JPH10105995A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH10105995A JPH10105995A JP25344196A JP25344196A JPH10105995A JP H10105995 A JPH10105995 A JP H10105995A JP 25344196 A JP25344196 A JP 25344196A JP 25344196 A JP25344196 A JP 25344196A JP H10105995 A JPH10105995 A JP H10105995A
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- optical
- area
- optical disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の再生専用光ディスク及び記録再生可能
な光ディスクを再生対象とする光ディスク装置では、ト
ラッキングすべき領域が、再生専用領域か或いは記録再
生可能領域かで、フォーカスサーボ制御量を切り替える
ようにはなっていない。そのため、領域に応じた最適な
フォーカス位置での再生が行えず、良好な再生信号が得
られない。 【解決手段】 フォーカスサーボ制御回路22は、光ピ
ックアップ20から出力される補正前FESに、スイッ
チ23により選択された方のフォーカスオフセット量を
加算して補正FESを生成し、これを基にフォーカスア
クチュエータ29を駆動する。スイッチ23は、コント
ローラ24により、トラッキングすべき領域が再生専用
か記録再生可能な領域かで切り替えられ、フォーカスオ
フセット量は、誤差信号間クロストークを基に設定され
る。
な光ディスクを再生対象とする光ディスク装置では、ト
ラッキングすべき領域が、再生専用領域か或いは記録再
生可能領域かで、フォーカスサーボ制御量を切り替える
ようにはなっていない。そのため、領域に応じた最適な
フォーカス位置での再生が行えず、良好な再生信号が得
られない。 【解決手段】 フォーカスサーボ制御回路22は、光ピ
ックアップ20から出力される補正前FESに、スイッ
チ23により選択された方のフォーカスオフセット量を
加算して補正FESを生成し、これを基にフォーカスア
クチュエータ29を駆動する。スイッチ23は、コント
ローラ24により、トラッキングすべき領域が再生専用
か記録再生可能な領域かで切り替えられ、フォーカスオ
フセット量は、誤差信号間クロストークを基に設定され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生専用光ディス
ク、及び記録再生可能な光ディスクの両方に対して再生
を行い得る、再生専用の、或いは記録再生可能な光ディ
スク装置に関するものである。
ク、及び記録再生可能な光ディスクの両方に対して再生
を行い得る、再生専用の、或いは記録再生可能な光ディ
スク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスクは、予め記録された情
報の再生のみ可能な再生専用光ディスクと、情報の記録
再生両方が可能な光ディスクの2種類に大別される。C
D、CD−ROMに代表される再生専用光ディスクは、
ディスク作製時に既に情報がディスク面に凹凸のピット
で記録されており、ユーザーは情報の再生のみ可能であ
る。他方、光磁気ディスクに代表される記録再生可能な
光ディスクは、ディスク作製時に案内溝が形成されてお
り、ユーザーは必要な情報をこの案内溝に沿って記録さ
せる一方、その情報の再生が可能である。
報の再生のみ可能な再生専用光ディスクと、情報の記録
再生両方が可能な光ディスクの2種類に大別される。C
D、CD−ROMに代表される再生専用光ディスクは、
ディスク作製時に既に情報がディスク面に凹凸のピット
で記録されており、ユーザーは情報の再生のみ可能であ
る。他方、光磁気ディスクに代表される記録再生可能な
光ディスクは、ディスク作製時に案内溝が形成されてお
り、ユーザーは必要な情報をこの案内溝に沿って記録さ
せる一方、その情報の再生が可能である。
【0003】また、最近では、これら以外に、図5
(a)に示す光ディスクのように、内周側40aに再生
専用領域を形成し、外周側40bを記録再生可能領域と
したハイブリッド型光ディスクも実用化されている。こ
のハイブリッド型光ディスクは、その形態からいろいろ
な応用面の展開が考えられ、注目されている。
(a)に示す光ディスクのように、内周側40aに再生
専用領域を形成し、外周側40bを記録再生可能領域と
したハイブリッド型光ディスクも実用化されている。こ
のハイブリッド型光ディスクは、その形態からいろいろ
な応用面の展開が考えられ、注目されている。
【0004】上記した3つのタイプの光ディスクのう
ち、再生専用光ディスク或いは、ハイブリッド型光ディ
スクの再生専用領域には、図5(b)に示すように、情
報が凹凸のピット41により形成されている。通常、W
1 にて示すピット幅は約0.4μmに、W2 にて示すト
ラックピッチはほぼ1.6μmに設定されている。
ち、再生専用光ディスク或いは、ハイブリッド型光ディ
スクの再生専用領域には、図5(b)に示すように、情
報が凹凸のピット41により形成されている。通常、W
1 にて示すピット幅は約0.4μmに、W2 にて示すト
ラックピッチはほぼ1.6μmに設定されている。
【0005】また、情報の記録再生可能な光ディスク、
及びハイブリッド型光ディスクの記録再生可能領域に
は、図5(c)に示すように、ディスク上に案内溝(以
下、グルーブと称する)42が形成されており、グルー
ブ42・42との間には、案内溝間(以下、ランドと称
する)43が形成されている。通常、W3 にて示すグル
ーブ幅は約1.2μmに、W4 にて示すトラックピッチ
はほぼ1.6μmに設定されている。尚、この図では、
グルーブ42の幅がランド43に比べて広く形成された
ものを示しているが、ランド43の幅がグルーブ42の
幅よりも広く形成されたものもあり、情報の記録は、グ
ルーブ42或いはランド43の何れか幅の広い方に行わ
れる。
及びハイブリッド型光ディスクの記録再生可能領域に
は、図5(c)に示すように、ディスク上に案内溝(以
下、グルーブと称する)42が形成されており、グルー
ブ42・42との間には、案内溝間(以下、ランドと称
する)43が形成されている。通常、W3 にて示すグル
ーブ幅は約1.2μmに、W4 にて示すトラックピッチ
はほぼ1.6μmに設定されている。尚、この図では、
グルーブ42の幅がランド43に比べて広く形成された
ものを示しているが、ランド43の幅がグルーブ42の
幅よりも広く形成されたものもあり、情報の記録は、グ
ルーブ42或いはランド43の何れか幅の広い方に行わ
れる。
【0006】これら光ディスクに対して情報の再生の
み、或いは記録再生の両方を行う光ディスク装置では、
半導体レーザや、該レーザからの光を光ディスクの面上
に導きかつその反射光を光検出器に導く光学系等を備え
た光ピックアップを用いて、半導体レーザから出射した
光を対物レンズにより集光して集光スポットを形成し、
この集光スポットを光ディスクに記録されたピット列
や、グルーブ或いはランドの何れか幅広の方にトラッキ
ングし、得られる反射光をもとに情報の再生、或いは記
録再生を行っている。
み、或いは記録再生の両方を行う光ディスク装置では、
半導体レーザや、該レーザからの光を光ディスクの面上
に導きかつその反射光を光検出器に導く光学系等を備え
た光ピックアップを用いて、半導体レーザから出射した
光を対物レンズにより集光して集光スポットを形成し、
この集光スポットを光ディスクに記録されたピット列
や、グルーブ或いはランドの何れか幅広の方にトラッキ
ングし、得られる反射光をもとに情報の再生、或いは記
録再生を行っている。
【0007】ところで、これまでの光ディスク装置で
は、装置自体が再生専用光ディスクに対応したものと、
記録再生可能な光ディスクに対応したものとに分類され
ていたので、再生専用光ディスクか記録再生可能な光デ
ィスクのどちらか対応したものを再生できれば良く、搭
載された光ディスクが、再生専用か記録再生可能なもの
かで、光ピックアップの光検出器から出力を補正するフ
ォーカスサーボ制御量(補正量)を切り替える必要はな
かった。
は、装置自体が再生専用光ディスクに対応したものと、
記録再生可能な光ディスクに対応したものとに分類され
ていたので、再生専用光ディスクか記録再生可能な光デ
ィスクのどちらか対応したものを再生できれば良く、搭
載された光ディスクが、再生専用か記録再生可能なもの
かで、光ピックアップの光検出器から出力を補正するフ
ォーカスサーボ制御量(補正量)を切り替える必要はな
かった。
【0008】しかしながら、記録再生可能な光ディスク
を対象とした光ディスク装置においても、CD−ROM
等の再生専用光ディスクの再生を可能とする多機能化の
要求、並びに、前述のハイブリッド型光ディスクの普及
に伴って、現在では、上記した両タイプの光ディスクを
再生できる光ディスク装置が実用化されている。
を対象とした光ディスク装置においても、CD−ROM
等の再生専用光ディスクの再生を可能とする多機能化の
要求、並びに、前述のハイブリッド型光ディスクの普及
に伴って、現在では、上記した両タイプの光ディスクを
再生できる光ディスク装置が実用化されている。
【0009】その代表的な装置としては、MD(ミニデ
ィスク)装置を挙げられる。MD装置では、互いに等し
