JPH099541A - ボス付きシャフト及びボスの取付方法 - Google Patents

ボス付きシャフト及びボスの取付方法

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JPH099541A
JPH099541A JP15162995A JP15162995A JPH099541A JP H099541 A JPH099541 A JP H099541A JP 15162995 A JP15162995 A JP 15162995A JP 15162995 A JP15162995 A JP 15162995A JP H099541 A JPH099541 A JP H099541A
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fitted
boss
shaft
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一幸 北沢
Atsushi Handa
淳 半田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状のボスにシャフトを容易に圧入すること
ができて、しかも圧入したシャフトとボスとの間に軸ず
れが生じないボス付きシャフトを提供する。 【構成】 シャフト1に軸線方向に間隔をあけて、第1
及び第2の圧入部1A,1Bを形成する。ボス2の内面
には、軸線方向に間隔をあけて、第1及び第2の圧入部
1A,1Bがそれぞれ圧入される第1及び第2の被圧入
部2A,2Bを形成する。第1の圧入部1Aの外径寸法
及び第1の被圧入部2Aの内径寸法を、それぞれ第2の
圧入部1Bの外径寸法及び第2の被圧入部2Bの内径寸
法よりもそれぞれ小さく設定する。第1の圧入部1Aの
前方側端部1A1 と、第2の圧入部1Bの前方側端部1
B1 との間の間隔寸法L3と、第1の被圧入部2Aの後
方側端部2A1 と被圧入部2Bの後方側端部2B1 との
間の間隔寸法L4とを等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボス付きシャフトと、
ボスに圧入によりシャフトを取付けるボスの取付方法と
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばサーボモータ,ステッピン
グモータ等の回転電機用回転子を製造するような場合
に、回転子磁極が固定される円筒状金属体のボスを回転
シャフトに取付ける態様を図2により説明する。図2に
おいて、1´はシャフト、2´はボス、3´a及び3´
bはボス2´に固定した永久磁石からなる磁極である。
図示の矢印はシャフト1´の圧入方向を示しており、ま
た、説明の便宜上、シャフトの軸線Xより右側にはボス
2´,磁極3´のシャフト1´への圧入開始ときの状態
を示しており、軸線Xより左側にはボス2´,磁極3´
にシャフト1´を圧入した(圧入が完了した)ときの状
態を示している。シャフト1´の1´aは第1の圧入
部、1´bは第2の圧入部、1´c及び1´dは各圧入
部より僅かに直径寸法の小さい即ち小径の逃げ部であ
る。1´eは圧入部1bよりも僅かに直径寸法の大きい
即ち僅かに大径の胴付部、1´f及び1´gはベアリン
グ嵌合部、1´h及び1´iはオイルシール部、1´j
は回転ディスク等のセンサ取付部である。このシャフト
1´は1本の棒材からなり、上記の径を異にする各部は
NC旋盤等の工作機械により機械加工によって形成した
ものである。なお第1及び第2の圧入部1´a,1´b
の外周面は、圧入抵抗を小さくするために研削してあ
る。
【0003】ボス2´の内径寸法はシャフト1´の第1
及び第2の圧入部1´a,1´bの外径寸法よりも僅か
に小さくしてある。ボス2´では、シャフト1´の圧入
開始時に第1の圧入部1´aの先端部が当接する被圧入
部2´aの端面内側角部2´a1を斜めに面とりしてあっ
て(即ちテーパが付けられていて)、第1及び第2の圧
入部1´aの被圧入部2´aにへの圧入を容易にしてあ
る。ボス2´へのシャフト1´の圧入作業は通常、ボス
2´を保持具に保持させた状態で、ボス2´にシャフト
1´を矢印方向に強い押圧力を加えて圧入していく。こ
の圧入の過程において、第1の圧入部1´aはボス2´
の内周壁面をかじり削りながらボス2´の長さ方向に圧
入される。図示のD´は圧入距離であり、本例ではD´
