JPH0994211A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JPH0994211A
JPH0994211A JP7251494A JP25149495A JPH0994211A JP H0994211 A JPH0994211 A JP H0994211A JP 7251494 A JP7251494 A JP 7251494A JP 25149495 A JP25149495 A JP 25149495A JP H0994211 A JPH0994211 A JP H0994211A
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康久 福井
Hajime Suzuki
肇 鈴木
Tetsuo Harada
哲夫 原田
Katsuji Onishi
勝司 大西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水道、給湯器の何れかが接続可能な食器洗い機
では、給湯時のすすぎに無駄があった。 【解決手段】本食器洗い機では、給水口26aから供給
された洗浄水は、サーミスタ30によって温度が自動的
に検知される。この温度が、50℃以上の場合には、す
すぎ回数を2回とし、それ以外の場合の3回より減ら
す。また、汚れセンサ33によって検知された汚れが、
かなり少ないと判断されるときには、すすぎ時間、すす
ぎ回数を少なくする。 【効果】すすぎ時間、水量の無駄を少なくできる。給湯
温度が十分でなくとも、確実に洗浄、すすぎができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に食器の洗
浄、すすぎを行なう食器洗い機に関する。特に、食器洗
い機におけるすすぎ処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の食器洗い機は、例えば、特開平5
─49584号に開示されている。この食器洗い機で
は、水道の水が給水口より供給され、槽内に溜められた
後に、洗浄、すすぎに用いられる。この水は、必要に応
じて槽内のヒータで加熱されるが、すすぎ工程(最終に
行なわれる熱湯すすぎは除く)では、比較的短時間で入
れ換えられるので、ヒータで加熱されても高温にはなら
ない。従って、すすぎ工程では、低温の水の使用を前提
として、すすぎ時間、例えば1〜3分やすすぎ回数、例
えば3回が設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の給湯
器の普及に伴い、食器洗い機の給水口に、水道の水に代
えて、給湯器からの湯が供給されることも考えられる。
この場合、食器洗い機での水の加熱時間の短縮等の効果
が期待される。しかし、水でのすすぎを前提とした上記
の食器洗い機では、湯を供給してもすすぎ時間やすすぎ
回数は変わらず、湯ですすぐことの効果が充分に発揮さ
れない。むしろ、湯を用いると高いすすぎ効果があるの
で、十分にすすがれた後にもすすぎが行なわれ、すすぎ
のための時間や湯の無駄を生じてしまう。
【0004】一方、湯でのすすぎを前提とする食器洗い
機にすることも考えられるが、その場合は、水でのすす
ぎが不十分になる等の不具合が生じることが考えられ
る。そこで、本発明の主な目的は、給湯時のすすぎ処理
における、すすぎのための時間や水を無駄にしない食器
洗い機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、 (1) 請求項1に係る発明の食器洗い機は、食器を収納
し、水を溜めることのできるキャビティと、給水口から
供給される水をキャビティ内へ導き、キャビティ内に溜
められた水を用いて食器の洗浄及びすすぎを行なう処理
手段とを備えた食器洗い機において、すすぎのための水
の温度を検知する温度検知手段と、温度検知手段による
検知結果に基づき、処理手段によるすすぎ回数及びすす
