JPH09232094A - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置

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JPH09232094A
JPH09232094A JP3455596A JP3455596A JPH09232094A JP H09232094 A JPH09232094 A JP H09232094A JP 3455596 A JP3455596 A JP 3455596A JP 3455596 A JP3455596 A JP 3455596A JP H09232094 A JPH09232094 A JP H09232094A
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堀井  滋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電ランプ製造上の公差により安定点灯可能
な周波数範囲が異なり、また経時変化で安定点灯できる
周波数範囲が変化しても、常にその放電ランプに適した
点灯条件で安定に高周波点灯できる放電ランプ点灯装置
を提供する。 【解決手段】 点灯回路2がランプ電流波形に比例した
信号を検出する抵抗15とランプ電流波形に比例した信
号からランプ電流波形のピーク値の変化を検出しピーク
値の変化 比例した信号を出力するピーク変化検出回路
16とで構成されたアーク変動検出回路7と、ランプ電
流波形のピーク値に変化が発生した時にその変化を小さ
くする方向に点灯周波数を変化させる制御信号を出力す
る点灯条件制御回路8とを有し、ランプ1を1kHzを
下限とする高周波で点灯する構成で、ランプ電流波形の
ピーク値の変化が無くなるように点灯周波数を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電ランプ、特にH
IDランプ(高輝度放電ランプ)の放電アークの変動
を、ランプ特性の変化から検出し、放電アークの変動が
小さくなる点灯条件に設定することで安定に高周波点灯
する放電ランプ点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、HIDランプは、高輝度、高効
率、長寿命の特徴から屋外照明分野などに広く応用され
てきた。中でもメタルハライドランプは演色性が良く、
その特性を生かし、屋内照明光源、映像機器用光源、自
動車前照灯用光源として注目を集めている。
【0003】放電ランプを安定に高周波点灯する方法と
して、例えば特公平7−66866号公報に記載された
ものがある。特公平7−66866号公報によれば、2
0kHzないし80kHzの周波数の範囲で放電媒体内
に音響共鳴が発生する周波数で放電ランプを点灯するこ
とにより、放電ランプを水平位置で点灯した時でも対流
に起因する放電アークの曲がりを軽減し直線状に安定点
灯できることを開示している。また、点灯周波数を変調
することにより、放電ランプの放電アークが直線状に安
定する周波数範囲が拡大することも示している。
【0004】また、特開平7−14684号公報によれ
ば、放電ランプに定常半径方向に音響共鳴を励起させる
10kHz〜100kHzの中間周波の交流電流成分を
供給し、その交流電流成分の周波数FVと定常半径方向
音響波の基本周波数FRとの間にn・2FV=mF
R(m、n:整数)の関係がほぼ成立する時、放電ラン
プを水平点灯した時の対流に起因する放電アークの曲が
りを軽減でき安定に点灯できると示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成(特公平7−66866号公報、特開平7−14
684号公報)では、放電アークが変動することなく、
安定に点灯できる周波数範囲が存在するが、その範囲は
非常に狭く、また同じ形式のランプであっても、一般に
音響共鳴が放電空間の形状と放電空間の音速とで決まる
周波数で点灯したときに発生する現象であるため(「ジ
ェイ エイピーピーエル フィジックス」45巻第5号
1978年(Harald L. Witting:"Acoustic resonances in
cylindri-cal high-pressure arc discharges",J.App
l.Phys,Vol.45,No.5(1978)参照))、放電ランプの製造
上の公差により安定に点灯できる周波数範囲が異なる。
また経時変化により放電ランプの黒化や封入物質の消失
が生じるため発光管内の音速が変化し、安定に点灯でき
る周波数範囲が変化するという問題点があった。
【0006】例えば5本の35W小形メタルハライドラ
ンプについて、点灯初期において放電アークが変動する
ことなく直線状に安定点灯できる周波数範囲を実験的に
求めた結果を(表1)に示す。
【0007】
【表1】
【0008】この(表1)から明らかなように、75k
Hz付近で放電アークが変動することなく安定に点灯で
きるが、(表1)に示す周波数範囲以外では放電アーク
に変動が発生した。また、ランプA〜ランプEは同じ形
