JPH10101502A - 抗菌剤 - Google Patents

抗菌剤

Info

Publication number
JPH10101502A
JPH10101502A JP25294396A JP25294396A JPH10101502A JP H10101502 A JPH10101502 A JP H10101502A JP 25294396 A JP25294396 A JP 25294396A JP 25294396 A JP25294396 A JP 25294396A JP H10101502 A JPH10101502 A JP H10101502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
palmitoleic acid
agent
culture
acid
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25294396A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamazaki
剛 山崎
Hiroyuki Takano
博幸 高野
Akihiro Yamada
昭浩 山田
Daisuke Kamimura
大輔 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
Sagami Chemical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Onoda Cement Corp, Sagami Chemical Research Institute filed Critical Chichibu Onoda Cement Corp
Priority to JP25294396A priority Critical patent/JPH10101502A/ja
Publication of JPH10101502A publication Critical patent/JPH10101502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人畜に対して毒性が低く、かつ抗菌作用の強
い抗菌剤及びバイオフィルム形成阻害剤の提供。 【解決手段】 パルミトレイン酸を有効成分とする抗菌
剤及びバイオフィルム形成阻害剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗菌剤、詳しくは工
場設備や海洋構造物等に排水中の生物や海洋生物等が付
着するのを防止するための抗菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年各種用水系の微生物による障害が多
発し、種々の弊害をもたらしている。例えば石油化学工
場等で用いられている循環冷却方式の熱交換器や配管等
に、バクテリアや糸状菌に由来するバイオフィルム(微
生物が物体を被覆するように付着して形成した皮膜)が
発生し、これらのバイオフィルムがパイプ等を閉塞して
冷却効率を低下させる。また海洋においても、かかるバ
イオフィルムがイガイやフジツボ等の大型生物の付着を
促進し、船舶等の燃料効率の低下、海上構造物等の景観
悪化、魚網汚染等の被害増大を招来している。
【0003】従来これらの付着防止策としては、船底、
海上構造物の没水部分や魚網等にはTBTO(Trib
utyltin oxide)に代表される有機スズ化
合物や銅化合物等の有機系抗菌剤、無機系抗菌剤が用い
られてきた(例えばChemistry&Industry 5 March 199
0,123-127頁参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の無
機系抗菌剤、有機系抗菌剤は、工業的に複雑な合成工程
により製造されるものも多く、またその用い方によって
は人畜に対して有害で疾患の原因となるものもあり、ま
た有機系抗菌剤である抗生物質に対して耐性菌が出現す
るなどの問題も生じている。また上記の有機スズ系化合
物や有機銅化合物等は、他の多くの生体に対し毒性やそ
の蓄積性が見られ、さらに海水に比較的溶出し易いため
生体系への影響が懸念されている。
【0005】このため上記の抗菌剤に替わる、安全性が
高く、海洋構造物等への微生物付着を抑制する薬剤、と
りわけバイオフィルムを形成する付着微生物に対しての
み強い抗菌作用を有する薬剤が必要とされる。したがっ
て本発明は、人畜に対して毒性が低く、安全性が高い天
然化合物を有効成分とする抗菌剤、特にバイオフィルム
の形成を阻害する作用の強い阻害剤を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため、海洋構造物等の付着微生物に対して優れ
た抗菌効果を有し、人畜に対し毒性がほとんどない天然
化合物について検討した結果、安全性に優れたパルミト
レイン酸が付着微生物に対して著しく優れた抗菌作用を
