JPH0995290A - 電動自転車用バッテリ収納装置 - Google Patents

電動自転車用バッテリ収納装置

Info

Publication number
JPH0995290A
JPH0995290A JP7254806A JP25480695A JPH0995290A JP H0995290 A JPH0995290 A JP H0995290A JP 7254806 A JP7254806 A JP 7254806A JP 25480695 A JP25480695 A JP 25480695A JP H0995290 A JPH0995290 A JP H0995290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner box
lid
outer box
battery
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7254806A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3494257B2 (ja
Inventor
Satoshi Ishikawa
敏 石川
Masaru Ohira
優 大平
Kazuaki Iwami
和顕 岩見
Hiroyuki Yamauchi
浩之 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP25480695A priority Critical patent/JP3494257B2/ja
Priority to TW084110551A priority patent/TW353055B/zh
Publication of JPH0995290A publication Critical patent/JPH0995290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3494257B2 publication Critical patent/JP3494257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】バッテリの着脱が容易で、走行の振動も軽減可
能な電動自転車用バッテリ収納装置を提供する。 【解決手段】バッテリを内蔵するバッテリボックス32
を収納ボックス31内に挿入開口31gから31に収納
したときバッテリ側と車両側とを電気的に接続可能に
し、蓋45を閉状態にしたときバッテリボックス32を
電気的接続方向に付勢するように構成し、複数の充電可
能なバッテリセル70を電気的に接続し、シュリンクフ
ィルム73で一体に包装し、このシュリンク包装された
バッテリパック61は把手部66を一体形成したバッテ
リボックス32に収納された状態でバッテリボックス3
2と電気的に接続され、このバッテリボックス32は車
両側に固定された収納ボックス32に収納可能に構成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電動自転
車のようにモータの電源としてバッテリを搭載した電動
自転車用バッテリ収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動自転車等のように走行中にバッテリ
を充電することの困難な車両の場合、非使用時に例えば
家庭用電源に接続された充電器によってバッテリを繰り
返し充電することとなる。このように、頻繁に充電する
必要のある場合には、バッテリを車両から取り外して行
なう単体充電方式と、車両に取り付けたまま行なう車載
充電方式とがあり、さらにどちらの方式でも充電できる
ようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリを
車両から取り外して充電を行なう場合、例えば蓋で開閉
される挿入開口を有するアウタボックスを車両側に固定
し、バッテリを内蔵するインナボックスをアウタボック
ス内に挿入開口から出し入れ自在に収納し、インナボッ
クスとアウタボックスとの間にインナボックスをアウタ
ボックス内に収納したときバッテリ側と車両側とを電気
的に接続可能にし、蓋を閉状態にしたときインナボック
スを電気的接続方向に付勢するような構造が望ましい。
【0004】しかしながら、このような着脱式の構造に
すると、持ち運びのための把手が必要になり、その把手
を設ける構造によってはインナボックス及びそれを収納
するアウタボックスが大型になるとともに部品点数が増
加する。また、バッテリの盗難を防止するためのロック
を取り付けるスペースの確保も別途必要になる。さら
に、インナボックスに把手を別途設ける場合には、イン
ナボックスは勿論のこと、把手も走行の振動で騒音が発
生しないように配慮する必要がある。
【0005】この発明は、前記実情に鑑みてなされたも
ので、バッテリを着脱式の構造にする場合、コンパクト
で取扱が容易であり、しかも走行による振動も軽減可能
である電動自転車用バッテリ収納装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手投】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、蓋で開
閉される挿入開口を有するアウタボックスを車両側に固
定し、バッテリを内蔵するインナボックスを前記アウタ
ボックス内に前記挿入開口から出し入れ自在に収納し、
前記インナボックスと前記アウタボックスとの間に前記
インナボックスを前記アウタボックス内に収納したとき
バッテリ側と車両側とを電気的に接続可能にする接続機
構を設け、前記蓋を閉状態にしたとき前記インナボック
スを電気的接続方向に付勢するように構成した電動自転
車用バッテリ収納装置において、複数の充電可能なバッ
テリセルを電気的に接続し、この電気的に接続した複数
のバッテリセルをシュリンクフィルムで一体に包装し、
このシュリンク包装されたバッテリパックは把手部を一
体形成した前記インナボックスに収納された状態で前記
インナボックスと電気的に接続され、このインナボック
スは車両側に固定された前記アウタボックスに収納可能
に構成したことを特徴としている。
【0007】このように、電気的に接続した複数のバッ
テリセルをシュリンクフィルムで一体に包装しており、
複数のバッテリセルをコンパクトで、かつ確実に保持す
ることができる。また、コンパクトにシュリンク包装さ
れたバッテリパックは、把手部を一体形成したインナボ
ックスに収納されており、インナボックス全体をコンパ
