JPH10106980A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH10106980A
JPH10106980A JP8259873A JP25987396A JPH10106980A JP H10106980 A JPH10106980 A JP H10106980A JP 8259873 A JP8259873 A JP 8259873A JP 25987396 A JP25987396 A JP 25987396A JP H10106980 A JPH10106980 A JP H10106980A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ保護した半導体基板を研削し、その後
でテープを剥離させる半導体装置の製造方法において、
テープ剥離後に基板上に残留する接着剤を簡単かつ短時
間に除去できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 テープ剥離後、基板を接着剤の分解温度
よりも高い温度で熱処理し、接着剤を分解・除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置に
関し、特に半導体基板表面をテープ等の粘着性媒体によ
り保護し、裏面を研削する工程を含む半導体装置の製造
方法、およびかかる製造方法により製造された半導体装
置に関する。
【0002】集積回路等の半導体装置を半導体基板上に
形成する場合、半導体基板上に半導体装置を形成した
後、半導体基板を個々の半導体装置にダイシングにより
分割する前に、半導体基板自体の裏面を研磨することに
より、基板の厚さを所定値に設定する工程が行われる。
例えば、かかる研磨工程により、半導体基板の厚さを当
初の厚さ、例えば6インチウェハの場合720μmか
ら、半導体装置の仕様で指定された500μm以下の厚
さまで減少させる。かかる研削工程では、研削による衝
撃により半導体基板にクラックが入る等の損傷の問題を
回避するため、半導体装置が形成されている基板表面
を、粘着テープ等の粘着性媒体により保護する。一般
に、かかる粘着テープでは、アクリル系樹脂よりなる糊
が使われ、30〜40μmの厚さの接着剤層が形成され
る。テープ自体はポリオレフィン系あるいはポリエチレ
ン系、あるいは塩化ビニル系の材料よりなり、100〜
150μm程度の厚さを有するのが一般的である。
【0003】
【従来の技術】かかる粘着テープは研削の後で剥離する
必要があるが、その際、基板表面に残る接着剤ないし糊
を除去するため、従来より界面活性剤を含む糊が使われ
ている。かかる界面活性剤を含む糊を使った場合、粘着
テープを剥がした後、基板を純水中、場合によってはさ
らに有機溶剤中で洗浄することにより、糊を除去する必
要がある。
【0004】また、従来より、粘着テープを剥離する工
程を容易にするために、紫外線硬化型の糊を使った粘着
テープ、いわゆるUVテープが提案されている。かかる
紫外線硬化型の糊を使った粘着テープでは、テープを剥
離するのに先立って、半導体基板に紫外線を照射し、糊
を硬化させる。硬化した糊は接着力が弱いため、半導体
基板に過大な応力をかけることなるテープを剥がすこと
ができ、半導体装置の製造スループットおよび歩留りが
向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
界面活性剤を含む糊を使った粘着テープを使った場合、
テープを剥離した後で半導体基板を少なくとも15〜6
0分間、純水中において洗浄することが必要であった。
従来の糊はロット変動が大きく、特に半導体基板表面に
非晶質のカーボンや窒化膜、あるいは非晶質のポリイミ
ドが残っていると、これらと非常に良く密着してしま
い、テープを剥離した後でも基板表面に残留してしま
う。これは、糊が基板表面に残留するCやその他の化合
物と架橋反応を生じてしまうためである可能性がある。
紫外線硬化型糊を使ったUVテープでも事情は同様で、
テープを剥がした後で基板表面を長時間洗浄する工程が
不可欠である。粘着テープが接着される基板表面は、P
SGやポリイミド膜、あるいはSiN膜により保護され
ることが多いため、かかる粘着テープの糊が、テープ剥
離後基板表面に残留する問題は非常に深刻である。
【0006】この問題を解決するために、テープを剥離
した後、基板表面にオゾンアッシングを短時間行い、残
留する有機物膜を除去する方法も可能ではあるが、かか
る工程を実行するためには多大な設備投資が必要で、そ
