JPH10106448A - 内部磁気シールドを有するカラー陰極線管 - Google Patents
内部磁気シールドを有するカラー陰極線管Info
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- JPH10106448A JPH10106448A JP25306096A JP25306096A JPH10106448A JP H10106448 A JPH10106448 A JP H10106448A JP 25306096 A JP25306096 A JP 25306096A JP 25306096 A JP25306096 A JP 25306096A JP H10106448 A JPH10106448 A JP H10106448A
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- internal magnetic
- ray tube
- getter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部磁気シールド7のシールド効果を低減さ
せずに、ゲッター材料の飛散面積を増大させるようにし
た内部磁気シールドを有するカラー陰極線管を提供す
る。 【解決手段】 パネル部1の内側に装着される長方形の
サポートフレーム5と、サポートフレーム5に低縁部1
7A、17Bを固定した略台形状の内部磁気シールド7
と、ファンネル部3の内面に配置されるフリッタブルゲ
ッター13とを備え、内部磁気シールド7をフリッタブ
ルゲッター13との対向位置で分割された略同形の2つ
のシールド部材7A、7Bによって構成し、2つのシー
ルド部材7A、7Bからそれぞれ導出した帯状の接続体
15A、15Bを相互にかしめて帯状接続部18を形成
するとともに、帯状接続部18の低縁部17A、17B
側にフリッタブルゲッター13を飛散させる開口部7C
を形成した。
せずに、ゲッター材料の飛散面積を増大させるようにし
た内部磁気シールドを有するカラー陰極線管を提供す
る。 【解決手段】 パネル部1の内側に装着される長方形の
サポートフレーム5と、サポートフレーム5に低縁部1
7A、17Bを固定した略台形状の内部磁気シールド7
と、ファンネル部3の内面に配置されるフリッタブルゲ
ッター13とを備え、内部磁気シールド7をフリッタブ
ルゲッター13との対向位置で分割された略同形の2つ
のシールド部材7A、7Bによって構成し、2つのシー
ルド部材7A、7Bからそれぞれ導出した帯状の接続体
15A、15Bを相互にかしめて帯状接続部18を形成
するとともに、帯状接続部18の低縁部17A、17B
側にフリッタブルゲッター13を飛散させる開口部7C
を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部磁気シールド
を有するカラー陰極線管に係わり、特に、内部磁気シー
ルドを、フリッタブルゲッターの飛散領域が拡大し、シ
ールド効果が低下しない構造にした内部磁気シールドを
有するカラー陰極線管に関する。
を有するカラー陰極線管に係わり、特に、内部磁気シー
ルドを、フリッタブルゲッターの飛散領域が拡大し、シ
ールド効果が低下しない構造にした内部磁気シールドを
有するカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー陰極線管においては、パネ
ル部からファンネル部にわたる領域の内側に略漏斗形状
の内部磁気シールドを配置し、シャドウマスクの各電子
ビーム通過孔を通して螢光面に至る電子ビームの地磁気
に対する影響を低減させるようにしている。
ル部からファンネル部にわたる領域の内側に略漏斗形状
の内部磁気シールドを配置し、シャドウマスクの各電子
ビーム通過孔を通して螢光面に至る電子ビームの地磁気
に対する影響を低減させるようにしている。
【0003】一方、カラー陰極線管においては、排気し
た後、カラー陰極線管内に残留するイオン等の不純物を
除き、寿命特性を向上させるために、ゲッターをカラー
陰極線管のパネル部内面や内部磁気シールド内面等に飛
散させ、イオン等の不純物を吸着除去するようにしてい
る。この場合、比較的大口径のカラー陰極線管において
は、ゲッターとしてフリッタブルゲッターが用いられて
いる。
た後、カラー陰極線管内に残留するイオン等の不純物を
除き、寿命特性を向上させるために、ゲッターをカラー
陰極線管のパネル部内面や内部磁気シールド内面等に飛
散させ、イオン等の不純物を吸着除去するようにしてい
る。この場合、比較的大口径のカラー陰極線管において
は、ゲッターとしてフリッタブルゲッターが用いられて
いる。
