JPH10102705A - 雪止め金具 - Google Patents

雪止め金具

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JPH10102705A
JPH10102705A JP25561396A JP25561396A JPH10102705A JP H10102705 A JPH10102705 A JP H10102705A JP 25561396 A JP25561396 A JP 25561396A JP 25561396 A JP25561396 A JP 25561396A JP H10102705 A JPH10102705 A JP H10102705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
tile
snow
base plate
snow stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP25561396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Matsuo
松尾  茂
Shunsuke Nojima
俊介 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Nojima Kakusei Seisakusho KK
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Nojima Kakusei Seisakusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd, Nojima Kakusei Seisakusho KK filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP25561396A priority Critical patent/JPH10102705A/ja
Publication of JPH10102705A publication Critical patent/JPH10102705A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】雪止め金具における基板の接地片の折り曲げ部
に作用する滑落しようとする積雪による曲げ応力を基板
の厚み増加を招くことなく支持する。 【解決手段】雪止め金具を構成する基板2の接地片22
と係止片21との折り曲げ部に曲げに抗する補強リブ2
2xが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雪止め金具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冬季に降雪すると、屋根に積も
った雪がその傾斜に沿って隣接地や路上に滑落し、カー
ポートなどを損傷させるおそれがある。このため、積雪
地においては、屋根に雪止め金具を取り付けるようにし
ている。
【0003】この雪止め金具1は、図7に示すように、
瓦4に載置可能な基板2と、この基板2の前端に固着さ
れて積雪の滑落に抵抗する雪止め板3と、から構成され
ている。そして、基板2の後端には、雪止め金具1が取
り付けられる瓦4の棟側端縁に係合可能な係止片21が
形成されており、また、その略中央部には、瓦固定金具
5の連結片51(図8参照)を挿通することのできる方
形状の開口部2aが形成され、さらに、この開口部2a
の後方に位置して釘穴2bが形成されている。また、雪
止め板3は、基板2の前端にリベットRをかしめて固着
されており、その下端縁は前方に略直角に折曲されて瓦
4に接地可能な接地片31が形成されている(例えば、
特開平8−60824号公報参照)。
【0004】そして、この雪止め金具1を新築などの瓦
屋根の施工に合わせて施工するには、まず、屋根の流れ
方向の下方から瓦4aを瓦固定金具5とともに野地板6
に釘止めした後(図9(a)参照)、雪止め金具1を、
その基板2が瓦4aの山部に、雪止め板3の接地片31
をその山部を挟む谷部にそれぞれ位置するように、適宜
間隔をおいて載置する。そして、基板2の開口部2aを
通して瓦固定金具5の連結片51を挿通させる(図10
参照)とともに、基板2の係止片21を瓦4aの棟側端
縁に係合させた後、野地板6に釘止めする(図9(b)
参照)。この後、次の瓦4bを先に葺設した瓦4aに重
ねて配置し、同様に瓦固定金具5とともに釘止めする。
そして、先に葺設した瓦4aとともに固定された瓦固定
金具5の連結片51を折り曲げて上方の瓦4bの軒側端
縁部を連結すれば、先に葺設した瓦4aと上方の瓦4b
との間に雪止め金具1を取り付けることができる(図9
(c)参照)。
【0005】一方、既設の瓦屋根の任意の瓦4aに雪止
め金具1を取り付けるには、図11に示すように、その
任意の瓦4aとともに固定されている瓦固定金具5の連
結片51を起こし、その上方の瓦4bとの連結状態を解
除する。そして、金槌の釘抜き部分を瓦4aと上方の瓦
4bとの間に差し込んで上方の瓦4bを若干引き起こし
た後、その引き起こした上方の瓦4bと任意の瓦4aと
の空間に雪止め金具1の基板2を差し込み、その係止片
21を瓦4aの棟側端縁に係合させればよい。この際、
基板2の開口部2aに瓦固定金具5の連結片51を挿通
させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、降雪時に屋
根の傾斜に沿って滑落しようとする積雪は、雪止め板を
介して雪止め板を基板に固着するために基板の前端に形
成された立ち上げ片の折り曲げ部を開放する方向の曲げ
応力として作用するとともに、瓦の棟側端縁に係合され
ている基板の係止片の折り曲げ部を開放する方向の曲げ
応力として作用するものである。したがって、基板の前
端立ち上げ片の折り曲げ部あるいは係止片の折り曲げ部
の曲げ強度が小さい場合、基板の前端立ち上げ片の折り
