JPH10108075A - 信号増幅型撮像装置 - Google Patents

信号増幅型撮像装置

Info

Publication number
JPH10108075A
JPH10108075A JP8256787A JP25678796A JPH10108075A JP H10108075 A JPH10108075 A JP H10108075A JP 8256787 A JP8256787 A JP 8256787A JP 25678796 A JP25678796 A JP 25678796A JP H10108075 A JPH10108075 A JP H10108075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
signal
conversion element
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8256787A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Tomizaki
隆之 富崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8256787A priority Critical patent/JPH10108075A/ja
Publication of JPH10108075A publication Critical patent/JPH10108075A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単位セルを構成する各トランジスタの入出力
特性の補正テーブルを作成する場合に、光学系を使用せ
ずに前記補正テーブルの作成が可能な信号増幅型撮像装
置を提供する。 【解決手段】 電圧印加手段(リセット電圧線113)
によりリセットトランジスタ104を介して光電変換素
子101の信号出力端および増幅トランジスタ102の
ゲートに電圧を印加すると、増幅トランジスタ102の
ソース側に電圧が現れる。この電圧を補正データ演算手
段(画像処理装置1)に取り込み、該演算手段で各単位
セル毎の補正データを演算し、補正データ格納手段(メ
モリ2)に格納しておき、撮像の際にこの補正データで
画像を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号増幅型撮像装
置に係り、特に光電変換した信号を単位セル内で増幅す
る増幅型センサを用いた信号増幅型撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8,図9は、従来の半導体,ガラス,
プラスチック等からなる絶縁性基板上に形成された撮像
素子を用いた信号増幅型撮像装置のシステム構成図およ
び該信号増幅型撮像装置を構成する撮像素子の回路図で
ある。ここに、撮像装置(検出器)の大型化を進める場
合には、ピンホールが少なく、大面積に渡って均一に製
造可能な薄膜トランジスタ(TFT)の使用が好まし
い。
【0003】図8に示すように、撮像装置S0 は、次に
詳細に説明する撮像素子100と、該撮像素子100を
構成する単位セル(後述する)からの信号読み出しの位
置を指定する垂直シフトレジスタ105と、撮像素子1
00から信号を順次読み出すと共に順次送り出すマルチ
プレクサ110と、該マルチプレクサ110から出力さ
れたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器118と、該A/D変換器118の出力を表示および
記録する表示および記録媒体120等により構成されて
いる。
【0004】前記撮像素子100は、図9に示すよう
に、受光した光に対応した電気信号を発生する光電変換
素子101と、該光電変換素子101の出力信号を増幅
する増幅トランジスタ102と、信号を読み出す単位セ
ルを選択する垂直選択トランジスタ103と、光電変換
素子101に蓄えられた信号電荷をリセットするリセッ
トトランジスタ104とを備えた単位セルC1 ,C2 〜
Cn が、2次元行列(2次元マトリクス)に配列されて
構成されている。
【0005】前記垂直シフトレジスタ105から水平方
向に配線された垂直選択線106は垂直選択トランジス
タ103のゲートに接続され、信号を読み出すラインを
決めている。同様に、垂直シフトレジスタ105から水
平方向に配線されたリセット線107は、リセットトラ
ンジスタ104のゲートに接続されている。増幅トラン
ジスタ102のソースは列方向に配置された垂直信号線
108に接続され、垂直信号線108の一端には負荷ト
ランジスタ109が接続されている。垂直信号線108
の他端にはマルチプレクサ110が接続され、該マルチ
プレクサ110の画像信号出力端子から前記単位セルC
1 ,C2 〜Cn から読み出された信号が出力される。
【0006】垂直シフトレジスタ105から垂直選択線
