JPH10108763A - 携帯マット - Google Patents

携帯マット

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JPH10108763A
JPH10108763A JP28767296A JP28767296A JPH10108763A JP H10108763 A JPH10108763 A JP H10108763A JP 28767296 A JP28767296 A JP 28767296A JP 28767296 A JP28767296 A JP 28767296A JP H10108763 A JPH10108763 A JP H10108763A
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mat
cloth
mat body
portable
outer cloth
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JP28767296A
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Akie Takeuchi
章恵 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マット本体に配設されるファスナーを、該マ
ット本体を形成する内布よりも内側に配置することで、
マット本体をよりコンパクトに折畳み得る。 【解決手段】 携帯マット10は、その敷設面となる外
布16の外周縁が、マット本体18の上面となる内布1
2の外周縁よりも所要幅だけ内側に位置する寸法に裁断
成形される。該外布16の外周縁から所要幅で延出する
内布12は、折込み代12aとなっている。また外布1
6は、その周縁部に沿って所要幅のまち部30が設けら
れ、その周縁部にファスナー20が縫着される。マット
本体18は、前記内布12を上面にして展延させた状態
で使用すると共に、これを携行する際には、長手方向両
端部に位置する折込み代12aを屈曲し、この状態でマ
ット本体18を二ッ折りにする。しかる後、前記ファス
ナー20を係合させることでマット本体18がカバン体
に変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯マットに関
し、更に詳細には、例えば乳幼児を仮寝させる際に使用
するマットにおいて、携行に便利なように折畳み得るよ
う構成した携帯マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】乳幼児を畳上、床上あるいは長椅子等に
寝かせる際には、一般に座布団や赤ちゃんマットの他に
クーハンと称される手提げの付いた篭体が利用される。
このうち赤ちゃんマットは、乳幼児の身長等に適合し得
る長さ寸法に合わせた矩形状のマットであって、収納時
等の必要に応じて二ッ折あるいは三ッ折できるものであ
る。またクーハンは、前述したように、乳幼児を搬送し
得る大きさに形成された篭体であって、萱等の材質を利
用して全体を小判状に編成し、その短手方向の両端上縁
部に前記手提げを設けたものである。しかしながら、乳
幼児を連れて長時間外出する場合には、例えば哺乳ビン
やおむつあるいはタオルケット等と云った身の回り用品
を携行する必要があるが、これらは一般に嵩張るもので
あるために、簡易な寝具として使用し得る前記座布団や
赤ちゃんマットあるいはクーハン等の搬送具との持運び
は、少なからず面倒であると共に困難を覚えるものであ
った。そこで本件出願人は、この難点を解決するべく試
行錯誤を重さねた末、良好な結果が得られたとして「赤
ちゃんの昼寝マットになる手提げカバン」としての携帯
可能なマットの実用新案登録を出願するに到った。
【0003】この携帯マットである「昼寝マットになる
手提げカバン」は、図8に示すように、乳幼児等の身体
全体をカバーし得るに必要充分な広さで所謂小判形に裁
断された内布12と、該内布12全体に添設したキルト
芯等のクッション材14および内布12と略同一形状に
裁断成形された外布16とから基本的に構成されたもの
であり、これらの各部材をキルティングして所要厚みの
マット本体18としたものである。キルティング自体
は、図に示す如く、マット本体18の長手方向に対して
所定間隔離間した位置において短手方向へ夫々施されて
おり、これによってクッション材14と内布12等との
ズレあるいはクッション材相互のズレの他に、後述する
如く、手提げカバン状にして使用する場合の型くずれ等
を好適に防止し得るようになっている。
【0004】また前記マット本体18の外周縁部に沿っ
た部分には、係合部材20が配設されている。すなわち
この係合部材としてのファスナー20は、延在方向の両
端部に下止め(エンドピース)22および引き手(プルタ
ブ)24が配設された所謂オープンタイプのものであっ
て、該下止め22をマット本体18における長手方向の
