JPH0994148A - 寝 袋 - Google Patents

寝 袋

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Publication number
JPH0994148A
JPH0994148A JP27615195A JP27615195A JPH0994148A JP H0994148 A JPH0994148 A JP H0994148A JP 27615195 A JP27615195 A JP 27615195A JP 27615195 A JP27615195 A JP 27615195A JP H0994148 A JPH0994148 A JP H0994148A
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JP
Japan
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sleeping bag
sleeping
opening
edge
surface portion
Prior art date
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Application number
JP27615195A
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English (en)
Inventor
Koshiro Higuchi
孝四郎 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CAMEL KK
Original Assignee
CAMEL KK
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Publication date
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Publication of JPH0994148A publication Critical patent/JPH0994148A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封筒型の寝袋において、就寝者の頭部が寝袋
の上面部で覆われることに起因した不快感などを、就寝
者の頭部以外の身体の暖を充分に確保できる状態で感じ
させないようにすると共に、寝袋内の温度などの調整の
ための寝袋の一部の開閉操作を寝袋に入り込んだ状態で
容易に行えるようにする。 【解決手段】 一方端1aに出入り用の開口部12を備
える封筒型寝袋であって、この寝袋S−1が、長手方向
にある一方側縁1b部とこれに続く該開口部12に対向
する他方端部1cとに、この寝袋S−1を構成する上面
部10と下面部11とを閉じ合わせる雌雄をなす一対の
スライドファスナー15、15を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一方端に出入り
用の開口部を備えると共に、略長方形状をなす上面部と
下面部とを備えて構成される封筒型寝袋の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11に示されるように、一方端に出入
り用の開口部101を備えると共に、略長方形状をなす
上面部100aと下面部100bとを備えて構成される
封筒型寝袋が汎用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の封筒型寝袋
は、前記開口部101の側において、上面部100aと
下面部100bとが該開口部101に接する側縁部10
0a’、100b’を略上下に重ね合わせるように位置
付ける構成とされている。このため、この従来の封筒型
寝袋では、図12に示されるように通常の使用状態にお
いては、寝袋使用者Mすなわち就寝者Mの頭部M’を前
記上面部100aが覆った状態となるため、これに伴っ
た息苦しさなどの不快感を該就寝者Mに感じさせること
があった。
【0004】ここで、この従来の封筒型寝袋にあって
は、該寝袋の長さ方向に亘る一方の側縁部102とこれ
に続く前記開口部101と対向する端部103とに亙る
ように一対のスライドファスナー104、104が設け
てあり、この一対のスライドファスナ104、104の
係合を解くことにより、この側縁部102と前記端部1
