JP2003168588A - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2003168588A
JP2003168588A JP2001365076A JP2001365076A JP2003168588A JP 2003168588 A JP2003168588 A JP 2003168588A JP 2001365076 A JP2001365076 A JP 2001365076A JP 2001365076 A JP2001365076 A JP 2001365076A JP 2003168588 A JP2003168588 A JP 2003168588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
pressure discharge
high pressure
color temperature
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001365076A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kamoi
武志 鴨井
Minoru Maehara
稔 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001365076A priority Critical patent/JP2003168588A/ja
Publication of JP2003168588A publication Critical patent/JP2003168588A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Discharge Lamp (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色温度のバラツキを補正し、費用をかけない
で色温度を変更する。 【解決手段】 周波数可変部8によって決定された高周
波のスイッチング周波数で、駆動部6を介してスイッチ
ング素子Q2,Q3をオン,オフする制御部7と、色温
度設定部9からの色温度設定信号のレベルがより低くな
れば、高圧放電灯DLの点灯周波数がより高くなるよう
に、また色温度設定信号のレベルがより高くなれば、高
圧放電灯DLの点灯周波数がより低くなるように、スイ
ッチング素子Q2,Q3に対するスイッチング周波数を
変更する周波数可変部8と、操作者による操作に応じて
所望の色温度を設定する色温度設定部9とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高輝度放電灯(高
圧放電灯、HIDランプ)の電子点灯装置に係る高圧放
電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に従来の高圧放電灯点灯装置の構成
図を示し、図8に同高圧放電灯点灯装置の動作説明図を
示す。
【0003】図7において、高圧放電灯点灯装置は、高
圧放電灯DLを備えるとともに、検出部1と、整流器2
と、電源部3と、制御部4と、電力変換部5と、駆動部
6と、制御部7PAとにより構成される電子点灯装置を備
え、この電子点灯装置によって高圧放電灯DLを始動し
てこれを安定点灯するものである。
【0004】検出部1は、高圧放電灯DLのランプ電圧
およびランプ電流を検出するものであり、整流器2は、
ダイオードブリッジDBにより構成され、商用交流電源
Vsからの交流電力を直流電力に整流するものである。
【0005】電源部3は、インダクタンスL1と、この
インダクタンスL1を介して整流器1の出力に接続され
るスイッチング素子Q1(図7ではFET)と、ダイオ
ードD1と、このダイオードD1を介してスイッチング
素子Q1の両端(ドレイン・ソース間)に接続される平
滑用のコンデンサC1とにより構成されるいわゆる昇圧
チョッパであり、制御部4により制御される。
【0006】この制御部4は、検出部1により検出され
たランプ電圧およびランプ電流とコンデンサC1の両端
電圧とを監視しながら、数十〜百kHzの範囲内のスイ
ッチング周波数でスイッチング素子Q1をオン,オフす
ることにより、整流器1からの直流電圧を昇圧する制御
を行うものである。
【0007】電力変換部5は、コンデンサC1の両端に
接続されるハーフブリッジ構成のスイッチング素子Q
2,Q3と、比較的容量の大きなコンデンサC2と、イ
ンダクタンスL2と、これらコンデンサC2およびイン
ダクタンスL2を直列に介して低電位側のスイッチング
素子Q3の両端(ドレイン・ソース間)に接続されると
ともに高圧放電灯DLと並列に接続されるコンデンサC
3とにより構成され、制御部7PAの制御下の駆動部6に
より駆動される。
【0008】この駆動部6は、スイッチング素子Q2,
Q3をオン,オフするものであり、制御部7PAは、検出
部1により検出されたランプ電圧およびランプ電流を監
視しながら、駆動部6を通じて、スイッチング素子Q
2,Q3のオン,オフ制御を行うものであり、例えば、
高圧放電灯DLの点灯制御を高周波で行う。
【0009】このように構成される高圧放電灯点灯装置
では、電源を投入すると、制御部4が図8の“Q1”に
示すように、スイッチング素子Q1をオン,オフするス
イッチング制御を開始することにより、整流器2からの
直流電圧が昇圧されて電源部3から出力される。