略中央部両端に位置させると共に、該引き手24を介し
て歯合する務歯25を取付けたジッパーテープ26がマ
ット本体18の周縁部に配設されている。更にマット本
体18の長手方向両端部には、半円形状の手提げ部28
が前記外布16に縫着されている。
【0005】このように構成された前記「昼寝マットに
なる手提げカバン」を携行する際には、図9に示すよう
に、前記マット本体18を、その長手方向の略中央部で
前記内布12を対向させる向きに二ッ折りした後、下止
め22に位置している各引き手24を前記務歯25に沿
って手提げ部28が取付けられた位置に移動させる。こ
れによって前記ファスナー20の務歯25が順次歯合し
てマット本体18を手提げカバンの形状に変化させるこ
とができると共に、外布16に縫着された該手提げ部2
8で容易に持運びできるようになっている。またこの手
提げ袋の状態からマットとして使用する際には、該ファ
スナー20を離脱させた後に、敷設させる台座等に前記
マット本体18を展延させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記携帯マット10に
よれば、マット本体18をカバン状に変形することで、
該マット本体18を容易に携行することができる。しか
しながら、マット本体18の長さは、前述した如く、乳
幼児等の身体全体をカバーし得るに必要充分な広さを確
保するために、乳幼児が手足を伸ばした際の長さよりも
広くなる寸法に設定されている。特にマット本体18の
長手方向(乳幼児の身長方向)は、乳幼児の頭部あるいは
脚部近傍に哺乳ビンやおむつ等と云った身の回り用品も
載せ得るに充分な長さに設定されている。また前記手提
げ部28は、マット本体18の長手方向両端部に設けら
れている。このためマット本体18を二ッ折りにして該
手提げ部28を手で把持した場合、その持ち手の位置か
らマット本体18の折曲げ部位までの寸法が、マット本
体18の横幅寸法よりも長くなってしまい、運び手の身
長等によっては、このカバン状に変形したマット本体1
8の折曲げ部位が、地面に接してしまうと云った不具合
が実際の使用上において新たに生じてきた。
【0007】またマット本体18をカバン状に変形した
ことで、前記身の回り用品を持運ぶ際の嵩張りはかなり
解消し得たものの、前述した如く、携行時における該マ
ット本体18の寸法が未だ大きいと云った若干の難点も
ある。そこでこの身の回り用品も同時に持運ぶことを考
慮すれば、マット本体18の寸法を変えることなくしか
も携帯上の利便性を図る上において、カバン状に変形し
た際のマット本体18をよりコンパクトにすると共に、
持運び時における見栄えも向上させることが今後の課題
として残されていた。更にこのカバンタイプでは、これ
を持運ぶ際に少なくとも何れか一方の手が塞がってしま
うことになるが、歩行するようになった乳幼児を連れて
外出する際には、同伴者の両手が自由に使用できる状態
でマット本体18を携帯し得ることが望ましい場合が多
くなるため、この点からも新たな形態のマット本体18
が希求されていた。
【0008】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、マット
本体に配設されるファスナーを、該マット本体を形成す
る内布よりも内側に配置することで、マット本体がより
コンパクトに折畳み得るようにした携帯マットを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、乳幼児の身体全
体を載せるに充分な広さを有する内布に、クッション材
を介して外布を展着してなる所要厚みのマット本体と、
このマット本体の周囲に沿って配設され、携行時にはマ
ット本体を折畳んで重なり合う部分を係着させると共
に、マットとしての使用時には前記係着を解除させ得る
係合部材とからなる携帯マットにおいて、前記マット本
体を構成する前記外布の外周縁が前記内布の外周縁より
も所要幅だけ内側に退いて位置する寸法に成形すること
により、該外布の外周端から延出する内布の部分を折込
み代とし、前記外布の周縁部に沿って所要幅のまち部を
設けると共に、該まち部の外周縁部に前記係合部材を配
設し、前記マット本体の携行時には、該マット本体の内
布を相互に当接させる方向に折曲させた後に、前記係合
部材から外周に位置するマット本体の前記折込み代を前
記まち部の内側に向けて折り込みつつ、前記係合部材を
係着させ、また前記マット本体の使用時には、前記係合
部材における係着を解除させて該マット本体を展延させ
た後に、マット本体の前記折込み代を前記係合部材の外
周から拡げるよう構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る携帯マットにつ
き、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下
説明する。なお前述した部材と同一の構成に係る部材に
