JPH0995633A - 加熱履歴表示用インキ組成物 - Google Patents
加熱履歴表示用インキ組成物Info
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- JPH0995633A JPH0995633A JP25338695A JP25338695A JPH0995633A JP H0995633 A JPH0995633 A JP H0995633A JP 25338695 A JP25338695 A JP 25338695A JP 25338695 A JP25338695 A JP 25338695A JP H0995633 A JPH0995633 A JP H0995633A
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Abstract
ト機能と検知機能とを備えた新たな技術手段を提供する
ことを主な目的とする。 【解決手段】1.電子供与性化合物、電子受容性化合
物、油溶性樹脂および溶剤を含むことを特徴とする、所
定温度で変色を開始し、加熱履歴を表示するインキ組成
物。
Description
始め、加熱履歴を表示することができるインキ組成物に
関する。
ン茶、紅茶、緑茶など)、缶入りのスープ類など(以下
缶入り飲料という)は、冬季には、自動販売機のホット
ベンダーで暖められ、販売されている。これらの缶入り
飲料は、ホットベンダー内では、一定の期間経過後(種
類により異なるが、短い場合には、2〜4週間程度後)
に品質の低下が始まり、やがては腐敗して、消費者から
のクレームの対象となることがある。
の販売期限管理は、加熱履歴と相関する缶内部のグルコ
ースの増加量を測定することにより、行われている。し
かしながら、缶内部のグルコース量の分析は、公的機関
に依頼して行われているため、時間と費用がかかり、結
果として品質の低下に起因するクレームが発生するとい
う事態を招きがちである。さらに、PL法の施行に伴っ
て、缶入り飲料の品質管理は、今後一層厳重に行う必要
がある。
理方法として、ホットベンダーにおける加熱開始により
外観上何らかの変化を生じ(以下スタート機能とい
う)、一定期間(例えば、2ヶ月程度)の加熱後にさら
に別の外観上の変化を生じて賞味期限の完了を示す(以
下検知機能という)という新規な手段の開発が求められ
ている。
体に酸化還元指示薬と空気酸化される物質とを共存せし
めて成るタイムインジケーター」を開示している。この
タイムインジケーターは、上記の検知機能に類似する機
能を備えているが、スタート機能は備えていないし、ま
た、液状組成物であるので、ホットベンダー中の缶入り
飲料水の品質管理には使用できない。
下或いは湿熱下に溶融しうる高分子物質の外殻中に水溶
性或いは水変色性の着色剤を内包せしめたマイクロカプ
セルを着色剤の少なくとも一成分として含有することを
特徴とする水浴での加熱処理あるいは湿熱処理の履歴を
表示するためのインク組成物」を開示している。このイ
ンク組成物は、単に一時点での熱処理の有無を表示する
ことができるのみで、スタート機能および検知機能を備
えていない。
入り飲料水の品質管理などのために、スタート機能と検
知機能とを備えた新たな技術手段を提供することを主な
目的とする。
の製造および流通段階では、変化せず、所定温度のホッ
トベンダー内に配置された時点でスタート機能を発揮
し、且つ所定時間経過後に検知機能を発揮する材料を得
るべく種々研究を進めた結果、電子供与性化合物と電子
供与性化合物とを含む特定のインキ組成物を缶表面に印
刷しておく場合には、その目的を達成しうることを見出
し、本発明を完成するにいたった。
用インキ組成物を提供するものである。
物、油溶性樹脂および溶剤を含むことを特徴とする、所
定温度で変色を開始し、加熱履歴を表示するインキ組成
物。
物、油溶性樹脂および溶剤が、それぞれ下記の群から選
択される少なくとも1種である請求項1に記載のインキ
組成物: a.電子供与性化合物…トリフェニルメタンフタリド
類、フルオラン類、スピロピラン類、ロイコオーラミン
類およびローダミンラクタム類 b.電子受容性化合物…モノフェノール類、ジフェノー
ル類およびトリフェノール類 c.油溶性樹脂…炭化水素系樹脂、芳香族炭化水素系樹
脂、アクリル酸系樹脂、フェノール樹脂およびケトン樹
脂 d.…脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン
化炭化水素類、アルコール類、ケトン類、エステル類、
エーテル類、アルコールエステル類、ケトンアルコール
類、エーテルルコール類、ケトンエーテル類、ケトンエ
ステル類およびエステルエーテル類 3.電子供与性化合物、電子受容性化合物、油溶性樹脂
および溶剤が、それぞれ下記の群から選択される少なく
とも1種である上記項2に記載のインキ組成物: a.電子供与性化合物…トリフェニルメタンフタリド類
およびフルオラン類 b.電子受容性化合物…ジフェノール類 c.油溶性樹脂…フェノール樹脂 d.…芳香族炭化水素類およびアルコール類 4.合計重量を基準として、電子供与性化合物0.1〜10.
