JPH0997591A - メタルハライドランプ、ランプ装置、点灯装置およびプロジェクター - Google Patents

メタルハライドランプ、ランプ装置、点灯装置およびプロジェクター

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JPH0997591A
JPH0997591A JP7254184A JP25418495A JPH0997591A JP H0997591 A JPH0997591 A JP H0997591A JP 7254184 A JP7254184 A JP 7254184A JP 25418495 A JP25418495 A JP 25418495A JP H0997591 A JPH0997591 A JP H0997591A
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JP
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electrodes
pair
metal halide
lamp
halide lamp
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Application number
JP7254184A
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English (en)
Inventor
哲也 ▲高▼橋
Tetsuya Takahashi
Yasuhiro Iwato
泰博 岩藤
Yoichiro Kogyo
陽一郎 光行
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】トリガーワイヤー等の近接導体をバルブ(気密
容器)の外面に設けた場合でも、バルブにクラックと割
れが発生するのを有効に防止する。 【解決手段】一端が一対の電極13a,13bの一方に
電気的に接続され、一部が本体部12aの外表面上を電
極軸方向に沿うように這わされて、両端部が封止部12
b,12c外面に巻付けられるトリガーワイヤー18を
具備する。安定点灯時のランプ電圧をVL (V)、封止
部のトリガーワイヤーを巻付けている箇所の外表面温度
をT(℃)、トリガーワイヤーから電極軸までの最短距
離をL(mm)としたときに、次の〔数1〕式を満足させ
るように構成している。 20≦VL/L≦60 650≦T≦1100

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はショートアーク型等
のメタルハライドランプ等の高圧放電ランプと、このラ
ンプを光源とするランプ装置、点灯装置、照明装置およ
びプロジェクターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりメタルハライドランプは、その
高演色性と高効率等の特長により、スポーツ照明等を中
心として広く利用されている。特に、近年では、アーク
長の短いショートアーク型メタルハライドランプが点光
源に近く、しかも、電力の割りには大光量が得られる、
すなわち発光効率が高いので、OHP(オーバーヘッド
プロジェクター)や投光照明の光源として多用されてい
る。
【0003】図9はこの種の従来のメタルハライドラン
プ1の一部を縦断面で示す図であり、このランプ1は石
英ガラス製の気密容器であるバルブ2の楕円球状の本体
部2a内に、一対の電極3a,3bと共に、適量の金属
ハロゲン化物、水銀、希ガスを封入している。
【0004】一対の電極3a,3bはその各先端部を、
バルブ2の一対の封止部2b,2c内に埋設された一対
のモリブデン箔4a,4bの内端部に溶接等により固着
している。モリブデン箔4a,4bの各外端部には口金
5とアウターリード線6とを電気的に接続している。
【0005】そして、楕円球状のバルブ本体部2aの外
周面上には導体であるトリガーワイヤー7を一対の電極
3a,3bの電極軸方向に沿って這わせている。トリガ
ーワイヤ7は、その一端をバルブ2の本体部2aと一方
の封止部2bとの境界部外周に巻付ける一方、その他端
を他方の封止部2bとの境界部外周に巻付けてからアウ
ターリード線6に電気的に接続している。
【0006】したがってトリガーワイヤー7により一対
の電極3a,3b間の電位傾度を低下させることができ
るので、いわゆる近接導体効果により始動電圧を低減さ
せることができる。
【0007】このようにバルブ2の外表面上に近接導体
を設けたこの種の従来のランプとしては特開平2−61
