JPH10107378A - マルチビーム出射装置およびその組立方法 - Google Patents

マルチビーム出射装置およびその組立方法

Info

Publication number
JPH10107378A
JPH10107378A JP25722296A JP25722296A JPH10107378A JP H10107378 A JPH10107378 A JP H10107378A JP 25722296 A JP25722296 A JP 25722296A JP 25722296 A JP25722296 A JP 25722296A JP H10107378 A JPH10107378 A JP H10107378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
driving substrate
laser
joining
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25722296A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Mama
孝 真間
Yasuhiro Otori
康宏 鳳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP25722296A priority Critical patent/JPH10107378A/ja
Publication of JPH10107378A publication Critical patent/JPH10107378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、マルチビーム出射装置およびその
組立方法に関し、駆動用基板の取付面に半導体レーザの
接合ピンの端部が順次、近接するように構成することに
より、接合ピンを半導体レーザ毎に順次、駆動用基板の
接合穴に差し込むことができるようにして、組立作業の
作業性を向上させることを目的とする。 【解決手段】 半導体レーザ21、22と、半導体レーザ2
1、22の接合ピン21c、22cを接合穴23bに差し込まれ
接合される駆動用基板23と、半導体レーザ21、22を圧入
した取付具33、34をねじ止めされ位置決め保持するとと
もに駆動用基板23を固定するホルダ31とを備え、ホルダ
31の取付具33、34を取り付ける面に段差を形成して本体
底面21b、22bと駆動用基板23の取付面23aとの間隔を
半導体レーザ22よりも半導体レーザ21の方が距離Yだけ
離隔するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
レーザプリンタ等の光書込系の光源装置に適用されるマ
ルチビーム出射装置およびその組立方法に関し、詳しく
は、複数の半導体レーザの接合ピンを同一の駆動用基板
に容易に差し込み取り付けできるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の光書込系の光源装置には、デジタ
ル複写機やレーザプリンタ等の高速化に伴って記録速度
を向上させることが要求されている。この記録速度を高
速化する手段としては、半導体レーザなどから出射され
たレーザ光(光ビーム)を偏向し感光体上に走査する回
転多面鏡(ポリゴンミラー)の回転速度を上げることが
挙げられるが、回転多面鏡を回転させる駆動モータの性
能や画データに応じてレーザ光を制御する半導体レーザ
の変調スピード等に限界がある。このため、複数のレー
ザ光を同時に感光体上に走査して記録速度を上げるよう
にしたマルチビーム出射装置を光源装置として用いるこ
とが検討されている。
【0003】この種のマルチビーム出射装置としては、
例えば、図9に示すようなものがある。このマルチビー
ム出射装置は、2つの半導体レーザ1、2をレーザ光L
1、L2が略平行になるようにホルダ3に位置決め保持
させた状態で、1つの駆動用基板4の接合穴4aに半導
体レーザ1、2の接合ピン1a、2aを差し込み半田付
けなどして接合した後に、駆動用基板4をホルダ3にね
じ止めして組み立てている。なお、図9中、5、6はレ
ーザ光L1、L2を略平行光束にするコリメートレン
ズ、7はレンズ5、6を透過してきたレーザ光L1を偏
向させることによりレーザ光L1、L2を近接させるビ
ーム合成プリズム、8は半導体レーザ1、2を保持して
ホルダ3に位置決めし取り付ける取付具、9はビーム合
成プリズム7を保持してホルダ3にねじ止めし取り付け
るハウジングである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマルチビーム出射装置にあっては、別体の半
導体レーザ1、2の接合ピン1a、2aの端部が同一面
内に位置するため、駆動用基板4の接合穴4aには同時
に差し込まなければならず、半導体レーザの接合ピン1
a、2aを高精度に駆動用基板4の接合穴4aに対応す