いディスク厚を有する場合、情報がピットにて記録され
た再生専用光ディスクでも、磁気光学効果を利用して情
報が記録された記録再生可能な光ディスクでも再生でき
る。
ィスク)装置を挙げられる。MD装置では、互いに等し
いディスク厚を有する場合、情報がピットにて記録され
た再生専用光ディスクでも、磁気光学効果を利用して情
報が記録された記録再生可能な光ディスクでも再生でき
る。
【0010】MD装置で再生できる両タイプの光ディス
クは、互いに同じディスク厚を有しており、かつ、再生
専用光ディスクのピット深さと記録再生可能な光ディス
クのグルーブの深さとの差が、±数十nm以下に設定さ
れている。そしてまた、光ディスクの情報を再生するた
めの集光スポットの焦点深度は、±1μm程度である。
そのため、光学的な集光スポットの焦点位置は、同一と
見なされる。
クは、互いに同じディスク厚を有しており、かつ、再生
専用光ディスクのピット深さと記録再生可能な光ディス
クのグルーブの深さとの差が、±数十nm以下に設定さ
れている。そしてまた、光ディスクの情報を再生するた
めの集光スポットの焦点深度は、±1μm程度である。
そのため、光学的な集光スポットの焦点位置は、同一と
見なされる。
【0011】したがって、従来、上述したMD装置を始
めその他の再生専用、及び記録再生可能な両タイプの光
ディスク、及びハイブリッド型光ディスクを再生できる
光ディスク装置では、トラッキング時に、トラッキング
する領域が、情報が凹凸のピットにより記録された再生
専用領域(再生専用光ディスクも含めて)か、或いは情
報がグルーブ(或いはランド)に記録可能な記録再生可
能領域(記録再生可能な光ディスクを含めて)かで、フ
ォーカスサーボ制御量を変更する必要はないと考えられ
ており、フォーカスサーボ制御量を切り替えることは行
われていない。
めその他の再生専用、及び記録再生可能な両タイプの光
ディスク、及びハイブリッド型光ディスクを再生できる
光ディスク装置では、トラッキング時に、トラッキング
する領域が、情報が凹凸のピットにより記録された再生
専用領域(再生専用光ディスクも含めて)か、或いは情
報がグルーブ(或いはランド)に記録可能な記録再生可
能領域(記録再生可能な光ディスクを含めて)かで、フ
ォーカスサーボ制御量を変更する必要はないと考えられ
ており、フォーカスサーボ制御量を切り替えることは行
われていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では、光学的な集光スポットの焦点位置が
それぞれ同一と考えられるということで、凹凸のピット
で記録された情報を再生するときと、連続したグルーブ
に沿って記録された情報を再生するときとで、同じフォ
ーカスサーボ制御量としているため、両タイプの光ディ
スク、並びにハイブリッド型光ディスクの2つの領域に
対してそれぞれに応じた最適な再生を行うことができな
いという問題を有している。
た従来の構成では、光学的な集光スポットの焦点位置が
それぞれ同一と考えられるということで、凹凸のピット
で記録された情報を再生するときと、連続したグルーブ
に沿って記録された情報を再生するときとで、同じフォ
ーカスサーボ制御量としているため、両タイプの光ディ
スク、並びにハイブリッド型光ディスクの2つの領域に
対してそれぞれに応じた最適な再生を行うことができな
いという問題を有している。
【0013】ここで、再生専用領域と、記録再生可能領
域とで最適なフォーカスサーボ制御量が異なるメカニズ
ムを、図6および図7を用いて説明する。
域とで最適なフォーカスサーボ制御量が異なるメカニズ
ムを、図6および図7を用いて説明する。
【0014】図6の上部に示す波形は、再生専用領域に
おける、光ピックアップから得られるフォーカスサーボ
のみONされた状態でのフォーカスエラー信号(以下、
FESと記載)とトラッキングエラー信号(以下、TE
Sと記載)の両方のサーボ誤差信号を示している。ま
た、図7の上部に示す波形は、フォーカスサーボのみO
Nされた状態での記録再生可能領域のFES、TESを
示している。尚、これら図6、図7に示すそれぞれの誤
差信号は、対物レンズにより光ディスク6上に集光され
るスポットが、図中に断面図及び平面図にて示す光ディ
スク6の各場所に位置したときに対応させて示してい
る。
おける、光ピックアップから得られるフォーカスサーボ
のみONされた状態でのフォーカスエラー信号(以下、
FESと記載)とトラッキングエラー信号(以下、TE
Sと記載)の両方のサーボ誤差信号を示している。ま
た、図7の上部に示す波形は、フォーカスサーボのみO
Nされた状態での記録再生可能領域のFES、TESを
示している。尚、これら図6、図7に示すそれぞれの誤
差信号は、対物レンズにより光ディスク6上に集光され
るスポットが、図中に断面図及び平面図にて示す光ディ
スク6の各場所に位置したときに対応させて示してい
る。
【0015】図5(b)及び(c)を用いて前述したよ
うに、再生専用領域に形成されているピット41のピッ
ト幅W1 と、記録マーク44が形成される記録再生可能
領域のグルーブ42のグルーブ幅(ランド43が幅広の
場合はランドの幅)W3 との関係は、トラックピッチ
1.6μmに対して、W1 =0.4μm、W3 =1.2
μmとなっており、図6、図7の各断面図に示すよう
に、光ディスクの断面形状はほぼ同じとなるため、サー
ボ信号(TES、FESともに)もほぼ同じ波形とな
る。
うに、再生専用領域に形成されているピット41のピッ
ト幅W1 と、記録マーク44が形成される記録再生可能
領域のグルーブ42のグルーブ幅(ランド43が幅広の
場合はランドの幅)W3 との関係は、トラックピッチ
1.6μmに対して、W1 =0.4μm、W3 =1.2
μmとなっており、図6、図7の各断面図に示すよう
に、光ディスクの断面形状はほぼ同じとなるため、サー
ボ信号(TES、FESともに)もほぼ同じ波形とな
る。
【0016】しかしながら、再生専用領域では、情報が
ピット41にて記録されており、記録再生可能領域で
は、情報が記録マーク44によりグルーブ42に記録さ
れているため、再生専用領域では、TESが図6におい
て右上がりでゼロクロス(0点(GND)と交差)する
位置にトラッキングサーボをONする必要があるのに対
し、記録再生可能領域では、逆に、TESが図7におい
て右下がりでゼロクロスする位置にトラッキングサーボ
をONする必要がある。
ピット41にて記録されており、記録再生可能領域で
は、情報が記録マーク44によりグルーブ42に記録さ
れているため、再生専用領域では、TESが図6におい
て右上がりでゼロクロス(0点(GND)と交差)する
位置にトラッキングサーボをONする必要があるのに対
し、記録再生可能領域では、逆に、TESが図7におい
て右下がりでゼロクロスする位置にトラッキングサーボ
をONする必要がある。
【0017】ところで、通常、図6、図7に示すよう
に、FESは、光ディスク6のピット41或いはグルー
ブ42の影響を受け、TESの周期に等しい周期を持
ち、かつ、その位相が90°ずれた信号で変調を受けて
いる(以降、本明細書においてはFESの上記のような
変動を、誤差信号間クロストークと呼ぶことにする)。
に、FESは、光ディスク6のピット41或いはグルー
ブ42の影響を受け、TESの周期に等しい周期を持
ち、かつ、その位相が90°ずれた信号で変調を受けて
いる(以降、本明細書においてはFESの上記のような
変動を、誤差信号間クロストークと呼ぶことにする)。
【0018】誤差信号間クロストークが図6、図7に示
すような波形になる理由は、特公平5−68774号公
報に開示されている。即ち、誤差信号間クロストーク
は、サーボ誤差信号を生成する光検出器上において、光
ディスク6からの反射光の対称性が、光ピックアップを
構成する光学部品、特に対物レンズの収差に影響を受け
非対称となり、TESがFESに漏れ込むために発生す
る。そのため、誤差信号間クロストークは、TESと同
じ周期を持ち、さらに、光ディスク6の反射光の非対称
性により、位相がTESに対し90°ずれた信号とな
る。
すような波形になる理由は、特公平5−68774号公
報に開示されている。即ち、誤差信号間クロストーク
は、サーボ誤差信号を生成する光検出器上において、光
ディスク6からの反射光の対称性が、光ピックアップを
構成する光学部品、特に対物レンズの収差に影響を受け
非対称となり、TESがFESに漏れ込むために発生す
る。そのため、誤差信号間クロストークは、TESと同
じ周期を持ち、さらに、光ディスク6の反射光の非対称
性により、位相がTESに対し90°ずれた信号とな
る。
【0019】したがって、この誤差信号間クロストーク
のために、フォーカスサーボがONされた後、トラッキ
ングサーボがONされるとすれば、集光スポットが再生
専用領域のピット41をトラッキングするときには、図
6に示したようにフォーカス点は線H上となり、記録再
生可能領域では、図7に示したように、グルーブ42に
トラッキングし、記録マーク44の再生を行うときに
は、フォーカス点は線L上となる。
のために、フォーカスサーボがONされた後、トラッキ
ングサーボがONされるとすれば、集光スポットが再生
専用領域のピット41をトラッキングするときには、図
6に示したようにフォーカス点は線H上となり、記録再
生可能領域では、図7に示したように、グルーブ42に
トラッキングし、記録マーク44の再生を行うときに
は、フォーカス点は線L上となる。
【0020】このように再生専用領域のトラッキング時
