JPH10107848A - デジタル・データ・パケットを処理するシステムの同期化のためのクロック信号発生器 - Google Patents

デジタル・データ・パケットを処理するシステムの同期化のためのクロック信号発生器

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JPH10107848A
JPH10107848A JP23667596A JP23667596A JPH10107848A JP H10107848 A JPH10107848 A JP H10107848A JP 23667596 A JP23667596 A JP 23667596A JP 23667596 A JP23667596 A JP 23667596A JP H10107848 A JPH10107848 A JP H10107848A
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signal
pcr
clock
packet
clock signal
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Shovell Gerard
ショベル ジェラール
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEGデータにも適用し得る簡易な構造
での復号。 【解決手段】 デジタルデータパケット(10)を処理
するシステムの同期化のための本発明のクロック信号発
生器は、クロック基準値(PCR)を蓄積し電圧制御発
振器(78)の制御の下でインクリメントされる演算手
段(68−a,74)、及び演算手段(68−a,7
4)の内容を蓄積する手段(68−b,76)を有し、
ヘッダー信号(12)を復号するハードウェア手段(6
4)を有し、演算手段(68−a,74)の内容を蓄積
手段(68−b,76)及び処理ユニット(66)に転
送して、前記クロック値(PCR)を復号するためパケ
ットのユースフル信号(14)を復号し、前記特性(2
8)の位置と前記基準クロック値(PCR)の位置の間
の発振器の遷移の数の関数として、蓄積手段(68−
b,76)にホールドされた値を修正し、更に前記電圧
を計算し、前記クロック信号を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルデータパケット
を処理するシステムの同期化のためのクロック信号発生
器に関連し、特に転送装置とのデジタルテレビ信号受信
装置の同期化に適している。
【0002】
【従来の技術及びその課題】一般的に、デジタルテレビ
信号は、入力信号から音声データパケット及び映像デー
タパケットを選択し、それぞれ音声ストリーム及び映像
ストリームを形成するようにこれらのパケットを復号す
ることによって、受信装置の復号器で復号される。音声
データストリームは、アナログ音響信号を形成するた
め、音声復号器を用いて復号される。同様に、映像デー
タストリームは、クロミナンス信号及びルミネセンス信
号の画像を形成するために用いられる。デジタルテレビ
信号は、現在は、転送装置の周波数を27MHzに固定
する、MPEGといわれる標準のフォーマットを用いて
転送される。映像と音声の間の正確な同期化を得るた
め、受信装置を転送装置と同期させる必要がある。
【0003】MPEG標準に従い、特にMPEG2フォ
ーマットに基き、テレビ信号のデータパケットは、非常
に精密で非常に信頼性の高いクロック基準値を転送する
ために用いられ、受信装置は音声及び映像信号の同期化
処理のためのクロック信号を発生することが可能であ
る。従来の、プログラム・クロック基準値をデータパケ
ットから抽出でき、この値からこのような同期化クロッ
ク信号を合成することのできる受信装置は、すべてのパ
ケットを復号するため、結果として比較的複雑な復号手
段と高容量蓄積手段とを必要とする。更に、この機能を
満たすクロック信号発生器は、ハードウェアの形で実行
されており、それ故1つのフォーマットに特有であっ
た。
【0004】
【課題を達成するための手段及び作用】本発明の目的は
これらの欠点を克服することである。従って、本発明の
主題は、それぞれユースフル信号及びユースフル信号の