ぎ時間の少なくとも一方を制御する制御手段とをさらに
備えたことを特徴とするものである。
【0006】上記構成によれば、すすぎのための水の温
度は、温度検知手段によって自動的に検知される。検知
結果に基づきすすぎ回数及びすすぎ時間の少なくとも一
方を制御手段で制御することによって、水の温度に応じ
た適切なものとすることができる。従って、処理手段
は、上記すすぎ時間のすすぎをすすぎ回数行なうことに
よって、給水口から水または湯の何れが供給される場合
でも、水の温度に応じた適切なすすぎを行なうことがで
きるので、すすぎのための時間の無駄を少なくすること
ができる。
【0007】(2) 請求項2に係る発明の食器洗い機は、
請求項1記載の食器洗い機において、制御手段は、水の
温度が所定の温度より高いとき、すすぎ回数を減らすこ
とを特徴とするものである。上記構成によれば、上記請
求項1に係る発明の作用に加えて、温度の低い水の場合
に比べて、温度の高い水(湯)の場合には、より効果的
にすすぐことができるので、同じすすぎ効果を得るため
の、すすぎ回数を減らすことができる。従って、水の温
度が、すすぎ効果の高い所定の温度よりも高いときに
は、すすぎの回数を低減して、すすぎに要する時間と水
量の無駄を省くことができる。
【0008】(3) 請求項3に係る発明の食器洗い機は、
請求項1または2に記載の食器洗い機において、水の汚
れを検知する汚れ検知手段をさらに備え、制御手段は、
汚れ検知手段によって汚れが少ないと判断される場合に
は、判断されない場合に比べて、すすぎ時間及びすすぎ
回数の少なくとも一方をより少なくすることを特徴とす
るものである。
【0009】上記構成によれば、上記請求項1または2
に係る発明の作用に加えて、汚れが少ない場合には、す
すぎ時間や回数も少なくて済む。従って、上記のすすぎ
時間を少なくすることによって、すすぎに要する時間を
少なくすることができ、また、すすぎ回数を少なくする
ことによって、すすぎに要する時間に加えて、水量も少
なくすることができる。その結果、汚れが少ない場合
に、必要以上のすすぎが行なわれることを防止できるの
で、より一層すすぎに要する時間及び水量の無駄を省く
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の食器洗い機の実施
の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図
1は、上記の食器洗い機の断面側面図である。図1にお
いて、この食器洗い機は、前面に開口を有した箱状のハ
ウジング14と、ハウジング14の前面開口を塞ぐこと
のできる開閉可能な開閉扉2と、開閉扉2を開くことに
よって内部に食器等の被洗物(図示せず)を収容するこ
とのできる、ハウジング1内に区画された室であるキャ
ビティ1とを備えている。
【0011】また、この食器洗い機は、キャビティ1内
に水または湯(洗浄水という)を供給するために、キャ
ビティ1内に開口する通水口23に一端を接続され、他
端を給水口26aとして機外に導出された管26と、管
26の途中に接続されて内部の通水を制御する電磁弁か
らなる給水弁22とを備えている。給水口26aは、外
部の水道、給湯器等(図示せず)へ、接続ホース(図示
せず)等を介して接続することができる。水道、給湯器
等から供給された洗浄水は、管26を通り、給水弁22
が開かれると、キャビティ1内に流入する。
【0012】キャビティ1内の底部には、給水された洗
浄水を溜めることのできる凹部5が形成されている。ま
た、キャビティ1下方に設けられたポンプ7と、ポンプ
7の吸入口8と凹部5内とを連通する管12と、ポンプ
7の吐出口9に接続されてキャビティ1内に設けられた
ノズル3と、ノズル3の下方であって凹部5の上部に設
けられたフィルタ13とが備えられている。キャビティ
1内に流入した洗浄水は、凹部5に溜まり、管12を通
じてポンプ7に導入される。
【0013】ポンプ7は、洗浄兼排水ポンプであり、ケ