03とにおいて前記上面部100aと下面部100bと
を分離するように開くことができることから、前記一対
のスライドファスナ104、104の係合を図11に示
されるように一部解除し、前記開口部101側におい
て、前記上面部100aと下面部100bとの前記側縁
部102側の綴じ合わせを一部解いて就寝者Mの頭部
M’を前記上面部100aが覆わないようにして用いる
こともできる。
【0005】しかし、このように前記一方の側縁部10
2における前記上面部100aと下面部100bとの綴
じ合わせを一部を解いた場合、前記就寝者Mの肩部M”
など頭部M’以外の身体も寝袋内から露出してしまうた
め、この肩部M”などの暖が充分に確保できなくなる不
都合があった。
【0006】さらに、外気の温度などに応じて寝袋内の
温度などを就寝に快適な温度に調整しようとする場合、
前記一方の側縁部102に設けられている一対のスライ
ドファスナ104、104の係合を適宜の位置まで解除
して、この一方の側縁部102における前記上面部10
0aと下面部100bとの綴じ合わせを一部解いてこの
調整をなす必要があるところ、この一対のスライドファ
スナ104、104は、就寝者Mの身体の側方に位置さ
れる前記一方の側縁部102にあるため、寝袋に入り込
んだ状態で、この一対のスライドファスナ104、10
4のスライダーを把持して該スライドファスナ104、
104の開閉操作をなすには、図13に示されるよう
に、身体をこの一方の側縁部102側に傾ける必要を生
じさせるなど、寝袋に入り込んだ状態で行う該一対のス
ライドファスナ104、104の開閉操作はスムースに
なし難いものであった。
【0007】そこでこの発明は、かかる従来の技術の不
都合を解消すること、特に、封筒型の寝袋において、就
寝者の頭部が寝袋の上面部で覆われることに起因した不
快感などを、就寝者の頭部以外の身体の暖を充分に確保
できる状態で感じさせないようにすると共に、寝袋内の
温度などの調整のための寝袋の一部の開閉操作を寝袋に
入り込んだ状態で容易に行えるようにすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、寝袋S−1を、一方端1
aに出入り用の開口部12を備える封筒型寝袋であっ
て、この寝袋S−1が、長手方向にある一方側縁1b部
とこれに続く該開口部12に対向する他方端部1cと
に、この寝袋S−1を構成する上面部10と下面部11
とを閉じ合わせる雌雄をなす一対のスライドファスナー
15、15を備えている構成のものとした。
【0009】また、請求項2記載の発明では、寝袋S−
2を、雌雄をなす一対のスライドファスナー25、25
によって構成される噛み合わせ縁24が、略中央に位置
するように構成される封筒状寝袋S−2であって、該寝
袋S−2は一方端2aに出入り用の開口部22を備える
と共に、該開口部22に対向する他方端2c縁に、該寝
袋S−2の両側から前記噛み合わせ縁24側に向けて、
該寝袋S−2の上面部20と下面部21とを閉じ合わせ
る雌雄をなす一対のスライドファスナー26、26を備
えている構成のものした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態を、図1ないし図10に基づいて説明する。
【0011】なお、図1は、第一の実施の形態に係る寝
袋S−1の構成を理解し易いように、該寝袋S−1を斜
視の状態で示しており、また、図2は、該寝袋S−1の
長手方向にある一方側縁1b部とこれに続く他方端1c
部とに設けられた雌雄をなす一対のスライドファスナー
15、15の係合を解いて、該寝袋S−1を構成する上
面部10を長手方向にある他方側縁1b’を中心に側方
に展開した状態を示している。また、図8は、このよう
に展開させた二枚の前記寝袋S−1、S−1を該展開前
に内側に位置される面を向き合わせた状態で、一方の寝
袋S−1の前記一対のスライドファスナー15、15
と、他方の寝袋S−1の前記一対のスライドファスナー
15、15とを係合し合わせて、キングサイズの寝袋を
構成する手法を理解し易いように、前記展開させた二枚
の寝袋S−1、S−1を斜視の状態で示している。
【0012】また、図3ないし図5は、前記寝袋S−1
の使用状態を理解し易いように、該寝袋S−1内に使用
者Mが入り込んだ状態を(図3、図5)、また、該寝袋
S−1内に使用者Mが入り込む直前の状態を(図4)、
それぞれ斜視の状態で示している。
【0013】また、図6および図7は、前記寝袋S−1
を収納し易い状態にまとめる過程およびまとめた状態を
