JPH10105349A - プリンタドライバ - Google Patents

プリンタドライバ

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Publication number
JPH10105349A
JPH10105349A JP8261521A JP26152196A JPH10105349A JP H10105349 A JPH10105349 A JP H10105349A JP 8261521 A JP8261521 A JP 8261521A JP 26152196 A JP26152196 A JP 26152196A JP H10105349 A JPH10105349 A JP H10105349A
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JP
Japan
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printer driver
paper
setting
virtual printer
virtual
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Application number
JP8261521A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamada
博之 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、設定抜けを防止できると共にソー
タ上での出力紙の混在を防止できるプリンタドライバを
提供することを目的とする。 【解決手段】 印字データ、アトリビュート情報により
プリンタに印字を行わせるプリンタドライバであって、
ユーザの設定可能範囲を制限する設定範囲制限手段32
と、設定範囲制限手段32により作成された仮想プリン
タドライバ35、36を複数個登録する仮想プリンタド
ライバ登録手段33と、複数個登録されている仮想プリ
ンタドライバ35、36のうちの1つを選択する仮想プ
リンタドライバ選択手段34とを備えたことにより、設
定抜けを防止できると共にソータ上での出力紙の混在を
防止できるプリンタドライバが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータに接続
されたプリンタに印字を行わせるプリンタドライバに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタの高機能化が進み、給紙
カセットの複数化およびソータによる排紙トレイの複数
化により、給紙カセットを交換することなく普通紙、O
HPシート、特殊紙(例えば会社のロゴ入り用紙)等の
印字用紙を選択することができると共にその印字用紙選
択の幅が広がり、また、印字モードについても、プリン
タのカラー化が進んだため、カラー印字、白黒印字が行
え、さらにはカラー、白黒のそれぞれにおいて高品位印
字、簡易印字等のさまざまな印字が行えるようになっ
た。
【0003】図6は、従来のプリンタドライバを有する
コンピュータとカラーレーザビームプリンタとの接続を
示す接続図である。図6において、1はアプリケーショ
ンプログラム等により文章、表、図形等の印字をさせた
い印字データを作成し、その印字データをPDLと呼ば
れるプリンタ専用言語へ変換するプリンタドライバ2が
インストール(格納)されている(従ってプリンタドラ
イバ2はソフトウェアで構成されている)コンピュー
タ、3はコンピュータ1と後述のカラーレーザビームプ
リンタ4とを接続するインタフェースケーブル、4はコ
ントローラ部5とエンジン部6とから成るカラーレーザ
ビームプリンタである。コントローラ部5とエンジン部
6とは、画像データ線7とシリアル通信信号線8とから
成るビデオインタフェース9で接続されている。画像デ
ータ線7は印字出力のためにコントローラ部4によりビ
ットマップ化された画像データを伝送するためのデータ
線であり、シリアル通信信号線8は印字開始、色選択、
給紙カセット選択、排紙位置指定等のコマンドの送受信
を行うための信号線である。
【0004】図7(a)〜(e)は従来のプリンタドラ
イバによるアトリビュート情報(属性情報)を設定する
ための設定画面を示す画面図であり、図7(a)は給紙
方法の設定画面を示し、図7(b)は印字品質の設定画
面、図7(c)はカラーモードの設定画面、図7(d)
は排紙位置の設定画面、図7(e)はその他の設定画面
を示す。図7においては、左側が二重丸になっている項
目が各モードで選択されていることを示す。例えば図7
