JPH0997770A - 半導体装置及びコンタクトホールの形成方法 - Google Patents

半導体装置及びコンタクトホールの形成方法

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JPH0997770A
JPH0997770A JP25345395A JP25345395A JPH0997770A JP H0997770 A JPH0997770 A JP H0997770A JP 25345395 A JP25345395 A JP 25345395A JP 25345395 A JP25345395 A JP 25345395A JP H0997770 A JPH0997770 A JP H0997770A
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JP
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etching
contact hole
film
sio
diameter
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JP25345395A
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Masatsugu Komai
正嗣 駒井
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトホール15a、15bの径13b
´、13c´を統一したとしてもSiO2 膜32の膜厚
A、Bが均一でない場合はその必要エッチング時間が異
なり、コンタクトホール15a、15bの形成箇所によ
ってオーバーエッチングとなったりエッチングが不充分
となったりするため、全てのコンタクトホールを略同一
のエッチング時間で十分にしかも適切に形成することが
困難である。 【解決手段】 絶縁膜としてのSiO2 膜32にコンタ
クトホール15a、15bが形成された半導体装置にお
いて、SiO2 膜32の膜厚A、Bに対応してコンタク
トホール15a、15bの径13b´、13c´を設定
すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びコン
タクトホールの形成方法に関し、より詳細には半導体集
積回路の製造工程において、SiO2 膜をエッチングし
て形成される半導体装置及び前記コンタクトホールの形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の製造工程においては半
導体基板の表面に形成されたSiO2膜にコンタクトホ
ールを形成するため、従来からフォトリソグラフィ技術
とエッチング技術とが採用されている。フォトリソグラ
フィ技術はレジストに露光マスクのパターンを転写して
レジストパターンを形成する工程に用いられ、エッチン
グ技術はパターン形成されたレジストをマスクとしてS
iO2 膜等を加工する工程に用いられている。
【0003】一般的なコンタクトホールを形成するため
のフォトリソグラフィ及びエッチング工程を、図4に基
づいて説明する。まずSi基板31上にSiO2 膜32
を形成し、次にSiO2 膜32上に感光性高分子から成
るレジスト層33を形成し、この後プリベークを行なっ
てレジスト層33中に含まれる有機溶剤を除去する(図
4(a))。次に露光マスク34をレジスト層33上方
に配置し、光34aを照射して露光マスク34のマスク
パターンをレジスト層33上に転写する(図4
(b))。次にレジスト層33を現像して前記マスクパ
ターンに対応するレジストパターン33aを形成した
後、ポストベークを行い、レジストパタ−ン33a中に
含まれる水分をとばしてレジストパタ−ン33aを硬化
させ、SiO2 膜32との密着性を高める(図4
(c))。さらにレジストパタ−ン33aをマスクとし
てSiO2 膜32にエッチング処理を施し、コンタクト
ホール35を形成する(図4(d))。次に、不要とな
ったレジストパタ−ン33aを除去する(図4
(e))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年LSI
が高集積化されるにつれて一層の微細加工技術が必要と
されてきている。
【0005】一般に前記コンタクトホールの径が微細に
なると、エッチングガスの流入が少なくなり、比較的大
きい径を有するコンタクトホールに比べてエッチングレ
ートが低下する。このようにコンタクトホールの径が小
さくなるとそれに応じてエッチングレートが小さくなる
現象をマイクロローディング効果という。
【0006】図4に示した従来のコンタクトホールの形
成方法においては、比較的小さいホール径と比較的大き
