JPH10100409A - 記録ヘッドの制御装置及び印刷装置 - Google Patents

記録ヘッドの制御装置及び印刷装置

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JPH10100409A
JPH10100409A JP26306796A JP26306796A JPH10100409A JP H10100409 A JPH10100409 A JP H10100409A JP 26306796 A JP26306796 A JP 26306796A JP 26306796 A JP26306796 A JP 26306796A JP H10100409 A JPH10100409 A JP H10100409A
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temperature
recording
signal
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JP26306796A
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Tetsuya Katsuragi
哲也 葛城
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Canon Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度検出部から正常な温度信号が与えられな
くても近傍の温度検出部からの信号を活用することで濃
度ムラの発生を抑える。また、記録ヘッド全体の温度を
常に一定に保つように制御することで濃度ムラの発生を
抑制する。 【解決手段】 温度制御手段22は、温度センサ10、
温度センサ11からの両方の温度に関する情報を受信す
る。そして、仮に、温度センサ10からの信号が正常に
なっていない場合には、パラメータ設定手段7に対して
隣の温度センサ11からの温度を選択するように指示情
報を格納させておくことで、少なくとも無意味な温度情
報に基づく制御を行なわないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録ヘッドの駆動装
置及び印刷装置、詳しくは、熱エネルギーを利用して画
像を記録する記録ヘッドの駆動装置及び印刷装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】熱エネルギーを利用したインクジェット
記録装置では、簡単な構造で高解像度を実現でき、しか
も、その高速に印刷できる点で注目されている。
【0003】一般に、この種の記録ヘッドは、ヘッドの
温度分布のムラ、時間軸方向の温度変化などの温度の変
化が生じると、それがインク吐出量の変化となって現れ
る。インク吐出量に変化があると、印字物の濃度ムラと
なるので、普通は温度センサによりヘッドの温度を検知
し、加温手段や減温手段で全体が略一定温度に保つよう
に制御している。
【0004】また、マルチノズルのインクジェット記録
装置では各ノズル内インクの温度に差があったりヘッド
の温度分布にムラが生じるとノズル毎のインク吐出量に
差が生じる。これも印刷物の濃度ムラとなって現れるの
で、ヘッドの温度に応じて、すべてのノズルの吐出イン
ク量が均一になるよう印加駆動パルス幅を各ノズル毎も
しくは複数ノズル毎に決定し、そのパルス幅で発熱素子
を駆動し、吐出量の補正をすることにより濃度ムラを防
止する方法を採っている。
【0005】このとき温度制御のための加温・減温手段
と温度センサの関係、吐出制御されるノズルと温度セン
サの関係は、1対1かつ最短距離のものが選択されるよ
うになっている。
【0006】従来の記録ヘッドとその駆動系のブロック
構成図を図4に示す。
【0007】図示において、10、11は温度センサで
あって、温度センサ10、11それぞれの位置における
温度を検出し対応する信号を出力する。20、21は温
度制御手段であって、温度センサからの信号に基づき、
加減手段30、31に対して加温もしくは減温のいずれ
かを行なわせる信号を出力する。この結果、温度センサ
10近傍の温度が比較的低い場合には加温させ、逆に温
度センサ10近傍の温度が高い場合には減温させる。こ
れは温度センサ11近傍に対しても同様である。
【0008】40、41は吐出信号生成手段であって、
印字データに基づき各発熱素子50〜56、60〜66
を加熱させインク液滴を吐出するためのエネルギーを出
力する。この時出力する信号は、温度センサ10、11
からの温度に依存したパルス幅信号を出力することにな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成で記録ヘッ
ドを駆動させることになるが、このような手法は温度セ
ンサ10が発熱素子50〜56に対応する温度を検出
し、温度センサ11は発熱素子60〜66に対応する温
