JPH10104392A - ビニルバッグ及びその製造方法 - Google Patents

ビニルバッグ及びその製造方法

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JPH10104392A
JPH10104392A JP27541296A JP27541296A JPH10104392A JP H10104392 A JPH10104392 A JP H10104392A JP 27541296 A JP27541296 A JP 27541296A JP 27541296 A JP27541296 A JP 27541296A JP H10104392 A JPH10104392 A JP H10104392A
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射性物質等を取り扱う各種の設備に対して
十分なシール性能を維持した状態で確実に取り付けるこ
とができ、且つ放射性物質を内包するための高周波熱シ
ールが可能なビニルバッグを得る。 【解決手段】 ビニルバッグ本体14の開口端部に、設
備への取付け部となるゴム製筒状体14の端部を接合し
連続一体化したビニルバッグ10である。このビニルバ
ッグは、一方の端部のみが閉塞している筒型袋状のビニ
ルバッグ本体の他方の開口端部にゴム製筒状体の端部を
接合する構造、及びスリーブ形状のビニルバッグ本体の
両方の開口端部にそれぞれゴム製筒状体の端部を接合す
る構造がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性物質等を取
り扱う設備で使用するビニルバッグに関し、更に詳しく
述べると、ビニルバッグ本体の開口端部に、設備への取
付け部となるゴム製筒状体の端部を接合して連続一体化
し、気体及び液体に対するシール性能を向上させたビニ
ルバッグに関するものである。このビニルバッグは、例
えば放射性物質等を扱うグローブボックスへの各種物品
の搬入・搬出、あるいはグローブボックスの排気ダクト
と排気系フィルタ装置との接続等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】放射性物質等を取り扱うグローブボック
スでは、内部の放射性物質を閉じ込めたまま、各種の物
品(実験・製造用の器材あるいは材料など)をグローブ
ボックス内に搬入したり、それらをグローブボックス外
に搬出する必要があり、そのためにビニルバッグが用い
られる。ビニルバッグは、通常、塩化ビニル製の袋状部
材であり、所定寸法に裁断した厚さ0.3〜0.4mm程
度の塩化ビニルシートを丸めて高周波熱シール装置で接
合することで筒型に加工し、更に一方の端部を高周波熱
シール装置によって溶封することで成形している。この
ビニルバッグは、その開口端部がグローブボックスのバ
ッグ接続ポートを覆うように被せ、その外周側からOリ
ングを嵌め込み、更にTリングを介してクランプで緊締
することにより取り付けられる。
【0003】放射性物質をグローブボックス外に搬出す
るには、その放射性物質をビニルバッグ内に収納し、ビ
ニルバッグを高周波熱シールすることによって該放射性
物質を封じ込め、シール部を切断する方法が採られてい
る。従って、このビニルバッグは、放射性物質を内包す
るための熱シールが可能なことが必要条件となる。その
ような観点から、従来技術では全体が塩化ビニルからな
る袋状の成形品が用いられていたのである。
【0004】ビニルバッグとしては、上記のようなグロ
ーブボックスのバッグ接続ポートに接続して物品を搬入
・搬出するもの以外に、例えばグローブボックスの排気
ダクトと排気系フィルタ装置との間を接続するものもあ
る。このような用途のビニルバッグは、両方の端部が開
口しているスリーブ形状で、その側面に手袋部を形成し
た構造をなし、両方の開口端部がそれぞれ排気ダクトと
排気系フィルタ装置に取り付けられる。取り付け構造は
上記の例と同様であってよく、例えばOリングを嵌め込
み、Tリングを介してクランプで緊締する構造である。
この種のビニルバッグは、両端ともに開放状態であるた
め、厳密な意味で「バッグ(袋状体)」とは言い難い
が、慣例的にこれらも含めてビニルバッグと総称してい
る。従って本明細書におけるビニルバッグとは、一端が
閉塞し他端が開口している筒型袋状のみならず、両端共
