JPH099710A - 均平な圃場を形成する作業機 - Google Patents

均平な圃場を形成する作業機

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JPH099710A
JPH099710A JP12794496A JP12794496A JPH099710A JP H099710 A JPH099710 A JP H099710A JP 12794496 A JP12794496 A JP 12794496A JP 12794496 A JP12794496 A JP 12794496A JP H099710 A JPH099710 A JP H099710A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水田圃場の環境を整備するにあたり、表面か
らの深さではなく、鋤底を水平にすることで作土の深さ
を一定にして、圃場のどの部分も均一に米などの作物が
収穫できるようにする水田圃場における土壌の均一化を
図るための作業機を提供することを目的とするものであ
る。 【構成】圃場を耕起するにあたり、ボトム作業機の鋤底
が基準平面に比較して必ず水平状態を保ちながらその作
業をすることで作土の厚さを均一にするために、ボトム
を上げ下げしながら作業して鋤床を水平にした圃場の表
面を均平にするために、粗砕土機の基準平面に比較して
均平作業機の均平板を上げ下げできるよう構成すると共
に、均平板の前に発生しがちな土の塊を回転形式の粗砕
土機により作業進行前方に移動させるように構成した作
業機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は均平な圃場を形成す
る作業機に関し、さらに詳しくは、圃場の表面を均平に
形成するための作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、圃場における作物にと
っての環境の均一化を図ることが大切であることを説く
とともに、そのためには、圃場の表面だけではなく圃場
の鋤床を水平に作土層を均一にする必要があることを説
き、その作業に適した作業方法ならびに、その作業に適
した作業機を提案したところである。この作業機は複合
形式のもので砕土作業と、削土、運土作業と、鎮圧作
業、さらには削土、運土作業と鎮圧作業とを合わせて行
うことができるようにしたものである。
【0003】このような作業機の必要性は、1995年
から導入された新食糧法の施行によるところが大きく、
原則的には生産された米は自己の責任において販売し、
収益を上げなければならず、農地全体の一区画の大型化
を図れば能率的な農作業が可能となり、農業収益の向上
が図れるが、わが国の農業は農業戸数が多かったために
小区画化が進み現在に至っているのである。途中農業基
盤整備が行われているものの農地の多くは前述したよう
にその一区画はきわめて小規模である。
【0004】そこで、採用された国の政策は複数の圃場
をひとつに統合すれば大区画の圃場が得られるとしたた
め、大規模農地化する作業では、圃場の土壌構造は軽視
され、表面の水平化に重点がおかれる傾向が強く、この
ような圃場では収量が極端に減少するのである。米の反
収量が減少したのでは大規模化が裏目になってしまい、
農業経営上好ましくない。
【0005】元来、水田圃場の環境を整えるためには、
まず圃場土壌の透、排水性をよくし、作物の呼吸障害を
助長しかねない過剰代掻きをやめることである。しかし
ながら、実際には過剰代掻き作業を好んで施しているの
ではないが、用水の供給に時期的制限があることから迅
速に水田を均平する必要があり、そのために代掻きによ
り水田を均平にすることが余儀なくされているのであ
る。
【0006】また、除草剤を使用した農法ではその効果
を上げるためにも水平で均平な土壌条件が重要であり、
そのために、代掻き作業に力点がおかれているため、過
剰な代掻きによって土壌の含む酸素を著しく減少させる
こととなり、作物の窒息状態を招くことになる。したが
って、代掻きの回数は少なければ少ない方がよいのであ
るが、現状では圃場の土壌をてっとり早く均一にするに
は代掻き作業に頼らざるを得ないのである。
【0007】水田に水を張る前に圃場の(土の)表面を
均平にすることができるならば、ただ1回の代掻き作業
で十分であり、過剰代掻きの問題は発生しないのであ
る。
【0008】次に、如何なる改善改良が必要であるかに
ついて少し述べることにする。水田には大きく分類して
湿田、乾田、漏水田3つに分けることができる。最も理
想的な水田は乾田であるがこの乾田は「昔乾田今湿田」
と云われているように現在の農村ではほとんど見ること
ができない。 乾田の場合には,代掻きを施しても、水
田用水の減水深(沈降速度)が1日当たり15〜20ミ
リで土壌全体に酸素(O2 )を均一に供給することがで
きるのである。これに対して、湿田の場合には代掻きを
行う度に土の粒度が小さくなりすぎ、水田用水の減水深
(沈降速度)が極めて遅いか、ほとんど無く、そのため
に土壌中に酸素(O2 )を供給することができず、呼吸
障害を発生させて稲の十分な成育を期待するすることが
できない。
【0009】適正減水をうけるために、耕盤層の下側に
暗渠を設けたものであっても、過剰代掻きによって透水
性を阻害し、暗渠の効果が発揮できなく湿田化されてい
る場合も多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】水田農業の活性化には
採算的に大規模化された圃場が不可欠であり、これによ
り作業の省力化に加えて単位面積当たりの収穫量を拡大
させることが必要である。本発明は均平作業の対象とす
る圃場の全域にわたって、均一な土壌環境を形成するこ
とを念頭におき、鋤床が水平に形成された圃場におい
て、作土層が埋没されることなく小規模圃場から大規模
圃場への転換を容易に行えるようにするために、その両
者の間に高低差があっても理想的な圃場を形成すること
ができ、収量の増大を図ることで、規模拡大による作業
効率の向上と相まって日本農業の再生を図ろうとするも
のである。したがって、本発明は、国策である水田の大
規模化だけでなく、圃場全域の作土環境を均一化するこ
とで高収量を得てコスト面での国際競争にも十分対抗す