クトにできるばかりか、バッテリ充電時にインナボック
スの把手部を持って取り扱うことができ、アウタボック
スへの出し入れ作業が容易であり、かつ構造が簡単で持
ち運びが容易である。
【0008】請求項2記載の発明は、前記複数のバッテ
リセルを仕切板により区分けして配置し、これらの複数
のバッテリセル同士を電気的に接続したことを特徴とし
ている。
【0009】このように、複数のバッテリセルを仕切板
により区分けして配置することで、複数のバッテリセル
が位置決めされシュリンクフィルムでの包装が確実であ
る。また、バッテリセル同士の干渉による破損を軽減
し、また仕切板により放熱効果があるとともに、バッテ
リセル同士の短絡も防止できる。
【0010】請求項3記載の発明は、前記インナボック
スを可撓性部材で一体形成し、このインナボックスを左
右の分割体による分割構造とし、この左右の分割体の組
立状態で前記バッテリパックを収納する収納空間と、こ
の収納空間とは別に仕切られた外部に開放され把手部を
形成する把手空間を有することを特徴としている。
【0011】このように、左右の分割体の組立状態で、
収納空間とは別に仕切られた外部に開放された把手空間
により、特別の部材を用いることなくインナボックスに
一体に把手部を形成しており、部品点数を軽減してコン
パクトな構造でバッテリの組付性が向上する。また、イ
ンナボックスに一体に把手部を形成することで、把手部
の位置によりインナボックスに方向性を持たせることが
でき、誤った方向にインナボックスを収納することが防
止できる。
【0012】請求項4記載の発明は、前記把手部を形成
する把手空間は、前記バッテリパックを収納する収納空
間に対して上方部一方側に設け、前記把手部をオフセッ
トしたことを特徴としている。
【0013】このように、インナボックスの把手部をオ
フセットしており、容易に把手部を持ってアウタボック
スに収納することができ、しかもバッテリ充電時にアウ
タボックスに収納するときに方向性があり、方向を誤っ
て収納することが防止される。
【0014】請求項5記載の発明は、前記アウタボック
スの蓋の内側に押圧部を設け、このアウタボックスに収
納された前記インナボックスを、前記アウタボックスの
蓋を閉じた状態で前記押圧部で押圧し、前記インナボッ
クスを電気的接続方向に付勢するように構成したことを
特徴としている。
【0015】このように、アウタボックスの蓋を閉じた
状態で押圧部で、インナボックスを押圧し、インナボッ
クスを電気的接続方向に付勢しており、走行による振動
を軽減でき電気的接続不良を防止できるとともに、振動
による騒音を軽減できる。
【0016】請求項6記載の発明は、前記アウタボック
スの蓋の内側に設けた押圧部は、前記蓋の内側に設けた
弾性部材で構成したことを特徴としている。
【0017】このように、アウタボックスの蓋を閉じた
状態で弾性部材で、インナボックスを押圧し、確実にイ
ンナボックスを電気的接続方向に付勢しており、走行に
よる振動を軽減でき電気的接続不良を防止できるととも
に、振動による騒音を軽減できる。
【0018】請求項7記載の発明は、前記アウタボック
スの蓋の内側に設けた押圧部は、前記蓋の内側に一体に
形成した押さえリブで構成したことを特徴としている。
【0019】このように、アウタボックスの蓋を閉じた
状態で一体に形成した押さえリブで、インナボックスを
押圧し、簡単な構造でインナボックスを電気的接続方向
に付勢しており、走行による振動を軽減でき電気的接続
不良を防止できるとともに、振動による騒音を軽減でき
る。
【0020】請求項8記載の発明は、前記アウタボック
スの蓋を閉じた状態で、前記インナボックスの把手部を
前記押圧部で押圧し、前記把手部の弾性変形により電気
的接続方向に付勢するように構成したことを特徴として
いる。
【0021】このように、アウタボックスの蓋を閉じた
状態でインナボックスの把手部が押圧され、その弾性変
形によりインナボックスを電気的接続方向に付勢してお
り、走行による振動を軽減でき電気的接続不良を防止で
きるとともに、振動による騒音を軽減できる。
【0022】請求項9記載の発明は、前記アウタボック
スの蓋を閉じた状態で、前記インナボックスの上面を前
記押圧部で押圧し、前記上面全体の弾性変形により電気
的接続方向に付勢するように構成したことを特徴として
いる。
【0023】このように、アウタボックスの蓋を閉じた
状態でインナボックスの上面が押圧され、その上面全体
の弾性変形によりインナボックスを電気的接続方向に付
勢しており、走行による振動を軽減でき電気的接続不良
を防止できるとともに、振動による騒音を軽減できる。
【0024】請求項10記載の発明は、前記アウタボッ
クスの蓋を車体後側を支点として開閉可能とし、この蓋
の車体前側において、前記アウタボックスに収納された
前記インナボックスの把手部の前側空間に対応する位置
に、前記蓋の開きを規制するロック機構を配置したこと
を特徴としている。
【0025】このように、アウタボックスの蓋を車体後
側を支点として開閉可能とし、アウタボックスの蓋の開
度を確保することができる。また、インナボックスの把
手部の前側空間に対応する位置にロック機構が配置され
ており、ロック機構を配置するスペースを別途確保する
必要がない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の電動自転車用バ
ッテリ収納装置の実施例を図面に基づいて説明する。図
1乃至図20は電動自転車のバッテリ収納装置を説明す
るための図であり、図1は電動自転車の左側面図、図2
は電動自転車用バッテリ収納装置の断面図、図3は図2
のIII-III線に沿う断面図、図4はアウタボックスの左
側面図、図5アウタボックスの右側面図、図6はアウタ
ボックスの背面図、図7は図6のVII-VII線に沿う断面
図、図8はアウタボックスの平面図、図9は図8のIX-I
X線に沿う断面図、図10はアウタボックスの充電窓部
の拡大一部断面図、図11は図10のXI-XI線に沿う断
面図、図12は図4のXII-XII線に沿う断面図、図13
は蓋の左側面図、図14は図13のXIV-XIV線に沿う断
面図、図15はインナボックスの平面図、図16はイン
ナボックスを開いた外側の展開図、図17はインナボッ
クスを開いた内側の展開図、図18は図17のXVIII-XV
III線に沿う断面図、図19はシュリンク包装されたバ
ッテリの側面図、図20は図19のXX-XX線に沿う断面
図である。なお、この実施例において、左右とは、乗車
状態で見て左右との意味である。
【0027】図1において、1は車両用バッテリ収納装