(ピット列にトラッキング)と記録再生可能領域のトラ
ッキング時(記録マーク44のあるグルーブ42にトラ
ッキング)において、フォーカス点が異なるため、同じ
制御量でフォーカスサーボ制御を行った場合、ピット4
1をトラッキングしているときと、グルーブ42をトラ
ッキングしているときで、光軸方向のずれ(フォーカス
オフセット)が、対物レンズと光ディスク間に生じる。
その結果、光ディスク上の集光スポットの形状が異な
り、再生専用領域と記録再生可能領域のそれぞれの記録
情報に対し、最適な再生ができなくなる。
(ピット列にトラッキング)と記録再生可能領域のトラ
ッキング時(記録マーク44のあるグルーブ42にトラ
ッキング)において、フォーカス点が異なるため、同じ
制御量でフォーカスサーボ制御を行った場合、ピット4
1をトラッキングしているときと、グルーブ42をトラ
ッキングしているときで、光軸方向のずれ(フォーカス
オフセット)が、対物レンズと光ディスク間に生じる。
その結果、光ディスク上の集光スポットの形状が異な
り、再生専用領域と記録再生可能領域のそれぞれの記録
情報に対し、最適な再生ができなくなる。
【0021】ここで、図6に示すGNDから線Hまでの
ずれを再生専用領域フォーカスオフセット量hとし、図
7のGNDから線Lまでのずれを記録再生可能領域フォ
ーカスオフセット量lとすれば、再生専用領域のピット
41のトラッキング時と記録再生可能領域のグルーブ4
2のトラッキング時とのフォーカス点のずれの量はl+
h相当となる。
ずれを再生専用領域フォーカスオフセット量hとし、図
7のGNDから線Lまでのずれを記録再生可能領域フォ
ーカスオフセット量lとすれば、再生専用領域のピット
41のトラッキング時と記録再生可能領域のグルーブ4
2のトラッキング時とのフォーカス点のずれの量はl+
h相当となる。
【0022】尚、フォーカス点のずれの原因となる上記
誤差信号間クロストークを、対物レンズを光軸回りに回
転調整することにより抑制する方法が前述の特公平5−
68774号公報に開示されているが、該公報に開示さ
れた方法では、対物レンズの調整に時間を要する上、ま
た、光学的な収差としては対物レンズのみでなく、その
他の光学部品に関しても収差を有するために、誤差信号
間クロストークを完全になくすことができない。従っ
て、ピット41にトラッキングする再生専用領域トラッ
キング時とグルーブ42(或いはランド43)にトラッ
キングする記録再生可能領域トラッキング時とにおける
フォーカス点の光軸方向のずれを完全になくすことがで
きないので、最適な再生ができない。
誤差信号間クロストークを、対物レンズを光軸回りに回
転調整することにより抑制する方法が前述の特公平5−
68774号公報に開示されているが、該公報に開示さ
れた方法では、対物レンズの調整に時間を要する上、ま
た、光学的な収差としては対物レンズのみでなく、その
他の光学部品に関しても収差を有するために、誤差信号
間クロストークを完全になくすことができない。従っ
て、ピット41にトラッキングする再生専用領域トラッ
キング時とグルーブ42(或いはランド43)にトラッ
キングする記録再生可能領域トラッキング時とにおける
フォーカス点の光軸方向のずれを完全になくすことがで
きないので、最適な再生ができない。
【0023】また、特開平8−30975号公報には、
情報再生時に、記録可能な光ディスクと再生専用光ディ
スクとで、フォーカス位置を切り替えることが記載され
ている。しかしながら、これにおいては、上記した誤差
信号間クロストークとフォーカス点のずれとを関連に着
目していないため、サーボをかけた後でコントローラが
補正量である加算回路に加えるオフセット電圧を変化さ
せ、レベル検出回路のそれぞれのオフセット電圧による
再生信号の信号振幅レベルの出力結果を記憶し、そし
て、信号振幅レベルの最大となるオフセット電圧を補正
量(本願で言うフォーカスサーボ制御量)として採用す
るようになっている。
情報再生時に、記録可能な光ディスクと再生専用光ディ
スクとで、フォーカス位置を切り替えることが記載され
ている。しかしながら、これにおいては、上記した誤差
信号間クロストークとフォーカス点のずれとを関連に着
目していないため、サーボをかけた後でコントローラが
補正量である加算回路に加えるオフセット電圧を変化さ
せ、レベル検出回路のそれぞれのオフセット電圧による
再生信号の信号振幅レベルの出力結果を記憶し、そし
て、信号振幅レベルの最大となるオフセット電圧を補正
量(本願で言うフォーカスサーボ制御量)として採用す
るようになっている。
【0024】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、少なくとも再生対象とす
る光ディスクが、ハイブリッド型光ディスク、或いは再
生専用又は記録再生可能な両タイプの光ディスクとす
る、情報の再生のみ可能な再生専用或いは記録再生両方
が可能な光ディスク装置において、再生専用領域と記録
再生可能領域とのそれぞれのトラッキング時に、フォー
カスサーボ制御量を最適化することにより、良好な再生
信号を得ることができ、かつ、そのフォーカスサーボ制
御量の設定が非常に容易に行える光ディスク装置を提供
することにある。
たものであって、その目的は、少なくとも再生対象とす
る光ディスクが、ハイブリッド型光ディスク、或いは再
生専用又は記録再生可能な両タイプの光ディスクとす
る、情報の再生のみ可能な再生専用或いは記録再生両方
が可能な光ディスク装置において、再生専用領域と記録
再生可能領域とのそれぞれのトラッキング時に、フォー
カスサーボ制御量を最適化することにより、良好な再生
信号を得ることができ、かつ、そのフォーカスサーボ制
御量の設定が非常に容易に行える光ディスク装置を提供
することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
装置は、上記の課題を解決するために、出射光源と、光
ディスクからの反射光を検出する光検出器と、上記出射
光源からの光を光ディスクの面上に導きかつその反射光
を上記光検出器に導く光学系とを備えた光ピックアップ
を用いて、光ディスクに記録された情報の再生のみ、或
いは光ディスクに対して情報の記録及び再生の両方を行
う光ディスク装置において、上記光検出器からの出力に
補正を施してフォーカスエラー信号を生成し、このフォ
ーカスエラー信号にて、上記光ディスクの面上に光を集
光させるフォーカスサーボ制御回路と、トラッキング
時、トラッキングすべき領域が光ディスク面に情報が凹
凸のピットで記録された再生専用領域か、或いは予め形
成された案内溝又は案内溝間の何れか幅広のほうに情報
を記録できる記録再生可能領域かで、上記フォーカスエ
ラー信号の補正量を切り替える補正量切替手段とを備
え、上記補正量切替手段による補正量が、光ピックアッ
プ組み立て時の誤差信号間クロストークを基に設定され
ていることを特徴としている。
装置は、上記の課題を解決するために、出射光源と、光
ディスクからの反射光を検出する光検出器と、上記出射
光源からの光を光ディスクの面上に導きかつその反射光
を上記光検出器に導く光学系とを備えた光ピックアップ
を用いて、光ディスクに記録された情報の再生のみ、或
いは光ディスクに対して情報の記録及び再生の両方を行
う光ディスク装置において、上記光検出器からの出力に
補正を施してフォーカスエラー信号を生成し、このフォ
ーカスエラー信号にて、上記光ディスクの面上に光を集
光させるフォーカスサーボ制御回路と、トラッキング
時、トラッキングすべき領域が光ディスク面に情報が凹
凸のピットで記録された再生専用領域か、或いは予め形
成された案内溝又は案内溝間の何れか幅広のほうに情報
を記録できる記録再生可能領域かで、上記フォーカスエ
ラー信号の補正量を切り替える補正量切替手段とを備
え、上記補正量切替手段による補正量が、光ピックアッ
プ組み立て時の誤差信号間クロストークを基に設定され
ていることを特徴としている。
【0026】これによれば、補正量切替手段が、トラッ
キングすべき領域が、再生専用領域か、或いは記録再生
可能領域かで、補正量(フォーカスサーボ制御量)を各
々に対応したものに切り替えるようになっており、フォ
ーカスサーボ制御回路は、光検出器からの出力を、上記
補正量切替手段にて切り替えられた最適な補正量に基づ
いて補正してフォーカスエラー信号を生成し、フォーカ
スサーボ制御を実施する。
キングすべき領域が、再生専用領域か、或いは記録再生
可能領域かで、補正量(フォーカスサーボ制御量)を各
々に対応したものに切り替えるようになっており、フォ
ーカスサーボ制御回路は、光検出器からの出力を、上記
補正量切替手段にて切り替えられた最適な補正量に基づ
いて補正してフォーカスエラー信号を生成し、フォーカ
スサーボ制御を実施する。
【0027】したがって、上記構成を採用することで、
再生専用領域及び記録再生可能領域ともにそれぞれに最
適なフォーカス位置で再生、或いは記録再生が可能とな
り、得られる再生信号が高品質なものとなる。
再生専用領域及び記録再生可能領域ともにそれぞれに最
適なフォーカス位置で再生、或いは記録再生が可能とな
り、得られる再生信号が高品質なものとなる。
【0028】しかも、このような再生専用領域のトラッ
キング時と記録再生可能領域のトラッキング時とで生じ
るフォーカス点のずれは、誤差信号間クロストークによ
り発生することに着目し、本発明では、補正量を光ピッ
クアップ組み立て時の誤差信号間クロストークを基に設
定している。したがって、回路構成を含め、補正量の設
定が非常に容易に行える。
