JPH099631A - 圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用インバータ - Google Patents

圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用インバータ

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Publication number
JPH099631A
JPH099631A JP7181082A JP18108295A JPH099631A JP H099631 A JPH099631 A JP H099631A JP 7181082 A JP7181082 A JP 7181082A JP 18108295 A JP18108295 A JP 18108295A JP H099631 A JPH099631 A JP H099631A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric transformer
cathode tube
cold cathode
voltage
load
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Pending
Application number
JP7181082A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sato
宏行 佐藤
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 あらゆる負荷に対して対応する高効率の圧電
トランスを用いた冷陰極管点灯用インバータを提供する
こと。 【構成】 圧電トランス16の共振周波数近傍で発振す
る電圧制御発振回路11、前記電圧制御発振回路11の
出力電圧を増幅する電力可変型増幅回路12および入出
力端子を有する圧電トランス16を用いた冷陰極管点灯
用インバータで、前記圧電トランスの出力端子間に並列
に負荷コンデンサ32を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷陰極管点灯用インバ
ータに関し、特に、冷陰極管を点灯するためのインバー
タ電源を効率良く駆動するための駆動方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来の冷陰極管点灯用インバー
タの回路図を示す。図5に示すように、冷陰極管17を
駆動するための回路は、位相検出回路14と、発振周波
数制御回路13と、電圧制御発振回路11と、外付け可
変抵抗15を有した電力可変型増幅回路12および圧電
トランス16より構成されている。
【0003】前記冷陰極管17は、放電を開始する点灯
直前までは、電流が殆ど流れず、放電を開始すると、5
mA〜10mA程度の電流が流れるという特性を有して
いる。
【0004】一方、圧電トランス16は、図1(a)に
示すように、負荷が軽いときには、21のような高電圧
の出力が得られ、負荷が重くなると22のように共振周
波数が下がり、最大電圧も下がった出力を発生させる負
荷特性を有しており、前記冷陰極管17を点灯させるに
は、適した特性を有しているものである。
【0005】発振周波数fr1(図1参照)の電圧が電
圧制御発振回路11から電力可変型増幅回路12に入力
され、増幅された電圧が圧電トランス16に入力され
る。
【0006】圧電トランスは、前述のような特性を有し
ているため、冷陰極管17の点灯前は高電圧を出力し、
冷陰極管17に印加する。
【0007】位相検出回路14は、圧電トランス16が
入力あるいは出力する、電圧の位相を検出、比較し、発
振周波数を変化させる信号を出力する回路であり、冷陰
極管17点灯前は周波数を変化させる信号も出力せず、
点灯後は負荷が重くなり、圧電トランス16の共振点が
fr2(図1参照)に変動するため、発振周波数を下げ
るための信号を出力し、駆動を安定化させていた。
【0008】また、電力可変型増幅回路12の外付け可
変抵抗15を調整して圧電トランス16に加える電力を
調整し、冷陰極管17の輝度を調整するようにしてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6、図7に
示すように、圧電トランスは、構造・寸法により最適負
荷(1/ωCd2)が決まってしまい、冷陰極管17の負
荷(RL)が変わると、効率が悪くなり、負荷ごとに圧
電トランス自体を再設計しなければならなかった。ま
た、実際の負荷と設計した最適負荷とは、ずれが生じ、
効率が最大でインバータを駆動させることが困難であっ
た。
【0010】本発明の目的は、あらゆる負荷に対して対
応する高効率の圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用イ
ンバータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧電ト
ランスの共振周波数近傍で発振する電圧制御発振回路、
前記電圧制御発振回路の出力電圧を増幅する電力可変型
増幅回路および入出力端子を有する圧電トランスから構
成される冷陰極管点灯用インバータにおいて、前記圧電
トランスの出力端子間に並列に高圧用の負荷コンデンサ
を接続したことにより、あらゆる負荷に対応する高効率
である圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用インバータ
を提供できる。
【0012】
【作用】本発明の冷陰極管点灯用インバータは、圧電ト
ランスの出力端子間に並列に高圧用の負荷コンデンサを