ーシング11内のインペラ10を正転させることによっ
て、洗浄水を吐出口9からノズル3に圧送することがで
き、また、逆転させると、洗浄水を排水管21から排水
することができる。なお、洗浄と排水は、別々のポンプ
によって行なわれても構わない。ノズル3は、複数の噴
出口を有し、水平に延びて配置された筒状部材であり、
その中央部がキャビティ1底部中央に上下に延びた回転
軸を中心に回転自在に支持されている。ノズル3が筒内
の洗浄水の水圧で回転できるように、ノズル3の筒の端
部には、互いに反対方向の横方向に洗浄水を噴射するこ
とのできる一対の噴出口と、この噴出口の何れか一方を
閉塞できるボール弁とが設けられ、この構造は、先願
(特公平6─69436等)に開示されているものと同
様のものである。上記のボール弁が洗浄水の水圧によっ
て何れか一方の噴出口を閉塞すると、他方の噴出口から
の水の噴射によってノズル3は一方向へ回転する。そし
て、洗浄水の圧送の停止後、再度、圧送されると、ボー
ル弁は他方の噴出口を閉塞し、ノズル3は他方向へ回転
する。この動作を繰り返して、ノズル3は反転しながら
回転しつつ、圧送された洗浄水を噴出口から噴射するこ
とによって、キャビティ1内の被洗物に万遍なく洗浄水
を吹きつけることができる。
【0014】被洗物に吹きつけられた洗浄水は、被洗物
の洗浄、すすぎを行ない、残菜等の汚れとともにキャビ
ティ1底部に至る。このときの残菜等は、上記フィルタ
13に補集される。このように、上記の管26、給水弁
22、管12、ポンプ7、及びノズル3によって、給水
口26aから供給される洗浄水をキャビティ1内に導
き、キャビティ1内に溜められた洗浄水を用いて食器の
洗浄及びすすぎを行なう処理手段が構成されている。
【0015】また、この食器洗い機は、キャビティ1内
底部に配置され洗浄水を加熱するヒータ4と、洗浄水の
温度を測定できるようにキャビティ1外底部に設けられ
た温度検知手段としてのサーミスタ30とを備えてお
り、必要に応じて、キャビティ1内底部に溜められた洗
浄水を適温に加熱することができる。また、この食器洗
い機は、汚れの検知手段として、汚れセンサ33を備え
ている。汚れセンサ33は、ポンプ7の吸入口8を挟ん
で、一対で対向して設けられた、発光ダイオード等の発
光素子と、発光素子からの光を検知するフォトトランジ
スタ等の受光素子とを含んでいる。受光素子と発光素子
との間の部材、例えば吸入口8の形成部材等は、透明部
材で形成されており、発光素子からの光が洗浄水を透過
して、受光素子に至ることのできるように構成されてい
る。この汚れセンサ33は、先願(特開平5─4958
4等)に開示されているものと同様のものである。上記
の発光素子からの光が洗浄水を透過し受光素子によって
検出されると、発光量と受光量との関係から洗浄水の透
過度を測定することができ、その結果、水の汚れを検知
することができる。
【0016】また、この食器洗い機は、ハウジング1の
後部に被洗物を乾燥させるための以下の乾燥装置を備え
ている。すなわち、キャビティ1後面上部に形成された
排気口19及びキャビティ1後面下部に形成された給気
口20を介してキャビティ1内と連通する循環風路17
と、循環風路17と仕切られ、ハウジング1の後面パネ
ル15に形成された通気口を介して機外と連通する冷却
風路18と、冷却風路18と循環風路17との間に設け
られた両面ファン16と、両面ファン16を駆動するモ
ータ24とを備えている。
【0017】モータ24によって両面ファン16が回転
駆動されると、両面ファン16は冷却風路18内を流通
する空気によって冷却されるとともに、キャビティ1内
の空気を排気口19から循環風路17に吸入する。吸入
された空気は、ここで両面ファン16によって冷却さ
れ、除湿される。除湿された空気は、両面ファン16に
よって給気口20からキャビティ1内に送出される。こ
の動作が繰り返されて、キャビティ1内の空気は除湿さ
れ、被洗物を乾燥することができる。
