JPH0999496A - タイヤ成型ドラム - Google Patents
タイヤ成型ドラムInfo
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- JPH0999496A JPH0999496A JP7261091A JP26109195A JPH0999496A JP H0999496 A JPH0999496 A JP H0999496A JP 7261091 A JP7261091 A JP 7261091A JP 26109195 A JP26109195 A JP 26109195A JP H0999496 A JPH0999496 A JP H0999496A
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- JP
- Japan
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- drum
- rubber band
- diameter
- rubber
- tire
- Prior art date
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Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title description 12
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 12
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 241000254043 Melolonthinae Species 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/08—Building tyres
- B29D30/20—Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
- B29D30/24—Drums
- B29D30/244—Drums for manufacturing substantially cylindrical tyre components with cores or beads, e.g. carcasses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ゴムバンドの形状とそれにともなうセグメン
トの形状を改良するだけで、ドラムが持っている欠点を
克服し、品質の良いグリーンケースを造ることのでき
る、安価で、簡単な機構を持ったタイヤ成型ドラムを提
供する。 【解決手段】 ゴムバンドを、軸心に対し直角に交差す
る面でドラムの幅方向に輪切り状に多分割したことを特
徴とするタイヤ成型ドラムであり、更に、前記輪切り状
に多分割したゴムバンドの内、ドラムの両端部分に配置
されているゴムバンドの幅を30mm以下とし、また、
前記輪切り状に多分割したゴムバンドの切り口を、ドラ
ム表面となるゴムバンドの表面から斜めに八の字状に切
り落とすタイヤ成型ドラム。
トの形状を改良するだけで、ドラムが持っている欠点を
克服し、品質の良いグリーンケースを造ることのでき
る、安価で、簡単な機構を持ったタイヤ成型ドラムを提
供する。 【解決手段】 ゴムバンドを、軸心に対し直角に交差す
る面でドラムの幅方向に輪切り状に多分割したことを特
徴とするタイヤ成型ドラムであり、更に、前記輪切り状
に多分割したゴムバンドの内、ドラムの両端部分に配置
されているゴムバンドの幅を30mm以下とし、また、
前記輪切り状に多分割したゴムバンドの切り口を、ドラ
ム表面となるゴムバンドの表面から斜めに八の字状に切
り落とすタイヤ成型ドラム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インナーライナー、チ
ェーファー、プライ等のタイヤ成形部材を張り合わせた
バンドや、バイヤスタイヤのグリーンケース、または、
ラジアルタイヤの第一成型のグリーンケースを成型する
のに適したタイヤ成型用ドラムの改善に関する。
ェーファー、プライ等のタイヤ成形部材を張り合わせた
バンドや、バイヤスタイヤのグリーンケース、または、
ラジアルタイヤの第一成型のグリーンケースを成型する
のに適したタイヤ成型用ドラムの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来技術のタイヤ成型ドラムを
示す断面説明図である。中心線Bの下側はドラムの縮径
時を示し、その時のドラム径はD1であり、中心線Bの
上側はドラムの拡径時を示し、その時のドラム径はD2
である。図3に示すように、主軸1の周りにタイヤ構成
部材を巻き付けるための円弧面を有する複数のセグメン
ト11を配置し、これらのセグメントを軸心に対し直角
に交差する方向に進退移動させてドラム径を調整する機
構(例えば特公平4ー30339に示す)を持ち、これ
らのセグメントの移動によって生じるドラム表面上の隙
間を埋めるためにドラムのほぼ全表面に円筒状のゴムバ
ンド10を配したタイヤ成型ドラムが、従来より広く使
用されている。
示す断面説明図である。中心線Bの下側はドラムの縮径