理解し易いように、該寝袋S−1を丸め込む途中の状態
において(図6)、また、該丸め込んだ寝袋S−1をま
とめた状態において(図7)、それぞれ斜視の状態で示
している。
【0014】さらに、図9は、第二の実施の形態にかか
る寝袋S−2の構成を理解し易いように、該寝袋S−2
を斜視の状態で示しており、また、図10は、該寝袋S
−2の略中央に位置される雌雄をなす一対のスライドフ
ァスナー25、25によって構成される噛み合わせ縁2
4を、該スライドファスナー25、25の係合を解くこ
とにより開くと共に、この寝袋S−2の他方縁2cに設
けられた左右各一対のスライドファスナー26、26・
26、26を解いて、前記上面部20、20の一方を前
記寝袋S−2の一方側縁2bを中心に側方に展開し、か
つ、該上面部20、20の他方を該寝袋S−2の他方側
縁2b’を中心に側方に展開した状態を示している。
【0015】先ず、図1ないし図8に示されるこの発明
の第一の実施の形態とされる寝袋S−1は、一方端1a
に出入り用の開口部12を備える封筒型寝袋であって、
この寝袋S−1が、長手方向にある一方側縁1b部とこ
れに続く該開口部12に対向する他方端部1cとに、こ
の寝袋S−1を構成する上面部10と下面部11とを綴
じ合わせる雌雄をなす一対のスライドファスナー15、
15を備えている。
【0016】したがって、この第一の実施の形態にかか
る寝袋S−1は、前記一対のスライドファスナー15、
15の係合を解除して、この寝袋S−1における長手方
向にある一方側縁1b部とこれに続く該開口部12に対
向する他方端1c部とにおいて、この寝袋S−1を構成
する上面部10と下面部11との綴じ合わせを解くこと
により、図2に示されるように、この上面部10の面積
と下面部11の面積とを足した面積を備えた略方形状を
なすマット状にして用いることができる。また、このよ
うに上面部10を下面部11に対して開き出すことによ
り、寝袋S−1を反転させることなく、寝袋S−1の内
側の面1dを表に出した状態とすることができるので、
該寝袋S−1を干す場合に都合が良く、また、このよう
に上面部10を下面部11に対して開き出すことによ
り、寝袋S−1を折り畳んだ状態で収納などし易い特長
を有している。
【0017】また、図8に示されるように、このように
マット状とした一対の寝袋S−1、S−1を互いにその
内側の面1dを向き合わせるようにした場合、各寝袋S
−1、S−1における前記上面部10と下面部11との
連続し合う折返し部1eを中心として一方側に配される
スライドファスナー15は、前記向き合わされた一方の
寝袋S−1におけるスライドファスナー15aと他方の
寝袋S−1におけるスライドファスナー15bとで雌雄
をなし、また、各寝袋S−1、S−1における前記上面
部10と下面部11との連続し合う折返し部1eを中心
として他方側に配されるスライドファスナー15、15
は、前記向き合わされた一方の寝袋S−1におけるスラ
イドファスナー15bと他方の寝袋S−1におけるスラ
イドファスナー15aとで雌雄をなすことから、この場
合には前記マット状とされた両寝袋S−1、S−1にお
ける各スライドファスナー15a、15b・15a、1
5bを係合して該マット状とされる両寝袋S−1、S−
1を三辺で閉じ合わせて、前記上面部10と下面部11
の面積を足した内部面積を備えたキングサイズの寝袋状
にして用いることができる。
【0018】また、前記雌雄をなす一対のスライドファ
スナー15、15(15a、15b)の係合を、必要に
応じて適宜の位置まで解くことにより、外気の温度など
に応じて寝袋S−1内の温度などが就寝に快適な温度と
なるように調整することができる。
【0019】さらに、この第一の実施の形態にかかる寝
袋S−1は、該寝袋S−1の上面部10が、前記開口部
12の略中央から該開口部12に対向する他方端1c側
に向けられた区分縁16によって区分されており、この
区分された縁部16a、16aに雌雄をなす一対のスラ
イドファスナー17、17を備えている構成のものとさ
れている。
【0020】したがって、この第一の実施の形態にかか
る寝袋S−1によれば、前記区分縁16にある縁部16
a、16aに設けられた前記一対のスライドファスナー
17、17の係合により、前記区分縁16相互を閉じ合
わせることができると共に、必要に応じて、この一対の
スライドファスナー17、17の係合を前記開口部12
側から適宜の位置まで解除して、前記区分縁16相互の
綴じ合わせをを適宜の位置まで解くことができる。この