度を検出する、すなわち、互いに独立して温度を検出し
制御することを前提にしている。
【0010】従って、温度センサと温度制御手段との接
続が何等かの原因で切れてしまったり、温度センサの不
具合等が発生してしまうと、対象としている発熱素子群
の温度制御が正しく行われず、濃度ムラとなって発生し
てしまう。
【0011】また、たとえば、発熱素子56と発熱素子
60とは実際に隣り合っており、その間隔はインク吐出
ノズルの間隔、すなわち、解像度に依存している。昨今
では、360dpi等、非常に高解像度になっているの
で、発熱素子56と60とは非常に近接した位置にあ
り、実際問題として発熱素子56と60との間の温度差
は非常に小さいと考えて良い。
【0012】にも拘わらず、これらの発熱素子に印加す
る吐出信号生成手段40、41の駆動、及び、加減温手
段の制御を別々に行なってしまうと、特に発熱素子5
6、60間のインク吐出量に差が生じやすくなり、結果
的に濃度ムラとなって現れてしまう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題に鑑
みなされたものであり、第1の発明は、温度検出部から
正常な温度信号が与えられなくても近傍の温度検出部か
らの信号を活用することで濃度ムラの発生を抑えること
を可能にする記録ヘッドの駆動装置及び印刷装置を提供
しようとするものである。
【0014】また、第2には、記録ヘッド全体の温度を
常に一定に保つように制御することで濃度ムラの発生を
抑制することを可能にする記録ヘッドの駆動装置及び印
刷装置を提供しようとするものである。
【0015】このため、第1の発明の、たとえば記録ヘ
ッドの制御装置は以下の構成を備える。すなわち、複数
の記録素子と、当該記録素子近傍の温度を検出する複数
の温度検出部と、当該温度検出部で検出された温度情報
に基づいて対応する記録素子近傍の温度を制御する複数
の温度制御手段とを有し、前記記録素子に熱エネルギー
を与えることで画像を記録させる記録ヘッドの制御装置
であって、各温度制御手段は、自信が温度制御しようと
する記録素子近傍の温度検出部と、隣接している温度検
出部からの信号を入力する入力手段と、入力された温度
信号のいずれを選択するかを指示する情報を保持する保
持手段と、該保持手段で保持された情報に従い、前記入
力手段より入力された温度信号のいずれかを選択し、当
該選択して得た温度信号に基づいて該当する記録素子近
傍の温度を制御する手段とを備える。
【0016】また、第2の発明の記録ヘッドの制御装置
は以下の構成を備える。すなわち、複数の記録素子と、
当該記録素子近傍の温度を検出する複数の温度検出部
と、当該温度検出部で検出された温度情報に基づいて対
応する記録素子近傍の温度を制御する複数の温度制御手
段とを有し、前記記録素子に熱エネルギーを与えること
で画像を記録させる記録ヘッドの制御装置であって、各
温度制御手段は、自信が温度制御しようとする記録素子
近傍の温度検出部と、隣接している温度検出部からの信
号を入力する入力手段と、入力された温度信号に対する
加重平均値を算出させるための情報を保持する保持手段
と、該保持手段で保持された情報に従い、前記入力手段
より入力された温度信号に基づいて加重平均値を算出
し、得られた加重平均値と自身が温度制御しようとする
記録素子希望の温度検出部からの温度との差分に基づい
て該当する記録素子近傍の温度を制御する手段とを備え
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態の一例を詳細に説明する。
【0018】<装置本体の概略説明>図6は、本発明が
適用できるインクジェット記録装置IJRAの概観図で
ある。同図において、駆動モータ5013の正逆回転に
連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回
転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に対
して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、
矢印a,b方向に往復移動される。このキャリッジHC
には、インクジェットカートリッジIJCが搭載されて
いる。5002は紙押え板であり、キャリッジの移動方
向に亙って紙をプラテン5000に対して押圧する。5
007,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバ
ー5006のこの域での存在を確認して、モータ501
3の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション
検知手段である。5016は記録ヘッドの前面をキャッ
プするキャップ部材5022を支持する部材で、501
5はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。又、5012は、吸引回