はボス2´の内壁面の全長に相当する41mmの長さとな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、圧入距
離が長くなると、シャフト1´の第1の圧入部1´aが
強い押圧力によりボス2´の内壁面を削りながら進入す
る過程で、ボス2´の内壁面が片寄って削られたり、変
形したりしてシャフト1´が動かなくなり、圧入不能に
なることがある。また、削れ方が異なると、たとえ圧入
が完了しても、シャフト1´の軸線Xとボス2´の中心
線とが合致しない即ち軸ずれが生ずる。このような軸ず
れが生ずると、回転子のバランスが崩れ良好な平衡回転
を得ることができなくなる。
【0005】以上述べた従来のボス取付方法の問題点を
要約すると、圧入し難いということと、圧入してもシャ
フトとボスとの間に軸ずれが生じ易いということであ
る。
【0006】本発明の目的は、圧入が容易で、圧入した
シャフトとボスとの間に軸ずれが生ずることのないボス
付きシャフト及びボスの取付方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はシャフトが筒状
のボスに圧入により取付けられているボス付きシャフト
を改良の対象とする。そして本発明では、シャフトに圧
入方向(シャフトの軸線方向の一方の方向)に間隔をあ
けて第1及び第2の圧入部を形成する。またボスの内面
には圧入方向に間隔をあけて第1及び第2の圧入部が圧
入される第1及び第2の被圧入部を形成する。そして第
2の被圧入部を第1の圧入部の通過を許容するように形
成する。また第1及び第2の圧入部が第1及び第2の被
圧入部に同時に圧入開始されるように、第1及び第2の
圧入部並びに第1及び第2の被圧入部を形成する。圧入
部及び被圧入部の形状は任意であり、両者の圧入面に凸
条部(コーキング部)が形成されていてもよい。
【0008】より具体的な発明として特定すると、圧入
方向の前方側に位置する第1の圧入部の外径寸法及び第
1の被圧入部の内径寸法を、それぞれ圧入方向の後方側
に位置する第2の圧入部の外径寸法及び第2の被圧入部
の内径寸法よりも小さく設定する。また、第1の圧入部
の圧入方向の前方側端部と第2の圧入部の圧入方向の前
方側端部との間の間隔寸法と第1の被圧入部の圧入方向
の後方側端部と、第2の被圧入部の圧入方向の後方側端
部との間の間隔寸法とを等しくする。
【0009】上記のボス付きシャフトにおいて、第1及
び第2の圧入部の圧入方向の寸法を等しくすると、両圧
入部の圧入の開始と終了が一緒になり、圧入作業が容易
になる。
【0010】また、第1の圧入部が第1の被圧入部に圧
入されるまでは、第1の圧入部がボスの内面を削り取る
ことが無いように、第1の圧入部の外径寸法と第2の被
圧入部の内径寸法との差を定めておけば、圧入が容易に
なる。
【0011】本発明のボスの取付方法では、シャフトに
は圧入方向に間隔をあけて第1及び第2の圧入部を形成
し、ボスの内面には圧入方向に間隔をあけて第1及び第
2の圧入部が圧入される第1及び第2の被圧入部を形成
する。そして、圧入方向の前方側に位置する第1の圧入
部の外径寸法及び第1の被圧入部の内径寸法を、それぞ
れ圧入方向の後方側に位置する第2の圧入部の外径寸法
及び第2の被圧入部の内径寸法よりも小さくする。ま
た、第1の圧入部の圧入方向の前方側端部と第2の圧入
部の圧入方向の前方側端部との間の間隔寸法と、第1の
被圧入部の圧入方向の後方側端部と第2の被圧入部の圧
入方向の後方側端部との間の間隔寸法とを等しくする。
そして、ボスを固定した状態でシャフトの第1及び第2
の圧入部を第1及び第2の被圧入部に同時に圧入する。
本発明のように、シャフトの第1及び第2の圧入部をボ
スの第1及び第2の被圧入部に同時に圧入すると、圧入
方向または軸線方向に離れた2ケ所で圧入部と被圧入部
とが係合または接触した状態から圧入動作が開始される
ため、従来のように1ケ所で係合または接触した状態か
ら圧入動作が開始される場合と比べて、シャフトとボス
との間に軸ずれが発生するおそれはない。
【0012】上記の発明では、圧入方向または軸線方向
に離れた2ケ所で圧入部と被圧入部とを係合または接触
させているが、圧入部と被圧入部との圧入箇所を1ケ所
にしてもいよい。その場合には、シャフトには圧入方向
に間隔をあけて圧入部と嵌合部とを形成する。そしてボ
スの内面には圧入方向に間隔をあけて圧入部が圧入され