【0010】制御部7PAも、検出部1により検出された
ランプ電圧およびランプ電流を監視しながら、駆動部6
を通じて、図8の“Q2”,“Q3”に示すように、ス
イッチング素子Q2,Q3を交互にオン,オフすること
により、電源部3から出力された電圧が高周波の正弦波
状の電圧に変換されて、電力変換部5から高圧放電灯D
Lに出力される。これにより、図8の“Vla”に示すよ
うな高周波の正弦波状の電圧Vlaが、非点灯状態の高圧
放電灯DLに印加することになる。
【0011】ここで、高圧放電灯DLが非点灯状態であ
る場合にスイッチング素子Q2がオンになると、電源部
3の出力を電源にして、スイッチング素子Q2、コンデ
ンサC2、インダクタンスL2およびコンデンサC3を
経由して形成されるループに電流が流れる。この後、ス
イッチング素子Q3がオンになると、コンデンサC2を
電源にして、コンデンサC2、スイッチング素子Q3、
コンデンサC3、インダクタンスL2およびコンデンサ
C2のループに電流が流れる。このとき、動作周波数
を、インダクタンスL2およびコンデンサC3の直列共
振周波数の遅相側近傍に設定することにより、インダク
タンスL2およびコンデンサC3の直列共振現象によっ
て、高圧放電灯DLに正弦波状の高電圧が印加する。
【0012】この高電圧が印加することで高圧放電灯D
Lが放電を開始して始動すると、制御部4は、高圧放電
灯DLの始動過程において、検出部1の検出結果(高圧
放電灯DLが始動したことを示す、ランプ電圧Vlaの
ピーク値低減の検出またはランプ電流Ilaの検出)に応
じて、コンデンサC1の両端電圧を監視しながら、高圧
放電灯DLを安定点灯させるべく、図8の“電源出力”
に示すように、電源部2の出力電圧が徐々に低減してい
くように、スイッチング素子Q1のスイッチング制御を
行う。これにより、高圧放電灯DLが安定点灯に移行す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高圧放電灯
は、種類が同一であっても、個体のバラツキにより、光
の色温度にバラツキが生じる。色温度のバラツキは、中
心値に対し、±200K程度のバラツキを含んでいるこ
とが一般的であるので、複数本の高圧放電灯を使用して
照明を行う場合、色温度差が200Kを大きく超えるこ
とがあり問題となる。
【0014】放電灯の光の色は人の感覚に大きな影響を
与え、人は、色温度の低い光に温かみを感じ、色温度の
高い光にさわやかさを感じる。このため、季節に応じて
放電灯の色温度を変更することがある。例えば、色温度
の異なる放電灯に交換する場合や、色温度の異なる放電
灯を内蔵した照明器具を設置して所望の色温度の放電灯
に切り替える場合などがあるが、これらいずれの場合に
も費用がかかる。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、色温度のバラツキを補正することができるほ
か、費用をかけないで色温度を変更することができる高
圧放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、高圧放電灯と、直流電源と、
少なくとも1つのスイッチング素子およびインダクタン
ス要素により構成され、前記直流電源からの電力を点灯
用の電力に変換して前記高圧放電灯に供給する電力変換
部と、前記高圧放電灯の始動に際して高電圧を印加する
高圧放電灯始動装置とにより構成され、前記高圧放電灯
を高周波で点灯する高圧放電灯点灯装置であって、前記
高圧放電灯の点灯周波数を可変する点灯周波数可変手段
を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の高
圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯の光の色温
度を計測する計測手段をさらに備え、前記点灯周波数可
変手段は、前記計測手段により計測される光の色温度が
所定の色温度になるように、前記高圧放電灯の点灯周波
数を可変することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の高圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯は
ナトリウムを含むことを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の高
圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯はタリウム
を含むことを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項3記載の高
圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯は希土類を
含むことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明に
係る第1実施形態の高圧放電灯点灯装置の構成図、図2
は同高圧放電灯点灯装置の動作説明図、図3,図4は同
高圧放電灯点灯装置による高圧放電灯の色温度変更原理
の説明図であり、これらの図を参照しながら第1実施形
態について説明する。
【0022】第1実施形態の高圧放電灯点灯装置は、図
1に示すように、高圧放電灯DLと、検出部1と、整流
器2と、電源部3と、制御部4と、電力変換部5と、駆
