JPH10101759A - 反応性を改良したポリフェニレンポリメチレンポリイソ シアネート組成物 - Google Patents
反応性を改良したポリフェニレンポリメチレンポリイソ シアネート組成物Info
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- JPH10101759A JPH10101759A JP8263147A JP26314796A JPH10101759A JP H10101759 A JPH10101759 A JP H10101759A JP 8263147 A JP8263147 A JP 8263147A JP 26314796 A JP26314796 A JP 26314796A JP H10101759 A JPH10101759 A JP H10101759A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ポリフェニレンポリメチレンポリイソシ
アネートに対して、金属触媒を金属換算で0.5〜50
0ppm添加し、活性水素との反応性を改良したポリフ
ェニレンポリメチレンポリイソシアネート組成物。 【効果】 金属触媒をポリフェニレンポリメチレンポリ
イソシアネートに対して、金属換算で0.5〜500p
pm添加した場合、NCO基が失活することなく貯蔵安
定性の良好な状態で、活性水素をもつ化合物との反応性
を改良できるようになった。
アネートに対して、金属触媒を金属換算で0.5〜50
0ppm添加し、活性水素との反応性を改良したポリフ
ェニレンポリメチレンポリイソシアネート組成物。 【効果】 金属触媒をポリフェニレンポリメチレンポリ
イソシアネートに対して、金属換算で0.5〜500p
pm添加した場合、NCO基が失活することなく貯蔵安
定性の良好な状態で、活性水素をもつ化合物との反応性
を改良できるようになった。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリウレタンの製造
に適したポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネー
ト(以下ポリメリックMDIと略称する)組成物に関
し、詳しくはポリメリックMDI中に電荷数1〜3価の
金属と有機酸、有機キレート化合物からなる塩である金
属触媒を含有し、活性水素をもつ化合物との反応性を改
良したポリメリックMDI組成物に関する。
に適したポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネー
ト(以下ポリメリックMDIと略称する)組成物に関
し、詳しくはポリメリックMDI中に電荷数1〜3価の
金属と有機酸、有機キレート化合物からなる塩である金
属触媒を含有し、活性水素をもつ化合物との反応性を改
良したポリメリックMDI組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリメリックMDIは、ポリウレタンフ
ォーム、ポリウレタンエラストマー、ポリウレタン接着
剤、ポリウレタン塗料等として広範囲に使用されてい
る。ポリメリックMDIと活性水素を有する化合物、即
ちポリオール、ポリアミン、ポリオールとポリアミンの
混合物、あるいは水等とを反応させることにより、ポリ
ウレタンを製造する。従来、ポリメリックMDIと活性
水素を含む化合物との反応性の制御は、原料温度、成形
温度等の反応温度、触媒の添加による方法が知られてい
るが、反応温度等の調節が困難な場合、触媒の添加によ
る方法をとらざるを得ないのが実状である。
ォーム、ポリウレタンエラストマー、ポリウレタン接着
剤、ポリウレタン塗料等として広範囲に使用されてい
る。ポリメリックMDIと活性水素を有する化合物、即
ちポリオール、ポリアミン、ポリオールとポリアミンの
混合物、あるいは水等とを反応させることにより、ポリ
ウレタンを製造する。従来、ポリメリックMDIと活性
水素を含む化合物との反応性の制御は、原料温度、成形
温度等の反応温度、触媒の添加による方法が知られてい
るが、反応温度等の調節が困難な場合、触媒の添加によ
る方法をとらざるを得ないのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリメ
リックMDIに触媒を添加するとポリメリックMDI自
体が重合しゲル化する、あるいは空気中の水分と反応す
る、等によりNCO基が失活する問題があるため、通
常、触媒を添加する場合、活性水素化合物側に添加す
る。しかし、活性水素化合物側に触媒を添加した場合に
は、逆に今度は活性水素化合物中の水分による加水分解
等により触媒が失活するという問題が生じる。
リックMDIに触媒を添加するとポリメリックMDI自
体が重合しゲル化する、あるいは空気中の水分と反応す
る、等によりNCO基が失活する問題があるため、通
常、触媒を添加する場合、活性水素化合物側に添加す
る。しかし、活性水素化合物側に触媒を添加した場合に
は、逆に今度は活性水素化合物中の水分による加水分解
等により触媒が失活するという問題が生じる。
【0004】これらの問題を解決する為の方法として、
触媒添加による反応の制御方法が挙げられる。その中
で、ウレタン結合の生成を促進する触媒として、三級ア
ミン化合物が知られているが、触媒活性が強く、添加
後、ポリメリックMDI自体が重合しゲル化する問題が
起こる。また、ゲル化しない程度まで添加量を減らした
場合は、反応性に効果が認められない、臭気が発生する
等の問題が残る。
触媒添加による反応の制御方法が挙げられる。その中
で、ウレタン結合の生成を促進する触媒として、三級ア
ミン化合物が知られているが、触媒活性が強く、添加
後、ポリメリックMDI自体が重合しゲル化する問題が
起こる。また、ゲル化しない程度まで添加量を減らした
場合は、反応性に効果が認められない、臭気が発生する
等の問題が残る。
【0005】また、反応制御の別の方法として、特開平
7−25977号には、ポリメリックMDIに環式カー
ボネート化合物及び/又はアルキルカーボネート化合
物、アルカリ金属塩を添加して得られるポリイソシアネ
ート組成物及びそれを用いた硬質ポリウレタンフォーム