0%、電子受容性化合物0.2〜80.0%、油溶性樹脂0.5〜6
0.0%および溶剤20.0〜99.2%である上記項1〜3のい
ずれかに記載のインキ組成物。
子供与性化合物(着色剤)は、非揮発性であることを必
要とする。この様な電子供与性化合物としては、特に限
定されるものではないが、下記のものが例示される。
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリド、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)−6−クロロフタリド、3−(2'−ヒ
ドロキシ−4'−ジメチルアミノフェニル)−3−(2'
−メトキシ−5'−クロロフェニル)フタリド、3−
(2'−ヒドロキシ−4'−ジメチルアミノフェニル)−
3−(2'−メトキシ−5'−ニトロフェニル)フタリ
ド、3−(2'−ヒドロキシ−4'−ジエチルアミノフェ
ニル)−3−(2'−メトキシ−5'−メチルフェニル)
フタリド、3−(2'−メトキシ−4'−ジメチルアミノ
フェニル)−3−(2'−ヒドロキシ−4'−クロロ−
5'−メチルフェニル)フタリドなど。
ノ−6−クロロフルオラン、3−ジメチルアミノ−5,
7−ジメチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ク
ロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メチルフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロ
フルオラン、3−(N−P−トリル−N−エチルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロ
リジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7、8−ベンズオラン、2−{N−
(3'−トリフルオロメチルフェニル)アミノ}−ジエ
チルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o
−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−
7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−N−メチ
ル−N−アミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−N−めちる−N−シクロヘキシルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−(N,
N−ジベンジルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−5−クロロ−7−(N−トリフルオロメチルアミ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7
−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フェニルエチ
ルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o
−メトキシカルボニルフェニルアミノ)フルオラン、3
−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニルエ
チルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ピ
ペリジノフルオラン、2−クロロ−3−(N−メチルト
ルイジノ)−7−(p−n−ブチルアニリノ)フルオラ
ン、3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ブチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチ
ル−N−(2−エトキシプロピル)アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−(N−ベンジル−N−
シクロヘキシルアミノ)−5,6−ベンゾ−7−α−ナ
フチルアミノ−4'−ブロモフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−メチシジノ−4',5'−ベ
ンゾフルオラン、3−N−メチル−N−イソブチル−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−
N−イソアミル−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2',5'
