JP4777594B2 - 高圧放電灯およびこれを用いたランプユニット - Google Patents

高圧放電灯およびこれを用いたランプユニット Download PDF

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    • H01J61/0735Main electrodes for high-pressure discharge lamps characterised by the material of the electrode

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メタルハライドランプ,超高圧水銀ランプ等を含む高圧放電灯に関し、特に、より点光源に近い「短アーク」の高圧放電灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来技術の直流高圧放電灯60を示して説明する。石英ガラス製の灯管61内に一対のタングテン電極62A、62Bが対向し挿入されている。図6に示した直流高圧放電灯60の場合、双方のタングステン電極62A、62Bの形状は異なる形状である。放電時のタングステンの蒸発による消耗を考慮して、放電灯の動作時に陽極として用いるタングステン電極62Aの寸法は、陰極となるタングステン電極62Bよりも大きく設計されている。このタングステン電極62A,62Bは高純度99.99%以上のタングステンから構成されている。タングステン中における複数の鉄族金属各々の含有率は10ppm以下であり、それらを合計しても10ppm以下である。
【0003】
タングステン電極62Aと62Bにはそれぞれモリブテン箔(Mo箔)63A,63Bを介して、電気的リード線となるモリブテン棒64A,64Bが接続されている。このような電極部品はそれぞれ灯管61の両端部の挿入口65Aと65Bから挿入されており、灯管61の両端部の石英ガラスで、タングステン電極62A,62Bの後端、モリブテン箔(Mo箔)63A,63Bおよびモリブテン棒64A,64Bの一端が埋設される。このことにより、挿入口65Aと65Bが閉じられ灯管61の内部が気密に封止されている。気密に封止された灯管61の内部は、高真空に排気された後、水銀、ハロゲンガス、及び不活性ガスが封入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような高圧放電灯は、液晶プロジェクタで代表されるデータプロジェクタやリアプロジェクションテレビ用のランプ光源に用いられる場合がある。このようなプロジェクタのランプは一般に、光源からの光を平行光に変えて光学系に入射させる放物面を持つリフレクタを備えている。この構成において、リフレクタの放物面の焦点に置かれる光源が点光源であればリフレクタの開口から放射される光は平行光線になり、その後に光が入射するプロジェクタの光学系にも効率よく入射できる。しかしながら、実際の光源は理想的な点光源ではなく、ある大きさを有しているので、リフレクタから放射される光は広がりをもち、その結果、光学系への入射効率は理想状態に対して低い値となる。昨今のプロジェクタの普及に伴いプロジェクタでは光学系への入射効率の高効率化が求められている。そのため、光源に使用する高圧放電灯としては、光学系への入射効率を高められるように、電極間距離が短く放電プラズマが小さく、より点光源の状態に近い「短アーク(ショートアーク)」のランプが求められている。
【0005】
したがって、図6に示した従来構成の高圧放電灯をプロジェクタに用いる場合は、「短アーク」となるように、双方のタングステン電極62Aと62Bの先端間の長さである電極間距離を1〜2mm程度以下に設定して放電プラズマの長さを短くするとともに、電極の先端形状は円錐形状として放電プラズマの径を小さくしている。
【0006】
ところが、従来構成の高圧放電灯を長時間動作させると次のような問題を生じていた。図7には従来構成の直流高圧放電灯を2000時間動作させた後の陽極形状を示す。この図に示すように、従来構成の直流高圧放電灯を長時間動作させるとタングステン電極62Aの先端の円錐形状は消耗して平らになり、電極間距離は大きく拡大する。さらに、陽極の先端の角度が鈍ってしまうことにより放電のプラズマが径方向に拡がるので点光源の状態とはほど遠くなり、光学系への入射効率は低下してしまう。
【0007】