式のランプであるにもかかわらず、発光管形状や封入物
質の製造上の公差により、放電アークが安定する周波数
がそれぞれ異なることが分かる。このことから、例えば
点灯周波数が72kHz一定の点灯回路で点灯した時、
AとBのランプは安定に点灯することができるがC、
D、Eのランプは安定に点灯させることができず、A、
B、C、D、E全てのランプを安定に点灯できる共通の
周波数範囲は存在しない。すなわち、それぞれのランプ
専用に周波数を設定した点灯回路が必要であり、一般的
な点灯周波数を固定した回路では同じ形式のランプであ
ってもすべてのランプを安定に点灯させるこはできない
という問題点を有していた。
【0009】また、この35W小形メタルハライドラン
プを安定に点灯できる周波数範囲の経時変化の一例を図
9に示す。斜線部が安定に点灯できる周波数範囲であ
る。図9から、放電アークが変動することなく安定に点
灯できる周波数範囲が点灯時間の経過と共に変化してい
ることが分かる。このことから、点灯周波数を、例えば
76kHz一定で点灯したとき、1000時間までは安
定に点灯できるが、1000〜1500時間経過する
と、放電アークが不安定な点灯周波数領域となる。すな
わち、1000〜1500時間経過後も放電アークを安
定に点灯するには、例えば途中で点灯周波数を76kH
zから73kHzへ変更させる必要があり、点灯時間の
経過と共に、同一周波数の点灯回路で常に放電アークを
安定に点灯させることができないという問題点を有して
いた。
【0010】一方、特公平7−66866号公報に示さ
れるように点灯周波数に変調かけた場合、安定に点灯で
きる周波数範囲は拡大し、製造上の公差、経時変化を吸
収することは可能であるが、どのように点灯周波数を選
択し、どのように制御するかは示されていない。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、放電ランプの製造上の公差により安定に点灯でき
る周波数範囲が異なるランプやまた経時変化により安定
に点灯できる周波数範囲が変化した時、常にその放電ラ
ンプに適した点灯条件で放電アークに変動が無く安定に
高周波点灯できる放電ランプ点灯装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の放電ランプ点灯装置は、放電ランプと、前
記放電ランプに接続された点灯回路とを備え、前記点灯
回路が前記放電ランプの放電アークの変動をランプ特性
の変化から検出するアーク変動検出手段と前記アーク変
動検出手段の出力に応じて前記放電ランプの放電アーク
の変動が小さくなる点灯条件に設定する点灯条件制御手
段とを有し、アーク変動検出手段が、低周波領域でほぼ
一定の周期で変化する放電ランプの電気特性または光出
力特性を検出し、前記放電ランプを1kHzを下限とす
る高周波で点灯する構成である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。まず実験結果と動作原理につ
いて説明する。図10は35W小形メタルハライドラン
プの特定のサンプルを周波数の異なる3種類の正弦波
(75.0kHz、73.5kHz、70.0kHz)
で点灯したときのランプ電流波形のピーク値の変化を示
したものである。この35W小形メタルハライドランプ
の放電アークが音響共鳴現象を利用し直線状で安定に点
灯する周波数範囲は実験結果から74.0〜79.0k
Hzであり、この範囲内の75.0kHzで点灯した時
は、放電アークに変動はなく直線状で安定である。一
方、73.5kHzおよび70.0kHzで点灯した時
は、安定な点灯条件から外れるために、放電アークに変
動が発生する。
【0014】放電アークが直線状で安定になる周波数7
5.0kHzで点灯した時、ランプ電流波形のピーク値
は変化が無く一定になり、ピーク値を結ぶ線は図10
(a)に破線で示すように一直線になる。ところが放電
アークに変動が発生する周波数73.5kHzおよび7
0.0kHzで点灯すると、それぞれ図10(b)と
(c)に示すようにランプ電流波形のピーク値に変化が
生じ、ピーク値が周期的に下がる期間を有する。なお、
図10(b)、(c)は図10(a)と比べて時間軸
(横軸)を圧縮して記述してある。
【0015】この時、73.5kHzで点灯した時のラ
ンプ電流波形のピーク値の変化の大きさ(Δd)をd
1 、同様に70.0kHzで点灯した時のランプ電流波
形のピーク値の変化の大きさ(Δd)をd2とすると、
1<d2 となった。また、放電アークの変動を目視で
観察した結果、73.5kHzで点灯した時と70kH
zで点灯した時とを比較すると、70.0kHzで点灯
した時の方が73.5kHzで点灯した時よりも放電ア
ークの変動が大きく、点灯周波数が放電アークが変動な
く安定する周波数範囲から外れるほど放電アークの変動
が大きくなる傾向になり、放電アークの変動が大きいほ
どランプ電流波形のピーク値の変化が大きくなる。
【0016】図11は上記と同様の条件で点灯した時の
ランプ電圧波形のピーク値の変化を示したものである。
放電アークが直線状で安定になる周波数75.0kHz
で点灯した時、ランプ電圧波形のピーク値は一定にな