ように前記区分縁16相互の綴じ合わせを適宜の位置ま
で解くことにより、図4に示されるように、寝袋S−1
内への前記開口部12から入り込みにあたり、この開口
部12を広げ易く、この入り込みを容易になすことがで
きる。また、図3に示されるように、閉じ合わせの解か
れた前記区分縁16から頭部M’を出し、かつ、肩部
M”を該区分縁16を挟んだ両側にある該寝袋S−1の
上面部10で覆った状態で就寝に用いることができる。
【0021】すなわち、この第一の実施の形態にかかる
寝袋S−1によれば、寝袋S−1の使用者M、すなわ
ち、就寝者Mの頭部M’が寝袋の上面部10に覆われる
ことに起因した息苦しさなどの不快感を該就寝者Mに感
じさせない状態で、就寝者Mの頭部M’以外の箇所、特
に肩部M”の暖を充分に確保することができる。
【0022】またさらに、前記区分縁16は、就寝者M
の身体の正面に位置されることから、該区分縁16を開
閉させる前記スライドファスナー17、17のスライダ
ーは寝袋S−1内に入り込んだ状態で容易に操作するこ
とができるばかりか、これにより寝袋S−1内の温度な
どを容易に調整することができる特長を有する。
【0023】次いで、図9および図10に示されるこの
発明の第二の実施の形態とされる寝袋S−2は、雌雄を
なす一対のスライドファスナー25、25によって構成
される噛み合わせ縁24が、略中央に位置するように構
成される封筒状寝袋S−2であって、該寝袋S−2は一
方端2aに出入り用の開口部22を備えると共に、該開
口部22に対向する他方端2c縁に、該寝袋S−2の両
側から前記噛み合わせ縁24側に向けて、該寝袋S−2
の上面部20と下面部21とを閉じ合わせる雌雄をなす
一対のスライドファスナー26、26を備える構成のも
のとしてある。
【0024】したがって、この第二の実施の形態にかか
る寝袋S−2は、前記噛み合わせ縁24に設けられた一
対のスライドファスナー25、25の係合を解除すると
共に、前記開口部22に対向する他方端2c縁に設けら
れた前記一対のスライドファスナー26、26の係合を
解除して、この寝袋を構成する上面部20と下面部21
との綴じ合わせを解くことにより、図10に示されるよ
うに、この上面部20の面積と下面部21の面積とを足
した面積を備えた略方形状をなすマット状にして用いる
ことができる。このように、マット状とすることにより
また、寝袋S−2を反転させることなく、寝袋S−2内
側の面2dを表に出した状態とすることができ、該寝袋
S−2を干す場合に都合が良く、また、寝袋S−2を折
り畳んだ状態で収納などし易い特長を有している。
【0025】また、このようにマット状とした一対の寝
袋S−2、S−2を互いにその内側の面2dを向き合わ
せるようにした場合、各寝袋S−2、S−2における前
記上面部20と下面部21との連続し合う一方の折返し
部2e側にあるスライドファスナー25は、前記向き合
わされた一方の寝袋S−2、S−2におけるスライドフ
ァスナー25aと他方の寝袋におけるスライドファスナ
ー25bとで雌雄をなし、また、各寝袋S−2、S−2
における前記上面部20と下面部21との連続し合う他
方の折返し部2e側にあるスライドファスナー25は、
前記向き合わされた一方の寝袋S−1におけるスライド
ファスナー25bと他方の寝袋S−2におけるスライド
ファスナー25aとで雌雄をなし、さらに、各寝袋S−
2、S−2における前記上面部20と下面部21との連
続し合う一方の折返し部2e側にある前記他方端2c縁
に設けられたスライドファスナー26は、前記向き合わ
された一方の寝袋S−2におけるスライドファスナー2
6a、26bと他方の寝袋におけるスライドファスナー
26a、26bとで雌雄をなすと共に、各寝袋S−2、
S−2における前記上面部20と下面部21との連続し
合う他方の折返し部2e側にある前記他方端2c縁に設
けられたスライドファスナー26は、前記向き合わされ
た一方の寝袋S−2におけるスライドファスナー26
a、26bと他方の寝袋S−2におけるスライドファス
ナー26a、26bとで雌雄をなすことから、この場合
には前記マット状とされた両寝袋S−2、S−2におけ
る各スライドファスナー25、25・26、26を係合
して該マット状とされる両寝袋S−2、S−2を三辺で
閉じ合わせて、前記上面部20と下面部21の面積を足
した内部面積を備えたキングサイズの寝袋状にして用い
ることができる。
【0026】また、前記雌雄をなす一対のスライドファ
スナー25、25・26、26の係合を、必要に応じて