有し、特に海洋微生物のバイオフィルム形成に対する阻
害作用を有することを見出し本発明を完成させた。
【0007】すなわち本発明はパルミトレイン酸を有効
成分とする抗菌剤を提供するものである。
【0008】本発明はまたパルミトレイン酸を有効成分
とするバイオフィルム形成阻害剤を提供するものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る抗菌剤の有効成分で
あるパルミトレイン酸は、炭素数16、カルボキシル末
端から数えて9位の炭素に二重結合を1つ含有するシス
体の脂溶性不飽和脂肪酸である。パルミトレイン酸は、
人畜に対する毒性は殆どなく、河川あるいは海洋汚染を
引き起こすこともない。かかるパルミトレイン酸は市販
品を用いることができるが、また例えば次の方法により
珪藻等の微生物から抽出することもできる。
【0010】まず珪藻、好ましくはナヴィキュラ s
p.COCC9456株(Navicula sp.C
OCC9456)を、一般的な培養方法例えば、海水と
アルカリ金属の燐酸塩、硝酸塩、珪酸塩、硫酸塩等の無
機化合物とを主成分とする混合物を培地とし、約20〜
25℃の温度下にて数日から数週間可視光を照射するこ
とにより、培養する。次に一般的な抽出方法例えば、該
培養物にエタノール等のアルコール系又はエーテル系の
溶媒を加えて粉砕し、これを概ね24時間以上放置し、
残渣を濾別したものをカラムクロマトグラフィーや高速
液体クロマトグラフィー(HPLC)等により分画し、
パルミトレイン酸を得る。
【0011】かかる方法により抽出したパルミトレイン
酸は、市販品のパルミトレイン酸と同一濃度で同一の効
果を有する。すなわち上記の抽出方法で得られたパルミ
トレイン酸は、非常に低濃度でかつ他の脂肪酸等の化合
物が混合している状態でも強い抗菌効果を発揮する。こ
のため純度の高いパルミトレイン酸まで精製する必要が
なく、抽出、精製は極めて容易に行うことができる。
【0012】前記パルミトレイン酸は、海洋構造物にお
いてバイオフィルムを形成する一般的な海洋性付着微生
物である光合成細菌に優れた抗菌作用を示し、特に光合
成細菌の中でもロドスピリルム・サレキシゲンスSCR
C−113株(Rhodospirillum sal
exigens、工業技術院生命工学工業技術研究所寄
託FERM P−13599、特開平6−327495
号公報参照)に対して際だった増殖阻害活性を有するも
のである。
【0013】本発明に係る抗菌剤及びバイオフィルム形
成阻害剤は例えば、塗料やその他のコーティング剤に混
入した形態、あるいは適当な溶媒に溶解させた溶液の形
態とすることができる。該溶媒としては特に制限はない
が例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、メ
チルエーテル、エチルエーテル、酢酸エチル、クロロホ
ルム等であり、あるいはこれらの混合溶媒を用いてもよ
い。
【0014】本発明に係る抗菌剤またはバイオフィルム
形成阻害剤を熱交換器、船底、海上構築物等の被塗布物
に塗布等する場合のパルミトレイン酸の濃度(被塗布物
の単位面積あたり)は、1μmol/cm2 程度以上、
好ましくは10μmol/cm2 程度以上である。
【0015】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。なお抗菌活性の評価は、静岡県下田市の海岸土砂
より単離した光合成細菌である前記ロドスピリルム・サ
レキシゲンスSCRC−113株を用いて行った。
【0016】<実施例1>鹿児島県指宿岡児ケ水温泉よ
り分離した珪藻ナヴィキュラsp.COCC9456株
を以下の培養条件下で培養した。培地は表1、表2、表
3に記した成分からなる改変エプリー(Eppley)
培地を用い、1.5リットル容ルー型フラスコで培養温
度22℃、湿度60%、光量6000ルクスの白色蛍光
灯照射下で2週間静置培養した。得られた培養物を遠心
分離して集めた後、培養物に75%エタノールを加え超
音波破砕を行い、3日間冷蔵庫内で静置後、残査を濾別
した。得られた残査を水と酢酸エチルで分配し、酢酸エ
チル可溶性(脂溶性)成分を得た。該脂溶性成分をメタ
ノール:クロロホルム混合溶媒に溶解させ、脂溶性成分
濃度10%の溶液に調整して本剤1とした。なお表2は
表1中の微量栄養素溶液の成分を、また表3は表1中の
ビタミン溶液の成分を表す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】次にロドスピリルム・サレキシゲンスSC
RC−113株をペプトン0.1%、酵母エキス0.5
%を含む50%濃度の人工海水培地に接種し、25℃で
1日間培養した。本剤1を1.27cm×2.6cmの
両面スリガラスに片面あたり10μl 塗布(脂溶性成分
濃度はスリガラスの表面積あたり300μg /cm2
し、これを培養液中に浸漬し、更に3日間培養した。培
養終了後、波長610nmでの培養液の濁度(O.D.)