復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合
するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータか
らの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手段で移
動制御される。
【0019】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0020】図5は、本実施例に使用したバブルジェッ
ト記録ヘッドの構造を説明するための模式図である。
【0021】各ノズル106には、それぞれに対応した
発熱素子104(ヒータ)が設けられており、ヘッド駆
動回路によりヒータ104に所定のエネルギーを印加さ
れることにより、ヒータ104を加熱し気泡を発生さ
せ、その作用で吐出口(ノズル)102からインク液滴
を吐出する。
【0022】なお、ヒータ104はシリコン基板101
の上に半導体製造プロセスと同様の手法で形成される。
103は各ノズル106を構成するノズル隔壁であり、
105は各ノズル106にインクを供給するための共通
液室であり、107は天板である。
【0023】図7は、実施形態における印刷装置のブロ
ック構成図である。
【0024】図示において、201は装置全体の制御を
司るCPUであり、202はCPU201の動作処理手
順(プログラム)及びフォント情報等を記憶しているR
OMである。203はRAMであって、CPU201に
ワークエリア、ホストコンピュータ等からの受信データ
(印刷データ)を一時的に記憶するためのバッファ、及
び、少なくとも記録ヘッドの1走査運動で記録されるイ
メージを展開する出力バッファが確保されている。
【0025】204はヘッド駆動部(後述)であり、R
AM203内の出力バッファに展開されたイメージデー
タを順次読み込み、それをヘッド部205に所定のタイ
ミングで出力する。
【0026】206はホストコンピュータからのデータ
を受信するためのインタフェースであり、207は各種
モード設定や状態の表示を行なうための操作パネルであ
る。208はヘッドの走査運動や記録紙の搬送等を行な
わせるモータを駆動するためのモータドライバであり、
209はインクの有り無し、記録紙の有り無しやジャム
等を検出するためのセンサ群である。
【0027】<温度制御の説明>上記構成における実施
形態のヘッド駆動部204と記録ヘッド205を図1を
用いてより詳しく説明する。
【0028】図1は、実施形態におけるヘッド駆動部2
04と記録ヘッド205の構成とその接続関係を示して
いる。なお、実施形態では、記録ヘッド内に温度センサ
が2個、吐出ノズルが12個(6個の発熱素子を1ブロ
ックとした場合に、2ブロックを有するヘッド)設置さ
れている場合の例である。
【0029】図1において、10,11は記録ヘッドの
温度を温度信号に変換する温度センサ、22,23は温
度信号に基づいて加減温制御信号を出力する温度制御手
段、30,31は記録ヘッドに装備され発熱または吸熱
をする加減温手段、42,43は温度信号に基づき吐出
信号を変化生成する吐出信号生成手段、51〜56,6
1〜66はインクの吐出ノズル内の発熱素子、7は温度
データをどの様に選択加工するかを示すパラメータを設
定する手段である。
【0030】この図において、温度センサ10,11で
測定された温度は温度信号に変換され、温度制御手段2
2に入力される。入力された温度信号はパラメータ設定
手段7より設定された手法で温度制御手段22内で選択
加工され、制御信号として出力される。この制御信号を
受けた加減温手段は制御信号を基に加減温を行い、結果
として温度を一定にする制御が行われる。
【0031】一方、温度センサ10,11から出力され
た温度信号は吐出信号生成手段42にも入力される。吐
出信号生成手段42内部では温度信号をパラメータ設定
手段7より設定された手法で選択加工し、ノズル毎の吐
出信号(対応するパルス幅の信号)として出力される。
この吐出信号は発熱素子50〜56に供給され吐出が行
われ、結果として、吐出量を一定にする制御が行われ
る。ここで、吐出信号の生成は各発熱素子毎もしくは複
数発熱素子毎に設定できるように構成されている。
【0032】さて、上記構成において、記録ヘッド内の
温度センサ10が故障或いは温度センサ10からの信号
線が断線等の理由で対応する温度制御手段22に供給さ
れない場合を想定する。
【0033】この場合、温度センサ10からの信号をそ
のまま活用したのでは、無意味な温度情報を参照して制
御してしまうことになり、他のブロックでの印刷結果と
比較して濃度が異なり、結果的に濃度ムラとなって現れ
ることになろう。
【0034】そこで、本実施形態では、温度センサ10
からの正常な信号を得られない場合には、隣の温度セン
サ11を活用させることを可能にする。