キング時と記録再生可能領域のトラッキング時とで生じ
るフォーカス点のずれは、誤差信号間クロストークによ
り発生することに着目し、本発明では、補正量を光ピッ
クアップ組み立て時の誤差信号間クロストークを基に設
定している。したがって、回路構成を含め、補正量の設
定が非常に容易に行える。
【0029】また、上記補正量は、例えば請求項2に記
載したように、フォーカスオフセット量を用いること、
或いは、請求項3に記載したように、フォーカスエラー
信号を生成するのに用いる光検出器の分割された受光部
の各出力の電気的増幅率を切り替えることで実施でき
る。
載したように、フォーカスオフセット量を用いること、
或いは、請求項3に記載したように、フォーカスエラー
信号を生成するのに用いる光検出器の分割された受光部
の各出力の電気的増幅率を切り替えることで実施でき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0031】本実施の形態に係る光ディスク装置は、光
ディスクに対して情報の記録再生の両方が可能なタイプ
である。その記録及び再生の両方において対象とする光
ディスクは、図5(c)に示すように、ディスク面にグ
ルーブ42が予め形成されており、そのグルーブ42か
或いはグルーブ42・42間に形成されるランド43の
何れか幅広の方に情報を記録マーク44にて記録できる
記録再生可能な光ディスクと、同図(a)に示すハイブ
リッド型光ディスクである。また、再生のみ対象とする
光ディスクは、図5(b)に示すように、予め情報がピ
ット41にて記録された再生専用光ディスクである。
尚、上記ハイブリッド型光ディスクは、前述した如く、
ピット41による記録が成されている再生専用領域を内
周側40aに有し、外周側40bに記録マークによる記
録が行われる記録再生可能領域を有するものである。
ディスクに対して情報の記録再生の両方が可能なタイプ
である。その記録及び再生の両方において対象とする光
ディスクは、図5(c)に示すように、ディスク面にグ
ルーブ42が予め形成されており、そのグルーブ42か
或いはグルーブ42・42間に形成されるランド43の
何れか幅広の方に情報を記録マーク44にて記録できる
記録再生可能な光ディスクと、同図(a)に示すハイブ
リッド型光ディスクである。また、再生のみ対象とする
光ディスクは、図5(b)に示すように、予め情報がピ
ット41にて記録された再生専用光ディスクである。
尚、上記ハイブリッド型光ディスクは、前述した如く、
ピット41による記録が成されている再生専用領域を内
周側40aに有し、外周側40bに記録マークによる記
録が行われる記録再生可能領域を有するものである。
【0032】本光ディスク装置の光ピックアップを、図
2(a)に示す。まず、この光ピックアップ20によ
る、磁気光学効果を用いた記録再生可能な光ディスクを
光ディスク6として搭載した場合の情報再生について説
明する。尚、ここでは、記録はグルーブ42に行われる
ものとし、ハイブリッド型光ディスクの記録再生可能領
域を再生する場合も、これと同様である。光ピックアッ
プ20の半導体レーザ(出射光源)1から出射した光ビ
ームは、コリメートレンズ2により平行光に変換され、
第1ビームスプリッタ3に照射される。第1ビームスプ
リッタ3を透過した光は、45°ミラー4により反射さ
れて、対物レンズ5を介して光ディスク6に導かれ、光
ディスク6上に集光され反射する。
2(a)に示す。まず、この光ピックアップ20によ
る、磁気光学効果を用いた記録再生可能な光ディスクを
光ディスク6として搭載した場合の情報再生について説
明する。尚、ここでは、記録はグルーブ42に行われる
ものとし、ハイブリッド型光ディスクの記録再生可能領
域を再生する場合も、これと同様である。光ピックアッ
プ20の半導体レーザ(出射光源)1から出射した光ビ
ームは、コリメートレンズ2により平行光に変換され、
第1ビームスプリッタ3に照射される。第1ビームスプ
リッタ3を透過した光は、45°ミラー4により反射さ
れて、対物レンズ5を介して光ディスク6に導かれ、光
ディスク6上に集光され反射する。
【0033】光ディスク6からの反射光は、上記と逆の
光路を通り、その一部は第1ビームスプリッタ3を透過
して半導体レーザ1に戻り、他は第1ビームスプリッタ
3により、第2ビームスプリッタ7方向に反射される。
光路を通り、その一部は第1ビームスプリッタ3を透過
して半導体レーザ1に戻り、他は第1ビームスプリッタ
3により、第2ビームスプリッタ7方向に反射される。
【0034】第2ビームスプリッタ7方向に反射された
光は、第2ビームスプリッタ7において、一部は第1集
光レンズ8方向に反射され、他は第2集光レンズ14方
向に透過される。第2集光レンズ14方向に透過された
光は、第2集光レンズ14及びその母線が紙面に対して
45°方向に設定されたシリンドリカルレンズ15を透
過した後、第1光検出器16(光検出器)上に集光さ
れ、フォーカスエラー信号(以下、FESと記載)とト
ラッキングエラー信号(以下、TESと記載)のサーボ
誤差信号を生成する。
光は、第2ビームスプリッタ7において、一部は第1集
光レンズ8方向に反射され、他は第2集光レンズ14方
向に透過される。第2集光レンズ14方向に透過された
光は、第2集光レンズ14及びその母線が紙面に対して
45°方向に設定されたシリンドリカルレンズ15を透
過した後、第1光検出器16(光検出器)上に集光さ
れ、フォーカスエラー信号(以下、FESと記載)とト
ラッキングエラー信号(以下、TESと記載)のサーボ
誤差信号を生成する。
【0035】この第1光検出器16は、同図(b)に示
すように、4分割された受光部18a・18b・18c
・18dを有している。この第1光検出器16で受光さ
れる光は、光ディスク6のディスク面に形成されている
グルーブ42により回折された光であるので、第1光検
出器16の受光部上で回折パターン17を形成する。
すように、4分割された受光部18a・18b・18c
・18dを有している。この第1光検出器16で受光さ
れる光は、光ディスク6のディスク面に形成されている
グルーブ42により回折された光であるので、第1光検
出器16の受光部上で回折パターン17を形成する。
【0036】そして、この光ピックアップ20では、ト
ラッキングエラー信号検出法としてプッシュプル法を用
いているので、TESは、光ディスク6における集光ス
ポットと、光ディスク6の面に形成さているグルーブ4
2との位置関係により生じる上記回折パターン17の非
対称性をもとに生成される。つまり、TESは、受光部
18a・18b・18c・18dでの出力をそれぞれS
a・Sb・Sc・Sdとすると、 TES=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) …(1) で示される演算を行うことにより得られる。
ラッキングエラー信号検出法としてプッシュプル法を用
いているので、TESは、光ディスク6における集光ス
ポットと、光ディスク6の面に形成さているグルーブ4
2との位置関係により生じる上記回折パターン17の非
対称性をもとに生成される。つまり、TESは、受光部
18a・18b・18c・18dでの出力をそれぞれS
a・Sb・Sc・Sdとすると、 TES=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) …(1) で示される演算を行うことにより得られる。
【0037】また、この光ピックアップ20では、フォ
ーカスエラー信号検出法として非点収差法を用いている
ため、FESは、 FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc) …(2) で示される演算を行うことにより得られる。尚、式
(2)の演算にて得られるFESは、補正前のものであ
るので、補正後のものと区別するために、以下、補正前
FESと称する。
ーカスエラー信号検出法として非点収差法を用いている
ため、FESは、 FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc) …(2) で示される演算を行うことにより得られる。尚、式
(2)の演算にて得られるFESは、補正前のものであ
るので、補正後のものと区別するために、以下、補正前
FESと称する。
【0038】一方、図2(a)に示す第2ビームスプリ
ッタ7において、第1集光レンズ8方向に反射された光
は、第1集光レンズ8により集光され、1/2波長板9
により光の偏光方位を45°回転された後、偏光ビーム
スプリッタ10に入射し、一部は偏光ビームスプリッタ
10を透過して、第2光検出器11に集光され、他は反
射されて第3光検出器12に集光される。
ッタ7において、第1集光レンズ8方向に反射された光
は、第1集光レンズ8により集光され、1/2波長板9
により光の偏光方位を45°回転された後、偏光ビーム
スプリッタ10に入射し、一部は偏光ビームスプリッタ
10を透過して、第2光検出器11に集光され、他は反
射されて第3光検出器12に集光される。
【0039】上記第2光検出器11の出力は、差動検出
器13のマイナス側に入力され、また、第3光検出器1
2の出力は、差動検出器13のプラス側に入力される。
差動検出器13で各々の光検出器から入力された信号の
差動検出が行われ、光ディスク6に記録された信号が情
報再生信号として検出される。
器13のマイナス側に入力され、また、第3光検出器1
2の出力は、差動検出器13のプラス側に入力される。
差動検出器13で各々の光検出器から入力された信号の