を測定し、試料のロドスピリルム・サレキシゲンスSC
RC−113株に対する増殖阻害活性、すなわち抗菌活
性を評価した。培養液の波長610nmでのO.D.を表
4に示す。ここで対照は、本剤1を添加せずにロドスピ
リルム・サレキシゲンスSCRC−113株を培養した
場合を示す。表4より、本剤1はロドスピリルム・サレ
キシゲンスSCRC−113株の増殖を著しく阻害して
おり、高い抗菌活性を有することが確認された。
【0021】
【表4】
【0022】<実施例2>実施例1で得た脂溶性成分を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー、ODSカラムを
用いたHPLC等によりパルミトレイン酸を分離精製し
た。得られたパルミトレイン酸をメタノール:クロロホ
ルム混合溶媒に溶解させ、0.1%のパルミトレイン酸
溶液を調整し本剤2とした。
【0023】次いで、ロドスピリルム・サレキシゲンス
SCRC−113株をペプトン0.1%、酵母エキス
0.5%を含む50%濃度の人工海水培地に接種し、2
5℃で1日間培養した。本剤2を1.27cm×2.6
cmの両面スリガラスに片面あたり10μl 塗布(パル
ミトレイン酸濃度はスリガラスの表面積あたり3μg /
cm2 )し、これを培養液中に浸漬し、更に3日間培養
を続けた。培養終了後、波長610nmでの培養液の濁度
(O.D.)を測定し、試料のロドスピリルム・サレキ
シゲンスSCRC−113株に対する増殖阻害活性を評
価した。培養液の波長610nmでのO.D.を表5に示
す。ここで、対照は本剤2を添加せずにロドスピリルム
・サレキシゲンスSCRC−113株を培養した場合を
示す。表5より、本剤2はロドスピリルム・サレキシゲ
ンスSCRC−113株の増殖を著しく阻害しており、
高い抗菌活性を有することが確認された。
【0024】
【表5】
【0025】<実施例3>市販のパルミトレイン酸試薬
(Aldrich社製)をメタノール:クロロホルム混
合溶媒に溶解させ、0.1%のパルミトレイン酸溶液を
調整して本剤3とした。
【0026】次いで、ロドスピリルム・サレキシゲンス
SCRC−113株をペプトン0.1%、酵母エキス
0.5%を含む50%濃度の人工海水培地に接種し、2
5℃で1日間培養した。本剤3を1.27cm×2.6
cmの両面スリガラスに片面あたり10μl 塗布(パル
ミトレイン酸濃度はスリガラスの表面積あたり3μg /
cm2 )し、これを培養液中に浸漬し、更に3日間培養
を続けた。培養終了後、波長610nmでの培養液の濁度
(O.D.)を測定し、試料のロドスピリルム・サレキ
シゲンスSCRC−113株に対する増殖阻害活性を評
価した。培養液の波長610nmでのO.D.を表6に示
す。ここで、対照は本剤3を添加せずにロドスピリルム
・サレキシゲンスSCRC−113株を培養した場合を
示す。表6より、本剤2はロドスピリルム・サレキシゲ
ンスSCRC−113株の増殖を著しく阻害しており、
高い抗菌活性を有することが確認された。
【0027】
【表6】
【0028】<実施例4>重合度700のポリビニルブ
ラチール樹脂75mgをクロロホルム2mlに溶解させた溶
液(I)に、実施例1及び2と同一の手順で作製し抽出
分離したパルミトレイン酸を180mg添加し本剤4とし
た。また溶液(I)に該パルミトレイン酸を360mg添
加し本剤5とした。さらに溶液(I)に該パルミトレイ
ン酸を540mg添加し本剤6とした。
【0029】次にタテ250mm、ヨコ250mm、厚
さ3mmの塩化ビニル製の平板表面に、半径1.8cm
の円を3つ設け、各円内にそれぞれ本剤4、本剤5、及
び本剤6を同量ずつ均一に塗布し、乾燥した。各円内の
パルミトレイン酸濃度は円の表面積あたりそれぞれ7
0、140、210μmol /cm2 であった。次いでこ
の平板を外海との間に海水の交流が常時行われている生
け簀内水深約10cmの位置に設置し、30日間放置し
た後、この平板を引き上げて表面を観察した。本剤4、
本剤5、及び本剤6を塗布した円内には、付着生物が殆
ど見られなかったが、平板表面のそれ以外の部分には多
量の付着生物が見られた。すなわち、本剤4、本剤5、
本剤6を塗布した場合、ロドスピリルム・サレキシゲン
スSCRC−113株等の光合成細菌のみならず、糸状
菌等の他の微生物の付着をも防止することができること
が確認された。
【0030】<比較例1>鹿児島県竹島東風泊岩場潮だ
まりより分離した渦鞭毛藻ペリディニウム sp.CO
CC9459株(Peridinium sp.COC
C9459)を次に示す培養条件下で培養した。培地は
表1、表2、及び表3に記した成分からなる改変エプリ
ー(Eppley)培地を用い、1.5リットル容ルー