の結果得られる半導体装置の費用は必然的に上昇してし
まう。また、イソプロピルアルコールのような有機溶剤
による処理をさらに行うことも可能ではあるが、このよ
うな追加工程は、必然的に半導体装置製造のスループッ
トを低下させてしまう。
【0007】さらに、研削工程において従来のUVテー
プを基板保護テープとして使った場合、紫外線照射工程
において、既に基板中に形成されている半導体装置に好
ましくない影響が及ぼされる可能性がある。特に、フラ
ッシュメモリやEEPROM等の、所謂フローティング
ゲートを有する半導体メモリでは、基板中にこれらの半
導体素子を形成する時点で、フローティングゲート中に
初期値データが書き込まれるが、このような紫外線照射
をかかる半導体メモリを含む基板に対して行うと、書き
込まれている初期値データが破壊あるいは書き換えられ
てしまう恐れがある。
【0008】例えば、波長が253.7nmの紫外線を
1500mW/cm2 の照射量で照射すると、基板中に
形成されたフローティングゲートに書き込まれたデータ
は破壊されてしまう。また、波長が365nmの紫外線
を使う場合、照射量が400mW/cm2 では、フロー
ティングゲート中のデータが破壊される。
【0009】かかる紫外線硬化の際におけるデータの破
壊を回避するため、基板表面をポリイミド膜を覆うこと
が提案されている。しかし、かかる方法を実行するため
には、先の場合と同様に莫大な設備投資が必要になり、
半導体装置のコストが上昇してしまう。このような理由
から、従来より低価格の半導体装置の製造に際しては、
前記紫外線硬化型接着剤層を有するテープによる保護工
程は行われていなかった。
【0010】そこで、本発明は上記の課題を解決した、
新規で有用な半導体装置およびその製造方法を提供する
ことを概括的課題とする。本発明のより具体的な課題
は、半導体基板の表面を粘着テープで保護し、半導体基
板の裏面を研削する工程を含む半導体装置の製造方法に
おいて、前記粘着テープを剥離した後における前記半導
体基板表面の洗浄工程を短縮できる半導体装置の製造方
法を提供することにある。
【0011】本発明の別の課題は、半導体基板の表面
を、紫外線硬化性接着剤層を担持する粘着テープで保護
し、半導体基板の裏面を研削する工程を含む半導体装置
の製造方法において、前記研削工程の後、前記紫外線硬
化性接着剤中に、紫外線透過率の低い紫外線カットフィ
ルタを形成し、かかる紫外線カットフィルタを通して前
記紫外線硬化性接着剤層に紫外線を照射することによ
り、前記半導体基板上に形成された半導体装置の特性を
変化させることなく、前記紫外線硬化性接着剤層を硬化
させる工程を含む半導体装置の製造方法を提供すること
にある。
【0012】本発明のさらに別の課題は、表面に半導体
装置を形成された半導体基板と、前記表面を覆うように
形成された紫外線硬化型粘着テープとよりなり、前記粘
着テープは前記表面に接触する紫外線硬化性樹脂層中
に、前記樹脂層を硬化させる紫外線波長を実質的にカッ
トする紫外線フィルタを含む半導体装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、請求項1に記載したように、半導体基板の表面を粘
着テープで保護する工程と、前記半導体基板の裏面を研
削する工程とを含む半導体装置の製造方法において、前
記粘着テープを剥離した後に、前記基板を、前記粘着テ
ープの接着剤の熱分解温度よりも高い温度に加熱する加
熱工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法に
より、または請求項2に記載したように、前記加熱工程
は、前記半導体基板中に形成されている半導体装置が劣
化する温度以下の温度で実行されることを特徴とする請
求項1記載の半導体装置の製造方法により、または請求
項3に記載したように、前記加熱工程は、200°C以
上,350°C以下の温度で実行されることを特徴とす
る請求項1または2記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項4に記載したように、前記加熱工程
は、250°C以上の温度で実行されることを特徴とす
る請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体装置
の製造方法により、または請求項5に記載したように、
前記加熱工程は、不活性雰囲気中において実行されるこ
とを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれか一項記載