の製造方法について記載されているが、この方法ではカ
ーボネート化合物が金属塩と併用することにより反応熱
によりその一部が分解し、炭酸ガスを発生するため、発
泡剤の使用量等配合処方の調整が必要となり、実用上問
題が生じている。従って、より安定な触媒の種類、添加
方法の開発が望まれていた。
7−25977号には、ポリメリックMDIに環式カー
ボネート化合物及び/又はアルキルカーボネート化合
物、アルカリ金属塩を添加して得られるポリイソシアネ
ート組成物及びそれを用いた硬質ポリウレタンフォーム
の製造方法について記載されているが、この方法ではカ
ーボネート化合物が金属塩と併用することにより反応熱
によりその一部が分解し、炭酸ガスを発生するため、発
泡剤の使用量等配合処方の調整が必要となり、実用上問
題が生じている。従って、より安定な触媒の種類、添加
方法の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点を解決するために鋭意検討した結果、電荷数1〜3価
の金属と有機酸、有機キレート化合物からなる塩である
金属触媒をポリメリックMDI中に、金属換算で0.5
〜500ppm添加した場合、NCO基が失活すること
なく、活性水素をもつ化合物との反応性を改良できるこ
とを見いだした。さらに、従来技術におけるカーボネー
ト化合物を添加する方法では配合処方を変更して対応し
なければならなかったが、上記方法に従えば、従来の配
合処方を何等変更することなく、従来の配合処方への使
用が可能であることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
点を解決するために鋭意検討した結果、電荷数1〜3価
の金属と有機酸、有機キレート化合物からなる塩である
金属触媒をポリメリックMDI中に、金属換算で0.5
〜500ppm添加した場合、NCO基が失活すること
なく、活性水素をもつ化合物との反応性を改良できるこ
とを見いだした。さらに、従来技術におけるカーボネー
ト化合物を添加する方法では配合処方を変更して対応し
なければならなかったが、上記方法に従えば、従来の配
合処方を何等変更することなく、従来の配合処方への使
用が可能であることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち、本発明は、(1) 一般式
(1)[化2]で表されるポリフェニレンポリメチレン
ポリイソシアネートに対して、金属触媒を金属換算で
0.5〜500ppm添加し、活性水素との反応性を改
良したポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート
組成物、
(1)[化2]で表されるポリフェニレンポリメチレン
ポリイソシアネートに対して、金属触媒を金属換算で
0.5〜500ppm添加し、活性水素との反応性を改
良したポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート
組成物、
【化2】 (式中、nは0または正の整数を示す。) (2) 金属触媒が電荷数1〜3価の金属と有機酸又は
有機キレート化合物からなる塩であることを特徴とする
(1)記載のポリフェニレンポリメチレンポリイソシア
ネート組成物、(3) 金属触媒が鉛、亜鉛、錫、鉄、
コバルト、ビスマス、銅、マンガン、カルシウム、カリ
ウム、ナトリウム、ジルコニウム、マグネシウム、リチ
ウム又はニッケルからなる金属と、ナフテン酸、オクチ
ル酸、ネオデカン酸等の脂肪酸又はアセチルアセトン等
の有機キレート化合物からなる塩であることを特徴とす
る(2)記載のポリフェニレンポリメチレンポリイソシ
アネート組成物、(4) 金属触媒がナフテン酸コバル
ト、オクチル酸コバルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸
鉛、ネオデカン酸鉛、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸亜
鉛、ナフテン酸錫、オクチル酸錫、ジブチルチンジラウ
レート、ジブチルチンジオクテート、ナフテン酸鉄、オ
クチル酸鉄、ナフテン酸銅、ネオデカン酸ビスマス又は
アセチルアセトン鉄であることを特徴とする(3)記載
のポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート組成
物、を提供するものである。
有機キレート化合物からなる塩であることを特徴とする
(1)記載のポリフェニレンポリメチレンポリイソシア
ネート組成物、(3) 金属触媒が鉛、亜鉛、錫、鉄、
コバルト、ビスマス、銅、マンガン、カルシウム、カリ
ウム、ナトリウム、ジルコニウム、マグネシウム、リチ
ウム又はニッケルからなる金属と、ナフテン酸、オクチ
ル酸、ネオデカン酸等の脂肪酸又はアセチルアセトン等
の有機キレート化合物からなる塩であることを特徴とす
る(2)記載のポリフェニレンポリメチレンポリイソシ
アネート組成物、(4) 金属触媒がナフテン酸コバル
ト、オクチル酸コバルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸
鉛、ネオデカン酸鉛、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸亜
鉛、ナフテン酸錫、オクチル酸錫、ジブチルチンジラウ
レート、ジブチルチンジオクテート、ナフテン酸鉄、オ
クチル酸鉄、ナフテン酸銅、ネオデカン酸ビスマス又は
アセチルアセトン鉄であることを特徴とする(3)記載
のポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート組成
物、を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明で使用する下記一般式(1)[化3]で表
されるポリメリックMDIは、ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート(以下MDIと略称する)を2
0〜60重量%含有するものが使用される。ポリメリッ
クMDI中のMDI含有量が、60重量%を超えるとM
DIの析出等の貯蔵安定性の問題が発生する。また、2