内容に関連する情報を有するヘッダー信号を含むデジタ
ルデータパケットを処理するシステムの、前記パケット
の1つによってそれぞれ転送されるプログラム・クロッ
ク基準値(PCR)に基き、転送装置において、同期化
のためのクロック信号発生器であって、プログラム・ク
ロック基準値(PCR)を蓄積するのに適し電圧制御発
振器の制御の下でインクリメントされる演算手段、及び
演算手段の内容を蓄積する手段とを有するクロック信号
発生器において、各パケットのヘッダー信号を復号する
ハードウェア手段を有し、対応するパケットのユースフ
ル信号内において、プログラム・クロック基準値(PC
R)の符号化のビットを有する適応フィールドのプレゼ
ンスを示す特性をこのヘッダー信号から抽出するのに適
しており、演算手段の内容を蓄積手段及び中央処理ユニ
ットに転送させて、前記プログラム・クロック基準値
(PCR)を復号するために各パケットのユースフル信
号を復号し、適応フィールドのプレゼンスを示す前記特
性の位置とユースフル信号の前記プログラム・クロック
基準値(PCR)の位置の間の電圧制御発振器の遷移の
数の関数として、蓄積手段にホールドされた値を修正
し、更に、前記中央処理ユニットは、前記電圧制御発振
器を駆動する前記制御電圧を計算し、前記同期化クロッ
ク信号を発生させることを特徴とする。
【0005】この発生器は更に、各パケットのユースフ
ル信号を復号するソフトウェア手段を有し、そこからこ
のユースフル信号内のクロック基準値のプレゼンスを示
すフィールド及び初期化制御フィールドを抽出し、前記
中央処理ユニットは、前記フィールドに応答して前記演
算手段のプログラム・クロック基準値の蓄積をさせ、前
記復号ソフトウェア手段は前記中央処理ユニットに含ま
れる。特定の実施例に従い、演算手段は、プログラム・
クロック基準値を符号化するための及び相補容量(comp
lementary capacity)のエクスパンションのためのいく
つかのビットを蓄積するのに適する演算回路を有し、前
記カウンタによって生成される割込み信号に応答して中
央処理ユニットによって作動されるメモリを有する。
【0006】前記クロック基準値は42ビット以上に符
号化され、カウンタは16ビットを有するカウンタであ
り、エクスパンションは相補容量のスタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリであることが好ましい。他の実
施例に従い、演算手段の内容を蓄積する手段は、スタテ
ィック・ランダム・アクセス・メモリの一領域から成
る、メモリ及び相補容量のエクスパンションを有するレ
ジスタを有し、演算手段の内容を蓄積する。前記プログ
ラム・クロック基準値は42ビット以上に符号化され、
ラッチは16ビットの容量を有し、エクスパンションは
32ビットのスタティック・ランダム・アクセス・メモ
リの一領域であることが望ましい。
【0007】このように、これらの後者の実施例に従
い、中央処理ユニットのオペレーションは容易になり簡
略化される。本発明は、例示のため、添付の図面を参照
して示した、以下の記述を参照することによってより明
確に理解できる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は、MPEG2フォーマットのデジタルテレビ
信号の構成を示す。この図は、上から下に拡大されてお
り、データパケットの種々の構成要素を示している。M
PEG2フォーマットに従い、一連のデジタルデータパ
ケットから成る信号、例えば10は、それぞれ188バ
イトを有し、直列で秒速60Mbitに近い速度、並列
で秒速7.5Mbitに近い速度で、転送装置によって
転送される。各パケット10は、4 バイトを有するヘッ
ダー信号12、及び184バイトを有するユースフル・
デジタル信号14を含む。
【0009】図1は、ヘッダー信号12は、対応するパ
ケットを識別し復号する種々のユースフル・フィールド
を有することを更に示す。これらのフィールドは以下の
通りである。8ビット以上に符号化された同期化表示1
6、1ビット以上に符号化されたトランスポート・エラ
ー表示18、1ビット以上に符号化されたユースフル信
号又はプレイロード信号表示のスタート20、1ビット
以上に符号化された転送又はトランスポート優先順位表