に開口しているスリーブ形状のものも含めた広い意味で
用いている。
【0005】グローブボックスと排気系フィルタ装置と
を接続するビニルバッグの場合も、排気系フィルタ装置
内の高性能フィルタユニットを交換するに際して内部の
放射性物質を閉じ込めたままの状態を維持する必要があ
る。その際にはビニルバッグに高周波熱シールを施し、
シール部で切り離すことで、グローブボックス側及び排
気系フィルタ装置側から放射性物質が漏れ出ない状態を
維持しつつ、分離可能としている。従って、この場合も
高周波熱シールが可能な材料であることが必要条件とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ビニルバッグの材料で
ある塩化ビニルは比較的硬質であり、グローブに用いら
れているゴムとは異なりそれ自体には弾力性がない。そ
の上、筒型にするために溶着部では塩化ビニルシートが
二重になる(厚さが0.6〜0.8mmになる)ため、全
周にわたって均質ではなく、局部的に厚く、且つより一
層硬い部分が存在することになる。そのため、Oリング
を嵌め込んだり、Tリングを介してクランプで緊締して
も、ビニルバッグとバッグ接続ポート等との間に、僅か
な隙間が生じる可能性がある。
【0007】ところでグローブボックス内は放射性物質
の漏洩を防止するために、排気によって常に一定の負圧
に保たれている。従って、たとえ僅かな隙間があって
も、内部のガスが外部に漏れ出ることはない。しかし、
このような構造では、万一蒸気等がビニルバッグとバッ
グ接続ポートとの間に浸入し結露したような場合、放射
能で汚染されている液体が毛細管現象により外部に漏洩
する可能性がある。
【0008】ゴム製のグローブの場合は、継ぎ目なしで
加工できしかも弾力性があるので気密性が保たれ、この
ような問題は全く無い。そこで、このシール性能を改善
するため、ビニルバッグに代えてゴム製のバッグを用い
ることも考えられる。しかしゴムは高周波熱シールがで
きないために、ビニルバッグと同様の方法で放射性物質
を内包する機能を持たせることが出来ない。つまり、物
品等の搬出・搬入、あるいは設備間の接続・切り離しを
行うバッグとしては機能しえない。
【0009】本発明の目的は、上記のような従来技術の
欠点を解消し、放射性物質を取り扱う各種の設備に対し
て十分なシール性能を維持した状態で確実に取り付ける
ことができ、且つ放射性物質を内包するための高周波熱
シールが可能であるようなビニルバッグ及びその製造方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビニルバッグ
本体の開口端部に、設備への取付け部となるゴム製筒状
体の端部を接合し連続一体化したビニルバッグである。
このビニルバッグは、一方の端部のみが閉塞している筒
型袋状のビニルバッグ本体の他方の開口端部にゴム製筒
状体の端部を接合する構造、及びスリーブ形状のビニル
バッグ本体の両方の開口端部にそれぞれゴム製筒状体の
端部を接合する構造がある。
【0011】ビニルバッグ本体とゴム製筒状体との接続
は、未加硫ゴムと予め所定形状に成形されているビニル
バッグ本体の開口端部とを加熱加圧することにより加硫
接合する方法が望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】ビニルバッグ本体は、従来同様、
塩化ビニル製等であり、放射性物質を内包するための高
周波熱シールが可能である。該ビニルバッグ本体の開口
端部に接合されて連続一体化しているゴム製筒状体は、
バッグ接続ポート等に取り付けられる際に十分なシール
性能を発揮する。これは、ゴム製筒状体がそれ自身弾力
性を有するために、バッグ接続ポート等に密着でき、毛
細管現象による液体の浸透を阻止できるからである。こ
のようにして、ゴム製の筒状体によってグローブボック
スなど各種の設備に取り付けられ、ビニルバッグ本体に
よって放射性物質を内包する機能が得られ、それらによ
って放射性物質を取り扱う設備の安全性が向上すると共
に、ゴムの伸縮性を利用することによってビニルバッグ
交換の作業性も向上することになる。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係るビニルバッグの一実施例
を示す説明図であり、Aは全体構成を示している。ビニ
ルバッグ10は、筒型袋状のビニルバッグ本体12とゴ
ム製筒状体14とからなる。ビニルバッグ本体12の一
方の端部12aは閉塞した状態であり、他方の端部は開
口し、その開口端部に各種設備(例えばグローブボック
ス等)への取付け部となるゴム製筒状体14の一方の端
部を接合し連続一体化した構造である。従って、ゴム製
筒状体14の長さは、設備への取り付けに必要な長さと
する。ビニルバッグ本体12は塩化ビニル製であり、厚
み約0.3〜0.4mm程度のシートを高周波熱シール装
置で筒型袋状に成形したものである。それ故、長手方向
に重ね合わせて二重になった継ぎ目(シール部)12c
が形成されている。それに対してゴム製筒状体14は、
厚み約1mm程度である。両者を25mm程度の長さにわた
って接合し連続一体化している。図1のBは、ビニルバ
ッグ本体12とゴム製筒状体14との接合部分の断面を
模式的に示している。
【0014】図2及び図3はこのビニルバッグの使用状
態の一例である。図2はそのグローブボックスのバッグ
接続ポートへの取り付け状態を示し、図3はグローブボ
ックスから放射性物質を搬出するために、該放射性物質
をビニルバッグに内包し外側へ引き出した状態を示して
いる。ビニルバッグのグローブボックスへの取り付け方
法は、基本的には従来技術と同様であってよい。即ち、
グローブボックス20のバッグ接続ポート22を覆うよ
うに、ビニルバッグ10のゴム製筒状体14を被せる。
そして外周側からOリング24を嵌め込み、またTリン
グ25を介してクランプ26で緊締する。Oリング24
及びTリング25は、いずれもビニルバッグ10のゴム
製筒状体14の位置にてバッグ接続ポート22の外周の
環状の窪みに嵌着する(図面では分かり易くするため
に、ゴム製筒状体14、Oリング24、Tリング25、
クランプ26は、いずれも浮いた状態で図示している
が、実際には互いに密着した状態になっていることは言
うまでもない)。従って、ゴム製のグローブの場合と同
様、ゴム製筒状体14の弾力性によって、気密的に且つ
確実にシールされ、たとえそれらの間に蒸気等が浸入し
ようとしてもその浸入は阻止される。そのため、毛細管
現象により液体が外部に漏洩することはない。
【0015】グローブボックス20内の放射性物質28
を取り出す場合には、図3に示すように、放射性物質2
8をビニルバッグ本体12の部分に納め、高周波熱シー
ル装置を用いて3箇所でシールする(熱シールを施した
箇所を符号Sで示す)。高周波熱シールは塩化ビニル製
のビニルバッグ本体12の部分で行うため、従来技術と
同様に確実にシールできる。そして、中央のシール部の
位置(符号Cで示す)を鋏等により切断する。これによ
って放射性物質28はビニルバッグ本体12の部分で完
全に内包されることになり、外部に汚染が生じることは
ない。またシール部で気密が保たれるため、グローブボ
ックス20の内から放射性物質が漏れ出す恐れもない。
【0016】図4は本発明に係るビニルバッグの他の実
施例を示している。これは、設備同士の接続用のビニル
バッグである。このビニルバッグ30は、ビニルバッグ
本体32の両方の開口端部にそれぞれ設備への取付け部
となるゴム製筒状体34を接合し連続一体化した構造で
ある。このビニルバッグ本体32も塩化ビニル製であ
り、両方の端部が開口しているスリーブ形状で、その側
面に手袋部32aを一体的に成形した構造である。ビニ
ルバッグ本体32とゴム製筒状体34との接合状態は、
図1のBに示したのと同様である。なお、手袋部32a
はビニルバッグ取付け時に内部で発生する不要廃棄物を
廃棄処理するためのものである。
【0017】このようなビニルバッグの使用状態を図5
に示す。これはグローブボックスの排気ダクト40と排
気系フィルタ装置42とを接続する例である。グローブ
ボックスの排気ダクト40のフランジ40aに、筒状の
接続ポート44のフランジ44aを接続する。接続ポー
ト44の内部には、軸方向に移動可能なスリーブ46を
挿入しておく。フランジ46aはスリーブ46が接続ポ
ート44の中に埋没しないようにするストッパである。
接続ポート44を覆うようにビニルバッグ30の一方の
ゴム製筒状体34aを装着する。この装着方法は従来技
術と同様でよく、Oリング50とTリング51を取り付
け、クランプ52で前記Tリング51の外周を締め付け
ることで行う。ビニルバッグ30の他方のゴム製筒状体
34bは、排気系フィルタ装置42の接続ポート43に
取り付ける。この部分は、押さえリング54を介してク
ランプ56で締め付けることで行っている。なお前記ク
ランプ52の外側には粘着テープ58を貼って覆ってお
く。ビニルバッグ本体32は、設備同士の接続・切り離
しのために、ある程度の長さを有し、図示のような接続
時に余分な部分を折り返して粘着テープ59で固定す
る。粘着テープ58は、その上にくるビニルバッグ本体
32がクランプ52などで破損しないように保護するた
めに設けている。この状態で、内外の気密が保たれ、グ
ローブボックスからの排気は排気系フィルタ装置42を
通って排出されることになる。なお図5において、スリ
ーブ46は、内部が負圧になることによってビニルバッ
グ30が萎まないように保形する機能を果たす。
【0018】接続ポート44や排気系フィルタ装置42
の内部、及びスリーブ46などは、放射性物質で汚染さ
れている。そして、排気系フィルタ装置42内の高性能
フィルタユニット(図示せず)は、目詰まりなどのため
に一定の期間使用した時点で交換する必要がある。その
交換時、グローブボックス及び排気系フィルタ装置42
は、それぞれ内部の放射性物質が漏れ出ない状態にした
まま切り離す必要がある。そこで、まず粘着テープ59
を外してビニルバッグ30を自由な状態にして引き離
し、ビニルバッグ本体32の中間部分で3箇所の高周波
熱シールを施した後、その中央のシール部で切り離す。
これによって、放射性物質が漏れ出ない状態を維持した
まま両設備を分離することができる。
【0019】グローブボックスと新しい高性能フィルタ
ユニットを組み込んだ排気系フィルタ装置との接続は、
新しいビニルバッグの両方のゴム製筒状体を接続ポート
及び排気系フィルタ装置にそれぞれ取り付ければよい。
その際、古く切断された不要のビニルバッグは、新しい
ビニルバッグの手袋部32で掴み取ることによって、そ
の内部に収める。従って、手袋部を3箇所高周波熱シー
ルし、その中央のシール部で切り離すことで不要廃棄物
を取り出すことができる。
【0020】ビニルバッグの製造は、図6に示すような
装置を用いて行う。筒型にするために、円形状の内部金
型60と、それに嵌合するような半円形状の窪みを有す
る上部金型62及び下部金型64を配置し、更にそれら
の外側に加熱するための熱板66,68を配置する。内
部金型60と上部金型62との間、及び内部金型60と
下部金型64の間には、図7に示すように(図7は図6
のX部分の拡大説明図である)、ビニルバッグ本体70
と未加硫ゴム72が一部重なるように配置する。未加硫
ゴム72は、グローブボックスのグローブとして用いら
れているのと同様の材質であってよく、例えばクロロス
ルホン化ポリエチレン(商品名:ハイパロン)あるいは
クロロプレンゴム(商品名:ネオプレン)等であり、ビ
ニルバッグ本体70は塩化ビニル製である。
【0021】熱板66,68により温度を160〜16
5℃に制御し、圧力約50kg/cm2で約15〜20分間
加熱加圧することでゴムを加硫するとともに所定の形状
に成形する。未加硫ゴムは適当な圧力と温度で流動化
し、やがてゴム化する。このようにして塩化ビニル製の
ビニルバッグ本体の開口端部にゴム製筒状体が接合され
連続一体化したビニルバッグが得られる。その際、上部
金型62及び下部金型64の内面に薄くシリコーン74
を塗布しておくと、塩化ビニルの焼付きあるいは損傷を
防止することができるため好ましい。なお本実施例にお
ける加圧力は上記のように約50kg/cm2 であり、通常
のゴム加硫圧力よりも低く設定している。これは圧力上
昇によって生じる未加硫ゴムの外部への押し出しによ
り、ビニルバッグ本体にしわや膨らみが生じるのを防ぐ
ためである。加熱温度も、高すぎると塩化ビニルが硬化
して脆くなるので、変質しないような適当な温度に設定
する。なお、ビニルバッグ本体の開口端部(即ちゴムと
接合する面)をトルエン等の有機溶剤により清浄化(表
面に付着している異物を除去する)しておくと、ゴム加
硫時に一層ビニルバッグ本体に接合し易くなり、接合強
度も向上する。
【0022】ビニルバッグ本体とゴム製筒状体を一体的
に接合できれば、上記のような加硫接合法以外の方法で
製造してもよい。例えば、ゴム用の接着剤等を用いるこ
とも考えられる。しかし、十分な接合強度を発現させ、
且つ容易に製造できるようにするためには、上記実施例
のような加硫接合方法が最も望ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のようにビニルバッグ本体
の開口端部に、設備への取付け部となるゴム製筒状体の
端部を接合し連続一体化したビニルバッグであるから、
放射性物質等を取り扱う設備への取付け部にゴムの弾力
性を利用して十分なシール性能を得ることができる。つ
まり、毛細管現象による液体の浸透に対するシール性能
を格段に向上することができ、放射性物質を取り扱う設
備の安全性が著しく向上する。また設備への取付け部に
ゴム製の筒状体を使用するために、ゴムの伸縮が利用で
き、交換時にバッグ接続ポートなどに装着する作業性が
向上する。勿論、ビニルバッグ本体は高周波熱シールが
可能なため、放射性物質を内包する機能が損なわれるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビニルバッグの一実施例を示す説
明図。
【図2】そのビニルバッグのグローブボックスへの取り
付け状態を示す説明図。
【図3】ビニルバッグによる放射性物質の搬出状況を示
す説明図。
【図4】本発明に係るビニルバッグの他の実施例を示す
説明図。
【図5】そのビニルバッグを用いた設備同士の接続状況
を示す説明図。
【図6】本発明に係るビニルバッグの製造方法の一例を
示す説明図。
【図7】図6のX部分の拡大説明図。
【符号の説明】
10 ビニルバッグ 12 ビニルバッグ本体 14 ゴム製筒状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海老沢 薫 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 動 力炉・核燃料開発事業団東海事業所内(原 子力技術株式会社所属) (72)発明者 上田 奏一朗 兵庫県神戸市長田区若松町9丁目1番30号 六菱ゴム株式会社内 (72)発明者 洲野 敬二 兵庫県神戸市長田区若松町9丁目1番30号 六菱ゴム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端部は開口し他方の端部は閉塞し
    ている筒型袋状のビニルバッグ本体の前記開口端部に、
    設備への取付け部となるゴム製筒状体の端部を接合し連
    続一体化したビニルバッグ。
  2. 【請求項2】 両方の端部が開口しているスリーブ形状
    でその側面に手袋部を有する構造のビニルバッグ本体の
    前記両方の開口端部に、それぞれ設備への取付け部とな
    るゴム製筒状体の端部を接合し連続一体化したビニルバ
    ッグ。
  3. 【請求項3】 予め成形されているビニルバッグ本体の
    開口端部と未加硫ゴムとを部分的に重ね合わせて加熱加
    圧することにより加硫接合し、ビニルバッグ本体の開口
    端部に、設備への取付け部となるゴム製筒状体の端部が
    接合し連続一体化した構造にするビニルバッグの製造方
    法。
JP8275412A 1996-09-26 1996-09-26 ビニルバッグ及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3007304B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192558A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd グローブボックスのラージポート構造
JP2020000195A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 国立大学法人大阪大学 培養容器の収容体および培養処理システム

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JP2007192558A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd グローブボックスのラージポート構造
JP2020000195A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 国立大学法人大阪大学 培養容器の収容体および培養処理システム

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