の半導体装置の製造方法により、または請求項6に記載
したように、前記加熱工程は、酸化雰囲気中において実
行されることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれ
か一項記載の半導体装置の製造方法により、または請求
項7に記載したように、半導体基板の表面を、紫外線硬
化性接着剤層を担持する粘着テープで保護し、半導体基
板の裏面を研削する工程を含む半導体装置の製造方法に
おいて、前記研削工程の後、前記紫外線硬化性接着剤層
中に、前記紫外線硬化性接着剤層を部分的に硬化させる
ことにより、紫外線透過率の低い紫外線カットフィルタ
を形成する工程と、前記紫外線カットフィルタを通して
前記紫外線硬化性接着剤層に紫外線を照射することによ
り、前記紫外線硬化性接着剤層を硬化させる工程と、前
記硬化工程の後、前記粘着テープを前記基板表面から剥
離する工程とよりなることを特徴とする半導体装置の製
造方法により、または請求項8に記載したように、前記
フィルタ形成工程は、前記紫外線硬化性接着剤層に、前
記紫外線硬化性接着剤が、部分的には硬化するが完全に
は硬化しない程度の第1の照射量の紫外線を照射する第
1の照射工程を含み、前記硬化工程は、前記紫外線硬化
性接着剤が完全に硬化する第2の照射量の紫外線を照射
する第2の照射工程を含むことを特徴とする請求項7記
載の半導体装置の製造方法により、または請求項9に記
載したように、前記第1および第2の照射工程は、紫外
線が、前記粘着テープを通過した後で前記半導体装置の
表面に到達するように実行されることを特徴とする請求
項8記載の半導体装置の製造方法により、または請求項
10に記載したように、前記第1の照射工程は、波長が
365nmの紫外線を、前記第1の照射量を約50mJ
/cm2 に設定して照射する工程よりなり、前記第2の
照射工程は、波長が365nmの紫外線を、前記第2の
照射量を前記第1の照射量よりも大きいが100mJ/
cm2 以下の値に設定して照射する工程よりなることを
特徴とする請求項8または9記載の半導体装置の製造方
法により、または請求項11に記載したように、前記第
1の照射工程は、波長が253.7nmの紫外線を、前
記第1の照射量を約1000mJ/cm2 に設定して照
射する工程よりなり、前記第2の照射工程は、波長が2
53.7nmの紫外線を、前記第2の照射量を前記第1
の照射量よりも大きいが15000mJ/cm2 以下の
値に設定して照射する工程よりなることを特徴とする請
求項8または9記載の半導体装置の製造方法により、ま
たは請求項12に記載したように、前記フィルタは、実
質的に200〜350nmの範囲の波長の紫外線をカッ
トすることを特徴とする請求項7〜11のうち、いずれ
か一項記載の半導体装置の製造方法により、または請求
項13に記載したように、前記フィルタ形成工程は、前
記紫外線硬化型接着剤を部分的に硬化させる熱処理工程
を含むことを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製
造方法により、または請求項14に記載したように、前
記フィルタは、実質的に330nm以下の波長の紫外線
をカットすることを特徴とする請求項13記載の半導体
措置の製造方法により、または請求項15に記載したよ
うに、基板と、基板表面に形成された半導体装置と、前
記半導体装置を覆うように前記基板表面上に形成された
紫外線硬化性接着剤層と、前記接着剤層上に形成された
テープとよりなる半導体装置において、前記紫外線硬化
性接着剤層は、紫外線を実質的にカットするフィルタを
形成することを特徴とする半導体装置により、または請
求項16に記載したように、前記紫外線硬化性接着剤層
は、約200nm〜約350nmの範囲の波長の紫外線
を実質的にカットすることを特徴とする請求項15記載
の半導体装置により、または請求項17に記載したよう
に、前記紫外線硬化性接着剤層は、約330nm以下の
範囲の波長の紫外線を実質的にカットすることを特徴と
する請求項15記載の半導体装置により、または請求項
18に記載したように、前記紫外線硬化性接着剤層は、
部分的に硬化した状態にあることを特徴とする請求項1
5〜17のうち、いずれか一項記載の半導体装置によ
り、解決する。
【0014】以下、本発明の原理を説明する。本発明で
は、半導体基板をテープ保護した状態で研削した後、テ
ープを剥離させ、さらに基板を、テープ接着剤の熱分解
温度よりも高い温度で熱処理し、前記基板表面に残留す