【0004】図3は、フリッタブルゲッターを用いた既
知のカラー陰極線管の構成の一例を示す断面図であっ
て、特公平4−21978号に開示されているものであ
る。
知のカラー陰極線管の構成の一例を示す断面図であっ
て、特公平4−21978号に開示されているものであ
る。
【0005】図3に示されるように、既知のカラー陰極
線管は、前側に配置される大口径のパネル部31と、後
側に配置される細径筒状のネック部32と、パネル部3
1とネック部32を連結する略漏斗状のファンネル部3
3とによって真空外囲器(バルブ)が構成され、パネル
部31の前部内面に形成された螢光膜34と、パネル部
31の周壁に装着固定されたサポートフレーム35と、
螢光膜34に対向配置され、周縁部をサポートフレーム
35で保持したシャドウマスク36と、パネル部31及
びファンネル部33の内部に設けられ、低縁部をサポー
トフレーム35で保持した内部磁気シールド36と、フ
ァンネル部33からネック部32に至る内面に形成され
た導電被膜37と、主としてファンネル部33の内面に
形成された高抵抗被膜38と、ファンネル部33の内面
に装着されたフリッタブルゲッター39と、ネック部3
2の内部に装着された電子銃40とからなっている。ま
た、内部磁気シールド36は、フリッタブルゲッター3
9に対向する部分に比較的大きな開口部36Aが設けら
れている。
線管は、前側に配置される大口径のパネル部31と、後
側に配置される細径筒状のネック部32と、パネル部3
1とネック部32を連結する略漏斗状のファンネル部3
3とによって真空外囲器(バルブ)が構成され、パネル
部31の前部内面に形成された螢光膜34と、パネル部
31の周壁に装着固定されたサポートフレーム35と、
螢光膜34に対向配置され、周縁部をサポートフレーム
35で保持したシャドウマスク36と、パネル部31及
びファンネル部33の内部に設けられ、低縁部をサポー
トフレーム35で保持した内部磁気シールド36と、フ
ァンネル部33からネック部32に至る内面に形成され
た導電被膜37と、主としてファンネル部33の内面に
形成された高抵抗被膜38と、ファンネル部33の内面
に装着されたフリッタブルゲッター39と、ネック部3
2の内部に装着された電子銃40とからなっている。ま
た、内部磁気シールド36は、フリッタブルゲッター3
9に対向する部分に比較的大きな開口部36Aが設けら
れている。
【0006】前記構成によるカラー陰極線管において、
フリッタブルゲッター39をフラッシュすると、内部磁
気シールド36の開口部36Aを通して、蒸発したゲッ
ター材料、例えばバリウム(Ba)の大部分が頂角θと
する円錐面内に飛散し、内部磁気シールド36の内面等
に被着されるものである。
フリッタブルゲッター39をフラッシュすると、内部磁
気シールド36の開口部36Aを通して、蒸発したゲッ
ター材料、例えばバリウム(Ba)の大部分が頂角θと
する円錐面内に飛散し、内部磁気シールド36の内面等
に被着されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のカラー陰極
線管において、内部磁気シールド36の開口部36Aを
小さくした場合は、ゲッター材料が飛散する頂角θが狭
くなり、ゲッター材料の飛散面積が少なくなり、カラー
陰極線管の寿命特性が悪くなってしまい、一方、開口部
36Aを大きくした場合は、ゲッター材料が飛散する頂
角θが広くなり、ゲッター材料の飛散面積が増大し、カ
ラー陰極線管の寿命特性を良好にできるものの、内部磁
気シールド36における地磁気等に対するシールド効果
が低減してしまうという問題がある。
線管において、内部磁気シールド36の開口部36Aを
小さくした場合は、ゲッター材料が飛散する頂角θが狭
くなり、ゲッター材料の飛散面積が少なくなり、カラー
陰極線管の寿命特性が悪くなってしまい、一方、開口部
36Aを大きくした場合は、ゲッター材料が飛散する頂
角θが広くなり、ゲッター材料の飛散面積が増大し、カ
ラー陰極線管の寿命特性を良好にできるものの、内部磁
気シールド36における地磁気等に対するシールド効果
が低減してしまうという問題がある。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、内部磁気シールドのシールド効果を低
減させずに、ゲッター材料の飛散面積を増大させるよう
にした内部磁気シールドを有するカラー陰極線管を提供
することにある。
で、その目的は、内部磁気シールドのシールド効果を低
減させずに、ゲッター材料の飛散面積を増大させるよう
にした内部磁気シールドを有するカラー陰極線管を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のカラー陰極線管は、略同形の2つのシール