るように位置させることは難しく、スムーズに組み立て
作業を行なうことが困難であるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、駆動用基板の取付面に
半導体レーザの接合ピンの端部が順次、近接するように
構成することにより、接合ピンを半導体レーザ毎に順
次、駆動用基板の接合穴に差し込むことができるように
して、組立作業の作業性を向上させることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、レーザ光を出射する少なくとも
2つ以上の半導体レーザと、半導体レーザの少なくとも
2つ以上を取り付けられ該半導体レーザを駆動させる駆
動用基板と、レーザ光を略平行に出射するように半導体
レーザを位置決め保持するとともに該半導体レーザを取
り付ける駆動用基板を固定するホルダ部材とを備え、半
導体レーザが駆動用基板の取付面に対向する対向面に該
駆動用基板の取付面に開口する接合穴に差し込み接合す
る接合ピンを有し、半導体レーザの対向面と駆動用基板
の取付面との間隔が該半導体レーザ毎に異なる距離とな
るように該半導体レーザを位置決め保持するようにホル
ダ部材が構成されていることを特徴とするものである。
【0007】この請求項1に記載の発明では、半導体レ
ーザの対向面と駆動用基板の取付面との間隔が半導体レ
ーザ毎に異なる距離となるように、すなわち半導体レー
ザ自体が接合ピンの差し込み方向の異なる位置にホルダ
部材により位置決め保持され、その接合ピンの端部の位
置が差し込み方向に異なる状態で組立作業が行なわれ
る。したがって、組立時に半導体レーザと駆動用基板と
を近接させたときには、半導体レーザ毎に接合ピンの端
部が順次、駆動用基板の取付面に近接され接合穴に差し
込まれる。
【0008】請求項2に記載の発明は、レーザ光を出射
する少なくとも2つ以上の半導体レーザと、半導体レー
ザの少なくとも2つ以上を取り付けられ該半導体レーザ
を駆動させる駆動用基板と、レーザ光を略平行に出射す
るように半導体レーザを位置決めし保持するとともに該
半導体レーザを取り付ける駆動用基板を固定するホルダ
部材とを備え、半導体レーザが駆動用基板の取付面に対
向する対向面に該駆動用基板の取付面に開口する接合穴
に差し込み接合する接合ピンを有し、接合ピンの端部の
対向面からの距離が半導体レーザ毎に異なるように該接
合ピンを形成したことを特徴とするものである。
【0009】この請求項2に記載の発明では、半導体レ
ーザの接合ピンの端部の対向面からの距離が半導体レー
ザ毎に異なるように、すなわち半導体レーザ毎に接合ピ
ンの端部の位置が差し込み方向に異なる状態で組立作業
が行なわれる。したがって、組立時に半導体レーザと駆
動用基板とを近接させたときには、半導体レーザ毎に接
合ピンの端部が順次、駆動用基板の取付面に近接され接
合穴に差し込まれる。
【0010】請求項3に記載の発明は、レーザ光を出射
する少なくとも2つ以上の半導体レーザを該レーザ光が
略平行になるようにホルダ部材に位置決めし保持させた
後に、駆動用基板の取付面に対向する半導体レーザの対
向面から突出する接合ピンを該駆動用基板の取付面に開
口する接合穴に差し込み接合するマルチビーム出射装置
の組立方法であって、接合ピンの端部の対向面からの距
離が半導体レーザ毎に異なるように形成された半導体レ
ーザを準備してホルダ部材に位置決めし保持させた後
に、駆動用基板の取付面に端部が近接する接合ピンから
順次、接合穴に差し込み接合することを特徴としてい
る。
【0011】この請求項3に記載の発明では、接合ピン
の端部の対向面からの距離が半導体レーザ毎に異なるよ
うに形成された半導体レーザを準備して、その半導体レ
ーザがホルダ部材に位置決めし保持させた後に、すなわ
ち半導体レーザ毎に接合ピンの端部の位置が差し込み方
向に異なる状態とされた後に、半導体レーザと駆動用基
板とを近接させ接合ピンを接合穴に差し込む。したがっ
て、このときには、半導体レーザ毎に接合ピンの端部が
順次、駆動用基板の取付面に近接され接合穴に差し込ま
れる。なお、この後に、駆動用基板の裏面側から突出す
る半導体レーザの接合ピンを切断してもよい。
【0012】ここで、前記接合ピンを、対向面から端部
までの距離が半導体レーザ毎に異なるようにするには、
例えば、接合ピンの対向面側と端部側との間で屈曲させ
たり、先端を切断するのが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図3は本発明に係るマルチビーム出射装
置の第1実施形態を搭載した光書込み装置の一例を示す
図である。なお、本実施形態は、請求項1に記載の発明
に対応する。
【0014】まず、構成を説明する。図1〜図3におい
て、10はレーザプリンタなどに搭載される光書込み装置
であり、光書込み装置10は、マルチビーム出射装置20か
ら出射された2本のレーザ光L1、L2を、シリンドリ
カルレンズ11を介して高速回転するポリゴンミラー(回