958号公報に記載された金属蒸気放電灯がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のランプでは、点灯中のハロゲン化物や水銀(H
g)等のイオンは一対の電極3a,3b間で発生するア
ークとバルブ内面との温度差によりバルブ内を対流す
る。これらイオンのうち陽イオンは、図9中多数の点で
示すように負の電位を持ったときに各電極3a,3bに
吸引されると共に、各電極軸3c,3dの根元部3f,
3gを封止する各封止部2b,2cの楔状凹部8a,8
bが最冷部を形成するので、ここに集中して溜められ
る。そして、やがてこれら陽イオンは石英ガラスの壁面
に付着し、かつ侵透して反応する、いわゆる失透と管壁
黒化を発生させ、管壁自体を脆弱化させる。
【0009】この陽イオンの楔状凹部8a,8bの石英
ガラス壁面への付着はトリガーワイヤー7の電界に吸引
されて助長される。
【0010】そして、バルブ2の点灯時には、その本体
部2a内の内圧が消灯時の約1気圧程度から数十気圧程
度に瞬時に昇圧するが、この内圧が脆弱化されている各
楔状凹部8a,8bに、これを拡開させる方向に加圧さ
れるので、ここに応力が発生する。
【0011】このために、各楔状凹部8a,8bには、
その半径方向にクラックが発生し、割れに至る場合があ
る。
【0012】そして、バルブ本体部2aの内容積が1c
c未満等により、メタルハライドランプ1が小型である
場合には一対の電極3a,3bの根元放電によりバルブ
2に割れが発生する場合がある。
【0013】つまり、始動時に一対の電極3a,3bの
対向先端部に、金属ハロゲン化物やHg等の薬品が付着
していて、これら薬品の被膜により電極先端部が被覆さ
れていると、その被覆によりこれら電極先端部からの電
子放射が抑制されて、電極3a,3b間で放電が発生し
にくい。
【0014】但し、点灯後各電極3a,3bの温度が上
昇して、これら電極3a,3bに付着していた薬品等が
蒸発すると、電極3a,3bの先端部の電子放射が回復
して活発になるので、電極間放電に移行する。
【0015】そして、このような電極間放電に移行する
前では、電極軸3c,3dの根元部3f,3gがトリガ
ーワイヤー7に近接しており、しかも、バルブ本体部2
aが小型であるために、一段と近接しているために、こ
の電極軸根元部3f,3gがトリガーワイヤー7の電界
により励起されて、電子放射が促進されて根元どうし間
で放電が発生してしまう。
【0016】このために、電極軸3c,3dの根元部3
f,3d周辺の封止部2b,2cの温度が正常点灯時の
温度よりも高い温度で局所的かつ急激に昇温し、消灯時
の温度との差である温度勾配が著しく増大して歪みが発
生する。したがって、点灯消灯の繰り返しによりこの歪
みが累積増加する結果、封止部2b,2cに生ずる応力
が増大してクラックが発生し、割れに至る場合がある。
【0017】しかも、上記公報には、これら課題は勿
論、その課題を解決する手段も示唆も全く開示されてい
ない。
【0018】そこで、本発明は、トリガーワイヤー等近
接導体をバルブ(気密容器)の外面に設けた場合でも、
バルブにクラックと割れが発生するのを有効に防止する
ことができるメタルハライドランプ、ランプ装置、点灯
装置およびプロジェクターを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らはメタルハラ
イドランプ1の種々の点灯実験等の結果、上記従来例の
課題が、一対の電極3a,3bの一方に電気的に接続さ
れていない側のバルブ封止部2bの外表面上に巻付けら
れているトリガーワイヤー7と電極軸3c,3dとの距
離と、その間に介在する石英ガラス製のバルブ2の温度
に主に起因することを新たに知見して請求項1記載の発
明等を完成した。
【0020】つまり請求項1記載の発明は、電極軸、こ
の電極軸の先端に電極主体部を有し、離間して対向配置
されて放電を発生させる一対の電極と;金属ハロゲン化
物を含む放電媒体と一対の電極とを内蔵する本体部およ
びこの本体部の両端を気密に封止すると共に、一対の電
極の各電極軸の一端部をそれぞれ気密に封止する封止部
とを一体に形成している気密容器と;一端が一対の電極
の一方に電気的に接続され、少なくとも一部が気密容器
本体部の外表面上を一対の電極の電極軸方向に沿うよう
に這わされて、両端が気密容器封止部外面に巻付けられ
る電気導体と;を具備し、安定点灯時のランプ電圧をV
L (V)、気密容器封止部の電気導体を巻付けている箇
所の外表面温度をT(℃)、電気導体から電極軸までの
最短距離をL(mm)としたときに、次の[数3]式を満
足させるように構成している。
【0021】
【数3】
【0022】したがってこの発明によれば、メタルハラ
イドランプを上記[数3]式を満足させるように構成し