−ジメチルアニリノ)フルオランなど。
トキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、6'−ブロ
モ−3'−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン
など。
エチルアミノ)−9−(o−クロロアニリノ)キサンチ
ル安息香酸ラクタムなど。
メチレンブルーなど。
は、トリフェニルメタンフタリド類およびフルオラン類
がより好ましい。
化合物(顕色剤)は、電子供与性化合物と併用下に組成
物にスタート機能と検知機能を付与する。この様な電子
受容性化合物としては、特に限定されるものではない
が、下記のものが例示される。
ェノン、p−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシジフ
ェニルアミン、p−クミルフェノール、p−フェノール
スルホンアミド、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸メ
チル、4−ヒドロキシフェニルメチルケトンなど。
シフタル酸ジメチルエステル、2−ヒドロキシフタル酸
ジフェニルエステル、4−ヒドロキシサリチルアニリ
ド、5−ベンジルサリチルアニリドなど。
フトール、β−ナフトール、2−メチル−1−ナフトー
ル、1−オキシ−2−ナフトエ酸、2−オキシ−3−ナ
フトエ酸、2−アセアンフトン、8−アミノ−2−ナフ
トール、ヒドロキシナフタレンスルホン酸など。
ルを示す。
ン、C1〜C10のシクロアルキルまたはアラルキルを示
す。
す。
す。
キシナフタレン、1,4−ジオキシナフタレン、1,4
−ジオキシナフタレンモノベンジルエーテル、1,4−
ジオキシナフタレンプロピルエーテルなど。
す。
は、ビスフェノール系化合物がより好ましい。
ンキ組成物に対し、被印刷物への密着性を付与するとと
もに、適度の粘性を与える。また、樹脂は、組成物のス
タート機能と検知機能とを阻害しないために、酸性を呈
する必要がある。この様な樹脂としては、特に制限され
るものではないが、下記のものが例示される。
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ
イソブチレン、クマロンインデン樹脂、ポリスチロール
など。
ルエン樹脂、アルキルベンゼン樹脂など。
テル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリルニトリ
ル、ポリアクリル酸、ポリアクリルアマイドなど。
アミド樹脂など。
ど。
より好ましい。
子供与性化合物、電子受容性化合物および樹脂を溶解
し、被印刷面に組成物を印刷した後短時間内に揮散する
適度の揮発性を有していることを必要とする。また、電
子供与性化合物と電子受容性化合物との発色反応におい
て、減感性を発揮する必要がある。この様な溶剤として
は特に限定されるものではないが、下記のものが例示さ
れる。
ン、ミネラルスピリット、ナフタ、石油ナフタなど。
ン、キシレン、デカリン、テトラリン、p−シメンな
ど。
チレン、パークロロエチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、モノブロモベンゼン、モノクロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼンなど。
ルアルコール、イソプロピルアルコール、2−エチルブ
チルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、シク
ロヘキシルアルコール、メチルアルコール、メチルアミ
ルアルコール、ベンジルアルコール、ブチルアルコール
など。
ン、ジアセトアルコール、ジイソブチルケトン、ジエチ
ルケトン、ジプロピルケトン、メチルアミルケトン、メ
チルブチルケトン、メチルシクロヘキサノン、メチルジ
プロピルケトン、メチルエチルケトン、メチルn−ヘキ
シルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルプロピル
ケトン、メジシルオキシドなど。
ル、プロピオン酸エステル、ギ酸エステルなど。
チルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジエチルエーテル、ブチルエー
テルなど。
酸イソプロピル、乳酸エチル、オキシプロピオン酸エチ
ル、マレイン酸ジエチルなど。
ール、ジアセトンアルコール、ジヒドロキシアセトン、
ピルビルアルコールなど。
ールイソプロピルエーテル、グリシドール、エチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、グリコールエーテル、エチレングリ
コールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テル、トリエチレングリコールモノエチルエーテルな
ど。
ーテル、アセトニルメタノールエチルエーテル、メチル
エトキシエチルエーテルなど。
ピルビン酸エチルなど。
ービトール、酢酸ブチルセロソルブ、酢酸カービトー
ル、酢酸セロソルブ、酢酸3−ブトキシブチル、酢酸メ
チルカービトール、酢酸メチルセロソルブなど。
よびアルコール類がより好ましい。その他の溶剤は、イ
ンキ組成物において、芳香族炭化水素および/またはア
ルコール類の揮発性を調整するために使用することが好
ましい。
においては、合計重量を基準として、電子供与性化合物
0.1〜10.0%(より好ましくは0.5〜10.0%)、電子受容
性化合物0.2〜80.0%(より好ましくは1.0〜50.0%)、
樹脂0.5〜60.0%(より好ましくは1.0〜40.0%)および
溶剤20.0〜99.2%(より好ましくは30.0〜95.0%)の割
合とする。
ある場合には、その析出が生じる危険性があるのに対
し、過小である場合には、発色性が低下するので、いず
れの場合にも、好ましくない。
ある場合には、その析出を生じるとともに、地発色が残
るので、賞味期間の終了を明確に表示するという検知機
能を充分に発揮することができないのに対し、過小であ
る場合には、加熱後の発色濃度が低くなり、スタート機
能が充分に発揮できない。本発明においては、電子受容
性化合物(顕色剤)の量を上記の範囲内で適宜調整する
ことにより、インキ塗膜が検知機能を発揮する期間を調
節することができる。
成物がゲル化するのに対し、過小である場合には、被印
刷物に対する接着性が低下する。
して印刷できる限り、本来特に限定されるものではない
が、実用的には上記の範囲とすることが好ましい。
組成物に通常添加されている各種の添加剤を適量配合す
ることができる。この様な添加物としては、着色剤、荷
電物質、消泡剤、ドライヤー、充填剤、レベリング剤、
チキソトロープ剤などが例示される。
特に限定されず、一般のインキ組成物と同様の方法で行
えばよい。例えば、まず樹脂を溶剤に溶解させた後、電
子供与性化合物と電子受容性化合物とを加え、さらに混
練して、均一なインキ組成物とする。混練は、常法に従
って、低粘度インキ(グラビアインキなど)の場合に
は、ボールミル、サンドミル、アトライターなどを使用
して行い、高粘度インキ(平凸版インキなど)の場合に
は、ロールミルなどを使用して行うことが好ましい。
物上に印刷を行う場合には、貯蔵および流通の過程では
変色しないが、所定の温度での加熱により発色し(スタ
ート機能を発揮する)、一定期間経過後に他の色の変色
する(検知機能を発揮する)という特異な機能を備えた
インキ塗膜が形成される。従って、本発明によるインキ
組成物は、ホットベンダー内に保持されて保温状態で販
売される缶入り飲料の賞味期限の表示用材料として極め
て有用である。
蔵および流通を経て、加熱後の一定期間に利用される全
ての商品の品質管理乃至保証手段として極めて有用であ
る。
特徴とするところをより一層明確にする。
ンキ組成物の加熱履歴表示機能を加熱開始前と一定期間
保持後の変色色差の保持率により評価した。すなわち、
被印刷物の常温での色度(Lab)をL1、a1、b1とし、イ
ンキ塗膜の加熱前常温での発色色度をLS、aS、bsとし、
インキ塗膜の加熱後高温保持状態での発色色度をLT、a
T、bTとして、下記の式で示される色差保持率(%)を
求めた。
ープ法”に準じて、被印刷物上のインキ塗膜に粘着テー
プを張り付けて引っ張り、塗膜の剥離の有無により、下
記の基準で評価した。但し、塗膜のカットは行わなかっ
た。
細は、以下の通りである。
−ジメチルアミノフタリド b.2−(2−クロロアニリノ)−6−ブチルアミノフ
ルオラン II.電子受容性化合物(顕色剤) a.メチレンビスフェノール b.4,4'−エチリデンビスフェノール c.4,4'−(2−エチルヘキシリデン)ビスフェノ
ール d.p−フェノールスルホンアミド e.ヒドロキノン f.4,4',4''−メチリデントリスフェノール g.3,5−ジヒドロキシ安息香酸 h.p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル i.安息香酸亜鉛 j.ステアリン酸アミド III.樹脂 a.ロジン変性フェノール樹脂(「タマノール35
3」、荒川化学工業(株)製) b.芳香族炭化水素樹脂(「日石ポリマー120」、日
本石油化学(株)製) c.ビスフェノールA型エポキシ樹脂(「エピコート8