時を示し、その時のドラム径はD1であり、中心線Bの
上側はドラムの拡径時を示し、その時のドラム径はD2
である。図3に示すように、主軸1の周りにタイヤ構成
部材を巻き付けるための円弧面を有する複数のセグメン
ト11を配置し、これらのセグメントを軸心に対し直角
に交差する方向に進退移動させてドラム径を調整する機
構(例えば特公平4ー30339に示す)を持ち、これ
らのセグメントの移動によって生じるドラム表面上の隙
間を埋めるためにドラムのほぼ全表面に円筒状のゴムバ
ンド10を配したタイヤ成型ドラムが、従来より広く使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によるタイヤ成型ドラムには次に述べる欠点があっ
た。すなわち、ドラム縮径時のドラム径D1からドラム
拡径時のドラム径D2までドラム径が拡径されると、ド
ラム径D1の時点においてはドラム表面を完全に覆って
いたゴムバンド10の幅Tが、幅方向に縮み幅T1とな
り、ゴムバンド10とセグメント11の間に隙間Sを生
じる。このゴムバンドの幅T1と隙間Sの長さは、例え
ばドラム径D1を115mmとし、ドラム径D2を14
5mmとした場合、D1からD2まで拡径されると、ゴ
ムバンド10の幅Tが300mmであったものが290
mm程度まで幅方向全体に縮みを起こす。したがって、
ゴムバンド幅T1の長さは約290mm、隙間Sの長さ
は約5mmとなり、この5mmの間はドラム表面上のセ
グメント間の隙間を埋めるためのゴムバンドが無い状態
となることは勿論、ゴムバンド10には厚さがあるの
で、ドラム外周の全周に亘り隙間Sが生じている状態と
なっている。
術によるタイヤ成型ドラムには次に述べる欠点があっ
た。すなわち、ドラム縮径時のドラム径D1からドラム
拡径時のドラム径D2までドラム径が拡径されると、ド
ラム径D1の時点においてはドラム表面を完全に覆って
いたゴムバンド10の幅Tが、幅方向に縮み幅T1とな
り、ゴムバンド10とセグメント11の間に隙間Sを生
じる。このゴムバンドの幅T1と隙間Sの長さは、例え
ばドラム径D1を115mmとし、ドラム径D2を14
5mmとした場合、D1からD2まで拡径されると、ゴ
ムバンド10の幅Tが300mmであったものが290
mm程度まで幅方向全体に縮みを起こす。したがって、
ゴムバンド幅T1の長さは約290mm、隙間Sの長さ
は約5mmとなり、この5mmの間はドラム表面上のセ
グメント間の隙間を埋めるためのゴムバンドが無い状態
となることは勿論、ゴムバンド10には厚さがあるの
で、ドラム外周の全周に亘り隙間Sが生じている状態と
なっている。
【0004】図4は、ドラム表面上に隙間Sがあり、こ
の隙間を埋めるためのゴムバンドが無い状態で、タイヤ
構成部材の巻き付け成型作業を行っているところを示す
断面説明図であり、隙間Sの部分を中心に拡大して示し
たものである。図4に示すように、ドラム表面上に隙間
Sがあり、この隙間を埋めるためのゴムバンドが無い状
態でタイヤ構成部材を巻き付け成型作業を行う場合、ス
テッチャーロール12で矢印E方向に部材の圧着作業を
行うと、部材は隙間Sの間に落ち込む状態となり、圧着
状態が悪く、エヤ入り等の現象が起こり、タイヤ品質上
好ましくなかった。
の隙間を埋めるためのゴムバンドが無い状態で、タイヤ
構成部材の巻き付け成型作業を行っているところを示す
断面説明図であり、隙間Sの部分を中心に拡大して示し
たものである。図4に示すように、ドラム表面上に隙間
Sがあり、この隙間を埋めるためのゴムバンドが無い状
態でタイヤ構成部材を巻き付け成型作業を行う場合、ス
テッチャーロール12で矢印E方向に部材の圧着作業を
行うと、部材は隙間Sの間に落ち込む状態となり、圧着
状態が悪く、エヤ入り等の現象が起こり、タイヤ品質上
好ましくなかった。
【0005】上記の欠点を克服するために、例えば特開
平5ー96650に示されているごとく、セグメントの
隙間にサブセグメントを配し、隙間を埋める装置が提案
されている。しかしながら、この様なドラムは機構が極
めて複雑となり、ドラムの価格も高価となり、特にビー
ド径の小さい小型タイヤの場合は、ドラムの径も小さく
なるため、上記のような機構を設けることはスペース上
困難であった。
平5ー96650に示されているごとく、セグメントの
隙間にサブセグメントを配し、隙間を埋める装置が提案
されている。しかしながら、この様なドラムは機構が極
めて複雑となり、ドラムの価格も高価となり、特にビー
ド径の小さい小型タイヤの場合は、ドラムの径も小さく
なるため、上記のような機構を設けることはスペース上
困難であった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、前述の段落
で、前述の段落
【0002】で述べたような、従来から広く使用されて
いるドラム表面に円筒状のゴムバンドを配したタイヤ成
型ドラムの基本構造を変えることなく、ゴムバンドの形
状とそれにともなうセグメントの形状を改良するだけで
上記の欠点を克服し、品質の良いグリーンケースを造る
ことのできる、安価で、簡単な機構を持ったタイヤ成型
ドラムを提供することにある。
いるドラム表面に円筒状のゴムバンドを配したタイヤ成
型ドラムの基本構造を変えることなく、ゴムバンドの形