差動検出が行われ、光ディスク6に記録された信号が情
報再生信号として検出される。
【0040】一方、情報が凹凸のピット41にて記録さ
れた再生専用光ディスクが光ディスク6として搭載され
た場合(ハイブリッド型光ディスクの再生専用領域を再
生する場合も同様)、前述の(1)(2)式にて示したT
ES,補正前FESの生成は、記録再生可能な光ディス
クと同じように第1光検出器16にて行われるが、情報
再生信号は、光ディスク6からの反射光を、第2光検出
器11、第3光検出器12により電気信号に変換した
後、加算増幅器19にそれぞれ入力させて和信号を検出
することで行われる。
れた再生専用光ディスクが光ディスク6として搭載され
た場合(ハイブリッド型光ディスクの再生専用領域を再
生する場合も同様)、前述の(1)(2)式にて示したT
ES,補正前FESの生成は、記録再生可能な光ディス
クと同じように第1光検出器16にて行われるが、情報
再生信号は、光ディスク6からの反射光を、第2光検出
器11、第3光検出器12により電気信号に変換した
後、加算増幅器19にそれぞれ入力させて和信号を検出
することで行われる。
【0041】次に、本実施の形態の光ディスク装置のサ
ーボ制御系のシステム構成及びその制御手順を、図1及
び図3のフローチャートを基に説明する。尚、ここで
は、情報を再生する場合を示す。
ーボ制御系のシステム構成及びその制御手順を、図1及
び図3のフローチャートを基に説明する。尚、ここで
は、情報を再生する場合を示す。
【0042】図1のブロック図に示すように、サーボ制
御系25は、トラッキングサーボ制御回路21と、フォ
ーカスサーボ制御回路22と、スイッチ23と、コント
ローラ24とからなる。トラッキングサーボ制御回路2
1には、光ピックアップ20における前述の第1光検出
器16からTESが入力されると共に、コントローラ2
4からトラッキングサーボ極性制御信号S2 、及びトラ
ッキングサーボON信号S4 が入力されており、トラッ
キングサーボON信号S4 が入力されたとき、指定され
たトラッキングサーボ極性で、TESをもとにトラッキ
ングアクチュエータ28を駆動するようになっている。
御系25は、トラッキングサーボ制御回路21と、フォ
ーカスサーボ制御回路22と、スイッチ23と、コント
ローラ24とからなる。トラッキングサーボ制御回路2
1には、光ピックアップ20における前述の第1光検出
器16からTESが入力されると共に、コントローラ2
4からトラッキングサーボ極性制御信号S2 、及びトラ
ッキングサーボON信号S4 が入力されており、トラッ
キングサーボON信号S4 が入力されたとき、指定され
たトラッキングサーボ極性で、TESをもとにトラッキ
ングアクチュエータ28を駆動するようになっている。
【0043】フォーカスサーボ制御回路22には、上記
第1光検出器16からの補正前FESが入力されると共
に、コントローラ24からのフォーカスサーボON信号
S1、及びスイッチ23を介してフォーカスオフセット
量(補正量)が入力されており、フォーカスサーボON
信号S1 が入力されたとき、補正前FESにフォーカス
オフセット量を加算して、補正FESを生成しこの補正
FESをもとに、フォーカスアクチュエータ29を駆動
するようになっている。
第1光検出器16からの補正前FESが入力されると共
に、コントローラ24からのフォーカスサーボON信号
S1、及びスイッチ23を介してフォーカスオフセット
量(補正量)が入力されており、フォーカスサーボON
信号S1 が入力されたとき、補正前FESにフォーカス
オフセット量を加算して、補正FESを生成しこの補正
FESをもとに、フォーカスアクチュエータ29を駆動
するようになっている。
【0044】スイッチ23には、コントローラ24から
スイッチ切替信号S3 が入力されており、このスイッチ
切替信号S3 が入力されることで、スイッチ接点をA側
とB側とで切り替えるようになっている。スイッチ23
におけるA側接点端子には、再生専用領域フォーカスオ
フセット量hが設定されており、B側接点端子には、記
録再生可能領域フォーカスオフセット量lが設定されて
いる。
スイッチ切替信号S3 が入力されており、このスイッチ
切替信号S3 が入力されることで、スイッチ接点をA側
とB側とで切り替えるようになっている。スイッチ23
におけるA側接点端子には、再生専用領域フォーカスオ
フセット量hが設定されており、B側接点端子には、記
録再生可能領域フォーカスオフセット量lが設定されて
いる。
【0045】コントローラ24は、フォーカスサーボO
N信号S1 、トラッキングサーボ極性制御信号S2 、ス
イッチ切替信号S3 、及びトラッキングサーボON信号
S4を、それぞれ対応するトラッキングサーボ制御回路
21、フォーカスサーボ制御回路22、或いはスイッチ
23に出力し、これらの駆動を制御するものである。
N信号S1 、トラッキングサーボ極性制御信号S2 、ス
イッチ切替信号S3 、及びトラッキングサーボON信号
S4を、それぞれ対応するトラッキングサーボ制御回路
21、フォーカスサーボ制御回路22、或いはスイッチ
23に出力し、これらの駆動を制御するものである。
【0046】サーボ制御にあたり、まず、コントローラ
24からフォーカスサーボON信号S1 がフォーカスサ
ーボ制御回路22に入力される。このフォーカスサーボ
ON信号S1 により、フォーカスサーボ制御回路22が
動作し、光ピックアップ20からの補正前FESに、ス
イッチ23から入力されるフォーカスオフセット量を加
算した補正FESが出力され、フォーカスアクチュエー
タ29が駆動され、フォーカスサーボがONされる(図
3のS1)。尚、このとき、フォーカスオフセット量
は、再生専用領域フォーカスオフセット量hでも、記録
再生可能領域フォーカスオフセット量lでも良く、スイ
ッチ23は、A側とB側とのどちらに設定されていても
よい。そこで、このときフォーカスサーボアクチュエー
タ29を駆動する補正FESを、本当の補正FESと区
別するために、仮補正FESと称しておく。
24からフォーカスサーボON信号S1 がフォーカスサ
ーボ制御回路22に入力される。このフォーカスサーボ
ON信号S1 により、フォーカスサーボ制御回路22が
動作し、光ピックアップ20からの補正前FESに、ス
イッチ23から入力されるフォーカスオフセット量を加
算した補正FESが出力され、フォーカスアクチュエー
タ29が駆動され、フォーカスサーボがONされる(図
3のS1)。尚、このとき、フォーカスオフセット量
は、再生専用領域フォーカスオフセット量hでも、記録
再生可能領域フォーカスオフセット量lでも良く、スイ
ッチ23は、A側とB側とのどちらに設定されていても
よい。そこで、このときフォーカスサーボアクチュエー
タ29を駆動する補正FESを、本当の補正FESと区
別するために、仮補正FESと称しておく。
【0047】次に、コントローラ24にて、再生のため
にトラッキングすべき領域が再生専用領域か、或いは記
録再生可能領域かのどちらであるかが判断される(S
2)。尚、このような判断は、光ディスク6のTOC領
域に書き込まれたTOC情報を光ディスク6が光ディス
ク装置に搭載された際に読み出しておくことで、容易に
判断できる。
にトラッキングすべき領域が再生専用領域か、或いは記
録再生可能領域かのどちらであるかが判断される(S
2)。尚、このような判断は、光ディスク6のTOC領
域に書き込まれたTOC情報を光ディスク6が光ディス
ク装置に搭載された際に読み出しておくことで、容易に
判断できる。
【0048】ここで、再生専用領域であると判断された
場合、コントローラ24からのトラッキングサーボ極性
制御信号S2 により、トラッキングサーボ制御回路21
は、右上がりの極性でゼロクロスする点にトラッキング
するように設定される(S3)。これはつまり、トラッ
キングすべき領域が再生専用領域の場合、図6に示した
ように、ピット41にトラッキングする必要があるた
め、TESが、右上がりでゼロクロスする点にトラッキ
ングする必要があるためである。
場合、コントローラ24からのトラッキングサーボ極性
制御信号S2 により、トラッキングサーボ制御回路21
は、右上がりの極性でゼロクロスする点にトラッキング
するように設定される(S3)。これはつまり、トラッ
キングすべき領域が再生専用領域の場合、図6に示した
ように、ピット41にトラッキングする必要があるた
め、TESが、右上がりでゼロクロスする点にトラッキ
ングする必要があるためである。
【0049】その後、スイッチ23がA側とB側のどち
らに設定されているかの判断が行われ(S4)、A側に
設定されている場合は、再生専用領域に対応した再生専
用領域フォーカスオフセット量hが設定されているの
で、スイッチ23は切り替えられない。即ち、上記した
仮補正FESが既に再生専用領域に対応した補正FES
であり、光ピックアップ20の対物レンズ5は、最適な
フォーカス位置をとっているからである。
らに設定されているかの判断が行われ(S4)、A側に
設定されている場合は、再生専用領域に対応した再生専
用領域フォーカスオフセット量hが設定されているの
で、スイッチ23は切り替えられない。即ち、上記した
仮補正FESが既に再生専用領域に対応した補正FES
であり、光ピックアップ20の対物レンズ5は、最適な
フォーカス位置をとっているからである。
【0050】一方、S4において、B側に設定されてい
ると判断された場合は、コントローラ24からスイッチ
切替信号S3 が出力され、スイッチ23がA側に切り替