曲げ部あるいは係止片の折り曲げ部が滑落しようとする
積雪によって押し開かれ、積雪の滑落を防止することが
できないことになる。
【0007】このような事態に対処するため、基板の厚
みを大きくすることで強度アップを図っているが、この
結果、雪止め金具の重量が大きくなり、コストがかさむ
という問題があった。
【0008】また、新築などの瓦屋根の施工に合わせて
雪止め金具を施工する場合、雪止め金具の基板を瓦に載
置し、基板を瓦に釘止めするようにしていることから、
瓦のずれが発生しやすいという欠点もあった。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、重量アップを招来することなく積雪の滑落
を確実に防止することができるとともに、瓦のずれを発
生させることなく固定することのできる雪止め金具を提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
瓦に載置可能な基板と、この基板の前端に固着されて積
雪の滑落に抵抗する雪止め板と、からなり、前記基板の
後端には、瓦の棟側端縁に係合可能な係止片とともに野
地板に接地可能な接地片が設けられ、この接地片の折り
曲げ部には、曲げに抗する補強リブが形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2記載の発明は、瓦に載置可
能な基板と、この基板の前端に固着されて積雪の滑落に
抵抗する雪止め板と、からなり、前記基板の後端には、
瓦の棟側端縁に係合可能な係止片とともに野地板に接地
可能な接地片が設けられ、また、基板の前端立ち上げ片
の折り曲げ部には、曲げに抗する補強リブが形成されて
いることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて説明する。
【0013】なお、図7乃至図11に示した部材と同一
の部材には同一の符号を用いる他、その詳細な説明は重
複するため省略する。
【0014】図1には、本発明の雪止め金具1の第1実
施形態が示されており、この雪止め金具1の基板2は板
材を折曲して形成され、後端には瓦4の棟側端縁に係合
可能な係止片21とともに係止片21に連続して野地板
6に接地可能な接地片22が設けられている。そして、
基板2の前端には上方に向けて略直角に折曲された立ち
上げ片23が形成されており、この立ち上げ片23と雪
止め板3とがリベットRを介して固着されている(図3
参照)。
【0015】ところで、図2に示すように、基板2の後
端に形成された係止片21と接地片22との折り曲げ部
には、上方に膨出させた二条の補強リブ22xが形成さ
れており、この結果、係止片21と接地片22との折り
曲げ部を開放する方向に作用する曲げ応力に断面係数を
大きくして対向することができる。
【0016】また、図3に示すように、基板2の前端立
ち上げ片23の折り曲げ部にも、上方に膨出させた補強
リブ23xが形成されている他、さらに、前端立ち上げ
片23の折り曲げ部の左右端縁は上方に折り返されて第
2の補強リブ23yが形成されている。この結果、前端
立ち上げ片23の折り曲げ部を開放する方向に作用する
曲げ応力に断面係数を大きくして対向することができ
る。
【0017】したがって、滑落しようとする積雪によ
り、雪止め板3を介して係止片21と接地片22との折
り曲げ部あるいは基板2の前端立ち上げ片23の折り曲
げ部にそれぞれ作用する曲げ応力に対して雪止め金具1
の重量を大きくすることなく対抗することができる。
【0018】このような雪止め金具1を新築などの瓦屋
根の施工に合わせて施工する場合は、基板2の開口部2
aに瓦固定金具5の連結片51を挿通させて基板2を瓦
4aに載置した後、基板2の係止片21を瓦4aの棟側
端縁に係合させ、接地片22の釘穴22aに釘を打ち込
み、野地板6に固定すればよい(図4参照)。この場
合、雪止め金具1の基板2を瓦4aに直接釘止めしない
ことから、瓦4aのズレを発生させることはない。
【0019】ところで、前述した実施形態における基板
2の係止片21および接地片22は板材を折曲して形成
されている。したがって、上方の瓦4bの引き起し量に
比較して係止片21の高さが大きくなり、既設の瓦屋根
に取り付けることができない。このため、図5および図
6に示すように、基板2の後端には係止片21のみを形
成する一方、L字状の接地片22を別部品として製作す
ることにより、必要に応じて係止片21にボルトナット
やビスなどを利用して接地片22を連結することができ
る。このように構成することにより、新築などの瓦屋根
の施工に合わせて雪止め金具1を施工することも、ま
た、既設の瓦屋根に雪止め金具1を施工することも可能
となる利点がある。
【0020】すなわち、雪止め金具1の基板2に形成さ
れた係止片21に予めボルトナットなどを介して接地片
22を連結しておき、新築などの瓦屋根の施工に合わせ
て雪止め金具1を施工する場合はそのまま使用し、ま
た、既設の瓦屋根に雪止め金具1を施工する場合は、ボ
ルトナットなどを弛めて係止片21から接地片22を離
脱させて使用すればよい。
【0021】この場合においても、L字状の接地片22
の折り曲げ部に上方に膨出させた補強リブ22xを形成
しており、滑落しようとする積雪による係止片21と接
地片22との折り曲げ部に作用する曲げ応力に対抗する
ようにしている。
【0022】なお、これらの実施形態においては、雪止
め金具1の基板2を瓦4の曲率半径に合わせて幅方向に
湾曲させており、このため、基板2を瓦4に安定して載
置することができる。また、雪止め板3の変形を防止す
るため、その上端縁に棟側に折り返された鍔縁32が延
設されている。
【0023】ここで、雪止め金具1の材質としては、例
えば、ステンレス鋼板、アルミニウム板、銅板、鍍金鋼
板、塗装鋼板などの金属や、FRPなどの硬質合成樹脂
を採用することができる。
【0024】また、前述した実施形態においては、雪止
め金具1の基板2と雪止め板3とをリベットRで固着し
て例示したが、リベットRに限定するものではなく、例