(a)では給紙方法として上段カセットが選択されてい
る。
【0005】図8は一般的なカラーレーザビームプリン
タ4のエンジン部6を示す断面図である。図8におい
て、10は感光体、11は感光体ベルト支持搬送ロー
ラ、12は帯電器、13は露光光学系、14Bはブラッ
クの現像器、14Yはイエローの現像器、14Mはマゼ
ンタの現像器、14Cはシアンの現像器、15は中間転
写体ユニット、15aは中間転写体ベルト、16は感光
体クリーニング装置、17は除電器、18は露光光線、
19a、19b、19cは用紙20a、20b、20c
を収納している上段、中段、下段の給紙カセット、21
は給紙ローラ、22は用紙搬送路、23はレジストロー
ラ、24は従動ローラ、25は転写ローラ、26は定着
器、27はヒートローラ、28は加圧ローラ、29・3
0は排紙ローラ対、31はソータである。
【0006】ここで、図8のエンジン部6の各部の配
置、機能等について説明する。感光体10は、アルミ等
の金属ベルトを基材とし、その外周面上にセレン(S
e)あるいは有機光導電体(OPC)等の感光性受容層
が薄膜状に塗布されている。感光体10は垂直平面を形
成するように3本の感光体ベルト支持搬送ローラ11で
調帯支持され、駆動モータ(図示せず)によって感光体
ベルト支持搬送ローラ11に沿って矢印A方向に周回動
する。ベルト状の感光体10の周面には矢印Aで示す感
光体回転方向の順に帯電器12、露光光学系13、ブラ
ック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色の現像剤を収納する現像器14B、14
Y、14M、14C、中間転写体ユニット15、感光体
クリーニング装置16、除電器17が設けられている。
露光光学系13からは画像データの露光光線18が発射
される。露光光線18は画像データに応じて感光体10
上に複数の所定カラー成分の中の特定成分に対応する複
数の静電潜像を形成する。上段、中段、下段の給紙カセ
ット19a、19b、19c(以下、共通的に「給紙カ
セット19」という)は用紙20a、20b、20cを
収納している。用紙20a、20b、20c(以下、共
通的に「用紙20」という)としては、同一サイズのも
のが含まれていてもよく、またそれぞれ異なってもよ
い。用紙搬送路22は、給紙カセット19から給紙ロー
ラ21によって1枚ずつ給紙された用紙20を搬送す
る。レジストローラ23は、用紙20と中間転写体ベル
ト15a上に形成された合成像の位置とを一致させるた
め、一時的に用紙20を停止待機させるためのものであ
り、従動ローラ24と圧接している。転写ローラ25
は、中間転写体ベルト15a上に形成された合成像を用
紙20に転写するものであり、合成像を用紙20に転写
するときのみ中間転写体ベルト15aと接触回動する。
内部に熱源を有するヒートローラ27と加圧ローラ28
とから成る定着器26は、用紙20に転写された合成像
をヒートローラ27と加圧ローラ28の挟持回転に伴う
圧力と熱によって用紙20に出力画像として形成する。
排紙ローラ対29・30は定着器26の下流側に設けら
れている。エンジン部6の機体側部に設けられたソータ
31は、駆動モータ(図示せず)で上下に移動し、排紙
される用紙の仕分けを行う。
【0007】以上のように構成されたカラーレーザビー
ムプリンタ4と従来のプリンタドライバ2について、そ
の動作を説明する。コンピュータ1上のアプリケーショ
ンプログラムで作成された印字データを印字する場合、
印字させたいプリンタのプリンタドライバを呼び出す。
図6のプリンタドライバ2が呼び出されると、ユーザは
実際の印字に関連したアトリビュート情報の設定を行
う。具体的には、図7(a)〜(d)の設定画面に示さ
れているように、カラー印字を行うのか白黒印字を行う
のかといったカラーモードの情報、高品位印字を行うの
か簡易印字を行うのかといった印字品質の情報、用紙2
0を給紙カセット19a、19b、19cのどの給紙カ
セットから給紙するのかといった給紙方法の情報、ソー
タ31のどの位置に排紙するのかといった排紙位置の情
報が含まれている。
【0008】設定画面における設定が終了すると、アプ
リケーションプログラムにより作成された印字データと
設定されたアトリビュート情報とを基にプリンタドライ
バ2はPDLと呼ばれる各プリンタ専用の言語を生成す
る。プリンタドライバ2により生成されたPDLはイン
タフェースケーブル3を介してカラーレーザビームプリ
ンタ4内のコントローラ部5に転送される。
【0009】コントローラ部5は、PDLを受信すると
その内容を解析し、まず、給紙方法情報、排紙位置情報
等のエンジン部6で処理されるアトリビュート情報をシ
