JP2986945B2 - 無機非水電解液電池 - Google Patents

無機非水電解液電池

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JP2986945B2
JP2986945B2 JP8140191A JP8140191A JP2986945B2 JP 2986945 B2 JP2986945 B2 JP 2986945B2 JP 8140191 A JP8140191 A JP 8140191A JP 8140191 A JP8140191 A JP 8140191A JP 2986945 B2 JP2986945 B2 JP 2986945B2
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健也 風原
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佐藤  淳
拓 笹間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリチウム規制の無機非水
電解液電池に関する。さらに詳しくは、本発明は電池の
寿命が終わる前に放電末期の検知が可能なリチウム規制
の無機非水電解液電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムを負極活物質とし、塩化チオニ
ルなどの常温で液体のオキシハロゲン化物を正極活物質
および電解液の溶媒とする無機非水電解液電池は、たと
えば図8に示すように、負極1は有底円筒状の電池ケー
ス2の内周面にそって配置された円筒状のリチウムから
なり、正極3は円柱状の炭素多孔質成形体からなり、こ
れら負極1と正極3との間には円筒状のセパレータ4が
配置され、正極活物質のオキシハロゲン化物が電解液の
溶媒を兼ねている関係で、多量の電解液5が電池内に注
入されている〔たとえば、「高性能電池の最新技術マニ
ュアル」、(株)総合技術センター発行、p129〕。
【0003】そして、この無機非水電解液電池は、エネ
ルギー密度が高く、低温でも作動するなど、優れた特性
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記無機非水
電解液電池は、放電が不均一反応で進行し、特にリチウ
ム規則の電池では、放電末期まで内部抵抗が変化しない
ため、放電特性は図9に示すように放電末期まで平坦で
あり、リチウムがなくなると急激に電池電圧が低下し
て、電池の寿命が終わる。
【0005】そのため、この電池では、電池の寿命が終
わる前に放電末期を知ることができず、その結果、適切
な時期に電池交換を行うことがむつかしいという問題が
あった。
【0006】したがって、本発明は、上記従来の無機非
水電解液電池が持っていた問題点を解決し、電池の寿命
が終わる前に放電末期を検知できる無機非水電解液電池
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記リチウム
規制の無機非水電解液電池において、電池ケースの底部
にカルシウムディスクをスポット溶接することによっ
て、上記目的を達成したものである。
【0008】上記カルシウムディスクは金属カルシウム
またはカルシウム合金で構成されるが、これら金属カル
シウムやカルシウム合金はリチウムより貴な電位を有す
るので、リチウムが存在する間は、カルシウムディスク
は放電反応を起こさず、リチウムの放電反応のみが進行
して、平坦な放電特性を示す。
【0009】しかし、リチウムがなくなると、カルシウ
ムディスクのカルシウムまたはカルシウム合金が正極活
物質のオキシハロゲン化物と反応して、リチウムと異な
る電圧で放電し、いわゆる二段放電になる。
【0010】そこで、その電圧変化によって、電池の寿
命が終わる前に放電末期を検知することができ、その結
果、電池交換が適切な時期に行なえるようになる。
【0011】上記カルシウムディスクは金属カルシウム
またはカルシウム合金で構成されるが、そのカルシウム
合金としては、例えばカルシウム−リチウム合金、カル
シウム−ナトリウム合金などが挙げられる。
【0012】これらのカルシウムやカルシウム合金は、
鉄やニッケルなどに比べて展性、延性に富んでいて、容
易にディスクに成形することができるが、電池ケースと