106をハイレベルにするアドレスパルスが印加される
と、この垂直選択線(ライン)106に接続された垂直
選択トランジスタ103のみがオンされ、このラインの
増幅トランジスタ102と負荷トランジスタ109でソ
ースホロア回路が構成される。そして、増幅トランジス
タ102のゲート電圧変化(=光電変換素子101の出
力電圧変化)が該増幅トランジスタ102で増幅されて
垂直信号線108に現れる。
【0007】次いで、マルチプレクサ110で入力側の
垂直信号線108を順次切り替えることにより、画像信
号出力線114から垂直選択線106の1ライン分の信
号(即ち、垂直信号線108の電圧)を順次読み出す。
1ラインの信号の読み出しが終わると、垂直シフトレジ
スタ105からリセット線107をハイレベルにするリ
セットパルスを印加し、このライン(リセット線)のリ
セットトランジスタ104をオンにして、そのラインの
光電変換素子101に蓄えられた信号電荷をリセットす
る。なお、111は負荷トランジスタのゲート線であ
り、112は負荷トランジスタのソース線であり、11
3はリセット電圧線である。
【0008】以上の動作を、順次各ライン(垂直選択線
106)に対して繰り返すことにより、全画素(全単位
セル)の信号(光電変換素子101の出力端電圧)を読
み出すことができる。ところで、TFTからなる各トラ
ンジスタ102,103,104,109(特に、増幅
トランジスタ102と負荷トランジスタ109)のしき
い値電圧は個体差が大きく、単位セル間の入出力特性に
バラツキがあるときには、そのままでは正確な信号(光
電変換素子101の出力端電圧)を得ることができな
い。
【0009】従って、初期状態(信号増幅型撮像装置の
工場出荷時または使用開始時)において前記バラツキを
補正する補正テーブルを用意し、バラツキのある入出力
特性を補正する必要がある。そのための手段としては、
例えば基準光を実際に撮像装置S0 に照射して、各画素
の入出力特性を計測し、補正テーブルの作成に必要な補
正データを得ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く実際に基準光を撮像装置に照射して入出力特性の補
正データを得るという方法は、基準光照射用の光学系を
準備しなければならず、装置が大型化し、装置のコスト
アップの要因となっていた。そこで、本発明の目的は、
単位セルを構成する各トランジスタの入出力特性の補正
テーブルを作成する場合に、光学系を使用せずに前記補
正テーブルの作成が可能な信号増幅型撮像装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、光を電気信号に変換する光電
変換素子と、該光電変換素子の出力を増幅する増幅トラ
ンジスタと、該増幅トランジスタに接続された垂直選択
トランジスタと、前記光電変換素子に電圧を印加するこ
とにより該光電変換素子に蓄積された信号を除去するリ
セットトランジスタとを有する単位セルをマトリクス状
に配列した信号増幅型撮像装置において、前記リセット
トランジスタから前記光電変換素子に電圧を印加した状
態の時に前記増幅トランジスタから出力される信号を補
正データとして取り込む電圧取込手段と、前記補正デー
タに基づいて、撮影時に前記増幅トランジスタから出力
される画像信号の値を補正する補正手段とを備えたこと
を特徴とする。請求項1記載の発明によれば、電圧取込
手段はリセットトランジスタから光電変換素子に電圧を
印加した状態の時に増幅トランジスタから出力される信
号を補正データとして取り込む。補正手段は前記補正デ
ータに基づいて、撮影時に増幅トランジスタから出力さ
れる画像信号の値を補正する。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記光電変
換素子に電圧を印加する手段は、印加電圧が可変である
ことを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、電圧
を印加する手段は光電変換素子の信号出力端および増幅
トランジスタのゲートに印加する電圧を可変する。
【0013】また、請求項3記載の発明は、前記補正デ
ータ演算手段が演算した各単位セル毎の補正データを格
納する補正データ格納手段を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、補正データ格納手段には
補正データ演算手段が演算した各単位セル毎の補正デー
タが格納される。
【0014】また、請求項4記載の発明は、当該信号増
幅型撮像装置の動作用電源の投入毎に、前記補正データ
格納手段に格納された補正データを更新するようにした
ことを特徴とする。請求項4記載の発明によれば、補正
データ格納手段に格納された補正データは当該信号増幅
型撮像装置の動作用電源の投入毎に更新されるので、使
用時には常に補正済みの信号(画像データ)を得ること
