JPH0996282A - 流体移送装置 - Google Patents

流体移送装置

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JPH0996282A
JPH0996282A JP25637495A JP25637495A JPH0996282A JP H0996282 A JPH0996282 A JP H0996282A JP 25637495 A JP25637495 A JP 25637495A JP 25637495 A JP25637495 A JP 25637495A JP H0996282 A JPH0996282 A JP H0996282A
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tube
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JP25637495A
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Inventor
Nobuhiro Kitagawa
信宏 喜多川
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Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確で精密な定量移送を可能とする流体移送
装置を提供する。1つのローラに複数のチューブを装着
してもチューブごとに流体の移送を制御可能な流体移送
装置を提供する。 【解決手段】 弾性変形可能なチューブ51をローラ5
でしごいて流体を送液槽11からピペット21へ移送す
るローラポンプ2を用いた流体移送装置1は、ローラポ
ンプ2に装着されたチューブ51の流入側管路31と流
出側管路41とを短絡する短絡管路61と、短絡管路6
1に液体を選択的に流通させる三方弁71とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は流体移送装置に関
し、より詳しくは、弾性変形可能なチューブをローラで
しごいて流体を移送元から移送先へ移送するローラポン
プを用いた流体移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試薬、洗浄液等の液体や空気等の
気体を移送の対象とするローラポンプを用いた流体移送
装置が知られている。このような装置が、複数のローラ
ポンプを備える場合には、各々のポンプに装着されたチ
ューブにおける流体の移送タイミング及び移送量をポン
プの起動・停止により各々のポンプごとに制御すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の流体移送装
置では、複数の流体の移送を個々に制御しようとすれ
ば、複数のローラポンプを設置する必要があるため、コ
ストが増大し大きな設置スペースを必要とする。さら
に、ポンプの起動・停止により個々の流体の移送を制御
しようとすれば、ポンプ駆動用のモータの始動から流体
の供給開始の間には安定供給に至る時間が、同モータの
停止から流体の供給停止の間には完全停止に至る時間
が、それぞれ、発生するため、正確で精密な流体の定量
移送が困難である。一方、1つのローラに複数のチュー
ブを装着すれば同時に複数箇所へ流体を移送できるが、
移送のタイミング及び移送液量を各々のチューブごとに
制御することはできない。
【0004】この発明の課題は、正確で精密な定量移送
を可能とする流体移送装置を提供することにある。さら
に、1つのローラに複数のチューブを装着してもチュー
ブごとに流体の移送を制御可能な流体移送装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、弾性
変形可能なチューブをローラでしごいて流体を移送元か
ら移送先へ移送するローラポンプを用いた流体移送装置
において、ローラポンプに装着されたチューブの流入側
流路と流出側流路とを短絡する短絡流路と、この短絡流
路に流体を選択的に流通させる流路切り換え手段とを備
えたことを特徴とする流体移送装置が提供される。
【0006】この発明における流体とは、試薬、洗浄液
あるいは懸濁液等の液体や空気、不特定のガス等の気体
をさす。この発明におけるチューブとは、ローラポンプ
に装着されローラの移動によるしごき動作が加わったと
き、弾性変形してチューブ内に生じた圧力勾配により流
体をローラのしごき方向に導く可撓管をいう。チューブ
は、移送する液体の特性により変質、劣化することな
く、さらに耐摩耗性を有する材料からなるものが好まし
く、たとえば、シリコンゴム、天然ゴム、ポリウレタン
樹脂が材料として挙げられる。