置を備えた電動自転車であり、電動モータの駆動力のみ
で走行するものであってもよいし、あるいは人力と電動
モータの駆動力との合力で走行するものであってもよ
い。この電動自転車1は頻繁に充電する必要があり、バ
ッテリを車両から取り外して行なう単体充電方式と、車
両に取り付けたまま行なう車載充電方式とが用いられ、
取扱が便利なようにどちらの方式でも充電できるように
している。
【0028】自転車1の車体2は、前輪3が回転自在に
軸支されたフロントフォーク4を回動自在に支持するへ
ッドパイプ2aと、ヘッドパイプ2aから後方斜め下方
に延びるダウンチューブ2bと、ダウンチューブ2bの
後部にセンタラグ5を介して連結されたシートチューブ
2cと、またダウンチューブ2bの後部にセンタラグ5
を介して連結された左右一対のチェーンステー2dと、
シートチューブ2cの上部とチェーンステー2dの後端
部とを略三角形をなすように連結する左右一対のシート
ステー2eとから構成されている。
【0029】チェーンステー2dとシートステー2eと
は後輪ブラケット2fを介して一体に連結されており、
後輪ブラケット2fには後輸6が回転自在に支持されて
いる。また、フロントフォーク4の上端には操向ハンド
ル7が装着されており、シートチューブ2cの上端には
サドル8が装着されたシートピラーチューブ9が伸縮可
能に挿入され、不図示のロックハンドルにより所望高さ
位置に固定可能となっている。サドル8は、シートピラ
ーチューブ9の上端に固定されたブラケット10の先端
部にピン11を支点に上下に回動可能に装着されてお
り、後述するバッテリ取り外し時には、サドル8を上方
に回動させることによりバッテリとの干渉を回避できる
ようになっている。
【0030】センタラグ5の下方には、パワーユニット
12が配設されている。パワーユニット12は、ペダル
13からクランク14を介してクランク軸15に入力さ
れた踏力と、補助駆動装置16からの駆動力とを合力
し、チェーン17を介して後輪6に伝達する装置であ
る。補助駆動装置16は、駆動力を出力する電動モータ
18と、電動モータ18の電源であるバッテリを収納す
るバッテリ収納装置19と、電動モータ18からの駆動
力をペダル踏力に応じた値に制御するためのコントロー
ラ20とから構成されている。電動モータ18及びコン
トローラ20はダウンチューブ2bの下側にダウンチュ
ーブ2bに沿うように配設されており、この両部品及び
ダウンチューブ2b、センタラグ5の周囲は、上下二分
割式の上カバー21a、下カバー21bによって覆われ
ている。また、シートチューブ2cは、シートカバー2
1cによって覆われている。
【0031】バッテリ収納装置19は、アウタボックス
31内にバッテリを内蔵するインナボックス32を出し
入れ自在に収納した二重ケース構造のものであり、シー
トチューブ2cの後側にシートチューブ2cに沿うよう
に配置され、アウタボックス31の前壁31aの下端
部、後壁31bの上下端部にそれぞれ左右一対設けられ
たフランジ31c,31dが車体2にボルト締め固定さ
れている。
【0032】アウタボックス31は、樹脂製の左右二分
割構造のもので、左右の前壁31a及び後壁31bに形
成された係止爪31e,31fを掛止するとともに、上
端部をボルト91で固定することにより、上端に挿入開
口31gを、下端に底壁31hを有する略直方体状にな
っている。また、アウタボックス31の前壁31aに
は、シートチューブ2cに係止する係止片31iが上下
に延びるように形成されており、また左壁31j及び右
側壁31kには剛性及び意匠効果を上げるためのリブ3
1lが形成されている。
【0033】アウタボックス31の底壁31hには、バ
ッテリを駆動回路に接続するための接続機構41の一部
を構成する雄コネクタ42が配置されている。雄コネク
タ42は底壁31hの外面に形成されたボス部31mに
ボルト43により締付固定され、その雄端子42aは底
壁31hの内方に突出しており、また雄端子42aはリ
ード線42bを介して電動モータ18、コント一ラ20
等に接続されている。
【0034】アウタボックス31の上端には挿入開口3
1gを開閉する蓋45が配設されている。蓋45は周縁
を下方に屈曲する側壁45aを有する皿状のもので、そ
の後側壁45bの左右両側に一体に形成されたピン部4
5yがアウタボックス31の後壁31bの上端に形成さ
れた一対のボス部31n間に支持され、蓋45が車両後
側に回動可能に支持されている。
【0035】また、蓋45の先端側にはロックシリンダ
47が固定されており、このロックシリンダ47にキー
90を挿入して係止爪47aを進退させ、アウタボック
ス31の内面に突設された係止片48に係脱可能になっ
ており、これらで蓋45の開きを規制するロック機構A
を構成している。なお、係止爪47aの先端下面は、斜
面に形成しているため、蓋45を閉じる時は、キー90
の操作をすることなくロックできる。
【0036】さらに、蓋45の側部には、アウタボック
ス31にインナボックス32を収納した状態で充電器の
充電プラグを挿入するための充電開口45dが形成さ
れ、この充電開口45dの周囲には図13に示すように
一段低い段部45d1が形成され、この段部45d1に
リッド49の周囲が嵌まり込み充電開口45dにリッド
49が開閉可能になっている。リッド49の基部49a
は蓋45の充電開口45dの端部に上下方向に圧入され
た支持ピン50に回動可能に設けられ、支持ピン50に
はスプリング51が設けられている。スプリング51の
一端部51aは蓋45のボス部45eに係止され、他端
部51bはリッド49の凹部49bに係止され、スプリ
ング51によりリッド49は常に開く方向に付勢されて
いる。このように、充電時にリッド49を開き状態に保
持する付勢手段であるスプリング51が設けられ、リッ
ド49はスプリング51により常に開く方向に付勢され
ている。
【0037】このように、リッド49は付勢手段のスプ
リング51により常に開く方向に付勢されているので、
リッド49は開いた状態では常に全開位置を保持するこ
とになり、アウタボックス31の蓋45を閉じようとす
るとき、リッド49の延出部49dがアウタボックス3
1の合い面部31p上に乗り上げ、リッドが破損するの
を防止し、破損等も起こらず円滑に蓋45を閉じること
ができる。
【0038】また、リッド49には、フック部49c
と、延出部49dとが形成されている。フック部49c
は蓋45の内側に形成された凸部45fに係止可能に形
成され、延出部49dはアウタボックス31の合い面部
31pの内側に係止可能に形成されている。アウタボッ
クス31の蓋45を閉じる際には、リッド49を充電開