動部6とを図7に示した高圧放電灯点灯装置と同様に備
えているほか、それとの相違点として、制御部7と、周
波数可変部8と、色温度設定部9とを備えている。ただ
し、高圧放電灯DLは、少なくともナトリウムを含む。
【0023】制御部7は、検出部1により検出されたラ
ンプ電圧およびランプ電流を監視しながら、駆動部6を
通じて、交互にスイッチング素子Q2,Q3のオン,オ
フ制御を行うものであり、図7に示した制御部7PAとの
相違点として、周波数可変部8によって決定されたスイ
ッチング周波数で、それらスイッチング素子Q2,Q3
のオン,オフ制御を行う。
【0024】周波数可変部8は、制御部7によるスイッ
チング素子Q2,Q3に対するスイッチング周波数を決
定するものであり、色温度設定部9からの色温度設定信
号のレベルがより低くなれば、高圧放電灯DLの点灯周
波数がより高くなるように、スイッチング素子Q2,Q
3に対するスイッチング周波数を変更する一方、色温度
設定部9からの色温度設定信号のレベルがより高くなれ
ば、高圧放電灯DLの点灯周波数がより低くなるよう
に、スイッチング素子Q2,Q3に対するスイッチング
周波数を変更する。なお、点灯周波数は、図4の例では
数百kHz(227kHz,300kHz)の高周波に
なっている。
【0025】色温度設定部9は、操作者による操作に応
じて所望の色温度を設定するものであり、操作者による
操作に応じて、出力の色温度設定信号のレベルを連続的
にまたは段階的に上昇または降下させる。例えば、ボリ
ュームを使用する場合、そのボリュームの操作部を一の
方向に回転またはスライドさせると、色温度設定信号の
レベルが上昇し、他の方向に回転またはスライドさせる
と、色温度設定信号のレベルが降下するように構成され
る。
【0026】このように構成される高圧放電灯点灯装置
では、図8に示した従来と同様の回路動作により、高圧
放電灯始動装置を兼ねる電力変換部5から高周波の正弦
波状の高電圧が高圧放電灯DLに印加することで、高圧
放電灯DLが始動して点灯する。
【0027】続いて、図8に示した従来の回路動作と同
様に、制御部4が、高圧放電灯DLの始動過程におい
て、検出部1の検出結果に応じて、コンデンサC1の両
端電圧を監視しながら、高圧放電灯DLを安定点灯させ
るべく、電源部2の出力電圧が徐々に低減していくよう
に、スイッチング素子Q1のスイッチング制御を行うこ
とにより、高圧放電灯DLが安定点灯に移行する。
【0028】この後、図2の例に示すように、操作者に
よる操作に応じて色温度設定信号のレベルが降下したと
すると、高圧放電灯DLの点灯周波数(図2の“Vla”
等を参照)がより高くなるように、スイッチング素子Q
2,Q3に対するスイッチング周波数がより高くなる。
これにより、高圧放電灯DLの色温度が変化する。
【0029】この後、操作者による操作に応じて色温度
設定信号のレベルが上昇したとすると、高圧放電灯DL
の点灯周波数がより低くなるように、スイッチング素子
Q2,Q3に対するスイッチング周波数がより低くな
る。これにより、高圧放電灯DLの色温度が変化する。
【0030】このように、色温度設定部9を操作するこ
とにより、高圧放電灯DLの色温度が変化するから、高
圧放電灯の交換が不要となり、また色温度の異なる放電
灯を内蔵した照明器具のように、重複して備える高圧放
電灯に費用をかけないで、同一の高圧放電灯DLの色温
度を調整することができるのである。
【0031】ここで、色温度設定部9に対する操作に応
じて高圧放電灯の色温度が変わる原理について説明す
る。
【0032】高圧放電灯の電極は、陽極として動作する
とき、エネルギーを持った電子が衝突して温度が上昇
し、陰極として動作するとき、温度が低下するが、高周
波点灯では、電極の熱容量から電極の温度変化が小さく
なり、電極の温度が上昇する。これにより、高圧放電灯
の発光管の最冷点温度が上昇して、発光管全体の温度が
上昇する。
【0033】例えば、高圧放電灯が、沃化ジスプロシウ
ム(DyI3 )−沃化タリウム(TlI)−沃化ナトリ
ウム(NaI)が配合された高演色のメタルハライドラ
ンプである場合、それら各封入物が、図3に示すように
温度に対して蒸気圧が変化する特性を有し、温度上昇に
伴って相対的にナトリウムの蒸気圧が上昇する。
【0034】このため、図4に示すように、高圧放電灯
に対する点灯周波数を高くすると、ナトリウムの蒸気圧
が上昇した時に見られるスペクトルのブロードが現れ、
タリウムやナトリウムの線スペクトルが弱まり、全体的
に赤外領域の発光の比率が増加する。つまり、点灯周波
数を高くすれば、同一の電力においても、発光管の温度
が高くなるためにナトリウムの蒸気圧が上昇し、相対的
にタリウムの発光が抑えられ、高圧放電灯が赤みがかっ
た光を発することになるのである。
【0035】これは、上記高演色のメタルハライドラン
プに限らず、少なくともナトリウムを含む高圧放電灯で
も同様であり、この場合でも、高周波点灯によって発光
管の温度が上昇するためにナトリウムの蒸気圧が上昇
し、発光に寄与するナトリウムの割合を多くすることが
でき、色温度が変化することになる。
【0036】(第2実施形態)図5は本発明に係る第2
実施形態の高圧放電灯点灯装置の構成図、図6は同高圧
放電灯点灯装置の動作説明図であり、これらの図を参照
しながら第2実施形態について説明する。
【0037】第2実施形態の高圧放電灯点灯装置は、図
5に示すように、高圧放電灯DLと、検出部1と、整流