り、ピーク値を結ぶ線は図11(a)に破線で示すよう
に一直線になる。ところが放電アークに変動が発生する
周波数73.5kHz及び70.0kHzで点灯する
と、それぞれ図11(b)と(c)に示すようにランプ
電圧波形のピーク値に変化が生じ、ピーク値が周期的に
上昇する期間を有する。なお、図10と同様に図11
(b)、(c)は図11(a)と比べて時間軸(横軸)
を圧縮して記述してある。この時、73.5kHzで点
灯した時のランプ電圧波形のピーク値の変化の大きさ
(Δd)をd3 、同様に70.0kHzで点灯した時の
ランプ電圧波形のピーク値の変化の大きさ(Δd)をd
4とすると、d3<d4 となった。すなわち、放電アーク
の変動が大きいほどランプ電圧波形のピーク値の変化も
大きくなる。
【0017】以上のことから、点灯周波数が放電アーク
が変動なく安定する周波数範囲から外れる度合Δfと目
視観察による放電アークの変動の大きさとの間には図1
2に示すような関係があることが実験から判明した。図
12より、Δfが大きくなるに従い、放電アークの変動
は急激に増加する傾向にある。
【0018】また、ランプ電流波形又はランプ電圧波形
のピーク値の変化の大きさ(Δd)と目視で観察した放
電アークの変動の大きさとの間には図13に示すような
傾向があった。図13より、Δdが大きくなるに従い、
放電アークの変動は急激に増加する傾向にある。この
時、図10(b)、(c)および図11(b)、(c)
に示すランプ電流波形またはランプ電圧波形のピーク値
の変化は、ほぼ一定の周期で生じる。また、このランプ
電流波形またはランプ電圧波形のピーク値の変化の周期
は、放電アークの変動の状態により異なるため様々な周
期が存在するが、どの周期でランプ電流波形またはラン
プ電圧波形のピーク値の変化が生じやすいかをを調べる
と、図14に示すようになる。図14より、ランプ電流
波形またはランプ電圧波形のピーク値の変化は、ほぼ1
0ms以上の周期で生じる。
【0019】すなわち、放電ランプを高周波で点灯した
時、放電アークが不安定で変動が生じれば、ランプ電流
波形またはランプ電圧波形のピーク値に低周波領域の周
期的な変化が生じ、ランプ電流波形またはランプ電圧波
形のピーク値の変化の大きさを検出し、その大きさを小
さくする方向に点灯周波数を変化させることにより、製
造上の公差により放電アークが安定する周波数が異なる
放電ランプおよび経時変化により放電アークが安定する
周波数が変化した放電ランプでもその放電ランプに適し
た点灯周波数で安定に点灯することができる。この時、
変化周期10msを抽出するには、点灯周波数が1kH
z以上であれば十分可能であり、1kHz以上の点灯周
波数に対して本発明が適応できる。
【0020】尚、ランプ電流波形およびランプ電圧波形
のピーク値に変化が生じるので、同様にランプ電力やラ
ンプインピーダンスなどの電気特性にもピーク値の変化
が生じ、その変化の大きさを小さくする方向に点灯周波
数を変化させることにより、その放電ランプに適した点
灯周波数で安定に点灯することができる。また、ランプ
電流波形およびランプ電圧波形のピーク値に変化が生じ
ると、ランプ電流波形およびランプ電圧波形の平均値お
よび実効値にも変化が生じることになるので、平均値、
実効値の変化を検出しても、同様に放電アークの変動を
検出することができる。
【0021】また、放電アークが不安定になり変動が生
じると、光出力特性にも同様に変化が生じるので、その
変化の大きさを小さくする方向に点灯周波数を変化させ
ることにより、その放電ランプに適した点灯周波数で安
定に点灯することができる。
【0022】(第1の実施の形態)次に上記原理に基づ
いた具体的な実施の形態について説明する。図1は本発
明の第1の実施の形態における放電ランプ点灯装置の構
成図を示すもので、ランプ電流波形のピーク値の変化を
検出するものである。図1(a)において、1は放電ラ
ンプである35W小形メタルハライドランプ、2は35
W小形メタルハライドランプ1を始動・点灯させるため
の点灯回路である。
【0023】点灯回路2は、商用の交流電源10と交流
電源10の出力を整流平滑して直流に変換する整流平滑
回路11とで構成される直流電源3と、トランジスタ1
2、13とダイオード121、131とコンデンサ14
とで構成され直流電源3の出力を交流に変換するインバ
ータ回路4と、インバータ回路4の出力端に接続された
35W小形メタルハライドランプ1に供給するランプ電
流の制限素子であるチョークコイル5と、35W小形メ
タルハライドランプ1に放電開始のための高圧パルスを
印加する高圧パルス発生回路6と、ランプ電流波形を検
出するための抵抗15と、抵抗15で検出したランプ電
流波形のピーク値の変化を検出しピーク値の変化に比例
した信号を出力するピーク変化検出回路16とで構成さ
れたアーク変動検出手段であるアーク変動検出回路7
と、アーク変動検出回路7の出力を入力しランプ電流波
形のピーク値に変化が発生した時にその変化を小さくす
る方向に点灯周波数を変化させる制御信号を出力する点
灯条件制御手段である点灯条件制御回路8と、点灯条件
制御回路8の出力制御信号に応じてインバータ回路4の