る接着剤に起因する有機物を分解させる。この熱処理工
程は、窒素等の不活性雰囲気中で行うのが好ましいが、
酸化雰囲気中において実行可能な場合もある。いずれに
しても、かかる熱処理を、短時間、典型的には10秒程
度行うことで、従来純水中で15分以上必要であった洗
浄工程を実質的に短縮することが可能である。熱処理工
程は、半導体基板中に形成されている半導体装置が劣化
しないような、350°C以下の温度で行うのが望まし
い。特に、Alを電極として使った半導体装置、あるい
はポリイミド膜を絶縁膜あるいは保護膜として有する半
導体装置の場合、熱処理温度が350°Cを超えると、
電極あるいは絶縁膜の劣化が顕著に現れる。
【0015】本発明では、また紫外線硬化性接着剤層を
有する保護テープで保護して基板の研削を行った後、前
記粘着テープを剥離する前に、粘着テープの紫外線硬化
性接着剤層を部分的に硬化させ、紫外線をカットするフ
ィルタを前記接着剤層中に形成する。さらにかかる紫外
線カットフィルタを介して、前記接着剤層に紫外線を照
射することにより、基板中に形成されているフラッシュ
メモリやEEPROM等、フローティングゲートを有す
る半導体装置に書き込まれた情報を破壊することなく、
接着剤層を硬化させることが可能である。このようにし
て接着剤層を硬化させた後、テープを剥離することによ
り、基板に過大な応力が加わるのを回避することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例によ
る半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。
図1を参照するに、ステップS1において、図2に示す
ように、Si等の半導体ウェハよりなる基板11の表面
上に、接着層14を担持する保護テープ15が接着され
る。ただし、基板11は当初720μm程度の厚さを有
し、図2に示すように、基板11の表面には、Al等の
低融点金属、W等の高融点金属あるいはその窒化物、さ
らにはポリシリコン等の半導体よりなる電極や配線パタ
ーン等のパターン12が形成される。また、基板11中
にも、図示は省略するが、様々な拡散領域が形成され
る。さらに、前記パターン12はSiO2 やPSG、ポ
リイミド、あるいはSiN等の絶縁膜で保護されてい
る。典型的な半導体集積回路の製造の場合、基板11上
には各々60〜150μm□の多数のチップ領域が、互
いにスクライブラインにより隔てられて画成される。
【0017】保護テープ15の接着層14は、典型的に
はアクリル系接着剤よりなり、200°C前後の熱分解
温度を有する。一方、テープ15自体は、ポリオルフィ
ン系、ポリエチレン系あるいは塩化ビニル系樹脂よりな
り、100〜150μmの厚さを有する。接着層14
は、一般には30〜40μmの厚さを有する。
【0018】次に、図1のステップS2において、図2
のテープ15が真空チャック16上に保持され、基板1
1の裏面が、図3に示すように、砥石17により、所望
の例えば500μmあるいはそれ以下まで研削される。
この工程では、基板11がテープ15により保護されて
いるため、高速で回転する砥石17を当てても基板11
が破損することはない。
【0019】さらに、図1のステップS3において、前
記テープ15は前記真空チャック16から外され、さら
に図示しない強力な接着テープ(接着力が例えば200
g/cm程度のもの)をテープ15上に接着し、さらに
それを引くことにより、テープ15およびその上の接着
層14が前記基板11から剥離される。ただし、図4に
おいて、パターン12および保護膜13の図示は省略し
た。
【0020】従来の方法では、この段階で、基板11の
表面、例えば保護膜13に、特に非晶質Cあるいは非晶
質SiN、あるいは非晶質ポリイミド等が露出あるいは
残留している場合、接着層14がこのような非晶質部と
強く接着してしまい、その結果、図4に符号14’で示
すように、接着層14の一部がテープ剥離後基板上に残
留してしまう可能性があった。
【0021】そこで、本発明では、図1のステップS4
において、基板11を前記接着層14の熱分解温度以上
の温度に設定した電気炉(図示せず)中に通し、前記残
留接着剤14’を分解あるいは蒸発させる。炉の温度
は、前記接着層14の熱分解温度以上だが、半導体装置
を構成するAl電極や配線、あるいはポリイミド層の劣
化が生じないように、350°C以下に設定するのが好
ましい。また、Al等の電極の酸化が生じないように、
炉中の雰囲気は窒素あるいはアルゴン等、不活性雰囲気