【0007】ローラの移動によるしごき動作は、ローラ
の回転によるもの、ローラの直線移動によるものが挙げ
られる。この発明におけるチューブの流入側流路とは、
ローラポンプに固定されローラのしごき動作が加わる部
分よりローラのしごき方向と逆方向に延びる負圧側管路
部分(移送元側)を指し、チューブの流出側流路とはロ
ーラのしごき動作が加わる部分からローラのしごき方向
に向かって延びる正圧側管路部分(移送先側)をいう。
【0008】この発明におけるローラポンプとは、例え
ば、モータ軸に連結されたロータに1または複数のロー
ラを自転可能に取り付け、弾性変形可能なチューブをロ
ーラ表面が押圧できるよう、このチューブをロータ外周
近傍に固定し、ロータを回転させることにより固定状態
にあるチューブをローラ表面でしごいてチューブ内に圧
力勾配を形成するポンプを指す。なお、チューブを一方
向に直線的に押圧する形式のものもある。
【0009】この発明における短絡流路とは、ローラポ
ンプに装着されたチューブの装着部分の前後で流入側流
路と流出側流路とを連通する流路をいう。この発明にお
ける流路切り換え手段とは、例えば、短絡流路と、流入
側流路にあって短絡流路との分岐部より移送元寄りの流
路部分の2か所にストップ弁を、あるいは短絡流路と、
流出側流路にあって短絡流路との分岐部より移送先寄り
の流路部分の2か所にストップ弁を設け、それぞれの一
方の弁の開閉に応じて他方の弁を閉開する構成が挙げら
れる。
【0010】流体移送装置は、1つのローラポンプに、
複数本のチューブを装着してなるものが好ましい。装着
される複数本のチューブは、同一であってもよいし、管
径等が異なるものであってもよい。流路切り換え手段
は、ローラポンプに装着されたチューブの流入側流路ま
たは流出側流路のいずれか一方と短絡流路との分岐点に
設けられ、短絡流路を開いて流体が流出側流路から短絡
流路を通って流入側流路に還流する状態と、短絡流路を
閉じて流体が流出側流路から移送先へ流出する状態とを
とりうる弁手段であるのが好ましい。
【0011】短絡流路がローラポンプに装着されたチュ
ーブの流出側流路と移送元または流入側流路と移送先を
短絡するベント流路であり、流路切り換え手段が流入側
流路または流出側流路のいずれか一方と前記ベント流路
との分岐点に設けられた三方切り換え弁であるのが好ま
しい。
【0012】この発明におけるベント流路とは、例え
ば、送液槽(移送元)からチューブの流入側流路、流出
側流路に移送された流体を前記送液槽に、あるいはチュ
ーブの流入側流路、流出側流路から受液槽(移送先)に
移送された流体を前記チューブの流入側流路に還流する
還流流路をいう。三方流路切り換え弁は、遠隔操作によ
り制御可能な電磁弁あるいは油圧弁が好ましい。
【0013】さて、この発明の流体移送装置では、ロー
ラポンプを駆動すると、ローラの回転によりチューブが
しごかれ、チューブに連通する流体は移送元から移送先
へ導かれる。このとき、ローラポンプを駆動した状態で
流路切り換え手段を切り換え操作すると、ローラポンプ
の流入及び流出側流路が短絡流路で結ばれ循環流路を形
成する。流体はこの循環流路を循環するので移送先へは
移送されない。前記流路切り換え手段で流路を切り換え
ると、チューブに連通する流体は移送元から移送先へ導
かれる。この間ローラポンプは駆動し続けるので、流路
切り換え手段の操作に応じて直ちに流体の安定供給、完
全停止に移行できる。したがって、ローラポンプを前記
モータの始動、停止により流体移送の制御を行う場合に
比べると、流体の移送の遅れ、移送量の過不足は最小に
抑えられる。
【0014】流路切り換え手段に三方切り換え弁を用い
ると、切り換え手段を含む配管の構成及び切り換え手段
の制御が簡略化される。
【0015】1つのローラに複数本のチューブを装着す
れば、同時に複数の移送先に流体を移送できるととも
に、移送のタイミング及び移送液量を各々のチューブご
とに制御することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
によるローラポンプを用いた流体移送装置を示す。流体
移送装置1は、移送元としての送液槽11、12及びチ
ャンバ13、14と、移送先としてのピペット21、2
2及び受液槽23、24と、各移送元11〜14にそれ
ぞれ接続された管路31〜34と、各移送先21〜24
にそれぞれ接続された管路41〜44と、各管路31〜
34と各管路41〜44との間に接続された短絡管路6
1〜64と、短絡管路61〜64の一端部に接続された
制御弁71〜74と、チューブ51〜54を装着する1
基のローラポンプ2との組み合わせにより構成される。
【0017】チューブ51〜54は、送液槽11、12
及びチャンバ13、14に分注される液体により容易に
劣化しないようシリコンゴムで成形され、それぞれの中