口45dにはめ込みフック部49cを凸部45fに係止
し、これによりリッド49がスプリング51によって開
くことが規制されている。
【0039】従って、アウタボックス31にインナボッ
クス32を収納し、リッド49が充電開口45dを閉じ
ている状態で蓋45を閉じると、延出部49dがアウタ
ボックス31の合い面部31pの内側に係止されてお
り、この蓋45を閉じる時、リッド49が開くことが規
制され、付勢手段のスプリング51の付勢力に抗してリ
ッド49を押さえつつ蓋を閉じる必要がなく操作が楽で
ある。
【0040】このアウタボックス31の蓋45を閉じた
状態では、リッド49の延出部49dがアウタボックス
31の合い面部31pの内側に係止されており、蓋45
を開けないとリッド49が開かないため、充電開口45
dから異物を入れる等の悪戯を防止することができる。
また、蓋45のロックをリッド49のロックに兼用でき
るため、構造が簡単で部品点数も少なく低コストであ
る。
【0041】さらに、蓋45を閉じた状態で充電した
後、リッド49を閉じるには、延出部49dが弾性変形
するため、延出部49dを充電開口45dにはめ込み閉
じることができ、蓋45のロックを操作する必要がな
い。
【0042】インナボックス32は、ボックス本体60
内にバッテリパック61を収納した構造のものである。
インナボックス32は、可撓性部材である樹脂で一体形
成し、ボックス本体60は左右の分割体62,63によ
る分割構造としている。左右の分割体62,63は、こ
れらに一体形成の薄肉の帯状部64で屈曲可能に連結さ
れており、組立時には帯状部64を折り曲げて箱状とな
り、組立状態でバッテリパック61を収納する収納空間
65と、この収納空間65とは別に仕切られた外部に開
放され把手部66を形成する把手空間67を有してい
る。
【0043】左右の分割体62,63の外側には、縦方
向にリブ62f,63f及び凹凸62g,63gが形成
され、縦方向からの荷重で曲がることがないようにして
いる。さらに、左右の分割体62,63の外側壁には、
それぞれ段部62k,63kが形成され、内側壁のスト
レート部62l,63lと形状を異ならせることでバッ
テリパック61が逆に入れられることを防止している。
【0044】また、左右の分割体62,63の内側に
は、上下位置にバッテリパック61を保持するための係
止リブ62h1,62h2,63h1,63h2が一体
に形成され、この係止リブ62h1と62h2の間及び
係止リブ63h1と63h2との間にバッテリパック6
1が保持される。さらに、左右の分割体62,63の内
側には、ダンパ200,201が設けられ、このダンパ
200,201によりバッテリパック61を両側から挟
み弾性支持してガタ付くことを防止するようになってい
る。
【0045】インナボックス32は、収納空間65にバ
ッテリパック61を収納して、分割体62,63同士の
接合部の凹部62aと凸部63aを突き合わせて係合
し、底側と把手部66とに形成されたピン孔63b,6
3c,63dからボルト68,69,70を挿通し、ボ
ス部62b,62c,62dに螺着して結合する。把手
部66には、ユーザの指を入れて持つことができるため
の握り孔202が形成され、この握り孔202は把手空
間67に連通している。
【0046】分割体63には充電コネクタを挿入する充
電窓63eが形成され、この充電窓63eに充電コネク
タ203を対応させビス204を充電窓63eの両側に
形成されたボス部63mに螺着して固定される。充電窓
63eから図示しない接続コネクタを挿入してインナボ
ックス32の内部に収納された充電コネクタ203に電
気的に接続可能になっている。また、分割体63の下部
には、ボス部63nが形成され、雌コネクタ205を当
てがいビス206をボス部63nに螺着して取り付けら
れる。
【0047】このように、左右の分割体62,63の組
立状態で、収納空間65とは別に仕切られた外部に開放
された把手空間67により、特別の部材を用いることな
くインナボックス32に一体に把手部66を形成してお
り、部品点数を軽減してコンパクトな構造でバッテリの
組付性が向上する。また、インナボックス32に一体に
把手部66を形成することで、把手部66の位置により
インナボックス32に方向性を持たせることができ、バ
ッテリを車両から取り外して充電を行なう時等、誤った
方向でインナボックス32をアウタボックス31に収納
することが防止できる。
【0048】さらに、把手部66を持ってインナボック
ス32の交換を行なうが、把手部66は、一側にオフセ
ットしており、持った状態でインナボックス32がアウ
タボックス31に沿って状態になり円滑に挿入すること
ができる。また、インナボックス32を取り外す時に
は、手で把手部66を握って持ち上げるが、アウタボッ
クス31の上端部は、把手部66と対応する部分31x
が把手部66の位置より下側になるように形成され、手
で把手部66を持つ時に邪魔にならないようにしてい
る。
【0049】バッテリパック61は、複数の充電可能な
バッテリセル70を、縦方向の仕切部71aと横方向の
仕切部71bとを有する仕切板71により区分けして配
置され、これらの複数のバッテリセル70同士を直列接
続で電気的に接続し、この電気的に接続した複数のバッ
テリセル70を、充電用リード線72a及び放電用リー
ド線72bとともにシュリンクフィルム73で一体に包
装して構成される。バッテリパック61は、インナボッ
クス32の把手部66を形成する把手空間67に対応す
る部分には、バッテリセル70を配置しないで空間74
が形成してある。
【0050】このように、複数のバッテリセル70を仕
切板71により区分けして配置することで複数のバッテ
リセル70が位置決めされシュリンクフィルム73での
包装が確実である。また、バッテリセル70同士の干渉
による破損を軽減し、また仕切板71により放熱効果が
あるとともに、バッテリセル70同士の短絡も防止でき
る。
【0051】このシュリンク包装されたバッテリパック
61は、把手部66を有するインナボックス32に収納
された状態でインナボックス32と電気的に接続され、
このインナボックス32は車両側に固定されたアウタボ
ックス31に収納可能に構成している。充電用リード線
72aは上方に導出されて充電コネクタ203に接続さ
れ、また放電用リード線72bは下方に導出されて、雌
コネクタ205に接続されている。
【0052】アウタボックス31の蓋45の内側には、
図14に示すように一対の係止リブ45kが形成され、
さらに一対の係止リブ45kの間にボス部45tが形成
