JPH0998704A - 自走式噴霧機の安全ブレーキ - Google Patents

自走式噴霧機の安全ブレーキ

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JPH0998704A
JPH0998704A JP25796295A JP25796295A JPH0998704A JP H0998704 A JPH0998704 A JP H0998704A JP 25796295 A JP25796295 A JP 25796295A JP 25796295 A JP25796295 A JP 25796295A JP H0998704 A JPH0998704 A JP H0998704A
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JP
Japan
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engine
brake
self
traveling
parking brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP25796295A
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English (en)
Inventor
Kazuyasu Osumi
和泰 大隅
Hiroshi Saito
広志 斉藤
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New Delta Industrial Co Ltd
Original Assignee
New Delta Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走式噴霧機において、走行時や噴霧作業時
に素早く停止したい時にも、複数の操作が必要となって
いた。 【解決手段】 走行装置上に薬液ホース15を巻き取る
リール14と、該リールの巻取駆動と走行駆動を行うエ
ンジンEと、走行及び噴霧の操作を行う操作部Dを設け
た自走式噴霧機Aにおいて、エンジンEからの動力を車
軸6へ伝えるミッションケース10に駐車ブレーキ30
を付設し、該駐車ブレーキ30と操作部に設けたブレー
キレバー21の間にエンジン停止スイッチ37を配置
し、ブレーキレバーを回動して駐車ブレーキ30を制動
させると同時にエンジンEを停止すべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式噴霧機にお
いて駐車ブレーキを操作した時にエンジンも停止させ
て、不意に自走式噴霧機が動かないようにするための技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンからの動力によって駆動
される自走式噴霧機は、ミッションケース内で変速さ
れ、ハンドルに設けた左右のサイドクラッチレバーを握
ることによって、その左右一側の動力の伝達を断って、
旋回できるようにしていた。そして、作業後に停止する
ときや格納したとき等では駐車ブレーキをかけて停止す
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような構成の自
走式噴霧機によって噴霧作業を行っているときに、走行
方向がズレて噴霧してはいけない場所へ走行したり、転
倒しそうになった場合や他の障害物にぶつかりそうにな
った場合等では、まず、走行クラッチを切って、エンジ
ンの停止スイッチを押し、駐車ブレーキで制動して走行
を停止し、噴霧停止スイッチ(または噴霧停止レバー)
を押して、噴霧を停止させるようにしていた。よって、
緊急に停止したい場合には複数の操作が必要であり、あ
わてている場合に順番にそれらの操作をすることは、難
しく、しかも間違いが生じ易く、操作タイミングが遅れ
ることもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、走行装置上に薬液ホースを巻き取るリールと、該リ
ールの巻取駆動と走行駆動を行うエンジンと、走行及び
噴霧の操作を行う操作部を設けた自走式噴霧機におい
て、エンジンからの動力を車軸へ伝える動力伝達手段中
途部に駐車ブレーキを付設し、該駐車ブレーキと操作部
に設けたブレーキレバーとの間にエンジン停止スイッチ
を配置し、ブレーキレバーを回動して駐車ブレーキを制
動させると同時にエンジンを停止すべく構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】次に添付の図面に示した本発明の
一実施例を説明する。図1は本発明を採用した自走式噴
霧機の側面図、図2は同じく自走式噴霧機の平面図、図
3は制御ブロック図である。
【0006】自走式噴霧機Aの実施例について説明す
る。図1、図2より全体構成から説明する。自走式噴霧
機Aはクローラ走行装置Bを備え、クローラ走行装置B