状とそれにともなうセグメントの形状を改良するだけで
上記の欠点を克服し、品質の良いグリーンケースを造る
ことのできる、安価で、簡単な機構を持ったタイヤ成型
ドラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、主軸
の周りにタイヤ構成部材を巻き付けるための円弧面を有
する複数のセグメントを配置し、これらのセグメントを
軸心に対し直角に交差する方向に進退移動させてドラム
径を調整する機構を持ち、これらのセグメントの移動に
よって生じるドラム表面上の隙間を埋めるためにドラム
のほぼ全表面に円筒状のゴムバンドを配したタイヤ成型
ドラムにおいて、次の(1)から(4)に示す改良を行
った。 すなわち、 (1)当該ゴムバンドを、軸心に対し直角に交差する面
でドラムの幅方向に輪切り状に多分割した。 (2)前記ドラムの縮径時と拡径時のドラム径の比率が
1:1.2から1:1.4の間にあるドラムであって、
前記輪切り状に多分割したゴムバンドの内、ドラムの両
端部分に配置されているゴムバンドの幅を30mm以下
とした。 (3)前記輪切り状に多分割したゴムバンドの切り口
を、ドラム表面となるゴムバンドの表面から斜めに八の
字状に切り落とした。 (4)前記輪切り状に多分割したゴムバンドの内、ドラ
ムの両端部分に配置されているゴムバンドのドラム端部
側の端からドラム折り返し端面迄のセグメント表面の距
離を3mm以下とした。
の周りにタイヤ構成部材を巻き付けるための円弧面を有
する複数のセグメントを配置し、これらのセグメントを
軸心に対し直角に交差する方向に進退移動させてドラム
径を調整する機構を持ち、これらのセグメントの移動に
よって生じるドラム表面上の隙間を埋めるためにドラム
のほぼ全表面に円筒状のゴムバンドを配したタイヤ成型
ドラムにおいて、次の(1)から(4)に示す改良を行
った。 すなわち、 (1)当該ゴムバンドを、軸心に対し直角に交差する面
でドラムの幅方向に輪切り状に多分割した。 (2)前記ドラムの縮径時と拡径時のドラム径の比率が
1:1.2から1:1.4の間にあるドラムであって、
前記輪切り状に多分割したゴムバンドの内、ドラムの両
端部分に配置されているゴムバンドの幅を30mm以下
とした。 (3)前記輪切り状に多分割したゴムバンドの切り口
を、ドラム表面となるゴムバンドの表面から斜めに八の
字状に切り落とした。 (4)前記輪切り状に多分割したゴムバンドの内、ドラ
ムの両端部分に配置されているゴムバンドのドラム端部
側の端からドラム折り返し端面迄のセグメント表面の距
離を3mm以下とした。
【0008】
【作用】本発明によれば、一体物であったゴムバンド
を、軸心に対し直角に交差する面でドラムの幅方向に輪
切り状に多分割したことにより、一体物のゴムバンドの
場合は両端に縮み量が集中するが、多分割することによ
り切れ目の数が増え、縮みにより生ずる隙間を分散させ
ることができる。すなわち、n分割すればn−1の切れ
目ができるが、縮みにより生ずる各隙間の長さを全体の
隙間量の1/(n+1)に分散させることができる。
を、軸心に対し直角に交差する面でドラムの幅方向に輪
切り状に多分割したことにより、一体物のゴムバンドの
場合は両端に縮み量が集中するが、多分割することによ
り切れ目の数が増え、縮みにより生ずる隙間を分散させ
ることができる。すなわち、n分割すればn−1の切れ
目ができるが、縮みにより生ずる各隙間の長さを全体の
隙間量の1/(n+1)に分散させることができる。
【0009】また、タイヤ品質上は、ドラム中央部より
もドラム端部においてタイヤ構成部材を折り返した部分
を正しく圧着することが最も重要であり、そのために
は、経験上ドラム端部分に生ずる隙間の長さを0.5m
m以下とすることが望ましい。従来技術においては、段
落
もドラム端部においてタイヤ構成部材を折り返した部分
を正しく圧着することが最も重要であり、そのために
は、経験上ドラム端部分に生ずる隙間の長さを0.5m
m以下とすることが望ましい。従来技術においては、段
落
【0003】で述べたごとく、例えばドラム径D1を1
15mmとし、ドラム径D2を145mmとした場合、
D1からD2までドラムが拡径されると、ゴムバンド1
0の幅Tが300mmであったものが290mm程度ま
で幅方向全体に縮みを起こし、両端に5mmづつの隙間
Sを生ずる。すなわち、当初幅Tであったゴムバンドの
場合、全体で約(1/30)×Tの縮み量を生ずること
が判明している。従って、片側の隙間Sは約(1/6
0)×Tとなる。従って、ドラム端部分に生ずる隙間の
長さを0.5mm以下とするためには、(1/60)×
Tの値を0.5mm以下となるようにTを設定すれば良
い。本発明によれば、ドラムの左右両端に配置される輪
切り状に分割されたゴムバンドの拡径された時の縮み量
が0.5mm以下となるように、当該ゴムバンドの当初
の幅を30mm以下の狭い幅に設定することにより、上
記の要求を達成することができる。
15mmとし、ドラム径D2を145mmとした場合、
D1からD2までドラムが拡径されると、ゴムバンド1
0の幅Tが300mmであったものが290mm程度ま
で幅方向全体に縮みを起こし、両端に5mmづつの隙間
Sを生ずる。すなわち、当初幅Tであったゴムバンドの
場合、全体で約(1/30)×Tの縮み量を生ずること