とするのが好ましい。かかる熱処理は、典型的な場合1
分以内で十分であり、従来のように15分〜60分間も
純水中において洗浄を行う必要はなくなる。
【0022】一方、Au等を電極に使った場合には、酸
化雰囲気中において残留接着剤14’を酸化・除去する
ことも可能である。この場合も、オゾンアッシング装置
のような莫大な設備投資の必要な装置を使う必要がな
く、半導体装置の製造費用を低下させることが可能にな
る。
【0023】図6は、本発明の第2実施例による半導体
装置の製造方法を示すフローチャートである。以下の説
明では、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、
説明を省略する。特に本実施例は、半導体基板11上に
フラッシュメモリやEEPROM等、フローティングゲ
ートを有する不揮発性半導体メモリを形成されている場
合に、あるいは紫外線照射により、形成されている半導
体装置の特性が変化するような場合に有用である。
【0024】図6を参照するに、図1のステップS1に
対応するステップS11において、半導体基板11上に
図2に示すのと同様なテープ15が、接着層14を介し
て接着される。ただし、先にも説明したように、基板1
1上には、図7に示すフラッシュメモリあるいはEEP
ROMが形成されており、また、接着層14は紫外線硬
化型接着剤よりなる。かかる紫外線硬化型接着剤として
は、例えば2エチルヘキシルアクリレート等のアクリル
系接着剤が使用可能である。また、アルファメタル社4
42等のエポキシ系接着剤も使用可能である。
【0025】図7を参照するに、フラッシュメモリは、
基板11上にトンネル絶縁膜11Aを介して形成された
フローティングゲート電極12Aと、前記フローティン
グゲート電極12A上に絶縁膜12Bを介して形成され
たコントロール電極12Cとを有し、また基板11中、
前記フローティングゲート電極12A直下のチャネル領
域両端には、ソース領域11aおよびドレイン領域11
bが形成されている。かかるフラッシュメモリでは、ソ
ース領域11aとドレイン領域11bとの間に電圧を印
加し、さらに制御電極12Cに正電圧を印加することに
より、ソース領域11aとドレイン領域11bとの間の
チャネル領域で加速された電子が、ホットエレクトロン
としてフローティングゲート電極12Aに注入される。
このようにして注入された電子はフローティングゲート
電極12A中において安定に保持され、ソースードレイ
ン間のしきい値電圧を変化させる。図2の状態の基板1
1では、基板11上の全てのフラッシュメモリのフロー
ティングゲート電極に対して、すでに所定の初期値デー
タが書きこんである。
【0026】次に、図6のステップS12において、基
板11が図3に示したのと同様に砥石17により研削さ
れ、基板11の厚さが所定の厚さ、例えば530μmに
設定される。次に、図6のステップS13において、図
8に示すように、接着層14に、テープ15を通して、
すなわち基板11と反対の側から、波長が365nmの
紫外線を20mJ/cm2 以上、例えば50mJ/cm
2 の照射量で照射し、接着層14を部分的に硬化させ
る。この程度の紫外線照射では、基板11上のフローテ
ィングゲート(図8において接着層14の下側に位置す
る)中の電子の大部分は励起されず、従ってフローティ
ングゲート中に記録された初期データの破壊は生じな
い。
【0027】一方、このような接着層14の部分的な硬
化の結果、接着剤層14の紫外線帯域の透過特性は、図
9に示すように変化する。図9を参照するに、接着層1
4の透過率は、特に波長が200〜350nmの帯域に
おいて、紫外線照射と共に減少し、特に照射量を20m
J/cm2 以上にするとほとんどゼロになることがわか
る。換言すると、このような部分的な硬化をもたらすよ
うな接着層14への紫外線照射、典型的には50mJ/
cm2 以下の照射量の照射により、接着層14中に効果
的な紫外線カットフィルタが形成される。
【0028】そこで、かかる接着層14を紫外線カット
フィルタとして、さらに多量の紫外線照射を行うことに
より、基板11上のフローティングゲート中の電子を実
質的に励起することなく、接着層14を硬化させること
が可能になる。すなわち、図6のステップS14におい
て、図10に示すように接着層14に波長が365nm
の紫外線を、典型的には約100mJ/cm2 あるいは
それ以下の照射量で照射することにより、接着層14の
硬化が完全に進行する。この工程では、接着層14自体
が紫外線カットフィルタを形成しているため、また紫外