ができる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、所定時間の
経過毎に、前記補正データ格納手段に格納された補正デ
ータを更新するようにしたことを特徴とする。請求項5
記載の発明によれば、補正データ格納手段に格納された
補正データは所定時間の経過毎に更新されるので、使用
時には常に補正済みの信号(画像データ)を得ることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。
【0017】(1)第1実施形態例 図1は本実施形態例の撮像装置S1 のシステム構成図で
ある。図1に示すように、撮像装置S1 は、前記撮像装
置S0 (従来例、図8参照)に、撮像素子100を構成
する各トランジスタの入出力特性のバラツキに対して補
正を施すためのデータを演算する画像処理装置1と、該
画像処理装置1により得られた補正用データを記憶する
メモリ2と、X線管装置4に高電圧を印加する高電圧発
生部5と、前記画像処理装置1,高電圧発生部5,シフ
トレジスタ105,A/D変換器118を制御する制御
回路6とを追加したものである。
【0018】ここで、以下の説明において使用する各種
記号の意味を定義する。 Vin;光電変換素子101の出力であり、図4における
信号線Aの値である。
【0019】Vout ;光電変換素子101の出力を増幅
トランジスタ102で増幅した出力であり、信号線10
8の値である(図4参照)。 Vin’;Vout の値を補正テーブルに基づいて補正した
後の値であり、各実施形態例では前記Vinと等しい値と
する(図1,図5参照)。但し、変形例としてVinとV
in’とを異なる値としてもよい。
【0020】VGND ;光電変換素子101に印加される
所定のリセット電圧であり、リセット電圧線113の値
である(図2,図3参照)。 VGND1;光電変換素子101に印加される所定のリセッ
ト電圧であり、リセット電圧線113の値である(図7
参照)。
【0021】VGND2;光電変換素子101に印加される
所定のリセット電圧であり、リセット電圧線113の値
である。VGND1より高い電圧である(VGND2>VGND
1),(図7参照)。 Vd ;VGND の電圧が信号線A(図4参照)に印加され
たときのVout の値であり、信号線108の電圧である
(図2,図5参照)。
【0022】Vd1;VGND1の電圧が信号線Aに印加され
たときのVout の値であり、信号線108の電圧である
(図5,図7参照)。 Vd2;VGND2の電圧が信号線Aに印加されたときのVou
t の値であり、信号線108の電圧である(図5,図7
参照)。
【0023】次に本実施形態例の動作を、図1〜図5を
参照しつつ説明する。 先ず、第1番目の単位セルC1 (図9参照)の入出
力特性を補正する補正係数の確定およびその確定した補
正係数の補正テーブル(メモリ2)への格納について説
明する。
【0024】図2に示すように、撮像装置S1 への入射
光を遮断した状態(X線を曝射しない状態、図1)で
(ステップS1)、1本目のリセット電圧線113(図
4)を所定のリセット電圧VGND (0V以外の値)に設
定する(ステップS2)。そして、リセットトランジス
タ104(図4)をオン状態にすることにより光電変換
素子101の出力端の電圧をリセット電圧VGND (図5
(A))にする(ステップS3)。
【0025】すると、第1番目の単位セルC1 (図1)
の増幅トランジスタ102がオンになり、該増幅トラン
ジスタ102の固有のしきい値に対応した電圧(固有電
圧)が該増幅トランジスタ102のソース、即ち、垂直
信号線108に現れる。このとき、マルチプレクサ11
0(図1)が読み取った電圧値をVd (図5(A))と
する(ステップS4)。
【0026】この電圧Vd をA/D変換器118を介し
て画像処理装置1に取り込み、該画像処理装置1が電圧
Vd を補正係数として補正テーブル(メモリ2)の第1
番目の単位セルC1 に対応したアドレス(画素に対応し
たアドレス)に格納する(ステップS5)。以上のステ
ップS1〜S5を順次単位セルC1 ,C2 ,C3 〜Cn
に繰り返し、撮像装置S1 の補正テーブルを完成させる
(ステップS6)。この補正テーブルをグラフ化したの
が図5(A)であって、各単位セル毎に図5(A)に示
すグラフ(補正テーブル)を、補正係数としてメモリ2
に格納する。
【0027】 ところで、トランジスタの入出力特性
の変化(初期特性に対して変化した現在の特性)では、
各種の態様が考えられる。例えば、図5(A)に示すよ
うに、[直線であって、入出力特性の傾きKは等しい
が、縦軸の切片が変化する場合]がある。初期特性はD
I1である。
【0028】この場合は、1個の単位セルにおいて、リ
セット電圧線113の或る電圧(VGND )に対する信号
線108の出力Vd が分かれば、当該単位セルに対する