転多面鏡)12に入射し偏向させることによって主走査方
向に繰返し走査させるようになっており、このポリゴン
ミラー12で反射(偏向)されたレーザ光L1、L2は更
にfθレンズ13を介して折返しミラー14により反射させ
ることによって感光体ドラム15上を走査させる。このと
き、レーザ光L1、L2は、マルチビーム出射装置20か
ら画データに応じて変調されて出射され、感光体ドラム
15の回転方向(副走査方向)に予め設定されている間隔
Xを隔てた感光体ドラム15の記録面上に同時に照射され
て静電潜像を形成するようになっており、このように画
データを2ラインづつ記録することによって記録速度を
高速にすることが実現されている。
【0015】マルチビーム出射装置20は、レーザ光L
1、L2を略平行に出射するように2つの半導体レーザ
21、22を位置決め保持された状態で駆動用基板23に接合
され、その駆動用基板23が画データに応じて半導体レー
ザ21、22の各々を変調制御してレーザ光L1、L2を出
射させるようになっており、そのレーザ光L1、L2は
各々光軸が一致するように保持されたコリメートレンズ
25、26により略平行光束とされた後に、ビーム合成プリ
ズム27がレーザ光L1を反射面27aおよびスプリッタ面
27b(図2に示している)で反射すると共に、レーザ光
L2はスプリッタ面27bを透過させることによりレーザ
光L1、L2を近接させて合成しシリンドリカルレンズ
11に入射するようになっている。
【0016】半導体レーザ21、22は、コリメートレンズ
25、26を保持するホルダ31にねじ止めされ位置決めされ
る取付具33、34に本体部21a、22aを圧入され保持され
る一方、図3に示すように、本体底面(対向面)21b、
22bから突出する3本の接合ピン21c、22cを1枚の駆
動用基板23の取付面23aに開口する接合穴23bに差し込
まれて半田付けされ接合されている。すなわち、ホルダ
31および取付具33、34が、ホルダ部材を構成している。
また、コリメートレンズ25、26は、ホルダ31の取付穴31
a内に挿入され位置決めされた後に接着剤35により接着
され保持されている。ビーム合成プリズム27は、コリメ
ートレンズ25、26を介して入射され反射面27aで反射す
るレーザ光L1およびスプリッタ面27bで透過させるレ
ーザ光L2の光路を形成されホルダ31にねじ止めされる
ハウジング36内に位置決め保持されている。
【0017】ホルダ31は、取付具33、34を取り付ける面
に段差が形成され、取付具33の取付面が取付具34の取付
面よりも図2中左側に位置するようになっており、ホル
ダ31および取付具33、34に位置決め保持された本体底面
21b、22bと駆動用基板23の取付面23aとの間隔が半導
体レーザ22よりも半導体レーザ21の方が距離Yだけ離隔
するようになっている。
【0018】次に、マルチビーム出射装置20の組立方法
を簡単に作用とともに説明する。まず、各部品21〜37を
準備して、半導体レーザ21、22を取付具33、34に圧入
し、コリメートレンズ25、26をホルダ31の取付穴31a内
に挿入して接着し、ビーム合成プリズム27をハウジング
36内にセットした後に、取付具33、34およびハウジング
36をホルダ31に取付ねじにより取り付ける。このとき、
半導体レーザ21、22、コリメートレンズ25、26およびビ
ーム合成プリズム27は、光軸を合わせるように位置調整
して位置決め保持するが、コリメートレンズ25、26は半
導体レーザ21、22の位置が距離Yだけレーザ光L1、L
2の出射方向にずれるので、ホルダ31の取付穴31a内へ
の挿入量を距離Yだけ調整する。なお、ここで行なう半
導体レーザ21、22およびビーム合成プリズム27の組立順
序は制限がなく、コリメートレンズ25、26を取付穴31a
内に挿入し位置決めした後に行なえばよい。
【0019】次いで、本体底面21b、22bに取付面23a
を対向させて接合穴23bを接合ピン21c、22cに略対応
させつつ、駆動用基板23を半導体レーザ21、22に近接さ
せる。このとき、半導体レーザ21は、接合ピン21cの端
部が半導体レーザ22の接合ピン22cの端部よりも駆動用
基板23の取付面23aから距離Yだけ離隔して差し込み方
向に異なる位置に位置決めされているので、半導体レー
ザ22の接合ピン22cから駆動用基板23の接合穴23bに差
し込まれ、この後に半導体レーザ21の接合ピン21cが駆
動用基板23の接合穴23bに差し込まれる。したがって、
接合ピン21c、22cは半導体レーザ21、22毎に別個に駆
動用基板23の接合穴23bに差し込むことができ、容易に
組立作業を行なうことができる。
【0020】次いで、半導体レーザ21、22の接合ピン21
c、22cを駆動用基板23に半田付けして接合する。この
半導体レーザ21、22の接合ピン21c、22cは、駆動用基
板23の裏面側からホルダ31の段差による距離Yだけ異な
る突出量A、Bで各々露出するが、半田付け前後で必要
に応じその露出する部分を切断してもよい。このように