ド部材によって内部磁気シールドを構成する場合に、2
つのシールド部材から導出した帯状の接続体を相互にか
しめて2つのシールド部材の間に帯状接続部を形成し、
この帯状接続部の低縁部側にフリッタブルゲッターを飛
散させる開口部を形成した手段を具備している。
に、本発明のカラー陰極線管は、略同形の2つのシール
ド部材によって内部磁気シールドを構成する場合に、2
つのシールド部材から導出した帯状の接続体を相互にか
しめて2つのシールド部材の間に帯状接続部を形成し、
この帯状接続部の低縁部側にフリッタブルゲッターを飛
散させる開口部を形成した手段を具備している。
【0010】前記手段によれば、2つのシールド部材か
ら導出した帯状の接続体を相互にかしめて構成した帯状
接続部を設けたことにより、内部磁気シールドの地磁気
等のシールド効果を増大させるだけでなく、帯状接続部
の低縁部側にフリッタブルゲッターに対向して比較的大
きな開口部を設けたことにより、この開口部を通してゲ
ッター材料の飛散面積を増大させることができる。
ら導出した帯状の接続体を相互にかしめて構成した帯状
接続部を設けたことにより、内部磁気シールドの地磁気
等のシールド効果を増大させるだけでなく、帯状接続部
の低縁部側にフリッタブルゲッターに対向して比較的大
きな開口部を設けたことにより、この開口部を通してゲ
ッター材料の飛散面積を増大させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、カ
ラー陰極線管は、少なくとも、パネル部内側に装着され
る長方形のサポートフレームと、サポートフレームに低
縁部を固定した略台形状の内部磁気シールドと、ファン
ネル部内面に配置されるフリッタブルゲッターとを備
え、内部磁気シールドをフリッタブルゲッターとの対向
位置で分割された略同形の2つのシールド部材によって
構成し、2つのシールド部材から導出した帯状の接続体
を相互にかしめて2つのシールド部材の間に帯状接続部
を形成するとともに、帯状接続部の低縁部側にフリッタ
ブルゲッターを飛散させる開口部を形成したものであ
る。
ラー陰極線管は、少なくとも、パネル部内側に装着され
る長方形のサポートフレームと、サポートフレームに低
縁部を固定した略台形状の内部磁気シールドと、ファン
ネル部内面に配置されるフリッタブルゲッターとを備
え、内部磁気シールドをフリッタブルゲッターとの対向
位置で分割された略同形の2つのシールド部材によって
構成し、2つのシールド部材から導出した帯状の接続体
を相互にかしめて2つのシールド部材の間に帯状接続部
を形成するとともに、帯状接続部の低縁部側にフリッタ
ブルゲッターを飛散させる開口部を形成したものであ
る。
【0012】この場合、本発明の1つの実施の形態にお
いては、開口部を略正6角形状にしているものである。
いては、開口部を略正6角形状にしているものである。
【0013】また、本発明の他の1つの実施の形態にお
いては、開口部を略半楕円形状にしているものである。
いては、開口部を略半楕円形状にしているものである。
【0014】さらに、本発明の他の1つの実施の形態に
おいては、開口部を略長方形状にしているものである。
おいては、開口部を略長方形状にしているものである。
【0015】かかる本発明の実施の形態によれば、略同
形の2つのシールド部材から導出した帯状の接続体を相
互にかしめることにより形成した帯状接続部を設けたの
で、内部磁気シールドにおける地磁気等のシールド効果
を増大させることが可能になり、また、この帯状接続部
の低縁部側に、フリッタブルゲッターに対向して比較的
大きな開口部を設けたので、この大きな開口部を通して
ゲッター材料を飛散させることによって、ゲッターの飛
散面積を増大させることが可能になる。
形の2つのシールド部材から導出した帯状の接続体を相
互にかしめることにより形成した帯状接続部を設けたの
で、内部磁気シールドにおける地磁気等のシールド効果
を増大させることが可能になり、また、この帯状接続部
の低縁部側に、フリッタブルゲッターに対向して比較的
大きな開口部を設けたので、この大きな開口部を通して
ゲッター材料を飛散させることによって、ゲッターの飛
散面積を増大させることが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0017】図1は、本発明によるカラー陰極線管の一
実施例の概略構成を示す断面図である。
実施例の概略構成を示す断面図である。
【0018】図1において、1はパネル部、1Aはフェ
ースプレート、2はネック部、3はファンネル部、4は
螢光膜、5はサポートフレーム、6はシャドウマスク、
7は内部磁気シールド、7Cは開口部、8は偏向ヨー