ることができる農業を育成を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、少なくとも、クランブラ、グレ−ダ、鎮
圧機を備える作業機において、作業進行方向前方から順
に、粗砕土機能とともに、グレ−ダにより押し集められ
る土を作業進行方向前方に送り出す機能をもつクランブ
ラと、このクランブラの後方位置に配置されたグレ−ダ
と、その後方位置にタインなどの砕土機と、その後方に
鎮圧機とを備えることを特徴とするものであり、また、
粗砕土機能を持つクランブラの作業進行方向前位置に、
タインなどの砕土機を配置したものであり、さらに、粗
砕土機能を持つクランブラの作業進行方向後位置に、タ
インなどの砕土機を配置したことを特徴とするものであ
り、圃場表面環境に対応して均平板の高さ方向における
位置を制御する。
【0012】また、作業進行方向に沿って、作業機のフ
レ−ムに均平板を先頭に砕土機、鎮圧輪などを取付けて
構成し、レ−ザ−ビ−ムにより描く水平面に受光部にお
いて水平状態を検出して作業機の姿勢を制御するように
構成した均平作業機において、3点リンクのうちアッパ
リンクはマストに形成した長孔に装着されていて、その
長孔の範囲内でアッパリンクの装着点が自由に移動でき
るようになっており、かつ、前記作業機のフレ−ムのロ
アリンク取付位置と、前記鎮圧輪の接地点とを結ぶ中間
位置に均平板が取付けられ、この均平板がレ−ザ−ビ−
ムにより定める基準平面に対して所定の高さになるよう
にロアリンクの上下動により前記鎮圧輪の接地点を支点
として均平板が上下動されるように構成したことを特徴
とするものであり、均平板と鎮圧輪は不可欠であるが砕
土輪は不用のこともある。
【0013】更に、鎮圧輪がゴムタイヤ又はソリ、鉄輪
などの車輪形式で、作業幅の両端部、あるいは、中央
部、又は両端部と中央部、さらには、作業幅全域に配置
されて構成したことを特徴とするものである。また、均
平作業機におけるマストには作業進行方向に沿った長い
アッパリンク取付け用の長孔があり、この長孔の範囲で
アッパリンクが自由に移動できるように構成したもので
あり、鎮圧輪に代えて、つちの上を滑走するそりや、鉄
製車輪を用いることもある。
【0014】更に、作業進行方向に沿って、作業機のフ
レ−ムに均平板を先頭に砕土機、鎮圧輪などを取付けて
構成し、レ−ザ光により描く水平面に受光部において水
平状態を検出して作業機の姿勢を制御するように構成し
た均平作業機において、3点リンクのうちアッパリンク
はトラクタとの装着部において長孔を介して装着され、
その長孔の範囲でアッパリンクの装着点が自由に移動で
きるようになっていて、かつ、前記作業機のフレ−ムの
ロアリンク取付位置と、前記鎮圧輪の接地点とを結ぶ中
間位置に均平板が取付けられ、この均平板がレ−ザ−ビ
−ムにより定める基準平面に対して所定の高さになるよ
うにロアリンクの上下動により前記鎮圧輪の接地点を支
点として均平板が上下動されるように構成したことを特
徴とするものである。
【0015】更にまた、作業進行方向に沿って、作業機
のフレ−ムに均平板を先頭に砕土機、鎮圧輪などを取付
けて構成し、レ−ザ−ビ−ムにより描く水平面に受光部
において水平状態を検出して作業機の姿勢を制御するよ
うに構成した均平作業機において、3点リンクのうちア
ッパリンクは作業機が備えるマストの固定マストの上端
部に傾動自在に設けてある可動マストに対して装着さ
れ、その傾動の範囲でアッパリンクの装着点が自由に移
動できるようになっていて、かつ、前記作業機のフレ−
ムのロアリンク取付位置と、前記鎮圧輪の接地点とを結
ぶ中間位置に均平板が取付けられ、この均平板がレ−ザ
−ビ−ムにより定める基準平面に対して所定の高さにな
るようにロアリンクの上下動により前記鎮圧輪の接地点
を支点として均平板が上下動されるように構成したこと
を特徴とするものである。
【0016】また、作業進行方向に沿って、作業機のフ
レ−ムに均平板を先頭に砕土機、鎮圧輪などを取付けて
構成し、レ−ザ−ビ−ムにより描く水平面に受光部にお
いて水平状態を検出して作業機の姿勢を制御するように
構成した均平作業機において、3点リンクのうちアッパ
リンクは長さ方向に伸縮自在になっていて、伸縮自在の
範囲でアッパリンクの長さが自由に伸縮し、かつ、前記
作業機のフレ−ムのロアリンク取付位置と、前記鎮圧輪
の接地点とを結ぶ中間位置に均平板が取付けられ、この
均平板がレ−ザ−ビ−ムにより定める基準平面に対して
所定の高さになるようにロアリンクの上下動により前記
鎮圧輪の接地点を支点として均平板が上下動されるよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を均平
業機を説明する前に、均平機に先立って使用するボトム
作業機についても説明を加える。まず、図1ないし、図
4は耕盤層(鋤床)を水平に耕起するための作業機を代
表して示すリバ−シブル形式のボトムプラウ作業機(以
下、作業機と略称する)を示しており、符号10はその
作業機全体を示し、この作業機10はリバ−ス運動によ
っても姿勢の変化のないフロントフレ−ム11と、この
フロントフレ−ム11に対して回転させられるリバ−ス
フレ−ム21とによって構成されている。前記フロント
フレ−ム11にはトラクタの備えるアッパリンクULを
装着するための長孔12Aをもつマスト12があり、そ
の下端部において左右作業幅方向に広がるロアリンクR
Lを装着するための下部フレ−ム13をもっている。
【0018】このフロントフレ−ム11に対して回転主
軸を介してリバ−スフレ−ム21が取り付けられてい
て、このリバ−スフレ−ム21には前記マスト12に上
端部が枢着されているリバ−スシリンダ14の下端部が
連結されて、リバ−スシリンダ14の伸縮によりリバ−
スフレ−ム21を反転できるようになっている。このリ
バ−スフレ−ム21は作業幅方向に沿っている主フレ−
ム221をもち、この主フレ−ム221に対して(作業
幅に対して)斜交状態に配置されている取付けフレ−ム
222をもち、この取付けフレ−ム222には、その上
下にボトム223Aが8個取り付けられて、ボトム8連
のボトム作業機を構成している。
【0019】この取付けフレ−ム222は前記主フレ−
ム221から後方に伸びる2本の支持ア−ム224をも
っていて、この支持ア−ム224の後端部おいて前記取
付けフレ−ム222が支持されている。
【0020】そして、フロントフレ−ム11と前記取付
