JPH10100044A - 位置決め油圧モータのブレーキ装置 - Google Patents

位置決め油圧モータのブレーキ装置

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JPH10100044A
JPH10100044A JP25467396A JP25467396A JPH10100044A JP H10100044 A JPH10100044 A JP H10100044A JP 25467396 A JP25467396 A JP 25467396A JP 25467396 A JP25467396 A JP 25467396A JP H10100044 A JPH10100044 A JP H10100044A
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hydraulic motor
throttle
discharge
positioning hydraulic
supply
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Hitoshi Tanabe
斉 田邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速回転時においてもショックレス停止と正
確な位置決めを可能にする。 【解決手段】 割出時に油圧モータ21に流体を給排す
る流量方向切換弁23の排出通路48と供給通路49と
に、スプールの移動によって絞り量を変化できる絞り3
1,32を形成する。供給側絞り32は、排出側絞り3
1より絞り量の変化の度合いが大きく、排出側絞り31
よりも後に絞り動作を開始して先に終了する。こうし
て、流量方向切換弁23のスプールがシンボル位置S11
側に移動するにしたがって、先に油圧モータ21にメー
タアウト制動を掛けた後にメータイン制動を掛けるよう
にする。その結果、排出ライン36の流体圧力が急上昇
することがなく、高速回転時においてショックレス停止
ができる。また、内部リークが発生せず、油圧モータ2
1に対する制動力が低下が押さえられて正確な位置決め
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位置決め油圧モ
ータのブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の回転テーブル等の位置
決めを行う位置割出装置として、図5に示すようなもの
がある(例えば、実公昭63−37166号公報、特公
平4−50149号公報)。この位置割出装置は、以下
のように動作する。
【0003】(1)停止時 流量方向切換弁3のスプールのシンボル位置S2側の端
部には、レバー5の一端がピン4によって回動可能に取
り付けられている。そして、位置決め油圧モータ(以
下、単に油圧モータと言う)1によって回転駆動される
カム2が、レバー5の他端に設けられたローラ6が凹部
に嵌入可能な位置に位置している。また、2位置電磁切
換弁(以下、第1電磁切換弁と言う)8はシンボル位置C
1に位置しており、クローズドセンタ形電磁切換弁(第2
電磁切換弁と言う)9は中立位置に位置している。この
状態では、流体圧力は流量方向切換弁3のバネ室に導か
れるので、流量方向切換弁3のスプールは、バネ力によ
ってシンボル位置S1側に移動しようとする。その際
に、上述のように、レバー5のローラ6はカム2の凹部
に嵌入可能になっているので、上記スプールのピン4は
回転中心7に対して反時計回りに回動することができ、
最終的に流量方向切換弁3はシンボル位置S1に位置す
ることになる。
【0004】そうすると、吐出ライン10の流体は、油
圧モータ1には供給されずに、被割出体(図示せず)を上
下動させるシリンダ(図示せず)に供給される。そうする
と、上記被割出体が下降され、被割出体とベースとの互
いのカップリングが噛み合って、上記被割出体が割出位
置に機械的に固定される。尚、上記被割出体は、油圧モ
ータ1によって回転駆動されるようになっている。
【0005】(2)回転時 先ず、上記第1電磁切換弁8がシンボル位置C2に切り
換えられる。そうすると、流量方向切換弁3のバネ室の
流体圧力が抜けるためにスプールはバネ力に抗してシン
ボル位置S2に位置すると共に、レバー5のローラ6が
カム2の凹部から離脱する。こうして、流量方向切換弁
3がシンボル位置S2に位置する結果、吐出ライン10
の流体は、上記シリンダに供給されて上記被割出体が上
昇され、上記カップリングの噛み合いが解除されて上記
被割出体は回転可能になる。そうした後、上記第2電磁
切換弁9が、油圧モータ1の回転方向に応じたオフセッ
ト位置に切り換えられる。そして、この切り換えられた
第2電磁切換弁9を介して吐出ライン10の流体が油圧
モータ1に供給されて、油圧モータ1が回転される。こ
