JPH10102704A - 雪止め金具およびその施工方法 - Google Patents
雪止め金具およびその施工方法Info
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- JPH10102704A JPH10102704A JP25561296A JP25561296A JPH10102704A JP H10102704 A JPH10102704 A JP H10102704A JP 25561296 A JP25561296 A JP 25561296A JP 25561296 A JP25561296 A JP 25561296A JP H10102704 A JPH10102704 A JP H10102704A
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Abstract
片を瓦を固定する釘の頭部に干渉させることなく瓦の棟
側端縁に係合させる。 【解決手段】雪止め金具を構成する基板2の後端に係止
片21が形成され、この係止片21には、瓦を固定する
釘の頭部との干渉を回避する切欠部21aが形成されて
いる。
Description
その施工方法に関するものである。
った雪がその傾斜に沿って隣接地や路上に滑落し、カー
ポートなどを損傷させるおそれがある。このため、積雪
地においては、屋根に雪止め金具を取り付けるようにし
ている。
瓦4に載置可能な基板2と、この基板2の前端に固着さ
れて積雪の滑落に抵抗する雪止め板3と、から構成され
ている。そして、基板2の後端には、雪止め金具1が取
り付けられる瓦4の棟側端縁に係合可能な係止片21が
形成されており、また、その略中央部には、瓦固定金具
5の連結片51(図5参照)を挿通することのできる方
形状の開口部2aが形成され、さらに、この開口部2a
の後方に位置して釘穴2bが形成されている。また、雪
止め板3は、基板2の前端にリベットRをかしめて固着
されており、その下端縁は前方に略直角に折曲されて瓦
4に接地可能な接地片31が形成されている(例えば、
特開平8−60824号公報参照)。
屋根の施工に合わせて施工するには、まず、屋根の流れ
方向の下方から瓦4aを瓦固定金具5とともに野地板6
に釘止めした後(図6(a)参照)、雪止め金具1を、
その基板2が瓦4aの山部に、雪止め板3の接地片31
がその山部を挟む谷部にそれぞれ位置するように、適宜
間隔をおいて載置する。そして、基板2の開口部2aを
通して瓦固定金具5の連結片51を挿通させる(図7参
照)とともに、基板2の係止片21を瓦4aの棟側端縁
に係合させた後、野地板6に釘止めする(図6(b)参
照)。この後、次の瓦4bを先に葺設した瓦4aに重ね
て配置し、同様に瓦固定金具5とともに釘止めする。そ
して、先に葺設した瓦4aとともに固定された瓦固定金
具5の連結片51を折り曲げて上方の瓦4bの軒側端縁
部を連結すれば、先に葺設した瓦4aと上方の瓦4bと
の間に雪止め金具1を取り付けることができる(図6
(c)参照)。
め金具1を取り付けるには、図8に示すように、その任
意の瓦4aとともに固定されている瓦固定金具5の連結
片51を起こし、その上方の瓦4bとの連結状態を解除
する。そして、金槌の釘抜き部分を瓦4aと上方の瓦4
bとの間に差し込んで上方の瓦4bを若干引き起こした
後、その引き起こした上方の瓦4bと任意の瓦4aとの
空間に雪止め金具1の基板2を差し込み、その係止片2
1を瓦4aの棟側端縁に係合させればよい。この際、基
板2の開口部2aに瓦固定金具5の連結片51を挿通さ
せる。
た雪止め金具を既設の瓦屋根に施工する場合、上方の瓦
の引き起し量は、瓦の整合性が損なわれない程度に抑え
られていることから、任意の瓦との間に形成された小さ
な空間に雪止め金具の基板を差し込むと、係止片が瓦を
固定する釘の頭部に干渉し、円滑に差し込むことができ
ないという問題があった。
雪止め金具を施工する場合は雪止め金具を釘止めするこ
とができるものの、既設の瓦屋根に雪止め金具を施工す
る場合は基板の係止片を瓦の棟側端縁に係合させるだけ
であり、確実に係合していない場合には脱落する可能性
がある。すなわち、前述したように、上方の瓦の引き起
し量に合わせて係止片の高さが規定される関係上、瓦の
棟側端縁に確実に係合する高さに形成することは困難で
あり、この結果、瓦の棟側端縁に係合片が不完全な状態
で係合している場合は、降雪時、滑落しようとする積雪
の負荷によって係止片と瓦との係合が外れて脱落するお
それがある。
れたもので、既設の瓦屋根に雪止め金具を施工する際、
瓦を固定する釘の頭部に干渉することなく円滑に差し込
むことのできる雪止め金具を提供するものである。
具を釘止めして確実に固定することのできる雪止め金具
を提供するとともに、その施工方法を提供するものであ
る。
瓦に載置可能な基板と、この基板の前端に固着されて積
雪の滑落に抵抗する雪止め板と、からなり、前記基板の
後端には、瓦の棟側端縁に係合可能な係止片が形成さ
れ、また、係止片には、瓦を固定する釘の頭部との干渉
を回避する切欠部が形成されていることを特徴とするも
のである。
能な基板と、この基板の前端に固着されて積雪の滑落に
抵抗する雪止め板と、からなり、前記基板の後端には、
瓦の棟側端縁に係合可能な係止片が形成され、さらに、
その後端近傍には、重ねられた上方の瓦から釘打ち可能
な釘穴が形成されていることを特徴とするものである。
に重ねられた上方の瓦を引き起こして雪止め金具の基板
を差し込み、その後端に形成された係止片を任意の瓦の
棟側端縁に係合させた後、上方の瓦の軒側端縁近傍から
釘を打ち込み、雪止め金具を瓦に釘止め固定することを
特徴とするものである。
面に基づいて説明する。
部材には同一の符号を用いる他、その詳細な説明は重複
するため省略する。
ており、この雪止め金具1の基板2の後端に形成された
係止片21には、切欠部21a(図2参照)が形成され
ている。また、開口部2aの後方に位置して釘の直径に
比較して大径の、かつ、幅方向に長穴状の釘穴2cが形
成されている。
に雪止め金具1を取り付ける場合において、金槌によっ
て引き起こした上方の瓦4bと任意の瓦aの間に雪止め
金具1の基板2を差し込む際、その後端に形成した係止
片21の切欠部21aは、瓦4aを固定する釘の頭部と
の干渉を回避することから、係止片21が瓦4aの棟側
端縁に係合するまで円滑に差し込むことができる。
た後、上方の瓦4bの軒側端縁近傍にドリルで穴を開け
て釘を打ち込むことにより、雪止め金具1の基板2に形