たので、気密容器の外面上に導体を這わせる場合でも、
この気密容器にクラックないし割れが発生するのを有効
に防止することができるうえに、所要の初期特性と寿命
特性とを得ることができる。
【0023】請求項2の発明は、電極軸、この電極軸の
先端に電極主体部を有し、離間して対向配置されて放電
を発生させる一対の電極と;金属ハロゲン化物を含む放
電媒体と一対の電極とを内蔵する本体部およびこの本体
部の両端を気密に封止すると共に、一対の電極の各電極
軸の一端部をそれぞれ気密に封止する封止部とを一体に
形成している気密容器と;少なくとも一部が気密容器本
体部の外面を一対の電極の電極軸方向に沿うように這わ
されて両端が気密容器封止部外面に巻付けられる電気導
体と;を具備し、一対の電極の電極間距離をLa(m
m)、気密容器封止部に封止される電極軸の根元と導体
との最短距離をLb(mm)としたときに、次の[数4]
式を満足させるように構成している。
【0024】
【数4】0.5<Lb/La<3
【0025】したがってこの発明によれば、メタルハラ
イドランプを上記[数4]式を満足させるように構成し
たので、一対の電極軸の根元どうし間の根元放電を有効
に防止して、この根元放電に起因するバルブのクラック
ないし割れを有効に防止することができる。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明に係る一対の電極の電極間距離が7mm以下である。
【0027】したがってこの発明によれば、請求項2記
載の発明に係るメタルハライドランプを電極間距離が7
mm以下の小型のランプに適用するので、請求項2記載の
発明の作用効果を一段と顕著に奏することができる。
【0028】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明に係る電気導体を一対の電極の一方に電気的に接続し
ている。
【0029】したがってこの発明によれば、導体の電界
強度を向上させることができるので、一対の電極間の電
位傾度を一段と低減することができる。このために、一
段と始動電圧を低減することができる。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の発明に係る一対の電極は、直流また
は交流電圧が印加される構成である。
【0031】したがって、この発明によれば、請求項1
ないし4のいずれか一記載の発明を、直流点灯用または
交流点灯用に適用した場合でも請求項1ないし4のいず
れか一記載の発明と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0032】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれ一記載のメタルハライドランプと;このランプ
を、そのランプ軸が光軸と一致した状態で収容し、この
ランプから放射される光を反射して前面開口部より投光
するリフレクタと;を具備する。
【0033】請求項7記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載のメタルハライドランプと;メタルハ
ライドランプの一対の電極にランプ電力を給電して安定
的に点灯させる点灯回路と;を具備する。
【0034】請求項8記載の発明は、請求項7記載の点
灯装置と;点灯装置のメタルハライドランプからの光を
制御してスクリーンに投光する光学系と;点灯装置と光
学系とを収容すると共に、光学系からの投光をスクリー
ンに投光させる開口を形成した筐体と;を具備してい
る。
【0035】したがって、これら請求項6記載のランプ
装置、請求項7記載の点灯装置および請求項8記載のプ
ロジェクターは、上記した請求項1ないし5のいずれか
一記載のメタルハライドランプを有するので、これらラ
ンプとほぼ同様の作用効果を奏することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図8に基づいて説明する。なお、図1〜図8中、同一
または相当部分には同一符号を付している。
【0037】図1は本発明の第1の実施形態に係るメタ
ルハライドランプの要部を縦断面で示す正面図、図2は
その要部拡大図であり、これらの図において、交流点灯
のショートアーク型メタルハライドランプ11は、例え
ば石英ガラス製の気密容器であるバルブ12の楕円回転
体状の本体部12aと、その長径方向両端部を直径方向
で気密にピンチしてなる一対の封止端部12b,12c
とを一体に連成している。
【0038】バルブ本体部12aは、その内部に、図中
左右一対の電極13a,13bを所定の電極間距離La
を置いて対向させて内蔵している。バルブ本体部12a