適宜の位置まで解くことにより、外気の温度などに応じ
て寝袋S−2内の温度などが就寝に快適な温度となるよ
うに、容易に調整することができる。特に、前記噛み合
わせ縁24は、就寝者Mの身体の正面に位置されること
から、該噛み合わせ縁24を開閉させる前記スライドフ
ァスナー25、25のスライダーを寝袋S−2内に入り
込んだ状態で容易に操作して、寝袋内の温度内の温度な
どを調整することができる特長を有する。
【0027】さらに、この第二の実施の形態にかかる寝
袋S−2は、必要に応じて、前記噛み合わせ縁24に設
けられた一対のスライドファスナー25、25の係合の
みを解除することができ、また、この係合の解除によ
り、前記開口部22側から該噛み合わせ縁24相互の閉
じ合わせをを適宜の位置まで解くことができる。このよ
うに前記噛み合わせ縁24相互の閉じ合わせを適宜の位
置まで解くことにより、寝袋S−2内への前記開口部2
2から入り込みにあたり、この開口部22を広げ易く、
この入り込みを容易になすことができる。また、寝袋使
用者Mが、綴じ合わせの解かれた前記噛み合わせ縁24
間から頭部M’を出し、かつ、肩部M”を該噛み合わせ
縁24を挟んだ両側にある該寝袋の上面部20で覆った
状態で就寝に用いることができる。
【0028】すなわち、この第二の実施の形態にかかる
寝袋S−2によれば、前記第一の実施の形態にかかる寝
袋S−1同様、就寝者Mの頭部M’が寝袋S−2の上面
部20に覆われることに起因した息苦しさなどの不快感
を該就寝者Mに感じさせない状態で、就寝者Mの頭部
M’以外の箇所、特に肩部M”の暖を充分に確保するこ
とができる。
【0029】次いで、第一の実施の形態に係る寝袋S−
1について、図1ないし図8に基づいて、より詳細に説
明する。
【0030】この実施の形態にかかる寝袋S−1は、一
方端1aに出入り用の開口部12を備えた封筒型の寝袋
S−1として構成されている。
【0031】この寝袋S−1は、羽毛、化学繊維などの
クッション材ないしは保温材を二枚の生地間に挟み込ん
で構成される略正方形状をなす寝袋生地を、該正方形の
相対する2辺の略中略の位置を結ぶ線上を折り返し部1
eとして略長方形状をなす上面部10と下面部11とを
構成し、この折り返し部1eに対向する側の一方側縁1
b部と、この一方側縁1b部に続く前記開口部12に対
する他方端1cにおいて、前記上面部10に雌雄をなす
一対のスライドファスナー15、15を構成する雄スラ
イドファスナー15aを、また、前記下面部11に雌雄
をなす一対のスライドファスナー15、15を構成する
雌スライドファスナー15bを設け、このスライドファ
スナー15、15(15a、15b)を係合し合わせる
ことにより、前記一方端1aに開口部12を備えた封筒
型に構成される。
【0032】また、この寝袋S−1を構成する前記上面
部10には、前記開口部12に接する一方端1a縁略中
程の位置から前記他方端1c側に向けて、該寝袋S−1
の長さ方向略中程の位置まで該上面部10を区分する区
分縁16が設けてある。そして、この区分縁16の各縁
部16a、16aにはそれぞれ、該縁部16a、16a
に亙るように雌雄をなすスライドファスナー17、17
が設けてある。
【0033】従って、この実施の形態にかかる寝袋S−
1にあっては、前記一方側縁1b部と他方端1c部とに
設けられている前記一対のスライドファスナー15、1
5の係合を解くことにより、図2に示されるように、前
記折り返し部1eを中心に前記上面部10を側方に開き
出してマット状にして用いることができると共に、前記
区分縁16に設けられた前記一対のスライドファスナー
17、17の係合を適宜の位置まで解いて、この区分縁
16を適宜の位置まで開くことにより、図3に示される
ように、就寝者Mの頭部M’をこの開かれた区分縁16
から外方に出し、かつ、該就寝者Mの肩部M”をこの区
分縁16を挟んだ両側にある上面部10、10で覆うよ
うにして用いることができる。
【0034】また、前記開口部12からの寝袋S−1内
への出入りにあっても、前記区分縁16に設けられた前
記一対のスライドファスナー17、17の係合を解いて
該区分縁16を開くことにより、図4に示されるように
前記開口部12を広げ易いものとして、この出入りを容
易に行うことができる。
【0035】また、前記区分縁16は、就寝者Mの身体
の正面に位置される前記上面部10の略中央部に設けら
れていることから、この区分縁16の開閉操作にあたっ
ては、寝袋S−1内に入り込んだ状態において、該寝袋