示22、13ビット以上に符号化されたパケット識別2
4、2ビット以上に符号化された転送スクランブル制御
表示26、2ビット以上に符号化された適応フィールド
制御表示28、及び4ビット以上に符号化された連続性
(continuity)カウンタ30。
【0010】各ヘッダー信号12は、ユースフル・デジ
タルデータ信号14の内容に関連する情報を提供する。
パケット識別24はそれが属するパケットのアドレスを
識別し、クロック基準値を有するパケットは独自のパケ
ット識別24によって識別される。
【0011】更に、適応フィールド制御表示は、以下の
符号化の機能として、ユースフル信号14の内容を表示
する。値“00”は、対応するパケットが除去されるべ
きであることを示し、値“01”は、ユースフル信号表
示のスタート20が“1”に等しい場合、新しい映像シ
ーケンス又は音声シーケンスが転送されていることを示
すか、あるいはユースフル信号が映像又は音声シーケン
スを有することを示す、データストリームのヘッダー信
号PESでユースフル信号がスタートすることを示し、
値“1X”は、クロック基準値の存在(existence )を
表示せず、ユースフル信号が受信装置に対する適応フィ
ールド32を有することを示す。
【0012】適応フィールド制御表示が“1X”に等し
い場合の構成に従い、受信装置のための適応フィールド
32は、特に、42ビット以上に符号化された同期化ク
ロック基準値36(今後はPCRという)の符号化のた
めのオプショナルフィールド34、1ビット以上に符号
化され、この値のPCR値が発生器を初期化するために
用いられるべきであることを示す非連続性表示38、及
び、1ビット以上に符号化され、PCR値のパケットの
プレゼンスを示し、今後PCRフラッグと呼ぶフラッグ
40を含む。本発明で用いられていないユースフル信号
14の他のビットは、×で表し、今後説明しない。
【0013】図2は、上述の構成のデータパケットから
クロック基準値PCRを抽出でき、この値から転送装置
との受信装置の同期化のためのクロック信号を発生させ
ることができる、一般的なタイプの同期化クロック信号
発生器の構成を示す。クロック信号発生器42は、その
うちの1つのみをこの図に示すデジタルデータパケット
10を入力として受取る。今後、このデータパケット1
0はPCR値36がそこで符号化されている適合フィー
ルド14を有すると仮定する。発生器42は、パケット
復号手段46、42ビットの容量を有する新しいPCR
を蓄積する手段48、42ビットPCRカウンタ50、
42ビットの容量を有するカレント(current )PCR
を蓄積する手段52、中央処理ユニット54、及び電圧
制御発振器56を有する。更に、デジタル・フィルタ5
7、アナログPCR値を有するよう意図されているレジ
スタ58、シグマ- デルタ型のデジタル- アナログ変換
器60、及びローパス・フィルタ62を有する。
【0014】この発生器は、以下のように作動する。復
号器46は、矢印Fで示すようにパケット10を受取
り、ヘッダー信号12及びデータ信号14を復号する。
この復号の間、適合フィールド制御表示28(図1)の
特定の値を決定する。ユースフル信号14が適合フィー
ルド32を有するとき、復号器46は、図示されてはい
ないが非連続性表示38及びPCRフラッグ40の値を
ランダム・アクセス・メモリに蓄積する。その後、中央
処理ユニット54は、これらのフィールドの値をテスト
する。非連続性表示38が“1”に等しい場合、PCR
のこの後の値は発生器を初期化するために用いられるべ
きであることを示し、この後のPCR値36は新しいP
CRを蓄積する手段48からPCRカウンタ50へ転送
される。
【0015】更に、PCRフラッグが“1”に等しく、
パケットが新しいPCRを有することを示す場合、復号
器46は蓄積手段48及び52を意図する制御信号を発
生させ、受信された新しいPCR値36は新しいPCR
を蓄積する手段48に蓄積され得、PCRカウンタ50
の内容はカレントPCRを蓄積する手段52に転送され
る。中央処理ユニット54は、新しいPCRを蓄積する
手段48と、カレントPCRを蓄積する手段52に含ま
れる値を読み、これらの値の平均値(mean value)を計
算する。この平均値はレジスタ58に蓄積され、デジタ