器2と、電源部3と、電力変換部5と、駆動部6と、制
御部7とを第1実施形態と同様に備えているほか、第1
実施形態との相違点として、制御部4Aと、周波数可変
部8Aと、色温度検出部10とを備えている。
【0038】制御部4Aは、検出部1により検出された
ランプ電圧およびランプ電流とコンデンサC1の両端電
圧とを監視しながら、数十〜百kHzの範囲内のスイッ
チング周波数でスイッチング素子Q1をオン,オフする
ことにより、整流器1からの直流電圧を昇圧する制御を
行うものであり、第1実施形態の制御部4との相違点と
して、始動過程後、色温度検出部10からの色温度検出
信号の値が所定の設定値よりも高ければ、つまり色温度
検出信号の値が設定値で規定される色温度よりも高けれ
ば、色温度検出部10から得られる色温度検出信号の値
を設定値に近づけるべく、電源部3の出力レベルが徐々
に低くなるように、スイッチング素子Q1のオン,オフ
制御を行う一方、色温度検出信号の値が所定の設定値よ
りも低ければ(色温度検出信号の値が設定値で規定され
る色温度よりも低ければ)、電源部3の出力レベルが徐
々に高くなるように、スイッチング素子Q1のオン,オ
フ制御を行う。
【0039】周波数可変部8Aは、制御部7によるスイ
ッチング素子Q2,Q3に対するスイッチング周波数を
決定するものであり、始動過程後、色温度検出部10か
らの色温度検出信号の値が所定の設定値よりも高ければ
(色温度検出信号の値が設定値で規定される色温度より
も高ければ)、色温度検出部10から得られる色温度検
出信号の値を設定値に近づけるべく、高圧放電灯DLの
点灯周波数が徐々に高くなるように、スイッチング素子
Q2,Q3に対するスイッチング周波数を変更する一
方、色温度検出信号の値が所定の設定値よりも低ければ
(色温度検出信号の値が設定値で規定される色温度より
も低ければ)、高圧放電灯DLの点灯周波数が徐々に低
くなるように、スイッチング素子Q2,Q3に対するス
イッチング周波数を変更する。
【0040】色温度検出部10は、高圧放電灯DLの光
を受光してその色温度を検出するものであり、その色温
度に応じて値が変化する色温度検出信号を出力する。
【0041】このように構成される高圧放電灯点灯装置
では、図8に示した従来と同様の回路動作により、高圧
放電灯始動装置を兼ねる電力変換部5から高周波の正弦
波状の高電圧が高圧放電灯DLに印加することで、高圧
放電灯DLが始動して点灯する。
【0042】続いて、図8に示した従来の回路動作と同
様に、制御部4Aが、高圧放電灯DLの始動過程におい
て、検出部1の検出結果に応じて、コンデンサC1の両
端電圧を監視しながら、高圧放電灯DLを安定点灯させ
るべく、電源部2の出力電圧が徐々に低減していくよう
に、スイッチング素子Q1のスイッチング制御を行うこ
とにより、高圧放電灯DLが安定点灯に移行する。
【0043】この後、図6の例に示すように、色温度検
出部10が出力する色温度検出信号の値が所定の設定値
よりも高いので、色温度検出部10から得られる色温度
検出信号の値が設定値に近づくように、電源部3の出力
(図6では“電源出力”)のレベルが徐々に低くなると
ともに、高圧放電灯DLの点灯周波数が徐々に高くな
る。これにより、色温度検出部10から得られる色温度
検出信号の値が設定値と等しくなって、高圧放電灯DL
のバラツキ(個体差)による色温度の補正が可能とな
る。
【0044】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明は、高圧放電灯と、直流電源と、少なくと
も1つのスイッチング素子およびインダクタンス要素に
より構成され、前記直流電源からの電力を点灯用の電力
に変換して前記高圧放電灯に供給する電力変換部と、前
記高圧放電灯の始動に際して高電圧を印加する高圧放電
灯始動装置とにより構成され、前記高圧放電灯を高周波
で点灯する高圧放電灯点灯装置であって、前記高圧放電
灯の点灯周波数を可変する点灯周波数可変手段を備えた
ので、高圧放電灯の点灯周波数を可変することにより、
高圧放電灯の電極が陽極として動作するときにエネルギ
ーを持った電子が電極に衝突して上昇する温度を調整す
ることができ、このように高圧放電灯の電極の温度を調
整することにより、高圧放電灯の温度調整を通じて高圧
放電灯の封入物による蒸気圧を調整することができ、高
圧放電灯の色温度の調整ないし変更が可能となる。これ
により、一の高圧放電灯に対し、色温度のバラツキを補
正することができるほか、費用をかけないで色温度を変
更することができる。
【0045】請求項2記載の発明は、請求項1記載の高
圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯の光の色温
度を計測する計測手段をさらに備え、前記点灯周波数可
変手段は、前記計測手段により計測される光の色温度が
所定の色温度になるように、前記高圧放電灯の点灯周波
数を可変するので、高圧放電灯の色温度を所定の色温度
に補正することができる。
【0046】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の高圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯は
ナトリウムを含むので、例えば点灯周波数を高くすれ
ば、同一の電力においても、高圧放電灯の温度が高くな
るためにナトリウムの蒸気圧が上昇し、高圧放電灯が赤