ついては、同一の符号で示すこととし、その詳細な説明
は省略する。
【0011】本願の実施例に係る携帯マット10は、マ
ット本体18を台座等に敷設した際に、その敷設面とな
る外布16の外周縁を、マット本体18の上面となる内
布12の外周縁よりも所要幅だけ内側に退いて位置する
寸法に裁断成形したものであって、前記マット本体18
と同様に、この内布12と外布16との間にキルト芯等
の前記クッション材14を介してキルティングが施して
ある。また該外布16の外周縁から所要幅で延出する内
布12は、後述する如く、マット本体18を屈曲した際
に、内布12の内方に折込まれる折込み代12aとなっ
ている。更に外布16には、図2に示すように、その周
縁部に沿って所要幅のまち部30が設けられている。す
なわち該まち部30は、例えば外布16と同一絵柄の生
地を帯状に裁断成形したものであって、このまち部30
が、その絵柄面を外布16の絵柄面と一致する向きでも
って、内布12の裏側に立ち上がるよう縫着されてい
る。なお、折込み代12aのうち、マット本体18の短
手方向に位置する折込み代12aは、図に示す如く、前
記まち部30の幅寸法よりも僅かに長くなるよう設定さ
れる。また内布12の長手方向に位置する折込み代12
aは、該まち部30の幅寸法よりも必要にして充分長く
なるよう設定されており、その一例としては、図に示す
ように、該まち部30の幅寸法の約2倍程度になるよう
設定される。
【0012】また前記まち部30の周縁部にはその全周
に亘って、前記ファスナー20が縫着されている。すな
わち該ファスナー20は、前述した如く、両端部に前記
下止め22および引き手24が配設されたファスナーで
あって、マット本体18における長手方向の略中央部両
端に位置させた該下止め22には小片32が設けられて
いる。そしてこの小片32には、マット本体18に向け
て屈曲した際に当接する位置の外布16と該小片32と
の間に一対の係止部材34が配設されている。この係止
部材34としては、例えば磁石を配設したスナップであ
って、突起部を設けた所謂ボールサイド34aが前記小
片32に、また受け側となるソケットサイド34bが外
布16に夫々取付けられている。なお、まち部30の周
縁部に配設される係合部材としては前記ファスナー20
に限定されるものではなく、この他に例えばフックテー
プおよびループテープからなる面ファスナー、ボタンと
ボタンホール、かぎホック、その他の係止部材であって
もよいことは勿論である。更に係止部材34に関して
も、磁石式のスナップ以外に例えばボタンとボタンホー
ル、フックテープおよびループテープからなる面ファス
ナー、かぎホック、その他の係止部材が適宜選択され
る。
【0013】またマット本体18の内布12には、図1
に示す如く、外布16とのキルティングラインの他に、
マット本体18の長手方向略中央に、前記まち部30の
幅寸法の略2倍分だけ離間してキルティングが施される
と共に、長手方向に沿った位置に所要間隔離間してキル
ティングが2箇所施されている。これにより、内布12
と外布16との間における前記クッション材14の移動
および偏り等を防止すると共に、後述する如く、前記マ
ット本体18を手提げ袋状に変形した場合の形状を良好
に保持することができる。また外布16の表面には、図
2に示すように、ポケット31が設けられており、この
ポケット31に、ティッシュやハンカチなどの使用頻度
が比較的高い小物を収納することができるようになって
いる。
【0014】更にマット本体18に取付けられる前記手
提げ部28は、図2に示す如く、外布16の長手方向両
端部に、前記まち部30の絵柄面に位置して該まち部3
0と共に縫着されている。また手提げ部28の一方に
は、前記内布12の折込み代12aとまち部30との間
に、該手提げ部28における取付け端部の離間幅と略一
致する長さの持出し布36が、まち部30と共に縫着さ
れている。この持出し布36は、まち部30よりも充分
小さい幅に設定されたものであって、その開放端部に沿
った位置に、前記ファスナー20とは別体で構成される
ファスナー38が配設されている。該ファスナー38
は、これを構成する務歯の一方であって、その他方の務
歯が前記内布12の内方に収納される袋体40(後述)の
所要部位に取付けられている。そして該ファスナー38
の各務歯を相互に歯合させることにより、該袋体40を
マット本体18に着脱自在に取付けるよう構成されてい
る。またこの袋体40の取付けに関連した部材として、
前記持出し布36が縫着された一方の端部に対する他端
部の折込み代12aには、前記係止部材34と同様に磁
石を備えた別の係止部材42の一方が取付けられてお
り、後述する如く機能する。なお、前記持出し布36の
取付け位置は、前述したように、手提げ部28の一方に
限定されるものではなく、例えばマット本体18の短手
方向における折込み代12aとまち部30との間に取付
ける場合や、その他に前記袋体40が容易に取出し得る
位置に設定される。