【0018】また、上記各部の動作を制御する制御部2
5が、ハウジング14内、例えば前下部に備えられてい
る。次に、上記の制御部25の電気的な構成を、図2の
ブロック図を参照しながら説明する。制御部25は、制
御中枢としてのマイクロコンピュータ(図示せず)を備
え、ROM、RAM(図示せず)等に予め記憶されたプ
ログラムやデータに基づいて、制御を実行してゆく。す
なわち、マイクロコンピュータには、上記汚れセンサ3
3、サーミスタ30等が接続され、その検出出力が入力
される。マイクロコンピュータは、汚れセンサ33の検
出出力から、上記のように水の汚れを検知する。また、
サーミスタ30の検出出力から、キャビティ1内の洗浄
水の温度を検知する。また、マイクロコンピュータは、
上記ヒータ4、ポンプ7、給水弁22、モータ24等を
それぞれ制御して駆動する。
【0019】次に、この食器洗い機における運転の制御
内容について、図3〜図5に示す制御のフローチャート
を参照しながら説明する。先ず、図3を参照して概要を
説明する。この食器洗い機では、洗浄工程(ステップS
1〜3)、すすぎ工程(ステップS4〜7)及び乾燥工
程(ステップS8)の3つの主要工程が順次行なわれ
る。
【0020】洗浄工程では、給水弁22が開かれること
によって所定量の洗浄水がキャビティ1内に供給される
(ステップS1)。洗浄前、及び洗浄が開始されて所定
時間経過後の洗浄水の透過度が汚れセンサ33によって
検出され、検出結果から被洗物の汚れの状況が判定され
る。この判定結果に基づいて、洗浄工程での、洗浄水の
温度、洗浄時間等の諸条件が設定される(ステップS
2)。
【0021】この設定された洗浄水の温度、洗浄時間に
応じて、ヒータ4、ポンプ7等が制御され、洗浄が行な
われる(ステップS3)。具体的には、キャビティ1内
の洗浄水は、その温度をサーミスタ30によって検知さ
れつつ、所定温度にヒータ4によって加熱される。ま
た、洗浄時間の間ポンプ7が駆動されて、洗浄水が噴射
される。この間、ポンプ7は所定のタイミングで停止
し、それに伴いノズル3は反転しながら回転する。洗浄
終了後、ポンプ7は逆転駆動されて、キャビティ1内の
洗浄水は排水される。なお、必要に応じて、追加洗浄等
が行なわれてもよい。
【0022】次に、ステップS4では、上記ステップS
2で判定された汚れの判定結果に基づいて、すすぎ時
間、すすぎ回数が設定され、汚れに応じて、次の各工程
が行なわれる。すなわち、汚れの程度がかなり少なけれ
ば、すすぎA工程(ステップS5)が行なわれる。ま
た、汚れの程度が標準的な場合には、すすぎB工程(ス
テップS6)が行なわれ、汚れの程度がひどい場合に
は、すすぎC工程(ステップS7)が行なわれる。
【0023】上記の各すすぎ工程が終了すると、ヒータ
4とモータ24が所定時間、駆動されて、キャビティ1
内の被洗物は乾燥され(ステップS8)、全工程が終了
する。次に、上記のすすぎA工程を、図4を参照して詳
細に説明する。予め、以下のステップS12〜14の工
程の繰り返しを制御するために、繰り返し回数を計数す
るカウンタC1をリセットする(ステップS11)。
【0024】給水弁22が開かれることによって、キャ
ビティ1内に所定量の洗浄水が給水される(ステップS
12)。このとき、ヒータ4は駆動されず、洗浄水は加
熱されない。次に、30秒間のすすぎが行なわれる(ス
テップS13)。より詳細には、ポンプ7は、13.5
秒間正転駆動され、ノズル3が一方に、例えば、右回転
で回転しつつ、洗浄水が噴射される。その後、ポンプ7
は、1.5秒間停止される。次いで、ポンプ7は、再度
13.5秒間正転駆動され、ノズル3は他方に、例え
ば、左回転で反転しつつ、洗浄水が噴射される。その
後、ポンプ7は、1.5秒間停止される。ステップS1
3の間、ヒータ4は駆動されて、洗浄水は加熱される。
【0025】次いで、ポンプ7は逆転駆動されて、キャ
ビティ1内の洗浄水は排水される(ステップS14)。