【0035】具体的には、各温度制御手段に対して、ど
の温度センサからの信号を参照するかを、パラメータ設
定手段7から設定させる。
【0036】図2に実施形態における温度制御手段の構
成を示す。なお、温度制御手段22、23は共に同じ構
成をしているので、ここでは温度制御手段22について
説明する。
【0037】図示において、選択設定レジスタ25は、
パラメータ設定手段7からの指示情報に従い、温度セン
サ10、11からのそれぞれの信号の一方を選択し、温
度信号計算出力手段26に出力させる。温度信号計算出
力手段26は、与えられた温度信号に基づき加減温手段
30に対し加温或いは減温させるための信号を出力す
る。加減温手段30は、たとえばヒータであって、加温
時は加熱させ、減温時には加熱をやめる。ただし、積極
的に減温できる手段があればそれを用いても良いのは勿
論である。
【0038】以上の結果、何等かの原因で温度センサか
ら正常な信号を得ることができない場合であっても、実
質的に近接している温度センサからの温度情報を適宜参
照できるようになるので、記録ヘッドの温度を均一化さ
せる方向に補正することができる。
【0039】なお、図1における吐出信号生成手段42
(43も同様)は、温度制御手段22と同様に温度セン
サー10、11からのいずれかの温度信号をパラメータ
設定手段7からの制御パラメータに従って選択し、その
選択された温度信号に基づいて駆動時のヒート信号を生
成する。このヒート信号は、発熱素子をヒートするため
の信号であって、その度合はパルス幅により制御され
る。
【0040】また、上記実施形態では、発熱素子が6個
単位で1ブロックとし、2ブロックを有する記録ヘッド
を例にしたが、実際には128個程度のノズルを有する
ものであり、発熱素子の数及びブロックの数によって本
願発明が限定されるものではない。
【0041】また、ブロック数が2以上の場合、端のブ
ロックを除けば、両隣にブロックが存在することになる
ので、選択対象の温度センサーは自身を含めて3つにし
てもよい。
【0042】昨今の技術の進歩により、インク液滴を記
録ヘッドとインク液を保持するインクタンクをカートリ
ッジとして一体にできるようになっているので、このカ
ートリッジ内に図1に示す回路構成をすべて備えるよう
にしても良い。この場合には、たとえば製品検査の段階
で各ブロック毎にどのセンサーを活用するかを設定し記
憶させておくだけでよいので、印刷装置側のCPUは全
くそれを意識せずに印刷処理を行なうだけで良い。
【0043】<第2の実施形態>上記実施形態(第1の
実施形態)は、温度センサから正常な信号を受け取れな
かった場合に対処するものであったが、本第2の実施形
態では、各ブロックの温度を積極的に均一にし、濃度ム
ラの発生を抑制しようとするものである。
【0044】記録ヘッドとその駆動系の構成は図1と同
じであるものとし、以下では温度制御手段22の構成を
図3に示し、以下にその説明をする。
【0045】温度制御手段22は、発熱素子50〜56
の温度を制御するものである。図示において、変換パラ
メータ28はパラメータ設定手段7からの情報に従い、
温度データ変換手段27に対しての重み付け平均にかか
る制御情報を出力する。
【0046】温度データ変換手段27は、この制御情報
に従い、入力される温度センサ10、11からの信号に
基づいて重み付けさせた平均温度情報に変換し、それを
制御信号計算出力手段26に出力する。
【0047】より詳しく説明する。変換パラメータレジ
スタ28は、温度データ変換手段27に対し、重み付け
計数rを出力し、温度データ変換手段27に対して以下
の演算を行なわせる。
【0048】C=A*r+B*(1−r) ここでA,Bは入力される温度信号A,Bの値であり、
rは変換パラメータである。変換パラメータrは温度セ
ンサのばらつきを補正するためのものであり、0〜1の
値を持つ。
【0049】さて、この結果、温度データ変換手段27
は、2つの温度データに対する重み付け平均値を算出す
ることになり、それを制御信号計算出力部26に出力す
る。今、温度制御信号22に対して説明しており、温度
信号Aが温度センサ10からの信号であるとすると、制
御信号計算出力手段は、上記のようにして得た重み付け
平均値から温度信号Aの値を減じる。
【0050】この算出結果には、当然、符号(+or−)
が発生するので、減算値が負であれば、注目している温
度センサ10からの信号が隣り合っているブロックの温
度センサで検出した温度より高いことになるわけである
から、減温を示す信号を出力する。
【0051】逆に、上記減算値が正であれば、注目して
いる温度センサ10で検出された温度が回りよりも低い
ことになるので、加温させる信号を出力する。
【0052】一方、温度制御手段21であるが、これは
基本的に図3と同じである。異なるのは、温度信号Aと
して温度センサ11からの信号を入力させ、温度信号B
として温度センサBからの信号を入力させれば良い。