【0015】前記携帯マット10は、図1に示すよう
に、前記内布12を上面にして展延させた状態で使用す
る。この場合には、前記まち部30と手提げ部28およ
びファスナー20の下止め22を内布12の各折込み代
12aから内方に折込んでおく。そしてマット10を携
行する際には、この展延状態にあるマット本体18の両
端部に位置する前記折込み代12aを、該マット本体1
8の長手方向中央部に向けて予め屈曲しておく。これに
より、一方の折込み代12aに設けた持出し布36およ
び該持出し布36に取付けたファスナー38と、他方の
折込み代12aに配設した前記別の係止部材42の一方
とが夫々表出される。しかる後、図3に示す如く、長手
方向中央部を境にして内布12を相互に当接させる方向
へ折曲する。
【0016】この際に、持出し布36のファスナー38
には、マット本体18と別体で形成された前記袋体40
が、該袋体40の開口部近傍に取付けたファスナー38
の他方を介して取付けられる。この袋体40は、例えば
表面部分にビニール加工を施した布材を裁断加工してそ
の開口部にファスナー等の係止手段41を配設した手提
げ袋であって、マット本体18をカバン体として使用す
る際の必要に応じて袋体40を該マット本体18に取付
けた場合、この袋体40に身の回り用品を収納すること
ができる。またマット本体18を展延させる場合や、着
替え用に使用した乳幼児の衣服等を収納する際には、前
記ファスナー38を外して手提げ袋単体としても持運び
できるようになっている。更に袋体40において、該フ
ァスナー38を取付けた側面と対向する側面部には、折
込み代12aに取付けた別の係止部材42の一方と対を
なす他方の係止部材(図示せず)が配設されている。なお
袋体40の布材としては、前述したように、ビニール加
工した布材に限定されるものではなく、例えばサテンや
その他の材質であってもよい。また袋体40の形態につ
いても前述した手提げタイプの他に、例えばリュックサ
ックタイプやその他の形状であってもよいことは勿論で
ある。更に開口部の前記係止手段41としてはファスナ
ー以外のものであってもよいが、この係止手段41に関
しては使用者の使い勝手により選択的に設けるようにし
てもよい。
【0017】そして前記マット本体18の内布12を折
曲した後、図3(b)に示すように、前記ファスナー20
から外周に位置する折込み代12aを前記まち部30の
内側に向けて折り込みつつ、ファスナー20を構成する
前記各引き手24,24を、下止め22に位置した部分
から手提げ部28間で相互に当接する位置にまで移動さ
せる。これにより、図4に示す如く、まち部30が裏返
されて折込み代12aがカバーされていくことで、マッ
ト本体18が手提げ袋状に変形することになる。また前
記袋体40は、該マット本体18を手提げ袋状に変形さ
せる前後の段階で、前記他方の係止部材(図示せず)を、
折込み代12aに取付けた別の係止部材42の一方に係
止しておく。そして開口部の前記ファスナー41を開放
しておくことにより、手提げ袋の上面の各引き手24,
24を側縁部方向に離間移動して該手提げ袋の上面を開
放した際に、袋体40の開口部が内布12に引張されて
開放することになる。更にファスナー20の前記下止め
22は、前記小片32に取付けた前記ボールサイド34
aを、外布16に設けた前記ソケットサイド34bに係
合させることにより、手提げ袋状に変形した携帯マット
10の外観をスッキリとさせることができる。
【0018】また袋状にある前記マット本体18を仮寝
用マットとして使用する際には、前記引き手24,24
を下止め22の位置まで移動してファスナー20を全周
に亘って開放させた後、載置台(図示せず)上で該マット
本体18を展延させると共に、マット本体18の前記折
込み代12aを拡げて該ファスナー20の外周から延出
させる。これによって、携行時における袋状の幅寸法よ
りも該折込み代分だけ幅広となったマット本体18上
で、乳幼児を仮寝させることができる。この際に前記袋
体40は、乳幼児の身体と干渉しない位置に退避させて
おくか、または必要に応じてマット本体18から離脱さ
せてもよい。
【0019】図5および図6は、前記携帯マット10の
別実施例を示すものである。すなわちこの携帯マット1
0は、袋体に折畳んだ際に全体が所謂リュックサック状
となるものであって、前記外布16から延出する前記折
込み代12aのうち、マット本体18の短手方向に位置
する部分の突出幅が、長手方向に位置する部分の突出幅
よりも長くなるよう寸法設定されている。またマット本
体18における長手方向の略中央部と一方の端部との間
に掛けての外布16には、図に示す如く、2本一対で構
成される肩掛け44が、その両端部を該外布16に掛け
渡すように縫着されている。更に、該肩掛け44の上端
部となる部分には、前記持出し布36がまち部30と内
布12との間に縫着されている。この持出し布36の取
付け位置に関しても前記手提げタイプと同様に、マット