0重量%より小さくなると、ポリメリックMDIの粘度
が高くなり、作業性が悪化する。従って、ポリメリック
MDI中のMDI含有量は20〜60重量%が良く、よ
り好ましくは25〜55重量%が良い。
する。本発明で使用する下記一般式(1)[化3]で表
されるポリメリックMDIは、ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート(以下MDIと略称する)を2
0〜60重量%含有するものが使用される。ポリメリッ
クMDI中のMDI含有量が、60重量%を超えるとM
DIの析出等の貯蔵安定性の問題が発生する。また、2
0重量%より小さくなると、ポリメリックMDIの粘度
が高くなり、作業性が悪化する。従って、ポリメリック
MDI中のMDI含有量は20〜60重量%が良く、よ
り好ましくは25〜55重量%が良い。
【化3】 (式中、nは0または正の整数を示す。)
【0009】本発明で使用される金属触媒としては、具
体的には、例えば、ナフテン酸コバルト、オクチル酸コ
バルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸鉛、ネオデカン酸
鉛、ナフテン酸マンガン、オクチル酸マンガン、ナフテ
ン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、オ
クチル酸カルシウム、ナフテン酸錫、オクチル酸錫、ジ
ブチルチンジラウレート、ジブチルチンジオクテート、
ナフテン酸カリウム、オクチル酸カリウム、ナフテン酸
ジルコニウム、オクチル酸ジルコニウム、ナフテン酸
鉄、オクチル酸鉄、ナフテン酸マグネシウム、ナフテン
酸リチウム、ナフテン酸銅、オクチル酸ニッケル、ネオ
デカン酸ビスマス、アセチルアセトンアルミニウム、ア
セチルアセトンクロム、アセチルアセトンコバルト、ア
セチルアセトン銅、アセチルアセトン鉄、アセチルアセ
トンニッケル、アセチルアセトンバナジル、アセチルア
セトン亜鉛、アセチルアセトンインジウム、アセチルア
セトンカルシウム、アセチルアセトンマグネシウム、ア
セチルアセトンマンガン、アセチルアセトンイットリウ
ム、アセチルアセトンセリウム、アセチルアセトンスト
ロンチウム、アセチルアセトンパラジウム、アセチルア
セトンバリウム、アセチルアセトンモリブデニル、アセ
チルアセトンランタン、アセチルアセトンジルコニウ
ム、アセチルアセトン錫、アセチルアセトンチタンが挙
げられ、より好ましくはナフテン酸コバルト、オクチル
酸コバルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸鉛、ネオデカン
酸鉛、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸
錫、オクチル酸錫、ジブチルチンジラウレート、ジブチ
ルチンジオクテート、ナフテン酸鉄、オクチル酸鉄、ナ
フテン酸銅、ネオデカン酸ビスマス、アセチルアセトン
鉄が良い。また、金属触媒は、ポリメリックMDI中に
対して金属換算で0.5〜500ppm使用する。50
0ppmを超えるとポリメリックMDI自体が重合しゲ
ル化する、あるいは空気中の水分と反応する、等により
NCO基が失活する問題が発生する。0.5ppmより
小さくなると触媒の効果が少なく、触媒を使用しない場
合と反応性に差は見られない。従って、ポリメリックM
DI中の金属触媒の使用量は、金属換算で0.5〜50
0ppmが良く、より好ましくは1〜200ppmが良
い。金属触媒は、触媒自体を直接添加しても良いが、添
加量が微量であるためジメチルフタレート、ジブチルフ
タレート、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステル
系、ジオクチルアジペート、ジイソブチルアジペート、
ジイソデシルアジペート等の二塩基酸エステル系、トリ
クレジルホスフェート等のリン酸エステル系、塩素化パ
ラフィン系、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレ
ン等の可塑剤、トルエン、キシレン、ミネラルスピリッ
ト等の有機溶剤に希釈して添加しても良い。
体的には、例えば、ナフテン酸コバルト、オクチル酸コ
バルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸鉛、ネオデカン酸
鉛、ナフテン酸マンガン、オクチル酸マンガン、ナフテ
ン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、オ
クチル酸カルシウム、ナフテン酸錫、オクチル酸錫、ジ
ブチルチンジラウレート、ジブチルチンジオクテート、
ナフテン酸カリウム、オクチル酸カリウム、ナフテン酸
ジルコニウム、オクチル酸ジルコニウム、ナフテン酸
鉄、オクチル酸鉄、ナフテン酸マグネシウム、ナフテン
酸リチウム、ナフテン酸銅、オクチル酸ニッケル、ネオ
デカン酸ビスマス、アセチルアセトンアルミニウム、ア
セチルアセトンクロム、アセチルアセトンコバルト、ア
セチルアセトン銅、アセチルアセトン鉄、アセチルアセ
トンニッケル、アセチルアセトンバナジル、アセチルア
セトン亜鉛、アセチルアセトンインジウム、アセチルア
セトンカルシウム、アセチルアセトンマグネシウム、ア
セチルアセトンマンガン、アセチルアセトンイットリウ
ム、アセチルアセトンセリウム、アセチルアセトンスト
ロンチウム、アセチルアセトンパラジウム、アセチルア
セトンバリウム、アセチルアセトンモリブデニル、アセ
チルアセトンランタン、アセチルアセトンジルコニウ
ム、アセチルアセトン錫、アセチルアセトンチタンが挙
げられ、より好ましくはナフテン酸コバルト、オクチル
酸コバルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸鉛、ネオデカン
酸鉛、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸
錫、オクチル酸錫、ジブチルチンジラウレート、ジブチ
ルチンジオクテート、ナフテン酸鉄、オクチル酸鉄、ナ
フテン酸銅、ネオデカン酸ビスマス、アセチルアセトン
鉄が良い。また、金属触媒は、ポリメリックMDI中に
対して金属換算で0.5〜500ppm使用する。50