ク、9は電子銃、10はピュリテイ調整マグネット、1
1はセンタービームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット、12はサイドビームスタティックコンバー
ゼンス調整用マグネット、13はフリッタブルゲッタ
ー、14は電子ビームである。
ースプレート、2はネック部、3はファンネル部、4は
螢光膜、5はサポートフレーム、6はシャドウマスク、
7は内部磁気シールド、7Cは開口部、8は偏向ヨー
ク、9は電子銃、10はピュリテイ調整マグネット、1
1はセンタービームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット、12はサイドビームスタティックコンバー
ゼンス調整用マグネット、13はフリッタブルゲッタ
ー、14は電子ビームである。
【0019】カラー陰極線管を構成する真空外囲器(バ
ルブ)は、前側に配置された大口径のパネル部1と、内
部に電子銃9を収納している細長い円筒状のネック部2
と、パネル部1及びネック部2を連接する略漏斗状のフ
ァンネル部3とからなっている。パネル部1は、前面に
フェースプレート1Aを備え、このフェースプレート1
Aの内面に螢光膜4が被着形成される。パネル部1の内
側の周縁部にはサポートフレーム5が固定配置され、シ
ャドウマスク6が螢光膜4に対向配置するように、シャ
ドウマスク6の周縁部がサポートフレーム5に取付けら
れ、また、略台形状の内部磁気シールド7がパネル部1
からファンネル部3に至る部分の内側に配置されるよう
に、内部磁気シールド7の低縁部(大口径側端縁部)が
サポートフレーム5に取付けられる。ファンネル部3の
内面にフリッタブルゲッター13が設けられ、内部磁気
シールド7におけるフリッタブルゲッター13に対向す
る部分及びその反対側の部分にそれぞれ開口部7Cが設
けられる。ファンネル部3とネック部2の結合部分の外
側に偏向ヨーク8が設けられる。電子銃9から投射され
た3本の電子ビーム14(1本のみ図示されている)
が、偏向ヨーク8で所定方向に偏向された後、シャドウ
マスク6を通して螢光膜4に投射されるように、ネック
部2の外側に、ピュリテイ調整マグネット10、センタ
ービームスタティックコンバーゼンス調整用マグネット
11、サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット12が並設配置されている。
ルブ)は、前側に配置された大口径のパネル部1と、内
部に電子銃9を収納している細長い円筒状のネック部2
と、パネル部1及びネック部2を連接する略漏斗状のフ
ァンネル部3とからなっている。パネル部1は、前面に
フェースプレート1Aを備え、このフェースプレート1
Aの内面に螢光膜4が被着形成される。パネル部1の内
側の周縁部にはサポートフレーム5が固定配置され、シ
ャドウマスク6が螢光膜4に対向配置するように、シャ
ドウマスク6の周縁部がサポートフレーム5に取付けら
れ、また、略台形状の内部磁気シールド7がパネル部1
からファンネル部3に至る部分の内側に配置されるよう
に、内部磁気シールド7の低縁部(大口径側端縁部)が
サポートフレーム5に取付けられる。ファンネル部3の
内面にフリッタブルゲッター13が設けられ、内部磁気
シールド7におけるフリッタブルゲッター13に対向す
る部分及びその反対側の部分にそれぞれ開口部7Cが設
けられる。ファンネル部3とネック部2の結合部分の外
側に偏向ヨーク8が設けられる。電子銃9から投射され
た3本の電子ビーム14(1本のみ図示されている)
が、偏向ヨーク8で所定方向に偏向された後、シャドウ
マスク6を通して螢光膜4に投射されるように、ネック
部2の外側に、ピュリテイ調整マグネット10、センタ
ービームスタティックコンバーゼンス調整用マグネット
11、サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット12が並設配置されている。
【0020】この場合、本実施例のカラー陰極線管にお
ける画像表示動作は、既知のこの種のカラー陰極線管に
おける画像表示動作と殆んど同じであって、かかる動作
は当該技術分野においてはよく知られていることである
ので、本実施例のカラー陰極線管における画像表示動作
の説明は、省略する。
ける画像表示動作は、既知のこの種のカラー陰極線管に
おける画像表示動作と殆んど同じであって、かかる動作
は当該技術分野においてはよく知られていることである
ので、本実施例のカラー陰極線管における画像表示動作
の説明は、省略する。
【0021】次に、図2は、図1に図示されたカラー陰
極線管に用いられる内部磁気シールド及び内部磁気シー
ルドに関連する部分の構成の一例を示す構成図であっ