リアル通信信号線8を用いて給紙カセット選択コマン
ド、排紙位置設定コマンド等としてエンジン部6に転送
する。その後、コントローラ部5は、PDL内の印字品
質情報等のコントローラ部5で処理されるアトリビュー
ト情報と画像データとに基づいて、露光光線18を制御
するためのデータ(制御データ)を生成する。各色につ
いての制御データの生成が終了するとコントローラ部5
は、エンジン部6に対して、印字開始コマンドをシリア
ル通信信号線8を介して転送する。
【0010】エンジン部6は、印字開始コマンドを受信
すると、まず、感光体10を駆動モータによって矢印A
方向に回転させ、高圧電源に接続された帯電器12に高
圧を印加してコロナ放電を行わせ、感光体10の表面を
−500Vから−650V程度に一様に帯電させる。次
に、エンジン部6は、帯電された感光体10の表面上に
形成される複数のカラー成分の中の所定の色たとえばブ
ラック(B)の画像に相当する制御データを画像データ
線7を介して受信する。この制御データに基づいて露光
光線18を照射すると、感光体10上の照射された部分
は電荷が消え、静電潜像が形成される。一方、現像に寄
与するブラックのトナーが収納されている現像器14B
はコントローラ部5からシリアル通信信号線8を介して
送られる色選択コマンドによって当接動作を行い、これ
により感光体10と当接現像を行う。現像が終了した現
像器14Bは感光体10との当接位置から離間位置へ移
動する。現像器14Bによる現像中は、それ以外の現像
器14Y、14M、14Cは感光体10から離間してい
る。
【0011】次に、例えばシアン(C)の色が選択され
ると、現像器14Cは感光体10へ当接され、シアンの
現像を開始する。4色を使用する複写機あるいはプリン
タの場合は現像の動作を4回順次繰り返し行い、中間転
写体ベルト15a上に4色B、C、M、Yのトナー像を
重ね、合成像を形成する。ここで、白黒印字の場合は、
黒(B)のみの現像が行われ、他の色の現像は行われな
い。
【0012】このように形成された合成像は次の行程に
て用紙20へ転写される。まず、シリアル通信により転
送された給紙カセット選択コマンドで選択された給紙カ
セット19a〜19c内の用紙20a〜20cのいずれ
かの用紙20が給紙され、用紙搬送路22に沿ってレジ
ストローラ23まで搬送されて一時待機し、合成像との
位置合わせ信号によって中間転写体ベルト15aと等速
で転写位置へ送られる。ここで、中間転写体ベルト15
a上に形成された合成像は、転写ローラ25に印加され
た高圧の転写バイアスとともに転写ローラ25の圧力に
よって用紙20に一括転写される。合成像が転写された
用紙20は定着器26に送られ、ここでヒートローラ2
7の熱と加圧ローラ28の挟持圧によって定着され、カ
ラー画像が形成される。定着器26を通過した用紙20
は、排紙ローラ対29・30を通過し、ソータ31へ排
出される。この際、シリアル通信信号線8を介して送ら
れてきた排紙位置指定コマンドで指定された位置に排出
されるようソータ31は駆動モータにより上下方向への
移動を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタドライバでは、ユーザは給紙方法、印字品質等
の選択可能な設定の全てをプリンタドライバで行わなけ
ればならず、近年のプリンタの高機能化に伴って設定項
目が多岐に渡っているため、プリンタドライバでの設定
に抜けが発生し易く、プリンタドライバでの設定抜けが
発生した場合、所望の出力結果が得られないという問題
点を有していた。
【0014】例えば、上段、中段、下段の3つの給紙カ
セット19a、19b、19cを持つプリンタにおい
て、上段給紙カセット19aに通常のA4用紙20a
が、下段給紙カセット19cに会社のロゴの印刷された
用紙20cが、中段給紙カセット19bにB4用紙20
bがセットされている場合、ロゴ入りの用紙20cに印
字を行いたい場合には用紙20cを下段給紙カセット1
9cから給紙するように、通常のA4用紙20aに印字
したい場合には上段給紙カセット19aから給紙するよ
うに、プリンタドライバ内で指定しなければならず、こ
の指定がなされなかった場合は通常、前回の設定が有効
となる。
【0015】ここで、ロゴの印刷された用紙20cに印
字したい場合に、この用紙設定を忘れてしまい、前回の
設定が上段給紙カセット19aになっていると、用紙は
上段給紙カセット19aから給紙され、通常のA4用紙
20aに印字されるので、ユーザは所望の出力結果を得
ることができない。
【0016】また、プリンタがカラー対応であった場
合、白黒印字またはカラー印字の印字モード(カラーモ