されている。蓋45の上部の凹部45uにはボス部45
tに挿通して押圧部である弾性部材のゴムダンパ210
が設けられ、ワッシャ211をボス部45tに当てがい
ビス212で締付固定される。
【0053】アウタボックス31にインナボックス32
を収納して蓋45を閉じると、蓋45の内側に設けたゴ
ムダンパ210がインナボックス32の上面を押圧し、
インナボックス32を確実に電気的接続方向に付勢する
ように構成しており、走行にともなうインナボックス3
2の振動を軽減でき電気的接続不良を防止できるととも
に、振動による騒音を軽減できる。さらに、インナボッ
クス32の上下方向のガタ付きをゴムダンパ210が押
さえているが、急激な振動等で大きくガタ付くことがあ
つても一対の係止リブ45kによって押さえられる。
【0054】なお、図21に示すように、蓋45の内側
に長い押さえリブ45sを一体に設けて、蓋45を閉じ
た状態でインナボックス32の上面を押さえるように構
成してもよく、簡単な構造でインナボックス32を電気
的接続方向に付勢することができる。
【0055】このように、アウタボックス31の蓋45
の内側に押圧部であるゴムダンパ210や押さえリブ4
5sを設け、アウタボックス31に収納されたインナボ
ックス32を、アウタボックス31の蓋45を閉じた状
態で押圧し、インナボックス32を電気的接続方向に付
勢しており、走行による振動を軽減でき電気的接続不良
を防止できるとともに、振動による騒音を軽減できる。
【0056】また、アウタボックス31の蓋を閉じた状
態で、インナボック32スの把手部66を押圧部である
ゴムダンパ210や押さえリブ45sで押圧すること
で、把手部66の弾性変形により確実に電気的接続方向
に付勢することができる。また、アウタボックス31の
蓋45を閉じた状態で、インナボックス32の上面を押
圧部であるゴムダンパ210や押さえリブ45sで押圧
することで、上面全体の弾性変形により確実に電気的接
続方向に付勢することができる。
【0057】また、アウタボックス31の蓋45が車体
後側に配置されるピン45yを支点として開閉可能であ
り、蓋45の車体前側においてアウタボックス31に収
納されたインナボックス32の把手部66の前側空間に
対応する位置に、蓋45の開きを規制するロック機構A
を配置し、蓋45を車体後側を支点として開閉可能であ
るから、蓋45の移動範囲がシートピラーチューブ9に
よって制約されず蓋45の開度を確保することができ
る。また、インナボックス32の把手部66の前側空間
に対応する位置にロック機構Aが配置されており、ロッ
ク機構Aを配置するスペースを別途確保する必要がな
い。
【0058】このように、複数の充電可能なバッテリセ
ル70を電気的に接続し、この電気的に接続した複数の
バッテリセル70をシュリンクフィルム73で一体に包
装し、このシュリンク包装されたバッテリパック61は
把手部66を一体形成したインナボックス32に収納さ
れた状態でインナボックス32と電気的に接続され、こ
のインナボックス32は車両側に固定されたアウタボッ
クス31に収納可能に構成し、電気的に接続した複数の
バッテリセル70をシュリンクフィルム73で一体に包
装することで、複数のバッテリセル70をコンパクト
で、かつ確実に保持することができる。また、コンパク
トにシュリンク包装されたバッテリパック61は、把手
部66を一体形成したインナボックス32に収納されて
おり、インナボックス全体をコンパクトにできるばかり
か、バッテリ充電時にインナボックス32の把手部66
を持って取り扱うことができ、アウタボックス31への
出し入れ作業が容易であり、かつ構造が簡単で持ち運び
が容易である。
【0059】また、複数のバッテリセル70を仕切板7
1により区分けして配置し、これらの複数のバッテリセ
ル70同士を電気的に接続してをり、複数のバッテリセ
ル70を仕切板71により区分けして配置することで、
複数のバッテリセル70が位置決めされ、シュリンクフ
ィルム73での包装が確実である。また、バッテリセル
70同士の干渉による破損を軽減し、また仕切板71に
より放熱効果があるとともに、バッテリセル70同士の
短絡も防止できる。
【0060】また、インナボックス32を可撓性部材で
一体形成し、このインナボックス32を左右の分割体に
よる分割構造とし、この左右の分割体の組立状態でバッ
テリパック61を収納する収納空間65と、この収納空
間65とは別に仕切られた外部に開放され把手部66を
形成する把手空間67を有しており、左右の分割体の組
立状態で、収納空間65とは別に仕切られた外部に開放
された把手空間67により、特別の部材を用いることな
くインナボックス32に一体に把手部66を形成してお
り、部品点数を軽減してコンパクトな構造でバッテリの
組付性が向上する。また、インナボックス32に一体に
把手部66を形成することで、把手部66の位置により
インナボックス32に方向性を持たせることができ、誤
った方向にインナボックス32を収納することが防止で
きる。
【0061】また、把手部66を形成する把手空間67
は、バッテリパック61を収納する収納空間65に対し
て上方部一方側に設け、インナボックス32の把手部6
6をオフセットしており、容易に把手部66を持ってア
ウタボックス31に収納することができ、しかもバッテ
リ充電時にアウタボックス31に収納するときに方向性
があり、方向を誤って収納することが防止される。
【0062】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、複数の充電可能なバッテリセルを電気的に接続し、
この電気的に接続した複数のバッテリセルをシュリンク
フィルムで一体に包装し、このシュリンク包装されたバ
ッテリパックは把手部を一体形成したインナボックスに
収納された状態でインナボックスと電気的に接続され、
このインナボックスは車両側に固定されたアウタボック
スに収納可能に構成し、電気的に接続した複数のバッテ
リセルをシュリンクフィルムで一体に包装したから、複
数のバッテリセルをコンパクトで、かつ確実に保持する
ことができる。また、コンパクトにシュリンク包装され
たバッテリパックは、把手部を一体形成したインナボッ
クスに収納することで、インナボックス全体をコンパク
トにできるばかりか、バッテリ充電時にインナボックス
の把手部を持って取り扱うことができ、アウタボックス
への出し入れ作業が容易であり、かつ構造が簡単で持ち
運びが容易である。
【0063】請求項2記載の発明は、複数のバッテリセ
ルを仕切板により区分けして配置したから、複数のバッ
テリセルが位置決めされシュリンクフィルムでの包装が