うして、油圧モータ1,カム2および上記被割出体が同
期して回転する。
【0006】(3)割出時 所定時間が経過した後、上記第1電磁切換弁8が再度シ
ンボル位置C1に切り換えられる。そうすると、流体圧
力は流量方向切換弁3のバネ室に導かれて、流量方向切
換弁3のスプールはバネ力によってシンボル位置S1側
に移動し、レバー5のローラ6がカム2の凹部間にある
円弧状部に当接する。その結果、流量方向切換弁3のス
プールは、シンボル位置S1まで移動できず、中間位置
であるシンボル位置S3に位置することになる。
【0007】ところで、上記流量方向切換弁3のシンボ
ル位置S3では、シンボル位置S2と同様に、ポンプポー
トPからの流体を負荷ポートBに導き、負荷ポートA,
Mからの流体をタンクポートTに導くようになってい
る。但し、ポンプポートPと負荷ポートBとを連通する
通路で構成される供給通路には、絞り12が設けられて
いる。また、負荷ポートMとタンクポートTとを連通す
る通路で構成される排出通路には、上記供給通路の絞り
12と絞り量の変化の度合いが同じであって位相が前方
にずれている絞り11が設けられている。こうして、上
記スプールがシンボル位置S2側からシンボル位置S1側
に向かって移動するに連れて上記排出通路の絞り量が大
きくなって、油圧モータ1の回転に制動が掛かるように
なっている。
【0008】こうして、上記油圧モータ1によって回転
駆動されるカム2も速度を落としつつ回転を続ける。そ
うすると、カム2の円弧状部は両凹部の中間点から凹部
に向かって半径が小さくなっているので、流量方向切換
弁3のスプールはシンボル位置S1に向かって移動し、
さらに油圧モータ1の回転に制動が掛けられて停止寸前
になる。そして、この状態で、レバー5のローラ6がカ
ム2の凹部に嵌入すると、上記スプールはシンボルS1
に完全に切り換わるのである。その結果、上記吐出ライ
ン10の流体は、上記油圧モータ1には供給されず、上
記被割出体用のシリンダに供給されて上記被割出体とベ
ースとのカップリングが噛み合って、上記被割出体が割
出位置に機械的に固定される。同時に、油圧モータ1の
回転が停止して、割出動作を終了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位置割出装置においては、割出時には、メータアウ
ト回路を構成し、油圧モータ1から流量方向切換弁3の
負荷ポートMに至る排出ラインの流体の圧力を高めて油
圧モータ1に制動を掛けるようにしている。ところが、
油圧モータ1が150rpm以上の高速回転を行っている
場合には、上記排出ラインの圧力が急激に上昇するため
に油圧モータ1の回転に急激な制動が掛かってしまい、
所謂ショックレス停止ができないという問題がある。
【0010】また、上述のように、上記排出ラインの圧
力が急上昇すると内部リークが発生して、上記排出ライ
ンの圧力が抜けてしまう。そうすると、油圧モータ1に
対する制動力が低下して油圧モータ1がオーバー回転す
ることになり、高速回転時においては正確な位置決めが
できないという問題もある。
【0011】そこで、この発明の目的は、高速回転時に
おいてもショックレス停止が可能であり、且つ、正確な
位置決めを可能にする位置決め油圧モータのブレーキ装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の位置決め油圧モータのブレー
キ装置は、被位置決め体の位置決めを行う位置決め油圧
モータと、上記位置決め油圧モータによって回転駆動さ
れるカムと、上記カムに追従するカムフォロアの動作に
よって駆動されて,上記位置決め油圧モータへの流体の
供給通路と上記位置決め油圧モータからの流量の排出通
路との流量を制御して,先に上記位置決め油圧モータに
対してメータアウト制動を掛けた後にメータイン制動を
掛ける可変絞り手段を備えたことを特徴としている。
【0013】上記構成によれば、位置決め油圧モータに
対して先にメータアウト制動を掛けた後にメータイン制
動に移行するので、上記位置決め油圧モータからの排出
流体の圧力が急上昇する前に位置決め油圧モータへの流
体の供給が減少される。したがって、上記位置決め油圧
モータが150rpm以上の高速回転を行っている場合で
もショックレス停止が行われる。さらに、上述のよう
に、上記位置決め油圧モータの制動時に排出流体の圧力
が急上昇しないので内部リークが発生せず、位置決め油
圧モータはオーバー回転することなく停止する。こうし
て、高速回転時においても正確に位置決めが行われる。
【0014】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の位置決め油圧モータのブレーキ装置におい
て、上記可変絞り手段は,上記カムフォロアの動作によ
って,スプールが駆動されて上記位置決め油圧モータに
対する流体の供給と排出とを切り換える切換弁の排出通