ード)の設定をプリンタドライバにおいて行わなければ
ならず、設定がなされなかった場合には、同様に前回の
設定が有効となる。例えば、前回設定が白黒印字で、次
にカラーの印字を行いたい場合、カラー印字の設定を忘
れると白黒で印字されてしまうので、この場合もユーザ
は所望の出力結果を得ることができない。
【0017】さらに、排紙トレイにソータが装着されて
いる場合、排紙位置が設定されていないと、ネットワー
ク接続の際、複数のユーザの出力紙がソータ上で混在し
てしまい、自分の出力紙をさがすのに手間取るという問
題点を有していた。
【0018】このプリンタドライバでは、設定抜けの防
止と出力紙のソータ上での混在防止とが要望されてい
る。
【0019】本発明は、設定抜けを防止できると共にソ
ータ上での出力紙の混在を防止できるプリンタドライバ
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によるプリンタドライバは、印字データ、アト
リビュート情報によりプリンタに印字を行わせるプリン
タドライバであって、ユーザの設定可能範囲を制限する
設定範囲制限手段と、設定範囲制限手段により作成され
た仮想プリンタドライバを複数個登録する仮想プリンタ
ドライバ登録手段と、複数個登録されている仮想プリン
タドライバのうちの1つを選択する仮想プリンタドライ
バ選択手段とを備えるように構成した。
【0021】これにより、設定抜けを防止できると共に
ソータ上での出力紙の混在を防止できるプリンタドライ
バが得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、印字データ、アトリビュート情報によりプリンタに
印字を行わせるプリンタドライバであって、ユーザの設
定可能範囲を制限する設定範囲制限手段と、設定範囲制
限手段により作成された仮想プリンタドライバを複数個
登録する仮想プリンタドライバ登録手段と、複数個登録
されている仮想プリンタドライバのうちの1つを選択す
る仮想プリンタドライバ選択手段とを備えることとした
ものであり、仮想プリンタドライバ選択手段により選択
された仮想プリンタドライバがプリンタに対して印字を
行わせるという作用を有する。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、設定範囲制限手段が給紙カセットを設
定可能範囲の制限項目とすることとしたものであり、選
択された仮想プリンタドライバにおいて給紙される用紙
が制限されるという作用を有する。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、設定範囲制限手段が印字品質を設定可
能範囲の制限項目とすることとしたものであり、選択さ
れた仮想プリンタドライバにおいて印字品質が制限され
るという作用を有する。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、設定範囲制限手段がカラーモードを設
定可能範囲の制限項目とすることとしたものであり、選
択された仮想プリンタドライバにおいてカラーモードが
制限されるという作用を有する。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、設定範囲制限手段が排紙位置を設定可
能範囲の制限項目とすることとしたものであり、選択さ
れた仮想プリンタドライバにおいて排紙位置が制限され
るという作用を有する。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるプ
リンタドライバを有するコンピュータとカラーレーザビ
ームプリンタとの接続を示す接続図である。図1におい
て、コンピュータ1、インタフェースケーブル3、カラ
ーレーザビームプリンタ4、コントローラ部5、エンジ
ン部6、画像データ線7、シリアル通信信号線8、ビデ
オインタフェース9は図6と同様のものなので、同一符
号を付し、説明は省略する。32はユーザの設定可能範
囲を制限する設定範囲制限手段、33は設定範囲制限手
段32を用いてユーザにより作成された仮想プリンタド
ライバを登録する仮想プリンタドライバ登録手段、34
は複数個登録されている仮想プリンタドライバのうちの
1つを選択する仮想プリンタドライバ選択手段、35、
36は設定範囲制限手段32を用いてユーザにより作成
された仮想プリンタドライバである。本実施の形態で
は、仮想プリンタドライバ35は、給紙カセットの選択
範囲に制限がかけられ、上段給紙カセット19a(図8
参照)のみが選択可能になっている上段給紙カセット限
定仮想プリンタドライバであり、仮想プリンタドライバ
36は、下段給紙カセット19cのみが選択可能になっ