線は接着層14を通った後でパターン12を含む基板1
1に到達しているため、基板11上に形成されたフロー
ティングゲート中に既に書き込まれた初期値データが破
壊されることはない。
【0029】接着層14の硬化がこのように終了する
と、さらに図1のステップS3に対応する図6のステッ
プS15において、テープ15が、接着層14と共に基
板11から剥離される。本実施例では、接着層14がす
でに硬化しているため、ステップS15の剥離工程は、
比較的小さい力、例えば200g/cmの粘着力を有す
るテープを使って実行することが可能で、その結果ウェ
ハ11が破損する危険が実質的に回避される。
【0030】さらに、ステップS15の後、先に説明し
た図1の加熱処理工程を行うことも可能である。また、
接着層14に先に説明した紫外線カットフィルタを形成
する方法は、紫外線照射による部分的な硬化に限定され
るものではなく、例えば接着層14を加熱して部分的に
硬化させることによっても可能である。
【0031】図11は、アクリル系接着剤を60〜10
0°Cの温度で1〜5秒加熱した場合の、本発明の第3
実施例による接着層14が示す紫外線帯域透過特性を示
す。図11を参照するに、このようにして部分的に硬化
した接着層14は、波長が330nm以下の帯域の紫外
線を殆ど完全に遮断することがわかる。従って、本発明
の第3実施例では、図6のステップS13を、図8に示
すように接着層14に紫外線を少量照射するかわりに、
図8の構造を先の60〜100°Cの温度で短時間、す
なわち1〜5秒間加熱することにより実行する。
【0032】さらに、本発明は、接着層14としてアク
リル系接着剤以外にエポキシ系接着剤も使用可能であ
る。エポキシ系接着剤を接着層14として使い、図8の
ような紫外線照射工程を行って接着剤層を部分的に硬化
させる場合には、波長が253.7nmの遠紫外線を、
1000mW/cm2 の照射量で照射し、さらに図10
に対応する工程で、同じ波長の紫外線を15000mW
/cm2 の照射量で照射するのがよい。
【0033】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨内において様々な変形・変更が可
能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の特徴によれば、
半導体基板の表面を粘着テープで保護し、前記半導体基
板の裏面を研削する工程とを含む半導体装置の製造方法
において、前記粘着テープを剥離した後に、前記基板
を、前記粘着テープの接着剤の熱分解温度よりも高い温
度に加熱することにより、粘着テープ剥離後の基板上に
残留する接着剤に起因する有機物を、短時間で除去する
ことができる。このため、剥離後の基板を長時間水洗し
たり、あるいは有機溶媒中で洗浄する工程を省略でき
る。
【0035】請求項2,3記載の本発明の特徴によれ
ば、前記加熱工程を、前記半導体基板中に形成されてい
る半導体装置が劣化する温度以下の温度で実行すること
により、Al等の金属電極やポリイミド絶縁膜の劣化等
に起因する半導体装置の特性の劣化あるいは歩留りの低
下が回避され、半導体装置を安定かつ確実の製造するこ
とが可能になる。
【0036】請求項4記載の本発明の特徴によれば、前
記加熱工程を、250°C以上の温度で実行することに
より、基板上に残留する有機物を確実に除去することが
可能になる。請求項5記載の本発明の特徴によれば、前
記加熱工程を不活性雰囲気中において実行することによ
り、半導体装置中のAl等の金属電極の酸化を回避する
ことができる。
【0037】請求項6記載の本発明の特徴によれば、前
記加熱工程を酸化雰囲気中において実行することによ
り、基板上に残留する有機物を確実かつ効率的にに除去
することが可能になる。請求項7,12,15〜18記
載の本発明の特徴によれば、半導体基板の表面を、紫外
線硬化性接着剤層を担持する粘着テープで保護し、半導
体基板の裏面を研削する工程を含む半導体装置の製造方
法において、前記研削工程の後、前記紫外線硬化性接着
剤層中に、前記紫外線硬化型接着剤層を部分的に硬化さ
せることにより、紫外線透過率の低い紫外線カットフィ
ルタを形成し、前記紫外線カットフィルタを通して前記
紫外線硬化性接着剤層に紫外線を照射することにより、
前記紫外線硬化性接着剤層を硬化させ、さらに前記硬化
工程の後、前記粘着テープを前記基板表面から剥離する
ことにより、基板に過大な応力をかけることなく、また
基板を破損することなく、確実に保護テープを基板から