【0053】以上の結果、少なくともブロック単位に互
いに同じ温度になるよう制御させることができるように
なり、結果的に記録結果の画像に濃度ムラの発生を抑制
することが可能になる。
【0054】なお、上記第2の実施形態でも、2つのブ
ロックに別れているものとして説明したが、多数のブロ
ックに分割されている場合にも勿論適用可能である。ま
た、この場合には、端のブロックを除き、その両方にブ
ロックが存在することになるので、3つの加重平均を算
出するようにしても良い。
【0055】また、吐出信号生成手段40、41も基本
的に同様な構成で実現できる。すなわち、その内部には
変換パラメータレジスタがあって、その内容に従った比
率で温度センサからの信号の加重平均を演算し、その加
重平均と、対象となる温度センサとの差に応じたパルス
幅の信号を出力するようにすれば良い。
【0056】また、本第2の実施形態でも、記録ヘッド
とインクタンクのカートリッジ内に、上記の図1及び図
3に示すような回路を備えることが望ましい。理由は、
先の第1の実施形態と同じである。
【0057】更に、上記第1、第2の実施形態では、記
録ヘッドが走査運動する例を示したが、記録媒体(記録
紙等)の幅分を有するような、所謂、その位置を固定に
したフルライン記録ヘッドに適用してもよい。
【0058】また、実施形態では、ホストコンピュータ
に接続される単独の印刷装置を例にして説明したが、複
写機やファクシミリ装置といった装置内部に設けられた
印刷部に適用できるのは言うまでもない。
【0059】また、発熱によって画像を形成する印刷方
式に適用できるわけであるから、たとえば熱転写プリン
タにも十分適用可能である。
【0060】更に、上記実施形態では、ハードウェア的
に温度制御を行なうとして説明したが、この部分をソフ
トウェアでもって実現しても良い。
【0061】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0062】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0063】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0064】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本第1の発明によれ
ば、温度検出部から正常な温度信号が与えられなくても
近傍の温度検出部からの信号を活用することで濃度ムラ
の発生を抑えることが可能になる。
【0066】また、第2の発明によれば、記録ヘッド全
体の温度を常に一定に保つように制御することで濃度ム
ラの発生を抑制することが可能になる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における記録ヘッド駆動部と記録ヘッ
ドの構成図である。
【図2】第1の実施形態における温度制御手段の構成を
示す図である。
【図3】第2の実施形態における温度制御手段の構成を
示す図である。
【図4】従来の記録ヘッドとその駆動系のブロック構成
図を示す図である。
【図5】本実施例に使用した記録ヘッドの構造を示す図
である。
【図6】実施形態における記録装置の記録部の概観図で
ある。
【図7】実施形態における印刷装置のブロック構成図で
ある。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子と、当該記録素子近傍の
    温度を検出する複数の温度検出部と、当該温度検出部で
    検出された温度情報に基づいて対応する記録素子近傍の
    温度を制御する複数の温度制御手段とを有し、前記記録
    素子に熱エネルギーを与えることで画像を記録させる記
    録ヘッドの制御装置であって、 各温度制御手段は、 自信が温度制御しようとする記録素子近傍の温度検出部
    と、隣接している温度検出部からの信号を入力する入力
    手段と、 入力された温度信号のいずれを選択するかを指示する情
    報を保持する保持手段と、 該保持手段で保持された情報に従い、前記入力手段より
    入力された温度信号のいずれかを選択し、当該選択して
    得た温度信号に基づいて該当する記録素子近傍の温度を
    制御する手段とを備えることを特徴とする記録ヘッドの
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶素子、温度検出部、温度制御手
    段は記録ヘッドカートリッジに搭載されていることを特
    徴とする請求項第1項に記載の記録ヘッドの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記録素子は、インク液吐出口近傍に
    設けられており、発熱によって気泡を発生させ、当該気
    泡の作用によってインク液滴を吐出することを特徴とす