けフレ−ム222とはリバ−ス運動の際に回転中心とな
る支持軸により支持されており、この支持軸21Aの延
長線上に支持ア−ム31Aが配置されていて、その先端
部に水平センサ31が設けられて、作業機10の水平状
態を電気的な信号として検出することができるようにな
っている。また、ボトムフレ−ム223にも水平センサ
32が取付けられており、このセンサ32はボトムフレ
−ム223の上下両面にあって、リバ−スしたとき上下
のセンサの何れかと切り換えて使用することができるよ
うになっていて、常態では上側に位置する水平センサ3
2からの出力により作業機10の左右方向の水平状態を
検出することができるようになっている。これらの水平
センサから出力された信号は制御ボックス34(マイコ
ン)において処理されて後で説明する油圧回路の電磁弁
45を開閉制御するようになっている。さらに、ボトム
フレ−ム222の最後尾位置には、ゲ−ジホィ−ル41
があって、このゲ−ジホィ−ル41はボトムフレ−ム2
23に対してスウィングア−ム42の先端部に回転自在
に取り付けられており、このスウィングア−ム42は制
御シリンダ43の伸縮により対地角度(θ)を変化さ
せ、言い換えると、ボトムフレ−ム223の後端部の地
上高を制御することができるようになっている。言い換
えると、ゲ−ジホィ−ル41を制御することで作業機1
0の左右方向の水平状態と共に、前後方向の水平状態を
制御することができる。前記水平センサ31から得た信
号はトラクタが備えるリフト制御機構の油圧回路に送ら
れる。前記制御シリンダ43には複動型、単動型いずれ
でもよいが、ここでは、単動型のものが用いられてお
り、伸長は圧縮ばね43Aにより行われ圧油を供給する
ことにより収縮できる構成になっている。この場合、圧
油室43Xのリタ−ン回路を省略し、ピストンにおいて
一方弁を用いて代用させることもできる。
【0021】以上はゲ−ジホィ−ル41の高さを調節す
ることで、ボトム223Aの高さを選択する形式のもの
を説明したが、図3、図4に示すように、ゲ−ジホィ−
ル41に代えてヒ−ル411を用いることもできる。す
なわち、制御シリンダ43のロッドAの端部をく型をし
たヒ−ル支持部材412、413の中心位置に連接し、
これらのヒ−ル支持部材412、413にそれぞれヒ−
ル411をピン411Aにより取り付け、これらのヒ−
ル411を前記ボトム223Aのうち最も後端部に位置
するボトム223Zのランドサイドに対して、ピン22
3Yに対して取り付け、その枢着点より前側の部分にお
いてストッパ223Xに当たりトウ部分が浮き上がるの
を抑えている。
【0022】したがって、ヒ−ル411が接地した状態
で制御シリンダ43を伸長させると、ヒ−ル411をつ
っ張り材としてボトムを取り付けてあるボトムフレ−ム
222の後端部がせり上げられる。この状態はボトム群
が尻下がり状態のときに行われ、全体として水平の状態
が保持される。逆に、ボトム群が尻上り状態であること
が検出されると、前記制御シリンダ43を収縮させるこ
とにより接地しているヒ−ル411を若干持ち上げ状態
にすることで、その分ボトム群の尻を下げることで全体
を水平状態を保持する。これらの制御は前記ゲ−ジホィ
−ルの制御の場合と同様であって、水平センサ31、3
2により得られた信号によりトラクタのもつ水平制御回
路、あるいは前記ゲ−ジホィ−ル、あるいはヒ−ルの制
御により作業機10の水平状態が制御され、これにより
鋤底Sが水平になるように制御される。
【0023】また、トラクタが備えるロアリンクRLに
はリフト機構50を形成するリフトロッド51の端部が
連結されており、枢着点52の反対側にはリフトア−ム
53が伸び、このリフトア−ム53の端部にリフトシリ
ンダ54のロッド54Aが連接され、このリフトシリン
ダ54の伸縮運動によって、リフトア−ム53を回転さ
せることでリフトロッド51を介してロアリンクRLを
上下させることができるようになっている。
【0024】前記リフトシリンダ54は、前記水平セン
サ31からの信号により制御されるのであって、トラク
タが備える駆動源は油圧ポンプP36からの圧油により
駆動される。すなわち、制御マイコンを含む制御回路3
4に入力され、この制御回路34において作業機10を
前部を上げ、下げして水平を保持、言い換えると、ボト
ムにより形成される鋤床が水平になるように制御され
る。この制御には、制御回路34からの信号を受けて圧
油の流れを切り換える切換弁37が用いられ、これによ
りポンプ36から、流量制御弁37を経て前記リフトシ
リンダ54に圧油が供給される。この流量制御弁37も
前記制御回路からの信号を受けてその開度、言い換える
と供給油量が制御される。
【0025】図6は、水平センサ32の信号にを制御ボ
ックス34により処理し、ゲ−ジホィ−ル41、ヒ−ル
411の制御することで作業機10の左右方向の水平を
制御することを可能にしている。
【0026】また、前記ゲ−ジホィ−ル41を上下させ
ることで作業機10の左右方向の水平姿勢を制御する。
すなわち、作業機10が前上がり状態のときは、リフト
シリンダ54を伸長させて(リフトロッド51を介し
て)作業機10の前部を下げ、左右方向の水平状態がこ
れと共にゲ−ジホィ−ル41を支えるスウィングア−ム
42の対地角度θ(水平面との角度)を小さくすること
で作業機10の後部を高くする方向に制御し、全体とし
て作業機10が水平状態、言い換えると、ボトム223
により形成される鋤床Bが水平状態になるべく制御す
る。
【0027】前記ゲ−ジホィ−ル41を上下動させる機
構も前記リフト機構同様に、水平センサ32から得た水
平信号により制御回路44から駆動圧油の流量をコント
ロ−ルするのであって、油圧ポンプ(前記油圧ポンプと
同一)からの圧油を切換弁45、流量制御弁46を経て
制御シリンダ43に対して供給する。スウィングア−ム
42を回転させることによりゲ−ジホィ−ル41の対地
角度θを大きくする場合には、前記制御シリンダ43を
収縮させることによって行い、シリンダ内の圧油室43
Xに圧油を供給する。このとき圧油室43Yには圧縮ば
ね43Aがあって、ピストンに対して押し作用をしてい
るのでこの圧縮ばね43Aの抵抗力を越える圧力の油圧
を加える。言い換えると、作業機10の左端部を上げる
必要のときは制御シリンダ43を収縮し、逆に左端部を
下げるときには制御シリンダ43を伸長することで姿勢
制御を行う。この制御は作業機10の前後方向の水平制
御にも用いることができる。すなわち前記対地角度が大
きくなれば作業機10の後端部が上り、逆に前記対地角
度が小さくなれば作業機10の後端部を下げることにな
る。
【0028】この圧縮ばね43Aは常時ピストンを押し
ているので、圧力室43Xの圧油を解放するだけでピス
トンは押されて、制御シリンダ43は伸長し、加えて、
リバ−ス運動をするために作業機10をリフトすると、
前記スウィングア−ム42はゲ−ジホィ−ルが接触して
いた地面のような制約から解除されるので、ゲ−ジホィ
−ル41を含む自重により常時ゲ−ジホィ−ル41が接
地する方向に回転させられることになる。
【0029】このような操作は水平センサ32からの信
号により制御されるのであって、作業機10の姿勢を検
出して、その状態をトラクタのオペレ−タに表示される
のであり、最も原始的にはそのオペレ−タが手動により
前記制御シリンダ43あるいはリフト機構のリフトシリ
ンダ54の伸縮により行うことができるのであるが、本
発明の実施例によれば自動的制御を可能にしている。
【0030】以上の説明では鋤底Sを水平にするため
に、ボトム作業機10の姿勢を制御するものを示した
が、次に、ボトム作業機10を用いて耕起反転した後の
表面土を均平にする作業機、いわゆる本発明に係る均平
作業機60について説明する。この均平作業機60は作
業機のフレ−ム61に作業進行方向先頭から順に、タイ
ン62あるいは縦軸を中心に回転する形式の砕土機、横
軸を中心に回転するグランブラなどの粗砕土機63、こ
れらに次いで均平板64、スプリングコイル形式の鎮圧
機65を備え、この鎮圧機65の前に作業幅方向に沿っ
て並列状態にタイン65Xが配置されて構成されてい
る。この鎮圧機65は作業幅方向にメインフレ−ム65
Mをもち、このメインフレ−ム65Mの左右両端にア−
ム65Aがあり、このア−ム65Aにより中心の支持軸
65Bの両端部が支持されており、鎮圧機を構成するコ
イル状の回転体が支持軸65Bを中心に回転することが
できるようになっている。
【0031】さらに、前記メインフレ−ム65Mは、そ
の前方に突き出しているフレ−ム66があり、このフレ
−ム66は支持軸66Bを介して前記均平板64、粗砕
機63で構成する作業機のフレ−ム61の後端部に取り
付けられており、このフレ−ム66はフレ−ム61に対
して枢着軸66Bを中心として垂直面内で回転できるよ
うになっている。また、メインフレ−ム65Mの中央部
にマスト66Cが立設されており、このマスト66Cに
は、後で詳しく説明する伸縮シリンダ67のロッド67
Aの端部が取り付けられており、前記フレ−ム61に対
してフレ−ム66が枢着軸66Bを中心として作業進行
方向に沿った垂直面内で回転して、フレ−ム66、すな
わち、鎮圧機が上下動することができる。この伸縮シリ
ンダ67の伸縮により鎮圧機65を支える支持ア−ム6
5Aの対地角度θに変化を与えることで、前記均平板6
4の地表面からの高さを制御する。言い換えると、均平
板64による土寄せの量を調節することができる。
【0032】この均平作業機60もトラクタにより牽引
されるものであるから、アッパリンクULを取り付ける
ためのマスト68をもち、さらにはロアリンクRLを取
り付ける一対の装着プレ−ト612が適当な間隔を空け
て配置されており、その両者の空間にフレ−ム61の作
業進行方向前方に張り出して設けてあるア−ム型の支持
プレ−ト613が前記空間内挿入されヒッチピン611
により一点支持されていて、支持プレ−ト613から後
の均平作業機全体が水平面内で自由に回転することがで
きるようになっている。このヒッチピン611の位置は
ロアリンクRLの自由端を結ぶ線の位置より前方に位置
していて、トラクタTが曲線走行した場合にも均平作業
機が追従して移動することができるようになっている。
したがって、一区画の圃場内では枕地を形成することな
く連続作業を可能にしている。
【0033】前記伸縮シリンダ67の伸縮制御には、フ
レ−ム61に立設してある受光器33が発光器33Xか
らの発する水平信号Hを受光して得た信号が用いられ、
その制御は前述のボトム作業機10におけるゲ−ジホィ
−ル41の対土角度、言い換えると、ゲ−ジホィ−ル4
1の高さ制御と同様の機構により行うことができ、図2
におけるスウィングア−ム42に代えて支持ア−ム65
Aの対地角度θが制御されるのであり、鎮圧機65を形
成するコイルが前記ボトム作業機におけるゲ−ジホィ−
ル41と同様の機能を果たしている。
【0034】この均平作業機60には、圃場の適当な場
所に立設してあるレ−ザ発光器33Xから発光される水
平信号としてのレ−ザ光を受光する受光器33が設けて
あって、その位置は均平板の真上であり、水平信号Hを
基準として描かれる水平面内に常に前記受光器33があ
れば作業機60は一定の水平面内で作業を行うことにな
る。すなわち、均平板64が所定深さより深い位置にあ
るときは伸縮シリンダ67を伸長させて鎮圧機65を形
成するコイルを深く位置させる。言い換えると、前記コ
イルをアウトリガ(突張り部材)として均平板64を上
昇させる方向の力を加えて、スウィングア−ム65Aの
対地角度θを大きくさせ、これにより均平板64の位置
を上昇させる。これらの制御には前述のボトム作業機に
おける水平センサからの信号によりボトムを上下動させ
る油圧回路などの制御系と同様のものが用いられる。
【0035】また、均平板64が所定深さより浅い位置
にあるときには、前述とは逆にスウィングア−ム65A
の対地角度θを小さくすることでに、均平板64の位置
を低くする。この操作は伸縮シリンダ67を収縮させる
ことで、フレ−ム66を枢着軸66Bを中心として回転
させることで、スウィングア−ム65Aの対地角度θを
小さくする。言い換えると、鎮圧機65を上昇させるこ
とで均平板64の位置を低くするのである。このような
動作を繰り返しながらトラクタにより圃場作業機60は
牽引されれて圃場の表面の土を砕くと共に均平にする。
このとき、均平板64によりその前方に土が寄せられる
のであるが、従来のものにあっては、回転する粗砕土機
との間に寄せられた土が固まりとなり、単に土を押して
いる状態となって圃場機能を阻害することがあったが、
クランブラ63の配置により寄せられて固まりになりつ
つある土をクランブラ63は作業進行方向前方に掻き揚