る被圧入部と嵌合部が嵌合される被嵌合部とを形成す
る。その上で、被圧入部及び被嵌合部のうち圧入方向の
後方側に位置するものを、圧入部及び嵌合部のうち圧入
方向の前方側に位置するものの通過を許容するように形
成する。また圧入部が被圧入部に圧入されるときに嵌合
部の少なくとも一部が被嵌合部に嵌合されるように圧入
部及び嵌合部と被圧入部及び被嵌合部を形成する。
【0013】このようにすると圧入部と被圧入部とが、
圧入される際に嵌合部と被嵌合部とが嵌合しているた
め、シャフトとボスとの間ではほとんど軸ずれが発生す
ることはない。また圧入箇所が減るため、圧入作業が容
易になる利点がある。なお嵌合部でのシャフトの動きを
拘束するためには、嵌合部と被嵌合部とを接着剤により
接合すればよい。
【0014】
【作用】本発明のボス付きシャフト及びボスの取付方法
においては、シャフトの第1の圧入部の先端部がボスの
第1の被圧入部の入口に達するまでは、シャフトの第1
の圧入部によるボス内壁面の削り取りは行われず、シャ
フトをスムーズにある程度の深さまで挿入できる。シャ
フトの第1の圧入部の前方側端部(先端部)が、ボスの
第1の被圧入部の後方側端部(入口)に達すると(係合
または接触すると)同時に、シャフトの第2の圧入部の
前方側端部(先端部)がボスの第2の被圧入部の後方側
端部(入口)に達する(係合または接触する)。即ち、
ボスの圧入方向の両側端側でシャフトとボスの位置関係
が同心状に位置決めされた状態で、第1,第2の両圧入
部の第1,第2の被圧入部への圧入が同時に行われる。
この圧入距離は短いので、シャフトの圧入部がボスの被
圧入部の内壁面を削る量が少なく、圧入が容易である。
しかも圧入したシャフトとボスとの間に軸ずれが発生す
るのを有効に防止できる。
【0015】
【実施例】本発明を回転電機用回転子に適用した実施例
を図1に基づいて説明する。図1において、1は回転子
のシャフト、2は回転子磁極3a及び3bが固定される
円筒状のボスである。本実施例では、シャフト1が治具
に保持されたボス2に矢印の圧入方向に圧入される。ボ
ス2はシャフト1より同質または僅かに軟質の金属によ
り形成されている。シャフト1には軸線方向(圧入方
向)に間隔をあけて2つの圧入部が形成されており、圧
入方向の前方側の部分1Aが第1の圧入部、圧入方向の
後方側の部分1Bが第2の圧入部である。1Cは両圧入
部1A,1Bよりは僅かに外径寸法の小さい逃げ部であ
る。その他のシャフト1の部分で図2と同一部分には同
じ符号からダッシュを除いた符号を付してある。
【0016】本実施例においては、第1の圧入部1Aの
外径寸法は第2の圧入部1Bの外径寸法よりも小さくし
てある(0.1mm以上)。また、両圧入部1A,1B
の圧入方向の長さ寸法L1とL2は等しくしてある。他
方、ボス2の内面には中心線方向(圧入方向)に間隔を
あけて、第1及び第2の圧入部1A,1Bがそれぞれ圧
入される第1及び第2の被圧入部2A,2Bが形成され
ている。両被圧入部2A,2Bの圧入方向の後方側端部
(圧入開始口)2A1 ,2B1 には、端面内側を面とり
してテーパを付けてある。第1の被圧入部2Aの内径寸
法は、第2の被圧入部2Bの内径寸法よりも小さくして
ある(0.1mm以上)。図示dはこの径差を示してい
る。
【0017】また本実施例では、第1の圧入部1Aの圧
入方向の前方側端部と第2の圧入部1Bの圧入方向の前
方側端部との間の間隔寸法L3と、第1の被圧入部2A
の圧入方向の後方側端部と第2の被圧入部2Bの圧入方
向の後方側端部との間の間隔寸法L4とを等しくしてあ
る。
【0018】上記のように各要部の寸法関係を設定する
と、ボス2にシャフト1を圧入する場合、まずシャフト
1の第1の圧入部1Aは、圧入方向の前方側端部1A1
がボス2の第1の被圧入部2Aの圧入方向の後方側端部
2A1 に達するまでは、第1の圧入部1Aがボス2の内
周面を削ることなく、シャフトはスムーズにボス2を貫
通する。そして、第1の圧入部1Aの前方側端部1A1
が第1の被圧入部2Aの後方側端部2A1 に達すると同
時に、第2の圧入部1Bの圧入方向の前方側端部1B1
が第2の被圧入部2Bの圧入方向の後方側端部2B1 に
達する。
【0019】ここで各圧入部1A,1Bの先端部1A1
,1B1 が、各被圧入部2A,2Bの後端部2A1 ,
2B1 に当接(係合または接触)することで、ボス2の
中心線とシャフト1の軸線が合致した姿勢で圧入動作が