が判明している。従って、片側の隙間Sは約(1/6
0)×Tとなる。従って、ドラム端部分に生ずる隙間の
長さを0.5mm以下とするためには、(1/60)×
Tの値を0.5mm以下となるようにTを設定すれば良
い。本発明によれば、ドラムの左右両端に配置される輪
切り状に分割されたゴムバンドの拡径された時の縮み量
が0.5mm以下となるように、当該ゴムバンドの当初
の幅を30mm以下の狭い幅に設定することにより、上
記の要求を達成することができる。
【0010】本発明によれば、輪切り状に多分割したゴ
ムバンドの切り口を、ドラム表面となるゴムバンドの表
面から斜めに八の字状に切り落としている。図5は、八
の字状に切り落としたゴムバンドの縮径時の状態を示す
断面説明図であり、図6は、八の字状に切り落としたゴ
ムバンドの拡径時の状態を示す断面説明図である。図5
に示す縮径時においては、サイドゴムバンド8はぴった
りとゴムバンド保持溝8aにはまり込んでおり、ドラム
表面上に隙間は無い。ドラムを拡径すると、図6に示す
ごとく、ゴムバンド保持溝8aとサイドゴムバンド8の
内周面側のゴムの部分と間に隙間S1を生ずるが、サイ
ドゴムバンド8の斜めに切られた三角形状の耳の部分8
bは、拡径しても殆ど縮まず、サイドゴムバンド8の内
周面側のゴム部分の縮みに引っ張られて先端部分がドラ
ム表面より若干落ち込むがゴムバンド保持溝8aとの間
に隙間を生ずることはなく、圧着に問題のない程度のわ
ずかの段差が形成されるだけである。本発明は、上述の
ごとく、ゴムバンドの斜めに切られた部分は拡径しても
ほとんど縮みを起こさない性質を利用したもので、上記
段落
ムバンドの切り口を、ドラム表面となるゴムバンドの表
面から斜めに八の字状に切り落としている。図5は、八
の字状に切り落としたゴムバンドの縮径時の状態を示す
断面説明図であり、図6は、八の字状に切り落としたゴ
ムバンドの拡径時の状態を示す断面説明図である。図5
に示す縮径時においては、サイドゴムバンド8はぴった
りとゴムバンド保持溝8aにはまり込んでおり、ドラム
表面上に隙間は無い。ドラムを拡径すると、図6に示す
ごとく、ゴムバンド保持溝8aとサイドゴムバンド8の
内周面側のゴムの部分と間に隙間S1を生ずるが、サイ
ドゴムバンド8の斜めに切られた三角形状の耳の部分8
bは、拡径しても殆ど縮まず、サイドゴムバンド8の内
周面側のゴム部分の縮みに引っ張られて先端部分がドラ
ム表面より若干落ち込むがゴムバンド保持溝8aとの間
に隙間を生ずることはなく、圧着に問題のない程度のわ
ずかの段差が形成されるだけである。本発明は、上述の
ごとく、ゴムバンドの斜めに切られた部分は拡径しても
ほとんど縮みを起こさない性質を利用したもので、上記
段落
【0009】で述べた縮み量を実用上ほとんど隙間を生
じない状態とすることができるので、品質の良いグリー
ンケースを造ることができる。
じない状態とすることができるので、品質の良いグリー
ンケースを造ることができる。
【0011】ドラムの両端部分に配置されているゴムバ
ンドのドラム端部側の端からドラム折り返し端面迄のセ
グメント表面の距離は、グリーンケースのエヤ入りを生
じさせないために、経験上3mm以下とすることが望ま
しい。本発明によれば、この距離を3mm以下とし、上
記要求を達成している。
ンドのドラム端部側の端からドラム折り返し端面迄のセ
グメント表面の距離は、グリーンケースのエヤ入りを生
じさせないために、経験上3mm以下とすることが望ま
しい。本発明によれば、この距離を3mm以下とし、上
記要求を達成している。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6を用
いて説明する。図1は、本発明のタイヤ成型ドラムを示
す断面説明図であり、図2は図1のA−A断面矢視図で
ある。図1において、中心線Bの下側はドラムの縮径時
を示し、その時のドラム径はD1である。中心線Bの上
側はドラムの拡径時を示し、その時のドラム径はD2で
ある。図2においても同様に、中心線Bの下側はドラム
の縮径時を示し、上側はドラムの拡径時を示している。
図3は、従来技術のタイヤ成型ドラムを示す断面説明図
である。図4は、タイヤ構成部材の巻き付け成型作業を
行っているところを示す断面説明図である。図5は、八
の字状に切り落としたゴムバンドの縮径時の状態を示す
断面説明図であり、図6は、八の字状に切り落としたゴ
ムバンドの拡径時の状態を示す断面説明図である。
いて説明する。図1は、本発明のタイヤ成型ドラムを示
す断面説明図であり、図2は図1のA−A断面矢視図で
ある。図1において、中心線Bの下側はドラムの縮径時
を示し、その時のドラム径はD1である。中心線Bの上
側はドラムの拡径時を示し、その時のドラム径はD2で
ある。図2においても同様に、中心線Bの下側はドラム
の縮径時を示し、上側はドラムの拡径時を示している。
図3は、従来技術のタイヤ成型ドラムを示す断面説明図
である。図4は、タイヤ構成部材の巻き付け成型作業を
行っているところを示す断面説明図である。図5は、八
の字状に切り落としたゴムバンドの縮径時の状態を示す
断面説明図であり、図6は、八の字状に切り落としたゴ
ムバンドの拡径時の状態を示す断面説明図である。
【0013】まず始めに、本実施例のドラムの構成につ