いホール径とがレジストパターン33aに混在して形成
されている場合、前記マイクロローディング効果により
後の工程におけるコンタクトホール35のエッチングレ
ートが前記ホール径毎に異なってくる。前記エッチング
レートが異なれば、エッチングに要する時間(以下、必
要エッチング時間と記す)も異なってくるが、各コンタ
クトホール毎に前記必要エッチング時間を設定するのは
困難であるため、半導体集積回路のマスク設計を行う際
にはレジストパターン33aのホール径を最小のホール
径に統一する手法が採られている。
【0007】上記した手法によれば、エッチングされる
SiO2 膜32の膜厚が各コンタクトホール毎に均一で
ある場合に限り前記必要エッチング時間の統一が図れる
が、実際には基板上に電極や配線等が形成されており、
該電極や配線等の上部(以下、段差上部と記す)のSi
2 膜32は前記電極や配線等が形成されていない部分
(以下、拡散層部と記す)のSiO2 膜32よりも薄く
なっている場合が多い。そこで前記拡散層部における必
要エッチング時間に統一すると段差上部はオーバーエッ
チングされ易く、下地の前記電極や配線等がダメージを
受けてリーク電流が発生する要因になる。一方、前記段
差上部における必要エッチング時間に統一すると拡散層
部はエッチング不足になり易く、コンタクトホールを適
切に開口させることが難しくなる。
【0008】また、マイクロローディング効果を考慮す
るとコンタクトホールの径をあまり小さくできず、半導
体装置の微細化に限界を生じていた。
【0009】このように、従来の半導体装置及びコンタ
クトホールの形成方法においては、コンタクトホール3
5の径を統一したとしてもSiO2 膜32の膜厚が均一
でないことに起因して各々の必要エッチング時間が異な
り、コンタクトホール35の形成箇所によってオーバー
エッチングやエッチング不足を生じるため、全てのコン
タクトホール35を略同一のエッチング時間で十分にし
かも適切にエッチングすることが困難であるという課題
があった。
【0010】本発明は上記した課題に鑑みなされたもの
であり、SiO2 膜の膜厚が場所により異なっていて
も、該膜厚に対応したコンタクトホールの径が設定さ
れ、全てのコンタクトホールが略同一のエッチング時間
で十分かつ適切にエッチングされ、しかも微細化が図ら
れた半導体装置及び前記コンタクトホールの形成方法を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る半導体装置は、絶縁膜とし
てのSiO2 膜に、該SiO2 膜の厚みに応じて径の異
なるコンタクトホールが形成されていることを特徴とし
ている。
【0012】上記した半導体装置によれば、例えば拡散
層部に形成されたコンタクトホールの径がSiO2 膜厚
の厚い分大きく設定され、一方、段差上部に形成された
コンタクトホールの径がSiO2 膜厚の薄い分小さく設
定されることとなり、段差上部に形成されたコンタクト
ホールの径をこのように積極的に小さく設定し得るた
め、半導体装置全体としての微細化を図ることができ
る。また拡散層部においても段差上部においてもコンタ
クトホールが略同一のエッチング時間で十分かつ適切に
エッチングされ形成される。よってオーバーエッチング
箇所がないため、結晶欠陥に起因するリークパスの発生
を防止することができると共にコンタクトホール抵抗を
低減することができ、またエッチング不足箇所がないた
め、すべてのコンタクトホールにおいて十分かつ適切な
導通を図ることができる。
【0013】また、上記目的を達成するために本発明に
係るコンタクトホールの形成方法は、絶縁膜としてのS
iO2 膜上に、このSiO2 膜の厚みに応じて径の異な
るマスクパターンを形成し、エッチングすることを特徴
としている。前記マスクパターンとしては下地SiO2
膜と選択比のとれる材料を用いればよく、レジスト等を
用いることができる。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明に
係るコンタクトホールの形成方法は、絶縁膜としてのS
iO2 膜にコンタクトホールを形成する方法において、
同一のエッチング時間におけるホール径とエッチング量
との関係から算出した前記SiO2 膜の厚みに対応する
コンタクトホール径となるようにホールが形成されたマ
スクを用いてエッチングすることを特徴としている。
【0015】上記したコンタクトホールの形成方法によ
れば、例えば拡散層部のマスクパターンのホール径をS
iO2 膜厚が厚い分大きく設定し、段差上部のマスクパ
ターンのホール径をSiO2 膜厚が薄い分小さく設定し
ておくことにより、前記マスクパターンを前記SiO2
膜の膜厚に対応したホール径を有するものとすることが
できる。このマスクパターンをマスクとして前記SiO