    る請求項第1項に記載の記録ヘッドの制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の記録素子と、当該記録素子近傍の
    温度を検出する複数の温度検出部と、当該温度検出部で
    検出された温度情報に基づいて対応する記録素子近傍の
    温度を制御する複数の温度制御手段とを有し、前記記録
    素子に熱エネルギーを与えることで画像を記録させる印
    刷装置であって、 各温度制御手段は、 自信が温度制御しようとする記録素子近傍の温度検出部
    と、隣接している温度検出部からの信号を入力する入力
    手段と、 入力された温度信号のいずれを選択するかを指示する情
    報を保持する保持手段と、 該保持手段で保持された情報に従い、前記入力手段より
    入力された温度信号のいずれかを選択し、当該選択して
    得た温度信号に基づいて該当する記録素子近傍の温度を
    制御する手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶素子、温度検出部、温度制御手
    段は記録ヘッドカートリッジに搭載されていることを特
    徴とする請求項第4項に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記記録素子は、インク液吐出口近傍に
    設けられており、発熱によって気泡を発生させ、当該気
    泡の作用によってインク液滴を吐出することを特徴とす
    る請求項第4項に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 複数の記録素子と、当該記録素子近傍の
    温度を検出する複数の温度検出部と、当該温度検出部で
    検出された温度情報に基づいて対応する記録素子近傍の
    温度を制御する複数の温度制御手段とを有し、前記記録
    素子に熱エネルギーを与えることで画像を記録させる記
    録ヘッドの制御装置であって、 各温度制御手段は、 自信が温度制御しようとする記録素子近傍の温度検出部
    と、隣接している温度検出部からの信号を入力する入力
    手段と、 入力された温度信号に対する加重平均値を算出させるた
    めの情報を保持する保持手段と、 該保持手段で保持された情報に従い、前記入力手段より
    入力された温度信号に基づいて加重平均値を算出し、得
    られた加重平均値と自身が温度制御しようとする記録素
    子希望の温度検出部からの温度との差分に基づいて該当
    する記録素子近傍の温度を制御する手段とを備えること
    を特徴とする記録ヘッドの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶素子、温度検出部、温度制御手
    段は記録ヘッドカートリッジに搭載されていることを特
    徴とする請求項第7項に記載の記録ヘッドの制御装置。
  9. 【請求項9】 前記記録素子は、インク液吐出口近傍に
    設けられており、発熱によって気泡を発生させ、当該気
    泡の作用によってインク液滴を吐出することを特徴とす
    る請求項第7項に記載の記録ヘッドの制御装置。
  10. 【請求項10】 複数の記録素子と、当該記録素子近傍
    の温度を検出する複数の温度検出部と、当該温度検出部
    で検出された温度情報に基づいて対応する記録素子近傍
    の温度を制御する複数の温度制御手段とを有し、前記記
    録素子に熱エネルギーを与えることで画像を記録させる
    印刷装置であって、 各温度制御手段は、 自信が温度制御しようとする記録素子近傍の温度検出部
    と、隣接している温度検出部からの信号を入力する入力
    手段と、 入力された温度信号に対する加重平均値を算出させるた
    めの情報を保持する保持手段と、 該保持手段で保持された情報に従い、前記入力手段より
    入力された温度信号に基づいて加重平均値を算出し、得
    られた加重平均値と自身が温度制御しようとする記録素
    子希望の温度検出部からの温度との差分に基づいて該当
    する記録素子近傍の温度を制御する手段とを備えること
    を特徴とする印刷装置。
  11. 【請求項11】 前記記憶素子、温度検出部、温度制御
    手段は記録ヘッドカートリッジに搭載されていることを
    特徴とする請求項第10項に記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 前記記録素子は、インク液吐出口近傍
    に設けられており、発熱によって気泡を発生させ、当該
    気泡の作用によってインク液滴を吐出することを特徴と
    する請求項第10項に記載の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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