いて述べる。図1において、符号1はドラムの主軸を、
符号2はドラムの主軸1に固着されたガイドロッドを、
符号3はドラムの主軸1に軸方向に移動自在に取り付け
られているスライダーを示しており、このスライダーは
ドラムを拡縮させるための傾斜面3aを持っている。符
号4はサブセグメントであり、ガイドロッド2、スライ
ダー3の傾斜面3aと摺動自在に係合している。スライ
ダー3は、図示していない機構(例えば特公平4ー30
339に示す)により軸方向に進退移動できるようにな
っており、サブセグメント4は、ガイドロッド2とスラ
イダー3の傾斜面3aと摺動自在に係合しているので、
スライダー3の進退移動により傾斜面3aの働きで軸心
と直角に交差する方向にドラムを拡縮することができる
構造となっている。サブセグメント4には、タイヤ構成
部材を巻き付けるための円弧面を有するドラムセグメン
ト5が固着されている。これらのセグメント類4、5は
図2に示すごとく、本実施例では45度間隔で8個づつ
配置されている。更に、これらのドラムセグメント5の
表面には、従来技術では一体物であったゴムバンドを軸
心に対し直角に交差する面でドラムの幅方向に輪切り状
に3分割した円筒状のゴムバンド7、8、8が取り付け
られている。7はドラムのセンター部分を広く覆うセン
ターゴムバンドであり、8、8はドラム両端部を覆う狭
い幅のサイドゴムバンドである。このサイドゴムバンド
8の幅は、概ね20mm前後に設定されている。また、
センターゴムバンド7とサイドゴムバンド8の切り口に
当たる部分は、ドラム表面となるゴムバンドの表面から
斜めに八の字状に切り落とされており、ゴムバンド表面
を基準とした切り落とし角度θは概ね45度前後に設定
されている。尚符号6は、ドラムを縮径させる時にゴム
バンド7、8、8の縮む力に付勢するコイルバネであ
る。ゴムバンドの縮む力が弱い場合は必要であるが、縮
む力が十分であれば特に無くとも良い。ドラムセグメン
ト5の円弧状の表面には、センターゴムバンド7やサイ
ドゴムバンド8が横ずれしないように、ゴムバンドの切
り口角度θと同じ角度を両端に持ったゴムバンド保持溝
7a、8a、8aが設けられている。また、ドラムセグ
メント5のドラム端に当たる部分には、ゴムバンド8の
ドラム端部側の端からドラム折り返し端面5b迄の間の
ドラム表面を形成する円弧部5aが設けられており、円
弧部5aのセグメント表面の距離Wは概ね3mmに設定
されている。
いて述べる。図1において、符号1はドラムの主軸を、
符号2はドラムの主軸1に固着されたガイドロッドを、
符号3はドラムの主軸1に軸方向に移動自在に取り付け
られているスライダーを示しており、このスライダーは
ドラムを拡縮させるための傾斜面3aを持っている。符
号4はサブセグメントであり、ガイドロッド2、スライ
ダー3の傾斜面3aと摺動自在に係合している。スライ
ダー3は、図示していない機構(例えば特公平4ー30
339に示す)により軸方向に進退移動できるようにな
っており、サブセグメント4は、ガイドロッド2とスラ
イダー3の傾斜面3aと摺動自在に係合しているので、
スライダー3の進退移動により傾斜面3aの働きで軸心
と直角に交差する方向にドラムを拡縮することができる
構造となっている。サブセグメント4には、タイヤ構成
部材を巻き付けるための円弧面を有するドラムセグメン
ト5が固着されている。これらのセグメント類4、5は
図2に示すごとく、本実施例では45度間隔で8個づつ
配置されている。更に、これらのドラムセグメント5の
表面には、従来技術では一体物であったゴムバンドを軸
心に対し直角に交差する面でドラムの幅方向に輪切り状
に3分割した円筒状のゴムバンド7、8、8が取り付け
られている。7はドラムのセンター部分を広く覆うセン
ターゴムバンドであり、8、8はドラム両端部を覆う狭
い幅のサイドゴムバンドである。このサイドゴムバンド
8の幅は、概ね20mm前後に設定されている。また、
センターゴムバンド7とサイドゴムバンド8の切り口に
当たる部分は、ドラム表面となるゴムバンドの表面から
斜めに八の字状に切り落とされており、ゴムバンド表面
を基準とした切り落とし角度θは概ね45度前後に設定
されている。尚符号6は、ドラムを縮径させる時にゴム
バンド7、8、8の縮む力に付勢するコイルバネであ
る。ゴムバンドの縮む力が弱い場合は必要であるが、縮
む力が十分であれば特に無くとも良い。ドラムセグメン
ト5の円弧状の表面には、センターゴムバンド7やサイ
ドゴムバンド8が横ずれしないように、ゴムバンドの切
り口角度θと同じ角度を両端に持ったゴムバンド保持溝
7a、8a、8aが設けられている。また、ドラムセグ
メント5のドラム端に当たる部分には、ゴムバンド8の
ドラム端部側の端からドラム折り返し端面5b迄の間の
ドラム表面を形成する円弧部5aが設けられており、円
弧部5aのセグメント表面の距離Wは概ね3mmに設定
されている。
【0014】次に、本発明によるタイヤ成型ドラムの動
作と成型作業について述べる。まず始めに、ドラムが縮
径された直径D1の状態で、インナーライナー、プライ
等のタイヤ構成部材が巻き付けられる。ついで、スライ
ダー3が、図示していない機構(例えば特公平4ー30
339に示す)により矢印Cの方向にC1点からC2点
まで移動する。サブセグメント4は、ガイドロッド2