ル値に変換され、フィルタされた後電圧制御発振器56
の入力へ運ばれ、その後、PCRカウンタ50を駆動す
る同期化クロック信号を発生する。
【0016】上述した様に、この種の同期化クロック信
号発生器は、パケットを完全に復号するため、結果とし
て高容量蓄積手段及び複雑な復号手段を必要とする。更
に、ハードウェアの形式で実行される手段でPCRの値
が抽出されるため、この種の発生器は1つの用途のみに
特有であり、そのためMPEGファミリの他のフォーマ
ットのデータパケットのプレゼンスを処理することがで
きない。図3は、これらの欠点を克服することのでき
る、本発明に従う同期化クロック発生器のブロック図を
示す。この同期化クロック信号発生器は、入力パケット
10のヘッダー信号12を復号する回路64を有し、ス
タティック型ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)
68及び読み出し専用メモリ(ROM)70に関連する
中央処理ユニット66、割込み論理回路72、及び、蓄
積回路76と割込み論理回路72と中央処理ユニット6
6に接続される演算回路74に接続される。
【0017】演算回路74は、パケット10によって転
送されるPCR値36を蓄積するのに適している。これ
は16ビットの容量を有し、SRAMメモリ68に配置
される32ビットのエクスパンション68−aを含む。
更に、それが接続される電圧制御発振器78の各遷移パ
ルスでインクリメントされる。蓄積回路76は、以下に
説明するように、演算回路74の内容を蓄積するのに適
している。16ビットの容量を有するメモリを有するレ
ジスタから成り、SRAMメモリ68のエクスパンショ
ン68−bを同様に含む。クロック信号発生器は、中央
処理ユニット66に組込まれ、シグマ- デルタ型のレジ
スタ80及びシグマ- デルタ型のデジタル- アナログ変
換器82に接続されるデジタルフィルタ79を更に有す
る。この変換器82は、ローパスフィルタ84を介して
制御電圧を電圧制御発振器78へ送る。
【0018】本発明に従った同期化クロック信号発生器
のオペレーションを、図4及び図5と共にこの図3を参
照して説明する。図4は、図5に示すPCR値を取得し
処理するサイクルとは独立して行われる、演算回路74
のインクリメント・サイクルを示す。インクリメント・
サイクルは、演算回路74が電圧制御発振器からのクロ
ックパルスを待つ期間のステップ86でスタートする。
このパルスがこのカウンタ74の入力に現れるとすぐ、
カウンタ74はステップ88の間、“1”でインクリメ
ントされる。この16ビット演算回路74が最大容量に
達すると、制御信号を割込み論理回路72へ送る(ステ
ップ88)。ステップ90の間、この割込み論理回路7
2がこの制御信号のプレゼンスを決定していたとき、中
央処理ユニット66に向けられる割込み信号ITを送る
(ステップ92)。
【0019】前述のステップ86からステップ92は、
演算回路74及び割込み論理回路72を有するハードウ
ェア手段によって行われ、この後のステップは中央処理
ユニットによって行われることに注意されたい。中央処
理ユニット66が割込み回路72から割込み信号ITを
受けとると、ステップ96で、SRAM68に配置され
る演算回路74のエクスパンション68−aをインクリ
メントすることを意図した所定のインクリメント・サブ
ルーティンを、ステップ94の間実行する。更に、クロ
ック信号発生器は、図5に参照のため記述するPCR値
取得サイクルを独立して実行する。
【0020】まず最初に、第1ステップ98の間、矢印
Fで示すように、復号回路64は各パケット10を入力
として受取り、各入力パケット10のヘッダー信号12
を復号する。今後の記述において、1つのパケット10
がクロック信号発生器によって受け取られると仮定する
が、実際は入力信号は、直列で秒速60Mbitの速度
又は並列で秒速7.5Mbitの速度で転送される一連
のパケットから成る。復号の間、回路64は適応フィー
ルド制御表示28の2ビットの値を特にテストして、ス
テップ100の間、ユースフル信号14が適応フィール
ド32を有するかどうかを決定する(図1)。適合フィ
ールドを有する場合、復号回路64は蓄積回路76用に
意図された制御信号“TP AF”を1に設定し(ステ