げて移動させるので、固まり状の土を解し、固まりの発
生を解消させることが可能になる。とくに、図8、図9
に示す平面図により明らかなように螺旋状にベルト状の
部材63Xを巻つけた状態にして構成してあるので、土
を砕きながらの移動が促進される。しかも、部材63X
の縁には鋸刃状の砕土機能をもたせてあるので砕土機能
も向上している。
【0036】以上の説明では、鎮圧機65を上下動させ
て均平板64の位置を制御する形式のものを挙げたが、
図11に示すように、伸縮シリンダ69を用いて直接均
平板64を上下動させる形式にすることも可能であり、
伸縮シリンダ69のロッド69Aが均平板64を支持す
る支持部材64Aから張り出した腕部材64Bに取り付
けられ、この腕部材64Bはフレ−ム61に設けてある
ガイド64Cに沿って上下動される構成になっている。
この腕部材64Bの上下動方向と一致して受光器33が
配置されている。この実施例では、鎮圧機64の高さを
調節するためにマスト65Bとマスト68との間にタ−
ンバックル69Xを設け、クランクハンドル69Yによ
り均平板64との関係における鎮圧機64の高さを微調
整できるようにしてある。
【0037】以上説明した粗砕土機、いわゆるクランブ
ラ63はその中心にある支持軸631の両端部が、フレ
−ム61に対して枢着軸61Aにより支持されているア
−ム632の自由端部632Aにおいて支持されてお
り、フレ−ム61の姿勢に関係なくクランブラ63は重
力に従って圃場の表面の形状にしたがって接地すること
ができようになっている。言い換えると、クランブラは
自重により常に圃場の表面からやや深い位置にあるの
で、圃場表面におけるクランブラの左右の高さに極端な
差があればどちらかの端部が浮き上がることもあるが、
多少の差があったとしても、ほぼ接触することができる
ようになっている。したがって、表土の形状にしたがっ
た動きをして砕土効果を一層確実なものにしている。
【0038】とくに、圃場表面に確実に接触することが
できるようにするには、支持ア−ム632と支持軸63
2Aとの支持構造に球関節のスイベル軸受を用いれば、
左右方向において高低差が生じても前記支持ア−ム63
2と、支持軸632Aとは直角状態だけに拘束されない
ので確実に圃場の表面に鎮圧機の鎮圧部材が接触するこ
とができる。図11に示すタイン形式の砕土機にあって
はタイン62を支持軸632に取り付けて、2列形式に
タインを配置させたものにすればディスク形式の砕土機
同様な作業を期待することができる。
【0039】また、図8に示すように、均平板64の作
業幅方向の中心位置においてピボット支持されており、
作業幅方向に沿った水平平面内で回転可能になってお
り、均平板64の端部に対してシリンダ641のロッド
641Aが取り付けられて、このシリンダ641の伸縮
により均平板64の作業進行方向に対する角度を調節す
ることができるようになっている。これにより土寄せの
際の土の抵抗を減じている。
【0040】また、前述のタイン62による作業機のほ
か、図13に示すようにトラクタTのTPO軸から回転
トルクの供給を受けて、垂直面内の回転を歯車群G1,
2 を経てこれと直角の面内の回転に変換し、歯車群G1,
2 の末端部に位置するベベルギアGBにより水平面内
で回転する歯車群G11、G12にトルクを伝達し、歯車群
11、G12の各歯車に設けたディスクD1、2、に取りつ
けてある回転爪、攪拌爪K1、2、を回転させることで回
転型の粗砕土機を構成し、これにより砕土作用をさせて
いるものを用いることも可能である。
【0041】次に、以上説明した作業機を用いた水田の
圃場作業について説明する。作業目的となる水田(図1
4)にボトム作業機10を用いて耕起反転作業を施す
(図15)のであって、この場合ボトム作業機10によ
れば鋤床Sが必ず水平状態となり、表面が畦に近い程盛
り上がっているがこれは後の作業により平らにされる。
この鋤床Sが水平状態にされる重要性は従来の技術の欄
で述べたので割愛するが、本発明における方法中最も重
要な作業であり、これにより均一環境の水田を提供する
ことが可能になり、これにより作柄の均一化を図ること
が可能になる。
【0042】さらに、均平作業機60を用いて同時に粗
砕土、鎮圧を同時に行いながら連続的に水田表面を均平
にする作業も行う(図16)。
【0043】次に説明する水田(図17)は、地上差が
存在する圃場A、Bを規模拡大に伴って1枚の圃場に形
成する場合を示し、中間部に畦AZがあり、この畦AZ
を除去して水田規模を拡大する場合には、畦AZを除
き、B部分を耕起反転する。このとき耕深をA部分より
深くしておく(図18)。そして上層部になった下層部
の土を乾かしてから粗砕土しながら上の部分をAに移動
させて粗整地する(図19)。
【0044】さらに、A、Bの両部分が鋤底Sが共通し
て水平になるようにボトム作業機を用いて耕起反転(図
20)し、その後、全体が圃場になるように本発明の圃
場作業機を用いて仕上げを行う。
【0045】図21、図22は従来の均平作業機を用い
た圃場作業の実際を示し、圃場表面Hが絶対水平面とα
だけ傾斜している場合には、トラクタTの状態が傾き、
これにより均平作業機60も必然的にαだけ傾斜した状
態になるために均平作業は4回も5回も繰り返しながら
行う必要がある。その原因は砕土機63がフレ−ムに対
して固定的であることが挙げられる。したがって圃場作
業において均平板64がαだけ傾斜した状態で作業をす
ることになり、何度もかけ直しを余儀なくされるためで
ある。かけ直しによる踏圧も加わって表面を硬くするの
である。
【0046】これに対して、本発明の作業機60によれ
ば、図23、図24に示すように、フレ−ム61に対し
て粗砕土機63がアーム632により両端部が上下動す
ることができるように支持されているので、フレ−ム6
1の姿勢に拘束されず水平状態を保持して作業をするこ
とができるので、水平に近い状態で砕土作業を行うこと
ができ、均平板64は前記αより小さい角度において削
りとり作業をすることができる。したがって、おおむね
2度掛け程度で圃場表面を水平にすることが可能であ
る。
【0047】以上の説明では、鎮圧機65を上下動させ
て均平板64の位置を制御する形式のものを挙げたが、
図11に示すように、伸縮シリンダ69を用いて、これ
により支持されている均平板64を上下動させる形式に
することも可能である。すなわち、伸縮シリンダ69の
ロッド69Aが、均平板64を支持する支持部材64A
から張り出した腕部材64Bに取り付けられ、このロッ
ド69Aは腕部材64Bとともに、フレ−ム61に設け
てあるガイド64Cに沿って上下動される構成になって
いる。この均平板64の上下動方向と一致して受光部3
8も上下動できるように、受光部38を支える支柱38
Aが側面視上、均平板64の真上に位置して配置されて
いる。この実施例では、鎮圧機65の高さを調節するた
めにマスト66Cとマスト68との間にタ−ンバックル
69Xを設け、クランクハンドル69Yにより鎮圧機6
5の高さを作業に先立ち予め手動により調節設定する。
この設定高さを基準とした高さ制御にはレ−ザ光で描か
れる水平面にを基準としてトラクタのリフト機構を用い
て前記リバ−シブルボトム作業機同様に均平作業機全体
を上下動させる。鎮圧機65としての鎮圧輪にはゴムタ
イヤ形式のものや、鉄輪の車輪を支持軸65Bに取付け
たものであってもよく、さらにまた、そりに置き換えて
使用することもできる。これは鎮圧効果をさして期待し
ない場合(鎮圧の必要性のない圃場の場合)に有効であ
り、そのときの車輪、そりの配置は支持軸65Bの両端
部、あるいは中央部、又は両端部と中間部、また、作業
の幅の全域にわたって配列することができる。これらに
より均平板64の上下動の制御を行う際の支点としての
機能を期待することができる。
【0048】次の実施例に示す均平作業機160(図2
5)は、レーザ発光部33Xが描く水平面の水平信号H
を均平作業機160の支柱38Aに装備した受光部38
で受光することで、得たる信号によりリフトロッド51
を介してロアリンクRLを上下動させる。この上下動駆
動操作は前記実施例におけるものと同様であるが、アッ
パリンクULとマスト168との装着部分に特徴があ
る。即ち、作業進行方向に沿った垂直面内に長孔168
Aがあって、アッパリンクの装着ピンULXが長孔16
8Aの範囲で作業進行方向に沿って前後動することが可
能になっている。
【0049】したがって、圃場表面の凹凸(図28)に
トラクタが乗って移動すると、均平作業機160も上下
動することになるが、例えば、トラクタが凸部に乗り均
平作業機160が上昇すると、均平板163を下げるこ
とになるが、鎮圧機164は常時接地状態にあるから、
均平板163が下降するにしても、前記接地点164A
を支点としたてこ運動となり、フレーム161を前下り
にする方向に修正する。このことは長孔168A内にあ
るアッパリンクULの装着ピンULXはその長孔168
Aの後側に移動させられることになる。言い換えると、
アッパリンクULに引張荷重が加えられることになるの
で、後で述べる油圧制御回路を切換え、リフトアーム5
3、リフトロッド51を介してロアリンクRLを押下げ
る。このとき、トラクタの上下動制御幅より均平板16
3の上下動幅は必ず小さく、図28に示すL曲線のよう
に極端な上下動はなく小さいピッチの凹凸が表土の表面
に形成されるが圃場面全体としては水平面に形成され
る。言い換えると、トラクタによる上下制御幅が直接的
に均平板163の上下動に幅とはならず、長孔の幅だけ
(装着ピンULXの運動幅だけ)小刻みな上下動にな
り、大山小山のような極端な上下動にならず、圃場面全
体としては水平面に形成される。
【0050】即ち、装着ピンULXが長孔168Aの範
囲で動くと、その動きをワイヤW1やロッドなどを介し
て移動量を検出するセンサS1に送り込み、マイコンな
どのコントロールボックスCBによる出力により、油圧
回路の切換弁V1のポジションを切換え、油圧ポンプP
からの油流の方向を切換える。同時に、コントロールボ
ックスCBの出力信号を油圧ポンプPからの油量を制御
する制御弁CVに入力して、その開度を制御する油圧制
御回路50を構成する。
【0051】このことは、受光部38が水平信号Hの領
域から上側に外れた状態であって、その信号によっても
油圧制御回路50の油路が切換えられて、受光部38が
水平信号Hの領域に戻るようにロアリンクRLに対して
押下げ方向の負荷が加えられる。これにより、均平板1
63は水平信号Hの描く水平面と平行な面内で移動しな
がら均平作業を行うことになる。この場合、トラクタの
走行速度との関係で、図20に示すように均平板163
の下縁部163Aは小さい上下運動を繰返すことになる
が、全体としての(平均的)平面はレ−ザ光の描く水平
面と平行なものになる。
【0052】本発明におけるマスト168の長孔168
Aの効能は、これを備えない均平作業機と比較して考え
ると一目瞭然となる。即ち、受光部38が水平面領域か
ら下へ外れたとすると、制御機構としては均平作業機1
60全体を上方へ引上げる作用を行うのである。ところ
が、均平作業機160全体を引上げることになるので当
然均平板163も上方へ上がることになる。この場合、
均平作業機160を上方へ上げる高さと、均平板163
が上方へ上げるリフト高さは等しくなるため、均平板1
63による圃場表面には比較的大きな凹凸が形成される
ことになる。言い換えると、凹凸の位置が変化するも凹
凸の大きさに変化はなく表土表面の水平化に問題を残す
結果となる。
【0053】しかしながら、本発明の均平作業機160
によれば、アッパリンクULと、均平作業機のマスト1
68との装着点に長孔168Aによる遊びを可能にして
いるので、リフトロッド51によるリフト高さがそのま
ま均平作業機に伝わらず、ロアリンクRLのリフト高さ
に比較して均平板163の下縁部のリフト高さは小さく
なる。即ち、均平作業機160のリフト高さは鎮圧輪1
64の接地点164Aを支点としたてこ運動になるの
で、ロアリンクRLの装着点と前記接地点164Aとの
間にある均平板163の下縁部163Aのリフト高さは
均平作業機160のリフト高さに比較して当然小さくな
り、均平板163が鎮圧輪164に近い程そのリフト高
さは小さくなり、圃場表面にピッチの小さい凹凸は形成
されるも、全体としてほぼ水平状態の表面に仕上げるこ
とができる。
【0054】以上の実施例ではアッパリンクULとマス
ト168との間に装着ピンULXが遊ぶ長孔、いわゆる
フリーゾーンを形成したものを示したが、図27Aに示
すように、アッパリンクULとトラクタとの取り付け部
においてフリ−ゾ−ンをもたせても作業機の姿勢を検出
することができ、トラクタとの取り付け部における装着