みがかった光を発することになるから、高圧放電灯の点
灯周波数を可変することにより、色温度を変更すること
ができる。
【0047】請求項4記載の発明は、請求項3記載の高
圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯はタリウム
を含むので、例えば点灯周波数を高くすれば、ナトリウ
ムの蒸気圧が上昇した時に見られるスペクトルのブロー
ドが現れ、タリウムやナトリウムの線スペクトルが弱ま
り、全体的に赤外領域の発光の比率が増加することにな
るから、高圧放電灯の点灯周波数を可変することによ
り、色温度を変更することができる。
【0048】請求項5記載の発明は、請求項3記載の高
圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯は希土類を
含むのであり、この場合も、高圧放電灯の点灯周波数を
可変することにより、色温度を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の高圧放電灯点灯装
置の構成図である。
【図2】同高圧放電灯点灯装置の動作説明図である。
【図3】同高圧放電灯点灯装置による高圧放電灯の色温
度変更原理の説明図であり、温度の変化に対する各封入
物による蒸気圧の変化を示す。
【図4】同高圧放電灯点灯装置による高圧放電灯の色温
度変更原理の説明図であり、高圧放電灯が発する光のス
ペクトルの特性を示す。
【図5】本発明に係る第2実施形態の高圧放電灯点灯装
置の構成図である。
【図6】同高圧放電灯点灯装置の動作説明図である。
【図7】従来の高圧放電灯点灯装置の構成図である。
【図8】同高圧放電灯点灯装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 検出部 2 整流器 3 電源部 4,4A 制御部 5 電力変換部 6 駆動部 7 制御部 8,8A 周波数可変部 9 色温度設定部 10 色温度検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA13 AC02 AC11 BA05 BB10 CA16 DD01 DE01 GA02 GB03 GB12 HA06 HA10 3K098 CC37 DD06 DD22 DD37 DD42 EE12 EE14 EE20 EE31 EE32 EE40 FF05 5C015 QQ03 QQ13 QQ30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧放電灯と、直流電源と、少なくとも
    1つのスイッチング素子およびインダクタンス要素によ
    り構成され、前記直流電源からの電力を点灯用の電力に
    変換して前記高圧放電灯に供給する電力変換部と、前記
    高圧放電灯の始動に際して高電圧を印加する高圧放電灯
    始動装置とにより構成され、前記高圧放電灯を高周波で
    点灯する高圧放電灯点灯装置であって、前記高圧放電灯
    の点灯周波数を可変する点灯周波数可変手段を備えたこ
    とを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記高圧放電灯の光の色温度を計測する
    計測手段をさらに備え、前記点灯周波数可変手段は、前
    記計測手段により計測される光の色温度が所定の色温度
    になるように、前記高圧放電灯の点灯周波数を可変する
    ことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記高圧放電灯はナトリウムを含むこと
    を特徴とする請求項1または2記載の高圧放電灯点灯装
    置。
  4. 【請求項4】 前記高圧放電灯はタリウムを含むことを
    特徴とする請求項3記載の高圧放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記高圧放電灯は希土類を含むことを特
    徴とする請求項3記載の高圧放電灯点灯装置。
JP2001365076A 2001-11-29 2001-11-29 高圧放電灯点灯装置 Withdrawn JP2003168588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001365076A JP2003168588A (ja) 2001-11-29 2001-11-29 高圧放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001365076A JP2003168588A (ja) 2001-11-29 2001-11-29 高圧放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003168588A true JP2003168588A (ja) 2003-06-13

Family

ID=19175157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001365076A Withdrawn JP2003168588A (ja) 2001-11-29 2001-11-29 高圧放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003168588A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1610595A1 (en) * 2004-06-23 2005-12-28 Sanyo Tecnica Co. Ltd. High-intensity discharge lamp lighting apparatus and lighting driving method therefor