2 膜にエッチングを施すことにより、前記拡散層部のコ
ンタクトホールにおいてはその径が大きいことからエッ
チングガスの流入が容易となり、エッチングレートの向
上が図られる一方、前記段差上部のコンタクトホールに
おいてはその径が小さいことからマイクロローディング
効果が助長され、エッチングレートを抑制することがで
きる。これにより、所定時間でのエッチング量をSiO
2 膜の膜厚に対応させて変化させることができるため、
いずれの箇所に形成されるコンタクトホールにおいても
それぞれに必要とされるエッチング量を略同一のエッチ
ング時間で確保することができる。よってオーバーエッ
チング箇所やエッチング不足箇所を有することがない上
記半導体装置を製造することができる。また、全てのコ
ンタクトホールを単一の工程でしかも略同一のエッチン
グ時間で形成することができるためスループットの向上
をも図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置及
びコンタクトホールの形成方法の実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1(a)〜(e)及び図1(a2
〜(e2 )は実施の形態に係る半導体装置及びコンタク
トホールの形成方法を説明するため、フォトリソグラフ
ィ及びエッチング工程を工程順に示した模式的部分断面
図であり、(a)〜(e)は半導体基板(例えばSi基
板)上の例えばポリシリコン電極が形成されている部分
をワード線(図示せず)に対して垂直方向に切断した場
合の断面図を、(a2 )〜(e2 )は半導体基板(例え
ばSi基板)上の例えばワード線としてのポリシリコン
配線が形成されている部分をワード線に対して平行方向
に切断した場合の断面図をそれぞれ示している。なお、
従来例と同一の機能を有する構成部品には同一の符号を
付すこととする。
【0017】図中の1はポリシリコン電極を示してお
り、ポリシリコン電極1の両側面は例えばCVD−Si
2 等からなるスペーサ2で絶縁されている。また、ポ
リシリコン電極1の下部にはゲート絶縁膜3が形成さ
れ、ゲート絶縁膜3によりSi基板31に形成された拡
散層(ソース/ドレイン領域)4とポリシリコン電極1
とが絶縁されている。ポリシリコン電極1の形成箇所以
外の平坦部を拡散層部32aと記す。また、図中のSi
基板31にはLOCOS(Local Oxidation of Silico
n)法によるフィールド絶縁膜5が埋め込まれており、
その上方にはワード線としてのポリシリコン配線6が形
成されていて、フィールド絶縁膜5の厚みの影響により
ポリシリコン配線6の所定箇所のSiO2 膜32の膜厚
はやや薄く形成されている。ポリシリコン配線6の形成
部分上部を段差上部32bと記す。
【0018】実施の形態に係る半導体装置及びコンタク
トホールの形成方法としては、まず最初にポリシリコン
電極1及びポリシリコン配線6が形成されたSi基板3
1上にSiO2 膜32を形成し、次にSiO2 膜32上
に感光性高分子から成るレジストを塗布する。この後プ
リベークを行ないレジスト中に含まれる有機溶剤を除去
してレジスト層13を形成する(図1(a)、(a
2 ))。
【0019】次に、露光マスク14をレジスト層13上
方に配置し、光14aを照射して露光マスク14のマス
クパターンをレジスト層13上に転写する(図1
(b)、(b2 ))。
【0020】次にレジスト層13を現像して前記マスク
パターンに対応するレジストパターン13aを形成した
後、ポストベークを行ない、レジストパターン13a中
に含まれる水分を飛ばしてレジストパターン13aを硬
化させ、SiO2 膜32との密着性を高める。この時、
拡散層部32aに位置するSiO2 膜32部分には厚い
膜厚Aに対応して大きいホール径13bが、段差上部3
2bに位置するSiO2 膜32部分には薄い膜厚Bに対
応して小さいホール径13cがそれぞれ形成されるよう
にする(図1(c)、(c2 ))。
【0021】さらにレジストパターン13aをマスクと
してSiO2 膜32にエッチング処理を施し、レジスト
パターン形成後のホール径13bをエッチング後のホー
ル径13b´として対応させたコンタクトホール15
a、レジストパターン形成後のホール径13cをエッチ
ング後のホール径13c´として対応させたコンタクト
ホール15bをそれぞれ形成する。エッチングガスとし
ては通常CF4 、CHF3 系ガスならびにHe及びAr
から選んだ1種または2種の混合ガスを用いる(図1
(d)、(d2 ))。
【0022】次に、不要となったレジストパターン13
aを除去する(図1(e)、(e2))。
【0023】上記のように形成された半導体装置によれ
ば、例えば拡散層部32aに形成されたコンタクトホー
ル15aの径13b´がSiO2 膜32の膜厚Aの厚い