の密着性が悪く、電池ケースの底部に圧着しただけで
は、使用中に剥離して電池ケースとの電気的接触がとれ
なくなるおそれがある。
【0013】そこで、本発明では、カルシウムディスク
を電池ケースの底部にスポット溶接することによって、
カルシウムディスクを電池ケースの底部に安定した状態
で配置しておき、カルシウムディスクと電池ケースとの
電気的接触が確保されるようにしておくのである。
【0014】カルシウムディスクの電気量は、それを構
成するカルシウムやカルシウム合金の放電電圧が検知で
きる程度あればよく、理論電気量で20mAh以上、好
ましくは理論電気量で40mAh以上あればよい。ただ
し、カルシウムディスクの電気量が多くなると、それに
伴ってリチウムや正極活物質の電気量が少なくなるの
で、カルシウムディスクの電気量は多くてもリチウムの
理論電気量の10%以下にとどめておくことが好まし
い。
【0015】本発明において、電池の放電電気量をリチ
ウム規制にしているのは、リチウムの放電終了後に正極
活物質が存在していなければ、カルシウムディスクのカ
ルシウムまたはカルシウム合金と正極活物質との放電反
応を起こさせることができず、したがって放電末期の検
知ができないからである。
【0016】また、カルシウムディスクを電池ケースの
底部にスポット溶接してカルシウムディスクを電池ケー
スの底部に配置しておくのは、次の理由によるものであ
る。本発明の電池では、塩化チオニルなどの常温で液体
のオキシハロゲン化物が正極活物質および電解液の溶媒
を兼ねている。
【0017】そのため、電池の放電反応が進行すると、
オキシハロゲン化物が消費され、その結果として電解液
量が減少し、リチウムの放電が終了する頃には、電解液
は電池ケースの底部近傍にしか存在し得なくなる。
【0018】そこで、カルシウムディスクを電池ケース
の底部に配置しておくと、放電末期の電解液量が少ない
状態でも、カルシウムディスクが電解液と接触してカル
シウムやカルシウム合金中のカルシウムがイオン化し、
放電反応を起こして、二段放電を生じ、電池の寿命が終
わる前に放電末期を検知することができる。
【0019】しかし、カルシウムディスクが電池ケース
の底部から遠ざかったところに存在すると、放電末期に
なって電解液量が少なくなったときにカルシウムディス
クが電解液と接触することができなくなり、カルシウム
やカルシウム合金中のカルシウムがイオン化して放電反
応を起こすことができなくなって、電池の寿命が終わる
前に放電末期を検知することができなくなる。
【0020】本発明の電池において、正極活物質として
は、たとえば塩化チオニル、塩化スルフリル、塩化ホス
ホリルなどの常温(25℃)で液体のオキシハロゲン化
物が用いられる。
【0021】これらオキシハロゲン化物は正極活物質で
あるとともに電解液の溶媒として用いられ、電解液はこ
れらのオキシハロゲン化物にLiAlCl4、LiAl
Br4 、LiGaCl4 、LiB10Cl10などの支持電
解質を溶解させることによって調製される。なお、電解
液の調製にあたって、LiAlCl4 などの支持電解質
はLiClとAlCl3 をオキシハロゲン化物に添加し
て電解液中でLiAlCl4 の形で存在(ただし、イオ
ン化してLi+ イオンとAlCl4 - イオンとで存在)
するようにしてもよい。
【0022】つぎに、本発明の無機非水電解液電池の構
成の一例を図1を参照しつつ説明する。図中、1は負極
であり、この負極1はリチウムシートをステンレス鋼製
で有底円筒状の電池ケース2の内周面に圧着することに
よって電池ケース2の内周面にそって配置された円筒状
のリチウムからなる。
【0023】3は正極であり、この正極3は、たとえば
アセチレンブラックに結着剤としてポリテトラフルオロ
エチレンを少量添加した炭素を主構成材料とする円柱状
の炭素多孔質成形体からなり、前記負極1とはセパレー
タ4を介して電池ケース2の中央部に配置されている。
【0024】セパレータ4は、ガラス繊維不織布からな
り、円筒状をしていて前記円筒状の負極1と円柱状の正
極3とを隔離している。5は電解液であり、この電解液
5は正極活物質である塩化チオニル、塩化スルフリル、
塩化ホスホリルなどのオキシハロゲン化物が溶媒として
用いられており、このオキシハロゲン化物にLiAlC