型フラスコで培養温度22℃、湿度60%、光量600
0ルクスの白色蛍光灯照射下で2週間静置培養した。得
られた培養物を遠心分離して集めた後、培養物に75%
エタノールを加え超音波破砕を行い、3日間冷蔵庫内で
静置後、残渣を濾別した。得られた残査を水と酢酸エチ
ルで分配し、酢酸エチル可溶性(脂溶性)成分を得た。
該脂溶性成分をメタノール:クロロホルム混合溶媒に溶
解させ、脂溶性成分濃度10%の溶液に調整して比較剤
1とした。なお表2は表1中の微量栄養素溶液の成分
を、また表3は表1中のビタミン溶液の成分を表す。
【0031】次にロドスピリルム・サレキシゲンスSC
RC−113株をペプトン0.1%、酵母エキス0.5
%を含む50%濃度の人工海水培地に接種し、25℃で
1日間培養した。比較剤1を1.27cm×2.6cm
の両面スリガラスに片面あたり10μl 塗布(脂溶性成
分濃度はスリガラスの表面積あたり300μg /cm
2 )し、これを培養液中に浸漬し、更に3日間培養し
た。培養終了後、波長610nmでの培養液の濁度(O.
D.)を測定し、試料のロドスピリルム・サレキシゲン
スSCRC−113株に対する増殖阻害活性、すなわち
抗菌活性を評価した。培養液の波長610nmでのO.
D.を表7に示す。ここで対照は、比較剤1を添加せず
にロドスピリルム・サレキシゲンスSCRC−113株
を培養した場合を示す。表7より、比較剤1はロドスピ
リルム・サレキシゲンスSCRC−113株の増殖を阻
害することなく、対照と同等の生育を示した。すなわち
渦鞭毛藻ペリディニウム sp.COCC9459株培
養物中には抗菌成分が含まれていないことを示してお
り、分析の結果比較剤1からはパルミトレイン酸は殆ど
検出されなかった。
【0032】
【表7】
【0033】<比較例2>市販のミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、オレイン酸及びアラキジン酸の
脂肪酸標品5種(いずれもAldrich社製)をそれ
ぞれメタノール:クロロホルム混合溶媒に溶解させて各
1%溶液を調整した。次いで、ロドスピリルム・サレキ
シゲンスSCRC−113株をペプトン0.1%、酵母
エキス0.5%を含む50%濃度の人工海水培地に接種
し、25℃で1日間培養した。前記調製した各脂肪酸溶
液を、1.27cm×2.6cmの両面スリガラスにそ
れぞれ片面あたり33.3μl 塗布(脂肪酸濃度はスリ
ガラスの表面積あたり100μg /cm2 )し、これを
培養液中に浸漬し、更に3日間培養を続けた。培養終了
後、波長610nmでの培養液の濁度(O.D.)を測定
し、各脂肪酸に対するロドスピリルム・サレキシゲンス
SCRC−113株の増殖阻害活性を評価した。培養液
の波長610nmでのO.D.を表8に示す。ここで対照
は上記の脂肪酸を添加せずにロドスピリルム・サレキシ
ゲンスSCRC−113株を培養した場合を示す。表8
より、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸及びアラキジン酸の何れの脂肪酸もロドスピリ
ルム・サレキシゲンスSCRC−113株の増殖を阻害
することなく対照と同等の生育を示した。即ち、パルミ
トレイン酸以外の脂肪酸には抗菌活性がないことを示唆
している。
【0034】
【表8】
【0035】
【発明の効果】本発明により、ロドスピリルム・サレキ
シゲンスSCRC−113等の光合成細菌に対する抗菌
効果を有し、かつ海洋汚染や人畜に対する有害性がほと
んどない、パルミトレイン酸を有効成分とする抗菌剤を
得ることができる。かかる抗菌剤は複雑な製造工程や高
価な設備を必要とせず、極めて容易かつ安価に製造する
ことができる。該パルミトレイン酸はまたバイオフィル
ム形成阻害剤として用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 昭浩 神奈川県相模原市西大沼4丁目4番1号 財団法人相模中央化学研究所内 (72)発明者 上村 大輔 神奈川県相模原市西大沼4丁目4番1号 財団法人相模中央化学研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルミトレイン酸を有効成分とする抗菌
    剤。
  2. 【請求項2】 光合成細菌に対する抗菌剤である、請求
    項1記載の抗菌剤。
  3. 【請求項3】 パルミトレイン酸を有効成分とするバイ
    オフィルム形成阻害剤。