えられる(S5)。これにより、上記した仮補正FES
に代わって再生専用領域に対応した補正FESが出力さ
れ、フォーカスアクチュエータ29が駆動されて、光ピ
ックアップ20の対物レンズ5は、最適なフォーカス位
置をとる。尚、このとき、フォーカスオフセット量が変
わるため、対物レンズ5と光ディスク6との間隔が変化
するが、変化量はミクロンオーダーであるため、フォー
カスサーボがこの切り替えによって外れることはない。
ると判断された場合は、コントローラ24からスイッチ
切替信号S3 が出力され、スイッチ23がA側に切り替
えられる(S5)。これにより、上記した仮補正FES
に代わって再生専用領域に対応した補正FESが出力さ
れ、フォーカスアクチュエータ29が駆動されて、光ピ
ックアップ20の対物レンズ5は、最適なフォーカス位
置をとる。尚、このとき、フォーカスオフセット量が変
わるため、対物レンズ5と光ディスク6との間隔が変化
するが、変化量はミクロンオーダーであるため、フォー
カスサーボがこの切り替えによって外れることはない。
【0051】その後、コントローラ24からトラッキン
グサーボON信号S4 が、トラッキングサーボ制御回路
21に入力され、トラッキングサーボ制御回路21が動
作し、第1光検出器16からのTESにより、トラッキ
ングアクチュエータ28が駆動され、トラッキングサー
ボがONされ(S6)、情報の再生が開始される(S
7)。
グサーボON信号S4 が、トラッキングサーボ制御回路
21に入力され、トラッキングサーボ制御回路21が動
作し、第1光検出器16からのTESにより、トラッキ
ングアクチュエータ28が駆動され、トラッキングサー
ボがONされ(S6)、情報の再生が開始される(S
7)。
【0052】一方、S2において、トラッキングすべき
領域が記録再生可能領域であると判断された場合、コン
トローラ24からのトラッキングサーボ極性制御信号S
2 により、トラッキングサーボ制御回路21は、右下が
りの極性でゼロクロスする点にトラッキングするように
設定される(S8)。これはつまり、トラッキングすべ
き領域が記録再生可能領域の場合、図7に示したよう
に、グルーブ42に記録された記録マーク44にトラッ
キングする必要があるため、TESが、右下がりでゼロ
クロスする点にトラッキングする必要があるためであ
る。
領域が記録再生可能領域であると判断された場合、コン
トローラ24からのトラッキングサーボ極性制御信号S
2 により、トラッキングサーボ制御回路21は、右下が
りの極性でゼロクロスする点にトラッキングするように
設定される(S8)。これはつまり、トラッキングすべ
き領域が記録再生可能領域の場合、図7に示したよう
に、グルーブ42に記録された記録マーク44にトラッ
キングする必要があるため、TESが、右下がりでゼロ
クロスする点にトラッキングする必要があるためであ
る。
【0053】その後、スイッチ23がA側とB側のどち
らに設定されているかの判断が行われ(S9)、B側に
設定されている場合は、スイッチ23の切り替えは必要
なく、記録再生可能領域フォーカスオフセット量lが設
定され、上記した仮補正FESが既に記録再生可能領域
に対応した補正FESであり、光ピックアップ20の対
物レンズ5は、最適なフォーカス位置に付けている。
らに設定されているかの判断が行われ(S9)、B側に
設定されている場合は、スイッチ23の切り替えは必要
なく、記録再生可能領域フォーカスオフセット量lが設
定され、上記した仮補正FESが既に記録再生可能領域
に対応した補正FESであり、光ピックアップ20の対
物レンズ5は、最適なフォーカス位置に付けている。
【0054】一方、S9において、A側に設定されてい
ると判断された場合は、スイッチ23がB側に切り替え
られ(S10)、フォーカスオフセット量が記録再生可
能領域フォーカスオフセット量lに設定される。これに
より、上記した仮補正FESに代わって記録再生可能領
域に対応した補正FESが出力され、フォーカスアクチ
ュエータ29が駆動されて、光ピックアップ20の対物
レンズ5は、最適なフォーカス位置をとる。その後、S
6の過程と同様に、トラッキングサーボがONされ(S
11)、情報の再生が開始される(S7)。
ると判断された場合は、スイッチ23がB側に切り替え
られ(S10)、フォーカスオフセット量が記録再生可
能領域フォーカスオフセット量lに設定される。これに
より、上記した仮補正FESに代わって記録再生可能領
域に対応した補正FESが出力され、フォーカスアクチ
ュエータ29が駆動されて、光ピックアップ20の対物
レンズ5は、最適なフォーカス位置をとる。その後、S
6の過程と同様に、トラッキングサーボがONされ(S
11)、情報の再生が開始される(S7)。
【0055】続いて、前記第1光検出器16からの電気
信号により補正前FESを生成し、この補正前FESを
フォーカスサーボオフセット量で補正してなる補正FE
Sを生成する生成系を、図4(a)に基づいて説明す
る。
信号により補正前FESを生成し、この補正前FESを
フォーカスサーボオフセット量で補正してなる補正FE
Sを生成する生成系を、図4(a)に基づいて説明す
る。
【0056】前述したように、光ピックアップ20では
フォーカスエラー信号検出法として非点収差法を用いて
いるので、第1光検出器16の受光部18a・18b・
18c・18dでの出力をそれぞれSa・Sb・Sc・
Sdとすると、補正前FESは、 補正前FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc) …(2) で得られる。
フォーカスエラー信号検出法として非点収差法を用いて
いるので、第1光検出器16の受光部18a・18b・
18c・18dでの出力をそれぞれSa・Sb・Sc・
Sdとすると、補正前FESは、 補正前FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc) …(2) で得られる。
【0057】回路的には、図4(a)に示すように、加
算増幅器30によって受光部18aと受光部18dとに
よる出力の和(Sa+Sd)を形成し、加算増幅器31
で受光部18bと受光部18cとによる出力の和(Sb
+Sc)を形成し、これら加算増幅器30・31の出力
の差を差動増幅器32にて演算することで求める。
算増幅器30によって受光部18aと受光部18dとに
よる出力の和(Sa+Sd)を形成し、加算増幅器31
で受光部18bと受光部18cとによる出力の和(Sb
+Sc)を形成し、これら加算増幅器30・31の出力
の差を差動増幅器32にて演算することで求める。
【0058】こうして求められた補正前FESに、次の
加算増幅器33にてフォーカスオフセット量が加算され
て補正FESとなる。つまり、スイッチ23により再生
専用領域或いは記録再生可能領域にそれぞれに応じたフ
ォーカスオフセット量Xが選択されているとすると、補
正FESは、 補正FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)+X …(3) となる。
加算増幅器33にてフォーカスオフセット量が加算され
て補正FESとなる。つまり、スイッチ23により再生
専用領域或いは記録再生可能領域にそれぞれに応じたフ
ォーカスオフセット量Xが選択されているとすると、補
正FESは、 補正FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)+X …(3) となる。
【0059】このとき、フォーカスオフセット量Xは、
再生専用領域ではフォーカスオフセット量h(符号はプ
ラス)であり、記録再生可能領域では、フォーカスオフ
セット量l(符号はマイナス)である。
再生専用領域ではフォーカスオフセット量h(符号はプ
ラス)であり、記録再生可能領域では、フォーカスオフ
セット量l(符号はマイナス)である。
【0060】そして、これら補正量であるフォーカスオ
フセット量l・hを、本光ディスク装置では、光ピック
アップ組立時の誤差信号間クロストークをもとに設定し
ている。図6、図7を用いて前述したように、再生専用
領域と記録再生可能領域の最適フォーカス位置が異なる
理由は、光ピックアップ20の誤差信号間クロストーク
により発生する。そのため、この誤差信号間クロストー
クより、再生専用領域と記録再生可能領域の最適フォー
カス位置を求めることができる。
フセット量l・hを、本光ディスク装置では、光ピック
アップ組立時の誤差信号間クロストークをもとに設定し
ている。図6、図7を用いて前述したように、再生専用
領域と記録再生可能領域の最適フォーカス位置が異なる
理由は、光ピックアップ20の誤差信号間クロストーク
により発生する。そのため、この誤差信号間クロストー
クより、再生専用領域と記録再生可能領域の最適フォー
カス位置を求めることができる。
【0061】誤差信号間クロストークは、前述したよう
に、サーボ誤差信号を生成する第1光検出器16上での
光ディスク6からの反射光が非対称となり、TESがF
ESに漏れ込むため発生し、その発生原因としては、光
ピックアップ20を構成する光学部品、特に対物レンズ
5の収差が主たる原因となっている。そのため、光ピッ
クアップ20を組み立てた時点で、それぞれの光ピック
アップ20が有する誤差信号間クロストーク量が決定さ
れる。
に、サーボ誤差信号を生成する第1光検出器16上での
光ディスク6からの反射光が非対称となり、TESがF
ESに漏れ込むため発生し、その発生原因としては、光
ピックアップ20を構成する光学部品、特に対物レンズ