4 などの支持電解質を溶解することによって調製され
たものである。このように正極活物質のオキシハロゲン
化物が電解液の溶媒を兼ねている関係で、この電池で
は、他の電池とは異なり、多量の電解液5が電池内に注
入されている。
【0025】また、オキシハロゲン化物が正極活物質で
あることからもわかるように、前記正極3は、それ自身
が反応するものではなく、正極活物質のオキシハロゲン
化物と負極1からイオン化して溶出したきたリチウムイ
オンとの反応場所となるものである。
【0026】6はニッケル棒からなる正極集電体で、7
は電池蓋であり、この電池蓋7はボディ8と絶縁層9と
正極端子10を有し、ボディ8はステンレス鋼で形成さ
れていて、その立ち上がった外周部が前記電池ケース2
の開口端部と溶接により接合されている。
【0027】絶縁層9は、ガラスからなり、ボディ8の
内周側に形成されていて、この絶縁層9はボディ8と正
極端子10とを絶縁するとともに、外周面でその構成ガ
ラスがボディ8の内周面に融着し、内周面でその構成ガ
ラスが正極端子10の外周面に融着して、ボディ8と正
極端子10との間をシールしている。
【0028】正極端子10は、ステンレス鋼製でその一
部は電池組立時にパイプ状をしていて電解液注入口とし
て使用され、その上端部を電解液注入後にその中空部内
に挿入された正極集電体6の上部と溶接して封止したも
のである。
【0029】11はカルシウムディスクであり、このカ
ルシウムディスク11は電池ケース2の底部にスポット
溶接されている。
【0030】12は下部隔離材であり、この下部隔離材
12は、セパレータ4と同様のガラス繊維不織布からな
り、正極2とカルシウムディスク11を絶縁するが、イ
オン透過性であって、リチウムの放電終了後、カルシウ
ムディスク11からイオン化して電解液中に溶出したカ
ルシウムイオンは、この下部隔離材12を透過して正極
3に達し、そこで正極活物質のオキシハロゲン化物と反
応する。
【0031】13は上部隔離材であり、この上部隔離材
13もガラス繊維不織布からなり、正極3と負極端子を
兼ねる電池蓋7のボディ8とが直接接触しないようにし
ている。
【0032】つぎに、図2により、本発明の無機非水電
解液電池の他の構成例を説明する。この図2に示す電池
では、電池ケース2の底部の中央部に防爆用の薄肉部1
4が設けられている。通常、この薄肉部14は十字状に
設けられるので、この電池では、カルシウムディスク1
1をリング状にし、薄肉部14の破壊による電池の高圧
下での破裂を防止する機能、いわゆる防爆機能を妨げな
いようにしている。
【0033】つまり、リング状のカルシウムディスク1
1を防爆用の薄肉部14にかからないようにして電池ケ
ース2の底部にスポット溶接している。
【0034】本発明の電池において、電池ケース2は有
底筒状に形成されたものを用いるが、この電池ケース2
は、横断面形状が円形の有底円筒状のものが最も多いこ
とから、上記構成例や後記の実施例では有底円筒状の電
池ケース2を用いた場合を例示している。
【0035】しかし、電池ケース2はその場合のみに限
られるものではなく、たとえば横断面形状が角形の有底
角筒状のものや、横断面形状が円形や角形以外の形状の
有底筒状のものであってもよい。
【0036】また、上記構成例や後記の実施例に示すも
のでは、電池ケース2として有底円筒状のものを用いて
いる関係で、負極1やセパレータ4は円筒状で、正極3
は円柱状をしているが、これらの形状は電池ケース2の
形状やその他の事情によって変わり得る。
【0037】そして、カルシウムディスク11も電池ケ
ース2の形状や防爆用の薄肉部14の有無に応じて種々
の形状をとり得る。カルシウムディスク11の代表的な
ものを例示すると、図3〜図6に示すとおりである。
【0038】図3のaはカルシウムディスク11の平面
図であり、bはその断面図である。この図3に示すカル
シウムディスク11は円板状をしていて、図1に示す電
池に使用されたカルシウムディスク11と同形状のもの
である。
【0039】図4のaはカルシウムディスク11の平面
図であり、bはその断面図である。この図4に示すカル
シウムディスク11はリング状をしていて、図2に示す
防爆用の薄肉部14を設けた電池に使用されたカルシウ
ムディスク11と同形状のものである。
【0040】図5のaはカルシウムディスク11の平面