内には例えば水銀(Hg)60mg、アルゴン(Ar)等
の希ガスを500torr、金属ハロゲン化物の臭化ディス
プロシウムを2mg、沃化セシウムを0.5mg封入してい
る。
【0039】そして、各電極13a,13bはタングス
テンまたはトリエイテッドタングステン製の直棒状の電
極軸13c,13dの外周に、コイル13d,13eを
複数回巻き付けている。各電極軸13c,13dの外端
部は一対の封止端部12b,12c内に気密に埋設され
た一対のモリブデン箔14a,14bの内端に溶接等に
より固着されている。
【0040】各モリブデン箔14a,14bの内端部に
固着される各電極軸13d,13eの根元部13f,1
3g周りには、各封止部12b,12cのピンチの際に
楔状凹部17a,17bがそれれ形成されている。各モ
リブデン箔14a,14bの外端側は図示しないリード
線を介して口金15とアウターリード線16とにそれぞ
れ電気的に接続されている。口金15は一方の封止端部
12bの外周に密に外嵌され、口金15とアウターリー
ド線16とを介して所定のランプ電圧が一対の電極13
a,13b間に印加される。
【0041】そして、バルブ12の楕円球状の本体部1
2a外周面には、導電体であるトリガーワイヤー18
を、一対の電極13a,13b間で電極軸方向に沿って
跨るように這わせている。
【0042】トリガーワイヤー18はその一端部(図1
では左端部)を図中左方の封止端部12bと楕円球状本
体部12aとの境界部の外周面上に巻付ける一方、その
他端部を図中右方の封止端部12cと本体部12aとの
境界部の外周面上に所要数巻付けてから、アウターリー
ド線16に電気的に接続し、近接導体としての機能を持
たせている。
【0043】したがって、一対の電極13a,13b間
に所定の電圧を印加する始動時には、トリガーワイヤー
18にも一方の電極13bの電位が印加されるので、こ
のトリガーワイヤー18と他の電極13aとの間で微放
電が発生し、一対の電極13a,13b間の電位傾度が
低下するので、いわゆる近接導体効果が発生し、始動電
圧を低下させることができる。
【0044】図3はこのように構成されるメタルハライ
ドランプ11の点灯装置20の一例の回路図であり、こ
の点灯装置20はメタルハライドランプ11の口金15
とアウターリード線16とを、パルス発生回路20aを
介して、インバータを具備した高周波電源装置20bに
接続している。この高周波電源装置20bは、メタルハ
ライドランプ11の一対の電極13a,13b間に所要
の周波数のランプ電圧を印加して安定的に点灯させるよ
うになっている。
【0045】そして、メタルハライドランプ11は安定
点灯時のランプ電圧をVL (V)、一方の封止部12b
のトリガーワイヤー18を巻付けている箇所の外表面温
度をT(℃)、トリガーワイヤー18から電極軸13c
または13dの根元部13fまたは13gの外周面まで
の最短距離をL(mm)としたときに、次の[数5]式を
満足させるように構成されている。
【0046】
【数5】
【0047】この[数5]式は次の点灯評価実験により
得たデータに基づいて求めた。つまり、メタルハライド
ランプ11の一対の電極13a,13bの電極間距離L
aを7mmで、安定点灯時のランプ電圧VL を95Vでそ
れぞれ一定とする一方、電極軸13cまたは13dまで
の最短距離Lb(mm)と、トリガーワイヤー18を巻き
付けている箇所の封止部外表面温度T(℃)とを種々変
えて点灯実験したところ、次の表1の実験データを得
た。
【0048】
【表1】
【0049】そして、この表1よりメタルハライドラン
プ11を上記[数5]式を満足させるように構成するこ
とにより、各封止部12b,12cの楔状凹部17a,
17b周辺にクラックが発生して割れるのを有効に防止
することができると共に、所要の初期特性と寿命特性を
得ることができる点が判明した。なお、表1中、初期特
性が良好とは、初期点灯時(例えばエージングして10
分後)の全光束量が所定の初期規格を満足させている状
態を示している。また、寿命特性が良好とは光束維持率
70%以上を確保した状態を示している。
【0050】そして、表1からはメタルハライドランプ
11を次の[数6]式を満足させるように構成すること
がさらに好ましいことも判明した。
【0051】
【数6】
【0052】また、他のワットサイズ、例えば定格電力
が250W、ランプ電圧が80(V)、電極間距離が5
(mm)のメタルハライドランプ11について上記実験と
同様の点灯実験を実施したところ、次の[数7]式で示
す条件でもほぼ同様の効果を得ることができる点が判明
した。
【0053】
【数7】
【0054】図4は本発明の第2の実施形態に係るメタ
ルハライドランプ11Aの要部縦断面図であり、このラ