と、スライダー3の傾斜面3aと摺動自在に係合してい
るので、スライダー3の上記移動により、傾斜面3aの
働きで軸心と直角に交差する方向に直径D2まで拡径さ
れる。ここで図4に示すごとく、ビード13がドラムセ
グメント5のドラム折り返し端面5bに向けて打ち込ま
れ、先に巻き付けたインナーライナー、プライ等のタイ
ヤ構成部材を折り返し、ステッチャーロール12でそれ
らの部材を圧着し、更に必要な部材を巻き付けグリーン
ケースが造られる。ついで、スライダー3を矢印Cと逆
向きにC2点からC1点まで移動し、ドラムは、ゴムバ
ンド7、8、8とコイルバネ6の縮む力によりドラム径
D1まで縮径される。以上の動作により、ドラム径D1
まで縮径されたドラムからグリーンケースを取り出し、
一連の成型作業は終了する。
作と成型作業について述べる。まず始めに、ドラムが縮
径された直径D1の状態で、インナーライナー、プライ
等のタイヤ構成部材が巻き付けられる。ついで、スライ
ダー3が、図示していない機構(例えば特公平4ー30
339に示す)により矢印Cの方向にC1点からC2点
まで移動する。サブセグメント4は、ガイドロッド2
と、スライダー3の傾斜面3aと摺動自在に係合してい
るので、スライダー3の上記移動により、傾斜面3aの
働きで軸心と直角に交差する方向に直径D2まで拡径さ
れる。ここで図4に示すごとく、ビード13がドラムセ
グメント5のドラム折り返し端面5bに向けて打ち込ま
れ、先に巻き付けたインナーライナー、プライ等のタイ
ヤ構成部材を折り返し、ステッチャーロール12でそれ
らの部材を圧着し、更に必要な部材を巻き付けグリーン
ケースが造られる。ついで、スライダー3を矢印Cと逆
向きにC2点からC1点まで移動し、ドラムは、ゴムバ
ンド7、8、8とコイルバネ6の縮む力によりドラム径
D1まで縮径される。以上の動作により、ドラム径D1
まで縮径されたドラムからグリーンケースを取り出し、
一連の成型作業は終了する。
【0015】次に、本発明により改良された特徴につい
て述べる。従来技術においては、段落
て述べる。従来技術においては、段落
【0003】で述べたごとく、例えばドラム径D1を1
15mmとし、ドラム径D2を145mmとした場合、
D1からD2までドラムが拡径されると、ゴムバンド1
0の幅Tが300mmであったものが290mm程度ま
で幅方向全体に縮みを起こし、両端に5mmづつの隙間
Sを生ずる。すなわち、当初幅Tであったゴムバンドの
場合、全体で約(1/30)×Tの縮み量を生ずること
が判明している。従って、片側の隙間Sは約(1/6
0)×Tとなる。この隙間は、段落
15mmとし、ドラム径D2を145mmとした場合、
D1からD2までドラムが拡径されると、ゴムバンド1
0の幅Tが300mmであったものが290mm程度ま
で幅方向全体に縮みを起こし、両端に5mmづつの隙間
Sを生ずる。すなわち、当初幅Tであったゴムバンドの
場合、全体で約(1/30)×Tの縮み量を生ずること
が判明している。従って、片側の隙間Sは約(1/6
0)×Tとなる。この隙間は、段落
【0004】で述べたごとく、エヤ入り等の現象を起こ
し、タイヤ品質上好ましくなかった。
し、タイヤ品質上好ましくなかった。
【0016】そこで、一体物であったゴムバンドを、軸
心に対し直角に交差する面でドラムの幅方向に輪切り状
に多分割した。一体物のゴムバンドの場合は両端に縮み
量が集中するが、多分割することにより切れ目の数が増
え、縮みにより生ずる隙間が分散する。すなわち、n分
割すればn−1の切れ目ができるが、縮みにより生ずる
隙間の長さは1/(n+1)に分散する。このように、
ゴムバンドを多分割したことにより、大幅に隙間の長さ
を短くすることができ、本実施例のごとく3分割したこ
とにより、従来の一体物のゴムバンドの時には5mmで
あった隙間を、平均で2.5mmに半減することができ
た。
心に対し直角に交差する面でドラムの幅方向に輪切り状
に多分割した。一体物のゴムバンドの場合は両端に縮み
量が集中するが、多分割することにより切れ目の数が増
え、縮みにより生ずる隙間が分散する。すなわち、n分
割すればn−1の切れ目ができるが、縮みにより生ずる
隙間の長さは1/(n+1)に分散する。このように、
ゴムバンドを多分割したことにより、大幅に隙間の長さ
を短くすることができ、本実施例のごとく3分割したこ
とにより、従来の一体物のゴムバンドの時には5mmで
あった隙間を、平均で2.5mmに半減することができ
た。
【0017】また、タイヤ品質上は、ドラム中央部より
もドラム端部においてタイヤ構成部材を折り返した部分
を正しく圧着することが最も重要であり、そのために
は、ドラム端部分に生ずる隙間の長さを経験上0.5m
m以下とすることが望ましい。これを達成するために
は、上記段落
もドラム端部においてタイヤ構成部材を折り返した部分
を正しく圧着することが最も重要であり、そのために
は、ドラム端部分に生ずる隙間の長さを経験上0.5m
m以下とすることが望ましい。これを達成するために
は、上記段落
【0015】に示したごとく、(1/60)×Tの値を
0.5mm以下となるようにTを設定すれば良い。すな
わち、左右両端に配置されるサイドゴムバンド8の幅を
30mm以下にすれば、これが達成される。本実施例に
おいては、サイドゴムバンド8の幅を概ね20mmに設