確実である。また、バッテリセル同士の干渉による破損
を軽減し、また仕切板により放熱効果があるとともに、
バッテリセル同士の短絡も防止できる。
【0064】請求項3記載の発明は、左右の分割体の組
立状態で、収納空間とは別に仕切られた外部に開放され
た把手空間により、特別の部材を用いることなくインナ
ボックスに一体に把手部を形成しており、部品点数を軽
減してコンパクトな構造でバッテリの組付性が向上す
る。また、インナボックスに一体に把手部を形成するこ
とで、把手部の位置によりインナボックスに方向性を持
たせることができ、誤った方向にインナボックスを収納
することが防止できる。
【0065】請求項4記載の発明は、把手部を形成する
把手空間を、バッテリパックを収納する収納空間に対し
て上方部一方側に設け、把手部をオフセットするから、
容易に把手部を持ってアウタボックスに収納することが
でき、しかもバッテリ充電時にアウタボックスに収納す
るときに方向性ができ、方向を誤って収納することが防
止される。
【0066】請求項5記載の発明は、アウタボックスの
蓋を閉じた状態で押圧部で、インナボックスを押圧する
から、インナボックスを電気的接続方向に付勢してお
り、走行による振動を軽減でき電気的接続不良を防止で
きるとともに、振動による騒音を軽減できる。
【0067】請求項6記載の発明は、アウタボックスの
蓋の内側に設けた押圧部を、蓋の内側に設けた弾性部材
で構成しており、アウタボックスの蓋を閉じた状態で弾
性部材で、確実にインナボックスを電気的接続方向に付
勢し、走行による振動を軽減でき電気的接続不良を防止
できるとともに、振動による騒音を軽減できる。
【0068】請求項7記載の発明は、アウタボックスの
蓋の内側に設けた押圧部を、蓋の内側に一体に形成した
押さえリブで構成しており、アウタボックスの蓋を閉じ
た状態で一体に形成した押さえリブで、簡単な構造でイ
ンナボックスを電気的接続方向に付勢し、走行による振
動を軽減でき電気的接続不良を防止できるとともに、振
動による騒音を軽減できる。
【0069】請求項8記載の発明は、アウタボックスの
蓋を閉じた状態でインナボックスの把手部が押圧するか
ら、その弾性変形によりインナボックスを電気的接続方
向に付勢し、走行による振動を軽減でき電気的接続不良
を防止できるとともに、振動による騒音を軽減できる。
【0070】請求項9記載の発明は、アウタボックスの
蓋を閉じた状態で、インナボックスの上面を押圧部で押
圧するから、その上面全体の弾性変形によりインナボッ
クスを電気的接続方向に付勢し、走行による振動を軽減
でき電気的接続不良を防止できるとともに、振動による
騒音を軽減できる。
【0071】請求項10記載の発明は、アウタボックス
の蓋を車体後側を支点として開閉可能とし、この蓋の車
体前側において、アウタボックスに収納されたインナボ
ックスの把手部の前側空間に対応する位置に、蓋の開き
を規制するロック機構を配置したから、アウタボックス
の蓋を車体後側を支点として開閉可能であり、アウタボ
ックスの蓋の開度を確保することができる。また、イン
ナボックスの把手部の前側空間に対応する位置にロック
機構が配置されており、ロック機構を配置するスペース
を別途確保する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動自転車の左側面図である。
【図2】車両用バッテリ収納装置の断面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】アウタボックスの左側面図である。
【図5】アウタボックスの右側面図である。
【図6】アウタボックスの背面図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿う断面図である。
【図8】アウタボックスの平面図である。
【図9】図8のIX-IX線に沿う断面図である。
【図10】アウタボックスの充電窓部の拡大図である。
【図11】図10のXI-XI線に沿う断面図である。
【図12】図4のXII-XII線に沿う断面図である。
【図13】蓋の左側面図である。
【図14】図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。
【図15】インナボックスの平面図である。
【図16】インナボックスを開いた外側の展開図であ
る。
【図17】インナボックスを開いた内側の展開図であ
る。
【図18】図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図であ
る。
【図19】シュリンク包装されたバッテリの側面図であ
る。
【図20】図18のXIX-XIX線に沿う断面図である。
【図21】蓋の他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
31 アウタボックス 31g 挿入開口 32 インナボックス 45 蓋 61 バッテリパック 66 把手部 70 バッテリセル 73 シュリンクフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 浩之 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋で開閉される挿入開口を有するアウタボ
    ックスを車両側に固定し、バッテリを内蔵するインナボ
    ックスを前記アウタボックス内に前記挿入開口から出し
    入れ自在に収納し、前記インナボックスと前記アウタボ
    ックスとの間に前記インナボックスを前記アウタボック
    ス内に収納したときバッテリ側と車両側とを電気的に接
    続可能にする接続機構を設け、前記蓋を閉状態にしたと
    き前記インナボックスを電気的接続方向に付勢するよう
    に構成した電動自転車用バッテリ収納装置において、複
    数の充電可能なバッテリセルを電気的に接続し、この電
    気的に接続した複数のバッテリセルをシュリンクフィル
    ムで一体に包装し、このシュリンク包装されたバッテリ
    パックは把手部を一体形成した前記インナボックスに収
    納された状態で前記インナボックスと電気的に接続さ
    れ、このインナボックスは車両側に固定された前記アウ
    タボックスに収納可能に構成したことを特徴とする電動
    自転車用バッテリ収納装置。
  2. 【請求項2】前記複数のバッテリセルを仕切板により区
    分けして配置し、これらの複数のバッテリセル同士を電
    気的に接続したことを特徴とする請求項1記載の電動自