5の収差が主たる原因となっている。そのため、光ピッ
クアップ20を組み立てた時点で、それぞれの光ピック
アップ20が有する誤差信号間クロストーク量が決定さ
れる。
【0062】このことから、光ピックアップ20を組み
立て後、誤差信号間クロストークを測定し、再生専用領
域と記録再生可能領域の最適フォーカスオフセット量を
決定することができる。この場合の最適フォーカスオフ
セット量は、図6、図7より、再生専用領域のトラッキ
ング時のフォーカスオフセット量をh(符号はプラス:
図6)とし、記録再生可能領域のトラッキング時のフォ
ーカスオフセット量をl(符号はマイナス:図7)とす
ることで、再生専用領域及び、記録再生可能領域とも
に、トラッキングサーボON時のフォーカスサーボ位置
を図6、7に示すGNDの位置とすることができる。こ
のような誤差信号間クロストークを基にフォーカスオフ
セット量を設定する手法では、回路構成を含め、非常に
容易に補正量の設定が行える。
立て後、誤差信号間クロストークを測定し、再生専用領
域と記録再生可能領域の最適フォーカスオフセット量を
決定することができる。この場合の最適フォーカスオフ
セット量は、図6、図7より、再生専用領域のトラッキ
ング時のフォーカスオフセット量をh(符号はプラス:
図6)とし、記録再生可能領域のトラッキング時のフォ
ーカスオフセット量をl(符号はマイナス:図7)とす
ることで、再生専用領域及び、記録再生可能領域とも
に、トラッキングサーボON時のフォーカスサーボ位置
を図6、7に示すGNDの位置とすることができる。こ
のような誤差信号間クロストークを基にフォーカスオフ
セット量を設定する手法では、回路構成を含め、非常に
容易に補正量の設定が行える。
【0063】以上のように、上記した光ディスクは、再
生専用領域のトラッキング時と記録再生可能領域のトラ
ッキング時とで、それぞれ異なるフォーカスサーボ制御
量でトラッキングが行われるため、再生専用領域と記録
再生可能領域とのそれぞれに最適なフォーカス位置で情
報の再生を行うことができる。また、補正量としてフォ
ーカスオフセット量を用いることで、容易な回路構成と
することができる。尚、上記に示したサーボ制御以外に
も光ディスク装置として必要な制御が行われていること
は言うまでもない。
生専用領域のトラッキング時と記録再生可能領域のトラ
ッキング時とで、それぞれ異なるフォーカスサーボ制御
量でトラッキングが行われるため、再生専用領域と記録
再生可能領域とのそれぞれに最適なフォーカス位置で情
報の再生を行うことができる。また、補正量としてフォ
ーカスオフセット量を用いることで、容易な回路構成と
することができる。尚、上記に示したサーボ制御以外に
も光ディスク装置として必要な制御が行われていること
は言うまでもない。
【0064】尚、本実施の形態では、本発明の切替手段
を、コントローラ24とスイッチ23とから構成し、最
適なフォーカスサーボ制御量とするために、FESをフ
ォーカスオフセット量で補正しているが、その他の補正
量で補正することによっても、同様のフォーカスサーボ
制御を実現することが可能である。その他の補正量の1
つとしては、サーボ誤差信号生成用の上記第1光検出器
16の各受光部出力の電気的増幅率比(ゲインバラン
ス)がある。以下、このゲインバランスを制御する方法
を用いた場合でも、上述したフォーカスオフセット量で
補正した補正FESと同等の信号が得られることを図4
(b)に基づいて説明する。
を、コントローラ24とスイッチ23とから構成し、最
適なフォーカスサーボ制御量とするために、FESをフ
ォーカスオフセット量で補正しているが、その他の補正
量で補正することによっても、同様のフォーカスサーボ
制御を実現することが可能である。その他の補正量の1
つとしては、サーボ誤差信号生成用の上記第1光検出器
16の各受光部出力の電気的増幅率比(ゲインバラン
ス)がある。以下、このゲインバランスを制御する方法
を用いた場合でも、上述したフォーカスオフセット量で
補正した補正FESと同等の信号が得られることを図4
(b)に基づいて説明する。
【0065】この場合のFES生成系は、加算増幅器3
0・31、増幅器34・35、及び差動増幅器32で構
成されている。増幅器34の増幅率はF1 、増幅器35
の増幅率はF2 である。
0・31、増幅器34・35、及び差動増幅器32で構
成されている。増幅器34の増幅率はF1 、増幅器35
の増幅率はF2 である。
【0066】この構成によれば、第1光検出器16の受
光部18aと18dとによる出力の和(Sa+Sd)が
加算増幅器30によって形成され、受光部18bと18
cとによる出力の和(Sb+Sc)が加算増幅器31で
形成される。加算増幅器30・31で形成された信号
は、増幅器34・35によりそれぞれ増幅される。
光部18aと18dとによる出力の和(Sa+Sd)が
加算増幅器30によって形成され、受光部18bと18
cとによる出力の和(Sb+Sc)が加算増幅器31で
形成される。加算増幅器30・31で形成された信号
は、増幅器34・35によりそれぞれ増幅される。
【0067】このとき、スイッチ36aにより再生専用
領域フォーカスゲイン量G1 か記録再生可能領域フォー
カスゲイン量G2 の何れか対応する方が選択されて増幅
器34に入力され、信号はF1 倍増幅される。また、ス
イッチ36bにより再生専用領域フォーカスゲイン量G
3 か記録再生可能領域フォーカスゲイン量G4 の何れか
対応する方が選択されて増幅器35に入力され、信号は
F2 倍増幅される。
領域フォーカスゲイン量G1 か記録再生可能領域フォー
カスゲイン量G2 の何れか対応する方が選択されて増幅
器34に入力され、信号はF1 倍増幅される。また、ス
イッチ36bにより再生専用領域フォーカスゲイン量G
3 か記録再生可能領域フォーカスゲイン量G4 の何れか
対応する方が選択されて増幅器35に入力され、信号は
F2 倍増幅される。
【0068】その後、差動増幅器32により増幅器34
と35との出力の差が演算され、次式で示される補正F
ESが得られる。 補正FES=F1 (Sa+Sd)−F2 (Sb+Sc) …(4) 上記(4)式は、 補正FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)+α …(5) α=(F1 −1)×(Sa+Sd)−(F2 −1)×(Sb+Sc) と書き換えることができる。
と35との出力の差が演算され、次式で示される補正F
ESが得られる。 補正FES=F1 (Sa+Sd)−F2 (Sb+Sc) …(4) 上記(4)式は、 補正FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)+α …(5) α=(F1 −1)×(Sa+Sd)−(F2 −1)×(Sb+Sc) と書き換えることができる。
【0069】(5)式のαで示される値を上述の(3)
式のフォーカスオフセット量Xと同じ値となるように設
定すれば、フォーカスオフセット量で補正した補正FE
Sと、ゲインバランスで補正した補正FESは互いに等
価になるため、サーボ信号生成用の第1光検出器16の
受光部出力のゲインバランスを変更することによっても
フォーカスオフセット量による補正と同様に最適なフォ
ーカスサーボ制御を行うことができる。
式のフォーカスオフセット量Xと同じ値となるように設
定すれば、フォーカスオフセット量で補正した補正FE
Sと、ゲインバランスで補正した補正FESは互いに等
価になるため、サーボ信号生成用の第1光検出器16の
受光部出力のゲインバランスを変更することによっても
フォーカスオフセット量による補正と同様に最適なフォ
ーカスサーボ制御を行うことができる。
【0070】尚、本実施の形態における第1光検出器1
6では、TES検出法としてプッシュプル法を、FES
(補正前FES)検出法として非点収差法を用いた場合
を示したが、これに限られることはなく、その他の公知
のサーボ信号検出法、例えば、TES検出法として3ビ
ーム法を用い、FES検出法としてナイフエッジ法等を
用いてもよい。この場合も、グルーブ部及びランド部の
各々でトラッキングしているとき、最適なフォーカスサ
ーボ制御信号でフォーカスサーボ制御を行うことが可能
であり、本実施の形態と同様の効果が得られる。但し、
TES検出に3ビーム法を用いた場合は、記録再生可能
領域で、ランドとグルーブの何れが幅広に形成されてい
るかで、トラッキングサーボ極性が反転するため、トラ
ッキングサーボ極性の切り替えは、本実施の形態の説明
とは一致しない。
6では、TES検出法としてプッシュプル法を、FES
(補正前FES)検出法として非点収差法を用いた場合
を示したが、これに限られることはなく、その他の公知
のサーボ信号検出法、例えば、TES検出法として3ビ
ーム法を用い、FES検出法としてナイフエッジ法等を
用いてもよい。この場合も、グルーブ部及びランド部の
各々でトラッキングしているとき、最適なフォーカスサ
ーボ制御信号でフォーカスサーボ制御を行うことが可能
であり、本実施の形態と同様の効果が得られる。但し、
TES検出に3ビーム法を用いた場合は、記録再生可能
領域で、ランドとグルーブの何れが幅広に形成されてい
るかで、トラッキングサーボ極性が反転するため、トラ
ッキングサーボ極性の切り替えは、本実施の形態の説明
とは一致しない。
【0071】また、本実施の形態では、光ディスク6と
して搭載される記録再生可能な光ディスクとしては、磁
気光学効果を利用した光ディスクを用いているが、その
他の公知の信号再生原理、例えば、相変化効果を利用し