0ppmを超えるとポリメリックMDI自体が重合しゲ
ル化する、あるいは空気中の水分と反応する、等により
NCO基が失活する問題が発生する。0.5ppmより
小さくなると触媒の効果が少なく、触媒を使用しない場
合と反応性に差は見られない。従って、ポリメリックM
DI中の金属触媒の使用量は、金属換算で0.5〜50
0ppmが良く、より好ましくは1〜200ppmが良
い。金属触媒は、触媒自体を直接添加しても良いが、添
加量が微量であるためジメチルフタレート、ジブチルフ
タレート、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステル
系、ジオクチルアジペート、ジイソブチルアジペート、
ジイソデシルアジペート等の二塩基酸エステル系、トリ
クレジルホスフェート等のリン酸エステル系、塩素化パ
ラフィン系、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレ
ン等の可塑剤、トルエン、キシレン、ミネラルスピリッ
ト等の有機溶剤に希釈して添加しても良い。
【0010】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
具体的に説明するが、本発明は何等これらに限定される
ものではない。また、例中の部は特に断りのない限り重
量部を表す。例中に用いた諸原料は次の通りである。ポ
リメリックMDIの組成を表1に示す。
具体的に説明するが、本発明は何等これらに限定される
ものではない。また、例中の部は特に断りのない限り重
量部を表す。例中に用いた諸原料は次の通りである。ポ
リメリックMDIの組成を表1に示す。
【0011】活性水素化合物である硬化剤としては、ポ
リプロピレンエーテルグリコール(三井東圧化学(株)
製:KB−280)/ジオクチルフタレート(協和油化
(株)製:DOP)/炭酸カルシウム(白石カルシウム
(株)製:ホワイトンB)=84部/11部/5部混合
物を使用した。 反応性測定方法 25℃に温調したポリメリックMDI 70部に、25
℃に温調した硬化剤100部を添加し、混合撹拌した
後、B型粘度計 B8M(株式会社東京計器製)により
10万cpsまでの到達時間を測定した。
リプロピレンエーテルグリコール(三井東圧化学(株)
製:KB−280)/ジオクチルフタレート(協和油化
(株)製:DOP)/炭酸カルシウム(白石カルシウム
(株)製:ホワイトンB)=84部/11部/5部混合
物を使用した。 反応性測定方法 25℃に温調したポリメリックMDI 70部に、25
℃に温調した硬化剤100部を添加し、混合撹拌した
後、B型粘度計 B8M(株式会社東京計器製)により
10万cpsまでの到達時間を測定した。
【0012】実施例1 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−1500)70部にナフテン酸コバルト(日本
化学産業(株)製:ナフテックスCo8%)を金属換算
で20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリ
ックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性
が良好であった。このようにして得たポリメリックMD
Iの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、1
0万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−1500)70部にナフテン酸コバルト(日本
化学産業(株)製:ナフテックスCo8%)を金属換算
で20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリ
ックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性
が良好であった。このようにして得たポリメリックMD
Iの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、1
0万cps到達時間は短く、良好であった。
【0013】実施例2 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−50)70部にオクチル酸コバルト(日本化学
産業(株)製:ニッカオクチックスCo12%)を金属
換算で20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリ
メリックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安
定性が良好であった。このようにして得たポリメリック
MDIの反応性を測定した結果は、表−2に示すよう
に、10万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−50)70部にオクチル酸コバルト(日本化学
産業(株)製:ニッカオクチックスCo12%)を金属
換算で20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリ
メリックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安
定性が良好であった。このようにして得たポリメリック
MDIの反応性を測定した結果は、表−2に示すよう
に、10万cps到達時間は短く、良好であった。
【0014】実施例3 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−23)70部にナフテン酸鉛(日本化学産業
(株)製:ナフテックスPb24%)を金属換算で1p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。このようにして得たポリメリックMDIの反応
性を測定した結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は短く、良好であった。
ートM−23)70部にナフテン酸鉛(日本化学産業
