JPH10105811A - 自動取引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動取引装置において、表示画面保護用のシ
ャッタ部を設け、そのシャッタ部の開閉により表示画面
の清掃作業を自動的に行うことにより清掃の手間を省
く。また表示画面を保護すること、シャッタ動作中に利
用者が画面に触れても安全であることを目的とする。 【解決手段】 自動取引装置の筺体１１内を移動して表
示画面を覆うシャッタ１２を設け、シャッタ１２の一端
に安全機構１４及びシャッタ１２の内面にシャッタ１３
を開閉し、清掃機構を表示入力面上で動作させ清掃す
る。安全機構１４は利用者が画面に触れているか判定し
動作する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は自動取引装置に関
し、特に表示画面上に設けられた表示入力画面に利用者
が触れることにより座標を指示するようにした自動取引
装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、現金自動取引装置などの様に、利
用者自身がタッチパネル画面を操作して対話的に処理を
行うタッチパネル式入力装置が広く使用される様になっ
てきた。このタッチパネル式入力装置は、不特定多数の
利用者によりタッチパネル画面が直接指等で触れられる
ことになるが、タッチパネル画面の清掃方法は装置管理
者などによる手拭き等に委ねられていた。また、表示入
力画面が外部に露出している状態であった。

【０００３】そこで、自動で動作するタッチパネル画面
の清掃方法が考え出された。上述のタッチパネル画面の
清掃方法の一例として特開平３−２６６０１９号公報に
開示の技術がある。図３にその構成図を示す。図３はこ
の種の清掃方法を用いたタッチパネル式入力装置の斜視
図である。

【０００４】図３には、タッチパネル自動清掃機構が取
付けられているタッチパネル式入力装置であり、利用者
の入出力毎に、装置制御プログラムの制御下により清掃
機構を始動・停止してタッチパネル２４の表面を自動的
に清掃する方法が示されている。

【０００５】尚、図３において、１１は装置筺体を示
し、１１１は清掃指示ボタン，１１２は清掃禁止ボタン
を示している。

【０００６】また、実開平５−８３８３１号公報には、
座標入力装置の表示入力面を、それを覆うシャッタの移
動時に、その内側に取付けられたクリーニングクロスに
より、清掃する技術が示されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】特開平３−２６６０１
９号公報の技術においては、表示入力画面が保護されて
いないという問題があり、また、清掃機構が動作してい
る時に、利用者が誤って手を触れた場合、清掃機構に手
を挟まれる等してケガをする危険がある。

【０００８】実開平５−８３８３１号公報においても、
利用者のケガを考慮した安全対策が施されていないとい
う問題がある。

【０００９】本発明の目的は、表示画面の保護及び清掃
を行うと同時に、利用者の安全面をも考慮した自動取引
装置を提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、表示画
面上に設けられた表示入力画面に利用者が触れることに
より座標を指示するようにした自動取引装置であって、
前記表示入力画面上を移動しつつ当該入力画面を覆うシ
ャッタと、前記シャッタの内側に取付けられて前記入力
画面に接触して当該入力画面の清掃を行う清掃部材と、
前記シャッタの閉時の移動先端部に取付けられ前記利用
者の接触に対する安全機能を有する安全機構部材とを含
むことを特徴とする自動取引装置が得られる。

【００１１】そして、前記安全機構部材はスポンジ材か
らなることを特徴としており、また、前記利用者による
取引状態を検知するセンサと、このセンサにより取引状
態がないと検知されたときに前記シャッタの移動駆動を
なす手段とを更に含むことを特徴としている。

【００１２】本発明の作用を述べると、自動取引装置の
表示画面上を覆うシャッタの内面（裏面）に表示画面を
清掃する清掃部材を取付け、このシャッタの開閉移動時
に、表示画面の清掃を行う様にし、更に、利用者の安全
面を考慮して、シャッタの閉時の移動先端部分にスポン
ジ等の柔軟な安全部材を取付けて、誤って操作する利用
者の安全を担保する様になっている。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施例を説明する。

【００１４】図１及び図２は本発明の実施例の斜視図で
あり、図１はシャッタ閉状態の場合を示し、図２はシャ
ッタ開状態の場合を示している。図１において、１１は
筺体であり、その前面にシャッタ１２が設けられてい
る。１３はシャッタセンサであり、取引の有無を判定す
る。１４は安全機構部分でありシャッタ１２の一端（移
動先端）に取付けられており、シャッタ１２の動作中に
利用者が画面に触れた時に有効に作用する。

【００１５】清掃機構はシャッタ１２の内面に設置され
ており表示入力面に隣接している。この自動取引装置は
シャッタセンサ１３により取引有りと判定されれば、シ
ャッタ１２は筺体１１の中に隠れ、図２の様に表示入力
面であるタッチパネル２４が現れる。この動作の時に清
掃機構により表示入力面が清掃される。

【００１６】また、シャッタセンサ１３により取引無し
と判定されるとシャッタ１２は筺体１１の外に現れ、図
１の様に表示入力面が保護される。この時にも、表示入
力面が清掃される。

【００１７】安全機構部分１４はスポンジ材からなって
おり、万一、利用者の指等が挟まれた場合でもケガをし
ない構造になっている。また、利用者が画面に触れた場
合はシャッタ１２が停止する。その後、画面から離れ、
一定時間が経過すると再びシャッタ１２が動作するもの
である。

【００１８】

【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、表示画面
を覆うシャッタの内側に清掃部材を取付け、シャッタの
閉時の移動先端部分にスポンジによる安全機構部材を取
付けたので、表示画面の保護，清掃及び利用者の安全が
全て解決できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例におけるシャッタ閉時の斜視図
である。

【図２】本発明の実施例におけるシャッタ開時の斜視図
である。

【図３】従来例の斜視図である。

【符号の説明】

１１ 筺体 １２ シャッタ １３ センサ １４ 安全機構 ２４ タッチパネル

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示画面上に設けられた表示入力画面に
   利用者が触れることにより座標を指示するようにした自
   動取引装置であって、前記表示入力画面上を移動しつつ
   当該入力画面を覆うシャッタと、前記シャッタの内側に
   取付けられて前記入力画面に接触して当該入力画面の清
   掃を行う清掃部材と、前記シャッタの閉時の移動先端部
   に取付けられ前記利用者の接触に対する安全機能を有す
   る安全機構部材とを含むことを特徴とする自動取引装
   置。
2. 【請求項２】 前記安全機構部材は、スポンジ材からな
   ることを特徴とする請求項１記載の自動取引装置。
3. 【請求項３】 前記利用者による取引状態を検知するセ
   ンサと、このセンサにより取引状態がないと検知された
   ときに前記シャッタの移動駆動をなす手段とを含むこと
   を特徴とする請求項１，２いずれか記載の自動取引装
   置。