ピンの位置を伝達手段によりセンサS1に伝達する構成
にすることもできる。この実施例では伝達手段としての
ワイヤなどの引き回しは容易であるが、トラクタ側に変
更加工が必要になることがやや難点である。
【0055】さらに、図27Bに示すように、マスト1
68を固定マスト168Xと、ピンヒンジ168Zされ
た可動マスト168Yにより構成し、これにアッパリン
クULを装着するようにしてもよい。その可動マスト1
68Yの傾動の動きをワイヤW1などを介してセンサS
1に伝え、その出力で油圧制御回路50を切換えるよう
にすることも可能である。この実施例によれば、トラク
タについての改良加工は必要なく、簡便なものである
が、マストの一部に改造が必要となるが、ストッパ16
8Bの位置の選択によりフリ−ゾ−ンの選択が容易にな
る。
【0056】また、トラクタ、作業機の何れでもなく、
図27Cに示すように、アッパリンクを二つの部材16
8M、168Nにより構成し、両者の間にスライドを可
能とした構造、部材168Mに長孔168Pを、部材1
68Nに長孔168Pに嵌るピン168Eを形成して、
このピン168Eが長孔168Pの範囲で移動すること
ができるようにして。その動きを伝達手段としてのワイ
ヤなどのよりセンサに伝達するように構成することも可
能である。
【0057】これらの何れを選択するかは、作業機の姿
勢検出位置からセンサまでに伝達手段としてのワイヤな
どの引き回しする上での都合により選択すればよく、ま
た作業機の能力に適合したものを選択すればよい。
【0058】次に、以上説明した作業機を用いた水田の
均平作業について説明する。作業目的となる水田(図1
4)にボトム作業機10を用いて耕起反転作業を施す
(図15)のであって、この場合ボトム作業機10によ
れば鋤床Sが必ず水平状態となり、表面が畦に近い程盛
り上がっているがこれは後の作業により平らにされる。
この鋤床Sが水平状態にされる重要性は従来の技術の欄
で述べたので割愛するが、本発明における方法中最も重
要な作業であり、これにより均一環境の水田を提供する
ことが可能になり、これにより作柄の均一化を図ること
が可能になる。
【0059】さらに、均平作業機160を用いて同時に
粗砕土、鎮圧を同時に行いながら連続的に水田表面を均
平にする均平作業も行う(図16)。
【0060】以上の説明では水田の規模拡大について説
明したが、もちろん畑の規模拡大にも利用することがで
きるものであって、水田だけに限定されるものではな
い。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の作業機によれば、水田、畑耕起作業において、鋤底を
水平状態にして表土を耕すことができるので、表面の環
境が凹凸をもつものであっても、最終的には表土層が均
一化された水平な水田、畑とすることができ、圃場のど
の部分においても均一な作柄を期待するころができ、こ
れにより収量の増産によりコストの低廉化を図ることが
できる。
【0062】また、本発明の作業機によれば、ボトム作
業機の場合、前部と後部とにおいて高さ制御を行うこと
ができるので、鋤底の水平化を容易に実施することがで
きる共にプラウ効果により作土の乾きが早く、次の作業
工程を開始することができ、また、均平作業機にあって
は確実正確に表土の均平化を図ることができ、同時に粗
砕土、鎮圧を行い播種に適した床を形成することがで
き、わが国水田、畑の改良、規模拡大などに寄与でき、
これによりコスト低減、収量の安定化、品質の向上を図
ることができる。
【0063】さらに、他の発明の均平作業機によれば、
制御運動によるロアリンクの上下動がそのまま均平板の
上下動幅にならず、ロアリンクの装着位置から鎮圧輪に
至る中間位置に均平板があることから、その上下動幅は
小さくなり表土表面に形成される凹凸は小さく、そのピ
ッチも小さくなり圃場全体としては水平に近い状態にす
ることができる。
【0064】以上は表土表面を水平にする作業について
説明したが、レ−ザ光により描く平面に所定の勾配を付
することで、この勾配面に沿って均平機を作業させれ
ば、圃場の表面に傾斜を施すことができ畑地灌漑の便を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボトム作業機の平面図である。
【図2】 本発明のボトム作業機の側面図である。
【図3】 本発明のボトム作業機のほかの実施例の平面
図である。
【図4】 本発明のボトム作業機のほかの実施例の側面
図である。。
【図5】 本発明のボトム作業機のリフト機構の制御回
路図である。
【図6】 本発明のボトム作業機のゲ−ジホィ−ルの制
御回路図である。
【図7】 本発明の均平作業機の側面図である。
【図8】 本発明の均平作業機の一部の平面図である。
【図9】 本発明の均平作業機の一部拡大平面図であ
る。
【図10】 図9における均平板の角度変更を示す説明
平面図である。
【図11】 ほかの実施例による均平作業機の側面図で
ある。
【図12】 ほかの実施例による均平作業機の側面図で
ある。
【図13】 ほかの実施例によるタインに代わる砕土機
の側面図である。
【図14】 本発明を施す水田の断面図である。
【図15】 本発明を施す水田の耕起反転を施した水田
の断面図である。
【図16】 本発明を施す水田の粗砕土の後耕起圃場作
業を施した状態の断面図である。
【図17】 水田の規模拡大に伴う対象水田の断面図で
ある。
【図18】 同じく水田中間畦を除去した状態の断面図
である。
【図19】 同じく水田を耕起反転した状態の断面図で
ある。
【図20】 作業完了の状態を示す水田の断面図であ
る。
【図21】 従来の作業機による作業状態のトラクタの
背面図である。
【図22】 従来の作業機による作業状態の均一平作業
機の背面図である。
【図23】 本発明作業機による作業状態のトラクタの
背面図である。
【図24】 本発明作業機による作業状態の均一平作業
機の背面図である。
【図25】 本発明による均平作業機の側面図である。
【図26】 本発明による均平作業機の制御系の説明図
である。
【図27】 フリ−ゾ−ンの実施例の説明図である。
【図28】 表土の凹凸の補正作業の説明図である。
【符号の説明】