(株)製:ナフテックスPb24%)を金属換算で1p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。このようにして得たポリメリックMDIの反応
性を測定した結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は短く、良好であった。
【0015】実施例4 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−1500)70部にオクチル酸鉛(日本化学産
業(株)製:ニッカオクチックスPb17%DOP)を
金属換算で1ppm添加し、混合撹拌した。得られたポ
リメリックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵
安定性が良好であった。このようにして得たポリメリッ
クMDIの反応性を測定した結果は、表−2に示すよう
に、10万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−1500)70部にオクチル酸鉛(日本化学産
業(株)製:ニッカオクチックスPb17%DOP)を
金属換算で1ppm添加し、混合撹拌した。得られたポ
リメリックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵
安定性が良好であった。このようにして得たポリメリッ
クMDIの反応性を測定した結果は、表−2に示すよう
に、10万cps到達時間は短く、良好であった。
【0016】実施例5 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−50)70部にネオデカン酸鉛(活材ケミカル
(株)製:ミニコP−30)を金属換算で1ppm添加
し、混合撹拌した。得られたポリメリックMDIはNC
O基が失活することなく、貯蔵安定性が良好であった。
このようにして得たポリメリックMDIの反応性を測定
した結果は、表−2に示すように、10万cps到達時
間は短く、良好であった。
ートM−50)70部にネオデカン酸鉛(活材ケミカル
(株)製:ミニコP−30)を金属換算で1ppm添加
し、混合撹拌した。得られたポリメリックMDIはNC
O基が失活することなく、貯蔵安定性が良好であった。
このようにして得たポリメリックMDIの反応性を測定
した結果は、表−2に示すように、10万cps到達時
間は短く、良好であった。
【0017】実施例6 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−23)70部にナフテン酸亜鉛(日本化学産業
(株)製:ナフテックスZn8%)を金属換算で10p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。このようにして得たポリメリックMDIの反応
性を測定した結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は短く、良好であった。
ートM−23)70部にナフテン酸亜鉛(日本化学産業
(株)製:ナフテックスZn8%)を金属換算で10p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。このようにして得たポリメリックMDIの反応
性を測定した結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は短く、良好であった。
【0018】実施例7 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−1500)70部にオクチル酸亜鉛(日本化学
産業(株)製:ニッカオクチックスZn8%)を金属換
算で10ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメ
リックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定
性が良好であった。このようにして得たポリメリックM
DIの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、
10万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−1500)70部にオクチル酸亜鉛(日本化学
産業(株)製:ニッカオクチックスZn8%)を金属換
算で10ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメ
リックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定
性が良好であった。このようにして得たポリメリックM
DIの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、
10万cps到達時間は短く、良好であった。
【0019】実施例8 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−50)70部にオクチル酸錫(日本化学産業
(株)製:ニッカオクチックスSn14%)を金属換算
で20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリ
ックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性
が良好であった。このようにして得たポリメリックMD
Iの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、1
0万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−50)70部にオクチル酸錫(日本化学産業
(株)製:ニッカオクチックスSn14%)を金属換算
で20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリ
ックMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性
が良好であった。このようにして得たポリメリックMD