補正テーブル(入出力特性図)を作成することが可能で
ある。即ち、当該単位セルに対する入出力特性図(例え
ば、図5(A))を描くことが可能である。
【0029】いま、図4,図5(A)に示すように、リ
セット電圧線113の電圧VGND に対する或る単位セル
の現在値を電圧Vd とする。このとき、この単位セルの
出力Vout と補正後の画像信号(入力信号)Vin’と傾
きKとの間には次の関係がある。
【0030】
【数1】 Vin’=[(Vout −Vd )/K]+VGND …(1) ここで上式(1)の求め方を説明する。補正係数の測定
を前記図2に示したフローチャートに沿って行う。これ
により各画素(単位セル)毎に電圧Vd の値を求める。
また、VGND の値は電圧Vd を求める際の印加リセット
電圧なので既知である。更に、本実施形態例では傾きK
が一定の係数として予め定められている。即ち、上式
(1)におけるVd ,VGND ,Kはいずれも判明してい
る。これらVd ,VGND ,Kの値を(1)式に適用する
と、(1)式はVin’とVout を変数とする式となる。
【0031】次にX線の曝射を行いX線像の撮影を行
う。このとき得られるVout (信号線108に現れる電
圧)を(1)式に代入する。これにより、Vd ,VGND
,K,Vout の値は全て判明するので、補正画素値Vi
n’を求めることができる。即ち、図5(A)に示す特
性を有する撮像素子100を備えた撮像装置S1 の補正
テーブルが完成する。
【0032】(2)第2実施形態例 ところで、トランジスタの入出力特性として、例えば、
図5(B)に示すように、[直線であって、傾きKと縦
軸の切片との双方が変化する場合]がある。
【0033】本実施形態例はかかる場合の補正テーブル
の作成である。本実施形態例と前記第1実施形態例との
ハード上の構成の相違点は、図6に示すように、第1実
施形態例にリセットトランジスタ104(図4参照)の
ソース電圧を任意に設定することができる可変電圧源3
を追加した点である。
【0034】次に本実施形態例の動作を説明する。図3
(B),図6,図7に示すように、撮像装置S1 への入
射光を遮断した状態(X線を曝射しない状態)で(ステ
ップS11)、1本目のリセット電圧線113を可変電
圧源3によりリセット電圧VGND1に設定する(ステップ
S12)。そして、リセットトランジスタ104をオン
状態にすることにより光電変換素子101の出力端の電
圧をリセット電圧VGND1(図5(B)参照)にする(ス
テップS13)。
【0035】すると、第1番目の単位セルC1 の増幅ト
ランジスタ102がオンになり、該増幅トランジスタ1
02の固有のしきい値に対応した電圧(固有電圧)が該
増幅トランジスタ102のソース、即ち、垂直信号線1
08に現れる。このときマルチプレクサ110(図9参
照)が読み取った電圧値をVd1(図5(B)参照)とす
る(ステップS14)。この電圧Vd1をA/D変換器1
18を介して画像処理装置1に取り込み、該画像処理装
置1が電圧Vd1を補正係数として補正テーブル(メモリ
2)の第1番目の単位セルC1 に対応したアドレス(画
素に対応したアドレス)に格納する(ステップS5)。
【0036】以上のステップS11〜S15を順次単位
セルC1 ,C2 ,C3 〜Cn に繰り返し全画素(単位セ
ル)について終了させる(ステップS16)。 ステップS16;YESでVGND1における全画素の補正
係数のアドレス格納が終了した場合には、ステップS1
7に移行する。
【0037】ステップS17において、1本目のリセッ
ト電圧線113を可変電圧源3によりリセット電圧VGN
D2に設定する。そして、リセットトランジスタ104を
オン状態にすることにより光電変換素子101の出力端
の電圧をリセット電圧VGND2(図5(B)参照)にする
(ステップS18)。すると、第1番目の単位セルC1
の増幅トランジスタ102がオンになり、該増幅トラン
ジスタ102の固有のしきい値に対応した電圧(固有電
圧)が該増幅トランジスタ102のソース、即ち、垂直
信号線108に現れる。このときマルチプレクサ110
(図9参照)が読み取った電圧値をVd2(図5(B)参
照)とする(ステップS19)。
【0038】この電圧Vd2をA/D変換器118を介し
て画像処理装置1に取り込み、該画像処理装置1が電圧
Vd2を補正係数としてを補正テーブル(メモリ2)の第
1番目の単位セルC1 に対応したアドレス(画素に対応
したアドレス)に格納する(ステップS20)。以上の
ステップS17〜S20を順次単位セルC1 ,C2 ,C
3 〜Cn に繰り返し全画素(単位セル)について終了さ
せる(ステップS21)。この補正テーブルをグラフ化
した例が図5(B)であって、各単位セル毎に図5
(B)に示すグラフ(補正テーブル)を、補正係数とし
てメモリ2に格納する。
【0039】本実施形態例の単位セルの出力Vout に対
する補正した画像信号Vin’は、次のようにして求めら
れる。