間部でローラポンプ2に装着されている。
【0018】ローラポンプ2は、図2に示すように、減
速機構を備えたモータ3と、モータ軸に連結された一対
のロータ4と、ロータ4間に等間隔で配列された複数の
ローラ5と、チューブストッパ6及びチューブ押さえ材
7が配設されたポンプベース8とから構成される。各ロ
ーラ5はロータ4の各外周縁部にそれぞれが回動可能に
固定されている。チューブストッパ6は、一方で各チュ
ーブ51〜54の一端側を固定して各他端側をローラ5
に任意の張力で捲回した後、他方で各チューブ51〜5
4の他端側を固定することによりローラ5の回動に伴う
各チューブ51〜54の移動を防止する。
【0019】チューブ押さえ材7は、各チューブ51〜
54をローラ5に捲回した後、ローラ5との間で押圧状
態に保持する位置に固定されるよう着脱可能な構成であ
る。チューブ押さえ材7は、ローラ5に捲回される各チ
ューブ51〜54の外径に応じたガイド溝(図示せず)
が形成されていてもよい。一方、短絡管路61〜64に
は、制御弁として電磁切り換え式の三方弁71〜74が
それぞれ接続されている。ピペット21、22及び三方
弁71〜74は、図示しない制御部と電気的に接続され
ている。
【0020】次に、4基の移送装置を有する流体移送装
置1のうちの2基の移送装置についてその動作を説明す
る。図3において、ローラポンプ2が駆動された際、三
方弁71がオフの状態において液は、矢印b及び矢印c
の方向に三方弁71、短絡管路61、分岐点81、チュ
ーブ51を循環し、管路41及びピペット21には移送
されない。三方弁71がオンの状態に切り換わると、液
は矢印a及び矢印d方向に流れる。すなわち、送液槽1
1より管路31、チューブ51、管路41を経てピペッ
ト21より分注が行われる。
【0021】同様に、図4において、三方弁73がオフ
の状態において液は、矢印g及び矢印fの方向に分岐点
83、短絡管路63、三方弁73、チューブ53を循環
し、管路43及び受液槽23には移送されない。三方弁
73がオンの状態に切り換わるとチャンバ13より流路
33、チューブ53、管路43を経て矢印e及び矢印h
の方向に液を移送し受液槽23に移送される。
【0022】上記した2基の移送装置により送液槽11
から所定のタイミングでチャンバ13に分注を行い、さ
らにこのチャンバ13から所定のタイミングで受液槽2
3に液を移送することができる。同様に、図1の他の2
基の移送装置により送液槽12から所定のタイミングで
チャンバ14に分注を行い、さらにこのチャンバ14か
ら所定のタイミングで受液槽24に液を移送することが
できる。4基の移送装置が組み込まれた流体移送装置1
のタイムチャートの一例を図5に示す。
【0023】このように、上記した液体移送装置では、
ローラポンプ2を駆動した状態で三方弁71、73を切
り換え制御すると、ローラポンプ2が装着されたチュー
ブ51、53の流入側管路31、33及び流出側管路4
1、43が短絡管路61、63で結ばれそれぞれの循環
流路を形成する。液体はこの循環流路を循環するので、
移送先21、23へは移送されない。三方弁71、73
で流路を切り換えると、各チューブ51、53に連通す
る液体は移送元11、13から移送先21、23へ導か
れる。
【0024】この間、ローラポンプ2は駆動し続けるの
で、三方弁71、73の操作に応じて直ちに液体の安定
供給、完全停止に移行できる。したがって、従来のよう
に、ローラポンプ2の始動、停止により流体移送の制御
を行う場合に比べると、流体の移送の遅れ、移送量の過
不足、すなわち、ポンプ2立ち上げ時の移送液量の不
足、停止時のロータ4の惰力回転による液体の過剰供給
が抑えられる。このため、三方弁71、73の切り換え
制御に伴うわずかな応答時間のみを考慮すれば、正確に
移送のタイミング、移送量を制御することができる。
【0025】一方、1基のローラポンプ2に複数本のチ
ューブを装着することにより、同時に複数の移送先に流
体を移送できるとともに、移送のタイミング及び移送液
量を各々のチューブごとに制御することができる。した
がって、従来のように、複数のローラポンプの設置が不
要となる。
【0026】本願発明の流体移送装置における他の流路
切り換え手段及び流路構成を以下の実施例で示す。図6
は、チューブ55の出口側流路に配置された三方弁75
と、三方弁75から分岐して移送元としての送液槽15
内に解放されたベント管路65とからなる。ローラポン
プ2が駆動され三方弁75がオフの状態において液は、
チューブ55の流出側流路から三方弁75、ベント管路
65を経て送液槽15内に戻される。したがって、管路
45には送液されない。三方弁75がオンの状態に切り
換わると送液槽15の液は、チューブ55から管路45
を経て移送先に移送される。