交流出力の周波数を変化させるためにトランジスタ1
2、13に駆動信号を出力する駆動回路9とで構成され
る。
【0024】ピーク変化検出回路16は図1(b)に示
すように、抵抗15で検出したランプ電流波形に比例し
た信号I1を入力し信号I1の絶対値を出力する絶対値回
路17と、絶対値回路17の出力を入力しそのピーク値
を検出するサンプルホールド回路18と、点灯条件制御
回路8からの出力信号I2、I3を入力しサンプルホール
ド回路18のサンプルホールドするタイミングを演算す
るNOR回路19と、サンプルホールド回路18の出力
の抵抗20を介した場合と抵抗21とコンデンサ22と
で構成される積分回路を介した場合との差を演算する減
算回路23とで構成される。
【0025】以上のように構成された第1の実施の形態
の放電ランプ点灯装置の動作を以下に説明する。高圧パ
ルス発生回路6から高電圧パルスが発生し35W小形メ
タルハライドランプ1が放電を開始する。35W小形メ
タルハライドランプ1が放電を開始すると直流電源3の
出力をインバータ回路4により放電アークを直線状で安
定に点灯する周波数f(例えば75kHz)の交流に変
換し、チョークコイル5で電流制限されて35W小形メ
タルハライドランプ1には、ほぼ正弦波状の電流波形が
供給され点灯を維持する。35W小形メタルハライドラ
ンプ1の点灯後は、アーク変動検出回路7の抵抗15で
図2(a)に示すようなランプ電流波形に比例した信号
1を検出する。
【0026】ピーク変化検出回路16は抵抗15で検出
したランプ電流波形に比例した信号I1 のピーク値の変
化を検出するものであり、すなわち図2(b)に示す放
電アークに変動が生じたときのランプ電流波形のピーク
値の変化の大きさaに比例した信号を出力する構成のも
のである。絶対値回路17は図2(c)に示すランプ電
流波形に比例した信号I1 の絶対値を検出し、サンプル
ホールド回路18に出力する。サンプルホールド回路1
8はNOR回路19で演算されたタイミングでサンプル
ホールドし、図2(d)に示すランプ電流波形に比例し
た信号I1 のピーク値の変化を検出し、減算回路23に
出力する。
【0027】この時、ランプ電流がピークに達した時に
サンプルホールドしなければならないが、一般に図1の
回路構成でランプ電流がピークに達するのはインバータ
回路4のトランジスタ12、または13がOFFした瞬
間であり、通常、トランジスタ12、13には両方がO
FFになるいわゆるデッドタイムが設けてあるため、図
3(a)、(b)に示す点灯条件制御回路8の出力制御
信号から、図3(c)に示すデッドタイムの瞬間にサン
プルホールドするように演算した信号をNOR回路19
から出力し、図2(d)に示すランプ電流波形に比例し
た信号I1 のピーク値の変化を検出することができる。
なお、図3(a)、(b)はそれぞれトランジスタ1
2、13の制御信号に相当する。
【0028】減算回路23はサンプルホールド回路18
の出力を抵抗20または抵抗21、コンデンサ22で構
成された積分回路を介した2つの信号を入力し、それぞ
れの信号の差を演算して点灯条件制御回路8に出力す
る。この時、抵抗20を介したA点の信号は図2(d)
に示すサンプルホールド回路18で検出したランプ電流
波形のピーク値の変化に比例した信号であるが、積分回
路を介したB点ではランプ電流波形のピーク値に変化が
生じる周期T1 に対してピーク値の変化が十分に小さく
なるように積分する構成にすることによって、図2
(e)に示すようにほぼ一直線になり、B点の信号から
A点の信号を差し引いた出力信号は図2(f)のように
なり、信号I1 のピーク値の変化分を求めた信号すなわ
ちランプ電流波形のピーク値の変化の大きさaに比例し
た信号となる。
【0029】35W小形メタルハライドランプ1の放電
アークが直線状で変動がなく安定に点灯している時は、
ランプ電流波形のピーク値に変化はないが、35W小形
メタルハライドランプ1の放電アークに微少な変動が発
生するとアーク変動検出回路7は図2(b)に示すよう
なランプ電流波形のピーク値の変化の大きさaを検出
し、ピーク値の変化の大きさaに対して所定の信号を点
灯条件制御回路8に出力する。
【0030】点灯条件制御回路8はアーク変動検出回路
7の出力信号からランプ電流波形のピーク値に変化があ
るかどうかを判断し、ランプ電流波形のピーク値に変化
があるときには所定の周波数f1だけ点灯周波数fを変
化させる(例えば0.1kHzだけ点灯周波数を下げ
る)ように出力制御信号を駆動回路9に出力する。点灯
周波数の変化でランプ電流波形のピーク値に変化がなく
なれば、図2(b)に示すランプ電流波形のピーク値の
変化の大きさaが0になり、アーク変動検出回路7の出
力信号から点灯条件制御回路8は35W小形メタルハラ
イドランプ1が変動なく安定であることを認識し、変化
させた後の点灯周波数で35W小形メタルハライドラン
プ1は点灯を維持する。
【0031】また点灯周波数を変化させた後もランプ電
流波形のピーク値の変化が存在していれば、点灯条件制
御回路8は点灯周波数を変化させる前と変化させた後の
アーク変動検出回路7からの出力信号を比較し(点灯周