は駆動輪1と従動輪2と遊転輪3・3・3と、これらの
車輪の間に巻回したクローラー4からなり、該駆動輪1
は、ミッションケース10より側方へ突設した車軸6・
6に軸支されて、エンジンEからの動力によって駆動さ
れる。前記従動輪2は緊張装置5によってテンションが
かけられている。
【0007】前記クローラ走行装置B上にはシャーシ1
2が載置され、該シャーシ12の前端には噴霧部Cが配
置され、シャーシ12前端に支柱7を立設して、該支柱
7上に噴管9を装着している。そして、シャーシ12の
前部上にはエンジンEと該エンジンEからの動力を車軸
6・6へ伝える動力伝達手段としてのミッションケース
10が配され、該エンジンEの上方に燃料タンク13を
配している。
【0008】該エンジンEの動力はベルトテンション式
クラッチ11を介してミッションケース10に動力が伝
えられ、該ミッションケース10で変速して前記駆動輪
1・1に伝達する。一方、シャーシ12の中途部上に薬
液ホース15を巻くリール14を配設し、該リール14
をミッションケース10より動力を伝達して、走行速度
に合わせて回転駆動するようにしている。該リール14
はリールカバー16によって被装され、前記エンジンE
はエンジンカバー17によって覆われている。
【0009】そして、前記シャーシ12の後端にはガイ
ドローラ18・18が配されて薬液ホース15を引き出
したり巻き取ったりするときにガイドし、該シャーシ1
2後部両側よりハンドル19を後上方へ突出し、その後
部を操作部Dとしている。ハンドル19後部をグリップ
19aとし、該グリップ19aの前部に操作パネル20
を固定し、該操作パネル20に走行クラッチレバー2
1、エンジン始動スイッチ22、アクセルレバー23、
噴霧バルブ24並びに噴霧レバー25が配設され、前記
グリップ19aの左右両側には左右それぞれのクローラ
走行装置Bを個別に動力を切断するサイドクラッチレバ
ー26・26が配されている。前記走行クラッチレバー
21は駐車ブレーキレバーも兼ねている。また、シャー
シ12の後部より走行変速レバー27が突設している。
【0010】薬液は外部のタンクから外部ポンプによっ
て、薬液ホース15を介して自走式噴霧機Aに圧送され
る。薬液ホース15の先端がリール14の軸心に固定さ
れ、この軸心の側方よりホース28を介して噴霧バルブ
24の一次側に連通され、該噴霧バルブ24の二次側よ
りホース29を介して噴管9に連通されている。そし
て、噴霧バルブ24は噴霧レバー25を回動することに
よって、開閉とともに圧力も調整でき、また、走行クラ
ッチレバー21と図示しないリンクによって連結され
て、走行クラッチレバー21を駐車ブレーキ側に回動す
ると噴霧バルブ24を閉じるように構成している。
【0011】防除作業は往復走行することで行われ、噴
霧部Cより薬液を噴霧しながら自走式噴霧機Aを前進さ
せ、その前進に伴って薬液ホース15はリール14より
随時引き出されて行く。後進する時には作物の種類や薬
剤等の種類によって噴霧したり、噴霧を停止したりす
る。この後進時に、リール14が前記ミッションケース
10から動力を得て走行速度に合わせて回動され、この
リール14の回転によって薬液ホース15がリール14
に巻き取られて自走式噴霧機Aの内部に収納される。ま
た、該薬液ホース15はガイドローラ18にガイドされ
ているため引出し、収納が容易となっている。
【0012】次に、図3より本発明の安全ブレーキにつ
いて説明する。前記ミッションケース10の動力伝達軸
上、または、車軸6・6上に駐車ブレーキ30が配設さ
れ、該駐車ブレーキ30はブレーキドラム31にブレー
キシュー32を圧接することで制動するように構成して
いる。但し、ディスク式のブレーキ等であってもよく限
定するものではない。前記ブレーキシュー32は回動支
点軸33に枢支され、該ブレーキシュー32のアーム基
部にはアーム34・35が付設されて、アーム34には
ワイヤー36を介して前記走行クラッチレバー21のア
ーム21aと連結されている。前記アーム35は回動さ
れるとエンジン停止スイッチ37をONするように配置
し、該エンジン停止スイッチ37はエンジンEの停止装
置39に接続されている。但し、エンジン停止スイッチ
37は走行クラッチレバー21と駐車ブレーキ30の間
で、走行クラッチレバー21を駐車ブレーキの位置まで
回動したことを検知できる位置であれば限定するもので
はない。例えば、走行クラッチレバー(ブレーキレバ
ー)21のアーム21aやアーム34の回動軌跡内等の
位置に、センサーを配置して、ブレーキレバーの回動を
検知できるものであればよい。
【0013】前記エンジンEの出力軸には出力プーリー
40が固設され、前記ミッションケース10の入力プー
リー41との間にベルト42を巻回し、該ベルト42に
テンションプーリー43が当接されて、ベルトテンショ
ン式クラッチ11を構成している。但し、主クラッチは
ベルトテンション式に限定するものではなく、摩擦式の