定し十分目的を達成することができた。
0.5mm以下となるようにTを設定すれば良い。すな
わち、左右両端に配置されるサイドゴムバンド8の幅を
30mm以下にすれば、これが達成される。本実施例に
おいては、サイドゴムバンド8の幅を概ね20mmに設
定し十分目的を達成することができた。
【0018】更に、この隙間を限りなく0に近ずけるた
め、輪切り状に多分割したゴムバンドの切り口を、図1
に示すようにドラム表面となるゴムバンドの表面から斜
めに八の字状(ゴムバンドの表面を基準として約45度
の角度)に切り落とした。この部分を拡大して示したの
が図5、図6である。図5に示す縮径時においては、サ
イドゴムバンド8はぴったりとゴムバンド保持溝8aに
はまり込んでおり、ドラム表面上に隙間は生じていない
が、ドラムを拡径すると、図6に示すごとく、ゴムバン
ド保持溝8aとサイドゴムバンド8の間に隙間S1を生
ずる。しかしながら、サイドゴムバンド8の斜めに切ら
れた三角形状の耳の部分8bは、拡径しても殆ど縮ま
ず、ドラム表面より若干落ち込むがゴムバンド保持溝8
aとの間に隙間を生ずることはない。そのため、軸心と
直角に交差する面で切断した場合と比較し、斜めに切り
落としたことにより明らかにグリーンケースの品質を向
上させることができた。
め、輪切り状に多分割したゴムバンドの切り口を、図1
に示すようにドラム表面となるゴムバンドの表面から斜
めに八の字状(ゴムバンドの表面を基準として約45度
の角度)に切り落とした。この部分を拡大して示したの
が図5、図6である。図5に示す縮径時においては、サ
イドゴムバンド8はぴったりとゴムバンド保持溝8aに
はまり込んでおり、ドラム表面上に隙間は生じていない
が、ドラムを拡径すると、図6に示すごとく、ゴムバン
ド保持溝8aとサイドゴムバンド8の間に隙間S1を生
ずる。しかしながら、サイドゴムバンド8の斜めに切ら
れた三角形状の耳の部分8bは、拡径しても殆ど縮ま
ず、ドラム表面より若干落ち込むがゴムバンド保持溝8
aとの間に隙間を生ずることはない。そのため、軸心と
直角に交差する面で切断した場合と比較し、斜めに切り
落としたことにより明らかにグリーンケースの品質を向
上させることができた。
【0019】次に、ゴムバンドで覆われていないゴムバ
ンドのドラム端部側の端からドラム折り返し端面5b迄
のセグメント表面の距離Wの部分は、ドラム拡径時には
セグメント間に隙間を生じる。この隙間の影響によるグ
リーンケースのエヤ入りを生じさせないためには、セグ
メント表面の距離Wを経験上概ね3mm以下とすること
が望ましい。本実施例においては、ゴムバンドのドラム
端部側の端からドラム折り返し端面5b迄のセグメント
表面の距離Wを概ね3mmに設定し、良好な結果を得る
ことができた。
ンドのドラム端部側の端からドラム折り返し端面5b迄
のセグメント表面の距離Wの部分は、ドラム拡径時には
セグメント間に隙間を生じる。この隙間の影響によるグ
リーンケースのエヤ入りを生じさせないためには、セグ
メント表面の距離Wを経験上概ね3mm以下とすること
が望ましい。本実施例においては、ゴムバンドのドラム
端部側の端からドラム折り返し端面5b迄のセグメント
表面の距離Wを概ね3mmに設定し、良好な結果を得る
ことができた。
【0020】
【発明の効果】かくして本発明によれば、従来から広く
使用されているドラム表面に円筒状のゴムバンドを配し
たタイヤ成型ドラムの基本構造を変えることなく、ゴム
バンドの形状とそれにともなうセグメントの形状を上述
のごとく改良したことにより、安価で、簡単な機構のタ
イヤ成型ドラムでありながら、エヤ入り等の現象を皆無
とすることができ、タイヤの品質を大幅に向上させると
共に、エヤ抜き工程を廃止することができ、生産性を向
上させることができた。
使用されているドラム表面に円筒状のゴムバンドを配し
たタイヤ成型ドラムの基本構造を変えることなく、ゴム
バンドの形状とそれにともなうセグメントの形状を上述
のごとく改良したことにより、安価で、簡単な機構のタ
イヤ成型ドラムでありながら、エヤ入り等の現象を皆無
とすることができ、タイヤの品質を大幅に向上させると
共に、エヤ抜き工程を廃止することができ、生産性を向
上させることができた。
【図1】本発明のタイヤ成型ドラムを示す断面説明図、
【図2】同A−A断面矢視図、
【図3】従来技術のタイヤ成型ドラムを示す断面説明
図、
図、
【図4】タイヤ構成部材の巻き付け成型作業を行ってい
るところを示す断面説明図、
るところを示す断面説明図、
【図5】八の字状に切り落としたゴムバンドの縮径時の
状態を示す断面説明図、
状態を示す断面説明図、
【図6】八の字状に切り落としたゴムバンドの拡径時の
状態を示す断面説明図である。
状態を示す断面説明図である。
1:主軸 A:矢視
を示す 2:ガイドロッド B:中心
線 3:スライダー C:矢印 3a:傾斜面 C1:点
を示す 4:サブセグメント C2:点
を示す 5:ドラムセグメント D1:縮
径時のドラム径 5a:ドラム表面を形成する円弧部 D2:拡
径時のドラム径 5b:ドラム折り返し端面 E:矢印 6:コイルバネ T、T
1:ゴムバンドの幅 7:センターゴムバンド S、S
1:隙間 7a:ゴムバンド保持溝 θ:ゴム
バンドの切り口角度 8:サイドゴムバンド W:セグ