本体18の短手方向における折込み代12aとまち部3
0との間や、後述する袋体40が容易に取出し得る位置
等に設定される。
【0020】なお、マット本体18の略中央部を挟んで
前記肩掛け44が取付けられた位置と対向する外布16
には、手提げタイプに設けたポケット31と同様のポケ
ット46が設けられており、該ポケット46に、ティッ
シュやハンカチなどの小物を収納することができるよう
になっている。また持出し布36が設けられた位置に
は、所要重さの引掛け部48が、その両端部をまち部3
0と外布16との間に介在させた状態で縫着されてい
る。この引掛け部48は、壁面等に設けられたフック等
の引掛け部材に対して、袋状に変形させたマット本体1
8を引掛けることで、袋体の内部から身の回り用品を取
出したり、あるいは腕に通して肩に掛止した状態で持運
びできるようになっている。
【0021】前記マット本体18は、図5に示す如く、
前記内布12を上面にして展延させた状態で使用する。
その際には、前記まち部30と肩掛け44およびファス
ナー20の下止め22を内布12の各折込み代12aか
ら内方に折込んでおく。そしてマット10を携行する際
には、図7に示すように、展延状態にある該マット本体
18の短手方向の折込み代12a全体を、その長手方向
に沿って内布12に向けて予め折返しておき、しかる後
にマット本体18を、長手方向中央部を境に内布12を
相互に当接させる方向へと折曲する。この際に、前述し
た手提げ袋に変形するマット本体と同様に、これとは別
体で成形された袋体40が着脱自在に取付けられる。こ
の場合の袋体40は、図に示す如く、例えばリュックサ
ック(あるいはナップサック)タイプであって、その開口
部近傍に取付けた一方のファスナー38を、マット本体
18の一端部に前記肩掛け44と共に配設した他方のフ
ァスナー38に取付けるようになっている。そして手提
げタイプと同様に、マット本体18をリュックサックと
して使用する際の必要に応じて該袋体40をマット本体
18に取付けることにより、この袋体40に身の回り用
品を収納することができると共に、必要に応じて各ファ
スナーを外すことによってリュックサック単体としても
使用できるようになっている。また袋体40において、
一方のファスナー38が取付けられた側面部と対向する
側面部には、折込み代12aに取付けた係止部材42と
係合する係止部材(図示せず)が配設されている。
【0022】前記携帯マット10の場合も、マット本体
18の内布12を折曲した後、図7(b)に示すように、
前記ファスナー20から外周に位置する折込み代12a
を前記まち部30の内側に位置させた状態で、前記各引
き手24,24を、下止め22に位置した部分からマッ
ト本体18の長手方向両端部位置にまで移動させる。こ
れによって、図に示す如く、マット本体18が袋状に変
形することになる。更にリュックサックタイプの前記袋
体40は、該マット本体18を変形する前後の段階で、
前記他方の係止部材(図示せず)を、折込み代12aに取
付けた別の係止部材42の一方に係止しておく。これに
より、閉成位置にある各引き手24,24を側縁部方向
に離間移動してマット本体18の長手方向両端部を開放
した際に、袋体40の開口部が内布12に引張されて開
放することになる。
【0023】また前記マット本体18では、前述したよ
うに、その長手方向から延出する折込み代12aの幅寸
法が、短手方向に位置する折込み代12aよりも短かく
設定されている。このため手提げ袋タイプの前記携帯マ
ット10とは逆に、折畳んだ状態での長手方向の寸法が
幅方向の寸法よりも長くなるが、この携帯マット10の
場合には、前記肩掛け44が外布16に配設されてお
り、マット本体18を折畳んだ際には、図に示す如く、
携帯マット10がリュックサック状に変形することにな
る。そしてマット10を持運ぶ際には、該肩掛け44を
介して運び手の肩に担持できるため、前述したような持
運び上における問題は悉く解消されるものである。な
お、前記手提げタイプおよびリュックサックタイプの携
帯マット10におけるマット本体18の広さは略同一で
あり、その両タイプは、利用者の使い勝手等により適宜
選択されるものである。
【0024】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の携帯マッ
トによれば、マット本体を構成する内布に対して外布の
寸法を小さくしたことにより、折畳んだ際の該マット本
体をよりコンパクトとすることができる。またこれによ
り、袋状に変形したマット本体の下端部となる折曲げ部
位が、地面に接して損傷してしまうと云った不具合を一
切解消させ得る、等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る携帯マットにおい
て、内布を上面にして展延した状態で示す斜視図であ
る。
【図2】実施例に係る携帯マットにおいて、外布を上面
にして展延した状態で示す斜視図である。