上記ステップS12〜14が所定回数、例えば2回繰り
返され(ステップS15,16)、その後、熱湯すすぎ
が行なわれる(ステップS17)。すなわち、給水弁2
2が開かれることによって、所定量の洗浄水がキャビテ
ィ1内に供給される。キャビティ1内の洗浄水が、その
温度をサーミスタ30によって検知されつつ、設定され
た温度にヒータ4によって加熱される。従って、給水と
給湯とで、ヒータ4による加熱時間は異なる。この間、
ポンプ7が正転駆動され、所定のタイミングで停止する
ことでノズル3は反転しつつ、ノズル3から加熱された
洗浄水が噴射される。洗浄水が所定温度に達すると、そ
の後所定時間、例えば3分、ヒータ4が引続き駆動され
る。この間、ポンプ7が正転駆動され、ノズル3は、適
宜、両方向に反転しながら、ノズル3から熱せられた洗
浄水が噴射される。その後、ヒータ4はオフされる。そ
して、ポンプ7は逆転駆動されて、キャビティ1内の洗
浄水は排水される。
【0026】次に、上記すすぎB工程を、図5を参照し
て詳細に説明する。予め、以下のステップS22〜26
の工程の繰り返しを制御するために、繰り返し回数を計
数するカウンタC1、C2をリセットする(ステップS
21)。給水弁22が開かれることによって、キャビテ
ィ1内に所定量の洗浄水が給水される(ステップS2
2)。このとき、ヒータ4は駆動されず、洗浄水は加熱
されない。
【0027】次に、1分間のすすぎが行なわれる(ステ
ップS23)。より詳細には、ポンプ7は、28.5秒
間正転駆動され、ノズル3が一方に、例えば、右回転で
回転しつつ、洗浄水が噴射される。その後、ポンプ7
は、1.5秒間停止される。次いで、ポンプ7は、再度
28.5秒間正転駆動され、ノズル3が他方に、例え
ば、左回転で反転しつつ、洗浄水が噴射される。その
後、ポンプ7は、1.5秒間停止される。ステップS2
3の間、ヒータ4は駆動されて、洗浄水は加熱される。
【0028】次いで、ステップS24では、洗浄水の温
度がサーミスタ30によって検知され、所定温度、例え
ば50℃であるかどうかを判定される。洗浄水が所定温
度に至っていれば、ステップS22で供給された洗浄水
は、湯であると判断することができる。湯であれば、カ
ウンタC2を加算し、湯でのすすぎを計数する(ステッ
プS25)。なお、ステップS24でのサーミスタ30
による洗浄水の温度の検出が、ステップS22の給水完
了直後でなく、ステップS23のすすぎ終了後に行なわ
れているのは、給水された洗浄水の温度が、サーミスタ
30に十分に伝達されるのを待って、正確に検知するた
めである。また、すすぎの間の洗浄水の温度の変化にも
対応して、より正確に温度を検知することができる。
【0029】次いで、ポンプ7は逆転駆動されて、キャ
ビティ1内の洗浄水は排水される(ステップS26)。
上記ステップS22〜26が所定回数、例えば2回繰り
返される(ステップS27,28)と、ステップS29
で、湯でのすすぎの回数が上記の所定回数、すなわち、
2回であるかどうかが判定される。2回のすすぎが、共
に湯で行なわれていれば、即座にステップS17と同様
にして熱湯すすぎが行なわれる(ステップS31)。こ
こでのすすぎの所定回数の2回は、ステップS24で検
知された洗浄水の温度、50℃に対応して設定されてお
り、50℃の洗浄水でステップS23の1分間のすすぎ
を行なえば、2回のすすぎ回数で十分なすすぎ効果を得
ることができる。
【0030】2回のすすぎの内、一回でも湯で行なわれ
ていなければ、ステップS22〜26を所定回数、例え
ば3回まで繰り返して(ステップS30)後に、上記の
熱湯すすぎが行なわれる(ステップS31)。ここでの
すすぎの所定回数の3回は、洗浄水の温度が低い場合
に、十分なすすぎ効果を得るためには、ステップS23
の1分間のすすぎであれば、3回のすすぎ回数が必要で
あるとして設定されている。
【0031】また、上記すすぎC工程は、すすぎB工程
と設定されたすすぎ回数等の設定が汚れに応じて異なる