路に形成された排出側絞りと供給通路に形成された供給
側絞りとであって、上記スプールの移動量に応じて,上
記排出通路および供給通路の絞り量が互いに異なる度合
いで変化するようになっていることを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、上記位置決め油圧モー
タへの流体の供給と上記位置決め油圧モータからの流体
の排出とを切り換える切換弁によって、上記位置決め油
圧モータに対するメータアウト制動とそれに続くメータ
イン制動とが実行される。
【0016】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明の位置決め油圧モータのブレーキ装置におい
て、上記供給側絞りは、上記排出側絞りよりも絞り量の
変化の度合いが大きく、上記排出側絞りよりも後に絞り
動作を開始して上記排出側絞りよりも先に絞り動作を終
了するようになっていることを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、上記カムフォロアの動
作によって上記切換弁のスプールを移動させるだけの簡
単な動作で、上記位置決め油圧モータに対するメータア
ウト制動とそれに続くメータイン制動とが実行される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は本実施の形態の位置決
め油圧モータのブレーキ装置が搭載された位置割出装置
における流体回路図である。
【0019】位置決め油圧モータ(以下、単に油圧モー
タと言う)21,カム22,ピン24,レバー25,ローラ
26,第1電磁切換弁28,第2電磁切換弁29および吐
出ライン30は、図5に示す油圧モータ1,カム2,ピン
4,レバー5,ローラ6,第1電磁切換弁8,第2電磁切換
弁9および吐出ライン10と同様の構成を有して、同様
に動作する。したがって、その構成および動作に関する
詳細な説明は省略する。
【0020】本実施の形態における特徴は流量方向切換
弁23にある。この流量方向切換弁23は、図5に示す
流量方向切換弁3の場合と同様に、第1電磁切換弁28
の負荷ポートAにパイロットライン33で接続されてい
るバネ室34側に位置しているシンボル位置S11では、
ポンプポートPと負荷ポートAとが連通され、タンクポ
ートTと負荷ポートBとが連通される。また、吐出ライ
ン30に接続されているパイロットポート35側に位置
しているシンボル位置S12では、ポンプポートPと負荷
ポートBとが連通され、タンクポートTと負荷ポート
A,Mとが連通される。また、中間位置であるシンボル
位置S13では、ポンプポートPと負荷ポートBとが連通
され、タンクポートTと負荷ポートA,Mとが連通され
る。
【0021】そして、上記シンボル位置S13において
は、負荷ポートMとタンクポートTとを連通する通路で
構成される排出通路48には、排出側絞り31を設けて
いる。また、ポンプポートPと負荷ポートBとを連通す
る通路で構成される供給通路49には、供給側絞り32
を設けている。この両絞り31,32は、スプールの移
動に伴って絞り量が変化するように形成されている。更
に、供給側絞り32は、排出側絞り31よりも絞り量の
変化の度合いが大きくなっており、スプールのシンボル
位置S11側への移動に伴って排出側絞り31よりも後に
絞りを開始し、途中で排出側絞り31と同じ絞り量とな
り、排出側絞り31よりも先に絞りを終了するように形
成されている。
【0022】尚、上記流量方向切換弁23の負荷ポート
Mと第2電磁切換弁29のタンクポートTとを接続する
排出ライン36と、流量方向切換弁23のタンクポート
Tに接続されたタンクライン37とを、可変絞り38が
介設されたバイパスライン39で接続している。そし
て、この可変絞り38の絞り量を変更することによって
油圧モータ21の制動力を制御するようにしている。
【0023】上述のように構成された流量方向切換弁2
3は次のように動作する。すなわち、上述したように、
割出時においては、油圧モータ21が回転を始めてから
所定時間が経過すると、第1電磁切換弁28がシンボル
位置C12に切り換えられる。そして、流量方向切換弁2
3はシンボル位置S11側に移動し、レバー25のローラ
26がカム22の2つの凹部間にある円弧状部に当接す
る。その結果、流量方向切換弁23のスプールは、シン
ボル位置S11まで移動できず、中間位置であるシンボル
位置S13に位置する。こうして、両凹部の中間点から凹
部に向かって半径が小さくなっているカム22の円弧状
部に沿ってローラ26が移動するに連れて、流量方向切
換弁23のスプールはシンボル位置S12からシンボル位
置S11に向かって移動するのである。
【0024】ここで、上述したように、上記シンボル位
置S13においては、供給側絞り32は、排出側絞り31