Iの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、1
0万cps到達時間は短く、良好であった。
【0020】実施例9 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−23)70部にジブチルチンジラウレート(日
東化成(株)製:ネオスタンU−100)を金属換算で
20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリッ
クMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が
良好であった。このようにして得たポリメリックMDI
の反応性を測定した結果は、表−2に示すように、10
万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−23)70部にジブチルチンジラウレート(日
東化成(株)製:ネオスタンU−100)を金属換算で
20ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリッ
クMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が
良好であった。このようにして得たポリメリックMDI
の反応性を測定した結果は、表−2に示すように、10
万cps到達時間は短く、良好であった。
【0021】実施例10 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−1500)70部にジブチルチンジオクテート
(日本化学産業(株)製:ジ・ブチルSnジ・オクテー
ト)を金属換算で20ppm添加し、混合撹拌した。得
られたポリメリックMDIはNCO基が失活することな
く、貯蔵安定性が良好であった。このようにして得たポ
リメリックMDIの反応性を測定した結果は、表−2に
示すように、10万cps到達時間は短く、良好であっ
た。
ートM−1500)70部にジブチルチンジオクテート
(日本化学産業(株)製:ジ・ブチルSnジ・オクテー
ト)を金属換算で20ppm添加し、混合撹拌した。得
られたポリメリックMDIはNCO基が失活することな
く、貯蔵安定性が良好であった。このようにして得たポ
リメリックMDIの反応性を測定した結果は、表−2に
示すように、10万cps到達時間は短く、良好であっ
た。
【0022】実施例11 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−23)70部にナフテン酸鉄(日本化学産業
(株)製:ナフテックスFe5%)を金属換算で20p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。このようにして得たポリメリックMDIの反応
性を測定した結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は短く、良好であった。
ートM−23)70部にナフテン酸鉄(日本化学産業
(株)製:ナフテックスFe5%)を金属換算で20p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。このようにして得たポリメリックMDIの反応
性を測定した結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は短く、良好であった。
【0023】実施例12 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−24)70部にオクチル酸鉄(日本化学産業
(株)製:ニッカオクチックスFe6%)を金属換算で
30ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリッ
クMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が
良好であった。このようにして得たポリメリックMDI
の反応性を測定した結果は、表−2に示すように、10
万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−24)70部にオクチル酸鉄(日本化学産業
(株)製:ニッカオクチックスFe6%)を金属換算で
30ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリッ
クMDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が
良好であった。このようにして得たポリメリックMDI
の反応性を測定した結果は、表−2に示すように、10
万cps到達時間は短く、良好であった。
【0024】実施例13 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−50)70部にナフテン酸銅(日本化学産業
(株)製:ナフテックスCu5%)を金属換算で500
ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックM
DIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好
であった。このようにして得たポリメリックMDIの反
応性を測定した結果は、表−2に示すように、10万c
ps到達時間は短く、良好であった。
ートM−50)70部にナフテン酸銅(日本化学産業
(株)製:ナフテックスCu5%)を金属換算で500
ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックM
DIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好
であった。このようにして得たポリメリックMDIの反
応性を測定した結果は、表−2に示すように、10万c
ps到達時間は短く、良好であった。
【0025】実施例14 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−50)70部にネオデカン酸ビスマス(Cas
Chem製:COSCAT#83)を金属換算で0.
5ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリック
MDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良
好であった。このようにして得たポリメリックMDIの
反応性を測定した結果は、表−2に示すように、10万
cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−50)70部にネオデカン酸ビスマス(Cas
Chem製:COSCAT#83)を金属換算で0.
5ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリック
MDIはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良
好であった。このようにして得たポリメリックMDIの
反応性を測定した結果は、表−2に示すように、10万
cps到達時間は短く、良好であった。
【0026】実施例15 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−50)70部にアセチルアセトン鉄(日本化学
産業(株)製:ナーセム第二鉄)をトルエンに溶解後、
金属換算で0.5ppm添加し、混合撹拌した。得られ
たポリメリックMDIはNCO基が失活することなく、
貯蔵安定性が良好であった。このようにして得たポリメ
リックMDIの反応性を測定した結果は、表−2に示す
ように、10万cps到達時間は短く、良好であった。
ートM−50)70部にアセチルアセトン鉄(日本化学
産業(株)製:ナーセム第二鉄)をトルエンに溶解後、
金属換算で0.5ppm添加し、混合撹拌した。得られ
たポリメリックMDIはNCO基が失活することなく、
貯蔵安定性が良好であった。このようにして得たポリメ
リックMDIの反応性を測定した結果は、表−2に示す
ように、10万cps到達時間は短く、良好であった。
【0027】比較例1 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−1500)70部に触媒を添加せずに、反応性
を測定した。結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は長かった。
ートM−1500)70部に触媒を添加せずに、反応性
を測定した。結果は、表−2に示すように、10万cp
s到達時間は長かった。
【0028】比較例2 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−50)70部にナフテン酸銅(日本化学産業
(株)製ナフテックスCu5%)を金属換算で0.4p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。しかし、このようにして得たポリメリックMD
Iの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、1
0万cps到達時間は長く、効果は認められなかった。
ートM−50)70部にナフテン酸銅(日本化学産業
(株)製ナフテックスCu5%)を金属換算で0.4p
pm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリックMD
IはNCO基が失活することなく、貯蔵安定性が良好で
あった。しかし、このようにして得たポリメリックMD
Iの反応性を測定した結果は、表−2に示すように、1
0万cps到達時間は長く、効果は認められなかった。
【0029】比較例3 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−1500)70部にオクチル酸鉛(日本化学産
業(株)製:ニッカオクチックスPb17%DOP)を
金属換算で600ppm添加し、混合撹拌した。得られ
たポリメリックMDIの反応性を測定した結果は、表−
2に示すように、10万cps到達時間は短かったが、
ゲル化が認められ、貯蔵安定性に問題が見られた。
ートM−1500)70部にオクチル酸鉛(日本化学産
業(株)製:ニッカオクチックスPb17%DOP)を
金属換算で600ppm添加し、混合撹拌した。得られ
たポリメリックMDIの反応性を測定した結果は、表−
2に示すように、10万cps到達時間は短かったが、
ゲル化が認められ、貯蔵安定性に問題が見られた。
【0030】比較例4 ポリメリックMDI(三井東圧化学(株)製:コスモネ
ートM−23)70部にジアザビシクロ[2,2,2]
オクタン(花王(株)製:カオライザーNO.30)を
500ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリ
ックMDIの反応性を測定した結果は、表−2に示すよ
うに、10万cps到達時間は短かったが、ゲル化が認
められ、貯蔵安定性に問題が見られた。
ートM−23)70部にジアザビシクロ[2,2,2]
オクタン(花王(株)製:カオライザーNO.30)を
500ppm添加し、混合撹拌した。得られたポリメリ
ックMDIの反応性を測定した結果は、表−2に示すよ
うに、10万cps到達時間は短かったが、ゲル化が認
められ、貯蔵安定性に問題が見られた。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明により、電荷数1〜3価の金属と
有機酸、有機キレート化合物からなる塩である金属触媒
をポリメリックMDI中に、金属換算で0.5〜500
ppm添加した場合、NCO基が失活することなく貯蔵
安定性の良好な状態で、活性水素をもつ化合物との反応
性を改良できるようになった。さらに、本発明のポリメ
リックMDIを使用すれば、従来の配合処方を何等変更
することもなく、そのまま使用することができるので、
生産性・現場作業性への影響は全く認められない。
有機酸、有機キレート化合物からなる塩である金属触媒