開始される。この圧入動作により、第1の圧入部1Aは
第1の被圧入部2Aに、また第2の圧入部1Bは第2の
被圧入部2Bに同時に圧入されていく。図示のDは圧入
距離であり、この場合の圧入距離Dは、各圧入部1A,
1Bの長さ寸法L1,L2と同等でよく、本実施例では
D=L1=L2=6.5mmであった。
【0020】上記のように、本実施例ではシャフト1の
圧入部1A,1Bと、ボス2の被圧入部2A,2Bとに
よるシャフト1とボス2の嵌合部を2段にしたので、圧
入時のシャフトとボスの平行度が良好に確保される。即
ちシャフトとボスとの間の軸ずれが発生しない。また圧
入距離(D=L1=L2=6.5mm)が短いので、圧
入作業が容易である。また本実施例では、圧入部1A,
1Bの径寸法が異なるため、シャフトをボスに圧入する
際の方向性が定まる。したがってシャフトの向きをボス
に対して逆にして圧入するのを防ぐことができる。
【0021】なお、本実施例ではボスを治具に固定して
シャフトをボスに向かって移動させることにより圧入を
行ったが、シャフトを治具に固定してボスを移動させる
ことにより圧入を行ってもよい。
【0022】上記実施例では、圧入部と被圧入部との圧
入箇所を2ケ所にしているが、圧入箇所を1ケ所にして
もよい。その場合には、図1の圧入部1A,1Bの一方
を嵌合部とし、この嵌合部に対応する第1及び第2の被
圧入部2A,2Bの一方を被嵌合部とすればよい。この
場合でも、前述の2段圧入と同様に圧入部が被圧入部に
圧入される際に、同時に嵌合部が被嵌合部に嵌合される
か、または圧入開始時には嵌合部が被嵌合部に部分的に
嵌合されているようにすればよい。このようにしてもシ
ャフト1とボス2との間に実質的に軸ずれが発生するこ
となく圧入が完了する。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のボス付きシ
ャフトによれば、圧入作業が容易で、しかもシャフトと
ボスの間に軸ずれが発生するのを有効に防止できる。
【0024】特に、シャフトには圧入方向に間隔をあけ
て第1及び第2の圧入部を形成し、ボスの内面には圧入
方向に間隔をあけて第1及び第2の圧入部がそれぞれ圧
入される第1及び第2の被圧入部を形成し、圧入方向の
前方側に位置する第1の圧入部の外径寸法及び第1の被
圧入部の内径寸法を、それぞれ圧入方向の後方側に位置
する第2の圧入部の外径寸法及び第2の被圧入部の内径
寸法よりも小さく設定すると、圧入距離を各圧入部の圧
入方向の長さ寸法と等しい短い距離とすることができ
て、圧入を容易に行うことができる。
【0025】また、第1の圧入部の圧入方向の前方側端
部と、第2の圧入部の圧入方向の前方側端部との間の間
隔寸法を、第1の被圧入部の圧入方向の後方側端部と、
第2の被圧入部の圧入方向の後方側端部との間の間隔寸
法に等しくすると、第1の圧入部の第1の被圧入部に対
する圧入と、第2の圧入部の第2の被圧入部に対する圧
入とを、シャフトとボスの中心線が合致した状態で、同
時に開始して遂行することができる。これにより、シャ
フトとボスとの間に軸ずれが生ずるのを有効に防止する
ことができる。
【0026】また、本発明のボスの取付方法によれば、
短い圧入距離(実際に圧入が行われている間の距離)で
シャフトにボスを圧入することができ、しかもシャフト
とボスとの間の軸ずれを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボス付きシャフトの一実施例の構造と
製造方法を説明するために用いる説明図である。
【図2】従来のボス付きシャフトの一例の構造と製造方
法を説明するために用いる説明図である。
【符号の説明】
1,1´ シャフト 1A 第1の圧入部 1B 第2の圧入部 2,2´ ボス 2A 第1の被圧入部 2B 第2の被圧入部 3a,3b 磁極 D 圧入距離

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のボスと該ボスに圧入されたシャフ
    トとを備えたボス付きシャフトであって、 前記シャフトには圧入方向に間隔をあけて第1及び第2
    の圧入部が形成されており、 前記ボスの内面には前記圧入方向に間隔をあけて前記第
    1及び第2の圧入部が圧入される第1及び第2の被圧入
    部が形成されており、 前記第2の被圧入部は前記第1の圧入部の通過を許容す
    るように形成されており、 前記シャフトが前記ボスに圧入される際に前記第1及び
    第2の圧入部が前記第1及び第2の被圧入部に同時に圧
    入開始されるように前記第1及び第2の圧入部並びに前
    記第1及び第2の被圧入部が形成されていることを特徴
    とするボス付きシャフト。
  2. 【請求項2】 筒状のボスと該ボスに圧入されたシャフ
    トとを備えたボス付きシャフトであって、 前記シャフトには圧入方向に間隔をあけて第1及び第2
    の圧入部が形成されており、 前記ボスの内面には前記圧入方向に間隔をあけて前記第
    1及び第2の圧入部が圧入される第1及び第2の被圧入
    部が形成されており、 前記圧入方向の前方側に位置する前記第1の圧入部の外
    径寸法及び前記第1の被圧入部の内径寸法が、それぞれ
    前記圧入方向の後方側に位置する前記第2の圧入部の外
    径寸法及び前記第2の被圧入部の内径寸法よりも小さく
    設定され、 前記第1の圧入部の前記圧入方向の前方側端部と前記第
    2の圧入部の前記圧入方向の前方側端部との間の間隔寸
    法と前記第1の被圧入部の前記圧入方向の後方側端部と
    前記第2の被圧入部の前記圧入方向の後方側端部との間
    の間隔寸法とが等しいことを特徴とするボス付きシャフ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の圧入部の前記圧入方
    向の寸法が等しい請求項2に記載のボス付きシャフト。
  4. 【請求項4】 前記第1の圧入部が前記第1の被圧入部
    に圧入されるまでは、前記第1の圧入部が前記ボスの内
    面を削り取ることが無いように前記第1の圧入部の外径
    寸法と前記第2の被圧入部の内径寸法との差が定められ
    ている請求項2または3に記載のボス付きシャフト。
  5. 【請求項5】 筒状のボスの一端からシャフトを圧入し
    て前記ボスを前記シャフトに取付けるボスの取付方法で
    あって、 前記シャフトには圧入方向に間隔をあけて第1及び第2
    の圧入部を形成し、前記ボスの内面には前記圧入方向に
    間隔をあけて前記第1及び第2の圧入部が圧入される第
    1及び第2の被圧入部を形成し、 前記圧入方向の前方側に位置する前記第1の圧入部の外
    径寸法及び前記第1の被圧入部の内径寸法を、それぞれ
    前記圧入方向の後方側に位置する前記第2の圧入部の外
    径寸法及び前記第2の被圧入部の内径寸法よりも小さく
    し、 前記第1の圧入部の前記圧入方向の前方側端部と前記第
    2の圧入部の前記圧入方向の前方側端部との間の間隔寸
    法と前記第1の被圧入部の前記圧入方向の後方側端部と
    前記第2の被圧入部の前記圧入方向の後方側端部との間
    の間隔寸法とを等しくし、 前記ボスを固定した状態で前記シャフトの前記第1及び
    第2の圧入部を前記第1及び第2の被圧入部に同時に圧
    入することを特徴とするボスの取付方法。
  6. 【請求項6】 筒状のボスと該ボスに圧入されたシャフ
    トとを備えたボス付きシャフトであって、 前記シャフトには圧入方向に間隔をあけて圧入部と嵌合
    部とが形成されており、 前記ボスの内面には前記圧入方向に間隔をあけて前記圧
    入部が圧入される被圧入部と前記嵌合部が嵌合される被
    嵌合部とが形成されており、 前記被圧入部及び前記被嵌合部のうち前記圧入方向の後
    方側に位置するものは、前記圧入部及び嵌合部のうち前
    記圧入方向の前方側に位置するものの通過を許容するよ
    うに形成されており、 前記圧入部が前記被圧入部に圧入されるときに前記嵌合
    部の少なくとも一部が前記被嵌合部に嵌合されるように
    前記圧入部及び前記嵌合部と前記被圧入部及び前記被嵌
    合部が形成されていることを特徴とするボス付きシャフ
    ト。
  7. 【請求項7】前記嵌合部と前記被嵌合部とは接着剤によ
    り接合されている請求項6に記載のボス付きシャフト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003204651A (ja) * 2001-12-05 2003-07-18 Minebea Co Ltd スピンドルモータ

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