メント表面の距離 8a:ゴムバンド保持溝 11:セ
グメント 8b:ゴムバンドの三角形状の耳の部分 12:ス
テッチャーロール 10:ゴムバンド 13:ビ
ード
を示す 2:ガイドロッド B:中心
線 3:スライダー C:矢印 3a:傾斜面 C1:点
を示す 4:サブセグメント C2:点
を示す 5:ドラムセグメント D1:縮
径時のドラム径 5a:ドラム表面を形成する円弧部 D2:拡
径時のドラム径 5b:ドラム折り返し端面 E:矢印 6:コイルバネ T、T
1:ゴムバンドの幅 7:センターゴムバンド S、S
1:隙間 7a:ゴムバンド保持溝 θ:ゴム
バンドの切り口角度 8:サイドゴムバンド W:セグ
メント表面の距離 8a:ゴムバンド保持溝 11:セ
グメント 8b:ゴムバンドの三角形状の耳の部分 12:ス
テッチャーロール 10:ゴムバンド 13:ビ
ード
Claims (4)
- 【請求項1】主軸の周りにタイヤ構成部材を巻き付ける
ための円弧面を有する複数のセグメントを配置し、これ
らのセグメントを軸心に対し直角に交差する方向に進退
移動させてドラム径を調整する機構を持ち、これらのセ
グメントの移動によって生じるドラム表面上の隙間を埋
めるためにドラムのほぼ全表面に円筒状のゴムバンドを
配したタイヤ成型ドラムにおいて、当該ゴムバンドを、
軸心に対し直角に交差する面でドラムの幅方向に輪切り
状に多分割したことを特徴とするタイヤ成型ドラム。 - 【請求項2】前記ドラムの縮径時と拡径時のドラム径の
比率が1:1.2から1:1.4の間にあるドラムであ
って、前記輪切り状に多分割したゴムバンドの内、ドラ
ムの両端部分に配置されているゴムバンドの幅を30m
m以下としたことを特徴とする請求項1記載のタイヤ成
型ドラム。 - 【請求項3】前記輪切り状に多分割したゴムバンドの切
り口を、ドラム表面となるゴムバンドの表面から斜めに
八の字状に切り落としたことを特徴とする請求項1記載
のタイヤ成型ドラム。 - 【請求項4】前記輪切り状に多分割したゴムバンドの
内、ドラムの両端部分に配置されているゴムバンドのド
ラム端部側の端からドラム折り返し端面迄のセグメント
表面の距離を3mm以下としたことを特徴とする請求項
1記載のタイヤ成型ドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7261091A JPH0999496A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | タイヤ成型ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7261091A JPH0999496A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | タイヤ成型ドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0999496A true JPH0999496A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17356964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7261091A Pending JPH0999496A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | タイヤ成型ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0999496A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005035188A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ成形ドラム |
JP2016043521A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ成形フォーマ |
JP2016210044A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ成形用のドラム、及び、それを用いた空気入りタイヤの製造方法 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7261091A patent/JPH0999496A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005035188A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ成形ドラム |
JP2016043521A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ成形フォーマ |
JP2016210044A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ成形用のドラム、及び、それを用いた空気入りタイヤの製造方法 |
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