ップ102)、演算回路74の内容をこの蓄積回路76
に転送し、その後この制御信号“TP AF”をゼロに
設定する(ステップ104)。
【0021】この後の2ステップ106及び108の
間、パケット10の全てのデータはSRAMメモリ68
に蓄積され、この復号回路64はその後、パケット信号
の終了EOPを割込み論理回路72に送り、その後、別
の割込み論理信号ITを中央処理ユニット66へ送る
(ステップ110)。ここまでのステップ98から11
0は全て、復号回路64、演算回路74、蓄積回路7
6、及び割込み論理回路72を有するハードウェア手段
によって行われ、以下のステップは中央処理ユニット6
6のソフトウェアによって行われることに注意された
い。割込み信号ITに応答して、中央処理ユニット66
は適応フィールド32を復号する所定のサブルーティン
を実行する( ステップ112) 。
【0022】この後のステップ114の間、非連続性表
示38の値をテストし、上述のようにそれが1に等しい
場合は、この後のPCR値は発生器を初期化するために
用いられるべきであることを示す。非連続性表示38の
値が“1”に等しい場合、中央処理ユニット66は、こ
の後のPCR値36はそこに直接蓄積される必要がある
ことを示すため、演算回路74のために及びSRAM6
8のエクスパンションのために意図された初期化フラグ
を設定する。このように、受信装置はPCR値に対応す
るクロック周波数で同期化される。この後のステップ1
18において、中央処理ユニット66は、PCRフラグ
の値が“1”に等しいかどうか、上述のように、ユース
フル信号14のPCR36のプレゼンスが示されている
かどうかテストする。
【0023】このフラグが1である場合、ステップ12
0の間、中央処理ユニット66はPCR36を復号し、
次のステップ122の間、受信装置を転送装置と同期化
させるために用いられるカレントPCR値を計算する。
この計算を実行するため、中央処理ユニット66は、ヘ
ッダー信号12の復号の間転送されたPCR演算回路7
4の値が蓄積されている蓄積回路76の内容を回復し、
その後、適応フィールド制御ビット28の位置と新しい
PCR値の最後のバイトの位置の間の電圧制御発振器7
8の遷移の数に対応する修正を計算する。この修正は演
算回路74の内容とSRAMメモリ68のエクスパンシ
ョンに加えられる。この計算ステップ122の間、PC
R演算回路74がPCR値インクリメント・サイクルに
よってインクリメントされている場合、別の修正がなさ
れる。この修正は、演算回路74の内容を蓄積回路76
の内容と比較することによって成される。
【0024】次のステップ126の間、計算されたカレ
ントPCR値は、デジタルフィルタへの入力として表さ
れ、MPEG標準に従ってPCR値変動を容易にし又は
減少させ、秒速75KHzに等しい基準クロックに対し
最大変動レートを設定する。フィルタされた値はその
後、レジスタ80に蓄積され、デジタル/アナログ変換
器82の入力として表され、電圧制御発振器78を駆動
するため、ローパス・フィルタ84によってフィルタさ
れる(ステップ128)。このカレントPCR値に応じ
て、電圧制御発振器78は受信装置のための同期化クロ
ック信号を発生させ、その周波数は26 999 46
0Hzと27 000 540Hzの間である。
【0025】ここに記述した同期化クロック発生器によ
り、以下の2つのモードに従って受信装置を転送装置と
同期化させることができることが分かるであろう。第1
のモードは、その周波数が、受信装置の制御クロックの
比較的早い変動に対応するPCR値に対応する基準クロ
ックで実質的に周期的に同期化することによって、発生
器を初期化することから構成される。第2のモードは、
入力信号によって転送されるPCRの値を収束させるよ
う、受信装置によって用いられるカレントPCR値を計
算することから構成される。この第2のモードに従い、
同期化クロック信号の変動は、比較的ゆっくり起こり、
そのためデータ損失を起すリスクがない。更に、この発
生器は部分的にソフトウェア手段の形式で実行されるた
め、MPEG標準の他のフォーマットに従って用いるこ
とも可能であることも明白であろう。
【0026】以上の説明に関して更に次の項を開示す
る。 (1) それぞれユースフル信号14及びユースフル信