除去することが可能になる。その際、前記接着層が紫外
線カットフィルタを形成するため、基板上にフラッシュ
メモリやEEPROM等、フローティングゲートを有す
る半導体メモリが形成されていても、フローティングゲ
ートに書き込まれている情報が破壊されることがない。
【0038】請求項8,10,11記載の本発明の特徴
によれば、前記フィルタ形成工程を、前記紫外線硬化性
接着剤層に、前記紫外線硬化性接着剤が、部分的には硬
化するが完全には硬化しない程度の第1の照射量の紫外
線を照射する照射工程により行い、前記硬化工程を、前
記紫外線硬化性接着剤が完全に硬化する第2の照射量の
紫外線を照射する照射工程により行うことにより、フィ
ルタ形成工程において、前記フラッシュメモリ等のフロ
ーティングゲートに書き込まれた情報が破壊されるのが
回避される。
【0039】請求項9に記載の本発明の特徴によれば、
前記第1および第2の照射工程を、紫外線が、前記粘着
テープを通過した後で前記半導体装置の表面に到達する
ように実行することにより、前記接着剤層が、基板中に
形成された半導体装置に対して効果的な紫外線フィルタ
として作用する。
【0040】請求項13,14記載の本発明の特徴によ
れば、前記フィルタ形成工程を、前記紫外線硬化型接着
剤を部分的に硬化させる熱処理工程により実行すること
により、フィルタ形成に伴って基板中の半導体装置が保
持しているデータが破壊されることが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による半導体装置の製造工
程を示すフローチャートである。
【図2】図1の工程S1における半導体装置の状態を示
す図である。
【図3】図1の工程S2における半導体装置の状態を示
す図である。
【図4】図1の工程S3における半導体装置の状態を示
す図である。
【図5】図1の工程S4における半導体装置の状態を示
す図である。
【図6】本発明の第2実施例による半導体装置の製造工
程を示すフローチャートである。
【図7】公知のフラッシュメモリの構成を示す図であ
る。
【図8】図6の工程S13における半導体装置の状態を
示す図である。
【図9】図6の工程S13で形成される紫外線フィルタ
の特性を示す図である。
【図10】図6の工程S14における半導体装置の状態
を示す図である。
【図11】本発明の第3実施例による紫外線フィルタの
特性を示す図である。
【符号の説明】
11 基板 11A トンネル絶縁膜 11a,11b 拡散領域 12 パターン構造 12A フローティングゲート電極 12B 絶縁膜 12C コントロール電極 13 絶縁層 14 接着剤層 14’接着剤残さ 15 テープ 16 強力テープ 17 砥石

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面を粘着テープで保護す
    る工程と、前記半導体基板の裏面を研削する工程とを含
    む半導体装置の製造方法において、 前記粘着テープを剥離した後に、前記基板を、前記粘着
    テープの接着剤の熱分解温度よりも高い温度に加熱する
    加熱工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記加熱工程は、前記半導体基板中に形
    成されている半導体装置が劣化する温度以下の温度で実
    行されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱工程は、200°C以上,35
    0°C以下の温度で実行されることを特徴とする請求項
    1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記加熱工程は、250°C以上の温度
    で実行されることを特徴とする請求項1〜3のうち、い
    ずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱工程は、不活性雰囲気中におい
    て実行されることを特徴とする請求項1〜4のうち、い
    ずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記加熱工程は、酸化雰囲気中において
    実行されることを特徴とする請求項1〜4のうち、いず
    れか一項記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板の表面を、紫外線硬化性接着
    剤層を担持する粘着テープで保護し、半導体基板の裏面