分大きく設定され、一方、段差上部32bに形成された
コンタクトホール15bの径13c´がSiO2 膜32
の膜厚Bの薄い分小さく設定されているため、段差上部
32bに形成されたコンタクトホール15bの径13c
´をこのように積極的に小さく設定し得るため、半導体
装置全体としての微細化を図ることができる。また拡散
層部32aにおいても段差上部32bにおいてもコンタ
クトホール15a、15bが略同一のエッチング時間で
十分かつ適切にエッチングされる。よってオーバーエッ
チング箇所がないため、結晶欠陥に起因するリークパス
の発生を防止することができると共にエッチング不足箇
所がないため、コンタクトホール抵抗を低減することが
でき、すべてのコンタクトホールにおいて十分かつ適切
な導通を図ることができる。
【0024】また、上記したコンタクトホール15a、
15bの形成方法によれば、例えば拡散層部32aのレ
ジストパターン13aのホール径13bをSiO2 膜3
2の膜厚Aが厚い分大きく設定し、段差上部32bのレ
ジストパターン13aのホール径13cをSiO2 膜3
2の膜厚Bが薄い分小さく設定することにより、レジス
トパターン13aをSiO2 膜32のそれぞれの膜厚
A、Bに対応したホール径13b、13cを有するもの
とすることができる。また、このレジストパターン13
aをマスクとしてSiO2 膜32にエッチングを施すこ
とにより、それぞれの膜厚A、Bに対応したレジストパ
ターン形成後のホール径13b、13cをエッチング後
のコンタクトホール15a、15bの径13b´、13
c´にそのまま適用させることができるため、拡散層部
32aのコンタクトホール15aにおいてはその径13
b´が大きいことからエッチングガスの流入が容易とな
り、エッチングレートの向上が図れる一方、段差上部3
2bのコンタクトホール15bにおいてはその径13c
´が小さいことからマイクロローディング効果が助長さ
れ、エッチングレートを抑制することができる。これに
より、所定時間でのエッチング量をSiO2 膜32の膜
厚に対応させて変化させることができるため、いずれの
箇所に形成されるコンタクトホール15a、15bにお
いてもそれぞれに必要とされるエッチング量を略同一の
エッチング時間で確保することができる。よってオーバ
ーエッチング箇所やエッチング不足箇所のない上記半導
体装置を製造することができる。また、全てのコンタク
トホールを単一の工程でしかも略同一のエッチング時間
で形成することができるためスループットの向上をも図
ることができる。
【0025】また、マスクとしてはレジストの他、下地
SiO2 と選択比のとれるPolySi、SiN膜も用
いることができる。
【0026】
【実施例及び比較例】実施例に係る半導体装置は以下の
条件により形成し、実施例に係るコンタクトホールの形
成方法は以下の条件により行った。
【0027】露光装置:NSR1505G7E(NA=
0.54、λ=436nm) エッチングガス:CF4 とCHF3 との混合ガス エッチング装置:用いたエッチング装置の概略図を図2
に示す。図中21は上部電極を、22は下部電極を、2
3は高周波電源を、24はガス導入口を、25はウエハ
をそれぞれ示している。
【0028】エッチング条件:図2に示した装置を使用
し、RFパワーが850W、電極間隔が1.0cm、試
料温度が−30℃ SiO2 膜32の膜厚A、Bと、それに対応して設計さ
れたコンタクトホール15a、15bの径13b´、1
3c´、及びコンタクトホール15a、15bを形成す
る際の各必要エッチング時間、各エッチングレートを下
記の表1に示す。なお、該エッチング処理としてはいず
れも30%オーバーエッチングするものとする。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように、拡散層部32a
の膜厚Aは7800Å、段差上部32bの膜厚Bは65
00Åとなり、段差上部32bのSiO2 膜32の方が
1300Å薄く形成されている。それぞれに対し30%
のオーバーエッチングを施すとなるとコンタクトホール
15a、15bに必要なエッチング深さはそれぞれ10
140Å、8450Åとなる。
【0031】図3は同一エッチング処理時間における相
対的エッチング量(SiO2 膜換算)とコンタクトホー
ルの径との関係を示した図であり、(a)は深さがdで
あるコンタクトホールの模式的断面図を、(b)は深さ
がdであるコンタクトホールの径が5μmの場合のエッ
チング量を100(エッチングレートは8400Å/m
in)とした際のコンタクトホールの径と相対的エッチ
ング量との関係を示した曲線図である。
【0032】図3(b)から明らかなように、深さがd
(図3(a))の場合、コンタクトホール径が2μm以
下になると相対的エッチング量は次第に低下し、例えば