ている下段給紙カセット限定仮想プリンタドライバであ
る。また、手段32〜34および仮想プリンタドライバ
35、36はプリンタドライバを構成する。
【0028】以上のように構成されたプリンタドライバ
について、その動作を図1〜図4を用いて説明する。図
2(a)〜(e)は設定範囲制限手段32により設定範
囲の制限をかける場合の設定画面を示す画面図であり、
図2(a)は給紙方法の設定画面を示し、図2(b)は
印字品質の設定画面、図2(c)はカラーモードの設定
画面、図2(d)は排紙位置の設定画面、図2(e)は
その他の設定画面を示す。また、図3は複数個登録され
ている仮想プリンタドライバの選択された1つを示す画
面図であり、図4は仮想プリンタドライバでのアトリビ
ュート情報の設定を示す画面図である。図4(a)は上
段給紙カセットに設定されたときの給紙方法の設定画面
を示し、図4(b)は高品位印字に設定されたときの印
字品質の設定画面、図4(c)はカラー印字に設定され
たときのカラーモードの設定画面、図4(d)は1段目
に設定された排紙位置の設定画面、図4(e)はその他
の設定画面を示す。
【0029】まず、ユーザは、図2に示すように、設定
範囲制限手段32を用いて設定範囲の制限を行う。設定
範囲制限手段32による設定範囲の制限動作時には、図
2の画面図に示すように、左側に設定可能な全項目が、
右側に仮想プリンタドライバで設定可能な項目が列挙さ
れており、ユーザは各項目について追加および削除がで
きるようになっている。図2(a)に示す画面には給紙
方法が表示されている。カラーレーザビームプリンタ4
には上段給紙カセット19a、中段給紙カセット19
b、下段給紙カセット19cの合計3つの給紙カセット
があるが、図2(a)の画面では設定範囲制限手段32
を用いて給紙カセットの設定範囲を上段給紙カセット1
9aのみに制限している。これが図1の上段給紙カセッ
ト限定仮想プリンタドライバ35に相当し、同様の方法
で下段給紙カセット19cのみに制限したものが下段給
紙カセット限定仮想プリンタドライバ36に相当する。
ここで、カラーレーザビームプリンタ4の上段給紙カセ
ット19aには会社のロゴが印刷された用紙20aがセ
ットされ、下段給紙カセット19cには通常の白紙の用
紙20cがセットされている。
【0030】ユーザは、仮想プリンタドライバ選択手段
34を用いて、アプリケーションプログラムからの印字
に際し、ロゴの印刷された用紙20aに印字を行いたけ
れば上段給紙カセット限定仮想プリンタドライバ35
を、通常の白紙の用紙20cに印字を行いたければ下段
給紙カセット限定仮想プリンタドライバ36を選択して
印字を行う。ここでは、ロゴの印字された用紙20aに
印字するため、上段給紙カセット限定仮想プリンタドラ
イバ35を選択して印字を行う場合について説明する。
上段給紙カセット限定仮想プリンタドライバ35は給紙
カセットが上段のみに制限されているため、上段給紙カ
セット限定仮想プリンタドライバ35でのアトリビュー
ト情報の設定画面は図4に示すようになり、このドライ
バ35が生成するPDLのアトリビュート情報内の給紙
方法の項目には必ず上段給紙カセット限定の情報が記述
される。
【0031】上記アトリビュート情報は従来例と同様、
コントローラ部5で解析された後、シリアル通信信号線
8を介してエンジン部6に給紙カセット選択コマンドと
して上段給紙カセット選択のコマンドを転送する。エン
ジン部6では印字時、用紙の給紙カセットとして上記コ
マンドに従い上段給紙カセット19aを選択し、上段給
紙カセット19aから給紙を行う。以下、従来例と同様
の印字プロセスが行われ、ユーザは所望の出力印字を得
ることができる。
【0032】なお、本実施の形態では設定範囲限定手段
32の対象項目として給紙方法を例として説明したが、
印字品質、カラーモード等の従来のプリンタドライバ内
での設定項目について同様の操作を行っても相応の効果
を得ることができる。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、給紙
方法等の項目の設定範囲が所望の範囲に制限された仮想
プリンタドライバを仮想プリンタドライバ選択手段34
により選択することができるので、従来のような個別設
定の必要が無く、設定抜けを防止することができる。ま
た、排紙位置を限定すれば、ソータ上での出力紙をし分
けることができるので、ソータ上で出力紙が混在するこ
とを防止することができる。
【0034】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2によるプリンタドライバを有する複数のコンピュー
タとカラーレーザビームプリンタとの接続を示す接続図
である。図5において、カラーレーザビームプリンタ
4、コントローラ部5、エンジン部6、画像データ線
7、シリアル通信信号線8、ビデオインタフェース9、
設定範囲制限手段32、仮想プリンタドライバ登録手段
33、仮想プリンタドライバ選択手段34は図1と同様
のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。1
a、1b、1cはそれぞれのプリンタドライバが生成す
るPDLのアトリビュート情報の内容が異なるコンピュ
ータ、37はコンピュータ1a、1b、1cとカラーレ
ーザビームプリンタ4とを接続すると共にコンピュータ
1a、1b、1cを相互に接続するネットワークケーブ
ル、38は用紙の排紙位置をソータ31(図8参照)の
1段目に限定した1段目排出限定仮想プリンタドライ
バ、39は用紙の排紙位置をソータ31の2段目に限定
した2段目排出限定仮想プリンタドライバ、40は用紙
の排紙位置をソータ31の3段目に限定した3段目排出
限定仮想プリンタドライバである。また手段32〜34
および仮想プリンタドライバ38、手段32〜34およ
び仮想プリンタドライバ39、手段32〜34および仮
想プリンタドライバ40はそれぞれ1つのプリンタドラ
イバを構成する。
【0035】以上のように構成されたプリンタドライバ
について、その動作を説明する。各コンピュータ1a、
1b、1cのユーザは各コンピュータ1a、1b、1c
にインストールされている仮想プリンタドライバ38〜
40を用いて印字を行う。このため、実施の形態1と同
様、1段目排出限定仮想プリンタドライバ38が生成す
るPDLのアトリビュート情報内には排出位置としてソ
ータ31の1段目に限定するという情報が含まれる。同
様に2段目排出限定仮想プリンタドライバ39が生成す
るPDLのアトリビュート情報にはソータ31の2段目
に限定するという情報が含まれ、3段目排出限定仮想プ
リンタドライバ40が生成するPDLのアトリビュート
情報にはソータ31の3段目に限定するという情報が含
まれる。これにより、ネットワークケーブル37で相互
に接続されている各コンピュータ1a、1b、1cによ
る印字出力紙はそれぞれソータ31の1段目、2段目、
3段目と仕分けされる。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、各コ
ンピュータ1a、1b、1cの各仮想プリンタドライバ
38、39、40が生成するPDLのアトリビュート情
報に含まれる排出限定情報はそれぞれ互いに異なる位置
を示しており、各コンピュータ1a、1b、1cによる
印字出力紙はそれぞれ異なる排紙位置に仕分けされるの
で、ソータ上での印字出力紙の混在を防止することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明のプリンタドライバ
によれば、仮想プリンタドライバ選択手段により選択さ
れた仮想プリンタドライバがプリンタに対して印字を行
わせるようにすることができるので、アトリビュート情
報を従来のように個別に設定する必要が無く、設定抜け
を防止することができるという有利な効果が得られる。
また、排紙位置を限定すれば、ソータ上での出力紙をし
分けることができるので、ソータ上で出力紙が混在する
ことを防止することができるという有利な効果が得られ
る。
【0038】また、設定範囲制限手段が給紙カセットを
設定可能範囲の制限項目とすることにより、選択された
仮想プリンタドライバにおいて給紙される用紙を制限す
ることができるので、新たな用紙設定の必要が無く、用
紙の設定抜けを防止することができるという有利な効果
が得られる。
【0039】さらに、設定範囲制限手段が印字品質を設
定可能範囲の制限項目とすることにより、選択された仮
想プリンタドライバにおいて印字品質を制限することが
できるので、新たな印字品質設定の必要が無く、印字品
質の設定抜けを防止することができるという有利な効果
が得られる。
【0040】さらに、設定範囲制限手段がカラーモード
を設定可能範囲の制限項目とすることにより、選択され
た仮想プリンタドライバにおいてカラーモードを制限す
ることができるので、新たなカラーモード設定の必要が
無く、カラーモードの設定抜けを防止することができる
という有利な効果が得られる。
【0041】さらに、設定範囲制限手段が排紙位置を設
定可能範囲の制限項目とすることにより、選択された仮
想プリンタドライバにおいて排紙位置を制限することが
できるので、新たな排紙位置設定の必要が無く、排紙位
置の設定抜けを防止することができると共に、複数の仮
想プリンタドライバにおける設定排紙位置が重なること