なお、公知文献として特開2001―319617号公報では電極材料であるタングステンの高純度化が示され、特開2001―319617号公報ではタングステン電極におけるFe含有率は3ppm以下が望ましいとしており、Feはタングステン電極の不純物としてのFeを減らす旨の提案がなされている。
【0008】
しかしながら、これらの提案でも、上記従来構成の高圧放電灯と同様に、電極間距離が短く放電プラズマが小さく、より点光源の状態に近い「短アーク」を長時間維持することは難しく、電極先端は消耗し形状も変化してしまう。これによって、「短アーク」の高圧放電灯用に設計されたプロジェクタでは光学系への入射効率が大きく低下し、製品として短寿命になるという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、上記のような従来技術の問題点に鑑み、「短アーク」を長時間維持できる高圧放電灯を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本発明は、気密封止された石英ガラス製の灯管内に一対の電極が対向して挿入され、かつ前記灯管内に少なくとも水銀とハロゲンガスとが封入された高圧放電灯において、前記灯管内の前記電極のうち少なくとも一方の電極が、タングステン純度が99.99%以上で、かつ、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料、あるいは、タングステン純度が99.99%以上で、かつ、鉄族金属であるFe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料、あるいは、タングステン純度が99.99%以上で、かつ、Fe含有率が20ppmより多いタングステン材料からなることを特徴とする。
【0011】
上記の高圧放電灯としては直流高圧放電灯で、陽極側の電極の方が大きいものや、交流高圧放電灯で、対向する電極が同一形状であるものが適用できる。直流高圧放電灯の場合、少なくとも陽極側の電極が、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料、または、鉄族金属であるFe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料、または、Fe含有率が20ppm以上のタングステン材料からなることが好ましい。さらに、交流高圧放電灯の場合においても、両方の電極が、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料、または、鉄族金属であるFe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料、または、Fe含有率が20ppm以上のタングステン材料からなることが好ましい。
【0012】
このような高圧放電灯は短アークのランプとして設計された場合に特に有効である。
【0013】
さらに、本発明は、上記の高圧放電灯を用いたランプユニットであって、反射膜が形成された凹曲面を有するリフレクタを有し、該リフレクタの凹曲面の焦点に高圧放電灯の発光中心が位置するように配置されているランプユニットを含む。
【0014】
上記のとおりの発明では、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料、または、Fe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料、または、Fe含有率が20ppm以上のタングステン材料を電極に用いたことにより、Fe、Ni、Coのいずれか1種の含有率またはそれらの含有率の合計が10ppm以下のタングステン材料を電極に用いた従来の高圧放電灯に比べ、放電時に蒸発した電極材料のタングステンが灯管壁に付着することなく電極に戻る「ハロゲンサイクル」の効率が高く、電極先端への堆積が効率よく行われる。これによって、見かけ上、電極先端の消耗が少なく電極間距離の拡がりが小さいため、「短アーク」の高圧放電灯の長寿命化が実現する。さらに、このような高圧放電灯の発光中心がリフレクタの放物面の焦点に位置するようにランプユニットを構成し、これを例えば液晶プロジェクタの光源として用いると、光学系への入射効率の高い製品となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態である高圧放電灯の模式的断面図を示す。図1に示す高圧放電灯10は中央部が球状に成形された石英ガラス製の灯管11内に一対のタングステン電極12A、12Bが対向して挿入されている。
【0017】
タングステン電極12Aと12Bにはそれぞれモリブテン箔(Mo箔)13A,13Bを介して、電気的リード線となるモリブテン棒14A,14Bが接続されている。このような電極部品はそれぞれ灯管11の両端部の挿入口15Aと15Bから挿入され、灯管11の両端部の石英ガラスで、タングステン電極12A,12Bの後端、モリブテン箔(Mo箔)13A,13Bおよびモリブテン棒14A,14Bの一端が埋設される。このことにより、挿入口15Aと15Bが閉じられ灯管11の内部が気密に封止されている。気密に封止された灯管11の内部は、高真空に排気された後、水銀、ハロゲンガス、及び不活性ガスが封入されている。
【0018】
タングステン電極12Aもしくはタングステン電極12Bは鉄族金属であるNiの含有率が10ppm以上のタングステン材料が使用されている。図1に示した高圧放電灯10は直流高圧放電灯でありタングステン電極12Aと12Bとでは寸法形状は異なっていて、陽極側の電極の方が大きい。図1に示した高圧放電灯ではタングステン電極12Aが陽極、タングステン電極12Bが陰極として外部の電源から電力は供給される。また、「短アーク」の高圧放電灯とするため、双方のタングステン電極12Aと12Bの先端間の長さである電極間距離を1〜2mm程度以下に設定して放電プラズマの長さを短くするとともに、タングステン電極12Aと12Bの先端形状は円錐形状として放電プラズマの径を小さくしている。この電極間距離の例を挙げると、200Wのランプとする場合は電極間距離を1mm、250Wの場合は1.3mmなどが考えられている。
【0019】
この高圧放電灯10は、タングステン電極12A、12B間を絶縁破壊させるため、両極間に20kV程度の高電圧を印加すると、不活性ガスの雰囲気下にグロー放電が誘発され、封入された水銀が気化し瞬時にアーク放電に移行する。水銀ガスによるプラズマ放電は高輝度で演色性の良好な光を放射する。また、灯管11に封入されるハロゲンガスは点灯時の高温下にハロゲンイオンを生成し、放電時に蒸発してガラス管壁に付着するタングステン(電極材料)と結合して気化し、比較的低温の電極基部に沈着する、いわゆる「ハロゲンサイクル」を繰り返すことによってガラス管壁の黒化を防止することができる。
【0020】
本実施形態のNi含有率が10ppm以上のタングステン材料を電極に用いた高圧放電灯10では、Fe、Ni、Coのいずれか1種の含有率またはそれらの含有率の合計が10ppm以下のタングステン材料を電極に用いた従来の高圧放電灯に比べ、放電時に蒸発した電極材料のタングステンが灯管壁に付着することなく電極に戻る「ハロゲンサイクル」の効率が高く、電極先端への堆積が効率よく行われることがわかった。これによって、見かけ上、電極先端の消耗が少なく電極間距離の拡がりが小さいため、「短アーク」の高圧放電灯の長寿命化が実現できた。
【0021】
次に、上記の高圧放電灯10の使用方法について図2を用いて説明する。高圧放電灯10はおわん形のリフレクタ21にセメント28で固定されている。そのリフレクタ21の開放側には高圧放電灯が破損したときの保護を目的とした前面ガラス23が固定されていて、ランプユニット20が構成される。一般にリフレクタ21は結晶化ガラスまたは硬質ガラスなどの、機械強度と耐高温性を有するガラスからなり、内側の凹曲面は光学的な反射膜22が蒸着されている。この凹曲面は放物面や楕円面などで、それら曲面の幾何的な焦点24に高圧放電灯10の発光中心が位置するように配置されセメント28で固定される。なお、リフレクタ21の凹曲面は上記の放物面や楕円面などが考えられるが、焦点を持つ形状であればこれらに限られない。
【0022】
この高圧放電灯10は電気的に接続された口金25とリード線26を通して電力を供給することによって灯管11内で放電を行う。図2の例では放物面のリフレクタ21で点光源という理想的な状態を示している。高圧放電灯10からの放射される光はリフレクタ21の反射膜22に反射され、矢印の軌跡で代表される光線軌跡27A、27Bの様に平行光線となってリフレクタ21の開放側に前面ガラス23を透過して放射される。このランプユニット20は液晶プロジェクタで代表されるデータプロジェクタやリアプロジェクションテレビ用の光源として用いられる。この場合、放物面の焦点24に置かれる光源が点光源であればリフレクタ21の開口から放射される光は平行光線になり、その後に光が入射するプロジェクタの光学系にも効率よく入射できる。しかしながら、実際の光源は理想的な点光源ではなく、ある大きさを有しているので、リフレクタ21から放射される光は広がりをもち、その結果、光学系への入射効率は理想状態に対して低い値となる。昨今のプロジェクタの普及に伴いプロジェクタでは光学系への入射効率の高効率化が求められている。そこで、光源に使用する高圧放電灯としては光学系への入射効率を高めるため、電極間距離が短く放電プラズマが小さくより点光源に近い、「短アーク」のランプが求められている。
【0023】
Niの含有率が10ppm以上であるタングステン材料を用いた本実施形態のタングステン電極12Aと12Bに用いると、上述したように電極先端の消耗が少なく電極間距離の拡がりが小さいという特徴をもつ高圧放電灯になるため、短アークのランプとして求められる2000時間の寿命を有する高圧放電灯を実現することができる。
【0024】
なお、本実施形態では、一対のタングステン電極12Aと12Bのうちのいずれか一方が、Niの含有率が10ppm以上のタングステン材料からなるが、特に本例のような直流高圧放電灯では長時間動作による先端の消耗は陽極の方が大きいため、少なくとも陽極となるタングステン電極12Aが、Niの含有率が10ppm以上であるタングステン材料からなることが好ましい。もちろん、タングステン電極12Aと12Bの両方が、Niの含有率が10ppm以上であるタングステン材料からなっていると、長寿命の「短アーク」の観点でなお良い。
【0025】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3に本発明の第2の実施形態である高圧放電灯の模式的断面図を示す。この図に示す高圧放電灯50は交流高圧放電灯であり、石英ガラス製の灯管51内に一対のタングテン電極52A,52Bが対向し挿入されている。
【0026】
タングステン電極52Aと52Bにはそれぞれモリブテン箔(Mo箔)53A,53Bを介して、電気的リード線となるモリブテン棒54A,54Bが接続されている。このような電極部品はそれぞれ灯管51の両端部の挿入口55Aと55Bから挿入され、灯管51の両端部の石英ガラスで、タングステン電極52A,52Bの後端、モリブテン箔(Mo箔)53A,53Bおよびモリブテン棒54A,54Bの一端が埋設される。このことにより、挿入口55Aと55Bが閉じられ灯管51の内部が気密に封止されている。気密に封止された灯管51の内部は、高真空に排気された後、水銀、ハロゲンガス、及び不活性ガスが封入されている。
【0027】
本実施形態の交流高圧放電灯の場合、タングステン電極52A,52Bは同一形状である。このタングステン電極52Aおよび52BはNiとFeの含有率の合計が20ppm以上のタングステン材料から構成されている。また、「短アーク」の高圧放電灯とするため、双方のタングステン電極52Aと52Bの先端間の長さである電極間距離が1〜2mm程度以下に設定され、タングステン電極52Aと52Bの先端は突起形状としている。
【0028】
タングステン電極52Aと52Bの間に絶縁破壊させるための20kV程度の高電圧を印加すると、不活性ガスの雰囲気下に両電極下にグロー放電が誘発され、封入された水銀が気化し瞬時にアーク放電に移行する。アーク放電移行後、放電が安定した後に定常状態での動作周波数となる数十〜数百Hzの周波数の交流電圧が印加され、交流のアーク放電は定常状態となる。この交流高圧放電灯の長時間動作の場合でも、電極先端の蒸発に伴う電極間距離の拡大は小さく、先端に突起が残る形状で維持する効果が得られる。
【0029】
また、本実施形態の交流高圧放電灯も図2に示したプロジェクタ用ランプユニットの光源として有効である。
【0030】
(実験例)
図4に、Niの含有率が10ppm以上のタングステン材料を陽極に用いた本発明の直流高圧放電灯と、Niの含有率が10ppm以下のタングステン材料を陽極に用いた従来の直流高圧放電灯との寿命試験を行い、X線撮影により測定した電極間距離の時間変化を示す。この図から判るように、初期の電極間距離が1mmの場合、従来の直流高圧放電灯では2000時間で約1.4mmまで拡大するが、本発明の直流高圧放電灯では約1.2mmまでしか拡大しない。
【0031】
図5に2000時間経過後における本発明の直流高圧放電灯の陽極形状を示す。従来構成の直流高圧放電灯の陽極は長時間動作させると電極先端の円錐形状が消耗し、対向する電極に向かって平らな面を向ける(図7参照)。これに対し、本発明の直流高圧放電灯の陽極では、先端形状が、中心軸に対して線対称の断面形状を持つ初期状態から図5に示すとおり軸がずれた様に変形するが、電極先端には円錐形状の突起は残る。これは、電極は消耗するがハロゲンサイクルによって再び電極に堆積して、見かけ上電極間距離の拡がりが少なくなる効果が得られることを示している。
【0032】
また、直流高圧放電灯の陽極側のタングステン電極の含有物としてFe、Ni、Coの各々、さらにはこれら鉄族金属のうちの2種の組み合わせであるFeとNi、NiとCo、FeとCoで、電極の寿命試験を実施し、2000時間後の電極の消耗長さを比較した。表1はこの試験結果を示すものである。
【0033】
【表1】
Figure 0004777594
表中の「Fe,Co,Ni<10ppm」は、Fe、Ni、Coのいずれか1種の含有率またはそれらの含有率の合計が10ppm以下であることを示す。
【0034】
この表から分かるようにCo単体や、上記の鉄族金属間の組み合わせについても電極形状維持の効果があることが確認できた。
【0035】
したがって、上述した第1の実施形態の直流高圧放電灯(図1)では、一対のタングステン電極12Aと12Bのうちのいずれか一方が、Niの含有率が10ppm以上のタングステン材料からなるが、タングステン電極12Aまたは12Bにおいて10ppm以上となる含有物の材質がNiではなくCoであっても、表1に示すように電極先端の摩耗が少ない。また、タングステン電極12Aまたは12B中の含有物の材質がFe単体である場合、表1に示すようにFe含有率が20ppm以上であれば電極形状維持の効果がある。さらに、タングステン電極12Aまたは12Bが、鉄族金属であるCo,Niのうちの少なくとも1種の含有率が10ppm以上である材質からなる場合に限らず、鉄族金属であるFe,Co,Niのうちの少なくとも2種の含有率が20ppm以上であるタングステン材料からなっていても、表1に示すように電極形状維持の効果がある。
【0036】
また、上述した第2の実施形態のような交流高圧放電灯(図3)では、タングステン電極52Aおよび52BはNiとFeの含有率の合計が20ppm以上のタングステン材料からなるが、これに限られず、陰極及び陽極が、鉄族金属であるCo,Niのうちの少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料、もしくはFeの含有率が20ppm以上であるタングステン材料、あるいはFe,Co,Niのうちの少なくとも2種の含有率が20ppm以上であるタングステン材料からなっていても、電極先端の摩耗が少ないことが確認されている。
【0037】
なお、本発明の高圧放電灯に用いる電極材料は、鉄族金属であるCo,Niのうちの少なくとも1種の含有率が10ppm以上、もしくはFe,Co,Niのうちの少なくとも2種の含有率が20ppm以上のタングステン材料であると良いが、タングステン電極の不純物が多すぎると機械的強度、特に耐衝撃性が低下する問題が生じるので、これら鉄族金属の含有率の上限は1%(10000ppm)であることが好ましい。
【0038】
さらに、上述した第1及び第2の実施形態は一般に超高圧水銀ランプと呼ばれるものであるが、本発明の高圧放電灯はこれに限らず、例えばメタルハライドランプに適用してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、気密封止された石英ガラス製の灯管内に一対の電極が対向して挿入され、かつ前記灯管内に少なくとも水銀とハロゲンガスとが封入された高圧放電灯において、タングステン純度が99.99%以上で、かつ、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料、あるいは、タングステン純度が99.99%以上で、かつ、鉄族金属であるFe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料、あるいは、タングステン純度が99.99%以上で、かつ、Fe含有率が20ppmより多いタングステン材料を電極に用いたことにより、Fe、Ni、Coのいずれか1種の含有率またはそれらの含有率の合計が10ppm以下のタングステン材料を電極に用いた従来の高圧放電灯に比べ、電極先端の消耗が少なく電極間距離の拡がりが小さくなるので、「短アーク」の高圧放電灯の長寿命化を実現することができる。さらに、このような高圧放電灯の発光中心がリフレクタの放物面の焦点に位置するようにランプユニットを構成し、これを例えば液晶プロジェクタの光源として用いると、光学系への入射効率の高い製品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である高圧放電灯を示す模式的断面図である。
【図2】図1に示した高圧放電灯を使用したランプユニットの模式的断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である高圧放電灯を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の高圧放電灯と従来技術の高圧放電灯の寿命試験を行ったときの、それぞれの電極間距離の時間変化を示すグラフである。
【図5】2000時間経過後における本発明の高圧放電灯の陽極形状を示す図である。
【図6】従来の直流高圧放電灯を示す模式的断面図である。
【図7】2000時間経過後における従来技術の高圧放電灯の陽極形状を示す図である。
【符号の説明】
10、50 高圧放電灯
11、51 灯管
12A、12B、52A、52B タングステン電極
13A、13B、53A、53B モリブテン箔
14A、14B、54A、54B モリブテン棒
15A、15B、55A、55B 挿入口
20 ランプユニット
21 リフレクタ
22 反射膜
23 前面ガラス
24 焦点
25 口金
26 リード線
27A,27B 光線軌跡
28 セメント

Claims (13)

  1. 気密封止された石英ガラス製の灯管内に一対の電極が対向して挿入され、かつ前記灯管内に少なくとも水銀とハロゲンガスとが封入された高圧放電灯において、
    前記灯管内の前記電極のうち少なくとも一方の電極が、タングステン純度が99.99%以上であり、かつ、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料からなることを特徴とする高圧放電灯。
  2. 気密封止された石英ガラス製の灯管内に一対の電極が対向して挿入され、かつ前記灯管内に少なくとも水銀とハロゲンガスとが封入された高圧放電灯において、
    前記灯管内の前記電極のうち少なくとも一方の電極が、タングステン純度が99.99%以上であり、かつ、鉄族金属であるFe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料からなることを特徴とする高圧放電灯。
  3. 気密封止された石英ガラス製の灯管内に一対の電極が対向して挿入され、かつ前記灯管内に少なくとも水銀とハロゲンガスとが封入された高圧放電灯において、
    前記灯管内の前記電極のうち少なくとも一方の電極が、タングステン純度が99.99%以上であり、かつ、Feの含有率が20ppmより多いタングステン材料からなることを特徴とする高圧放電灯。
  4. 直流高圧放電灯で、陽極側の電極の方が大きい請求項1、2または3に記載の高圧放電灯。
  5. 直流高圧放電灯で、少なくとも陽極側の電極が、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料からなる請求項1に記載の高圧放電灯。
  6. 直流高圧放電灯で、少なくとも陽極側の電極が、鉄族金属であるFe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料からなる請求項2に記載の高圧放電灯。
  7. 直流高圧放電灯で、少なくとも陽極側の電極が、Feの含有率が20ppmより多いタングステン材料からなる請求項3記載の高圧放電灯。
  8. 交流高圧放電灯で、対向する電極が同一形状である請求項1、2または3に記載の高圧放電灯。
  9. 交流高圧放電灯で、陰極および陽極の両方が、鉄族金属であるCo、Niの内の少なくとも1種の含有率が10ppm以上であるタングステン材料からなる請求項1に記載の高圧放電灯。
  10. 交流高圧放電灯で、陰極および陽極の両方が、鉄族金属であるFe、Co、Niの内の少なくとも2種の含有率の合計が20ppm以上であるタングステン材料からなる請求項2に記載の高圧放電灯。
  11. 交流高圧放電灯で、陰極および陽極の両方が、Feの含有率が20ppmより多いタングステン材料からなる請求項3記載の高圧放電灯。
  12. 短アークのランプとして設計された請求項1から11のいずれか1項に記載の高圧放電灯。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の高圧放電灯を用いたランプユニットであって、反射膜が形成された凹曲面を有するリフレクタを有し、該リフレクタの凹曲面の焦点に高圧放電灯の発光中心が位置するように配置されているランプユニット。
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