波数を変化させる前のピーク値の変化をa1 として記憶
し、周波数を変化させた後のピーク値の変化の大きさa
と比較)、点灯周波数を変化させた後の方がランプ電流
波形のピーク値の変化が小さくなっている(a1 >a)
なら、図12、図13の関係から35W小形メタルハラ
イドランプ1の放電アークの変動が小さくなる方向に点
灯周波数を変化させたと判断し、1回目に変化させた方
向すなわち点灯周波数を下げる方向に所定の周波数f1
ずつ点灯周波数を変化させ、図2(b)に示すランプ電
流波形のピーク値の変化の大きさaが0になるまで、点
灯周波数を変化させる。
【0032】逆に、点灯周波数を変化させた後の方がラ
ンプ電流波形のピーク値の変化が大きくなっている(a
1 <a)ならば、図12、図13の関係から放電アーク
の変動が大きくなる方向に点灯周波数を変化させたと判
断し、1回目に変化させた方向とは逆の方向すなわち点
灯周波数を大きくする方向に所定の周波数f1ずつ点灯
周波数を変化させ、図2(b)に示すランプ電流波形の
ピーク値の変化の大きさaが0になるまで、点灯周波数
を変化させる。そして、点灯条件制御回路8が35W小
形メタルハライドランプ1の放電アークに変動がなく安
定したと判断すると、以後この点灯周波数で35W小形
メタルハライドランプ1の点灯を維持する。上記制御の
流れ図を図4に示す。図4に示す制御はマイクロコンピ
ュータを用いれば容易に実現できる。図4ではランプ電
流波形のピーク値の変化の大きさaが0となるように説
明したが、aを最小限に抑える制御としても同様の効果
が得られる。
【0033】以上のような第1の実施の形態の構成によ
り、35W小形メタルハライドランプ1のランプ電流波
形のピーク値の変化の大きさaが0になるように点灯周
波数を制御することにより、常に35W小形メタルハラ
イドランプ1の放電アークに変動のない安定な点灯周波
数で35W小形メタルハライドランプ1を点灯できるの
で、製造上の公差および経時変化によって35W小形メ
タルハライドランプ1の放電アークが安定で変動しない
周波数範囲が変化しても、常に35W小形メタルハライ
ドランプ1に適した点灯条件で安定に高周波点灯でき
る。
【0034】また、ランプ電流波形のピーク値の変化の
大きさaの代わりに、例えば、図2(b)に示す周期T
1 を検出しても放電アークの変動を検出することができ
る。また、ランプ電流波形のピーク値の変化の大きさa
と同時に周期T1 を検出し、周期T1 ごとにランプ電流
波形のピーク値の変化の大きさaを検出すれば、例えば
図2(g)に示すように、本来の周期T1 以外の所にノ
イズの影響でランプ電流波形のピークに変化があるよう
な信号となったとしても、その信号はノイズによるもの
であると判断できるため、ノイズに対して影響を受けに
くい構成とできる。
【0035】(第2の実施の形態)図5は本発明の第2
の実施の形態における放電ランプ点灯装置の構成図を示
すもので、ランプ電圧波形のピーク値の変化を検出する
ものである。構成としては第1の実施の形態とほぼ同じ
であり、同じ機能を有するものには同符号をつけてあり
説明は省略する。異なる点は、アーク変動検出手段であ
るアーク変動検出回路71がランプ電圧波形を検出する
ための抵抗24、25と、ピーク変化検出回路26とで
構成される点である。
【0036】以上のように構成された第2の実施の形態
の放電ランプ点灯装置の動作を説明する。動作について
も第1の実施の形態とほぼ同じであり、アーク変動検出
回路71の抵抗24、25で図6(a)に示すようなラ
ンプ電圧波形に比例した信号I4を検出する。ピーク変
化検出回路26は抵抗24,25で検出したランプ電圧
波形に比例した信号I4 のピーク値の変化を検出するも
のであり、すなわち図6(b)に示す放電アークに変動
が生じたときのランプ電圧波形のピーク値の変化の大き
さbに比例した信号を出力する構成のものである。
【0037】絶対値回路27では図6(c)に示すラン
プ電圧波形に比例した信号I4 の絶対値を検出し、サン
プルホールド回路28に出力する。サンプルホールド回
路28はNOR回路29で演算されたタイミングでサン
プルホールドし、図6(d)に示すランプ電圧波形に比
例した信号I4 のピーク値の変化を検出し、減算回路3
3に出力する。この時、ランプ電圧がピークに達した時
にサンプルホールドしなければならないが、一般に図5
の構成ではランプ電圧とランプ電流は同相であり、ラン
プ電流波形のピーク値を検出する場合と同様に、点灯条
件制御回路8の出力制御信号のデッドタイムの瞬間にサ
ンプルホールドするようにNOR回路29で演算し、図
6(d)に示すランプ電圧波形に比例した信号I4 のピ
ーク値の変化を検出することができる。
【0038】減算回路33はサンプルホールド回路28
の出力を抵抗30または抵抗31、コンデンサ32で構
成された積分回路を介した2つの信号を入力し、それぞ
れの信号の差を演算して点灯条件制御回路8に出力す
る。この時、抵抗30を介したC点の信号は図6(d)
に示すサンプルホールド回路28で検出したランプ電圧
波形のピーク値の変化に比例した信号であるが、積分回
路を介したD点ではランプ電圧波形のピーク値に変化が