図であり、bはその断面図である。この図5に示すカル
シウムディスク11は角板状をしていて、有底角筒形の
電池ケースを使用した電池に用いられる。
【0041】図6のaはカルシウムディスク11の平面
図であり、bはその断面図である。この図6に示すカル
シウムディスク11は外周面が角形で内周面が円形のリ
ング状をしていて、有底角筒形で底部の中央部に防爆用
の薄肉部を設けた電池ケースを使用した電池に用いられ
る。
【0042】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。 実施例1 正極活物質として塩化チオニルを用い、電解液にはこの
塩化チオニルにLiAlCl4 を1.2モル/リットル
溶解させたものを用い、カルシウムディスクとしては金
属カルシウムで構成された円板状ものを用いて、リチウ
ム−塩化チオニル系で図1に示す構造の2/3A形の円
筒形無機非水電解液電池を作製した。
【0043】負極活物質として使用されたリチウムは4
00mgであり、このリチウムの理論電気量は1545
mAhである。正極のアセチレンブラックは670mg
で、電解液の注入量は3ミリリットルであり、正極活物
質の塩化チオニルの理論電気量は1980mAhであ
る。カルシウムディスクのカルシウム量は50mgであ
り、このカルシウムの理論電気量は67mAhである。
【0044】カルシウムの塩化チオニルに対する電位は
約−3.06Vで、リチウムの塩化チオニルに対する電
位は約−3.68Vであり、カルシウムの方がリチウム
より貴な電位で放電するので、電池の放電電圧としては
カルシウムの方がリチウムより低くなる。カルシウムデ
ィスクの電池ケースの底部へのスポット溶接は、その外
周部にそって抵抗スポット溶接法で6ヵ所スポット溶接
している。
【0045】この実施例1の電池を20℃、負荷10k
Ωで連続放電させたときの放電特性を図7に示す。図7
に示すように、この実施例1の電池では、約3.6Vで
の平坦な放電に続いて、2.9V付近に二段目の放電が
認められる。この二段目の放電は、カルシウムに基づく
ものであり、この実施例1の電池は、上記の二段放電に
よって電池の寿命が終わる前に放電末期を検知すること
ができ、適切な時期での電池交換が可能である。
【0046】比較例1 正極活物質として塩化チオニルを用い、電解液にはこの
塩化チオニルにLiAlCl4 を1.2モル/リットル
溶解させたものを用いて、リチウム−塩化チオニル系で
図8に示す構造の2/3A形の円筒形無機非水電解液電
池を作製した。
【0047】リチウムの使用量、電解液の注入量は実施
例1の場合と同じであり、この比較例1の電池は従来電
池に相当するものであって、実施例1の電池におけるよ
うなカルシウムディスク11を用いていない点が実施例
1の電池と異なっているが、他の構成はすべて実施例1
の電池と同じである。
【0048】この比較例1の電池を20℃、負荷10k
Ωで連続放電させたときの放電特性を図9に示す。図9
に示すように、この比較例1の電池では、約3.6Vで
の平坦な放電後、電池電圧が急激に低下し、電池の寿命
が終わる。したがって、電池の寿命が終わる前に放電末
期を検知することができず、そのため、適切な時期での
電池交換がむずかしい。
【0049】対照例1 実施例1におけるようにカルシウムディスクを電池ケー
スの底部にスポット溶接することなく、カルシウムディ
スクを電池ケースの底部に圧着したほかは実施例1と同
様にして、リチウム−塩化チオニル系で2/3A形の円
筒形無機非水電解液電池を作製した。リチウムの使用
量、電解液の注入量、カルシウム量などは実施例1の場
合と同じである。
【0050】この対照例1の電池30個を20℃、負荷
10kΩで連続放電させ、放電末期に二段目の放電が生
じるか否かを調べた。その結果を実施例1の電池30個
について調べた結果と対比して表1に示す。
【0051】
【0052】表1において、分母は試験に供した全電池
個数であり、分子は二段放電が生じた電池個数である
が、表1に示すように、実施例1の電池は試験に供した
全電池に二段放電が生じたが、対照例1の電池は30個
のうち20個しか二段放電が生じなかった。
【0053】これは、実施例1の電池では、カルシウム
ディスクを電池ケースの底部にスポット溶接し、カルシ
ウムディスクを安定した状態で電池ケースの底部に配置
しているので、カルシウムディスクと電池ケースとの電
気的接触が確保され、カルシウムディスクがいずれも二
段放電に寄与したが、対照例1の電池では、カルシウム
ディスクを電池ケースの底部に圧着しているだけである
ため、カルシウムディスクが電池ケースの底部から剥離
し、カルシウムディスクと電池ケースとの電気的接触が
とれなくなって放電反応を起こすことができないものが
発生したためであると考えられる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、リチウ
ム規制の無機非水電解液電池において、電池の寿命が終
わる前に二段目の放電を生じさせることにより、放電末
期を検知することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無機非水電解液電池の一例を示す断面
図である。
【図2】本発明の無機非水電解液電池の他の例を示す断
面図である。
【図3】本発明の無機非水電解液電池に使用するカルシ
ウムディスクを示す図であり、aはその平面図、bはそ
の断面図である。
【図4】本発明の無機非水電解液電池に使用するカルシ
ウムディスクを示す図であり、aはその平面図、bはそ
の断面図である。
【図5】本発明の無機非水電解液電池に使用するカルシ
ウムディスクを示す図であり、aはその平面図、bはそ
の断面図である。
【図6】本発明の無機非水電解液電池に使用するカルシ
ウムディスクを示す図であり、aはその平面図、bはそ
の断面図である。
【図7】本発明の実施例1の電池の放電特性を示す図で
ある。
【図8】従来の無機非水電解液電池を示す断面図であ
る。
【図9】比較例1の電池の放電特性を示す図である。
【符号の説明】
1 負極 2 電池ケース 3 正極 4 セパレータ 5 電解液 11 カルシウムディスク 12 下部隔離材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 淳 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (72)発明者 笹間 拓 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (72)発明者 久富 薫 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−137364(JP,A) 特開 昭55−59667(JP,A) 特開 昭54−116639(JP,A) 特開 昭56−28472(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/02 H01M 2/04 H01M 6/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウムを負極活物質とし、常温で液体
    のオキシハロゲン化物を正極活物質および電解液の溶媒
    とするリチウム規制の無機非水電解液電池において、負
    極1は、有底筒状の電池ケース2の内周面にそって配置
    されたリチウムからなり、正極3は、炭素多孔質成形体
    からなり、上記負極1と正極3との間にセパレータ4が
    配置され、上記電池ケース2の底部にカルシウムディス
    ク11がスポット溶接され、上記カルシウムディスク1
    1と正極3との間にイオン透過性の下部隔離材12が配
    置されていることを特徴とするリチウム規制の無機非水
    電解液電池。
  2. 【請求項2】 カルシウムディスク11が、円板状のも
    のである請求項1記載のリチウム規制の無機非水電解液
    電池。
  3. 【請求項3】 カルシウムディスク11が、リング状の
    ものである請求項1記載のリチウム規制の無機非水電解
    液電池。
  4. 【請求項4】 カルシウムディスク11が、角板状のも
    のである請求項1記載のリチウム規制の無機非水電解液
    電池。
  5. 【請求項5】 カルシウムディスク11が、外周面が角
    形で内周面が円形のリング状のものである請求項1記載
    のリチウムの無機非水電解液電池。
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