て、(a)はその斜視図、(b)は帯状接続部の詳細な
構成の一例を示す平面図である。
極線管に用いられる内部磁気シールド及び内部磁気シー
ルドに関連する部分の構成の一例を示す構成図であっ
て、(a)はその斜視図、(b)は帯状接続部の詳細な
構成の一例を示す平面図である。
【0022】図2(a)、(b)において、7Aは第1
シールド部材、7Bは第2シールド部材、15A、15
Bは帯状の接続部、16A、16Bはかしめ片、17
A、17Bは低縁部、18は帯状接続部であり、その
他、図1に示された構成要素と同じ構成要素については
同じ記号を付けている。
シールド部材、7Bは第2シールド部材、15A、15
Bは帯状の接続部、16A、16Bはかしめ片、17
A、17Bは低縁部、18は帯状接続部であり、その
他、図1に示された構成要素と同じ構成要素については
同じ記号を付けている。
【0023】そして、図2(a)、(b)に示されるよ
うに、内部磁気シールド7は、略同一構成の第1シール
ド部材7A及び第2シールド部材7Bとによって構成さ
れる。第1シールド部材7Aは、両側縁部から2つの帯
状の接続部15Aが導出され、接続部15Aの先端付近
に幅方向に突出した一対のかしめ片16Aを設けてい
る。同様に、第2シールド部材7Bは、両側縁部から2
つの帯状の接続部15Bが導出され、接続部15Bの先
端付近に幅方向に突出した一対のかしめ片16Bを設け
ている。また、第1シールド部材7Aの両側縁部におけ
る2つの帯状の接続部15Aを導出した領域の下側(低
縁部7A側)及び第2シールド部材7Bの両側縁部にお
ける2つの帯状の接続部15Aを導出した領域の下側
(低縁部7B側)は、いずれも内側方向に略半6角形状
に若干切削され、第1シールド部材7A及び第2シール
ド部材7Bの間に、後述するように、帯状接続部18を
設けた内部磁気シールド7を構成した場合に、それらの
切削部分によって略6角形状の開口部7Cが形成され
る。
うに、内部磁気シールド7は、略同一構成の第1シール
ド部材7A及び第2シールド部材7Bとによって構成さ
れる。第1シールド部材7Aは、両側縁部から2つの帯
状の接続部15Aが導出され、接続部15Aの先端付近
に幅方向に突出した一対のかしめ片16Aを設けてい
る。同様に、第2シールド部材7Bは、両側縁部から2
つの帯状の接続部15Bが導出され、接続部15Bの先
端付近に幅方向に突出した一対のかしめ片16Bを設け
ている。また、第1シールド部材7Aの両側縁部におけ
る2つの帯状の接続部15Aを導出した領域の下側(低
縁部7A側)及び第2シールド部材7Bの両側縁部にお
ける2つの帯状の接続部15Aを導出した領域の下側
(低縁部7B側)は、いずれも内側方向に略半6角形状
に若干切削され、第1シールド部材7A及び第2シール
ド部材7Bの間に、後述するように、帯状接続部18を
設けた内部磁気シールド7を構成した場合に、それらの
切削部分によって略6角形状の開口部7Cが形成され
る。
【0024】ここで、第1シールド部材7A及び第2シ
ールド部材7Bを用いて内部磁気シールド7を構成する
手順について説明すると、次のとおりである。
ールド部材7Bを用いて内部磁気シールド7を構成する
手順について説明すると、次のとおりである。
【0025】まず、第1シールド部材7A及び第2シー
ルド部材7Bの開放面を内側に向けて、第1シールド部
材7A側の2つの帯状の接続部15Aに、対応する第2
シールド部材7B側の2つの帯状の接続部15Bをそれ
ぞれ重ね合わせる。
ルド部材7Bの開放面を内側に向けて、第1シールド部
材7A側の2つの帯状の接続部15Aに、対応する第2
シールド部材7B側の2つの帯状の接続部15Bをそれ
ぞれ重ね合わせる。
【0026】次に、図2(b)に示されるように、それ
ぞれ重ね合わせた2つの帯状の接続部15A、15Bの
位置合わせを行い、一方の帯状の接続部15A側の一対
のかしめ片16Aを他方の帯状の接続部15B側に折り
重ね、同時に、他方の帯状の接続部15B側の一対のか
しめ片16Bを一方の帯状の接続部15A側に折り重
ね、一方及び他方の帯状の接続部15A、15Bの間を
帯状の接続部15A、15Bを相互にかしめて構成した
帯状接続部18で結合接続する。
ぞれ重ね合わせた2つの帯状の接続部15A、15Bの
位置合わせを行い、一方の帯状の接続部15A側の一対
のかしめ片16Aを他方の帯状の接続部15B側に折り
重ね、同時に、他方の帯状の接続部15B側の一対のか
しめ片16Bを一方の帯状の接続部15A側に折り重
ね、一方及び他方の帯状の接続部15A、15Bの間を
帯状の接続部15A、15Bを相互にかしめて構成した
帯状接続部18で結合接続する。
【0027】次いで、結合接続した一方及び他方の帯状