生じる周期T2 に対してピーク値の変化が十分に小さく
なるように積分するように構成することによって、図6
(e)に示すようにほぼ一直線になり、C点の信号から
D点の信号を差し引いた出力信号は、図6(f)のよう
になり、信号I4 のピーク値の変化分を求めた信号すな
わちランプ電圧波形のピーク値の変化の大きさbに比例
した信号となる。
【0039】35W小形メタルハライドランプ1の放電
アークに変動なく安定に点灯している時は、ランプ電圧
波形のピーク値に変化はないが、35W小形メタルハラ
イドランプ1の放電アークに微少な変動が発生するとア
ーク変動検出回路71は図6(b)に示すようなランプ
電圧波形のピーク値の変化の大きさbを検出し、ピーク
値の変化の大きさbに対して所定の信号を点灯条件制御
回路8に出力する。点灯条件制御回路8はアーク変動検
出回路71の出力信号からランプ電圧波形のピーク値に
変化があるかどうかを判断し、ランプ電圧波形のピーク
値に変化があるときには所定の周波数f1だけ点灯周波
数fを変化させる(例えば0.1kHzだけ点灯周波数
を下げる)ように駆動回路9に信号を出力する。点灯周
波数の変化でランプ電圧波形のピーク値に変化がなくな
れば、図6(b)に示すランプ電圧波形のピーク値の変
化の大きさbが0になり、アーク変動検出回路71の出
力信号から点灯条件制御回路8は35W小形メタルハラ
イドランプ1が変動なく安定であることを認識し、変化
させた後の点灯周波数で35W小形メタルハライドラン
プ1は点灯を維持する。
【0040】また、点灯周波数を変化させた後もランプ
電圧波形のピーク値の変化が存在していれば、点灯条件
制御回路8は点灯周波数を変化させる前と変化させた後
のアーク変動検出回路71からの出力信号を比較し、点
灯周波数を変化させた後の方がランプ電圧波形のピーク
値の変化が小さくなっているなら、図12、図13の関
係から35W小形メタルハライドランプ1の放電アーク
の変動が小さくなる方向に点灯周波数を変化させたと判
断し、1回目に変化させた方向すなわち点灯周波数を下
げる方向に所定の周波数f1ずつ点灯周波数を変化さ
せ、図6(b)に示すランプ電圧波形のピーク値の変化
の大きさbが0になるまで、点灯周波数を変化させる。
【0041】逆に点灯周波数を変化させた後の方がラン
プ電圧波形のピーク値の変化が大きくなっているなら、
図12、図13の関係から放電アークの変動が大きくな
る方向に点灯周波数を変化させたと判断し、1回目に変
化させた方向とは逆の方向すなわち点灯周波数を大きく
する方向に所定の周波数f1ずつ点灯周波数を変化さ
せ、図6(b)に示すランプ電圧波形のピーク値の変化
の大きさbが0になるまで、点灯周波数を変化させる。
そして、点灯条件制御回路8が35W小形メタルハライ
ドランプ1の放電アークに変動がなく安定したと判断す
ると、以後この点灯周波数で35W小形メタルハライド
ランプ1の点灯を維持する。上記説明ではランプ電圧波
形のピーク値の変化の大きさbが0となるように説明し
たが、bを最小限に抑える制御としても同様の効果が得
られる。
【0042】以上のような第2の実施の形態の構成によ
り、35W小形メタルハライドランプ1のランプ電圧波
形のピーク値の変化の大きさbが0になるように点灯周
波数を制御することにより、常に35W小形メタルハラ
イドランプ1の放電アークに変動のない安定な点灯周波
数で35W小形メタルハライドランプ1を点灯できるの
で、製造上の公差および経時変化によって35W小形メ
タルハライドランプ1の放電アークが安定で変動しない
周波数範囲が変化しても、常に35W小形メタルハライ
ドランプ1に適した点灯条件で安定に高周波点灯でき
る。
【0043】また同一の放電アークの変動であれば、ラ
ンプ電流波形のピークの変化に比べてランプ電圧波形の
ピークの変化の方が変化率が大きいため、より精度良く
放電アークの変動を検出できる。また、ランプ電流波形
を検出した場合と同様に、ランプ電圧波形のピーク値の
変化の大きさbの代わりに、例えば図6(b)に示す周
期T2 を検出しても放電アークの変動を検出することが
できる。また、ランプ電圧波形のピーク値の変化の大き
さbと同時に周期T2 を検出すれば、ノイズに対して影
響を受けにくい構成とできるのはランプ電流波形を検出
した場合と同様である。
【0044】(第3の実施の形態)図7は本発明の第3
の実施の形態における放電ランプ点灯装置の構成図を示
すもので、光出力の変化を検出するものである。構成と
しては第1及び第2の実施の形態とほぼ同じであり、同
じ機能を有するものには同符号をつけてあり説明は省略
する。異なる点は、アーク変動検出手段であるアーク変
動検出回路72が、35W小形メタルハライドランプ1
からの光を受光する受光素子34と光出力を検出する光
出力検出回路35と光出力の変化を検出しその変化に比
例した信号を出力する光出力変化検出回路36とから構
成される点である。なお、受光素子34と光出力検出回
路35はフォトダイオード、OPアンプを用いれば簡単
に実現できる。
【0045】以上のように構成された第3の実施の形態
の放電ランプ点灯装置の動作を説明する。動作について