【数2】 Vin’=[(Vout −Vd1)・(VGND2−VGND1)/(Vd2−Vd1)]+ VGND1 …(2) (3)第3実施形態例 更に、例えば図5(C)に示すように、[初期特性は直
線であっても、現在の入出力特性が曲線を示す場合]が
ある。この場合、入出力特性を格納するのに必要な数の
補正テーブルを確保し、複数のポイントP1 ,P2 ,P
3 〜Pn における現在値を求め補正後の入出力曲線を計
算する。
【0040】以上の各実施形態例によれば、しきい値電
圧の時間的変化が大きいTFTを用いても、補正テーブ
ルを修正することにより、より正確な補正画像を得るこ
とが可能になる。よって、ガラス基板やプラスチック基
板上のTFTを用いることにより、1辺が十数〜数十c
mの2次元検出器の実現が可能になり、MOSセンサよ
り大型の受光部を持つ検出器を構成することも十分可能
となる。また、可視光検出器の前面にX線を可視光に変
換する蛍光体を設けたり、X線の直接変換素子を用いて
検出器を構成することにより、X線撮像装置としても利
用できる。この場合は、作業者への余分な被爆を避ける
ことができる。特に、必要に応じて補正テーブルを修正
することにより、より正確な画像信号を検出することが
可能になる。
【0041】なお、前記各実施形態例では、Vd ,Vd
1,Vd2をテーブルに補正係数として記憶する場合を説
明したが、このVd ,Vd1,Vd2から演算により補正係
数を求め、他の係数に置き換えて記憶する構成としても
よい。例えば、前記式(2)において、Vd2の代りにk
=(VGND2−VGND1)/(Vd2−Vd1)]として、該k
をテーブルに記憶させることにより補正時の演算を簡単
にすることができる。この場合は前記(2)は次式のよ
うになる。
【0042】Vin’=[(Vout −Vd1)・k]+V また、撮像装置を医療用X線診断装置に使用する場合に
は、光電変換素子101(図9参照)として、a−Si
(アモルファス・シリコン)を用いたフォトダイオード
やa−Se(アモルファス・セレン)を用いたX線を電
荷に直接変換する素子を用いればよい。
【0043】更に、補正テーブルの修正タイミングとし
ては、次の場合がある。 撮像装置の電源を入れた際に、補正テーブルの修正を
1回行う。 一定時間毎に補正テーブルの修正を行う。但し、撮像
操作を行っている場合には、修正動作は行わない。この
制御を行うために、特別に光を照射する必要がある場合
(X線撮像装置として利用する場合など)には、光(X
線)の発生信号に基づいて補正動作を停止させ、特に光
の照射が行われない場合には撮像開始の信号に基づいて
補正動作を停止する必要がある。
【0044】使用者が、手動で撮像の実行または補正
テーブルの作成を切り替えることができるようにしても
よい。 入出力特性の時間的変化が大きく、補正データを補正
テーブルから連続読み出しを行う場合には、強制的に読
み出し動作の合間に補正データの修正を行う必要があ
る。例えば、交互に撮像と補正の動作を行ったり、読み
出し動作数回につき1回補正データの修正を行う。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、光電変換素子の信号出力端に電圧を印加して
各単位セル毎の補正係数を求め、該補正係数をメモリに
格納するようにしているので、光電変換素子に基準光を
照射しないでも、補正テーブルを作成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例のブロック図である。
【図2】同第1実施形態例における補正テーブル作成の
フローチャートである。
【図3】本発明の各実施形態例における各種タイムチャ
ートであって、(A)は補正モード1、(B)は補正モ
ード2、(C)は撮影モードである。
【図4】同第1実施形態例における単位セルの動作を説
明する図である。
【図5】本発明の各実施形態例におけるリセット電圧線
からの印加電圧に対する補正データ出力の関係を示すグ
ラフであって、(A)は第1実施形態例のグラフが平行
移動する場合、(B)は第2実施形態例のグラフの傾き
が変化する場合、(C)は第3実施形態例のグラフが特
殊な変化をする場合である。
【図6】同第2実施形態例のブロック図である。
【図7】同第2実施形態例のフローチャートである。
【図8】従来の撮像装置のブロック図である。。
【図9】従来の撮像装置における撮像素子の回路図であ
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 補正データ用画像メモリ 3 可変電圧源 4 X線管装置 5 高電圧発生部 6 制御回路 100 撮像素子 101 光電変換素子 102 増幅トランジスタ 103 垂直選択トランジスタ 104 リセットトランジスタ 105 垂直シフトレジスタ 106 垂直選択線 107 リセット線 108 垂直信号線 109 負荷トランジスタ 110 マルチプレクサ 111 負荷トランジスタのゲート線 112 負荷トランジスタのソース線 113 リセット電圧線 114 画像信号出力端子 120 表示及び記録媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を電気信号に変換する光電変換素子