の接続部15A、15Bの低縁部17A、17Bをサポ
ートフレーム5にそれぞれ結合すると、一方及び他方の
帯状の接続部15A、15Bの間に帯状接続部18が設
けられ、この帯状接続部18の低縁部17A、17B側
に略6角形の開口部7Cを有する内部磁気シールド7が
構成される。
の接続部15A、15Bの低縁部17A、17Bをサポ
ートフレーム5にそれぞれ結合すると、一方及び他方の
帯状の接続部15A、15Bの間に帯状接続部18が設
けられ、この帯状接続部18の低縁部17A、17B側
に略6角形の開口部7Cを有する内部磁気シールド7が
構成される。
【0028】このようにして得られた内部磁気シールド
7を他の構成部品とともに真空外囲器内に組込み、真空
外囲器を真空排気した後、フリッタブルゲッター13を
フラッシュすると、内部磁気シールド7の開口部7Cを
通して、蒸発したゲッター材料、例えばバリウム(B
a)の大部分が2つの実線のなす角度α内に飛散し、カ
ラー陰極線管内の飛散先の構成部品に被着される。
7を他の構成部品とともに真空外囲器内に組込み、真空
外囲器を真空排気した後、フリッタブルゲッター13を
フラッシュすると、内部磁気シールド7の開口部7Cを
通して、蒸発したゲッター材料、例えばバリウム(B
a)の大部分が2つの実線のなす角度α内に飛散し、カ
ラー陰極線管内の飛散先の構成部品に被着される。
【0029】このように本実施例のカラー陰極線管によ
れば、略同形の第1及び第2のシールド部材7A、7B
からそれぞれ導出した帯状の接続体15A、15Bを重
ね合わせ、一方の帯状の接続体15A側のかしめ片16
Aを他方の帯状の接続体15B側に折り重ね、同時に、
他方の帯状の接続体1BA側のかしめ片16Bを一方の
帯状の接続体15A側に折り重ねて、第1及び第2のシ
ールド部材7A、7Bの間に帯状接続部18を構成し、
かつ、帯状接続部18の低縁部17A、17B側にフリ
ッタブルゲッター13に対向して比較的大きな開口部7
Cを設けているもので、帯状接続部18の形成によって
内部磁気シールド7における地磁気等のシールド効果を
増大させることができ、また、比較的大きな開口部7C
の形成によってゲッターの飛散面積を増大させることが
できるものである。
れば、略同形の第1及び第2のシールド部材7A、7B
からそれぞれ導出した帯状の接続体15A、15Bを重
ね合わせ、一方の帯状の接続体15A側のかしめ片16
Aを他方の帯状の接続体15B側に折り重ね、同時に、
他方の帯状の接続体1BA側のかしめ片16Bを一方の
帯状の接続体15A側に折り重ねて、第1及び第2のシ
ールド部材7A、7Bの間に帯状接続部18を構成し、
かつ、帯状接続部18の低縁部17A、17B側にフリ
ッタブルゲッター13に対向して比較的大きな開口部7
Cを設けているもので、帯状接続部18の形成によって
内部磁気シールド7における地磁気等のシールド効果を
増大させることができ、また、比較的大きな開口部7C
の形成によってゲッターの飛散面積を増大させることが
できるものである。
【0030】なお、この実施例においては、内部磁気シ
ールド7に設けた開口部7Cの形状を略6角形状のもの
にした例を挙げて説明したが、本発明による開口部7C
の形状は略6角形状のものに限られず、略半楕円形状の
ものであってもよく、また、略長方形状のものであって
もよい。
ールド7に設けた開口部7Cの形状を略6角形状のもの
にした例を挙げて説明したが、本発明による開口部7C
の形状は略6角形状のものに限られず、略半楕円形状の
ものであってもよく、また、略長方形状のものであって
もよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、略同形
の2つのシールド部材からそれぞれ導出した帯状の接続
体を相互にかしめることによって形成した帯状接続部を
設けるようにしているので、内部磁気シールドにおける
地磁気等のシールド効果を増大させることが可能にな
り、また、この帯状接続部の低縁部側に、フリッタブル
ゲッターに対向して比較的大きな開口部を設けるように
しているので、この大きな開口部を通してゲッター材料
を飛散させることにより、ゲッターの飛散面積を増大さ
せることが可能になるという効果がある。
の2つのシールド部材からそれぞれ導出した帯状の接続
体を相互にかしめることによって形成した帯状接続部を
設けるようにしているので、内部磁気シールドにおける
地磁気等のシールド効果を増大させることが可能にな
り、また、この帯状接続部の低縁部側に、フリッタブル
ゲッターに対向して比較的大きな開口部を設けるように
しているので、この大きな開口部を通してゲッター材料
を飛散させることにより、ゲッターの飛散面積を増大さ
せることが可能になるという効果がある。