も第1及び第2の実施の形態とほぼ同じであり、アーク
変動検出回路72の受光素子34と光出力検出回路35
とで図8(a)に示すような35W小形メタルハライド
ランプ1の光出力に比例した信号を検出する。なお、光
出力は、点灯周波数が高いほど直流に近づき高周波成分
は小さくなる。光出力変化検出回路36は受光素子34
と光出力検出回路35とで検出した光出力に比例した信
号の変化を検出するものであり、すなわち図8(b)に
示す放電アークに変動が生じたときの光出力の変化の大
きさcに比例した信号を出力する構成のものである。
【0046】減算回路40は光出力検出回路35の出力
を抵抗37または抵抗38、コンデンサ39で構成され
た積分回路を介した2つの信号を入力し、それぞれの信
号の差を演算して点灯条件制御回路8に出力する。この
時、抵抗37を介したE点の信号は図8(b)に示す光
出力変化検出回路36で検出した光出力の変化に比例し
た信号であるが、積分回路を介したF点では上記実施の
形態と同様に光出力の変化が積分されて、図8(c)に
示すようにほぼ一直線になり、E点の信号からF点の信
号を差し引いた出力信号は図8(d)のようになり、光
出力の変化の大きさcに比例した信号となる。35W小
形メタルハライドランプ1の放電アークに変動なく安定
に点灯している時は、光出力に変化はないが、35W小
形メタルハライドランプ1の放電アークに微少な変動が
発生するとアーク変動検出回路72は図8(b)に示す
ような光出力の変化の大きさcを検出し、光出力の変化
の大きさcに対して所定の信号を点灯条件制御回路8に
出力する。
【0047】点灯条件制御回路8は光出力変化検出回路
36の出力信号から光出力に変化があるかどうかを判断
し、上記実施の形態と同様に、光出力の変化の大きさc
が0になるように点灯周波数を変化させ、放電アークに
変動が無い点灯条件で点灯を維持する。上記説明では光
出力の変化の大きさcが0となるように説明したが、c
を最小限に抑える制御としても同様の効果が得られる。
【0048】以上のような第3の実施の形態の構成によ
り、常に35W小形メタルハライドランプ1に適した点
灯条件で安定に高周波点灯できる。また、光出力を直接
検出しているため、ランプ電流波形やランプ電圧波形を
検出する場合のようにピーク値を検出する必要が無く、
より簡単な構成で放電アークの変動を検出できる。ま
た、ランプ電流波形およびランプ電流波形を検出した場
合と同様に、光出力の変化の大きさcの代わりに、例え
ば図8(b)に示すように周期T3 を検出しても放電ア
ークの変動を検出することができる。また、光出力の変
化の大きさcと同時に周期T3 を検出すれば、ノイズに
対して影響を受けにくい構成とできるのはランプ電流波
形およびランプ電圧波形を検出した場合と同様である。
【0049】なお、第1〜第3の実施の形態において、
放電ランプを35W小形メタルハライドランプとした
が、他の種類の放電ランプ、例えば水銀ランプ、高圧ナ
トリウムランプなどでも同様に放電アークの変動をラン
プ特性の変化から検出できるので常に安定な点灯条件に
制御すれば、安定に高周波点灯できる。また、直流電源
3を交流電源10と整流平滑回路11とで構成したが、
他の構成、例えばバッテリーなどの直流電源とチョッパ
回路を組み合わせたものでもよいし、直流を出力する構
成のものであればよい。
【0050】また、インバータ回路4は直流を交流に変
換できるものならば他の構成でもよい。また、トランジ
スタ12、13にそれぞれ逆並列にダイオード121、
131を接続したが、スイッチング素子にFETを用い
ればダイオードは必要なく、それぞれ1つの素子で構成
できる。また、最初の点灯周波数fを75.0kHzと
したが、他の周波数、例えば70kHzでも良い。ま
た、変化させる周波数f1を0.1kHzとしたが、他
の周波数、例えば0.2kHzでも良い。また、最初に
周波数を変化させるとき周波数が小さくなる方向に変化
させたが、大きくなる方向に変化させても良い。また、
正弦波状の電流波形で35W小形メタルハライドランプ
1を点灯したが、他の波形、例えば三角波状などでも良
い。
【0051】また、第1の実施の形態において抵抗15
でランプ電流波形に比例した信号を検出したが、他の構
成、例えばカレントトランスでも良く、ランプ電流波形
に比例した信号を検出できればよい。
【0052】また、第2の実施の形態において抵抗2
4、25とでランプ電圧波形に比例した信号を検出した
が、他の構成、例えば2つのコンデンサでも良く、ラン
プ電圧波形に比例した信号を検出できればよい。
【0053】また、35W小形メタルハライドランプ1
の放電アークに変動が生じても、ほぼ瞬時に点灯周波数
を変化させて、35W小形メタルハライドランプ1の放
電アークの変動が無い点灯条件に設定するため、35W
小形メタルハライドランプ1の放電アークの変動による
チラツキ等を殆ど感じることはなく実用上問題はない。
また、ランプ電力を変化させると発光管内の音速が変化
し、この結果、放電アークが直線状になる周波数範囲が
変化する。従ってランプ電力を制御して点灯周波数を固
定のまま放電アークに変動がない安定な状態にすること
ができる。すなわち、本実施の形態では、放電アークを
安定にする条件として点灯周波数を変化させる構成とし
たが、ランプ電力を変化させても放電アークの変動をな
くすることができる。また、点灯周波数とランプ電力を
同時に変化させても良いことは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明は、ランプ特性の変
化から放電ランプの放電アークの変動を検出し、ランプ
特性の変化が小さくなるように点灯条件に設定する構成
によって、常に放電ランプの放電アークに変動のない安
定な点灯条件で放電ランプを点灯できるので、製造上の
公差および経時変化によって放電ランプの放電アークが
安定で変動しない周波数範囲が変化しても、常に安定に
高周波点灯できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b) 本発明の第1の実施の形態における放
電ランプ点灯装置の構成図
【図2】(a)〜(g) 同第1の実施の形態におけるランプ
電流波形のピーク値の変化を示す図
【図3】(a)〜(c) 同第1の実施の形態におけるピーク
変化検出回路の動作を示す図
【図4】本発明の第1の実施の形態における制御の流れ
【図5】(a),(b) 本発明の第2の実施の形態における放
電ランプ点灯装置の構成図
【図6】(a)〜(f) 本発明の第2の実施の形態における
ランプ電圧波形のピーク値の変化を示す図
【図7】(a),(b) 本発明の第3の実施の形態における放
電ランプ点灯装置の構成図
【図8】(a)〜(d) 本発明の第3の実施の形態における
光出力の変化を示す図
【図9】安定に点灯できる周波数範囲の経時変化の一例
を示す図
【図10】(a)〜(c) ランプ電流波形のピーク値の変化
を示す図
【図11】(a)〜(c) ランプ電圧波形のピーク値の変化
を示す図
【図12】Δfと放電アークの変動の大きさの関係を示
す図
【図13】Δdと放電アークの変動の大きさの関係を示
す図
【図14】ある周波数でピークの変化が生じる確率を示
す図
【符号の説明】
1 放電ランプ 2 点灯回路 3 直流電源 4 インバータ回路 6 高圧パルス発生回路 7 アーク変動検出回路 8 点灯条件制御回路 9 駆動回路 71 アーク変動検出回路 72 アーク変動検出回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電ランプと、前記放電ランプに接続され
    た点灯回路とを備え、前記点灯回路が前記放電ランプの
    放電アークの変動をランプ特性の変化から検出するアー
    ク変動検出手段と、前記アーク変動検出手段の出力に応
    じて前記放電アークの変動が小さくなる点灯条件に設定
    する点灯条件制御手段とを有し、前記放電ランプを1k
    Hzを下限とする高周波で点灯することを特徴とする放
    電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】点灯条件制御手段が、放電ランプの点灯周
    波数またはランプ電力の少なくとも1つを可変する手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点
    灯装置。
  3. 【請求項3】アーク変動検出手段が、放電ランプのラン
    プ特性として電気特性または光出力の一つの変化を検出
    し、前記ランプ特性の変化の大きさに応じた信号を点灯
    条件制御手段に出力することを特徴とする請求項1また
    は2記載の放電ランプ点灯装置。
  4. 【請求項4】アーク変動検出手段が、放電ランプの電気
    特性または光出力特性の低周波領域での変化を検出する
    ことを特徴とする請求項3記載の放電ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】アーク変動検出手段が、ほぼ一定の周期で
    変化する放電ランプの電気特性または光出力特性を検出
    することを特徴とする請求項4記載の放電ランプ点灯装
    置。
  6. 【請求項6】アーク変動検出手段が、10msを下限と
    する周期で変化する放電ランプの電気特性または光出力
    特性を検出することを特徴とする請求項5記載の放電ラ
    ンプ点灯装置。
  7. 【請求項7】アーク変動検出手段が、放電ランプの電気
    特性または光出力特性のピーク値または平均値または実
    効値を検出することを特徴とする請求項3〜6のいずれ
    かに記載の放電ランプ点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7411355B2 (en) 2004-06-04 2008-08-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device and driving device of light source for display device

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