だけであり、同様の手順で行なわれる。なお、すすぎA
工程では、洗浄水の温度の検知は、行なわれていない
が、この理由は、次の通りである。すなわち、すすぎA
工程では、汚れがもともと少ないので、必要なすすぎ時
間が30秒と短く、且つすすぎ回数も2回と少なく設定
されている。この状態で、洗浄水の温度に応じてすすぎ
回数をさらに少なく、例えば、2回を1回とすると、す
すぎの効果の変動が大きくなる結果、十分なすすぎ効果
が得られなくなる場合が生ずることも考えられるからで
ある。また、洗浄水の温度検知の精度によっては、すす
ぎの効果の変動が一層拡大されることもある。そこで、
もともとすすぎ回数の少ない設定では、温度に応じてさ
らにすすぎ回数を減らさないことによって、確実にすす
ぎを行なうことができる。
【0032】次に、この食器洗い機の動作を説明する。
上記のように、この食器洗い機には、水道または給湯器
を給水口26aに接続することによって、水または湯を
供給することができる。湯を供給する場合、湯は、その
温度をサーミスタ30によって検知され、必要に応じ
て、ヒータ4によって所定温度に加熱される。この場
合、給湯器の湯の温度は通常高いので、ヒータ4によっ
て加熱されることはあまりないが、加熱される場合で
も、加熱時間は短くて済み、洗浄、すすぎ時間も短縮さ
れる。また、加熱のための電力も少なくて済む。
【0033】ところで、温度の低い水に比べて、温度の
高い湯の場合には、より効果的にすすぐことができるの
で、同じすすぎ効果を得るための、すすぎ回数を減らす
ことができる。従って、水の温度が所定の温度より高い
場合には、すすぎ回数を少なくして、すすぎに要する時
間と水量の無駄を省くことができる。例えば、すすぎB
工程では、湯の温度が50℃以上であれば、すすぎは2
回だけ繰り返されて、低温の水の場合の3回よりも少な
くなる。従って、すすぎ1回分のすすぎ時間と、湯を節
減することができる。
【0034】なお、給湯器が故障等によって、十分に高
い温度の湯を供給できない場合には、湯は、その温度を
サーミスタ30によって検知されて、温度に応じて洗
浄、すすぎが行なわれる。従って、確実に洗浄、すすぎ
が行なわれる。また、洗浄やすすぎの途中で、給湯器か
ら供給される湯の温度が低下するような場合でも、ステ
ップS24で、すすぎ後の温度をその都度測定している
ので、同様に、温度変化に対応して、確実に洗浄、すす
ぎが行なわれる。
【0035】上記のように本実施の形態によれば、すす
ぎのための洗浄水の温度は、サーミスタ30によって自
動的に検知され、検知結果に応じた適切なすすぎ回数
で、すなわち、高温時にはより少ないすすぎ回数で、す
すぎが行なわれるので、給水口26aからキャビティ1
内に水または湯の何れが供給される場合でも、すすぎの
水量、時間の無駄を少なくすることができる。
【0036】また、水の温度が所定の温度より低い場合
にも、すすぎ回数を多くすることによって、十分にすす
ぐことができる。さらに、汚れが少ない場合には、すす
ぎA工程においてすすぎ時間や回数をさらに少なくする
ことによって、必要以上のすすぎが行なわれることを防
止することができる。その結果、より一層すすぎの水量
及び時間の無駄を省くことができる。
【0037】また、洗浄水は、水でも湯でもどちらが供
給されても、自動的に検知されるので、設定等をする必
要がなく、食器洗い機の使い勝手がよい。なお、本発明
の実施の形態では、すすぎA工程では、上記の理由によ
り洗浄水の温度は検知されなかったが、これには限定さ
れない。例えば、すすぎB工程と同様に温度を検知し
て、その検知結果に基づいて、すすぎ時間のみを設定し
てもよい。具体的には、洗浄水の温度が高い場合には、
すすぎ回数は減らさずに、すすぎ時間のみを少なくする
ことで、すすぎの効果の変動を抑えて、よりきめ細かく
時間の無駄を省くことができる。
【0038】また、上記の実施の形態では、給水口26