28」、油化シェル工業(株)製) IV.溶剤 a.キシレン b.エタノール c.イソプロパノール V.添加剤 a.赤色染料(「オイルスカーレット308s」、オリ
エント化学工業(株)製) b.荷電物質;塩化リチウム c.チキソトロピック剤(「BYK-P104」、ビックケミー
社製) d.消泡剤(「BYK-P104」、ビックケミー社製) e.ドライヤー(酸化乾燥促進触媒);ナフテン酸コバ
ルト 実施例1〜5および比較例1〜8 下記の表1に示すインキ組成物(数値は、重量%を示
す)を缶用印刷機(「インパルスジェット」、ユニオン
コーポレーション製。ノズル口径50μm、32ドット/イ
ンチ)によりステンレス鋼製飲料水用缶(直径59mm)の
底に印刷した後、乾燥し、表2に示す温度条件で所定期
間保存して、色差保持率とインキ塗膜の密着性とを測定
した。色差保持率を表2に併せて示す。
5および比較例1〜6のインキについては良好であった
が、比較例7ではインキがゲル化し、比較例8では、発
色しなかった。
ター(「Fx-2632」、(株)日立製作所製、ノズル口径6
0μm、35ドット/インチ)を使用して、ステンレス鋼
製飲料水用缶(直径59mm)の底に印刷した後、乾燥し、
表4に示す温度条件で所定期間保存して、色差保持率を
測定した。結果を表4に示す。インキ塗膜の密着性はい
ずれの場合にも、良好であった。
り缶に直接印刷した以外は実施例1と同様にして印刷
し、乾燥し、表4に示す温度条件で所定期間保存して、
色差保持率を測定した。結果を表4に併せて示す。イン
キ塗膜の密着性は良好であった。
シールに印刷し、乾燥した後、ラベラーにより缶に貼り
付け、表4に示す温度条件で所定期間保存して、色差保
持率を測定した。結果を表4に併せて示す。
Claims (4)
- 【請求項1】電子供与性化合物、電子受容性化合物、油
溶性樹脂および溶剤を含むことを特徴とする、所定温度
で変色を開始し、加熱履歴を表示するインキ組成物。 - 【請求項2】電子供与性化合物、電子受容性化合物、油
溶性樹脂および溶剤が、それぞれ下記の群から選択され
る少なくとも1種である請求項1に記載のインキ組成
物: a.電子供与性化合物…トリフェニルメタンフタリド
類、フルオラン類、スピロピラン類、ロイコオーラミン
類およびローダミンラクタム類 b.電子受容性化合物…モノフェノール類、ジフェノー
ル類およびトリフェノール類 c.油溶性樹脂…炭化水素系樹脂、芳香族炭化水素系樹
脂、アクリル酸系樹脂、フェノール樹脂およびケトン樹
脂 d.…脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン
化炭化水素類、アルコール類、ケトン類、エステル類、
エーテル類、アルコールエステル類、ケトンアルコール
類、エーテルルコール類、ケトンエーテル類、ケトンエ
ステル類およびエステルエーテル類 - 【請求項3】電子供与性化合物、電子受容性化合物、油
溶性樹脂および溶剤が、それぞれ下記の群から選択され
る少なくとも1種である請求項2に記載のインキ組成
物: a.電子供与性化合物…トリフェニルメタンフタリド類
およびフルオラン類 b.電子受容性化合物…ジフェノール類 c.油溶性樹脂…フェノール樹脂 d.…芳香族炭化水素類およびアルコール類 - 【請求項4】合計重量を基準として、電子供与性化合物
0.1〜10.0%、電子受容性化合物0.2〜80.0%、油溶性樹
脂0.5〜60.0%および溶剤20.0〜99.2%である請求項1
〜3のいずれかに記載のインキ組成物。
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---|---|---|---|
JP25338695A JP3642539B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 加熱履歴表示用インキ組成物 |
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JPH0995633A true JPH0995633A (ja) | 1997-04-08 |
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JP25338695A Expired - Fee Related JP3642539B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 加熱履歴表示用インキ組成物 |
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JP (1) | JP3642539B2 (ja) |
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