    転車用バッテリ収納装置。
  3. 【請求項3】前記インナボックスは可撓性部材で一体形
    成され、このインナボックスを左右の分割体による分割
    構造とし、この左右の分割体の組立状態で前記バッテリ
    パックを収納する収納空間と、この収納空間とは別に仕
    切られた外部に開放され把手部を形成する把手空間を有
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電
    動自転車用バッテリ収納装置。
  4. 【請求項4】前記把手部を形成する把手空間は、前記バ
    ッテリパックを収納する収納空間に対して上方部一方側
    に設け、前記把手部をオフセットしたことを特徴とする
    請求項3記載の電動自転車用バッテリ収納装置。
  5. 【請求項5】前記アウタボックスの蓋の内側に押圧部を
    設け、このアウタボックスに収納された前記インナボッ
    クスを、前記アウタボックスの蓋を閉じた状態で前記押
    圧部で押圧し、前記インナボックスを電気的接続方向に
    付勢するように構成したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の電動自転車用バッテリ収納
    装置。
  6. 【請求項6】前記アウタボックスの蓋の内側に設けた押
    圧部は、前記蓋の内側に設けた弾性部材で構成したこと
    を特徴とする請求項5記載の電動自転車用バッテリ収納
    装置。
  7. 【請求項7】前記アウタボックスの蓋の内側に設けた押
    圧部は、前記蓋の内側に一体に形成した押さえリブで構
    成したことを特徴とする請求項5記載の電動自転車用バ
    ッテリ収納装置。
  8. 【請求項8】前記アウタボックスの蓋を閉じた状態で、
    前記インナボックスの把手部を前記押圧部で押圧し、前
    記把手部の弾性変形により電気的接続方向に付勢するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項5乃至請求項7の
    いずれかに記載の電動自転車用バッテリ収納装置。
  9. 【請求項9】前記アウタボックスの蓋を閉じた状態で、
    前記インナボックスの上面を前記押圧部で押圧し、前記
    上面全体の弾性変形により電気的接続方向に付勢するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項5乃至請求項7の
    いずれかに記載の電動自転車用バッテリ収納装置。
  10. 【請求項10】前記アウタボックスの蓋を車体後側を支
    点として開閉可能とし、この蓋の車体前側において、前
    記アウタボックスに収納された前記インナボックスの把
    手部の前側空間に対応する位置に、前記蓋の開きを規制
    するロック機構を配置したことを特徴とする請求項3乃
    至請求項9のいずれかに記載の電動自転車用バッテリ収
    納装置。
JP25480695A 1995-10-02 1995-10-02 電動自転車用バッテリ収納装置 Expired - Fee Related JP3494257B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25480695A JP3494257B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 電動自転車用バッテリ収納装置
TW084110551A TW353055B (en) 1995-10-02 1995-10-06 Battery receiving device for a power driven bicycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25480695A JP3494257B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 電動自転車用バッテリ収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0995290A true JPH0995290A (ja) 1997-04-08
JP3494257B2 JP3494257B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=17270155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25480695A Expired - Fee Related JP3494257B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 電動自転車用バッテリ収納装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3494257B2 (ja)
TW (1) TW353055B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000038255A1 (en) * 1998-12-18 2000-06-29 Dyson Limited An electrical appliance with battery packs
EP1188659A2 (en) 2000-09-14 2002-03-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Battery containing device for motor-assisted bicycle and motor-assisted bicycle
JP2005506474A (ja) * 2001-06-20 2005-03-03 ソムフィ モータ駆動ブラインド又は同等品のための動力供給デバイス
CN104494736A (zh) * 2014-11-28 2015-04-08 江苏永昌新能源科技有限公司 一种改进的电动自行车电池置放盒
KR20180134055A (ko) * 2017-06-08 2018-12-18 한화큐셀앤드첨단소재 주식회사 열경화성수지를 이용한 전기자동차용 배터리팩 덕트 조립구조

