JPH0997614A - 円筒型空気電池用空気極の製造方法 - Google Patents

円筒型空気電池用空気極の製造方法

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JPH0997614A
JPH0997614A JP7252540A JP25254095A JPH0997614A JP H0997614 A JPH0997614 A JP H0997614A JP 7252540 A JP7252540 A JP 7252540A JP 25254095 A JP25254095 A JP 25254095A JP H0997614 A JPH0997614 A JP H0997614A
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真智 大橋
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正夫 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒型空気電池における空気極の亀裂を防止し
て、良好な放電特性と過放電漏液特性を有する円筒型空
気電池を得ること。 【解決手段】円筒型空気電池の空気極を製造する方法で
あって、空気極合剤6と集電体5と撥水膜7とを同時に
または連続的にシート状に成形して一体化するに当たっ
て、撥水膜が一体化されるときのシート状成形またはそ
の前のシート状成形を弧筒状になるように行うことを特
徴とする。このようにして作成した空気極は円筒型空気
電池に組み込まれたときに亀裂が生ぜず、良好な放電特
性と過放電漏液特性を有する。かかる弧筒状化は、空気
極を最終的に電池内に組み込んだ時の径寸法の10倍以
下、好ましくは5倍以下の径の圧延ローラーで加圧する
ことによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円筒型空気電池に用
いる空気極の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空気電池は負極活物質としては主として
金属亜鉛を用い、正極活物質として空気中の酸素を用い
ている。正極の材料には、酸素をイオン化するために活
性炭等の触媒合剤が用いられ、この触媒合剤をシート状
にし、これにニッケルネット等からなる集電体および撥
水膜が一体化されて正極(空気極)を構成している。
【0003】これまでの空気電池で代表的なものはボタ
ン型の空気亜鉛電池である。しかしながら、空気電池は
正極に空気中の酸素を利用するため、他の電池系に比較
して体積あたりの容量密度が大きいという特徴があり、
この特徴を生かし、近年、ボタン型だけでなく、円筒型
のより大きなサイズの空気電池の開発が求められてきて
いる。
【0004】従来のボタン型の空気亜鉛電池の場合に
は、空気極はあらかじめ撥水膜を一体化してシート状に
し、これを円形に打ち抜いて電池内に挿入していた。一
方、円筒型の空気電池の空気極について考えると、円筒
型の空気電池では、より大きな電流を得るために空気極
を電池内の円周に沿って配置する必要があり、このため
空気極を円筒状に加工しなければならない。しかしなが
ら、円筒型の空気電池の場合には、従来のシート状の空
気極を円筒状にしただけでは問題があることが分かっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ボタン型の
空気電池の空気極シートを円筒状にして円筒型空気電池
に挿入使用すると、ボタン型に比較して著しく過放電耐
漏液特性が劣り、短寿命を引き起こして、必要とする放
電容量を得ることができない場合があることが分かっ
た。
【0006】この耐漏液特性が悪化する原因を調べたと
ころ、撥水膜を一体化しているシート状空気極を円筒状
にした時、撥水膜に微少の亀裂が発生し、放電時の漏液
はこの亀裂を通して電池系内から電解液がしみ出すこと
によって引き起こされることが分かった。
【0007】本発明は上記問題に対処してなされたもの
で、円筒型空気電池における空気極の亀裂を防止して、
良好な放電特性を有し、かつ過放電耐漏液特性の優れた
円筒型空気電池を得ることを目的とし、そのための空気
極の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気極合剤と
集電体と撥水膜とを同時にまたは連続的にシート状に成
形して一体化する円筒型空気電池の空気極の製造方法に
おいて、撥水膜が一体化されるときのシート状成形また