クラッチ等で構成することもできる。該テンションプー
リー43のアーム部はアーム44、ワイヤー45を介し
て前記走行クラッチレバー21と連結されている。該走
行クラッチレバー21は前方へ回動すると、テンション
プーリー43がベルト42を張り、クラッチ「入」とな
り、エンジンEからの動力をミッションケース10に伝
える。中間位置に回動するとテンションプーリー43が
ベルト42から離れてベルト42は空回りとなりクラッ
チ「切」となり、後方へ回動するとワイヤー36を引っ
張り駐車ブレーキとなるように構成している。但し、駐
車ブレーキレバーを走行クラッチレバーとは別構成と
し、それぞれ別々に設けてもよく、この場合駐車ブレー
キレバーを回動すると、制動と同時にエンジンEを停止
させ、噴霧バルブ24を閉じて噴霧部Cからの噴霧も停
止する。
【0014】このような構成において、噴霧作業を行う
場合には、エンジン始動スイッチ22をONして、走行
変速レバー27で作業速度に合わせ、作業開始位置に位
置させてから、噴霧バルブ24を開けて走行クラッチレ
バー21を「入」側へ回動すると前進しながら噴霧作業
ができる。そして、同様に走行変速レバー27を後進に
変速すると、後進しながら噴霧作業ができる。
【0015】そして、作業時に異常が生じた場合等にお
いて緊急に停止させる場合には、走行クラッチレバー2
1を「切」側から更に駐車ブレーキ側に回動すると、テ
ンションプーリー43のテンションが弛められて、ベル
トテンション式クラッチ11が「切」となりエンジンE
からの動力の伝達が断たれ、走行駆動は停止される。そ
して、ワイヤー36を更に引っ張ることによって、アー
ム34・35が回動して、ブレーキシュー32がブレー
キドラム31に圧接して制動し、アーム35の回動によ
ってエンジン停止スイッチ37がONしてエンジンEを
停止する。そして同時に、噴霧バルブ24が閉じられ
て、噴霧部Cからの散布も停止され、意図しない方向へ
の噴霧や無駄な噴霧がなくなり、もし、転倒しても薬液
が漏れることもない。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏する。即ち、駐車ブレーキ側にレバーを
回動するだけでエンジンをも停止させることが可能とな
り、レバー一つの回動で確実に停止してエンジンも停止
でき、しかも、緊急に停止させたい場合や格納時等で
は、エンジン停止操作が簡単となり、素早く操作性を確
保できる。そして、駐車ブレーキで制動するとエンジン
が停止されるので、無駄な動力の伝達が行われず、走行
系への動力の伝達部品に過負荷がかからず部品の寿命を
長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した自走式噴霧機の側面図であ
る。
【図2】同じく自走式噴霧機の平面図である。
【図3】制御ブロック図である。
【符号の説明】
A 自走式噴霧機 D 操作部 E エンジン 10 ミッションケース 21 走行クラッチレバー 30 駐車ブレーキ 39 エンジン停止装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置上に薬液ホースを巻き取るリー
    ルと、該リールの巻取駆動と走行駆動を行うエンジン
    と、走行及び噴霧の操作を行う操作部を設けた自走式噴
    霧機において、エンジンからの動力を車軸へ伝える動力
    伝達手段途中に駐車ブレーキを付設し、該駐車ブレーキ
    と操作部に設けたブレーキレバーとの間にエンジン停止
    スイッチを配置し、ブレーキレバーを回動して駐車ブレ
    ーキを制動させると同時にエンジンを停止すべく構成し
    たことを特徴とする自走式噴霧機の安全ブレーキ。
JP25796295A 1995-10-04 1995-10-04 自走式噴霧機の安全ブレーキ Pending JPH0998704A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429409B1 (ko) * 2001-05-23 2004-04-28 안태홍 회전식 살포기
CN111974598A (zh) * 2020-08-28 2020-11-24 广州北铭贸易有限公司 一种汽车内饰加工用的喷涂装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429409B1 (ko) * 2001-05-23 2004-04-28 안태홍 회전식 살포기
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Effective date: 20040921

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Effective date: 20050208

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