本実施形態においては、ホルダ31に段差を形成して取付
具33を取付具34よりも図2中左側に取り付けることによ
り、位置決め保持された半導体レーザ21、22の本体底面
21b、22bと駆動用基板23の取付面23aとの間隔を半導
体レーザ21と半導体レーザ22とで距離Yだけ異なるよう
にしているので、組立時に駆動用基板23を近接させたと
きには、半導体レーザ22の接合ピン22cを接合穴23bに
差し込んだ後に半導体レーザ21の接合ピン21cを接合穴
23bに差し込むことができる。したがって、別体の半導
体レーザ21、22の接合ピン21c、22cを駆動用基板23の
接合穴23bに同時に差し込む必要がなく、容易に組立作
業を行なうことができる。
【0021】本実施形態の他の態様としては、図4に示
すように、半導体レーザ21を圧入する取付具41が接合ピ
ン21cの差し込み方向の高さCに形成されているのに対
して半導体レーザ22を圧入する取付具42を高さD(C<
D、例えばD−C=Y)に形成し、これら取付具41、42
を取り付けるホルダ31の取付面を平坦に形成してもよ
い。このように構成することによっても、取付具41、42
に位置決め保持された半導体レーザ21、22毎に本体底面
21b、22bと駆動用基板23の取付面23aとの間隔を異な
らせ、接合ピン21cの端部を接合ピン22cの端部よりも
駆動用基板23の取付面23aから差し込み方向に離隔させ
た位置に位置決めすることができ、上述実施形態と同様
の作用効果を得ることができる。
【0022】次に、図5および図6は本発明に係るマル
チビーム出射装置の第2実施形態を示す図であり、本発
明に係るマルチビーム出射装置の組立方法の第1実施形
態により組立られ、上述実施形態と同様に光書込み装置
に搭載される。なお、本実施形態は、上述実施形態と略
同様に構成され組み立てられるので、同様な構成には同
一の符号を付して特徴部分のみ説明する。本実施形態
は、請求項2、3に記載の発明に対応する。
【0023】まず、構成を説明する。図5および図6に
おいて、51はレーザ光L1を出射する半導体レーザであ
り、半導体レーザ51は、ホルダ31の平坦に形成された取
付面に取付具34と共に取り付けられる取付具33に本体部
51aを圧入され保持されており、駆動用基板23に接合さ
れる3本の接合ピン51cは、端部と本体底面51bとの間
を円弧状に屈曲させた円弧部51dが形成されて、端部と
本体底面51bとの間の距離が半導体レーザ22の接合ピン
22cよりも短くなっている。なお、接合ピン51cは、端
部が本体底面51b側と一致して駆動用基板23の接合穴23
bに対応するように円弧部51dを形成されている。
【0024】次に、マルチビーム出射装置20の組立方法
を簡単に作用とともに説明する。まず、上述実施形態で
用いた半導体レーザ21に代えて接合ピン51に円弧部51d
を形成された半導体レーザ51を準備して、以降上述実施
形態と同様に、半導体レーザ51、22、コリメートレンズ
25、26、およびビーム合成プリズム27を、取付具33、3
4、接着剤35、ハウジング36によりホルダ31に取り付け
て位置決め保持させる。
【0025】次いで、本体底面51b、22bに取付面23a
を対向させて接合穴23bを接合ピン51c、22cの端部に
略対応させつつ、駆動用基板23を半導体レーザ51、22に
近接させる。このとき、半導体レーザ51は、接合ピン51
cの端部が円弧部51dを形成されていることにより、上
述実施形態と同様に、半導体レーザ22の接合ピン22cの
端部よりも駆動用基板23の取付面23aから離隔して差し
込み方向に異なる位置に位置決めされているので、半導
体レーザ22の接合ピン22cから駆動用基板23の接合穴23
bに差し込まれ、この後に半導体レーザ51の接合ピン51
cが駆動用基板23の接合穴23bに差し込まれる。したが
って、接合ピン51c、22cは半導体レーザ51、22毎に別
個に駆動用基板23の接合穴23bに差し込むことができ、
容易に組立作業を行なうことができる。
【0026】この後には、上述実施形態と同様に、半導
体レーザ51、22の接合ピン51c、22cを駆動用基板23に
半田付けして接合し、駆動用基板23の裏面側から露出す
る半導体レーザ51、22の接合ピン51c、22cは必要に応
じて切断する。このように本実施形態においては、半導
体レーザ51の接合ピン51cに円弧部51dを形成してその
端部と本体底面51bとの間の距離を半導体レーザ22の接
合ピン22cよりも短くすることにより、接合ピン51cの
端部を接合ピン22cの端部よりも駆動用基板23の取付面
23aから差し込み方向に離隔させた位置に位置決めする
ので、組立時に駆動用基板23に近接させたときには、半
導体レーザ22の接合ピン22cを接合穴23bに差し込んだ
後に半導体レーザ51の接合ピン51cを接合穴23bに差し
込むことができ、上述実施形態と同様の作用効果を得る
ことができる。また、本実施形態は、半導体レーザ51の