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6874144B2 (ja) * 2017-09-29 2021-05-19 本田技研工業株式会社 電動車両のバッテリ収納装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5475712A (en) * 1977-11-26 1979-06-16 Sanyo Electric Co Ltd Battery containing device for motor operated vehicle
JPH0334271A (ja) * 1989-06-26 1991-02-14 American Teleph & Telegr Co <Att> バッテリ・プラント・システム
JPH04274160A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Tokyo Electric Co Ltd 電気機器
JPH05319104A (ja) * 1992-05-26 1993-12-03 Yamaha Motor Co Ltd 電動自転車用バッテリーケースの取付構造
JPH0687485A (ja) * 1992-09-07 1994-03-29 Yamaha Motor Co Ltd 電動スクータ
JPH06219358A (ja) * 1993-01-21 1994-08-09 Suzuki Motor Corp スクータ型自動二輪車のバッテリーおよび電装部品収納構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5475712A (en) * 1977-11-26 1979-06-16 Sanyo Electric Co Ltd Battery containing device for motor operated vehicle
JPH0334271A (ja) * 1989-06-26 1991-02-14 American Teleph & Telegr Co <Att> バッテリ・プラント・システム
JPH04274160A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Tokyo Electric Co Ltd 電気機器
JPH05319104A (ja) * 1992-05-26 1993-12-03 Yamaha Motor Co Ltd 電動自転車用バッテリーケースの取付構造
JPH0687485A (ja) * 1992-09-07 1994-03-29 Yamaha Motor Co Ltd 電動スクータ
JPH06219358A (ja) * 1993-01-21 1994-08-09 Suzuki Motor Corp スクータ型自動二輪車のバッテリーおよび電装部品収納構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000038255A1 (en) * 1998-12-18 2000-06-29 Dyson Limited An electrical appliance with battery packs
GB2361100A (en) * 1998-12-18 2001-10-10 Dyson Ltd An electrical appliance with battery packs
GB2361100B (en) * 1998-12-18 2003-05-07 Dyson Ltd An electrical appliance with battery packs
EP1188659A2 (en) 2000-09-14 2002-03-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Battery containing device for motor-assisted bicycle and motor-assisted bicycle
JP2005506474A (ja) * 2001-06-20 2005-03-03 ソムフィ モータ駆動ブラインド又は同等品のための動力供給デバイス
CN104494736A (zh) * 2014-11-28 2015-04-08 江苏永昌新能源科技有限公司 一种改进的电动自行车电池置放盒
KR20180134055A (ko) * 2017-06-08 2018-12-18 한화큐셀앤드첨단소재 주식회사 열경화성수지를 이용한 전기자동차용 배터리팩 덕트 조립구조

Also Published As

Publication number Publication date
JP3494257B2 (ja) 2004-02-09
TW353055B (en) 1999-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3491708B2 (ja) 電動自転車用バッテリ収納装置
JP3683307B2 (ja) 車両用バッテリ収納装置
EP0712779B1 (en) Battery holding structure
JP5595228B2 (ja) 電動車両
US6148944A (en) Electrically driven bicycle
JP3682734B2 (ja) 電動自転車
JP3378740B2 (ja) 電動自転車
EP1188659B1 (en) Motor-assisted bicycle with a battery containing box
JPH11317210A (ja) 電動補助自転車の電源用バッテリ収納構造
JP3494257B2 (ja) 電動自転車用バッテリ収納装置
JP3617678B2 (ja) 電動自転車
JPH0995291A (ja) 車両用バッテリ収納装置
JP3422653B2 (ja) スクータ型車両の物品収納構造
CN116323299A (zh) 具有充电入口组件的两轮车辆
JP4257763B2 (ja) 電動補助自転車のバッテリ残量計
JPH10155205A (ja) 電動式車両
JP2003182668A (ja) 電動補助自転車
JP3069808B2 (ja) 電動二輪車
JPH113693A (ja) バッテリ収納ボックスの施錠機構
JP5665705B2 (ja) 鞍乗り型車両のモバイル端末支持構造
JP3646186B2 (ja) 車両用バッテリー収納装置
JP3335233B2 (ja) スクータ型車両の電池収納装置
JPH08295274A (ja) 車両用バッテリの収納構造
JP2700468B2 (ja) スクータ型2輪車両
JP2013129342A (ja) 鞍乗型電動車両

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees