JPH099456A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH099456A
JPH099456A JP7150430A JP15043095A JPH099456A JP H099456 A JPH099456 A JP H099456A JP 7150430 A JP7150430 A JP 7150430A JP 15043095 A JP15043095 A JP 15043095A JP H099456 A JPH099456 A JP H099456A
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connector housing
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Hidetoshi Sasagawa
秀敏 笹川
Tsuyoshi Fujita
強 藤田
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブスバーのL型端子部の直角度を維持するこ
とが出来ると共に、ハウジング嵌合部に対するコネクタ
ハウジングのがたつきを抑制することが出来、しかもL
型端子部のがたつきを抑制することが出来る電気接続箱
を提供する。 【構成】 本発明は、接続箱本体21のハウジング嵌合
部23にコネクタハウジング24が嵌合されると共に、
接続箱本体21内に組み付けられて分岐回路を形成する
ブスバー22のL型端子部34が前記コネクタハウジン
グ24のフード部36内に端子挿入口37から突設され
る電気接続箱20であって、端子挿入口37の開口縁部
に、L型端子部34の外面に当接して支持する端子囲い
支持部38を設けた。これにより、L型端子部34のコ
ネクタハウジング24に対するがたつきを抑制すること
が出来、直角度を維持することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L型端子部を有するブ
スバーが組み付けられた接続箱本体のハウジング嵌合部
にコネクタハウジングが嵌合される電気接続箱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図23は、特開平5−54787号公報
に記載の電気接続箱1を示す。この電気接続箱1は、複
数の端子収容室2が形成された接続箱本体3と、この接
続箱本体3内に組み付けられて分岐回路を形成するブス
バー4と、ブスバー押さえ板5とからなる。
【0003】接続箱本体3には、中央部分にハウジング
嵌合部6が形成されている。このハウジング嵌合部6に
は、図24に示すように、ブスバー押さえ板5の中間部
に一体に形成されたコネクタハウジング7が嵌合されて
いる。コネクタハウジング7の外周には、係止突起8が
突設されており、ハウジング嵌合部6内に嵌合された状
態では、ハウジング嵌合部6内の係止突起9と係合して
いる。なお、このコネクタハウジング7には、電線端末
に接続された相手コネクタが嵌合されて、ブスバー4と
前記電線とを電気的に接続する。
【0004】また、ハウジング嵌合部6には、ブスバー
4に一体に形成されたL型端子部10が収容されてい
る。このL型端子部10は、コネクタハウジング7の端
子挿入口11からコネクタハウジング7のフード部12
内に突出している。
【0005】そして、最初に接続箱本体3にブスバー4
を組み付けることにより、L型端子部10をハウジング
嵌合部6内に収容する。次に、ブスバー押さえ板5を接
続箱本体3の下方から組み付け、コネクタハウジング7
をハウジング嵌合部6内に嵌合させて係止突起8、9を
係合させる。このとき、L型端子部10は、端子挿入口
11からコネクタハウジング7のフード部12内に突設
される。
【0006】ところが、この電気接続箱1では、予めハ
ウジング嵌合部6内に収容されているL型端子部10
を、コネクタハウジング7の端子挿入口11に位置合わ
せする場合、接続箱本体3内にハウジング嵌合部6があ
るため外側から見えないので、端子挿入口11にL型端
子部10を挿入する作業が非常に困難で作業性が悪い。
【0007】また、端子挿入口11からフード部12内
にL型端子部10を挿入したとしても、図24に示すよ
うに、L型端子部10の直角度を保つのが困難である。
【0008】そこで、図25及び図26(a)、(b)
に示すように、接続箱本体13側にコネクタハウジング
14を一体に形成し、このコネクタハウジング14内
に、ブスバー4のL型端子部10を収容することが考え
られる。この構成により、L型端子部10をコネクタハ
ウジング14の端子挿入口11に位置合わせする面倒な
作業が不要になり作業性が向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接続箱
本体13に設けたコネクタハウジング14にL型端子部
10を収容させる構造では、L型端子部10と他の部分
とを連結する連結部(図26参照)15が通るための切
り欠き16をコネクタハウジング14に設けなければな
らない。このため、L型端子部10を支持する部分がコ
ネクタハウジング14内に存在しないので、L型端子部
10のがたつきが大きくなり、L型端子部10の直角度
が保ちにくくなる。L型端子部10が傾斜した状態で、
相手コネクタ17と嵌合すると、接続における信頼性が
低下するという問題がある。
【0010】さらに、相手コネクタ17から引き出され
る電線18に外力が加わると、コネクタハウジング14
に切り欠き16があるため、コネクタハウジング14に
対して相手コネクタ17ががたつき、容易にこじられて
しまう。
【0011】そこで、本発明は、L型端子部を有するブ
スバーが組み付けられた接続箱本体のハウジング嵌合部
にコネクタハウジングが嵌合される電気接続箱におい
て、ブスバーのL型端子部の直角度を維持することが出
来ると共に、ハウジング嵌合部に対するコネクタハウジ
ングのがたつきを抑制することが出来、しかもL型端子
部のがたつきを抑制することが出来る電気接続箱の提供
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、接続箱本体のハウジング嵌合部
にコネクタハウジングが嵌合されると共に、接続箱本体
内に組み付けられて分岐回路を形成するブスバーのL型
端子部が前記コネクタハウジングのフード部内に端子挿
入口から突設される電気接続箱であって、前記端子挿入
口の開口縁部に、前記L型端子の外面に当接して支持す
る端子囲い支持部を設けたことを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、前記端子囲い支持部が、前記端子挿入口の
開口縁部から外側へ延設された外側壁部と、前記端子挿
入口の開口縁部が前記フード部側へ延設された内側壁部
と、前記端子挿入口の内壁とからなることを特徴として
いる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明であって、前記コネクタハウジングに、
前記嵌合部への嵌合方向に沿って案内支持溝部が設けら
れ、前記ハウジング嵌合部に前記案内支持溝部に挿入さ
れるガイド部が設けられていることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明であって、前記案内支持溝部の内壁に突設された溝側
突起と、前記ガイド部に設けられて前記溝側突起と係合
し前記コネクタハウジングを前記ハウジング嵌合部に固
定するガイド部側突起とからなるロック手段を有するこ
とを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明であって、前記ロック手段によるロック状態で前記L
型端子部を前記ハウジング嵌合部内壁との間で挟持する
突起部と、ロック状態で前記ガイド部と当接するストッ
パ部とを有することを特徴としている。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれか一項に記載の発明であって、前記ハウジ
ング嵌合部へのコネクタハウジングの嵌合状態を確認可
能な嵌合確認手段を有することを特徴としている。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明であって、前記嵌合確認手段が、前記コネクタハウジ
ングに設けられた突出壁部と、前記接続箱本体に設けら
れて前記ハウジング嵌合部へのコネクタハウジングの嵌
合時に前記突出壁部が挿入される嵌合孔と、前記突出壁
部の嵌合孔への挿入位置が確認可能な嵌合確認用窓とか
らなることを特徴としている。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求
項7のいずれか一項に記載の発明であって、前記ハウジ
ング嵌合部への前記コネクタハウジングの嵌合時に前記
ブスバーを前記接続箱本体との間で挟持するブスバー覆
い部をコネクタハウジングに設けたことを特徴としてい
る。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、接続箱本体にブスバ
ーを組み付けて、ハウジング嵌合部にブスバーのL型端
子部を収容する。次に、コネクタハウジングをハウジン
グ嵌合部内に嵌合し、端子挿入口からコネクタハウジン
グのフード部内にL型端子部を突設させる。この状態で
はフード部内に突設されたL型端子部は、端子囲い支持
部により外面が当接・支持されるので、コネクタハウジ
ングに対するがたつきが抑制され、直角度が維持され
る。
【0021】請求項2の発明によれば、フード部内に突
設されたL型端子部は外面が、外側壁部と、端子挿入口
の内壁と、内側壁部とで支持されて、コネクタハウジン
グに対するがたつきが抑制されて、直角度が維持され
る。
【0022】請求項3の発明によれば、接続箱本体のハ
ウジング嵌合部にコネクタハウジングを嵌合するには、
コネクタハウジングの案内支持溝部にコネクタハウジン
グのガイド部を挿入してハウジング嵌合部にコネクタハ
ウジングを嵌合させる。これにより、コネクタハウジン
グはハウジング嵌合部に容易に挿入される。
【0023】請求項4の発明によれば、ハウジング嵌合
部にコネクタハウジングを最終的に嵌合させると、溝型
突起とガイド部側突起とが係合してロック状態となり、
コネクタハウジングがハウジング嵌合部に固定される。
【0024】請求項5の発明によれば、ハウジング嵌合
部内にコネクタハウジングを嵌合させて、ロック手段に
よりロック状態とすると、突起部がハウジング嵌合部内
壁との間でL型端子部を挟持し、ガイド部とストッパ部
とが当接する。これにより、ハウジング嵌合部に対する
L型端子部のがたつきが抑制されると共に、ハウジング
嵌合部に対するコネクタハウジングの嵌合方向へのがた
つきが抑制される。
【0025】請求項6の発明によれば、嵌合確認手段に
より、ハウジング嵌合部へコネクタハウジングの嵌合状
態が確認される。
【0026】請求項7の発明によれば、ハウジング嵌合
部内にコネクタハウジングを挿入すると、突出壁部が嵌
合孔内に挿入され、この挿入位置が嵌合確認用窓から確
認することが出来る。従って、突出壁部が嵌合孔内の所
定の挿入位置まで挿入されているか否かを嵌合確認用窓
から確認することによりハウジング嵌合部にコネクタハ
ウジングが完全に嵌合されているか否かを確認すること
が出来る。
【0027】請求項8の発明によれば、ハウジング嵌合
部内にコネクタハウジングを完全に嵌合した状態では、
ブスバー覆い部が接続箱本体に組み付けられたブスバー
を接続箱本体との間で挟持する。
【0028】
【実施例】以下本発明に係る電気接続箱の実施例につい
て図面を用いて説明する。
【0029】第1実施例 図1乃至図3は本発明に係る電気接続箱の実施例を示
す。これらの図において、電気接続箱20は、接続箱本
体21と、この接続箱本体21に組み付けられて分岐回
路を形成するブスバー22と、接続箱本体21のハウジ
ング嵌合部23に装着されて相手コネクタと嵌合される
コネクタハウジング24とからなる。
【0030】接続箱本体21は、リレーやヒューズ等の
電気部品が装着される電気部品装着部25と、ブスバー
22が組み付けられるブスバー装着溝26と、コネクタ
ハウジング24が装着されるハウジング嵌合部23が形
成されている。
【0031】ハウジング嵌合部23は、図1(a)、図
4、図5に示すように、下方に向けて開口され、上部側
は上壁27で閉鎖されている。上壁27の内側には、ブ
スバー装着溝26側にブスバー支持凸部28が突設され
ている。さらに、ブスバー支持凸部28と所定の間隔を
あけてハウジング支持凸部51が設けられている。また
上壁27からは所定の間隔をあけてガイド部29、29
が突設されている。これらのガイド部29は互いに対向
する対向面にガイド部側突起30、30が突設されてい
る。これらのガイド部29、29のうちハウジング支持
凸部51のガイド部29と接続箱本体21の側壁30と
の間からブスバー22がブスバー装着溝26内に装着さ
れる。
【0032】ブスバー22は、板状の本体32と、電気
部品装着部25内に装着される端子部33と、L字状に
屈曲形成されたL型端子部34とからなる。L型端子部
34は、ブスバー22がブスバー装着溝26に装着され
た状態では、ハウジング嵌合部23内に収容されて根元
部分34aがブスバー支持凸部28に当接すると共に、
コネクタハウジング24の突起部35との間で挟持され
る。
【0033】コネクタハウジング24は、一方が開口さ
れた箱型で内部にフード部36が形成されている。ま
た、コネクタハウジング24の上面側には、フード部3
6と外部とを連通するスリット状の端子挿入口37が開
口している。この端子挿入口37内には、ハウジング嵌
合部23に収容されているL型端子部34が挿通され
る。この端子挿入口37の開口縁部には、L型端子部3
4の外面に当接して支持する端子囲い支持部38が形成
されている。
【0034】端子囲い支持部38は、図6、図7、図8
に示すように、端子挿入口37の開口縁部から外側へ延
設された外側壁部39と、端子挿入口37の開口縁部が
フード部36側へ延設された内側壁部40と、前記端子
挿入口37の内壁41とからなる。外側壁部39には外
側に向けて上り傾斜の端子ひろい傾斜面42が内周全域
に形成されている。この端子囲い支持部38の近傍に、
上記した突起部35が形成されている。
【0035】またコネクタハウジング24の両側壁4
3、43には、コネクタハウジング24の嵌合方向に沿
って案内支持溝部44、44がそれぞれ形成されてい
る。この案内支持溝部44、44は、ガイド部29が挿
入される挿入部45と、開口部46とで断面凸状に形成
されている。また、案内支持溝部44には、溝側突起4
7が挿入部45側に突設されている。この溝側突起47
は、ガイド部29のガイド部側突起30とでロック手段
を構成し、これらの溝側突起47とガイド部側突起30
とが係合することによりコネクタハウジング24がハウ
ジング嵌合部23に固定される。また、挿入部45の下
方は、ストッパ48で閉鎖されている。このストッパ4
8は、ハウジング嵌合部23にコネクタハウジング24
が嵌合した状態では、ガイド部29の下端ストッパ50
と当接する。
【0036】次に接続箱本体21にブスバー22、コネ
クタハウジング24を組み付ける手順について説明す
る。先ずブスバー22をブスバー装着溝26内に挿入
し、L型端子部34をハウジング嵌合部23に挿入す
る。そして、ブスバー22に設けた突起49を接続箱本
体21に設けた係止孔(不図示)に係合させる。このと
き、L型端子部34の根元部分34aには、図2、図4
に示すように、ブスバー支持凸部28が当接する。次
に、コネクタハウジング24をハウジング嵌合部23内
に挿入する。
【0037】この場合、ガイド部29、29を案内支持
溝部44、44の挿入部45、45内に挿入してコネク
タハウジング24をハウジング嵌合部23内に挿入す
る。コネクタハウジング24をハウジング嵌合部23内
に挿入すると、図3及び図5に示すように、L型端子部
34が端子挿入口37内に挿通され、端子囲い支持部3
8に支持される。そして、ハウジング支持凸部51にコ
ネクタハウジング24が当接すると共に、ガイド側突起
30と溝側突起47とが係合してコネクタハウジング2
4がハウジング嵌合部23に固定される。この状態で
は、突起部35がL型端子部34の根元部分34aに当
接しブスバー支持凸部28との間でL型端子部34が挟
持されると共に、L型端子部34は端子囲い支持部38
により支持されてコネクタハウジングに対するL型端子
部34のがたつきが抑制されて直角度が維持される。さ
らに、ストッパ48にガイド部29の下端ストッパ50
が当接する。これにより、ハウジング嵌合部23に対す
るコネクタハウジング24のがたつきが抑制される。
【0038】本実施例によれば、L型端子部34が挿通
される端子挿入口37の開口縁部に端子囲い支持部38
を設けたことにより、L型端子部34の端子挿入口37
内でのがたつきを抑制して、L型端子部34の直角度を
維持することが出来る。
【0039】すなわち、図7及び図8に示すように、L
型端子部34と端子挿入口37との間には、若干のクリ
アランスがあり、この範囲内でL型端子部34はがたつ
きが生じる。このがたつきは、端子挿入口37の上点3
7a、下点37bにより影響を受け、上点37a、下点
37bとの距離が近いほどがたつきが大きくなり、これ
によってL型端子部34の直角度の変化が大きくなる。
【0040】ここで、端子挿入口37の開口縁部に端子
囲い支持部38が設けられていない場合には、図10に
示すように、端子挿入口37の上点37c、下点37d
の距離が短いのでがたつきが大きい。例えば、L型端子
部34のがたつきは最大で3.3°となるのに対して、
本実施例の場合には、端子挿入口37に端子囲い支持部
38を設けることにより上点37aの位置を高くした結
果L型端子部34のがたつきは最大で1.4°となり、
がたつきが抑制される。
【0041】また、図9に示すように、端子囲い支持部
38がない場合には、L型端子部34の直角度は最大で
94°となり、直角度を保つのは非常に困難であるのに
対して、本実施例によれば、図7に示すように最大で9
1度となり、直角度のずれを最小にすることが出来る。
【0042】さらに、本実施例によれば、ハウジング嵌
合部23にコネクタハウジング24を嵌合させる際に、
ガイド部29と案内支持溝部44を設けて、ガイド部2
9を案内支持溝部44に挿入して嵌合させることによ
り、コネクタハウジング24が正規な嵌合方向に案内さ
れるので、嵌合作業性が向上すると共に、端子挿入口3
7内へのL型端子部34の位置決めが容易になる。
【0043】また、ガイド部29を案内支持溝部44に
挿入することにより、ハウジング嵌合部23に対するコ
ネクタハウジング24のがたつきを抑制することが出来
る。また、ガイド部側突起30と溝側突起47とを係合
させることにより、コネクタハウジング24をハウジン
グ嵌合部23内に確実に固定することが出来る。
【0044】さらに、コネクタハウジング24をハウジ
ング嵌合部23に固定した状態では、L型端子部34が
ブスバー支持凸部28と突起部35との間で挟持され、
ガイド部の下端ストッパ50とストッパ48とが当接し
ているので、L型端子部34のハウジング嵌合部23の
上下方向のがたつきが抑制されると共に、ハウジング嵌
合部に対するコネクタハウジング24の上下方向のがた
つきも抑制される。
【0045】第2実施例 次に第2実施例について説明する。なお、図11乃至図
13は本実施例の電気接続箱52を示す一部を破断した
斜視図である。本実施例の電気接続箱52は、基本的な
構成は上述した第1実施例と同構成であるが、ハウジン
グ嵌合部23へのコネクタハウジング53の嵌合状態を
確認可能な嵌合確認手段54を有している。
【0046】図11乃至図13に示すように、本実施例
の電気接続箱52は、第1実施例の電気接続箱20と同
様に接続箱本体55と、この接続箱本体21に組み付け
られて分岐回路を形成するブスバー22と、接続箱本体
21のハウジング嵌合部23に装着されて相手コネクタ
と嵌合されるコネクタハウジング53とからなる。
【0047】接続箱本体55は、上記第1実施例の接続
箱本体55と基本的には同構成で、異なるのは上壁27
に嵌合孔56が形成され、上方に向けて開口した嵌合確
認用窓57が形成されている。
【0048】また、この接続箱本体55に組み付けられ
るブスバー22は、第1実施例と同構成なのでここでの
説明は省略する。
【0049】コネクタハウジング53は、上記第1実施
例のコネクタハウジング21と同様に、端子挿入口37
の開口縁部に端子囲い支持部38が形成され、この端子
囲い支持部38の近傍に突起部35が形成されている。
さらに、ハウジング嵌合部23へのコネクタハウジング
53の嵌合方向に沿って案内支持溝部44が形成されて
いる。そして、ハウジング嵌合部23へのコネクタハウ
ジング53の嵌合時に、ハウジング嵌合部23に設けた
ガイド部29が嵌合される。また、ガイド部29にはガ
イド側突起30が形成され、案内支持溝部44には溝側
突起47が形成されている。
【0050】また、コネクタハウジング53の上面から
は、突出壁部58が突設されている。この突出壁部58
と、上記嵌合孔56と、嵌合確認用窓57とで嵌合確認
手段54を構成している。突出壁部58は、断面矩形状
に形成されて、コネクタハウジング53がハウジング嵌
合部23に嵌合されると、接続箱本体55に形成された
嵌合孔56内に嵌合される。そして、図12、図14に
示すように、ハウジング嵌合部23にコネクタハウジン
グ53が完全に嵌合した状態、すなわち、ガイド部側突
起30と溝側突起47とが係合した状態では、突出壁部
58の上面58aが、接続箱本体55の上壁27と面一
の状態となる。また、コネクタハウジング53がハウジ
ング嵌合部23に半嵌合の場合には、突出壁部58が嵌
合孔56の途中までしか挿入されず、突出壁部58の上
面が、接続箱本体55の上面と面一となることはない。
【0051】次に、本実施例の接続箱本体55にブスバ
ー22、コネクタハウジング53を組み付ける手順につ
いて説明する。先ずブスバー22をブスバー装着部溝2
6内に挿入し、L型端子部34をハウジング嵌合部23
に挿入する。次に、コネクタハウジング53をハウジン
グ嵌合部23内に挿入する。コネクタハウジング53を
ハウジング嵌合部23内に挿入すると、L型端子部34
が端子挿入口37内に挿通され、端子囲い部38に支持
される。そして、ガイド側突起30と溝側突起47とが
係合してコネクタハウジング53がハウジング嵌合部2
3に固定される。この状態では、突起部35がL型端子
部34の根元部分34aに当接しブスバー支持凸部28
との間でL型端子部34が挟持されると共に、L型端子
部34は端子囲い支持部38により支持されて直角度が
維持される。さらに、ストッパ48にガイド部29の下
端ストッパ50が当接する。
【0052】このとき、嵌合確認用窓57を目視して、
図14に示すように、突出壁部58の上面58aが接続
箱本体55の上壁27と面一となっていれば、コネクタ
ハウジング53がハウジング嵌合部23に完全に嵌合さ
れていることを確認することができる。また、図15に
示すように、面一になっていない場合には、コネクタハ
ウジング53がハウジング嵌合部23に半嵌合の状態で
あることを確認することが出来る。
【0053】本実施例によれば、上記第1実施例と同様
の効果が得られる他に、嵌合確認手段54を設けたこと
により、ハウジング嵌合部23へのコネクタハウジング
53の嵌合状態を確認することが出来、コネクタハウジ
ング53をハウジング嵌合部23に確実に嵌合させるこ
とが出来る。
【0054】第3実施例 次に第3実施例の電気接続箱59について、図16乃至
図18を用いて説明する。本実施例の電気接続箱59
は、コネクタハウジング63にブスバー覆い部83が形
成された例である。
【0055】図16乃至図18に示すように、電気接続
箱59は、接続箱本体60と、この接続箱本体60に組
み付けられて分岐回路を形成するブスバー61と、接続
箱本体60のハウジング嵌合部62に装着されて相手コ
ネクタと嵌合されるコネクタハウジング63とからな
る。
【0056】接続箱本体60には、ブスバー61が組み
付けられるブスバー装着溝64と、コネクタハウジング
63が装着されるハウジング嵌合部62が形成されてい
る。ハウジング嵌合部62は下方に向けて開口され、上
部側は上壁65で閉鎖されている。上壁65の内側に
は、ブスバー装着溝64側にブスバー支持凸部66が突
設されている。また、ハウジング嵌合部62に隣接して
端子収容室67が形成されている。この端子収容室67
内には、可撓性係止腕68が突設されている。そして、
端子収容室67内に収容されたブスバー61の係止突起
69aに可撓性係止腕68が係合して、端子収容室67
内からの端子部69の抜けが阻止され、ブスバー装着溝
64からのブスバー61の抜けが阻止されている。
【0057】また、接続箱本体60には、上壁65に嵌
合孔70が形成され、上方に向けて開口した嵌合確認用
窓71が形成されている。
【0058】ブスバー61は、板状の本体72と、端子
部69と、L字状に屈曲形成されたL型端子部73とか
らなる。L型端子部73は、ブスバー61がブスバー装
着溝64に装着された状態では、ハウジング嵌合部62
内に収容されてブスバー支持凸部66に当接すると共
に、コネクタハウジング63の突起部74との間で挟持
される。
【0059】コネクタハウジング63は、図19、図2
0に示すように、一方が開口された箱型で内部にフード
部75が形成されている。また、コネクタハウジング6
3の上面側には、フード部75と外部とを連通するスリ
ット状の端子挿入口76が開口している。この端子挿入
口76内には、ハウジング嵌合部62に収容されている
L型端子部73が挿通される。この端子挿入口76の開
口縁部には、L型端子部73の外面に当接して支持する
端子囲い支持部77が形成されている。この端子囲い支
持部77の近傍に突起部74が形成されている。端子囲
い支持部77はl、上記第1、第2実施例の端子囲い支
持部38と同構成なので説明を省略する。
【0060】またコネクタハウジング63の両側壁に
は、コネクタハウジング63の嵌合方向に沿って案内支
持溝部78、78がそれぞれ形成されている。この案内
支持溝部78、78は、ガイド部(不図示)が挿入され
る挿入部79と、開口部80とで断面凸状に形成されて
いる。また、案内支持溝部78には、溝側突起81が挿
入部79側に突設されている。この溝側突起81は、ガ
イド部のガイド部側突起(不図示)とでロック手段を構
成し、これらの溝側突起81とガイド部側突起とが係合
することによりコネクタハウジング63がハウジング嵌
合部62に固定される。また、挿入部79の下方は、ス
トッパ82で閉鎖されている。このストッパ82は、ハ
ウジング嵌合部62にコネクタハウジング63が嵌合し
た状態では、ガイド部の下端部と当接する。
【0061】また、コネクタハウジング63の上面から
は突出壁部87が突設されている。この突出壁部87
は、ハウジング嵌合部62へのコネクタハウジング63
の嵌合時に嵌合孔70内に挿入される。そして、突出壁
部87の上面87aを嵌合確認用窓71で目視すること
により、嵌合状態を確認することが出来る。
【0062】また、コネクタハウジング63の一側に
は、ブスバー覆い部83が形成されている。このブスバ
ー覆い部83は、両側壁から延設された枠部84、84
と、これらの枠部84、84間を連結する連結枠部85
とからなり、連結枠部85の内側面が押し付け面86と
なっている。そして、図19、図20に示すように、コ
ネクタハウジング63をハウジング嵌合部62に嵌合し
た状態では、ブスバー61の下端部61aに押し付け面
86が当接する。
【0063】次に接続箱本体60にブスバー61、コネ
クタハウジング63を組み付ける手順について説明す
る。先ずブスバー61をブスバー装着溝64内に挿入
し、L型端子部73をハウジング嵌合部62に挿入す
る。そして、係止突起69aと可撓性係止腕68とを係
合させる。このとき、L型端子部73の根元部分73a
には、図21に示すように、ブスバー支持凸部66が当
接する。次に、コネクタハウジング63をハウジング嵌
合部62内に挿入する。
【0064】この場合、ガイド部を案内支持溝部78、
78の挿入部79、79内に挿入してコネクタハウジン
グ63をハウジング嵌合部62内に挿入する。コネクタ
ハウジング63をハウジング嵌合部62内に挿入する
と、図19,図21、図22に示すように、L型端子部
73が端子挿入口76内に挿通され、端子囲い支持部7
7に支持される。そして、ガイド側突起と溝側突起81
とが係合してコネクタハウジング63がハウジング嵌合
部62に固定される。この状態では、突起部74がL型
端子部73の根元部分73aに当接しブスバー支持凸部
66との間でL型端子部73が挟持されると共に、L型
端子部73は端子囲い支持部77により支持されて直角
度が維持される。さらに、ストッパ82にガイド部の下
端ストッパが当接する。
【0065】このとき、嵌合確認用窓71を目視して、
突出壁部87の上面87aが接続箱本体60の上壁65
と面一となっていれば、コネクタハウジング60がハウ
ジング嵌合部62に完全に嵌合されていることを確認す
ることができる。また、面一になっていない場合には、
コネクタハウジング63がハウジング嵌合部62に半嵌
合の状態であることを確認することが出来る。
【0066】また、コネクタハウジング63がハウジン
グ嵌合部62に完全に嵌合されている状態では、ブスバ
ー覆い部83の押し付け面86がブスバー61の下端部
61aに当接することにより、ブスバー61の接続箱本
体60に対するがたつきが抑制される。
【0067】本実施例によれば、上記第1、第実施例と
同様の効果が得られる他に、ブスバー覆い部83を設け
たことにより、ブスバー61の接続箱本体60に対する
がたつきを抑制することが出来る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、端子挿入口の開口縁部に、前記L型端子の外面に
当接して支持する端子囲い支持部を設けたことにより、
L型端子部の端子挿入口に対するがたつきを抑制するこ
とが出来るので、L型端子部の直角度を維持することが
出来る。
【0069】請求項2の発明によれば、フード部内に突
設されたL型端子部は外面が、外側壁部と、端子挿入口
の内壁と、内側壁部とで支持されることにより、広い面
積で支持されるので、L型端子部の端子挿入口に対する
がたつきが抑制される。従って、L型端子部の直角度が
維持される。
【0070】請求項3の発明によれば、コネクタハウジ
ングに、嵌合部への嵌合方向に沿って案内支持溝部を設
け、ハウジング嵌合部に案内支持溝部に挿入されるガイ
ド部を設けたことにより、ハウジング嵌合部にコネクタ
ハウジングを嵌合する際に、位置決め等の作業が不要に
なり、嵌合作業性を向上することが出来る。
【0071】請求項4の発明によれば、溝側突起とガイ
ド部側突起とからなるロック手段を設けたことにより、
コネクタハウジングをハウジング嵌合部に確実に固定す
ることが出来る。
【0072】請求項5の発明によれば、ロック手段によ
るロック状態でL型端子部をハウジング嵌合部内壁との
間で挟持する突起部と、ロック状態でガイド部と当接す
るストッパ部とを有することにより、ハウジング嵌合部
に対するL型端子部のがたつきを抑制することが出来る
と共に、ハウジング嵌合部に対するコネクタハウジング
のがたつきを抑制することが出来る。
【0073】請求項6の発明によれば、ハウジング嵌合
部へのコネクタハウジングの嵌合状態を確認可能な嵌合
確認手段を有することにより、ハウジング嵌合部にコネ
クタハウジングを確実に嵌合させることが出来る。
【0074】請求項7の発明によれば、ハウジング嵌合
部へのコネクタハウジングの嵌合状態を、嵌合確認用窓
から突出壁部の挿入位置を確認することにより、容易に
嵌合状態を確認することが出来る。
【0075】請求項8の発明によれば、コネクタハウジ
ングにブスバー覆い部を設けたことにより、ブスバーを
接続箱本体にがたつきなく組み付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の第1実施例を示し、
(a)は分解斜視図、(b)は組み付けた状態を示す断
面図である。
【図2】第1実施例の電気接続箱において、ハウジング
嵌合部にL型端子部を収容した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】第1実施例の電気接続箱において、ハウジング
嵌合部にL型端子部及びコネクタハウジングを嵌合した
状態を示す斜視図である。
【図4】第1実施例の電気接続箱において、ハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを挿入する前の状態を示す
断面図である。
【図5】第1実施例の電気接続箱において、ハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを挿入・嵌合した状態を示
す断面図である。
【図6】第1実施例の電気接続箱において、端子挿入口
を示す平面図である。
【図7】第1実施例の電気接続箱において、図6のVI
I−VII線に沿って切断しだ断面図である。
【図8】第1実施例の電気接続箱において、図6のVI
II−VIII線に沿って切断した断面図である。
【図9】従来のL型端子部と端子挿入口との関係を示す
断面図である。
【図10】従来のL型端子部と端子挿入口との関係を示
す断面図である。
【図11】第2実施例の電気接続箱を示す分解斜視図で
ある。
【図12】第2実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを完全に嵌合した状態を示
す斜視図である。
【図13】第2実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを半嵌合の状態で挿入した
状態を示す斜視図である。
【図14】第2実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを完全に嵌合した状態を示
す断面図である。
【図15】第2実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを半嵌合の状態で挿入した
状態を示す断面図である。
【図16】第3実施例の電気接続箱を示す分解斜視図で
ある。
【図17】第3実施例の電気接続箱においてL型端子部
をハウジング嵌合部に収容した状態を示す斜視図であ
る。
【図18】第3実施例の電気接続箱においてL型端子部
及びコネクタハウジングをハウジング嵌合部に挿入した
状態を示す斜視図である。
【図19】第3実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを挿入する前の状態を示す
断面図である。
【図20】第3実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを挿入する前の状態を示す
断面図である。
【図21】第3実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを挿入した状態を示す断面
図である。
【図22】第3実施例の電気接続箱においてハウジング
嵌合部にコネクタハウジングを挿入した状態を示す断面
図である。
【図23】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図24】従来の電気接続箱におけるハウジング嵌合部
を示す断面図である。
【図25】接続箱本体にコネクタハウジングを一体に形
成した従来の電気接続箱を示す断面図である。
【図26】接続箱本体にコネクタハウジングを一体に形
成した従来の電気接続箱において、(a)は相手コネク
タを嵌合した状態を示す断面図、(b)はコネクタハウ
ジングを示す正面図である。
【符号の説明】
20、52、59 電気接続箱 21、55、59 接続箱本体 22、61 ブスバー 23、62 ハウジング嵌合部 24、53、63 コネクタハウジング 29 ガイド部 34、73 L型端子部 36、75 フード部 37、76 端子挿入口 38、77 端子囲い支持部 54 嵌合確認手段
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、端子挿入口11からフード部12内
にL型端子部10を挿入したとしても、図24に示すよ
うに、L型端子部10の受ける部分7aが少ないため、
L型端子10の直角度を保つのが困難である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】コネクタハウジング63は、図19、図2
0に示すように、一方が開口された箱型で内部にフード
部75が形成されている。また、コネクタハウジング6
3の上面側には、フード部75と外部とを連通するスリ
ット状の端子挿入口76が開口している。この端子挿入
口76内には、ハウジング嵌合部62に収容されている
L型端子部73が挿通される。この端子挿入口76の開
口縁部には、L型端子部73の外面に当接して支持する
端子囲い支持部77が形成されている。この端子囲い支
持部77の近傍に突起部74が形成されている。端子囲
い支持部77は上記第1、第2実施例の端子囲い支持部
38と同構成なので説明を省略する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】第1実施例の電気接続箱において、図6のVI
I−VII線に沿って切断し断面図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続箱本体のハウジング嵌合部にコネク
    タハウジングが嵌合されると共に、接続箱本体内に組み
    付けられて分岐回路を形成するブスバーのL型端子部が
    前記コネクタハウジングのフード部内に端子挿入口(3
    7)から突設される電気接続箱であって、前記端子挿入
    口の開口縁部に、前記L型端子の外面に当接して支持す
    る端子囲い支持部を設けたことを特徴とする電気接続
    箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記端子
    囲い支持部が、前記端子挿入口の開口縁部から外側へ延
    設された外側壁部と、前記端子挿入口の開口縁部が前記
    フード部側へ延設された内側壁部と、前記端子挿入口の
    内壁とからなることを特徴とする電気接続箱。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記コネクタハウジングに、前記ハウジング嵌合部
    への嵌合方向に沿って案内支持溝部が設けられ、前記ハ
    ウジング嵌合部に前記案内支持溝部内に挿入されるガイ
    ド部が設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記案内
    支持溝部の内壁に突設された溝側突起と、前記ガイド部
    に設けられて前記溝側突起と係合し前記コネクタハウジ
    ングを前記ハウジング嵌合部に固定するガイド部側突起
    とからなるロック手段を有することを特徴とする電気接
    続箱。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発明であって、前記ロッ
    ク手段によるロック状態で前記L型端子部を前記ハウジ
    ング嵌合部内壁との間で挟持する突起部と、ロック状態
    で前記ガイド部と当接するストッパとを有することを特
    徴とする電気接続箱。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の発明であって、前記ハウジング嵌合部へのコネク
    タハウジングの嵌合状態を確認可能な嵌合確認手段を有
    することを特徴とする電気接続箱。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明であって、前記嵌合
    確認手段が、前記コネクタハウジングに設けられた突出
    壁部と、前記接続箱本体に設けられて前記ハウジング嵌
    合部へのコネクタハウジングの嵌合時に前記突出壁部が
    挿入される嵌合孔と、前記突出壁部の嵌合孔への挿入位
    置が確認可能な嵌合確認用窓とからなることを特徴とす
    る電気接続箱。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7記載のいずれか一
    項に記載の発明であって、前記ハウジング嵌合部への前
    記コネクタハウジングの嵌合時に前記ブスバーを前記接
    続箱本体との間で挟持するブスバー覆い部をコネクタハ
    ウジングに設けたことを特徴とする電気接続箱。
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