接合ピン51cに円弧部51dを形成するだけでよいので、
上述実施形態のようにホルダ31に段差を形成する必要が
なく、容易に実施することができる。
【0027】本実施形態の第1の他の態様としては、図
6および図7に示すように、半導体レーザ51に代えて、
端部と本体底面61bとの間を鍵の手状に屈曲された接合
ピン61cを有する半導体レーザ61を用いるとともに、駆
動用基板23にはその接合ピン61cの端部に対応するよう
に接合穴63bを形成して、同様な組立作業を行なっても
よい。このように構成することによっても、半導体レー
ザ61の接合ピン61c端部と本体底面61bとの間の距離を
半導体レーザ22の接合ピン22cよりも短くして、接合ピ
ン61cの端部を接合ピン22cの端部よりも駆動用基板23
の取付面23aから差し込み方向に離隔させた位置に位置
決めすることができ、上述実施形態と同様の作用効果を
得ることができる。
【0028】本実施形態の第2の他の態様としては、図
示は省略するが、半導体レーザ21の接合ピン21cの先端
を予め切断して用いるようにしてもよい。このように構
成することによっても、半導体レーザ21の接合ピン21c
端部と本体底面21bとの間の距離を半導体レーザ22の接
合ピン22cよりも短くして、接合ピン21cの端部を接合
ピン22cの端部よりも駆動用基板23の取付面23aから差
し込み方向に離隔させた位置に位置決めすることがで
き、上述実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。また、この他の態様は、半導体レーザ21の接合ピン
21cの先端を切断するだけなので、上述実施形態のよう
にホルダ31に段差を形成したり、接合ピンを変形させる
必要もなく、より容易に実施することができる。なお、
半導体レーザ22の接合ピン22cを駆動用基板23に差し込
み接合した後に、その駆動用基板23の裏面から露出する
部分を切断すれば、見た目にも半導体レーザ21、22の差
をなくすことができる。
【0029】なお、上述実施形態(第1、2実施形態お
よび各々の他の態様)において、ホルダ31の駆動用基板
23をねじ止めする部位の長さE(図7に示している)
を、半導体レーザ21、51、61の接合ピン21c、51c、61
cの端部の位置に応じて調整してもよいことはいうまで
もない。また、上述実施形態では、3本の接合ピンを備
える部品の同一の基板への差し込み接合を説明している
が、3本未満、例えば1本の接合ピンを同一の基板への
差し込み接合する場合であっても、また4本以上の接合
ピンを同一の基板への差し込み接合する場合であっても
同様な作用効果を得ることができることはいうまでもな
い。
【0030】
【発明の効果】請求項1、2に記載の発明によれば、半
導体レーザの対向面と駆動用基板の取付面との間隔が半
導体レーザ毎に異なる距離となるように半導体レーザを
ホルダ部材に位置決め保持させることにより(請求項
1)、または、半導体レーザの接合ピンの端部の対向面
からの距離を半導体レーザ毎に異なるようにしてその半
導体レーザをホルダ部材に位置決め保持させることによ
り(請求項2)、接合ピンの端部を半導体レーザ毎にそ
の差し込み方向に異なる位置にして組立作業を行ない得
るようにしているので、組立時に半導体レーザと駆動用
基板とを近接させたときには、接合ピンの端部を半導体
レーザ毎に順次、駆動用基板の取付面に近接させ接合穴
に差し込むことができる。したがって、別体の半導体レ
ーザの接合ピンを駆動用基板の接合穴に同時に差し込む
必要がなく、組立作業の作業性を向上させることができ
る。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、接合ピン
の端部の対向面からの距離が半導体レーザ毎に異なるよ
うに形成した半導体レーザを準備して、その半導体レー
ザをホルダ部材に位置決め保持させることにより、半導
体レーザ毎に接合ピンの端部を差し込み方向に異なる位
置にして、半導体レーザと駆動用基板とを近接させ接合
ピンを接合穴に差し込む組立作業を行なうので、接合ピ
ンの端部を半導体レーザ毎に順次、駆動用基板の取付面
に近接させ接合穴に差し込むことができる。したがっ
て、別体の半導体レーザの接合ピンを駆動用基板の接合
穴に同時に差し込む必要がなく、組立作業の作業性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチビーム出射装置の第1実施
形態を搭載した光書込み装置の一例を示す図であり、そ
の概略全体構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態を示す一部縦断面図である。
【図3】本実施形態の半導体レーザおよび駆動用基板を
示す斜視図である。
【図4】本実施形態の他の態様を示す一部縦断面図であ
る。
【図5】本発明に係る組立方法の第1実施形態により組
立られたマルチビーム出射装置の第2実施形態を示す図
であり、その一部縦断面図である。
【図6】本実施形態の半導体レーザおよび駆動用基板を
示す斜視図である。
【図7】本実施形態の他の態様を示す一部縦断面図であ
る。
【図8】その他の態様の半導体レーザおよび駆動用基板
を示す斜視図である。
【図9】従来のマルチビーム出射装置を示す一部縦断面
図である。
【符号の説明】
21、22、51、61 半導体レーザ 21a、22a、51a、61a 本体部 21b、22b、51b、61b 本体底面(対向面) 21c、22c、51c、61c 接合ピン 23 駆動用基板 23a 取付面 23b 接合穴 25、26 コリメートレンズ 27 ビーム合成プリズム 31 ホルダ(ホルダ部材) 33、34、41、42 取付具(ホルダ部材) 36 ハウジング L1、L2 レーザ光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を出射する少なくとも2つ以上の
    半導体レーザと、半導体レーザの少なくとも2つ以上を
    取り付けられ該半導体レーザを駆動させる駆動用基板
    と、レーザ光を略平行に出射するように半導体レーザを
    位置決め保持するとともに該半導体レーザを取り付ける
    駆動用基板を固定するホルダ部材とを備え、 半導体レーザが駆動用基板の取付面に対向する対向面に
    該駆動用基板の取付面に開口する接合穴に差し込み接合
    する接合ピンを有し、 半導体レーザの対向面と駆動用基板の取付面との間隔が
    該半導体レーザ毎に異なる距離となるように該半導体レ
    ーザを位置決め保持するようにホルダ部材が構成されて
    いることを特徴とするマルチビーム出射装置。
  2. 【請求項2】レーザ光を出射する少なくとも2つ以上の
    半導体レーザと、半導体レーザの少なくとも2つ以上を
    取り付けられ該半導体レーザを駆動させる駆動用基板
    と、レーザ光を略平行に出射するように半導体レーザを
    位置決めし保持するとともに該半導体レーザを取り付け
    る駆動用基板を固定するホルダ部材とを備え、 半導体レーザが駆動用基板の取付面に対向する対向面に
    該駆動用基板の取付面に開口する接合穴に差し込み接合
    する接合ピンを有し、 接合ピンの端部の対向面からの距離が半導体レーザ毎に
    異なるように該接合ピンを形成したことを特徴とするマ
    ルチビーム出射装置。
  3. 【請求項3】レーザ光を出射する少なくとも2つ以上の
    半導体レーザを該レーザ光が略平行になるようにホルダ
    部材に位置決めし保持させた後に、駆動用基板の取付面
    に対向する半導体レーザの対向面から突出する接合ピン
    を該駆動用基板の取付面に開口する接合穴に差し込み接
    合するマルチビーム出射装置の組立方法であって、 接合ピンの端部の対向面からの距離が半導体レーザ毎に
    異なるように形成された半導体レーザを準備してホルダ
    部材に位置決めし保持させた後に、駆動用基板の取付面
    に端部が近接する接合ピンから順次、接合穴に差し込み
    接合することを特徴とするマルチビーム出射装置の組立
    方法。
JP25722296A 1996-09-30 1996-09-30 マルチビーム出射装置およびその組立方法 Pending JPH10107378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25722296A JPH10107378A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 マルチビーム出射装置およびその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25722296A JPH10107378A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 マルチビーム出射装置およびその組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10107378A true JPH10107378A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17303371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25722296A Pending JPH10107378A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 マルチビーム出射装置およびその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10107378A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003204118A (ja) * 2000-12-15 2003-07-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 光合成モジュール及びその製造方法、半導体レーザモジュール及びその製造方法並びに光増幅器
JP2014044370A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Ricoh Co Ltd 基板、光書込装置及び画像形成装置
US8922859B2 (en) 2011-09-14 2014-12-30 Ricoh Company, Ltd. Light source device, method of assembling light source device, optical scanning device, and image forming apparatus
US9332655B2 (en) 2013-01-16 2016-05-03 Ricoh Company, Ltd. Electronic circuit, light source device, and method of manufacturing electronic circuit
US9352381B2 (en) 2011-08-17 2016-05-31 Ricoh Company, Ltd. Lead pin rectifying apparatus and lead pin rectifying method

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003204118A (ja) * 2000-12-15 2003-07-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 光合成モジュール及びその製造方法、半導体レーザモジュール及びその製造方法並びに光増幅器
US9352381B2 (en) 2011-08-17 2016-05-31 Ricoh Company, Ltd. Lead pin rectifying apparatus and lead pin rectifying method
US8922859B2 (en) 2011-09-14 2014-12-30 Ricoh Company, Ltd. Light source device, method of assembling light source device, optical scanning device, and image forming apparatus
JP2014044370A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Ricoh Co Ltd 基板、光書込装置及び画像形成装置
US9332655B2 (en) 2013-01-16 2016-05-03 Ricoh Company, Ltd. Electronic circuit, light source device, and method of manufacturing electronic circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004006592A (ja) 半導体レーザー装置及びその取付構造、並びに光源装置の取付構造
JP3288873B2 (ja) 走査光学装置のミラー固定構造
JPH10107378A (ja) マルチビーム出射装置およびその組立方法
JP4109878B2 (ja) 走査光学装置
JPH10244707A (ja) 光偏向走査装置
JP3486255B2 (ja) 光走査装置のスリット板装着構造
JP4157647B2 (ja) マルチビーム走査装置及びその光源装置
JP2937700B2 (ja) 光源装置
JP4463906B2 (ja) マルチビーム走査装置の組み立て方法
JPH06350187A (ja) 受発光素子
JPH10319336A (ja) マルチビーム光源装置およびこれを用いた光偏向走査装置
US6473113B1 (en) Scanning optical apparatus
JP4351835B2 (ja) 走査光学装置
KR100357920B1 (ko) 광픽업 장치 및 그의 조립방법
JPH1152177A (ja) 発光素子と光ファイバーのカップリング構造
JP2009098542A (ja) マルチビーム走査装置
JPH08248285A (ja) 光源装置
JPH0798436A (ja) レーザ走査光学ユニット
JP2000035546A (ja) マルチビーム走査装置およびその光源ユニット
JPS60167131A (ja) 光学式情報記録再生装置の光学機構
JPH0645925Y2 (ja) レーザー走査光学装置に於ける同期用ユニット
JP2000292725A (ja) 光源装置
JPS595227A (ja) ビ−ム検出装置
JP2001036177A (ja) 光源装置
JP2002202471A (ja) 光源装置及び光学装置