よりも絞り量の変化の度合いが大きくなっており、排出
側絞り31よりも後に絞りを開始し、途中で排出側絞り
31と同じ絞り量となり、排出側絞り31よりも先に絞
りを終了するように形成されている。したがって、流量
方向切換弁23のスプールがシンボル位置S11に向かっ
て移動するに従って、先ず排出側絞り31が絞りを開始
して、図2に示すように、排出通路48の流量が減少す
ることになる。そして、しばらくすると、供給側絞り3
2が絞りを開始して、排出通路38の流量減少の勾配よ
り急な勾配で供給通路39の流量が減少する。そして、
排出側絞り31が完全に閉鎖される地点までの中間点
で、排出通路48の流量と供給通路49の流量とが同一
となる。つまり、この中間点まではメータアウト回路を
構成して、排出通路48を絞って上記排出ラインの油圧
モータ21に制動を掛けるのである。
【0025】以後は、上記供給通路49の流量の減少勾
配の方が排出通路48の流量の減少勾配よりも急である
から、油圧モータ21からの流体の排出量よりも供給量
が少なくなって、メータイン回路を構成するのである。
その結果、排出ライン36に急激な圧力上昇が生ずるこ
とがなく、油圧モータ21はショックレス停止ができる
のである。また、前半のメータアウト制動によって圧縮
された排出ライン36内の流体が内部リークを起こす前
にメータイン制動に変わるので、結果的に内部リークが
発生せず、油圧モータ21の回転に的確に制動が掛けら
れるのである。したがって、上記油圧モータ21は、所
定の位置(割出位置の近傍=ローラ26がカム22の凹
部の近傍に位置する位置)で停止寸前になり、ローラ2
6がカム22の凹部に嵌入すると、上記スプールはシン
ボルS11に完全に切り換わって停止するのである。
【0026】図3は、本実施の形態における位置割出装
置の部分断面図である。カム22は油圧モータ21の回
転軸に固定されて同期して回転するようになっている。
尚、41,42は、第2電磁切換弁29の2つのソレノ
イドである。上記流量方向切換弁23の排出側絞り31
と供給側絞り32は、具体的には、スプール43のラン
ド44に形成された排出側ノッチ46とランド45に形
成された供給側ノッチ47で構成されている。この排出
側ノッチ46と供給側ノッチ47とは図4に示すように
動作する。
【0027】すなわち、図4(a)に示すように、上記ス
プール43が、図中最右側から左側に移動し始めて排出
側ノッチ46が負荷ポートMとタンクポートTとを連通
する排出通路48を閉鎖し始める時点では、ポンプポー
トPと負荷ポートBとを連通する供給通路49は開いた
状態である。そして、図4(b)に示すように、排出側ノ
ッチ46が排出通路48を半分閉鎖した時点では、供給
側ノッチ47も供給通路49を半分閉鎖している。そし
て、図4(c)に示すように、排出側ノッチ46が排出通
路48の閉鎖を終了した時点では、供給通路49は既に
供給側ノッチ46によって完全に閉鎖されているのであ
る。こうして、前半はメータアウト回路を構成し、後半
はメータイン回路を構成するのである。
【0028】上述したように、本実施の形態において
は、上記流量方向切換弁23のスプール43によって形
成される排出通路48と供給通路49とに絞り31,3
2を設け、供給側絞り32は、排出側絞り31よりも絞
り量の変化の度合いが大きく、排出側絞り31よりも後
に絞りを開始し、途中で排出側絞り31と同じ絞り量と
なり、排出側絞り31よりも先に絞りを終了するように
している。すなわち、流量方向切換弁23のスプールが
シンボル位置S11に向かって移動するにしたがって、前
半はメータアウト制動が油圧モータ21に掛けられ、後
半はメータイン制動が掛けられる。したがって、本実施
の形態によれば、上記油圧モータ21から流量方向切換
弁23の負荷ポートMに至る排出ライン36の流体圧力
が急上昇する前に油圧モータ21への流体の供給が減少
されることになり、油圧モータ21が150rpm以上の
高速回転を行っている場合でもショックレス停止でき
る。
【0029】また、上述のように、上記排出ライン36
の圧力が急上昇しないので内部リークが発生せず、油圧
モータ21に対する制動力の低下が押さえられて油圧モ
ータ21がオーバー回転することがない。したがって、
高速回転時においても正確な位置決めができるのであ
る。
【0030】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の位置決め油圧モータのブレーキ装置は、位置決
め油圧モータによって回転駆動されるカムに追従するカ
ムフォロアの動作によって駆動される可変絞り手段を設
けて、この可変絞り手段によって上記位置決め油圧モー
タに対する流体の供給通路と排出通路との流量を制御し
て、先に上記位置決め油圧モータに対してメータアウト
制動を掛けた後にメータイン制動を掛けるので、上記位
置決め油圧モータから排出される流体の圧力が急上昇す