10 ボトム作業機 11 フロントフレ−ム 12 マスト 13 下部フレ−ム 14 リバ−スシリンダ 221 主フレ−ム 222 フレ−ム 223 ボトム 224 支持フレ−ム 31 水平センサ 32 水平センサ 33 受光部 33X レ−ザ発光部 34 制御回路 35 切換弁 38 受光部 41 ゲ−ジホィ−ル 42 スウィングア−ム 43 制御シリンダ 43X 圧油室 43Y 圧油室 43A 圧縮ばね 45 切換弁 46 流量制御弁 50 リフト機構 51 リフトロッド 52 枢支点 53 リフトア−ム 54 リフトシリンダ 54A ロッド 60 均平作業機 161 フレ−ム 162 砕土機 163 均平板 164 鎮圧輪 165 フレ−ム 166 枢着ピン 167 伸縮シリンダ 168 マスト 168A アッパリンクを取付ける長孔 UL アッパリンク ULX 枢着ピン RL ロアリンク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、クランブラ、均平板、鎮圧
    輪を備える作業機において、作業進行方向前方から順
    に、粗砕土機能とともに、均平板により押し集められる
    土を作業進行方向前方に送り出す機能をもつクランブラ
    と、このクランブラの後方位置に配置された均平板と、
    その後方位置にタインなどの砕土機と、鎮圧輪とを備え
    ることを特徴とする均平な圃場を形成する作業機。
  2. 【請求項2】 粗砕土機能を持つクランブラの作業進行
    方向前位置に、タインなどの砕土機を配置した請求項1
    記載の均平な圃場を形成する作業機。
  3. 【請求項3】 粗砕土機能を持つクランブラの作業進行
    方向後位置に、タインなどの砕土機を配置した請求項1
    記載の均平な圃場を形成する作業機。
  4. 【請求項4】 作業進行方向に沿って、作業機のフレ−
    ムに少なくとも、均平板の後に鎮圧輪を取付けて構成
    し、レ−ザ−ビ−ムにより描く水平面に受光部において
    水平状態を検出して作業機の姿勢を制御するように構成
    した均平作業機において、3点リンクのうちアッパリン
    クはマストに形成した長孔に装着されていて、その長孔
    の範囲内でアッパリンクの装着点が自由に移動できるよ
    うになっており、かつ、前記作業機のフレ−ムのロアリ
    ンク取付位置と、前記鎮圧輪の接地点とを結ぶ中間位置
    に均平板が取付けられ、この均平板がレ−ザ−ビ−ムに
    より定める基準平面に対して所定の高さになるようにロ
    アリンクの上下動により前記鎮圧輪の接地点を支点とし
    て均平板が上下動されるように構成したことを特徴とす
    る均平作業機。
  5. 【請求項5】鎮圧輪がゴムタイヤなどの車輪形式で、作
    業幅の両端部、あるいは、中央部、又は両端部と中央
    部、さらには、作業幅全域に配置されて構成したことを
    特徴とする請求項4記載の均平作業機。
  6. 【請求項6】鎮圧輪に代えソリ、鉄輪を作業幅の両端
    部、あるいは中央部、または両端部と中央部、さらには
    作業幅全域に配置されて構成したことを特徴とする請求
    項4記載の均平作業機。
  7. 【請求項7】均平作業機におけるマストには作業進行方
    向に沿った長いアッパリンク取付け用の長孔があり、こ
    の長孔の範囲でアッパリンクが自由に移動できるように
    構成した請求項4ないし請求項6記載の均平作業機。
  8. 【請求項8】 作業進行方向に沿って、作業機のフレ−
    ムに均平板を先頭に砕土機、鎮圧輪などを取付けて構成
    し、レ−ザ光により描く水平面に受光部において水平状
    態を検出して作業機の姿勢を制御するように構成した均
    平作業機において、3点リンクのうちアッパリンクはト
    ラクタとの装着部において長孔を介して装着され、その
    長孔の範囲でアッパリンクの装着点が自由に移動できる
    ようになっていて、かつ、前記作業機のフレ−ムのロア
    リンク取付位置と、前記鎮圧輪の接地点とを結ぶ中間位
    置に均平板が取付けられ、この均平板がレ−ザ−ビ−ム
    により定める基準平面に対して所定の高さになるように
    ロアリンクの上下動により前記鎮圧輪の接地点を支点と
    して均平板が上下動されるように構成したことを特徴と
    する請求項4ないし請求項6記載の均平作業機。
  9. 【請求項9】 作業進行方向に沿って、作業機のフレ−
    ムに均平板を先頭に砕土機、鎮圧輪などを取付けて構成
    し、レ−ザ−ビ−ムにより描く水平面に受光部において
    水平状態を検出して作業機の姿勢を制御するように構成
    した均平作業機において、3点リンクのうちアッパリン
    クは作業機が備えるマストの固定マストの上端部に傾動
    自在に設けてある可動マストに対して装着され、その傾
    動の範囲でアッパリンクの装着点が自由に移動できるよ
    うになっていて、かつ、前記作業機のフレ−ムのロアリ
    ンク取付位置と、前記鎮圧輪の接地点とを結ぶ中間位置
    に均平板が取付けられ、この均平板がレ−ザ−ビ−ムに
    より定める基準平面に対して所定の高さになるようにロ
    アリンクの上下動により前記鎮圧輪の接地点を支点とし
    て均平板が上下動されるように構成したことを特徴とす
    る請求項4ないし請求項6記載の均平作業機。
  10. 【請求項10】 作業進行方向に沿って、作業機のフレ
    −ムに均平板を先頭に砕土機、鎮圧輪などを取付けて構
    成し、レ−ザ−ビ−ムにより描く水平面に受光部におい
    て水平状態を検出して作業機の姿勢を制御するように構
    成した均平作業機において、3点リンクのうちアッパリ
    ンクは長さ方向に伸縮自在になっていて、伸縮自在の範
    囲でアッパリンクの長さが自由に伸縮し、かつ、前記作
    業機のフレ−ムのロアリンク取付位置と、前記鎮圧輪の
    接地点とを結ぶ中間位置に均平板が取付けられ、この均
    平板がレ−ザ−ビ−ムにより定める基準平面に対して所
    定の高さになるようにロアリンクの上下動により前記鎮
    圧輪の接地点を支点として均平板が上下動されるように
    構成したことを特徴とする請求項4ないし請求項6記載
    の均平作業機。
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