成された釘穴2cおよび瓦4aを通して野地板6に固定
することができる。この際、上方の瓦4bの軒側端縁近
傍への穴開けは、寸法を計測して正確に位置決めされる
ものである(図3参照)。
施工する場合においても、雪止め金具1を瓦4aに確実
に釘止めすることが可能となる。
具1の基板2を瓦4の曲率半径に合わせて幅方向に湾曲
させており、このため、基板2を瓦4に安定して載置す
ることができる。また、雪止め板3の変形を防止するた
め、その上端縁に棟側に折り返された鍔縁32が延設さ
れている。
えば、ステンレス鋼板、アルミニウム板、銅板、鍍金鋼
板、塗装鋼板などの金属や、FRPなどの硬質合成樹脂
を採用することができる。
め金具1の基板2と雪止め板3とをリベットRで固着し
て例示したが、リベットRに限定するものではなく、例
えば、一方に突起を、他方に凹陥部もしくは穴をそれぞ
れ設けて両者を嵌合してもよく、溶着や接着を利用して
もよい。また、ボルトナットを用いて締結することもで
きる。
具5が挿通可能な開口部2aを形成した実施形態を例示
したが、瓦固定金具5を用いることなく釘のみで瓦4を
固定する場合は、必ずしも開口部2aは必要ではない。
ば、雪止め金具を構成する基板の後端に瓦の棟側端縁に
係合可能な係止片が形成され、また、係止片に瓦を固定
する釘の頭部との干渉を回避する切欠部が形成されてい
ることにより、既設の瓦屋根に雪止め金具を施工する
際、基板の係止片を瓦を固定する釘の頭部と干渉させる
ことなく瓦の棟側端縁まで円滑に差し込むことができ
る。
め金具を構成する基板の後端に瓦の棟側端縁に係合可能
な係止片が形成され、さらに、その後端近傍に重ねられ
た上方の瓦から釘打ち可能な釘穴が形成されていること
により、既設の瓦屋根に雪止め金具を施工する際、雪止
め金具を瓦に釘止めすることが可能となり、仮に係止片
と瓦の棟側端縁との係合が不完全な場合であっても、脱
落することなく確実に固定することができる。
意の瓦に重ねられた上方の瓦を引き起こして雪止め金具
の基板を差し込み、その後端に垂設された係止片を任意
の瓦の棟側端縁に係合させた後、上方の瓦の軒側端縁近
傍から固定釘を打ち込み、雪止め金具を瓦に釘止め固定
することにより、既設の瓦屋根に雪止め金具を脱落する
ことなく確実に固定することができる。
ある。
工する場合の説明図である。
を示す斜視図である。
の説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 瓦に載置可能な基板と、この基板の前端
に固着されて積雪の滑落に抵抗する雪止め板と、からな
り、前記基板の後端には、瓦の棟側端縁に係合可能な係
止片が形成され、また、係止片には、瓦を固定する釘の
頭部との干渉を回避する切欠部が形成されていることを
特徴とする雪止め金具。 - 【請求項2】 瓦に載置可能な基板と、この基板の前端
に固着されて積雪の滑落に抵抗する雪止め板と、からな
り、前記基板の後端には、瓦の棟側端縁に係合可能な係
止片が形成され、さらに、その後端近傍には、重ねられ
た上方の瓦から釘打ち可能な釘穴が形成されていること
を特徴とする雪止め金具。 - 【請求項3】 任意の瓦に重ねられた上方の瓦を引き起
こして雪止め金具の基板を差し込み、その後端に形成さ
れた係止片を任意の瓦の棟側端縁に係合させた後、上方
の瓦の軒側端縁近傍から釘を打ち込み、雪止め金具を瓦
に釘止め固定することを特徴とする雪止め金具の施工方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25561296A JP3715384B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 雪止め金具およびその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25561296A JP3715384B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 雪止め金具およびその施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10102704A true JPH10102704A (ja) | 1998-04-21 |
JP3715384B2 JP3715384B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=17281169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25561296A Expired - Fee Related JP3715384B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 雪止め金具およびその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3715384B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183385A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | ケイミュー株式会社 | 屋根構造及び雪止め具 |
USD858267S1 (en) * | 2016-08-04 | 2019-09-03 | London Eco-Metal Manufacturing Inc. | Snow guard |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP25561296A patent/JP3715384B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015183385A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | ケイミュー株式会社 | 屋根構造及び雪止め具 |
USD858267S1 (en) * | 2016-08-04 | 2019-09-03 | London Eco-Metal Manufacturing Inc. | Snow guard |
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---|---|
JP3715384B2 (ja) | 2005-11-09 |
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