JPH0326990Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326990Y2
JPH0326990Y2 JP1985152839U JP15283985U JPH0326990Y2 JP H0326990 Y2 JPH0326990 Y2 JP H0326990Y2 JP 1985152839 U JP1985152839 U JP 1985152839U JP 15283985 U JP15283985 U JP 15283985U JP H0326990 Y2 JPH0326990 Y2 JP H0326990Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
clutch
brake
transmission
input shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985152839U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6260434U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985152839U priority Critical patent/JPH0326990Y2/ja
Publication of JPS6260434U publication Critical patent/JPS6260434U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0326990Y2 publication Critical patent/JPH0326990Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、農用運搬車やコンバインあるいはト
ラクタ等の移動農機において使用される原動機か
ら走行装置のミツシヨンへ駆動力を伝動する動力
伝動装置に関する。
従来の技術 前記の動力伝動装置において、ミツシヨンへの
入力側にクラツチを設けた構成では、クラツチ切
状態でのミツシヨン内のギヤの空回りや車体の空
走を防止するために、クラツチの切操作に連動す
るブレーキを設ける。
例えば、トラクタにおける例として、特開昭55
−164526号公報に記載された構造がある。
考案が解決しようとする問題点 前記の構造では、クラツチ切操作とブレーキ作
動操作とを別々に行うようにしているため、同時
にクラツチ切とブレーキ作動を操作するには、一
方のみの操作の場合に比較して操作力をより強く
しなければならない。
この考案は、比較的軽い操作力でクラツチ切と
ブレーキ作動とを同時に働かせることが出来るよ
うにするものである。
問題点を解決するための手段 そこで、本考案では、次の如く構成した。
すなわち、原動機6からミツシヨン18へ駆動
力を伝動する伝動経路に、動力の伝動を断続する
クラツチ21とミツシヨン18への入力軸19の
回転を止めるブレーキ22とを設けてなる動力伝
動装置において、入力軸19へ摺動自在に外嵌し
た可動クラツチ部材30と可動ブレーキ部材32
との間で、可動ブレーキ部材32に突設したアー
ム35の先端に作動部材36を枢着し、この作動
部材36の枢支部に対する外側端部をブレーキ作
用方向へ移動する操作で可動ブレーキ部材32を
摺動させると共に作動部材36の枢支部に対する
内側端部で可動クラツチ部材30を突つ張つて可
動ブレーキ部材32の摺動方向と逆方向へ押圧摺
動してブレーキ作動とクラツチ切作動とが共に働
くよう構成した。
作 用 前記構成で、クラツチ切とブレーキ作動とを行
う場合には、可動クラツチ部材32と可動ブレー
キ部材30との間で可動ブレーキ部材32に突設
したアーム35に枢支した作動部材36の枢支部
に対する外側端部をブレーキ作用方向へ移動する
ことで作動部材36が枢支部を中心にして回動し
て、可動ブレーキ部材32をブレーキ作用側に摺
動させると共に作動部材36の枢支部に対する内
側端部で可動クラツチ部材30を突つ張つて可動
ブレーキ部材32の摺動方向と逆方向へ押圧摺動
して、可動ブレーキ部材32の押圧反作用が可動
クラツチ部材30をクラツチ切方向へ押し付ける
ように作用することになる。
考案の効果 前記の如く、可動ブレーキ部材32と可動クラ
ツチ部材30の間で可動ブレーキ部材32に、突
設したアーム35に枢着した作動部材36をブレ
ーキ作用方向へ移動することで、作動部材36の
内側端部がクラツチ部材30を突つ張るよう作用
させることになり、可動ブレーキ部材32と可動
クラツチ部材30に作用する反発力が有効にブレ
ーキ作動とクラツチ切の作用力として作用するた
め、操作力が軽く、確実に作動する。
実施例 次に、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
この実施例は、農用運搬車の動力伝動経路にベ
ルト式無段変速機構1を組み込んだものである。
動力伝動経路は、第1図に示す通りで、前輪2
と後輪3とを装着した左右の車体フレーム4,5
間に設けている。
車体の前部に搭載した原動機6の出力軸7に取
り付けた原動プーリ8と中間軸9に取り付けた従
動プーリ10との間にベルト11を巻き掛け、こ
のベルト11を張つたり緩めたりして動力の伝動
を断続する始動用クラツチ12を設けている。
この始動用クラツチ12は、原動機6を始動す
る場合に切状態とするもので、原動機6の始動後
は入状態のままにしておくのである。
中間軸9には、ベルト式無段変速機構1の駆動
側変速プーリ13を装着している。該変速プーリ
13は、固定プーリ片14と可動プーリ片15及
び、可動プーリ片15を軸方向へ摺動させる操作
力を軸の回転力を利用して倍加させる変速補助装
置16とを装着している。この変速補助装置16
は、レバー17の操作によつて中間軸9の回転力
を利用して可動プーリ片15を摺動させるのであ
る。
この中間軸9と平行に設け、ミツシヨン18へ
入力する入力軸19には、従動側変速プーリ20
とクラツチ21、及びブレーキ22とを装着して
いる。その装着状態は、第2図に示す通りで、固
定プーリ片23の軸方向へ延長したボス部24
に、可動プーリ片25を回転及び摺動可能に外嵌
し、ボス部24の端部にクラツチケース26をキ
ー27を介して固定して、固定プーリ片23と可
動プーリ片25で従動側変速プーリ20を構成し
ている。
また、可動プーリ片25とクラツチケース26
との間には、可動プーリ片25を固定プーリ片2
3側へ押圧すると共にクラツチケース26の回転
を可動プーリ片25へ伝えるスプリング28を装
着している。
このように従動側変速プーリ20とクラツチケ
ース26とは、一体的に組み付けられているの
で、これらを別位置で組み付けた後に固定プーリ
片23のボス部24を入力軸19へ外嵌する作業
で組み付けが行えるので、車体フレーム4,5間
の挟い場所での強いスプリング28の組み付け等