    と、該光電変換素子の出力を増幅する増幅トランジスタ
    と、該増幅トランジスタに接続された垂直選択トランジ
    スタと、前記光電変換素子に電圧を印加することにより
    該光電変換素子に蓄積された信号を除去するリセットト
    ランジスタとを有する単位セルをマトリクス状に配列し
    た信号増幅型撮像装置において、 前記リセットトランジスタから前記光電変換素子に電圧
    を印加した状態の時に前記増幅トランジスタから出力さ
    れる信号を補正データとして取り込む電圧取込手段と、 前記補正データに基づいて、撮影時に前記増幅トランジ
    スタから出力される画像信号の値を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする信号増幅型撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換素子に電圧を印加する手段
    は、印加電圧が可変であることを特徴とする請求項1記
    載の信号増幅型撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段が補正した各単位セル毎の
    補正データを格納する補正データ格納手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の信号増幅型
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 当該信号増幅型撮像装置の動作用電源の
    投入毎に、前記補正データ格納手段に格納された補正デ
    ータを更新するようにしたことを特徴とする請求項3記
    載の信号増幅型撮像装置。
  5. 【請求項5】 所定時間の経過毎に、前記補正データ格
    納手段に格納された補正データを更新するようにしたこ
    とを特徴とする請求項3記載の信号増幅型撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記増幅トランジスタは、薄膜トランジ
    スタであることを特徴とする請求項1記載の信号増幅型
    撮像装置。
JP8256787A 1996-09-27 1996-09-27 信号増幅型撮像装置 Pending JPH10108075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8256787A JPH10108075A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 信号増幅型撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8256787A JPH10108075A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 信号増幅型撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10108075A true JPH10108075A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17297447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8256787A Pending JPH10108075A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 信号増幅型撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10108075A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050982A1 (en) * 2003-11-19 2005-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric converting apparatus
JP2007013331A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Hamamatsu Photonics Kk 固体撮像装置
CN100452842C (zh) * 2003-11-19 2009-01-14 佳能株式会社 光电转换设备
CN101930985A (zh) * 2009-06-26 2010-12-29 索尼公司 光电转换设备及其方法、放射线成像设备及其方法