【0027】図7は、チューブ55の流出側流路と短絡
管路66との分岐点に三方弁76を配置し、さらに、三
方弁76の下流側の管路45から分岐して送液槽15内
に解放されたベント管路65と、ベント管路65に配設
された流量調整弁77とからなる。
【0028】ローラポンプ2が駆動され三方弁76がオ
フの状態において液は、流出側流路から三方弁76、短
絡管路66、分岐点82、チューブ55を循環し、管路
45側には送液されない。三方弁76がオンの状態に切
り換わると、送液槽15の液は、チューブ55を経て管
路45に移送される。管路45に移送された液は、分岐
点83において流量制御弁77の開度に応じて移送先に
接続された管路45下流側と送液槽15に分配される。
これにより、管路45に続く移送先への移送液量を調整
することができる。
【0029】図8は、チューブ55の流出側流路と流入
側流路を結ぶ短絡管路66にストップ弁78を、管路4
5にストップ弁79を配設しストップ弁78の開閉に応
じてストップ弁79を閉開する構成を示す。ローラポン
プ2が駆動されストップ弁78がオフ、ストップ弁79
がオンの状態において液は、流出側流路から分岐点8
4、短絡管路66、分岐点85、チューブ55を循環
し、管路45には送液されない。ストップ弁78、79
の双方が切り換わると送液槽15の液は、チューブ55
を経て管路45に移送される。
【0030】図9は、図8において管路45に配設した
ストップ弁79を、管路35に配設した構成を示す。ロ
ーラポンプ2が駆動されストップ弁78がオフ、ストッ
プ弁79がオンの状態において液は、チューブ55の流
出側流路から分岐点86、短絡管路66、分岐点87、
チューブ55を循環しながら流れ、管路45には送液さ
れない。ストップ弁78、79の双方が切り換わると送
液槽15の液は、チューブ55を経て管路45に移送さ
れる。
【0031】このように、上記した各実施例によれば、
ローラポンプ2を駆動したまま弁71〜79を開閉制御
することにより、各チューブ51〜55の入口側に配置
された移送元から移送先への液体移送を各チューブ51
〜55ごとに制御することができる。したがって、ロー
ラポンプの設置数が1基で足り、設置スペースが大幅に
縮小される。さらにローラポンプ2を駆動しながら、流
路切り換え手段が開閉制御されるので、ポンプ2のモー
タ3の始動及び停止に伴う送液の過不足が生じにくく、
移送のタイミング、移送量を正確に制御できる。
【0032】また、チューブ55の入口側流路と短絡流
路66との分岐点に三方弁76を配置し、さらに、三方
弁76の下流側の管路45から分岐して送液槽15内に
解放されたベント流路67と、ベント流路67に配設さ
れた流量調整弁77とを配設し、管路45に移送された
液が、分岐点83において流量調整弁77の開度に応じ
て分配され、管路45に続く移送先への移送液量を調整
することができる。
【0033】
【発明の効果】この発明の流体移送装置では、ローラポ
ンプを駆動すると、ローラの回転によりチューブがしご
かれ、チューブに連通する流体は移送元から移送先へ導
かれる。ローラポンプを駆動した状態で流路切り換え手
段を切り換え操作すると、ローラポンプの流入及び流出
側流路が短絡流路によって短絡され循環流路が形成され
る。流体はこの循環流路を循環して移送先へは移送され
ない。この間ローラポンプは駆動し続け、流体は流路の
切り換え操作に応じて即座に循環流路を循環するので、
移送先への流体の移送は直ちに完全停止される。したが
って、従来のように、ポンプモータの停止により流体移
送を停止する場合に比較すると、流体の停止の遅れ、移
送量の過剰は最小に抑えられる。
【0034】流路切り換え手段を再度切り換え操作する
と、チューブに連通する流体は移送元から移送先へ導か
れる。この間ローラポンプは駆動し続け、循環流路を循
環していた流体は流路の切り換え操作に応じて直ちに移
送先へ移送されるので、流体の安定供給が遅延すること
なく開始される。したがって、ポンプモータの始動によ
り流体移送を開始する場合に比較すると、流体の移送開
始の遅れ、移送量の不足は最小に抑えられる。
【0035】1つのローラに複数本のチューブを装着す
れば、同時に複数の移送先に流体を移送できるととも
に、移送のタイミング及び移送液量を各々のチューブご
とに制御することができる。流路切り換え手段が、ロー
ラポンプに装着されたチューブの流入側流路または流出
側流路のいずれか一方と短絡流路との分岐点に設けら
れ、短絡流路を開いて流体が流出側流路から短絡流路を
通って流入側流路に還流する状態と、短絡流路を閉じて
流体が流出側流路から移送先へ流出する状態とをとりう
る弁手段、例えば、三方切り換え弁であれば、切り換え
手段を含む配管の構成及び切り換え手段の制御が簡略化
される。