コンタクトホール径が1.2μmのときは約97%にな
り、径が0.6μmのときは約82%になる。
【0033】表1及び図3から明らかなように、コンタ
クトホール15bの径13c´を0.6μmに設定した
場合のエッチングレートが約6888Å/minである
とすると、要するエッチング時間は約74秒となる。一
方、略同一時間でコンタクトホール15aを開口させる
とすると、エッチングレートを約8148Å/minに
向上させる必要が生じる。ここで、径13c´が0.6
μmのときのエッチングレートが約6888Å/min
(コンタクトホール径5μmとの相対的エッチング量:
約82%)であることから、エッチングレートを約81
48Å/minに向上させるためにはコンタクトホール
径5μmとの相対的エッチング量が約97%相当である
マスク径に設定する必要がある。前述したようにコンタ
クトホールの径が1.2μmのときのエッチング量はコ
ンタクトホール径5μmに対して約97%であるため、
コンタクトホール15aの径13b´を1.2μmとす
れば約75秒で必要な深さまでエッチングを施すことが
できる。他のコンタクトホールの径に関しても同様に設
定することができる。
【0034】このように、実施例に係る半導体装置及び
コンタクトホールの形成方法においては、SiO2 膜3
2の膜厚A、Bに対応してコンタクトホール15a、1
5bの径13b´、13c´を設定したので、略同一の
エッチング時間で十分かつ適切にエッチングすることが
できた。
【0035】また、比較例としてコンタクトホール15
aのホール径13bをコンタクトホール15bのホール
径13cと同じく0.6μmとした場合は、コンタクト
ホール15aのオーバーエッチング量が8%程度と少な
くなり、十分なエッチングを施すことができない。ま
た、コンタクトホール15bのホール径13cをコンタ
クトホール15aのホール径13bと同じく1.2μm
とした場合は、コンタクトホール15bのオーバーエッ
チング量が56%程度と大きくなり、Si基板31にダ
メージを与えてしまう。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明に係る半導体装置及び
コンタクトホールの形成方法によりコンタクトホールを
形成する場合のフォトリソグラフィ及びエッチング工程
を工程順に示した模式的部分断面図であり、Si基板上
の例えばポリシリコン電極が形成されている部分をワー
ド線に対して平行方向に切断した場合の断面図を示して
いる。また、(a2 )〜(e2 )は同様にSi基板上の
例えばポリシリコンワード線が形成されている部分をワ
ード線に対して平行方向に切断した場合の断面図を示し
ている。
【図2】実施例に係るレジストのエッチングに使用した
エッチング処理装置を示した模式的断面図である。
【図3】同一エッチング処理時間における相対的エッチ
ング量(SiO2 膜換算)とコンタクトホールの径との
関係、及び同一エッチング処理時間で各々SiO2 膜厚
のコンタクトホールを開口させるのに必要なコンタクト
ホール径の設定を説明するために示した図であり、
(a)はコンタクトホールの模式的断面図、(b)は径
が5μm、エッチング量を100とした際におけるそれ
ぞれのコンタクトホールの径での相対的エッチング量を
示した図である。
【図4】(a)〜(e)は従来の方法によりコンタクト
ホールを形成する場合のフォトリソグラフィ及びエッチ
ング工程を工程順に示した模式的部分断面図である。
【符号の説明】 14 露光マスク 31 半導体基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜としてのSiO2 膜に、該SiO
    2 膜の厚みに応じて径の異なるコンタクトホールが形成
    されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁膜としてのSiO2 膜上に、このS
    iO2 膜の厚みに応じて径の異なるマスクパターンを形
    成し、エッチングすることを特徴とするコンタクトホー
    ルの形成方法。
  3. 【請求項3】 絶縁膜としてのSiO2 膜にコンタクト
    ホールを形成する方法において、同一のエッチング時間
    におけるホール径とエッチング量との関係から算出した
    前記SiO2 膜の厚みに対応するコンタクトホール径と
    なるようにホールが形成されたマスクを用いてエッチン
    グすることを特徴とするコンタクトホールの形成方法。
JP25345395A 1995-09-29 1995-09-29 半導体装置及びコンタクトホールの形成方法 Pending JPH0997770A (ja)

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