【図3】実施例に係る携帯マットにおいて、マット本体
を屈曲する状態を示す斜視図である。
【図4】実施例に係る携帯マットにおいて、マット本体
を屈曲した状態を示す斜視図である。
【図5】実施例に係る携帯マットの別実施例を、内布を
上面にして展延した状態を示す斜視図である。
【図6】実施例に係る携帯マットの別実施例を、外布を
上面にして展延した状態を示す斜視図である。
【図7】実施例に係る携帯マットの別実施例において、
マット本体を屈曲する状態を示す斜視図である。
【図8】従来技術に係る携帯マットにおいて、内布を上
面にして展延した状態を示す斜視図である。
【図9】従来技術に係る携帯マットにおいて、マット本
体を屈曲した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 内布 12a 折込み代 14 クッション材 16 外布 18 マット本体 20 係合部材 22 下止め 30 まち部 34 係止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳幼児の身体全体を載せるに充分な広さ
    を有する内布(12)に、クッション材(14)を介して外布(1
    6)を展着してなる所要厚みのマット本体(18)と、このマ
    ット本体(18)の周囲に沿って配設され、携行時にはマッ
    ト本体(18)を折畳んで重なり合う部分を係着させると共
    に、マットとしての使用時には前記係着を解除させ得る
    係合部材(20)とからなる携帯マットにおいて、 前記マット本体(18)を構成する前記外布(16)の外周縁が
    前記内布(12)の外周縁よりも所要幅だけ内側に退いて位
    置する寸法に成形することにより、該外布(16)の外周端
    から延出する内布(12)の部分を折込み代(12a)とし、 前記外布(16)の周縁部に沿って所要幅のまち部(30)を設
    けると共に、該まち部(30)の外周縁部に前記係合部材(2
    0)を配設し、 前記マット本体(18)の携行時には、該マット本体(18)の
    内布(12)を相互に当接させる方向に折曲させた後に、前
    記係合部材(20)から外周に位置するマット本体(18)の前
    記折込み代(12a)を前記まち部(30)の内側に向けて折り
    込みつつ、前記係合部材(20)を係着させ、 また前記マット本体(18)の使用時には、前記係合部材(2
    0)における係着を解除させて該マット本体(18)を展延さ
    せた後に、マット本体(18)の前記折込み代(12a)を前記
    係合部材(20)の外周から拡げるよう構成したことを特徴
    とする携帯マット。
  2. 【請求項2】 前記折込み代(12a)のうち、外布(16)の
    長手方向から突出する該折込み代(12a)が、該外布(16)
    の短手方向から突出する該折込み代(12a)よりも長く設
    定した請求項1記載の携帯マット。
  3. 【請求項3】 前記折込み代(12a)のうち、外布(16)の
    長手方向から突出する該折込み代(12a)が、該外布(16)
    の短手方向から突出する該折込み代(12a)よりも短く設
    定した請求項1記載の携帯マット。
  4. 【請求項4】 前記係合部材(20)は、その両端部に下止
    め(22)が配置されたファスナーである請求項1〜3の何
    れか記載の携帯マット。
  5. 【請求項5】 前記係合部材(20)は、ループテープとフ
    ックテープで構成される面ファスナーである請求項1〜
    3の何れか記載の携帯マット。
  6. 【請求項6】 前記係合部材(20)を構成する前記下止め
    (22)がマット本体(18)における長手方向の略中央部に配
    設され、この下止め(22)と、該下止め(22)を前記外布(1
    6)に向けて屈曲した際に当接する該外布(16)との間に係
    止部材(34)を配設した請求項4記載の携帯マット。
JP28767296A 1996-10-08 1996-10-08 携帯マット Pending JPH10108763A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2857878A1 (fr) * 2003-07-25 2005-01-28 Snap Tapis de chute pliable destine a la pratique de l'escalade de bloc
KR200454261Y1 (ko) 2009-06-26 2011-06-23 김유희 유아용 침낭
FR3007658A1 (fr) * 2013-06-26 2015-01-02 Zedel Matelas de protection contre des chutes

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