接続したことにより、圧電トランスの2次側静電容量C
d2を負荷RLに一致させ(図3参照)、同一の圧電トラ
ンスで、あらゆる負荷に対し高効率である。この場合、
圧電トランスを設計する上で、 1/ωCd2>RL・・・・・(1) となることが条件となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0014】本実施例は、圧電トランスの図1(a)に
示す出力電圧特性を考慮し、圧電トランスの2次側静電
容量による容量性負荷、および負荷の冷陰極管の容量性
による、図1(b)に示す出力電流位相特性の共振点に
おける位相の進みを利用し、駆動周波数を制御するよう
にしたものであり、図5で示す従来の回路構成に対し、
図2に示すように、圧電トランス16の出力端子間に並
列に高圧用の負荷コンデンサ32を接続し、冷陰極管1
7を駆動しようとした回路構成である。
【0015】(1)式に基づいて、圧電トランス16
を、図3に示すように、1/ωCd2はRLより高抵抗側
(右側)になるように設計し、出力端子間に並列に約2
pFの高圧用負荷コンデンサ32を接続し、冷陰極管1
7を駆動した。
【0016】冷陰極管17の点灯前は、電圧制御発振回
路11から約82KHzの出力電圧が電力可変型増幅回
路12に入力され、増幅された電圧が圧電トランス16
に入力される。
【0017】圧電トランス16に入力された電圧と、入
力電圧より90度位相の進んだ出力電圧が、出力検出用
分圧抵抗18によって検出されているため、位相検出回
路14では、発振周波数を変化させる信号は出力されな
い。
【0018】冷陰極管17の点灯後は、冷陰極管17に
電流が5mA〜10mA程度流れるため、両端の電圧が
低下し、負荷が重くなり、圧電トランスの共振点が約8
0KHzに変動する。
【0019】この時、位相検出回路14には、90度位
相がさらに進んだ電圧波形が入力されるために、位相検
出回路14から周波数を下げるための信号が、発振周波
数制御回路13を介して電圧制御発振回路11に出力さ
れる。
【0020】この周波数を下げる信号により、電圧制御
発振回路11では、圧電トランス16の入出力電圧の位
相が再び90度になるように発振が制御され、発振周波
数が約80KHzに維持される。
【0021】圧電トランス16の出力端子間に高圧用負
荷コンデンサ32を接続することは、図3において、1
/ωCd2が低負荷側(左側)にシフトすることになる。
すなわち、RLでは、負荷容量に応じて効率が変化する
ことになり、従来回路との比較効率では、図4に示すよ
うに、従来回路での効率を1とした時、約2pFで比較
効率最大1.05となる結果を得ることができ、任意の
RLにおいても、接続した高圧用の負荷コンデンサの容
量を調整することにより、同様の結果を得ることができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、圧
電トランスの共振周波数近傍で発振する電圧制御発振回
路、前記電圧制御発振回路の出力電圧を増幅する電力可
変型増幅回路、および入出力端子を有する圧電トランス
から構成される冷陰極管点灯用インバータにおいて、前
記圧電トランスの出力端子間に並列に高圧用の負荷コン
デンサを接続したことにより、あらゆる負荷に対応する
圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用インバータの提供
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電トランスの周波数対負荷特性を示す図。図
1(a)は圧電トランスの周波数対出力電圧特性を示す
図。図1(b)は圧電トランスの周波数対出力電流位相
特性を示す図。
【図2】本発明における実施例の圧電トランスを用いた
冷陰極管用インバータの回路図。
【図3】本発明における実施例の圧電トランスの最適負
荷とRLとの関係を示す図。
【図4】本発明における実施例の接続したコンデンサ容
量と従来回路との比較効率ηとの関係を示す図。
【図5】従来の圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用イ
ンバータの回路図。
【図6】圧電トランスの2次側等価回路図。
【図7】圧電トランスの最適負荷(1/ωCd2)と効率
の負荷依存性を示す図。
【符号の説明】
11 電圧制御発振回路 12 電力可変型増幅回路 13 発振周波数制御回路 14 位相検出回路 15 外付け可変抵抗 16 圧電トランス 17 冷陰極管 18 出力検出用分圧抵抗 21 軽負荷時の圧電トランス出力特性 22 重負荷時の圧電トランス出力特性 31 圧電トランスの2次側静電容量 32 本発明における負荷コンデンサ C 負荷コンデンサ Cd2 2次側静電容量 fr1,fr2 発振周波数 RL 負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランスの共振周波数近傍で発振す
    る電圧制御発振回路、前記電圧制御発振回路の出力電圧
    を増幅する電力可変型増幅回路および入出力端子を有す
    る圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用インバータにお
    いて、前記圧電トランスの出力端子間に並列に高圧用の
    負荷コンデンサを接続したことを特徴とする圧電トラン
    スを用いた冷陰極管点灯用インバータ。
JP7181082A 1995-06-22 1995-06-22 圧電トランスを用いた冷陰極管点灯用インバータ Pending JPH099631A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420