    を研削する工程を含む半導体装置の製造方法において、 前記研削工程の後、前記紫外線硬化性接着剤層中に、前
    記紫外線硬化型接着剤層を部分的に硬化させることによ
    り、紫外線透過率の低い紫外線カットフィルタを形成す
    る工程と、 前記紫外線カットフィルタを通して前記紫外線硬化性接
    着剤層に紫外線を照射することにより、前記紫外線硬化
    性接着剤層を硬化させる工程と、 前記硬化工程の後、前記粘着テープを前記基板表面から
    剥離する工程とよりなることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記フィルタ形成工程は、前記紫外線硬
    化性接着剤層に、前記紫外線硬化性接着剤が、部分的に
    は硬化するが完全には硬化しない程度の第1の照射量の
    紫外線を照射する第1の照射工程を含み、前記硬化工程
    は、前記紫外線硬化性接着剤が完全に硬化する第2の照
    射量の紫外線を照射する第2の照射工程を含むことを特
    徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の照射工程は、紫外
    線が、前記粘着テープを通過した後で前記半導体装置の
    表面に到達するように実行されることを特徴とする請求
    項8記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の照射工程は、波長が365
    nmの紫外線を、前記第1の照射量を約50mJ/cm
    2 に設定して照射する工程よりなり、前記第2の照射工
    程は、波長が365nmの紫外線を、前記第2の照射量
    を前記第1の照射量よりも大きいが100mJ/cm2
    以下の値に設定して照射する工程よりなることを特徴と
    する請求項8または9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の照射工程は、波長が25
    3.7nmの紫外線を、前記第1の照射量を約1000
    mJ/cm2 に設定して照射する工程よりなり、前記第
    2の照射工程は、波長が253.7nmの紫外線を、前
    記第2の照射量を前記第1の照射量よりも大きいが15
    000mJ/cm2 以下の値に設定して照射する工程よ
    りなることを特徴とする請求項8または9記載の半導体
    装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記フィルタは、実質的に200〜3
    50nmの範囲の波長の紫外線をカットすることを特徴
    とする請求項7〜11のうち、いずれか一項記載の半導
    体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記フィルタ形成工程は、前記紫外線
    硬化型接着剤を部分的に硬化させる熱処理工程を含むこ
    とを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記フィルタは、実質的に330nm
    以下の波長の紫外線をカットすることを特徴とする請求
    項13記載の半導体措置の製造方法。
  15. 【請求項15】 基板と、基板表面に形成された半導体
    装置と、前記半導体装置を覆うように前記基板表面上に
    形成された紫外線硬化性接着剤層と、前記接着剤層上に
    形成されたテープとよりなる半導体装置において、 前記紫外線硬化性接着剤層は、紫外線を実質的にカット
    するフィルタを形成することを特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記紫外線硬化性接着剤層は、約20
    0nm〜約350nmの範囲の波長の紫外線を実質的に
    カットすることを特徴とする請求項15記載の半導体装
    置。
  17. 【請求項17】 前記紫外線硬化性接着剤層は、約33
    0nm以下の範囲の波長の紫外線を実質的にカットする
    ことを特徴とする請求項15記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記紫外線硬化性接着剤層は、部分的
    に硬化した状態にあることを特徴とする請求項15〜1
    7のうち、いずれか一項記載の半導体装置。
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