をポリメリックMDI中に、金属換算で0.5〜500
ppm添加した場合、NCO基が失活することなく貯蔵
安定性の良好な状態で、活性水素をもつ化合物との反応
性を改良できるようになった。さらに、本発明のポリメ
リックMDIを使用すれば、従来の配合処方を何等変更
することもなく、そのまま使用することができるので、
生産性・現場作業性への影響は全く認められない。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式(1)[化1]で表されるポリフ
ェニレンポリメチレンポリイソシアネートに対して、金
属触媒を金属換算で0.5〜500ppm添加し、活性
水素との反応性を改良したポリフェニレンポリメチレン
ポリイソシアネート組成物。 【化1】 (式中、nは0または正の整数を示す。) - 【請求項2】 金属触媒が電荷数1〜3価の金属と有機
酸又は有機キレート化合物からなる塩であることを特徴
とする請求項1記載のポリフェニレンポリメチレンポリ
イソシアネート組成物。 - 【請求項3】 金属触媒が鉛、亜鉛、錫、鉄、コバル
ト、ビスマス、銅、マンガン、カルシウム、カリウム、
ナトリウム、ジルコニウム、マグネシウム、リチウム又
はニッケルからなる金属と、ナフテン酸、オクチル酸、
ネオデカン酸等の脂肪酸又はアセチルアセトン等の有機
キレート化合物からなる塩であることを特徴とする請求
項2記載のポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネ
ート組成物。 - 【請求項4】 金属触媒がナフテン酸コバルト、オクチ
ル酸コバルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸鉛、ネオデカ
ン酸鉛、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸
錫、オクチル酸錫、ジブチルチンジラウレート、ジブチ
ルチンジオクテート、ナフテン酸鉄、オクチル酸鉄、ナ
フテン酸銅、ネオデカン酸ビスマス又はアセチルアセト
ン鉄であることを特徴とする請求項3に記載のポリフェ
ニレンポリメチレンポリイソシアネート組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8263147A JPH10101759A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 反応性を改良したポリフェニレンポリメチレンポリイソ シアネート組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8263147A JPH10101759A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 反応性を改良したポリフェニレンポリメチレンポリイソ シアネート組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10101759A true JPH10101759A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17385466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8263147A Pending JPH10101759A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 反応性を改良したポリフェニレンポリメチレンポリイソ シアネート組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10101759A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097116A1 (ja) * | 2006-02-21 | 2007-08-30 | Mitsui Chemicals, Inc. | ポリチオウレタン系光学材料用重合性組成物 |
JP2010037388A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Bridgestone Corp | ポリイソシアネート組成物、ポリウレタンフォーム製造用原料及びポリウレタンフォームの製造方法 |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP8263147A patent/JPH10101759A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097116A1 (ja) * | 2006-02-21 | 2007-08-30 | Mitsui Chemicals, Inc. | ポリチオウレタン系光学材料用重合性組成物 |
US9290656B2 (en) | 2006-02-21 | 2016-03-22 | Mitsui Chemicals, Inc. | Polymerizable composition for polythiourethane optical material |
JP2010037388A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Bridgestone Corp | ポリイソシアネート組成物、ポリウレタンフォーム製造用原料及びポリウレタンフォームの製造方法 |
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A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041228 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050209 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |