JPH0997439A - 光学ピックアップの制御装置 - Google Patents

光学ピックアップの制御装置

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JPH0997439A
JPH0997439A JP27623095A JP27623095A JPH0997439A JP H0997439 A JPH0997439 A JP H0997439A JP 27623095 A JP27623095 A JP 27623095A JP 27623095 A JP27623095 A JP 27623095A JP H0997439 A JPH0997439 A JP H0997439A
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JP
Japan
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objective lens
optical pickup
vibration
drive coil
resistor
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Application number
JP27623095A
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English (en)
Inventor
Hideji Eguchi
秀治 江口
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動及び衝撃に対して常に安定で、かつ構成が
簡単な光学ピックアップの制御装置を提供する。 【解決手段】光学ピックアップの対物レンズの位置制御
を行う光学ピックアップの制御装置において、前記対物
レンズを駆動する駆動コイルLの逆起電力を用いて前記
対物レンズの振動を抑圧する振動抑圧装置10を有し、
この振動抑圧装置10を動作させつつ前記対物レンズの
位置制御を行うことにより、対物レンズの振動を抑圧す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
或いは再生を行う光ディスク装置において、光学ピック
アップのフォーカス制御或いはトラッキング制御を行う
光学ピックアップの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録或いは再生を行う光デ
ィスク装置において、光学ピックアップのフォーカス制
御或いはトラッキング制御を行う際に、光学ピックアッ
プの対物レンズの位置制御は、光学ピックアップを駆動
する駆動コイルの電流を制御信号に応じて制御すること
によって行われる。前記対物レンズが外力や機械的共振
等によって生じる不要な振動を抑圧する方法がこれまで
にいくつか提案されている。例えば、特開昭63−18
1124号公報には、対物レンズの位置センサを用いて
対物レンズの駆動コイルの速度を検出し、前記駆動コイ
ル用駆動アンプに帰還することにより、アクセス時ある
いはフォーカスサーチ時に発生する対物レンズの不要な
振動が抑圧され、対物レンズの位置制御を行うサーボ系
の引き込みが安定に行われることが示されている。
【0003】また、特開平4−368638号公報に
は、駆動コイルの逆起電力が速度に比例することに着目
し、対物レンズの位置センサを用いずに、前記逆起電力
を検出して駆動アンプに帰還し、対物レンズの振動を抑
圧する方法が示されている。以下、光学ピックアップの
制御装置における従来例として、特開平4−36863
8号公報に示されているものについて図2を基に説明す
る。図2は、光学ピックアップの制御装置における従来
例を示す図である。図2において、演算増幅器38の出
力端子には、駆動コイル50が接続されている。駆動コ
イル50の逆起電力は演算増幅器45に印加され、演算
増幅器45の出力は前記演算増幅器38の非反転入力端
子に印加されている。
【0004】光学ピックアップのアクチュエータは駆動
コイル50、対物レンズ、ばね、永久磁石等で構成さ
れ、駆動コイル50と対物レンズは一体的に構成されて
いる。前記永久磁石による磁界と駆動コイル50とは叉
交しているために、対物レンズが移動する際には、駆動
コイル50には逆起電力Ecが発生する。端子31に
は、トラッキング誤差信号或いはフォーカス誤差信号に
応じた制御信号が印加され、スイッチ33、抵抗35を
介して演算増幅器38の反転入力端子に印加される。端
子32にはスイッチ33、34を切り換えるために切り
替え信号Esが印加される。トラッキング制御やフォー
カス制御が行われている状態(以下、単にONとも記
す)では、前記切り替え信号によって、スイッチ33、
34は閉じられる。アクセス時のように、トラッキング
制御やフォーカス制御が行われない状態(以下、単にO
FFとも記す)では、スイッチ33、34は解放され
る。
【0005】従って、対物レンズの位置制御のサーボル
ープがOFF状態の期間では、駆動コイルの逆起電力が
帰還されるので、対物レンズの不要な振動が抑圧され
る。一方、対物レンズの位置制御のサーボループがON
状態の期間では、前記逆起電力が帰還されず、通常のサ
ーボ動作が行われる。従って、例えば、フォーカスサー
チ中には対物レンズの不要振動が抑圧され、一定速度で
サーチさせることができるので、フォーカス誤差信号の
検出やフォーカスサーボの引き込みが安定に行われる。
また、トラックアクセス中に対物レンズの不要な振動を
抑圧することにより、トラッキングサーボの引き込みが
安定に行われ、整定時間が短縮される。さらにトラック
アクセス後のトラッキングサーボの引き込み時の発振を
未然に防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来例の制御装置では、対物レンズの位置制御のサーボル
ープがON状態の期間にも対物レンズの振動を抑圧しよ
うとした場合に、この振動抑圧装置における位相遅れが
大きくなって、対物レンズの位置制御のサーボループの
動作が不安定になると言う問題が生じて、フォーカスサ
ーチ時やアクセス時のように、サーボループがOFFの
期間のみに適用が限定されていた。従って、位置制御の
サーボループがONの期間に外部から振動あるいは衝撃
が加えられた時は、駆動コイルの振動を抑圧することは
出来ず、焦点位置ずれ、あるいはトラックずれが生じ易
いと言う問題があった。また、対物レンズの振動を抑圧
する振動抑圧装置の構成が複雑であると言う問題もあっ
た。本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その
目的は、対物レンズの位置の制御において、振動及び衝
撃に対して常に安定で、焦点ずれやトラックずれの発生
し難い光学ピックアップの制御装置を提供することであ
る。また他の目的は、対物レンズの位置の制御におい
て、振動及び衝撃に対して常に安定で、構成が簡単な光
学ピックアップの制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学ピックアッ
プの制御装置は、光ディスクの記録或いは再生用光学ピ
ックアップの対物レンズの位置制御を行う光学ピックア
ップの制御装置において、前記対物レンズを駆動する駆
動コイルの逆起電力を用いて前記対物レンズの振動を抑
圧する振動抑圧装置を有し、この振動抑圧装置を動作さ
せつつ前記対物レンズの位置制御を行うことにより、前
記対物レンズの位置制御を常に安定に行うものである。
また本発明の光学ピックアップの制御装置は、前記振動
抑圧装置を次のように構成したものである。即ち、演算
増幅器の出力端子を第1の抵抗を介して前記駆動コイル
に接続し、前記第1の抵抗と前記駆動コイルとの接続点
を前記演算増幅器の反転入力端子に接続し、前記演算増
幅器の出力端子と非反転入力端子間に第2の抵抗を接続
し、前記第2の抵抗に並列に容量を接続し、前記対物レ
ンズの位置を制御するための制御信号を第4の抵抗を介
して前記非反転入力端子に印加するように前記振動抑圧
装置を構成し、構成が簡単で、位相補償が容易にできる
ようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の光学ピックアップの制御
装置では、演算増幅器と抵抗と駆動コイルとでブリッジ
回路を構成し、このブリッジ回路の各定数を適切に設定
することにより、駆動コイルの両端に低インピ−ダンス
素子が接続されたのと実質的に同じ作用となる。従っ
て、外部からの衝撃等によって対物レンズが移動し駆動
コイルに逆起電力が発生すると、駆動コイルには前記逆
起電力を打ち消すような電流が流れ、駆動コイル及びこ
れと一体的に構成されている対物レンズの移動及び振動
を抑圧する。この作用は、対物レンズの位置制御が行わ
れている際にも、同様である。
【0009】以下、本発明の光学ピックアップの制御装
置における一実施例について、図1を基に説明する。図
1は、本発明の一実施例における要部を示す図であり、
振動抑圧装置を示す図である。図1において、11は対
物レンズを駆動する駆動コイル(インダクタンスL)で
あり、12は前記駆動コイルの直流抵抗(抵抗値Ra)
を示す。振動抑圧装置10は次のように構成されてい
る。即ち、演算増幅器3の出力端子6を第1の抵抗7
(抵抗値Rs)を介して前記駆動コイル11に接続し、
前記第1の抵抗7と前記駆動コイル11との接続点を前
記演算増幅器3の反転入力端子5に接続する。
【0010】また、前記演算増幅器3の出力端子6と非
反転入力端子4との間に第2の抵抗8(抵抗値Rf)を
接続し、前記第2の抵抗8と並列にコンデンサ9(容量
値C)を接続し、前記対物レンズの位置を制御するため
の制御信号Eiを第4の抵抗2(抵抗値Ri)を介して
前記非反転入力端子4に印加する。前記制御信号Ei
は、トラッキング誤差信号或いはフォ−カス誤差信号に
応じたものであり、前記トラッキング誤差信号やフォ−
カス誤差信号は、光ディスクから反射されるレーザ光を
光学ピックアップの4分割フォトディテクタで検出する
ことにより得られるもので、一般的なものである。
【0011】振動抑圧装置10は、駆動コイル11の振
動を抑圧するためのものであるが、対物レンズの位置制
御をする制御ループが閉じている時(ON状態)も、解
放になっている(OFF状態)時も、常に動作するよう
に構成される。図1において、Ei は制御信号、Ec は
駆動コイルの逆起電力、Io は駆動コイルの電流、Vo
は演算増幅器3の出力端子の電圧、9は位相補償用コン
デンサであり、一般的に演算増幅器3の増幅度は十分大
きいので、低周波領域では以下の関係式が成り立つ。
【0012】Ei+(Vo−Ei)Ri/(Ri+R
f)=Ec+(Vo−Ec)Ra/(Rs+Ra) Vo=Io(Rs+Ra)+Ec この2つの式から、 Io=(Ei −Ec)/Ra (1−K) 但し、 K=Ri Rs /Ra Rf <1
【0013】上式から明らかなように、制御信号Ei、
あるいは逆起電力Ecと駆動電流Ioとの関係から、駆
動コイルの見かけの抵抗値は実際の抵抗値Ra の(1−
K)倍となるので、例えば、K=0.9となるよう各抵
抗値を設定すれば、駆動コイルの見かけの抵抗値は10
分の1になり、駆動コイル及び対物レンズに対して振動
抑圧効果が生まれることになる。例えば、Ra =15Ω
の時、Ri =82KΩ、Rf =56KΩ、Rs =9.2
Ωに設定すれば良い。また、位相補償用コンデンサ9の
値は、略次のように与えられる。
【0014】C=L/Ra Rf
【0015】実際には、Cの値は実験的に最適値が決定
される。実験の結果、この構成による位相補償によっ
て、対物レンズの位置制御ループは十分に安定にでき
た。一例を示すと、Lが80μH、抵抗Ra が15Ω、
Rf が56KΩの時、Cは上式より95pFに設定すれ
ば良いが、この値より10%以上容量が大きい場合は発
振するので、やや小さめの値に設定するのがよい。外部
から衝撃が加えられた時、対物レンズは、アクチュエー
タの固有振動数、例えば30Hzで振動する。その時の
振幅は振動抑圧装置によって、1/7程度になった。
【0016】
【発明の効果】本発明の光学ピックアップの制御装置に
よれば、対物レンズの振動が常に抑圧されるので、対物
レンズの位置の制御が安定に、かつ高速に行われる。ま
た、請求項2に係わる光学ピックアップの制御装置によ
れば、構成が簡単で、位相補償が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における要部を示す図であ
る。
【図2】光学ピックアップの制御装置の従来例を示す図
である。
【符号の説明】
3 演算増幅器 9 位相補償コンデンサ 10 振動抑圧装置 11 対物レンズの駆動コイル 12 駆動コイルの内部抵抗 Ei 制御信号 Ec 駆動コイルの逆起電力 Io 駆動コイルの電流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの記録或いは再生用光学ピック
    アップの対物レンズの位置制御を行う光学ピックアップ
    の制御装置において、前記対物レンズを駆動する駆動コ
    イルの逆起電力を用いて前記対物レンズの振動を抑圧す
    る振動抑圧装置を有し、この振動抑圧装置を動作させつ
    つ前記対物レンズの位置制御を行うことを特徴とする光
    学ピックアップの制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学ピックアップの制御装
    置において、演算増幅器の出力端子を第1の抵抗を介し
    て前記駆動コイルに接続し、前記第1の抵抗と前記駆動
    コイルとの接続点を前記演算増幅器の反転入力端子に接
    続し、前記演算増幅器の出力端子と非反転入力端子との
    間に第2の抵抗を接続し、前記第2の抵抗と並列に容量
    を接続し、前記対物レンズの位置を制御するための制御
    信号を第4の抵抗を介して前記非反転入力端子に印加す
    るように前記振動抑圧装置を構成したことを特徴とする
    光学ピックアップの制御装置。
JP27623095A 1995-09-29 1995-09-29 光学ピックアップの制御装置 Pending JPH0997439A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6791915B1 (en) 1998-03-18 2004-09-14 Lg Electronics Inc. Optical disc track access apparatus and method for optical disc reproducer
KR100628184B1 (ko) * 1999-12-10 2006-09-27 엘지전자 주식회사 광 기록재생기의 액츄에이터 제어 장치
JP2007317314A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Hitachi Ltd 光ディスク装置

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