S−1内から前記一対のスライドファスナー17、17
のスライダーを把持して該スライダーを移動させること
により容易になすことができる。
【0036】なお、この実施の形態にかかる寝袋S−1
にあっては、該寝袋S−1の他方端1cにループ状をな
す一対のゴムバンド13、13が備えられており、図6
に示されるように、例えば、該寝袋S−1を幅方向略中
程の位置で折り畳んだ状態で前記開口部12側から前記
他方端1c側に向けて順次に丸め込んだ上で、図7に示
されるように、前記ゴムバンド13、13を丸め込めた
寝袋S−1の両側からそれぞれ該寝袋S−1に巻き付け
状に掛けることにより、携行し易い状態にまとめること
ができる構成とされている。
【0037】また、図中、符号14で示されるのは、前
記開口部12側において、前記下面部11と上面部10
との前記一方側縁1b部での開き出しを規制するための
舌片であり、この舌片14は、一端を該下面部11に止
着されると共に、他端に前記上面部10に設けられた面
状ファスナー14aと係合する面状ファスナー14bを
備えるている。
【0038】また、図8に示されるように、前記のよう
にマット状とした一対の寝袋S−1、S−1を互いにそ
の内側の面を向き合わせるようにした場合、各寝袋S−
1、S−1における前記上面部10と下面部11との連
続し合う折返し部1eを中心として一方側に配されるス
ライドファスナー15は、前記向き合わされた一方の寝
袋S−1におけるスライドファスナー15aと他方の寝
袋S−1におけるスライドファスナー15bとで雌雄を
なし、また、各寝袋S−1、S−1における前記上面部
10と下面部11との連続し合う折返し部1eを中心と
して他方側に配されるスライドファスナー15は、前記
向き合わされた一方の寝袋S−1におけるスライドファ
スナー15bと他方の寝袋S−1におけるスライドファ
スナー15aとで雌雄をなすことから、この場合には前
記マット状とされた両寝袋S−1、S−1における各ス
ライドファスナー15a、15b・15a、15bを係
合して該マット状とされる両寝袋S−1、S−1を三辺
で閉じ合わせて、前記上面部10と下面部11の面積を
足した内部面積を備えたキングサイズの寝袋状にして用
いることができる。
【0039】次いで、第二の実施の形態にかかる寝袋S
−2について、図9および図10に基いて、より詳細に
説明する。
【0040】この実施の形態にかかる寝袋S−2も、一
方端2aに出入り用の開口部22を備えた封筒型の寝袋
S−2として構成されている。
【0041】この寝袋S−2は、羽毛、化学繊維などの
クッション材ないしは保温材を二枚の生地間に挟み込ん
で構成される略方形状をなす寝袋生地を、この寝袋生地
における相対向する二辺の側にある側部をそれぞれ中央
側に向けて折り返し部2e、2eを中心として折り返す
ことにより略長方形状をなす上面部20と下面部21と
を構成し、このように折り返されて構成された該上面部
20における前記二辺にあたる縁部24a、24aに雌
雄をなすスライドファスナー25、25をそれぞれ設け
ることにより、スライドファスナー25、25による噛
み合わせ縁24が前記上面部20の略中央に位置するよ
うに構成されている。
【0042】また、この実施の形態における寝袋S−2
にあっては、前記開口部22に対向する他方端2c部
に、前記二箇所の折り返し部2e、2eの一方の折り返
し部2eを挟んで、雌雄をなす一対のスライドファスナ
ー26、26が、この実施の形態においては、図10に
おける左側に位置される該折り返し部2eを挟んだ前記
噛み合わせ縁24側に雄スライドファスナー26aが、
また、該折り返し部2eを挟んだ中央側に雌スライドフ
ァスナー26bが位置されるように設けられていると共
に、他方の折り返し部2eを挟んで、雌雄をなす一対の
スライドファスナー26、26が、この実施の形態にお
いては、図10における右側に位置される該折り返し部
2eを挟んだ中央側に雄スライドファスナー26aが、
また、該折り返し部2eを挟んだ前記噛み合わせ縁24
側に雌スライドファスナー26bが位置されるように設
けられている。
【0043】かかる構成により、この実施の形態にかか
る寝袋S−2は、前記噛み合わせ縁24、24に設けら
れるスライドファスナー25、25と、前記開口部22
に対向する他方端2c部に設けられた前記スライドファ
スナー26、26・26、26を係合し合わせることに
より、前記一方端2aに開口部22を備えた封筒型に構
成される。
【0044】従って、この実施の形態にかかる寝袋S−
2にあっては、前記噛み合わせ縁24に設けられている
前記一対のスライドファスナー25、25の係合を解
き、かつ、前記他方端2c部に設けられたスライドファ
スナー26、26・26、26の係合を解くことによ
り、図10に示されるように、前記折り返し部2e、2
eを中心に前記上面部20を側方に開き出してマット状
にして用いることができると共に、前記噛み合わせ縁2
4に設けられた前記一対のスライドファスナー25、2
5の係合を適宜の位置まで解いて、この噛み合わせ縁2
4、24を適宜の位置まで開くことにより、就寝者Mの
頭部M’をこの開かれた噛み合わせ縁24から外方に出
し、かつ、該就寝者Mの肩部M”をこの噛み合わせ縁2
4を挟んだ両側にある上面部20、20で覆うようにし
て、就寝に用いることができる。
【0045】また、前記開口部22からの寝袋S−2内
への出入りにあっても、前記噛み合わせ縁24、24に
設けられた前記一対のスライドファスナー25、25の
係合を解いて該噛み合わせ縁24を開くことにより、前
記第一の実施の形態にかかる寝袋S−1同様、前記開口
部22を広げ易いものとして、この出入りを容易に行う
ことができる。
【0046】また、前記噛み合わせ縁24は、就寝者M
の身体の正面に位置される前記上面部20の略中央部に
設けられていることから、この噛み合わせ縁24の開閉
操作にあたっては、寝袋S−2内に入り込んだ状態にお
いて、該寝袋S−2内から前記一対のスライドファスナ
ー25、25のスライダーを把持して該スライダーを移
動させることにより容易になすことができる。
【0047】なお、前記のようにマット状とした一対の
寝袋S−2、S−2を互いにその内側の面2dを向き合
わせるようにした場合、各寝袋S−2、S−2における
前記上面部20と下面部21との連続し合う一方の折返
し部2e側にあるスライドファスナー25は、前記向き
合わされた一方の寝袋S−2、S−2におけるスライド
ファスナー25aと他方の寝袋におけるスライドファス
ナー25bとで雌雄をなし、また、各寝袋S−2、S−
2における前記上面部20と下面部21との連続し合う
他方の折返し部2e側にあるスライドファスナー25
は、前記向き合わされた一方の寝袋S−1におけるスラ
イドファスナー25bと他方の寝袋S−2におけるスラ
イドファスナー25aとで雌雄をなし、さらに、各寝袋
S−2、S−2における前記上面部20と下面部21と
の連続し合う一方の折返し部2e側にある前記他方端2
c縁に設けられたスライドファスナー26、26は、前
記向き合わされた一方の寝袋S−2におけるスライドフ
ァスナー26a、26bと他方の寝袋におけるスライド
ファスナー26a、26bとで雌雄をなすと共に、各寝
袋S−2、S−2における前記上面部20と下面部21
との連続し合う他方の折返し部2e側にある前記他方端
2c縁に設けられたスライドファスナー26、26は、
前記向き合わされた一方の寝袋S−2におけるスライド
ファスナー26a、26bと他方の寝袋S−2における
スライドファスナー26a、26bとで雌雄をなすこと
から、この場合には前記マット状とされた両寝袋S−
2、S−2における各スライドファスナー25、25・
26、26を係合して該マット状とされる両寝袋S−
2、S−2を三辺で閉じ合わせて、前記上面部20と下
面部21の面積を足した内部面積を備えたキングサイズ
の寝袋状にして用いることができる。
【0048】なお、図9および図10において、符号2
3で示されるのは、前記第一の実施の形態にかかる寝袋
S−1におけるゴムバンド13同様、丸め込んだ第二の
実施の形態にかかる寝袋S−2に掛けられて、該寝袋S
−2を携行などし易いようにまとめるためのゴムバンド
である。
【0049】
【発明の効果】この発明にかかる寝袋S−1、S−2に
よれば、前記上面部10、20の略中央部に、開閉自在
の構成とされる前記区分縁16又は噛み合わせ縁24を
備えることから、この区分縁16または噛み合わせ縁2
4を適宜の位置まで開くことにより、就寝者Mの頭部
M’を寝袋S−1、S−2の外方に出して、就寝者Mの
頭部M’が寝袋S−1、S−2に上面部10、20に覆
われることに起因した息苦しさなどの不快感を該就寝者
Mに感じさせない状態で、就寝者Mの頭部M’以外の箇
所、特に肩部M”の暖を充分に確保することができる。
【0050】また、就寝者Mの身体の正面に位置される
前記区分縁16又は噛み合わせ縁24の開閉操作は寝袋
S−1、S−2内に入り込んだ状態で容易になすことが