aは、水道でも給湯器でも接続可能としたが、何れか一
方に接続されることを前提としたものでも構わない。ま
た、上記の実施の形態では、すすぎB工程ですすぎ回数
が少なくされたように、温度に応じて制御されていたの
は、すすぎ回数のみであったが、これには限定されな
い。例えば、すすぎ時間を温度に応じて制御してもよい
し、すすぎ回数とすすぎ時間の両方を制御してもよい。
この場合、給湯時には、すすぎ効果が高いことによっ
て、すすぎ時間やすすぎ回数の少なくとも一方を少なく
することができ、時間の無駄を省くことができる。
【0039】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、すすぎの
ための水の温度は、温度検知手段によって自動的に検知
される。給水口から水または湯の何れが供給される場合
でも、検知された水の温度に応じた適切なすすぎ時間、
すすぎ回数ですすぎを行なうことができるので、すすぎ
のための時間の無駄を少なくすることができる。
【0041】請求項2に係る発明によれば、上記請求項
1に係る発明の効果に加えて、すすぎ効果の高い湯の場
合には、すすぎ回数を減らして、すすぎに要する時間と
水量の無駄を省くことができる。請求項3に係る発明に
よれば、上記請求項1または2に係る発明の効果に加え
て、汚れが少ない場合には、すすぎ時間や回数を少なく
することで、必要以上のすすぎが行なわれることを防止
できるので、すすぎ時間を減らすことでより一層すすぎ
に要する時間の無駄を、またすすぎ回数を減らすことで
水量の無駄をも省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る食器洗い機の側面断
面図である。
【図2】上記の食器洗い機の制御部の電気的な構成のブ
ロック図である。
【図3】上記の制御部のフローチャートである。
【図4】上記の制御部のすすぎ工程のフローチャートで
ある。
【図5】上記の制御部のすすぎ工程の他のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 キャビティ 3 ノズル(処理手段) 7 ポンプ(処理手段) 12 管(処理手段) 22 給水弁(処理手段) 25 制御部(制御手段) 26 管(処理手段) 26a 給水口 30 サーミスタ(温度検知手段) 33 汚れセンサ(汚れ検知手段) ステップS4 制御手段 ステップS24,25,29 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 大西 勝司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食器を収納し、水を溜めることのできるキ
    ャビティと、 給水口から供給される水をキャビティ内へ導き、キャビ
    ティ内に溜められた水を用いて食器の洗浄及びすすぎを
    行なう処理手段とを備えた食器洗い機において、 すすぎのための水の温度を検知する温度検知手段と、 温度検知手段による検知結果に基づき、処理手段による
    すすぎ回数及びすすぎ時間の少なくとも一方を制御する
    制御手段とをさらに備えたことを特徴とする食器洗い
    機。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の食器洗い機において、 上記制御手段は、水の温度が所定の温度より高いとき、
    すすぎ回数を減らすことを特徴とする食器洗い機。
  3. 【請求項3】上記請求項1または2に記載の食器洗い機
    において、 水の汚れを検知する汚れ検知手段をさらに備え、 上記制御手段は、汚れ検知手段によって汚れが少ないと
    判断される場合には、判断されない場合に比べて、すす
    ぎ時間及びすすぎ回数の少なくとも一方をより少なくす
    ることを特徴とする食器洗い機。
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