JP2007305518A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Totsuken:Kk 放電管および放電管装置
WO2009145052A1 (ja) * 2008-05-27 2009-12-03 パナソニック電工株式会社 高圧放電灯点灯装置及び照明器具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1610595A1 (en) * 2004-06-23 2005-12-28 Sanyo Tecnica Co. Ltd. High-intensity discharge lamp lighting apparatus and lighting driving method therefor
JP2007305518A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Totsuken:Kk 放電管および放電管装置
WO2009145052A1 (ja) * 2008-05-27 2009-12-03 パナソニック電工株式会社 高圧放電灯点灯装置及び照明器具
US8531124B2 (en) 2008-05-27 2013-09-10 Panasonic Corporation High pressure discharge lamp lighting device and illumination instrument

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7015655B2 (en) Electronic ballast for a high intensity discharge lamp
KR100914433B1 (ko) 공진 점등 방전 램프용 밸러스트 장치
EP1768468A2 (en) High intensity discharge lamp lighting device and illumination apparatus
CA2512267A1 (en) Method and circuit for regulating power in a high intensity discharge lamp
JPH11509966A (ja) 調光可能な安定器
US8207680B2 (en) Discharge lamp ballast having an auto-transformer for high voltage detection
WO2009099711A1 (en) Color control of a discharge lamp during dimming
JP2005050662A (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP4135398B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
US8018181B2 (en) Method and apparatus for achieving inherent ignition voltage in operation of a high intensity discharge lamp
JP2003168588A (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP2006202775A (ja) 高圧放電灯点灯装置
KR19990030118A (ko) 방전램프 점등장치
WO2008155714A1 (en) Lamp driver, lighting system and method
JP2009289555A (ja) 放電灯点灯装置および照明器具
JP2010067598A (ja) 高輝度放電ランプの安定器駆動制御方法及びそのシステム
JP5163892B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2010080137A (ja) 高圧放電灯点灯装置、照明器具
EP2110005A2 (en) Method and device for driving a gas discharge lamp
GB2397182A (en) Gas discharge lamp driver
JP4306363B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4096590B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP3608208B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3329172B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JPH1041081A (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201