ンプ11Aは上記第1の実施形態に係るメタルハライド
ランプ11の交流用の一対の電極13a,13bを直流
用のアノード13hとカソード13iに置換した点に特
徴があり、これ以外の構成は上記実施形態と同様であ
る。
【0055】図5は本発明の第3の実施形態に係るメタ
ルハライドランプ11Bの要部縦断面図であり、このラ
ンプ11Bは、一対の電極13a,13bの電極間距離
が7mm以下の小型である点と、トリガーワイヤー18B
の両端部18c,18dを一対の電極13a,13bの
いずれにも全く電気的に接続しない点と、このトリガー
ワイヤー18Bの両端部18c,18dを、バルブ12
の一対の封止部12a,12bの外周面に巻付ける箇所
を、各封止部12a,12bと楕円球状本体部12aと
の境界部から外方へ移動させた点とに特徴がある。
【0056】つまり、このメタルハライドランプ11B
は電極軸13cまたは13dの根元部13fまたは13
gからトリガーワイヤー18Bまでの最短距離をLb、
一対の電極13a,13bの電極間距離をLaとしたと
きに、これらの比Lb/Laが次の[数8]式で満足さ
せるように構成されている。
【0057】
【数8】0.5<Lb/La<3
【0058】つまり、図5に示すように、トリガーワイ
ヤー18Bの両端部18c,18dを、楕円球状のバル
ブ本体部12aと各封止端部12b,12cとの境界部
で巻付けずに、この境界部から外方へ例えば各3mm以上
離れた箇所で巻付けることにより電極軸根元13f,1
3gとトリガーワイヤー28との最短距離Lbを長くし
て、近接しないように図っている。
【0059】表2はこの[数8]式を満足させる当社の
メタルハライドランプ11Bの例えば2例を従来例と比
較して示している。
【0060】
【表2】
【0061】この表2のように、Lb/Laを0.5と
3の間に設定したメタルハライドランプ11Bでは、電
極軸根元13f,13gとトリガーワイヤー18Bとの
最短距離Lbが従来例よりも長くなって近接が避けられ
るので、これらランプの点灯実験の結果、本実施形態に
係るメタルハライドランプ11Bのみが電極軸13c,
13dの根元放電が有効に防止され、各封止部12b,
12cの楔状凹部17a,17bの周辺部でクラックが
発生するのを有効に防止することができた。
【0062】つまり、この実施形態によれば、電極軸根
元部13f,13gとトリガーワイヤー18Bとの近接
を防止することができるので、電極軸根元部13f,1
3gどうしの根元放電を有効に防止することができ、そ
の結果、封止部12b,12cの楔状凹部17a,17
b周辺部にクラックが発生するのを有効に防止すること
ができる。なお、上記トリガーワイヤー18Bの両端部
18c,18dの一方をアウターリード16等に電気的
に接続しても、上記実施形態とほぼ同様の効果が得られ
た。
【0063】図6は上記メタルハライドランプ11,1
1A,11Bのうちの例えば11を椀状のリフレクタ2
1の縮径内底部上に同心状に取り付けた、ランプ装置で
ある投光装置22の一例を示している。リフレクタ21
はガラスまたは金属により椀状に形成され、その焦点位
置Fを有する回転曲面の内面に、反射特性に優れたTi
2 −SiO2 などの蒸着膜からなる反射面23を形成
している。このリフレクタ21は前面投光開口部を開口
径が例えば90〜130mm程度に形成しており、椀状外
底部には支持筒部24を外方へ同心状に突出するように
突設している。この支持筒部24内には上記ランプ11
の口金15が、絶縁セメント等の接着剤25により固着
されている。これにより、ランプ1は、このランプ軸O
a−Obがリフレクタ21の中心軸、つまり光軸Oc−
Odと略一致するようにしてリフレクタ21に取着され
ている。
【0064】また、ランプ11は一対の電極13a,1
3b間の中間部がリフレクタ21の焦点位置Fとほぼ一
致するようにして配置されている。リフレクタ21には
導入孔26が形成されており、この導入孔26には前記
ランプ11のアウターリード16が貫通して背面側に導
かれている。アウターリード16の先端は点灯装置27
の一端に接続され、この点灯装置27の他端には他のア
ウターリード28を介してランプ11の口金15に接続
され、点灯装置27から所要の電力が一対のアウターリ
ード16,28を介して一対の電極13a,13bに安
定的に供給され、点灯させるようになっている。
【0065】したがって、この投光装置22は上記メタ
ルハライドランプ11を光源として使用しているので、
トリガーワイヤー18により始動電圧を低減することが
できると共に、バルブ12のクラックないし割れを未然
に防止して安全性を高めることができる。
【0066】図7は上記メタルハライドランプ11,1
1A,11Bのうちの例えば11を具備したOHP(オ
ーバーヘッドプロジェクター)等のプロジェクター31
の一例の全体構成図であり、このプロジェクター31は
メタルハライドランプ11の一対の電極13a,13b
に、口金15とアウターリード16を介して所定の交流
電力を給電して安定的に点灯させる点灯装置27と、こ
のメタルハライドランプ11とその反射鏡32からの光
をスクリーン33に投光する光学系34と、これらラン
プ11、反射鏡32、点灯装置27、光学系34とを内
蔵する筐体35とを有する。筐体35には光学系34か
らの投光をスクリーン33に投光させるための開口35
aを開口させている。
【0067】光学系34はランプ11と反射鏡32から
の光を集光するコンデンサレンズ36、第1の平面ミラ
ー37、フレネルレンズ38、第2の平面ミラー39等
を有し、ランプ11と反射鏡32からの光を制御して筐
体35の開口35aからスクリーン33上に投光するよ
うになっている。
【0068】図8はメタルハライドランプ11の風冷却
装置41の構成を示している。この冷却装置41は例え
ば図7で示すプロジェクター31等に組み込まれるもの
であり、ランプ11の片側に、吸込ファン42を設置し
ている。これら送風ファン42とランプ11との間には
遮風板43a,43bを設け、ファン42の吸気による
通風を直接ランプ11に吹き当てずに、間接的に吹き当
てて冷却し、ランプ11の温度Tを[数5]式で示すよ
うに650〜1100℃に制御するようになっている。
これによりランプ11の各封止部12b,12cにクラ
ックないし割れが発生するのを防止するようになってい
る。
【0069】したがって、このプロジェクター31は始
動電圧の低減と、バルブ12のクラックないし割れの防
止とを共に図ることができるメタルハライドランプ11
を具備しているので、このプロジェクター31としても
同様の効果を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1記載
の発明は、メタルハライドランプを前記[数3]式を満
足させるように構成したので、気密容器の外面上に導体
を這わせる場合でも、この気密容器にクラックないし割
れが発生するのを有効に防止することができるうえに、
所要の初期特性と寿命特性とを得ることができる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、メタルハラ
イドランプを前記[数4]式を満足させるように構成し
たので、一対の電極軸の根元どうし間の根元放電を有効
に防止して、この根元放電に起因するバルブのクラック
ないし割れを有効に防止することができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明に係るメタルハライドランプを電極間距離が7
mm以下の小型のランプに適用するので、請求項2記載の
発明の作用効果を一段と顕著に奏することができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、導体の電界
強度を向上させることができるので、一対の電極間の電
位傾度を一段と低減することができる。このために、一
段と始動電圧を低減することができる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の発明を、直流点灯用または交
流点灯用に適用した場合でも請求項1ないし4のいずれ
か一記載の発明と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0075】請求項6記載のランプ装置、請求項7記載
の点灯装置および請求項8記載のプロジェクターは、上
記した請求項1ないし5のいずれか一記載のメタルハラ
イドランプを有するので、これらランプとほぼ同様の作
用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメタルハライドランプの第1の実
施形態の部分縦断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図1で示すメタルハライドランプと点灯装置と
の電気配線図。
【図4】本発明の第2の実施形態である直流点灯式の短
アーク型メタルハライドランプの部分縦断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る直流点灯式の短
アーク型メタルハライドランプの部分縦断面図。
【図6】図1で示すメタルハライドランプを具備した投
光装置(ランプ装置)の一例の縦断面図。
【図7】図1で示すメタルハライドランプを具備したプ
ロジェクターの全体構成を示す模式図。
【図8】図7で示すプロジェクターに組み込まれる送風
冷却装置の一例の構成図。
【図9】従来のトリガーワイヤー付メタルハライドラン
プの部分縦断面図。
【符号の説明】
11,11B 交流点灯式の短アーク型メタルハライド
ランプ 11A 直流点灯式の短アーク型メタルハライドランプ 12 バルブ 12a 楕円球状のバルブ本体部 12b,12c バルブ封止部 13a,13b 一対の電極 13c,13d 電極軸 13f,13g 電極軸根元部 13h アノード 13i カソード 14a,14b モリブデン箔 15 口金 16 アウターリード線 17a,17b 楔状凹部 18 トリガーワイヤー 20a パルス発生回路 20 高周波電源装置 21 リフレクタ 22 投光装置 31 プロジェクター 33 スクリーン 34 光学系

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極軸、この電極軸の先端に電極主体部
    を有し、離間して対向配置される一対の電極と;金属ハ
    ロゲン化物を含む放電媒体と一対の電極とを内蔵する本
    体部およびこの本体部の両端を気密に封止すると共に、
    一対の電極の各電極軸の一端部をそれぞれ気密に封止す
    る封止部とを一体に形成している気密容器と;一端が一
    対の電極の一方に電気的に接続され、少なくとも一部が
    気密容器本体部の外表面上を一対の電極の電極軸方向に
    沿うように這わされて、両端が気密容器封止部外面に巻
    付けられる電気導体と;を具備し、安定点灯時のランプ
    電圧をVL (V)、気密容器封止部の電気導体を巻付け
    ている箇所の外表面温度をT(℃)、電気導体から電極
    軸までの最短距離をL(mm)としたときに、次の[数
    1]式を満足させるように構成していることを特徴とす
    るメタルハライドランプ。 【数1】
  2. 【請求項2】 電極軸、この電極軸の先端に電極主体部
    を有し、離間して対向配置されて放電を発生させる一対
    の電極と;金属ハロゲン化物を含む放電媒体と一対の電
    極とを内蔵する本体部およびこの本体部の両端を気密に
    封止すると共に、一対の電極の各電極軸の一端部をそれ
    ぞれ気密に封止する封止部とを一体に形成している気密
    容器と;少なくとも一部が気密容器本体部の外面を一対
    の電極の電極軸方向に沿うように這わされて両端が気密
    容器封止部外面に巻付けられる電気導体と;を具備し、
    一対の電極の電極間距離をLa(mm)、気密容器封止部
    に封止される電極軸の根元と導体との最短距離をLb
    (mm)としたときに、次の[数2]式を満足させるよう
    に構成していることを特徴とするメタルハライドラン
    プ。 【数2】0.5<Lb/La<3
  3. 【請求項3】 一対の電極の電極間距離が7mm以下であ
    ることを特徴とする請求項2記載のメタルハライドラン
    プ。
  4. 【請求項4】 電気導体を一対の電極の一方に電気的に
    接続していることを特徴とする請求項2記載のメタルハ
    ライドランプ。
  5. 【請求項5】 一対の電極は、直流または交流電圧が印
    加される構成であることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか一記載のメタルハライドランプ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか一記載のメ
    タルハライドランプと;このランプを、そのランプ軸が
    光軸と一致した状態で収容し、このランプから放射され
    る光を反射して前面開口部より投光するリフレクタと;
    を具備することを特徴とするランプ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか一記載のメ
    タルハライドランプと;メタルハライドランプの一対の
    電極にランプ電力を給電して安定的に点灯させる点灯回
    路と;を具備することを特徴とする点灯装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の点灯装置と;点灯装置の
    メタルハライドランプからの光を制御してスクリーンに
    投光する光学系と;点灯装置と光学系とを収容すると共
    に、光学系からの投光をスクリーンに投光させる開口を
    形成した筐体と;を具備していることを特徴とするプロ
    ジェクター。
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