はその前のシート状成形が弧筒状成形であることを特徴
とする。
【0009】上記の弧筒状シート成形は、シート成形に
用いる圧延ローラーを従来用いられたものより径寸法の
短いものとすることによって行われる。例えば、圧延ロ
ーラーの径寸法を、空気極を最終的に電池内に組み込ん
だ時の空気極の径寸法の10倍以下、好ましくは5倍以
下とする。なお、従来の空気極のシート成形は、前述し
たようにボタン型に打ち抜く前のシートを作成するもの
であり、圧延ローラーはより長径であって、本発明のそ
れとの比較でいえば、本発明が上記したように10倍以
下であるのに対して、その約3倍の30倍に相当する程
度のものを使用していた。
【0010】本発明では、かかる短径の圧延ローラーを
使用して弧筒状に成形した空気極を用いることにより撥
水膜の亀裂がなくなり、円筒型空気電池の過放電耐漏液
特性を著しく向上させ、短寿命化を防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する。活
性炭と結着剤(ポリテトラフルオロエチレン粉末)を
7:3の割合で混合して空気極の合剤を作成し、これを
圧延ローラーを用いてシート状にした。次にこれに集電
体(ニッケルネット)を下記の表1に示す径の圧延ロー
ラーを用いて一体化させ、続いて撥水膜も下記の表1に
示す径の圧延ローラーを用いて一体化させた。なお、表
1において、ローラーの径の欄に示す数値は、空気極を
最終的に電池に組み込んだ時の空気極の径寸法の何倍で
あるかを示すもので、例えば「×10」は10倍である
ことを示す。
【0012】作成した各空気極シートをR6タイプの電
池(直径14mm、総高50mm)に組み込み、空気電
池を作成した。比較例として、従来のボタン型空気電池
に用いられている空気極シートを、同様にR6タイプの
電池に組み込み、空気電池を作成した。これらの電池で
は、負極に亜鉛、電解液に苛性カリ水溶液を用いた。
【0013】図1および図2に上記空気電池の構造を示
す。図1は空気電池の全体図であり、図2は図1のA部
分の拡大図である。これらの図において、1は空気取り
入れ孔、2は外装缶、3は負極合剤、4はセパレータ、
5は集電体、6は空気極合剤、7は撥水膜である。
【0014】これらの各電池について、放電利用率(亜
鉛利用率)および過放電漏液発生率を調べた。放電利用
率の評価は、10Ω連続放電し、電池に入れた亜鉛の理
論容量(mAh)に対する実際に放電できた容量の比で
計算した。また、過放電漏液発生率の評価は、10Ω連
続放電で電池の作動電圧が0.5V以下になったときか
ら起算して50時間まで放電を行い、空気孔からの電解
液の漏液の発生を調べて行った。いずれの試験も温度2
0℃、相対湿度60%の環境下で行った。結果は以下の
とうりである。
【0015】
【表1】
【0016】上記表から明らかなように、空気極の製作
工程で集電体を一体化させる時のローラーの径および撥
水膜を一体化させる時のローラーの径を従来の方法にお
けるそれよりも短くし、10倍以下とすることによっ
て、放電利用率が向上し、漏液発生率が低下しているこ
とが分かる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気極を
円筒型空気電池に用いれば、空気極の亀裂を防ぐことが
できるので、放電特性と過放電漏液特性の優れた円筒型
空気電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気電池の全体断面
図。
【図2】図1のA部分の拡大図。
【符号の説明】
1…空気取り入れ孔、2…外装缶、3…負極合剤、4…
セパレータ、5…集電体、6…空気極合剤、7…撥水
膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気極合剤と集電体と撥水膜とを同時に
    または連続的にシート状に成形して一体化する円筒型空
    気電池の空気極の製造方法において、撥水膜が一体化さ
    れるときのシート成形またはその前のシート成形が弧筒
    状成形であることを特徴とする円筒型空気電池の空気極
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 弧筒状成形が、空気極を最終的に電池に
    組み込んだ時の空気極の径寸法の10倍以下の径寸法を
    有する圧延ローラーで加圧することによってなされる請
    求項1記載の円筒型空気電池の空気極の製造方法。
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