【0036】短絡流路がローラポンプに装着されたチュ
ーブの流出側流路と移送元とを、または流入側流路と移
送先とを短絡するベント流路であり、流路切り換え手段
が流入側流路または流出側流路のいずれか一方と前記ベ
ント流路との分岐点に設けられた三方切り換え弁であれ
ば、配管の構成が簡略化される。また、移送元または移
送先を流路の一部に含んだ循環流路が形成され、循環流
路を解放系で形成可能となり、移送元または移送先が貯
液槽あるいはタンク(容器)で構成されておれば、形成
される循環流で移送元または移送先の流体を攪拌するこ
とができる。
【0037】この発明により、正確で精密な定量移送を
可能とする流体移送装置が提供される。また、1つのロ
ーラに複数のチューブを装着してもチューブごとに流体
の移送を制御可能な流体移送装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による流体移送装置の
配管図。
【図2】図1の流体移送装置のローラポンプの斜視図。
【図3】図1の流体移送装置の一系統を説明する配管
図。
【図4】図1の流体移送装置の他の系統を説明する配管
図。
【図5】図1の流体移送装置の各部の動作を示すタイム
チャート。
【図6】この発明の実施の他の形態による流体移送装置
の配管図。
【図7】この発明の実施の他の形態による流体移送装置
の配管図。
【図8】この発明の実施の他の形態による流体移送装置
の配管図。
【図9】この発明の実施の他の形態による流体移送装置
の配管図。
【符号の説明】
1 流体移送装置 2 ローラポンプ 5 ローラ 11、12 送液槽(移送元) 13、14 チャンバー(移送元) 15 送液槽(移送元) 21、22 ピペット(移送先) 23、24 受液槽(移送先) 31〜35 管路(流入側流路) 41〜45 管路(流出側流路) 51〜55 チューブ 61〜64 短絡管路(短絡流路) 65 ベント管路(ベント流路) 66 短絡管路(短絡流路) 71〜76 三方弁(流路切り換え手段) 77 流量調整弁(流路切り換え手段) 78、79 ストップ弁(流路切り換え手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形可能なチューブをローラでしご
    いて流体を移送元から移送先へ移送するローラポンプを
    用いた流体移送装置において、 前記ローラポンプに装着されたチューブの流入側流路と
    流出側流路とを短絡する短絡流路と、 この短絡流路に流体を選択的に流通させる流路切り換え
    手段とを備えたことを特徴とする流体移送装置。
  2. 【請求項2】 1つのローラポンプに、複数本のチュー
    ブを装着してなる請求項1に記載した流体移送装置。
  3. 【請求項3】 流路切り換え手段は、ローラポンプに装
    着されたチューブの流入側流路または流出側流路のいず
    れか一方と短絡流路との分岐点に設けられ、 短絡流路を開いて流体が流出側流路から短絡流路を通っ
    て流入側流路に還流する状態と、短絡流路を閉じて流体
    が流出側流路から移送先へ流出する状態とをとりうる弁
    手段である請求項1または2に記載した流体移送装置。
  4. 【請求項4】 短絡流路がローラポンプに装着されたチ
    ューブの流出側流路と移送元とを、または流入側流路と
    移送先とを短絡するベント流路であり、流路切り換え手
    段が流入側流路または流出側流路のいずれか一方と前記
    ベント流路との分岐点に設けられた三方切り換え弁であ
    る請求項1または2に記載した流体移送装置。
JP25637495A 1995-10-03 1995-10-03 流体移送装置 Pending JPH0996282A (ja)

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JP25637495A JPH0996282A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 流体移送装置

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JP25637495A Pending JPH0996282A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 流体移送装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022044827A1 (ja) * 2020-08-27 2022-03-03 ソニーグループ株式会社 液体吐出装置、液体吐出制御方法及び充填方法

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