【図1】本発明によるカラー陰極線管の一実施例の構成
を示すブロック構成図である。
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に図示のカラー陰極線管に用いられる内部
磁気シールド及び内部磁気シールドに関連する部分の構
成の一例を示す構成図である。
磁気シールド及び内部磁気シールドに関連する部分の構
成の一例を示す構成図である。
【図3】フリッタブルゲッターを用いた既知のカラー陰
極線管の構成の一例を示す断面図である。
極線管の構成の一例を示す断面図である。
1 パネル部 1A フェースプレート 2 ネック部 3 ファンネル部 4 螢光膜 5 サポートフレーム 6 シャドウマスク 7 内部磁気シールド 7A 第1シールド部材 7B 第2シールド部材 7C 開口部 8 偏向ヨーク 9 電子銃 10 ピュリテイ調整マグネット 11 センタービームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット 12 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 13 フリッタブルゲッター 14 電子ビーム 15A、15B 帯状の接続体 16A、16B かしめ片 17A、17B 低縁部 18 帯状接続部
用マグネット 12 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 13 フリッタブルゲッター 14 電子ビーム 15A、15B 帯状の接続体 16A、16B かしめ片 17A、17B 低縁部 18 帯状接続部
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも、パネル部内側に装着される
長方形のサポートフレームと、前記サポートフレームに
低縁部を固定した略台形状の内部磁気シールドと、ファ
ンネル部内面に配置されるフリッタブルゲッターとを備
え、前記内部磁気シールドを前記フリッタブルゲッター
との対向位置で分割された略同形の2つのシールド部材
によって構成し、前記2つのシールド部材から導出した
帯状の接続体を相互にかしめて前記2つのシールド部材
間に帯状接続部を形成するとともに、前記帯状接続部の
前記低縁部側に前記フリッタブルゲッターを飛散させる
開口部を形成したことを特徴とする内部磁気シールドを
有するカラー陰極線管。 - 【請求項2】 前記開口部は、略正6角形状のものであ
ることを特徴とする請求項1に記載の内部磁気シールド
を有するカラー陰極線管。 - 【請求項3】 前記開口部は、略半楕円形状のものであ
ることを特徴とする請求項1に記載の内部磁気シールド
を有するカラー陰極線管。 - 【請求項4】 前記開口部は、略長方形状のものである
ことを特徴とする請求項1に記載の内部磁気シールドを
有するカラー陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25306096A JPH10106448A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 内部磁気シールドを有するカラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25306096A JPH10106448A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 内部磁気シールドを有するカラー陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10106448A true JPH10106448A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17245939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25306096A Pending JPH10106448A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 内部磁気シールドを有するカラー陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10106448A (ja) |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25306096A patent/JPH10106448A/ja active Pending
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