えば、一方に突起を、他方に凹陥部もしくは穴をそれぞ
れ設けて両者を嵌合してもよく、溶着や接着を利用して
もよい。また、ボルトナットを用いて締結することもで
きる。
【0025】さらに、雪止め金具1の基板2に瓦固定金
具5が挿通可能な開口部2aを形成した実施形態を例示
したが、瓦固定金具5を用いることなく釘のみで瓦4を
固定する場合は、必ずしも開口部2aは必要ではない。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、雪止め金具を構成する基板の後端に瓦の棟側端縁に
係合可能な係止片とともに野地板に接地可能な接地片が
設けられ、この接地片の折り曲げ部に曲げに抗する補強
リブが形成されていることにより、接地片の折り曲げ部
に滑落しようとする積雪による曲げ応力が作用しても、
雪止め金具の重量を大きくすることなく対抗することが
できる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、雪止
め金具を構成する基板の後端に瓦の棟側端縁に係合可能
な係止片とともに野地板に接地可能な接地片が設けら
れ、また、基板の前端立ち上げ片の折り曲げ部に曲げに
抗する補強リブが形成されていることにより、基板の前
端立ち上げ片の折り曲げ部に滑落しようとする積雪によ
る曲げ応力が作用しても、雪止め金具の重量を大きくす
ることなく対抗することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雪止め金具の第1実施形態を示す斜視
図である。
【図2】図1の雪止め金具の接地片の折り曲げ部を示す
斜視図である。
【図3】図1の雪止め金具の基板の前端折り曲げ部を示
す斜視図である。
【図4】図1の雪止め金具の施工状態を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の雪止め金具の第2実施形態を示す斜視
図である。
【図6】図5の雪止め金具の係止片と接地片との連結部
を示す断面図である。
【図7】従来の雪止め金具を示す斜視図である。
【図8】瓦固定金具を示す斜視図である。
【図9】従来の雪止め金具を瓦屋根の施工に合わせて施
工する場合の説明図である。
【図10】図9における雪止め金具と瓦固定金具との関
係を示す斜視図である。
【図11】従来の雪止め金具を既設の瓦屋根に施工する
場合の説明図である。
【符号の説明】
1 雪止め金具 2 基板 2a 開口部 21 係止片 22 接地片 22x 補強リブ 23 前端立ち上げ片 23x,23y 補強リブ 3 雪止め板 4,4a,4b 瓦 5 瓦固定金具 6 野地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 茂 岡山県岡山市古都宿210 岡山積水工業株 式会社内 (72)発明者 野島 俊介 新潟県南蒲原郡栄町大字福島新田丁327− 2 株式会社野島角清製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦に載置可能な基板と、この基板の前端
    に固着されて積雪の滑落に抵抗する雪止め板と、からな
    り、前記基板の後端には、瓦の棟側端縁に係合可能な係
    止片とともに野地板に接地可能な接地片が設けられ、こ
    の接地片の折り曲げ部には、曲げに抗する補強リブが形
    成されていることを特徴とする雪止め金具。
  2. 【請求項2】 瓦に載置可能な基板と、この基板の前端
    に固着されて積雪の滑落に抵抗する雪止め板と、からな
    り、前記基板の後端には、瓦の棟側端縁に係合可能な係
    止片とともに野地板に接地可能な接地片が設けられ、ま
    た、基板の前端立ち上げ片の折り曲げ部には、曲げに抗
    する補強リブが形成されていることを特徴とする雪止め
    金具。
  3. 【請求項3】 前記接地片は、係止片に着脱自在に連結
    されていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2
    記載の雪止め金具。
JP25561396A 1996-09-27 1996-09-27 雪止め金具 Pending JPH10102705A (ja)

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JP25561396A JPH10102705A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 雪止め金具

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JP25561396A JPH10102705A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 雪止め金具

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JPH10102705A true JPH10102705A (ja) 1998-04-21

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JP25561396A Pending JPH10102705A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 雪止め金具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD858267S1 (en) * 2016-08-04 2019-09-03 London Eco-Metal Manufacturing Inc. Snow guard

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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