JP3037681U - ベビーシートバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、バッグ自体が安心して乳児を寝か
せられる寝床として利用できる構造を成し、その上必要
なベビー用品を数多く収納可能にして、しかも取り出し
易くする事を目的とするベビーシートバッグを提供する
ものである。 【構成】 内外にポケット７を複数設けて、バッグ側部
１とバッグ底部２が一体成形されており、各々の周縁部
をファスナー３によって、折り畳み開閉自在とした構造
を成し、更にバッグの両頂点に当たる部分に、長さ調整
可能な肩掛けベルト４を、フック５を介して着脱自在と
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、乳児を連れて外出する際に、必要となる事態に速やかに対処し、又 必要な備品を収納可能にした携帯用のベビーシートバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来外出時のベビー用品として、紙おむつ、哺乳瓶、タオル、ティッシュ、汚 物入れ等細々した多くのものが必要となり、それらの用品を入れて携帯する専用 のバッグとして適当なものは無く、各々任意の入れ物を利用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら最も大きな課題は、戸外での授乳時や昼寝の際に、また特に乳児 のおむつを取り替える時に、乳児を安全にしかも清潔に寝かせる事ができる場所 や寝床代わりになるものが無いため、適当な台座を探しタオル等を敷いて、乳児 を寝かせ着替えをさせていたが、乳児にとって不衛生で、しかも不安定で寝心地 は悪く、又一連の作業は保護者にとって非常に手間のかかるものであった。

【０００４】 そこで上記の欠点に鑑みて本考案は、バッグ自体が安心して乳児を寝かせられ る寝床として利用できる構造を成し、その上必要なベビー用品を数多く収納可能 にして、しかも取り出し易くする事を目的とするベビーシートバッグを提供する ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、内外にポケットを複 数設けて、バッグ側部とバッグ底部が一体成形されており、各々の周縁部をファ スナーによって、折り畳み開閉自在とした構造を成しており、更にバッグの両頂 点に当たる部分に、長さ調整可能な肩掛けベルトを、フックを介して着脱自在と したベビーシートバッグである。

【０００６】

【作用】

以上の如く構成された本考案のベビーシートバッグによれば、予め外出時に必 要な紙おむつ等のベビー用品を各ポケット７に収納、或いはバスタオル等の備品 をファスナー３を閉じたバッグ内に入れておき、肩掛け紐４をバッグの両頂点部 分のフック５に留めておくだけで良い。

【０００７】 外出時に使用に際して、バッグのファスナー３を開けると、バッグの両側面が 丁度乳児の寝床シート８となり、バッグ底部内側面１６が乳児の頭部にくるよう にまず乳児を安全に寝かせる。次にバッグに設けられたポケット７その他より、 紙おもつ、哺乳瓶、タオル等の必要な備品を取り出し、おむつの取替、授乳、昼 寝等必要な対処を行うだけである。その後は備品をポケット７その他に収納し、 再びファスナー３を閉じてバッグとして使用でき、本考案が汚れた場合は、内部 に入れたポリウレタン等の素材の芯を取り出せば、洗濯することも可能である。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。

【０００９】 図１に示すものは、携帯時に肩掛け用バッグとして構成される第一実施例で、 バッグ側部１とバッグ底部２が一体成形されており、各周縁部がスライド状のフ ァスナー３によって開閉自在と成る。又バックの頂部には、把手６の他に両端に は係止構造を持つフック５が取り付けてあり、携帯時は肩掛け紐４の両端部に設 けたフック５を係止させる事により着脱自在となる。更にバッグの外側には紙お むつ他その他必要な備品が収納できるポケット７が設けられている。

【００１０】 図２及び第４に示すものは、携帯時にリュックサック用として構成される第二 実施例で、サスペンダー１７がバッグと一体成形されており、バッグ頂部はステ ッチ止めされた把手６を成している。

【００１１】 図３に示すものは、乳児の寝床として使用する際の状態を示す斜視図であり、 図１のファスナー３を両側に開けると、バッグ側部１が乳児の寝床シート８にな り、バッグ底部２が乳児の頭部をちょうど保護する形となる。バッグ底部内側面 １６にはティッシュペーパー入れ９の他、小物を収納できる各ポケット７、又寝 床シート８の両側面にはタオル等必要な備品を収納できるポケット７がそれぞれ 設けられており、更に本考案の生地が汚れた場合に洗濯する手段として、バッグ 底部内側面１６及び寝床シート下端部に設けられたポケット７より、ポリウレタ ン製等の芯を取り出す事が可能であり、挿入時はボタン１１及びリボンテープに よって留められている。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明してきたように本考案は、ファッション性の優れたバッグとして、又 必要に応じて、乳児のおむつの取替、授乳、昼寝用の寝床シートとして、多用途 に利用できるものであり、何より慌てずに速やかに、しかも安全に清潔に、必要 備品を取り出し対処する事ができるため、保護者は乳児を安心して外出させる事 が可能となる等多大な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例を示す携帯時の斜視図

【図２】本考案の第二実施例を示す携帯時の斜視図

【図３】本考案の第一実施例使用時の状態を示す斜視図

【図４】本考案の第二実施例使用時の状態を示す平面図

【図５】本考案のバッグ底部内側面を示す平面図

【図６】本考案のバッグ底部内側面を示す斜視図

【図７】本考案の寝床シートを示す平面図

【符号の説明】

１・・・バッグ側部 ２・・・バッグ底部 ３・・・ファスナー ４・・・肩掛けベルト ５・・・フック ６・・・把手 ７・・・ポケット ８・・・寝床シート ９・・・ティッシュペーパー入れ １０・・・リボンテープ １１・・・ボタン １２・・・ボタン止め １３・・・ステッチ １４・・・レース １５・・・ボタン孔 １６・・・バッグ底部内側面 １７・・・サスペンダー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内外にポケット７を複数設けて、バッグ
   側部１とバッグ底部２が一体成形されており、各々の周
   縁部をファスナー３によって、折り畳み開閉自在とした
   構造を成し、更にバッグの両頂点に当たる部分に、長さ
   調整可能な肩掛けベルト４を、フック５を介して着脱自
   在としたベビーシートバッグ。