る前に上記位置決め油圧モータへ供給される流体の供給
量が減少される。したがって、上記位置決め油圧モータ
が150rpm以上の高速回転を行っている場合でもショ
ックレス停止を行うことができる。
【0031】さらに、上述のように、上記位置決め油圧
モータの制動時においては排出流体の圧力が急上昇しな
いので、内部リークが発生しない。したがって、上記位
置決め油圧モータは、高速回転を行っている場合でもオ
ーバー回転することなく停止でき、正確な位置決めを行
うことができる。
【0032】また、請求項2に係る発明の位置決め油圧
モータのブレーキ装置における上記可変絞り手段は、上
記カムフォロアの動作によってスプールが駆動されて上
記位置決め油圧モータに対する流体の供給と排出とを切
り換える切換弁の排出通路に形成された排出側絞りと供
給通路に形成された供給側絞りとで構成し、上記スプー
ルの移動量に応じて上記排出側絞りと供給側絞りとの絞
り量を互いに異なる度合いで変化させるので、上記位置
決め油圧モータへの流体の供給と上記位置決め油圧モー
タからの流体の排出とを切り換える切換弁によって、上
記位置決め油圧モータに対するメータアウト制動とそれ
に続くメータイン制動とを実行できる。
【0033】また、請求項3に係る発明の位置決め油圧
モータのブレーキ装置における上記供給側絞りは、上記
排出側絞りよりも絞り量の変化の度合いが大きく、上記
排出側絞りよりも後に絞り動作を開始して上記排出側絞
りよりも先に絞り動作を終了するので、上記カムフォロ
アの動作によって上記切換弁のスプールを移動させるだ
けの簡単な動作で、上記位置決め油圧モータに対するメ
ータアウト制動とそれに続くメータイン制動とを実行で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の位置決め油圧モータのブレーキ装置
が搭載された位置割出装置における流体回路図である。
【図2】割出時における排出通路の流量変化と供給通路
の流量変化との説明図である。
【図3】図1に示す位置割出装置の部分断面図である。
【図4】図1における流量方向切換弁のスプールに形成
された排出側ノッチと供給側ノッチとの動作説明図であ
る。
【図5】従来の位置割出装置における流体回路図であ
る。
【符号の説明】
21…位置決め油圧モータ、 22…カム、23
…流量方向切換弁、 25…レバー、26…
ローラ、 28…第1電磁切換弁、
29…第2電磁切換弁、 31…排出側絞
り、32…供給側絞り、 36…排出ラ
イン、43…スプール、 44,45
…ランド、46…排出側ノッチ、 47…
供給側ノッチ、48…排出通路、 4
9…供給通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被位置決め体の位置決めを行う位置決め
    油圧モータ(21)と、 上記位置決め油圧モータ(21)によって回転駆動される
    カム(22)と、 上記カム(22)に追従するカムフォロア(26)の動作に
    よって駆動されて、上記位置決め油圧モータ(21)への
    流体の供給通路(49)と上記位置決め油圧モータ(21)
    からの流量の排出通路(48)との流量を制御して、先に
    上記位置決め油圧モータ(21)に対してメータアウト制
    動を掛けた後にメータイン制動を掛ける可変絞り手段
    (31,32)を備えたことを特徴とする位置決め油圧モ
    ータのブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の位置決め油圧モータの
    ブレーキ装置において、 上記可変絞り手段は、上記カムフォロア(26)の動作に
    よってスプール(43)が駆動されて上記位置決め油圧モ
    ータ(21)に対する流体の供給と排出とを切り換える切
    換弁(23)の排出通路(48)に形成された排出側絞り
    (31)と供給通路(49)に形成された供給側絞り(32)
    とであって、 上記スプール(43)の移動量に応じて、上記排出側絞り
    (31)および供給側絞り(32)の絞り量が互いに異なる
    度合いで変化するようになっていることを特徴とする位
    置決め油圧モータのブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の位置決め油圧モータの
    ブレーキ装置において、 上記供給側絞り(32)は、上記排出側絞り(31)よりも
    絞り量の変化の度合いが大きく、上記排出側絞り(31)
    よりも後に絞り動作を開始して上記排出側絞り(31)よ
    りも先に絞り動作を終了するようになっていることを特
    徴とする位置決め油圧モータのブレーキ装置。
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