た光ディスクを用いても、同様の効果が得られる。
して搭載される記録再生可能な光ディスクとしては、磁
気光学効果を利用した光ディスクを用いているが、その
他の公知の信号再生原理、例えば、相変化効果を利用し
た光ディスクを用いても、同様の効果が得られる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
光ディスク装置は、光検出器からの出力に補正を施して
フォーカスエラー信号を生成し、このフォーカスエラー
信号にて、上記光ディスクの面上に光を集光させるフォ
ーカスサーボ制御回路と、トラッキング時、トラッキン
グすべき領域が光ディスク面に情報が凹凸のピットで記
録された再生専用領域か、或いは予め形成された案内溝
又は案内溝間の何れか幅広のほうに情報を記録できる記
録再生可能領域かで、上記フォーカスエラー信号の補正
量を切り替える補正量切替手段とを備え、上記補正量切
替手段による補正量が、光ピックアップ組み立て時の誤
差信号間クロストークを基に設定されている構成であ
る。
光ディスク装置は、光検出器からの出力に補正を施して
フォーカスエラー信号を生成し、このフォーカスエラー
信号にて、上記光ディスクの面上に光を集光させるフォ
ーカスサーボ制御回路と、トラッキング時、トラッキン
グすべき領域が光ディスク面に情報が凹凸のピットで記
録された再生専用領域か、或いは予め形成された案内溝
又は案内溝間の何れか幅広のほうに情報を記録できる記
録再生可能領域かで、上記フォーカスエラー信号の補正
量を切り替える補正量切替手段とを備え、上記補正量切
替手段による補正量が、光ピックアップ組み立て時の誤
差信号間クロストークを基に設定されている構成であ
る。
【0073】また、本発明の請求項2記載の光ディスク
装置は、上記請求項1の構成において、補正量を、フォ
ーカスオフセット量とする構成である。
装置は、上記請求項1の構成において、補正量を、フォ
ーカスオフセット量とする構成である。
【0074】また、本発明の請求項3記載の光ディスク
装置は、上記請求項1の構成において、上記補正量を、
フォーカスエラー信号生成用の上記光検出器における、
分割された受光部の各出力の電気的増幅率とする構成で
ある。
装置は、上記請求項1の構成において、上記補正量を、
フォーカスエラー信号生成用の上記光検出器における、
分割された受光部の各出力の電気的増幅率とする構成で
ある。
【0075】それゆえ、ハイブリッド型光ディスク、或
いは再生専用又は記録再生可能な両タイプの光ディスク
に対して、情報の再生が可能な再生専用或いは記録再生
可能な光ディスク装置において、再生専用領域と記録再
生可能領域とのそれぞれのトラッキング時に、フォーカ
スサーボ制御量を最適化することにより、良好な再生信
号を得ることができ、かつ、回路構成を含めその補正量
の設定が非常に容易に行える光ディスク装置を提供でき
るという効果を奏する。
いは再生専用又は記録再生可能な両タイプの光ディスク
に対して、情報の再生が可能な再生専用或いは記録再生
可能な光ディスク装置において、再生専用領域と記録再
生可能領域とのそれぞれのトラッキング時に、フォーカ
スサーボ制御量を最適化することにより、良好な再生信
号を得ることができ、かつ、回路構成を含めその補正量
の設定が非常に容易に行える光ディスク装置を提供でき
るという効果を奏する。
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので、光ディス
ク装置のサーボ制御系のシステム構成を示すブロック図
である。
ク装置のサーボ制御系のシステム構成を示すブロック図
である。
【図2】(a)は、上記光ディスク装置に備えられた光
ピックアップの構成を示す説明図であり、(b)は、第
1光検出器の受光部の概略を示す正面図である。
ピックアップの構成を示す説明図であり、(b)は、第
1光検出器の受光部の概略を示す正面図である。
【図3】上記サーボ制御系におけるサーボ制御を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】(a)は、フォーカスエラー信号生成系を示す
ブロック図であり、(b)は、フォーカスエラー信号生
成系の他の構成を示すブロック図である。
ブロック図であり、(b)は、フォーカスエラー信号生
成系の他の構成を示すブロック図である。
【図5】(a)は、ハイブリッド型光ディスクのイメー
ジを示す説明図であり、(b)は、再生専用領域の説明
図、(c)は記録再生可能領域の説明図である。
ジを示す説明図であり、(b)は、再生専用領域の説明
図、(c)は記録再生可能領域の説明図である。
【図6】再生専用領域におけるフォーカス点の違いを示
す説明図である。
す説明図である。
【図7】記録再生可能領域におけるフォーカス点の違い
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 半導体レーザ(出射光源) 6 光ディスク 16 第1光検出器(光検出器) 22 フォーカスサーボ制御回路 23 スイッチ(補正量切替手段) 24 コントローラ(補正量切替手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 秀朗 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】出射光源と、光ディスクからの反射光を検
出する光検出器と、上記出射光源からの光を光ディスク
の面上に導きかつその反射光を上記光検出器に導く光学
系とを備えた光ピックアップを用いて、光ディスクに記
録された情報の再生のみ、或いは光ディスクに対して情
報の記録及び再生の両方を行う光ディスク装置におい
て、 上記光検出器からの出力に補正を施してフォーカスエラ
ー信号を生成し、このフォーカスエラー信号にて、上記
光ディスクの面上に光を集光させるフォーカスサーボ制
御回路と、 トラッキング時、トラッキングすべき領域が光ディスク
面に情報が凹凸のピットで記録された再生専用領域か、
或いは予め形成された案内溝又は案内溝間の何れか幅広
のほうに情報を記録できる記録再生可能領域かで、上記
フォーカスエラー信号の補正量を切り替える補正量切替
手段とを備え、 上記補正量切替手段による補正量が、光ピックアップ組
み立て時の誤差信号間クロストークを基に設定されてい
ることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】上記補正量を、フォーカスオフセット量と
することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装
置。 - 【請求項3】上記補正量を、フォーカスエラー信号生成
用の上記光検出器における、分割された受光部の各出力
の電気的増幅率とすることを特徴とする請求項1に記載
の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25344196A JPH10105995A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25344196A JPH10105995A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10105995A true JPH10105995A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17251450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25344196A Pending JPH10105995A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10105995A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009015997A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Nec Corp | 光ディスク装置及び情報再生方法 |
US8085629B2 (en) * | 2004-12-20 | 2011-12-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Optical focus error offset to reduce radial to vertical crosstalk |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25344196A patent/JPH10105995A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8085629B2 (en) * | 2004-12-20 | 2011-12-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Optical focus error offset to reduce radial to vertical crosstalk |
JP2009015997A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Nec Corp | 光ディスク装置及び情報再生方法 |
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