周面側に略当接する状態に対向することとな
り、調整リング41および締付部材40間を介したリークも
防止でき、掃除効率を向上できる。
【0032】さらに、スリット47を略コ字状として周方
向に沿った縁に規制爪部53を先端が対向する縁に当接す
るように設け、スリット47の規制爪部53が設けられた側
と反対側の周方向に沿った対向する縁を当接させたた
め、スリット47の縁が調整リング41の軸方向に沿って相
反する方向にこじれるように変形してしまうことを防止
でき、確実に調整リング41を内管22に圧接でき、内管22
の外管21に対する進退移動規制の保持が確実となる。
【0033】また、外管21に螺合する締付部材40に嵌合
保持されるとともに外管21に進退可能な内管22を嵌挿す
る調整リング41が締付部材40の締め付けにより乗り上げ
て引っ掛かった状態となる径大部33を内管22に設けたた
め、例えばホース10の端部を押し引き操作して接続した
吸込口体18を床面上で走行させて掃除する際に、床面に
押し付ける操作力により力が加わっても内管22が外管21
内に後退するように縮んでしまうことが防止され、大き
な力で締め付けなくても長さ状態が確実に保持され、伸
縮作業が容易で掃除作業性を向上できる。
【0034】さらに、径大部33を複数設けたため、掃除
状況に応じて延長管20の長さ寸法を可変しても径大部33
が設けられた箇所で長さ状態を確実に保持でき、使用性
を向上できる。
【0035】そして、径大部33の内管22の先端側にテー
パ状のテーパ部35が形成されているため、例えば延長管
20を縮める際に、調整リング41がテーパ部35を円滑に滑
動して径大部33を乗り越えるので、延長管20が円滑に伸
縮できる。
【0036】また、内管22の外管21側に位置して設けた
径大部33を、内管22が外管21に対して最大に進出した状
態において、調整リング41が重なり合う位置でかつ当接
面49が段差部34より外管21側に位置する状態となる位置
に設けたため、例えば掃除の際の使用頻度が最も多く縮
む方向に力が加わりやすい状態である最長状態におい
て、確実に縮みを防止でき、掃除作業性を向上できる。
【0037】なお、上記実施の形態において、キャニス
タ型の電気掃除機について説明したが、アップライト型
などいずれの電気掃除機でも同様の効果が得られる。
【0038】そして、規制爪部53を周方向に沿った縁に
1箇所設けて説明したが、複数箇所、例えば反対側にも
設けるなど、複数設けてもよい。なお、反対側のせった
状態の周方向に沿った縁に設けることにより、スリット
47を閉塞するためのスリット47の対向する縁の接触面積
が低下でき、円滑に調整リング41を弾性縮径変形でき
る。
【0039】また、径大部33を複数設けて説明したが、
1つだけ設けてもよい。なお、1つだけ設ける場合に
は、上述したように、例えば径大部33の段差部34が、内
管22が外管21に対して最大に進出した状態において、調
整リング41が重なり合う位置でかつ当接面49が段差部34
より外管21側に位置する状態となるように設けることが
好ましい。
【0040】さらに、締付部材40の突出部43の傾斜面44
と調整リング41の当接面49とがせるように当接して調整
リング41が締め付けられる1対の傾斜する面を備えた構
成について説明したが、締付部材40および調整リング41
の少なくともいずれか一方が締付部材40の締め付けによ
り調整リング41を締め付ける傾斜する面を有していれば
よい。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の延長管によれば、調整リ
ングのスリットを、スリットの対向する縁に係止突部お
よび係止突部が挿入する係止凹部を設けて略コ字状とし
たため、スリットを介して外管および内管の間からリー
クしようとする空気の流れ方向が複数回変更されること
となり流通抵抗が増大してリークしにくくなる。また、
係止突部および係止凹部の軸方向に沿って対向する縁の
少なくともいずれか一方に調整リングの縮径方向と交差
する方向となる他方の縁に向けて突出する爪部を設けた
ため、調整リングの弾性縮径変形を阻害することなくス
リット間が閉塞され、リークを防止できる。このため、
略コ字状のスリットに爪部を突設する簡単な構造でリー
クによる掃除効率の低下を容易に防止できる。
【0042】請求項2記載の電気掃除機によれば、簡単
な構成で容易にリークが防止される請求項1記載の延長
管を備えているため、リークによる掃除効率の低下が簡
単な構成で容易に防止できる請求項1記載の延長管を備
えているため、リークによる掃除効率の低下が容易に防
止でき、効率よく掃除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の延長管の実施の一形態の調整リングの
スリット部分を示す側面図である。
【図2】同上電気掃除機を示す一部を切り欠いた分解斜
視図である。
【図3】同上延長管を示す一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図4】同上締め付けた状態の調整手段近傍を示す一部
を切り欠いた断面図である。
【図5】同上延長管の緩めた状態の調整手段近傍を示す
一部を切り欠いた断面図である。
【図6】従来例の延長管の調整手段近傍を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 20 延長管 21 外管 22 内管 40 締付部材 41 調整リング 43 突出部 47 スリット 49 当接部としての当接面 51 係止突部 52 係止凹部 53 爪部である規制爪部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、 この外管内に略同軸上に進退自在に嵌挿された内管と、 内周面に内方に向けて突出する突出部を有し前記外管に
    螺合する略筒状の締付部材と、 外周面に前記突出部に当接する当接部を有し前記内管を
    進退可能に嵌合するとともに前記締付部材内に嵌挿さ
    れ、復元性を有し前記突出部が前記当接部に当接するこ
    とにより弾性変形可能な軸方向に沿ってスリットを設け
    た略筒状の調整リングとを備え、 前記調整リングは、 前記スリットの対向する一縁に周方向に舌片状に突出し
    て設けられた係止突部と、 前記スリットの対向する他縁に前記係止突部が挿入する
    周方向に凹状に設けられた係止凹部と、 前記係止突部および前記係止凹部の軸方向に沿って対向
    する縁の少なくともいずれか一方に他方の縁に向けて突
    出する爪部とを備えたことを特徴とする延長管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の延長管と、 この延長管が接続される掃除機本体とを具備したことを
    特徴とする電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013249894A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Kitz Corp 伸縮可撓継手
DE102014001349A1 (de) * 2014-02-01 2015-08-06 Festool Gmbh Anschlussvorrichtung für eine Staubabfuhreinrichtung und eine Hand-Werkzeugmaschine

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