でき、この結果、寝袋S−1、S−2内の温度などの調
整を寝袋S−1、S−2に入り込んだ状態で容易に行う
ことができる。
【0051】また、前記区分縁16又は噛み合わせ縁2
4を開閉自在に閉じ合わせるスライドファスナー17、
25とは別に、前記寝袋S−1にあっては、この寝袋S
−1の前記一方側縁1bと他方端1cとに設けられたス
ライドファスナー15の開き出しにより、また、前記寝
袋S−2にあっては、この寝袋S−2の前記他端2cに
設けられたスライドファスナー26の開き出しにより、
該寝袋S−1、S−2の温度などの調整をなし得ると共
に、該寝袋S−1、S−2の下面部11、21に対して
上面部10、20を側方に開き出してマット状として用
いることができる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】寝袋S−1の斜視図
【図2】寝袋S−1を展開した状態の平面図
【図3】寝袋S−1の使用状態を示す斜視図
【図4】寝袋S−1の使用状態を示す斜視図
【図5】寝袋S−1の使用状態を示す斜視図
【図6】寝袋S−1の使用状態を示す斜視図
【図7】寝袋S−1の使用状態を示す斜視図
【図8】寝袋S−1の使用状態を示す斜視図
【図9】寝袋S−2の斜視図
【図10】寝袋S−2を展開した状態を示す平面図
【図11】従来の寝袋の斜視図
【図12】従来の寝袋の使用状態を示す斜視図
【図13】従来の寝袋の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
S−1 寝袋 10 上面部 11 下面部 12 開口部 1a 一方端 1b 一方側縁 1c 他方端 15 スライドファスナー 16 区分縁 17 スライドファスナー S−2 寝袋 20 上面部 21 下面部 22 開口部 2a 一方端 2c 他方端 24 噛み合せ縁 25 スライドファスナー 26 スライドファスナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端に出入り用の開口部を備える封筒
    型寝袋であって、 この寝袋が、長手方向にある一方側縁部とこれに続く該
    開口部に対向する他方端部とに、この寝袋を構成する上
    面部と下面部とを閉じ合わせる雌雄をなす一対のスライ
    ドファスナーを備えていると共に、 該寝袋の上面部が、前記開口部の略中央から該開口部に
    対向する他方端側に向けられた区分縁によって区分され
    ており、 この区分された縁部に雌雄をなす一対のスライドファス
    ナーを備えていることを特徴とする寝袋。
  2. 【請求項2】 雌雄をなす一対のスライドファスナーに
    よって構成される噛み合わせ縁が、略中央に位置するよ
    うに構成される封筒状寝袋であって、 該寝袋は一方端に出入り用の開口部を備えると共に、該
    開口部に対向する他方端縁に、該寝袋の両側から前記噛
    み合わせ縁側に向けて、該寝袋の上面部と下面部とを閉
    じ合わせる雌雄をなす一対のスライドファスナーが設け
    られていることを特徴とする寝袋。
JP27615195A 1995-10-02 1995-10-02 寝 袋 Pending JPH0994148A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100983790B1 (ko) * 2008-04-24 2010-09-30 임찬희 개량형 다목적 침낭
JP4848279B2 (ja) * 2003-05-30 2011-12-28 ザ・コールマン・カンパニー・インコーポレイテッド 留め具を備える寝袋
JP2016016136A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社 とわ 寝袋
KR200486066Y1 (ko) * 2016-12-21 2018-03-29 주식회사 창민테크론 침낭

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KR100983790B1 (ko) * 2008-04-24 2010-09-30 임찬희 개량형 다목적 침낭
JP2016016136A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社 とわ 寝袋
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