の困難な作業が不要となる。
駆動側変速プーリ13と従動側変速プーリ20
との間にはVベルト40を巻き掛け、可動プーリ
片15を変速補助装置16で軸方向へ摺動して変
速を行うのである。
クラツチケース26内には、軸の回転を伝える
多数のクラツチ盤29を設け、常時動力を伝動す
る状態にしている。また、このクラツチ盤29
は、可動クラツチ部材30を軸方向へ摺動するこ
とによつて動力伝動を断つことができる。
さらに、入力軸19には、ブレーキ盤31を固
着すると共に可動ブレーキ部材32を摺動可能に
外嵌してブレーキ22を構成している。
可動ブレーキ部材32は、ブラケツト33を介
してフレーム5に回転しないように取り付けて、
この可動ブレーキ部材32をブレーキ盤31へ押
し付けることによつて入力軸19の回転を止める
ようにしている。
また、可動ブレーキ部材32のボス部34から
突設したアーム35にベルクランク状の作動部材
36を枢着し、この作動部材36の外側端部に取
り付けたワイヤー37を引くことによつて、可動
ブレーキ部材32をブレーキ盤31へ押圧して回
転を止めると共に、枢支部を中心にして回動する
作動部材36の内側端部が可動クラツチ部材30
を押圧して動力の伝動を断つよう働くのである。
可動ブレーキ部材32をブレーキ盤31に押し
付けるに伴つて可動ブレーキ部材32に働くブレ
ーキ盤31からの反力が作動部材36を介して可
動クラツチ部材30をクラツチ切の方向へ押す力
として作用するので、ワイヤー37を引く操作力
をあまり強くする必要がなくクラツチを切つてブ
レーキを作用させられるのである。
ミツシヨン18は、ギヤ変速機構を組み込んだ
トランスミツシヨンあるいは、変速機構のない単
なるミツシヨンであつて、トランスミツシヨンの
場合には、変速操作をする場合に、クラツチ21
を切ればブレーキ22が働き変速時のギヤ噛み合
わせがスムースに行えるのである。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の一実施例を示すもので、第1図
は動力伝動経路の概略平面図、第2図は一部の断
面平面図である。 6……原動機、18……ミツシヨン、21……
クラツチ、19……入力軸、22……ブレーキ、
30……可動クラツチ部材、32……可動ブレー
キ部材、36……作動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動機6からミツシヨン18へ駆動力を伝動す
    る伝動経路に、動力の伝動を断続するクラツチ2
    1とミツシヨン18への入力軸19の回転を止め
    るブレーキ22とを設けてなる動力伝動装置にお
    いて、入力軸19へ摺動自在に外嵌した可動クラ
    ツチ部材30と可動ブレーキ部材32との間で、
    可動ブレーキ部材32に突設したアーム35の先
    端に作動部材36を枢着し、この作動部材36の
    枢支部に対する外側端部をブレーキ作用方向へ移
    動する操作で可動ブレーキ部材32を摺動させる
    と共に作動部材36の枢支部に対する内側端部で
    可動クラツチ部材30を突つ張つて可動ブレーキ
    部材32の摺動方向と逆方向へ押圧摺動してブレ
    ーキ作動とクラツチ切作動とが共に働くよう構成
    したことを特徴とする移動農機の動力伝動装置。
JP1985152839U 1985-10-05 1985-10-05 Expired JPH0326990Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985152839U JPH0326990Y2 (ja) 1985-10-05 1985-10-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985152839U JPH0326990Y2 (ja) 1985-10-05 1985-10-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6260434U JPS6260434U (ja) 1987-04-15
JPH0326990Y2 true JPH0326990Y2 (ja) 1991-06-11

Family

ID=31071182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985152839U Expired JPH0326990Y2 (ja) 1985-10-05 1985-10-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0326990Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54169329U (ja) * 1978-05-20 1979-11-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6260434U (ja) 1987-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4301902A (en) Combination vehicle speed and direction control
CA2098002C (en) Power assist system for vehicle
JPH0326990Y2 (ja)
US6364794B1 (en) Variable speed transmission assembly
US5125488A (en) Drive assembly having dual neutrality control
JPS6316311B2 (ja)
JP2519812B2 (ja) 作業車の走行操作構造
JPH10159923A (ja) 伝動正逆切換装置
JPH064670Y2 (ja) 作業車輌
JPH0680088A (ja) コンバイン等の操向クラッチ装置
JPS626913Y2 (ja)
JPS5834975Y2 (ja) 減速装置
JPH04107120U (ja) 作業車両の走行伝動装置
JPS62203833A (ja) 車両の走行変速装置
JPH01203748A (ja) 移動作業車輌における動力伝動装置
JP3636581B2 (ja) 作業機
JPS6210176Y2 (ja)
JP3895117B2 (ja) 作業用走行車
JPH04317843A (ja) トラクタのブレーキ装置
JP2596194Y2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JP3019351B2 (ja) 移動農機のサイドクラッチ
JPH0111548Y2 (ja)
CN114658813A (zh) 一种农田作业机用自动化离合、变速和转向设备
JPH0968245A (ja) 作業機
JPH02133235A (ja) トラクターのptoクラッチ機構