号14の内容に関連する情報を有するヘッダー信号12
を含むデジタルデータパケット10を処理するシステム
の、前記パケットの1つによってそれぞれ転送されるプ
ログラム・クロック基準値(PCR)に基き、転送装置
において、同期化のためのクロック信号発生器であっ
て、プログラム・クロック基準値(PCR)を蓄積する
のに適し電圧制御発振器78の制御の下でインクリメン
トされる演算手段68−a,74、及び演算手段68−
a,74の内容を蓄積する手段68−b,76とを有す
るクロック信号発生器において、各パケット10のヘッ
ダー信号12を復号するハードウェア手段64を有し、
対応するパケット10のユースフル信号14内におい
て、プログラム・クロック基準値(PCR)の符号化の
ビットを有する適応フィールド32のプレゼンスを示す
特性28をこのヘッダー信号12から抽出するのに適し
ており、演算手段68−a,74の内容を蓄積手段68
−b,76及び中央処理ユニット66に転送させて、前
記プログラム・クロック基準値(PCR)を復号するた
めに各パケット10のユースフル信号14を復号し、適
応フィールド32のプレゼンスを示す前記特性28の位
置とユースフル信号14の前記プログラム・クロック基
準値(PCR)の位置の間の電圧制御発振器78の遷移
の数の関数として、蓄積手段68−b,76にホールド
された値を修正し、更に、前記中央処理ユニット66
は、前記電圧制御発振器78を駆動する前記制御電圧を
計算し、前記同期化クロック信号を発生させることを特
徴とするクロック信号発生器。
【0027】(2) 第1項に従ったクロック信号発生
器であって、更に、各パケット10のユースフル信号1
4を復号するソフトウェア手段を有し、そこからこのユ
ースフル信号のプログラム・クロック基準値(PCR)
のプレゼンスを示すフィールド40及び初期化制御フィ
ールド38を抽出し、前記中央処理ユニット66は前記
フィールド38,40に応答して前記演算手段68−
a,74にプログラム・クロック基準値(PCR)を蓄
積させ、前記復号ソフトウェア手段は前記中央処理ユニ
ット66に含まれることを特徴とするクロック信号発生
器。 (3) 第1項又は第2項に従ったクロック信号発生器
であって、演算手段74はプログラム・クロック基準値
(PCR)を符号化するための、及び、前記カウンタ7
4によって生成される割込み信号(IT)に応じて中央
処理ユニット66によって作動されるメモリ68から成
る相補容量のエクスパンションのためのいくつかのビッ
トを蓄積するのに適する演算回路74を有することを特
徴とするクロック信号発生器。
【0028】(4) 第3項に従ったクロック信号発生
器であって、前記プログラム・クロック基準値(PC
R)は42ビット以上に符号化され、カウンタ74は1
6ビットを有するカウンタであり、エクスパンションは
相補容量のスタティック・ランダム・アクセス・メモリ
68の一領域であることを特徴とするクロック信号発生
器。 (5) 第1項から第4項のいずれか1つに従ったクロ
ック信号発生器であり、演算手段の内容を蓄積する手段
は、メモリ76を有するレジスタと、スタティック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ68の一領域から成る相補容
量のエクスパンションを有し、演算手段68−a,74
の内容を蓄積することを特徴とするクロック信号発生
器。
【0029】(6) 第5項に従ったクロック信号発生
器であって、前記プログラム・クロック基準値(PC
R)は42ビット以上に符号化され、ラッチ76は16
ビットの容量を有し、エクスパンションは32ビットの
相補容量のスタティック・ランダム・アクセス・メモリ
68の一領域であることを特徴とするクロック信号発生
器。 (7) 第1項から第6項のいずれか1つに従ったクロ
ック信号発生器であり、中央処理ユニット66に組込ま
れた、同期化クロック信号の変動を容易にするデジタル
・フィルタ79を更に有することを特徴とするクロック
信号発生器。 (8) 第1項から第7項のいずれか1つに従ったクロ
ック信号発生器であり、デジタルデータパケットは、実
質的に秒速60Mbitに等しい速度で直列に転送され
るテレビ信号のデジタルデータパケットであり、前記同
期化クロック信号は、実質的に27MHzに等しい名目