JP2015046873A (ja) * 2013-08-02 2015-03-12 株式会社半導体エネルギー研究所 撮像装置、およびその動作方法
US9712770B2 (en) 2015-04-24 2017-07-18 Nlt Technologies, Ltd. Image sensor
JP2021136538A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 日本放送協会 撮像装置及び放射線撮像装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050982A1 (en) * 2003-11-19 2005-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric converting apparatus
JP2005175418A (ja) * 2003-11-19 2005-06-30 Canon Inc 光電変換装置
CN100452842C (zh) * 2003-11-19 2009-01-14 佳能株式会社 光电转换设备
US7592599B2 (en) 2003-11-19 2009-09-22 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric converting apparatus
US7923696B2 (en) 2003-11-19 2011-04-12 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric converting apparatus
JP2007013331A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Hamamatsu Photonics Kk 固体撮像装置
CN101930985A (zh) * 2009-06-26 2010-12-29 索尼公司 光电转换设备及其方法、放射线成像设备及其方法
JP2015046873A (ja) * 2013-08-02 2015-03-12 株式会社半導体エネルギー研究所 撮像装置、およびその動作方法
US9712770B2 (en) 2015-04-24 2017-07-18 Nlt Technologies, Ltd. Image sensor
JP2021136538A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 日本放送協会 撮像装置及び放射線撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6801598B2 (en) Radiation sensing apparatus
US6904126B2 (en) Radiological imaging apparatus and method
US20050259170A1 (en) Image sensing apparatus
JP4927669B2 (ja) 固体撮像装置
JP2008017019A (ja) 固体撮像装置
JPWO2008012897A1 (ja) 光または放射線撮像装置
JPWO2003000136A1 (ja) X線画像診断装置及びx線画像データの補正方法
JP6400053B2 (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム、それらの制御方法及びそのプログラム
JP2004297546A (ja) 撮像装置
JP5091695B2 (ja) 固体撮像装置
JP5155759B2 (ja) 固体撮像装置
JP2001189891A (ja) センサのセンサ要素を読み出す方法及びセンサ
WO2018083894A1 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の駆動方法およびプログラム
EP1259067A2 (en) Image pickup device
JPH10108075A (ja) 信号増幅型撮像装置
WO2019049456A1 (ja) 放射線撮像装置、その制御方法、及び、放射線撮像システム
JP2008154957A (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JPH10209868A (ja) A/d変換装置
JPH1065973A (ja) 固体撮像装置
JPH0921879A (ja) 放射線平面検出器及び放射線撮像装置
JP6702058B2 (ja) 撮像装置
JP5120458B2 (ja) 光または放射線撮像装置
JP4972569B2 (ja) 固体撮像装置
JP2004080410A (ja) 平面検出器及び平面検出器を備える放射線診断装置
JP6693355B2 (ja) 信号出力回路、イメージセンサ及び撮像装置