により出力紙がソータ上で混在するという不具合を避け
ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるプリンタドライバ
を有するコンピュータとカラーレーザビームプリンタと
の接続を示す接続図
【図2】(a)設定範囲制限手段により設定範囲の制限
をかける場合の設定画面を示す画面図 (b)設定範囲制限手段により設定範囲の制限をかける
場合の設定画面を示す画面図 (c)設定範囲制限手段により設定範囲の制限をかける
場合の設定画面を示す画面図 (d)設定範囲制限手段により設定範囲の制限をかける
場合の設定画面を示す画面図 (e)設定範囲制限手段により設定範囲の制限をかける
場合の設定画面を示す画面図
【図3】複数個登録されている仮想プリンタドライバの
選択された1つを示す画面図
【図4】(a)仮想プリンタドライバでのアトリビュー
ト情報の設定を示す画面図 (b)仮想プリンタドライバでのアトリビュート情報の
設定を示す画面図 (c)仮想プリンタドライバでのアトリビュート情報の
設定を示す画面図 (d)仮想プリンタドライバでのアトリビュート情報の
設定を示す画面図 (e)仮想プリンタドライバでのアトリビュート情報の
設定を示す画面図
【図5】本発明の実施の形態2によるプリンタドライバ
を有する複数のコンピュータとカラーレーザビームプリ
ンタとの接続を示す接続図
【図6】従来のプリンタドライバを有するコンピュータ
とカラーレーザビームプリンタとの接続を示す接続図
【図7】(a)従来のプリンタドライバによるアトリビ
ュート情報を設定するための設定画面を示す画面図 (b)従来のプリンタドライバによるアトリビュート情
報を設定するための設定画面を示す画面図 (c)従来のプリンタドライバによるアトリビュート情
報を設定するための設定画面を示す画面図 (d)従来のプリンタドライバによるアトリビュート情
報を設定するための設定画面を示す画面図 (e)従来のプリンタドライバによるアトリビュート情
報を設定するための設定画面を示す画面図
【図8】カラーレーザビームプリンタのエンジン部を示
す断面図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c コンピュータ 3 インタフェースケーブル 4 カラーレーザビームプリンタ 5 コントローラ部 6 エンジン部 7 画像データ線 8 シリアル通信信号線 9 ビデオインタフェース 10 感光体 11 感光体ベルト支持搬送ローラ 12 帯電器 13 露光光学系 14B、14Y、14M、14C 現像器 15 中間転写体ユニット 15a 中間転写体ベルト 16 感光体クリーニング装置 17 除電器 18 露光光線 19a、19b、19c 給紙カセット 20a、20b、20c 用紙 21 給紙ローラ 22 用紙搬送路 23 レジストローラ 24 従動ローラ 25 転写ローラ 26 定着器 27 ヒートローラ 28 加圧ローラ 29・30 排紙ローラ対 31 ソータ 32 設定範囲制限手段 33 仮想プリンタドライバ登録手段 34 仮想プリンタドライバ選択手段 35、36、38〜40 仮想プリンタドライバ 37 ネットワークケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字データ、アトリビュート情報によりプ
    リンタに印字を行わせるプリンタドライバであって、ユ
    ーザの設定可能範囲を制限する設定範囲制限手段と、前
    記設定範囲制限手段により作成された仮想プリンタドラ
    イバを複数個登録する仮想プリンタドライバ登録手段
    と、前記複数個登録されている仮想プリンタドライバの
    うちの1つを選択する仮想プリンタドライバ選択手段と
    を備えたプリンタドライバ。
  2. 【請求項2】前記設定範囲制限手段が給紙カセットを設
    定可能範囲の制限項目とする請求項1に記載のプリンタ
    ドライバ。
  3. 【請求項3】前記設定範囲制限手段が印字品質を設定可
    能範囲の制限項目とする請求項1に記載のプリンタドラ
    イバ。
  4. 【請求項4】前記設定範囲制限手段がカラーモードを設
    定可能範囲の制限項目とする請求項1に記載のプリンタ
    ドライバ。
  5. 【請求項5】前記設定範囲制限手段が排紙位置を設定可
    能範囲の制限項目とする請求項1に記載のプリンタドラ
    イバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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