JP25294396A 1996-09-25 1996-09-25 抗菌剤 Pending JPH10101502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25294396A JPH10101502A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 抗菌剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25294396A JPH10101502A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 抗菌剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10101502A true JPH10101502A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17244324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25294396A Pending JPH10101502A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 抗菌剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10101502A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017128535A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 大東化成工業株式会社 抗菌性顔料及び抗菌性組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017128535A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 大東化成工業株式会社 抗菌性顔料及び抗菌性組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Targett et al. Antifouling agents against the benthic marine diatom, Navicula salinicola Homarine from the gorgonians Leptogorgia virgulata and L. setacea and analogs
US6060046A (en) Antifouling compositions
EP0556949B1 (en) Agents for controlling underwater fouling organisms
JP4588219B2 (ja) 表面の海洋生物汚染の阻止
JP2003528967A (ja) ロジン及び酵素を含んで成る防汚塗料の組成物
US2434291A (en) Marine antifouling steel base
JP2008504377A (ja) 親環境性防汚剤
JP2008502769A (ja) 親環境性防汚剤
US5989323A (en) Aquatic antifouling compositions and methods
JPH10101502A (ja) 抗菌剤
KR20050120781A (ko) 무독성 코팅 조성물, 이의 이용방법 및 생오손 유기체의부착으로부터 보호된 물품
CN101485321B (zh) 齐墩果酸在制备海洋环保防污剂中的应用
JPS6341495A (ja) 多環式テルペノイド配糖体ならびに該配糖体を含む水中生物付着忌避性防汚塗料組成物
JPS6310704A (ja) 藻類防除剤
CN110669370B (zh) 一种海洋真菌来源的白僵菌素在海洋污损生物防除中的应用
Pérez et al. Benzoates: a new approach to non‐toxic marine fouling control
AU4245993A (en) Control of algae with antibiotics
JPH02247195A (ja) スチルベン系配糖体ならびに該配糖体を含む水中生物付着忌避性防汚塗料組成物
KR20070109141A (ko) 친환경성 방오제
JP2946122B2 (ja) 赤潮防除飼料
JP2002338554A (ja) ブロモチロシン誘導体及びこれを有効成分とする抗菌剤
JP2932107B2 (ja) 微生物を有効成分とする赤潮防除剤
SU992241A1 (ru) Бактерицид дл защиты произведений изобразительного искусства
JPS62164771A (ja) 水中生物付着忌避性防汚塗料組成物
JP2000119297A (ja) 新規物質エピジオキシステロール