JPH10107193A - ヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク

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Publication number
JPH10107193A
JPH10107193A JP26176396A JP26176396A JPH10107193A JP H10107193 A JPH10107193 A JP H10107193A JP 26176396 A JP26176396 A JP 26176396A JP 26176396 A JP26176396 A JP 26176396A JP H10107193 A JPH10107193 A JP H10107193A
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JP
Japan
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heat
heat pipe
fins
cap
fin
Prior art date
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Application number
JP26176396A
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English (en)
Inventor
Masaru Omi
勝 大海
Chika Sasaki
千佳 佐々木
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP26176396A priority Critical patent/JPH10107193A/ja
Publication of JPH10107193A publication Critical patent/JPH10107193A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペースに貢献し、特性に優れたヒートシ
ンクを提供すること。 【解決手段】 ヒートパイプ50の放熱側の先端部70
に、キャップ10を取り付ける。このキャップ10はフ
ィン部30を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器内の被冷
却部品(パソコン内のCPU、MPU等の発熱部品が代
表的)の冷却に用いるヒートシンクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターをはじめとして各
種電気機器の高性能化、小型化が進みつつある。しかし
ノート型パソコンやラップトップ型、或いはデスクトッ
プ型のパソコンに搭載されるCPU等の高性能化は発熱
量の増大を伴う場合があり、電気機器内の省スペース化
の課題とも相まって、CPU等の発熱素子の冷却が重要
な技術課題として注目されてきている。コンピューター
以外の電気機器においても、発熱素子の冷却は重要な課
題として注目されている。
【0003】従来から比較的大型の計算機等において
は、電源回路や素子等の冷却は空冷ファン等の利用によ
る強制空冷式で行うことが多かった。この方法はファン
により外気を電気機器の筐体内に導入、排気することに
よる強制空冷方式である。しかしファンを用いると、そ
のサイズが大きい場合やその回転数が大きい場合、その
発生する音も大きくなりやすい。このためファンの大型
化或いは高回転化することには限度がある。もちろんフ
ァンの大型化にはスペース上の問題もある。その他、空
冷式では特定の被冷却素子の冷却が行いにくい面もあ
る。
【0004】ヒートパイプを使う冷却構造は、典型的に
は、被冷却素子の熱を筐体外部に放熱する部分(放熱
部)までヒートパイプを使って運ぶ構造をとる。例えば
ヒートパイプの一方側に伝熱ブロックを、他方側に放熱
用のフィンを取り付けたようなヒートシンクを用意し、
伝熱ブロックに伝わった被冷却部品の熱をフィン側に運
びそこで放熱する。この冷却構造において、フィンは伝
熱ブロックに直接、取り付けても構わないが、被冷却部
品とフィンが位置的に近いとは限らず、そのような場
合、ヒートパイプをその熱の経路として利用すると便利
なのである。
【0005】また、ヒートパイプを伝熱ブロックに取り
付けると、その伝熱ブロックの均熱化を促進する、とい
う効果も期待できる。
【0006】フィンを直接、伝熱ブロックに取り付ける
と共に、更に伝熱ブロックと前記フィンとをヒートパイ
プで接続するヒートシンクもある。例えば、ある程度大
きなフィンを直接、伝熱ブロックに取り付けた場合、そ
のフィンの、伝熱ブロックへの取り付け位置から遠い部
分には、伝熱ブロックの熱が伝わりにくくなる。そこ
で、取り付け位置から遠い部分と伝熱ブロックとをヒー
トパイプで接続すればより効率的になる訳である。
【0007】上記したようなヒートシンクにおいて、フ
ィンからの放熱は自然空冷でも、ファンを使用した強制
空冷でも、或いはそれらの併用でも良い。例えば、電気
機器が移動体に設置されている場合は、その走行による
風を空冷に利用すれば効率的である。また場合によって
はフィンから液冷式に放熱することも可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2はヒートパイプを
使ったヒートシンクの形態の一例を示す概略斜視図であ
る。ヒートパイプ5の一端側が、所定枚のフィン6に差
し込まれた形態のヒートシンクである。このヒートシン
クは、典型的には、ヒートパイプ5の一方部側(図2で
は先端部7のある側)に、他端部側から図示しない発熱
部品の熱がヒートパイプ5を経由して運ばれてくる。上
記一方部側はヒートパイプ5の放熱部側を構成し、運ば
れてきた熱はフィン6から放熱される。
【0009】図2のような放熱部を備えるヒートシンク
(吸熱部は図示していない)は、それが比較的大型の場
合は、フィン6がヒートパイプ5に接着剤等で固定され
る場合が多い。これは、大型のヒートシンクの場合、ヒ
ートパイプのフィンのサイズが大きく、必然的に重量も
大きくなるから、フィン6とヒートパイプ5との固定強
度の必要性から来る要請である。
【0010】一方、図2のような形態で、パソコン等の
比較的小型の電気機器内のCPU等の部品を冷却対象と
する場合は、ヒートパイプ5もフィン6も小型で、即ち
軽量なものが使われることになる。このような場合は、
フィン6にバーリング加工等により孔を設け、その孔に
ヒートパイプ5を差し込むだけの場合が多い。もちろ
ん、コスト面が許せば、フィン6とヒートパイプ5とを
例えば溶接等で接合したりしれば、強度的にも、フィン
6とヒートパイプ5との熱伝導性の観点でも望ましい。
しかし小型の電気機器、特に家電製品の場合、コスト的
な要求が強く、溶接等のコストは大きな問題である。小
型のヒートシンクの場合は、フィン6が小型で薄く軽量
であるため、上述の、フィン6の孔にヒートパイプ5を
差し込むだけで、フィン6とヒートパイプ5との取り付
け強度が十分になる。
【0011】ところで通常、ヒートパイプの両端部は、
その製造工程上、溶接等により封止された構造になる。
そのため、例えば3mm外径のヒートパイプの場合、そ
の先端部から10mm程度は、他の部分に比べ径が細く
なりやすく、特に先端部の近傍は、その形状も他の部分
に比べ一定になりにくい。このため、図2において、ヒ
ートパイプ5の放熱部側の先端部7にはフィン6を取り
付けにくいのである。
【0012】特に小型の電気機器の場合、フィン6の孔
には、ヒートパイプ5が差し込まれるだけの場合が多
い。従って先端部7にフィン6を取り付けても、外れや
すく、またそのフィンと先端部との熱抵抗も大きくなり
やすい。このため、図2に示すように、先端部7にはフ
ィン6を取り付けない場合が多かったのである。
【0013】しかしながら、特に小型の電気機器の場
合、その内部スペースの制約が大きい。ヒートパイプ5
の径が数mm程度であったとして、先端部7が例えば1
0mm突き出していても、小型の電気機器の内部スペー
スの有効活用に影響が大きい。またヒートシンクとして
も、放熱性を高めるために多くのフィン6を取り付ける
ことが望ましい。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、スペー
ス効率よく優れた冷却性能を発現しうるヒートシンクを
提供することを目的としている。即ち、本発明のヒート
シンクは、ヒートパイプの放熱側にフィンが差し込ま
れ、前記ヒートパイプの放熱側先端部には、フィン部を
有するキャップが取り付けられたものである。そのキャ
ップとして、スリーブ部を有するもので、ヒートパイプ
の放熱側先端部に圧縮固着して取り付けると良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるキャップの
1例である。キャップ1はスリーブ部2とフィン3を備
えている。この例ではフィン3が4枚ある例を示してい
る。このスリーブ部2による孔部4には図示しないヒー
トパイプの放熱側先端部(例えば図2の先端部7であ
る)が取り付けられる。図3はキャップの取り付け工程
の例を示す概略図であるが、この図に示すように、キャ
ップ10の孔部40にヒートパイプ50の先端部70
(放熱側の先端部)を挿入し(図3(イ))、次いでス
リーブ部20を機械的に押しつぶすことで、キャップ1
0を先端部70に固定する(図3(ロ))。キャップ1
0にはフィン部30が設けられており、このキャップ1
0を先端部70に取り付ければ、ヒートパイプ50から
の放熱性が一層高まる。キャップ10は特に限定されな
いがダイキャスト製でフィン部30を一体形成しておく
と製造コストの面で望ましい。またフィン部30の数は
任意である。尚、図中の60は、キャップ10の取り付
け前にヒートパイプ50に取り付けておいたフィンであ
る。
【0016】図4は他のキャップの例である。例えば、
板材を絞り加工等により凹ませ、スリーブ部21を設け
たキャップ基部13を用意する。そして図4(イ)に示
すように、スリーブ部21の孔部41にヒートパイプ5
1の先端部71を差し込む。先端部71とキャップ基部
13との固定は、例えば機械的圧縮加工によって固定す
れば良い。次いでフィン部材32を所定数(図4の例で
は1枚の場合を示す)、そのスリーブ部21上から差し
込む(図4(ロ))。こうして図4(ハ)のように、フ
ィン部(キャップ基部13に備わるフィン部31とフィ
ン部材32とで構成される)を有するキャップ11がヒ
ートパイプ51の先端部71に取り付けられたことにな
る。尚、キャップ基部13と先端部71との固定は、フ
ィン部材32を差し込んでから行っても良い。
【0017】さて本発明のヒートシンクは、上述のよう
に、ヒートパイプの放熱側にフィンが差し込まれ、その
先端部にフィン部を有するキャップを取り付けたもので
あるが、その他の部分については特に限定されない。本
発明のヒートシンクにおいてヒートパイプの形状やその
放熱側と吸熱側との位置関係等についても、特に限定は
ない。一例として図5のようなU字形状のヒートパイプ
52を用いたヒートシンクの例を挙げるに留める。
【0018】図5(イ)(ロ)に示す例では、吸熱ブロ
ック80にヒートパイプ52の吸熱側(U字形状の底部
に相当する)が埋め込まれ、ヒートパイプ52の放熱側
(U字形状の左右平行部に相当する)にはフィン62が
所定枚数差し込まれている。そして、ヒートパイプ52
の先端部72、72に更にキャップ12のスリーブ部2
2を取り付けて本発明のヒートシンク90が構成され
る。キャップ12にはフィン部33も備わる。この図5
の例では、キャップ12のフィン部33が、フィン62
と実質上、同じサイズにしているが、フィン部13とフ
ィン62とは同じサイズである必要はない。
【0019】このような本発明のヒートシンク90は、
ヒートパイプ52の放熱側の先端部72に、フィン部3
3を有するキャップ12を取り付けることで、そのフィ
ン部33により、優れた放熱特性を実現するものにな
る。従って、よりスペース効率が高まったヒートシンク
と言える。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒートシ
ンクは、優れた放熱特性を、スペース効率と両立させた
ものであり、コンピューターに代表される各種電気機器
の小型化を促進する等の産業上の貢献をなすものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるキャップの一例を示す概略断面
図である。
【図2】従来のヒートシンクの放熱部を示す概略斜視図
である。
【図3】本発明のキャップの取り付け工程の1実施態様
を示す概略図である。
【図4】本発明のキャップの取り付け工程の他の実施態
様を示す概略図である。
【図5】本発明のヒートシンクの1実施態様である。
【符号の説明】
1、10、11、12 キャップ 13 キャップ基部 2、20、21、22 スリーブ部 3、30、31、33 フィン部 32 フィン部材 4、40、41 孔部 5、50、51、52 ヒートパイプ 6、60、61、62 フィン 7、70、71、72 先端部 80 吸熱ブロック 90 ヒートシンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートパイプの放熱側にフィンが差し込
    まれ、前記ヒートパイプの放熱側先端部には、フィン部
    を有するキャップが取り付けられた、ヒートシンク。
  2. 【請求項2】 前記キャップがスリーブ部を有し、その
    キャップがヒートパイプの放熱側先端部に圧縮固着され
    て取り付けられている、請求項1記載のヒートシンク。
JP26176396A 1996-10-02 1996-10-02 ヒートシンク Pending JPH10107193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26176396A JPH10107193A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 ヒートシンク

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JP26176396A JPH10107193A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 ヒートシンク

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Publication Number Publication Date
JPH10107193A true JPH10107193A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17366362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26176396A Pending JPH10107193A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 ヒートシンク

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JP (1) JPH10107193A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7093648B1 (en) * 2005-12-22 2006-08-22 Golden Sun News Technologies Co., Ltd. Heat pipe cooling device and method for manufacturing the same
JP2008196787A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートパイプ

Cited By (2)

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US7093648B1 (en) * 2005-12-22 2006-08-22 Golden Sun News Technologies Co., Ltd. Heat pipe cooling device and method for manufacturing the same
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