(nominal )周波数を有することを特徴とするクロック
信号発生器。
【0030】(9) 第1項から第7項のいずれか1つ
に従ったクロック信号発生器であり、デジタルデータパ
ケットは、実質的に秒速7.5Mbitに等しい速度で
並列に転送されるテレビ信号のデジタルデータパケット
であり、前記同期化クロック信号は、実質的に27MH
zに等しい名目周波数を有することを特徴とするクロッ
ク信号発生器。 (10) デジタルデータパケット10を処理するシス
テムの同期化のための本発明のクロック信号発生器は、
パケットによって転送されるプログラム・クロック基準
値(PCR)に基き、クロック基準値(PCR)を蓄積
し電圧制御発振器78の制御の下でインクリメントされ
る演算手段68−a,74、及び演算手段68−a,7
4の内容を蓄積する手段68−b,76を有し、ヘッダ
ー信号12を復号するハードウェア手段64を有し、演
算手段68−a,74の内容を蓄積手段68−b,76
及び処理ユニット66に転送して、前記クロック値(P
CR)を復号するためパケットのユースフル信号14を
復号し、前記特性28の位置と前記基準クロック値(P
CR)の位置の間の発振器の遷移の数の関数として、蓄
積手段68−b,76にホールドされた値を修正し、更
に前記電圧を計算し、前記クロック信号を発生させるク
ロック信号発生器。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタルテレビ信号の構成を示す図。
【図2】図1の信号によって転送されるクロック基準値
のクロックに基いて同期化する受信装置のための、従来
のクロック信号発生器のブロック図。
【図3】本発明に従う同期化クロック信号発生器の構成
を示すブロック図。
【図4】図3の発生器の同期化クロック基準カウンタの
インクリメンテーション・サイクルを示す図。
【図5】基準クロック基準値の取得及び処理のサイクル
を示すブロック図。
【符号の説明】
10 デジタルデータパケット 12 ヘッダー信号 14 ユースフル信号 28 特性 78 電圧制御発振器 64 ハードウェア手段 66 中央処理ユニット 68−a,74 演算手段 68−b,76 蓄積手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれユースフル信号及びユースフル
    信号の内容に関連する情報を有するヘッダー信号を含む
    デジタルデータパケットを処理するシステムの、前記パ
    ケットの1つによってそれぞれ転送されるプログラム・
    クロック基準値(PCR)に基き、転送装置において、
    同期化のためのクロック信号発生器であって、プログラ
    ム・クロック基準値(PCR)を蓄積するのに適し電圧
    制御発振器の制御の下でインクリメントされる演算手
    段、及び演算手段の内容を蓄積する手段とを有するクロ
    ック信号発生器において、各パケットのヘッダー信号を
    復号するハードウェア手段を有し、対応するパケットの
    ユースフル信号内において、プログラム・クロック基準
    値(PCR)の符号化のビットを有する適応フィールド
    のプレゼンスを示す特性をこのヘッダー信号から抽出す
    るのに適しており、演算手段の内容を蓄積手段及び中央
    処理ユニットに転送させて、前記プログラム・クロック
    基準値(PCR)を復号するために各パケットのユース
    フル信号を復号し、適応フィールドのプレゼンスを示す
    前記特性の位置とユースフル信号の前記プログラム・ク
    ロック基準値(PCR)の位置の間の電圧制御発振器の
    遷移の数の関数として、蓄積手段にホールドされた値を
    修正し、更に、前記中央処理ユニットは、前記電圧制御
    発振器を駆動する前記制御電圧を計算し、前記同期化ク
    ロック信号を発生させることを特徴とするクロック信号
    発生器。
JP23667596A 1996-09-06 1996-09-06 デジタル・データ・パケットを処理するシステムの同期化のためのクロック信号発生器 Pending JPH10107848A (ja)

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